キャラクター(2021年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キャラクター』とは、2021年公開の日本映画である。監督は永井聡、脚本・制作は長崎尚志や村瀬健らが担当した。売れない漫画家の山城圭吾は偶然一家殺害事件の第一発見者となり、そこで目撃した犯人・両角や現場からインスパイアされた漫画『34』を発表し大ヒットさせる。しかし次第に両角が『34』に干渉し始めたことから、山城は一連の事件に決着をつけることを決める。この物語は、平凡な男である山城と悲しい過去を背負った両角が出会ったことで起きる、急激な化学反応を描いたサスペンススリラー作品である。
『キャラクター(2021年の映画)』の概要
『キャラクター』とは、2021年6月11日公開の日本映画である。監督は永井聡が務め、脚本・制作は元漫画編集者の長崎尚志やドラマ・映画のヒットプロデューサーである村瀬健らが担当した。主演は菅田将暉で、その脇を演技初経験でバンドSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseや小栗旬、高畑充希といった豪華俳優陣が固める。PG12指定作品で、最終的な興行収入は約16億円となっている。
映画『キャラクター』は、『20世紀少年』などで有名な漫画家・浦沢直樹の共同原作者だった長崎尚志と、ドラマ『14才の母 ~愛するために 生まれてきた~』などのプロデューサーだった村瀬健らが10年以上かけて構想を練った完全オリジナル作品である。配役を含め長年企画が頓挫していたが、村瀬が映画『帝一の國』でタッグを組んだ菅田に魅了されて再度映画化への計画を進めた。2021年5月7日には、映画公開に先駆けて長崎自ら執筆したノベライズ版が発売されている。また、いわや晃作画のコミカライズ版も小学館の『ビッグコミックス』で連載され、同年5月28日に単行本が発売された。
本作への世間の評価としては、「Fukaseの演技がうますぎる」「配役した人凄すぎ」などといった、配役の妙と出演陣へ高評価が目立った。また、作中で不気味な存在感を持つ「辺見」役にジブリ映画常連の松田洋治を起用したことにも驚きの声が上がっている。
アシスタントで食つなぐ売れない漫画家の山城圭吾(やましろけいご)は、ひょんなことから一家殺害事件の犯行現場に出くわし、その犯人・両角(もろずみ)に遭遇する。その時の体験からインスピレーションを受けた山城は、漫画『34』を発表し大ヒットさせる。しかし両角が次第に『34』のストーリーや自分の周辺に干渉し始めたため、山城は危険を感じ一連の事件に決着をつけることを決意する。
この物語は、うだつの上がらない男である山城と自分の存在意義を探し続ける悲しい男・両角の出会いで起こる化学反応を描いた、サスペンススリラー作品である。
『キャラクター(2021年の映画)』のあらすじ・ストーリー
挫折
明け方のアパートの一室で、一心不乱に漫画を描く男がいた。アシスタントをしながら漫画家を目指す、山城圭吾(やましろけいご)である。その漫画を描き上げた頃、隣の部屋では恋人の川瀬夏美(かわせなつみ)が起床したところで、山城はヒットメーカーだという編集者に漫画を持ち込むつもりだと話す。そんな山城に、夏美は「お父さんとお母さんにいい報告ができるといいね」とほほ笑む。
編集部に着き、アポイントを取っていた編集者の大村誠(おおむらまこと)に漫画を見せると「絵は抜群だ」と評価をもらうものの、山城の描く人物には「キャラクターがない。リアリティがない」と言われてしまう。夏美に結果を連絡すると「ほんとにやめちゃうの」と電話がかかってくる。山城は今回の漫画が採用されなければ漫画家を目指すことをやめ、夏美との結婚に向けて就職活動を始めると決めていたのだ。夏美は山城の夢を応援したそうだったが、それを振り切るように山城は電話を切る。
山城はアシスタントをしている漫画家の本庄勇人(ほんじょうはやと)に、今回の結果と退職する旨を伝える。残念そうな表情をする本庄だったが、陰で「あいつサスペンスもの目指してるのにリアルな悪人が描けないの。致命的だろ」と言っているのを山城は聞いてしまう。そして山城の最後の出勤日の夜、「誰か、誰が見ても幸せそうな一軒家スケッチしてきてくんない?」と言う本庄に山城は手を挙げる。
目撃
山城は自転車で住宅街をまわり、2階部分に電気がついている立派な家を見つける。山城がその家のスケッチを始めると、その気配を感じたのか玄関のドアが開く。誰も出てこなかったが、家の中からは大音量のクラシックが漏れ聞こえていた。すると隣のアパートの住人が窓を開けて「音楽うるさいんだけど!警察呼ぶよ!」と山城に怒鳴る。警察を呼ばれて本庄に迷惑がかかることを恐れた山城は「お隣から苦情がきてるんですけど…」と、恐る恐るその家に踏み入る。暗い中をリビングまで進むと、ダイニングテーブルに4人の男女が座っているのを発見する。しかしその4人はいずれも椅子に縛り付けられた上に血まみれで、すでにこと切れている様子だった。山城が驚いて腰を抜かしつつ庭に目を向けると、金髪の小柄な男が静かにこちらを振りむくのが見えたのだった。
山城の通報により駆けつけた警察は、この事件を「船越一家殺害事件」として現場検証を始めた。現場に入った神奈川県警の警部補の真壁孝太(まかべこうた)は、上司である奥村豊(おくむらゆたか)と凶器が鋭利な刃物であることを確認する。そして真壁は第一発見者の山城の取り調べに、部下の清田俊介(せいだしゅんすけ)を同席させると話す。暴走族上がりという噂のある清田を敬遠する奥村だったが、清田は人との距離を縮めるのが上手いから、と真壁が説得する。それを陰から聞いていた清田は「粉骨砕身頑張ります」と登場して奥村を辟易させるのだった。
取調室で清田が山城の取り調べをするが、犯人につながる目ぼしい情報は出てこない。なぜか山城は犯人の顔を見たことを言わなかったのだ。そして重要参考人とされていた山城のアリバイは本庄によって立証され、帰宅が許された。
山城は家に帰ると、心配する夏美への返答もそこそこに漫画の作業部屋にこもり、一心不乱に事件の様子を漫画に描き始めた。その後、警察は船越家の近くに住む元殺人犯の辺見敦(へんみあつし)を重要参考人として拘束する。辺見はあっさりと犯行を認めたが、取り調べでのらりくらりと返答する様子に、清田と真壁はどこか納得のいかない表情であった。
ある4人家族の車が、山道を宿に向かって走っていた。すると父親がその山道を歩く金髪の小柄な男を見つけ、気味悪がる母親を制止し「良かったら乗ってください」と声をかける。車に乗り込んだ男は父親とにこやかに会話をするが、唐突に「4人家族って幸せそうでいいですね。3人や5人じゃダメなんです」と言う。そして「あ、お父さん僕この辺で大丈夫です」と車を降りようとする。何もない道で男を降ろすことを父親は躊躇するが、母親は早く男を降ろしたいという雰囲気をにじませる。そんな母親に、男は「もしかしてお母さん、僕のこと気味悪がってます?」と声をかけるのだった。
数時間後、その4人家族の車が山道横に横転しているのが発見され、中には刺されて血まみれになった家族の死体が遺棄されているのが発見される。現場に駆け付けた清田は、真壁とともに車の天井の中に凶器の包丁が隠されているのを発見する。清田は自分が愛読する漫画『34(さんじゅうし)』にも、同様のシーンが描かれていることに気付く。この漫画を描いたのは山城だった。ある警察官が4人家族ばかりを狙う連続殺人犯「ダガー」を追うというもので、作品には船越一家をモデルにしたと思われる家族の事件も登場していた。また、辺見はすでに逮捕されているため、少なくとも山道の事件については無実ということになる。清田と真壁は詳しい話を聞くため、山城の自宅兼作業場に出向くことにした。
『34』が売れた山城はアパートから超高級マンションに妻となった夏美とともに移り住んでおり、夏美は山城との子供を妊娠していた。山城を尋ねた清田と真壁が犯人につながる手がかりがないか聞くも、山城は特に何も話さない。さらに漫画内の山道の事件で車の天井から見つかった包丁のオチがどうなるのか清田が尋ねるが、山城は「まだ決めてません」と答えるだけだった。清田たちが帰った後、山城は自分が描いたストーリーに沿って犯行が行われていることにおびえ、大村に連載打ち切りを持ち掛ける。しかし大村は「今売れてるじゃないですか、頑張りましょう」と取り合わなかった。
接触
その夜山城は、高架下にある行きつけの飲み屋を訪れていた。清田はそのあとをつけ、偶然を装って山城に話しかける。心の距離を近づけるように当たり障りのない会話をする清田に、山城は「本当にもう話すことはない」と突っぱねる。しかし清田は気にせず「殺人事件って終わりがないんですよ」と、遺族や遺された友人などの傷を少しだけでも癒すため、真実をつかみたいと山城に話すのだった。そして山城に清田個人の携帯電話の番号が書かれた名刺を渡し、去っていく。その直後、山道の事件で4人家族の車に乗った金髪の男が山城の背後から近づき、山城のファンだと握手をせがむ。「両角(もろずみ)」と名乗ったその男の顔を見た山城は、一瞬で「船越一家殺害事件」の犯人だと気付く。しかし両角は気にせず「僕のために芸術的な作品を描いていただいてありがとうございます」と言い、さらに「天井に隠した包丁、あれどうするか考えてなかったでしょ。いいストーリー思いついちゃったんです」と耳打ちする。
その後の捜査により、捜査本部では山道の事件で見つかった包丁が船越一家の事件にも使われた包丁だということがわかる。同時に雑誌に載った『34』でも、両角から助言を受けた山城が包丁の出どころについて同様のストーリーを展開させた。辺見は無実が確定し、釈放されることとなった。
山城と夏美は妊婦検診のため、病院に来ていた。診察が終わり地下の駐車場に向かうと、両角が二人を待ち伏せしており、気味悪がる山城をよそに「子供って幸せの象徴ですよね」と夏美の妊娠に気づいていることを示唆する。山城は逃げるようにその場をあとにし、夏美に「ごめん、俺『34』の連載やめる。あいつがダガーだよ」と告げ、家族を守るため清田に全てを話すことを決意する。
山城に呼び出された清田は、船越一家殺害事件で両角を目撃したことや、その事件をもとに漫画を書き始めたことなどを聞く。山城は清田にも『34』の連載をやめることを話すが、清田は「俺は好きだよ、『34』。必ず捕まえるから、新作のことでも考えてな」と励ます。結局『34』は連載休止という形になり、山城は週刊誌にその情報が掲載されたのを確認しに書店に向かった。するとまたもや両角がやってきて「なんで休載すんの。せめて最終回はやろうよ」と怒った様子で山城に詰め寄り、去っていった。
両角が再び接触してきたことを山城から聞いた清田は、書店の防犯カメラの映像をもとに両角に近づいていく。そしてついに、両角が「九條村(くじょうむら)」というコミュニティの出身だということを突き止める。九條村は新興宗教をもとに4人家族を幸せの一単位と考える場所で、過去にそこに住んでいた血のつながらない約20組の家族が無理心中を図り、子供たちが保護されるという事件があった。その時保護された子供たちは無国籍児で、そのうちの一人が両角だったのだ。清田は急いで真壁にそのことを報告するが、夜道で突然辺見にナイフでめった刺しにされ、殺害されてしまう。両角は、それを冷めた目で遠巻きに見つめるのだった。
清田の死を知った山城は事件の捜査を依頼した自分を責めるが、真壁は「清田はあんたの漫画がほんとに大好きだった。俺らはやるべきことをやる。あんたもやるべきことをやんなよ。清田はそれを望んでるんじゃないかなぁ」と励ます。その言葉を聞いた山城は、再び漫画の作業台に向かい始める。
逮捕
『34』が連載されていた雑誌の編集部は、山城が『34』の最終回を描くと決めたことで沸き立っていた。山城から提出された最終回には、山城をモデルにした漫画家の家族4人が殺されるシーンが描かれている。山城は自身をおとりに、両角をおびき出し決着をつけることにしたのだ。そして最終回が掲載された雑誌が発売された夜、山城は実家に戻り、父である山城健太(やましろけんた)と母の由紀(ゆき)、妹の綾(あや)とともにおとりになるべく待機していた。真壁をはじめとする警察官も、山城の実家に張り込んでいる。すると山城のスマートフォンに両角から電話が入り「先生んち、幸せな4人家族じゃないじゃん」と、健太と由紀の再婚や綾が連れ子であるといった山城が隠していたことを話した。さらに両角は健太たちのような偽物の家族のところには行かないと告げ、「幸せな4人家族を殺すってストーリーは守ろうよ。だから本物の方を選択したから」と、電話を切る。その言葉を聞いた山城は何かに気づき、急いで夏美に電話をかける。電話に出た夏美に「俺たちって4人家族か?」と問いかけると、夏美は「うん、よくわかったね。お腹の子ね、双子」と告げるのだった。
急いでタクシーで自宅に戻った山城だったが、マンションのエントランスで背後から両角に刺されてしまう。両角はケガを負った山城を引きずりながら部屋に入り、待っていた夏美を驚愕させる。すがりつく夏美に山城は「隙があったら逃げろ」と小声で言うが、それを聞いていた両角は夏美の脚を刺して動けなくする。憎んだような眼を向ける山城に、両角は「先生は好き勝手描いてさ、僕に感謝の一言もないんだ!」と激高する。両角は山城と楽しく共同で『34』を作り上げているつもりになっていたが、山城が勝手に休載や最終回の掲載を決めたことに憤りを感じていたのだ。それを見た山城は夏美を守り両角との決着をつけるため、掲載された最終回と同じように「最初に俺を殺すはずだ。ストーリーは守ってもらう」と両角をけしかける。そして挑発にのった両角は、山城をナイフで襲う。しかし服の中に防刃チョッキを着こんだ山城に抑え込まれ、さらに踏み込んできた真壁らに取り押さえられた。
時はたち、山城は両角に受けた傷を癒すため病院に入院していた。夏美は無事に双子を出産し、幸せそうな表情である。一方法廷で裁かれている両角は、ほとんど証言をせず事件の核心に迫る部分については黙秘を貫いていた。しかし、清田の殺害をなぜ自分がやらなかったかについては、清田の死が『34』のストーリーには無関係のことで「自分がやることではなかったから」と証言している。そのため『34』の事件で注目を浴びようとしていた辺見をけしかけ、実行させたのだった。事件後の警察の調べによると、両角は九條村に入る以前から身寄りもなく無国籍だったため、違法に戸籍を買い取って他人になりすまして生活していたという。そして何度目かの法廷で、両角は「あなたは誰として裁かれていると思っていますか」と裁判官に問いかけられる。それに両角は「逆に問います。僕は誰なんだ」と答えるのだった。
『キャラクター(2021年の映画)』の登場人物・キャラクター
主要人物
山城 圭吾(やましろ けいご/演:菅田 将暉)
有名漫画家のアシスタントをしながら、自らも漫画家として連載を持つことを夢見る青年。サスペンスものの作品を描くことを目指しているが、リアリティのある悪人を創作することができず苦悩する。しかしひょんなことから殺人現場に居合わせ、両角と出会ったことで漫画家としての才能が開花する。恋人の夏美とは山城の連載漫画『34』のヒット後に入籍し、二人で高級マンションに移り住んでいる。
両角(もろずみ/演:Fukase(SEKAI NO OWARI))
「船越一家殺害事件」をはじめとする、作中の一連の事件の真犯人。船越一家の事件を目撃した山城によって、『34』の殺人鬼「ダガー」のモデルにされる。事件の際に山城と出会ったことで彼を信奉しはじめ、『34』を共作しているかのようにストーリーになぞらえて犯行を重ねていく。子供の頃は「九條村」という場所で4人家族を幸せの一単位と考える新興宗教のもと生活をしており、「4人家族」に異常な執着をみせる。最終的に山城と真壁によって逮捕された。
山城の周辺人物
川瀬 夏美(かわせ なつみ/演:高畑 充希)
山城の恋人で、古いアパートで一緒に生活をしていた。山城が漫画家としてデビューし『34』を大ヒットさせてからは、入籍して高級マンションに移り住んでいる。山城が殺人現場に居合わせてから何かを思い悩んでいることに気づいていたが、山城から話してくれるのを待っている。また、山城との子を妊娠しており、物語終盤で無事に双子を出産する。
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『天気の子』とは、新海誠による日本のアニメーション映画。2019年7月19日に公開され、興行収入は140億円を突破し、日本映画史に残る大ヒットを収めた。 家出して東京にやってきた少年・森嶋帆高は、親元を離れて弟と2人暮らしをしている天野陽菜という少女と出会う。似たような身の上の若者同士で次第に親しくなっていく中、帆高は陽菜が「どんな大雨も晴れに変える」という不思議な力を持つことを知る。これを使って商売を始める帆高たちだったが、やがて陽菜の力に隠されていた大きな代償を突き付けられる。
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DESTINY 鎌倉ものがたり(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『DESTINY 鎌倉ものがたり』とは、2017年に公開された映画で、西岸良平の人気コミック『鎌倉ものがたり』を実写映画化したファンタジー作品である。監督は、日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した山崎貴。主演に堺雅人と高畑充希を迎え、ほかにも大物俳優が勢揃いしている。ストーリーは魔物や幽霊が一緒に生活するという鎌倉が舞台。夫婦の周りでは奇妙な出来事が起こり、自分たちの謎が解き明かされていく作品だ。夫婦の絆を感じることができる温かい映画作品である。
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陽だまりの彼女(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『陽だまりの彼女』とは、越谷オサムによる日本の恋愛小説を原作として2013年に映画化された恋愛映画である。交通広告代理店の営業マンである奥田浩介(おくだこうすけ)が中学時代の同級生の渡来真緒(わたらいまお)に再会することからはじまり、ふたりは恋愛し結婚する。幸せな毎日を過ごしていたふたりだが、真緒に異変が現れる。そして浩介は真緒の驚くべき秘密を知るのだ。恋愛ストーリーの中にファンタジー要素が加わり、可愛らしく心温まる映画となっている。
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過保護のカホコ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『過保護のカホコ』とは、2017年夏に日本テレビ系水曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は高畑充希。脚本は遊川和彦。主人公の根本加穂子は両親から超過保護に育てられた箱入り娘だったので自分で考えて行動するという概念がなかった。麦野初と奮闘しながらもカホコが毎回「こんなの初めて!」を経験する。気持ちを伝えることの大切さ、自分を愛してくれた家族の愛の大きさを学び、自分で切り開いていく力をつけて大切な人の遺言を守ろうと山積みの家族の問題を初と解決していく痛快ホームドラマである。
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄』とは、堀越耕平の人気漫画『僕のヒーローアカデミア』の劇場版作品第1弾。興行収入は約15億円を記録した。 オールマイトと共に、個性の研究やヒーローアイテムの発明などを行う学術研究都市「I・アイランド」を訪れた緑谷。オールマイトは友と再会し平和な時を過ごしていたが、謎のヴィラン達が襲い掛かり島を占拠した。人質を取られ島のシステムを奪われた状況から、緑谷や1年A組の仲間たちは島の人々を守るためヴィランと戦う。
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キセキ -あの日のソビト-(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キセキーあの日のソビトー』とは、大ヒット曲を数々生み出したGReeeeNの結成と「キセキ」という楽曲の誕生秘話を描いた映画である。 音楽に挫折した兄のジンは、歯科医師を目指す弟のヒデの音楽の才能に気づき、ヒデの音楽活動を支えることにした。 父親である誠一のような医者を目指していたヒデは、歯科大学の仲間と共に顔を出さない音楽グループGReeeeNを結成する。 そんな2人の主人公と音楽を認めない誠一との葛藤を実話を元にしたストーリー。
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引っ越し大名!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『引っ越し大名!』とは、土橋章宏原作小説の『引っ越し大名三千里』をもとにした、2019年に公開された時代劇映画である。監督は犬童一心。姫路藩の書庫番・片桐春之介は、藩の国替えに伴い「引っ越し奉行」に任命されてしまう。しかし春之介には国替えの経験が全く、幼馴染の鷹村源右衛門や前引っ越し奉行の娘・於蘭の力を借りて引っ越しの成功へ向けて奔走する。この作品は、引っ込み思案な春之介が国替えという一大事に直面し、成長していく姿がコメディ調に描かれている。
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最高の教師 1年後、私は生徒に■された(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』とは、2023年に日本テレビで放送されたテレビドラマである。高校教師が、卒業式直後に担任生徒の誰かに突き落とされ1年前にさかのぼり、運命を変えるため生徒たちが抱える問題を解決していく物語。見る人が「あの時言ってほしかった」と感じる言葉が多くあり、当時の悩みが解消されるような気持になれるところが魅力だ。主演の松岡茉優が教師を演じ、芦田愛菜など注目の若手俳優が生徒役を務めた。ギャラクシー賞2023年9月度月間賞など多くの受賞歴をもつ2023年の話題作。
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トドメの接吻(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『トドメの接物』とは、日本テレビ系で2018年に放送されたテレビドラマ。主人公の堂本旺太郎が、謎の女とキスをする度にタイムリープをする現代ファンタジーである。主演は山崎賢人、共演は門脇麦や新田真剣佑、新木優子、菅田将暉など、人気俳優が名を連ねた。タイムリープのためだけだったキスが、愛のあるものに変化していくところが見どころである。
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花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜(2007年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』とは、2007年7月から放送されたフジテレビのドラマである。中条比紗也の漫画作品『花ざかりの君たちへ』が原作。主演は堀北真希である。帰国子女の芦屋瑞稀は、中学時代に高跳びの選手である佐野泉のファンになるが、彼はある事件をきっかけに跳ぶことをやめていた。瑞稀は佐野をもう1度跳ばせるために男子に成りすまし、彼の通う全寮制男子校への編入を決意する。主人公とイケメンたちの甘酸っぱい青春物語が見どころ。本作は最高視聴率21%を記録し、大ヒットした。
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どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である
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Woman(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Woman』とは、2013年7月から日本テレビで放送された社会派ドラマ。脚本は坂本裕二。主演は満島ひかりで、田中裕子や小栗旬などが出演する。夫を不慮の事故で亡くした青柳小春は、2人の子供を1人で育てることとなる。生活は困窮し、様々な困難に見舞われるも、周囲に支えられながら我が子のために強く生きていく女性の物語。親子愛や現代社会で起こる問題などが描かれており、若者たちへ送る応援歌をテーマとしている。本作は平均視聴率13.6%を獲得し、ドラマの内容や役者の演技が評価され、様々な賞を受賞した。
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目次 - Contents
- 『キャラクター(2021年の映画)』の概要
- 『キャラクター(2021年の映画)』のあらすじ・ストーリー
- 挫折
- 目撃
- 接触
- 逮捕
- 『キャラクター(2021年の映画)』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 山城 圭吾(やましろ けいご/演:菅田 将暉)
- 両角(もろずみ/演:Fukase(SEKAI NO OWARI))
- 山城の周辺人物
- 川瀬 夏美(かわせ なつみ/演:高畑 充希)
- 大村 誠(おおむら まこと/演:中尾 明慶)
- 警察関係者
- 清田 俊介(せいだ しゅんすけ/演:小栗 旬)
- 真壁 孝太(まかべ こうた/演:中村 獅童)
- 浅野 文康(あさの ふみやす/演:テイ 龍進)
- 奥村 豊(おくむら ゆたか/演:小木 茂光)
- 両角の周辺人物
- 辺見 敦(へんみ あつし/演:松田 洋治)
- 山城の家族
- 山城 健太(やましろ けんた/演:橋爪 淳)
- 山城 由紀(やましろ ゆき/演:小島 聖)
- 山城 綾(やましろ あや/演:見上 愛)
- その他の人物
- 本庄 勇人(ほんじょう はやと/演:宮崎 吐夢)
- 加藤 一郎(かとう いちろう/演:岡部 たかし)
- 『キャラクター(2021年の映画)』の用語
- 漫画に関する用語
- アシスタント
- 『34』
- 事件に関する用語
- 現場検証
- 重要参考人
- 遺棄
- 九條村
- 無理心中
- 無国籍児
- その他の用語
- 粉骨砕身
- 自己愛性パーソナリティ障害
- 『キャラクター(2021年の映画)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 山城健吾と両角の初めての邂逅
- 清田俊介「俺は好きだよ、『34』」
- 山城健吾「ストーリーは守ってもらう」
- 『キャラクター(2021年の映画)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- それぞれのキャラクターが活きた配役とその演技
- Fukaseにしか演じられない「両角」
- リアルさ&作品の世界観を追求したこだわり
- 『キャラクター(2021年の映画)』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)× Rin音 Prod by Yaffle「Character」