キャラクター(2021年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キャラクター』とは、2021年公開の日本映画である。監督は永井聡、脚本・制作は長崎尚志や村瀬健らが担当した。売れない漫画家の山城圭吾は偶然一家殺害事件の第一発見者となり、そこで目撃した犯人・両角や現場からインスパイアされた漫画『34』を発表し大ヒットさせる。しかし次第に両角が『34』に干渉し始めたことから、山城は一連の事件に決着をつけることを決める。この物語は、平凡な男である山城と悲しい過去を背負った両角が出会ったことで起きる、急激な化学反応を描いたサスペンススリラー作品である。
大村 誠(おおむら まこと/演:中尾 明慶)
山城が自身の漫画を持ち込んだ、漫画雑誌編集者。漫画家の間でヒットメーカーとして知られる。デビュー前の山城に対して「登場人物にリアリティがない」と酷評するも、画力については絶賛している。『34』の連載を開始した山城の担当編集者となっており、事件の進行に伴って執筆を渋る山城を叱咤激励しながら支えている。
警察関係者
清田 俊介(せいだ しゅんすけ/演:小栗 旬)
神奈川県警察本部捜査第一課巡査部長。両角が起こした「船越一家殺害事件」など一連の事件の捜査にあたる。『34』連載当初からの愛読者。実際の事件と『34』がリンクしていることにいち早く気づくが、事件の真相に近づく清田を邪魔だと判断した両角と辺見によって殺害されてしまう。人との距離を詰めるのがうまく、上司の真壁からも取り調べのうまさには定評がある。元暴走族で、警察に入庁する前は真壁に何かと世話になっていた。
真壁 孝太(まかべ こうた/演:中村 獅童)
神奈川県警察本部捜査第一課警部補。清田の上司で、ともに両角が起こした「船越一家殺害事件」など一連の事件の捜査にあたる。実際の事件と『34』のストーリーがリンクしていると言う清田に半信半疑だったが、清田が両角と辺見に殺害されたことでその意志を継いで捜査を続ける。『34』の最終回で両角をおびき寄せるという山城に協力し、最終的に両角の逮捕に成功する。清田が暴走族にいた頃を知っており、世話をやいて警察に引き入れた。
浅野 文康(あさの ふみやす/演:テイ 龍進)
神奈川県警察本部捜査第一課巡査部長で、真壁と清田の同僚。
奥村 豊(おくむら ゆたか/演:小木 茂光)
神奈川県警察本部捜査第一課警部で、真壁と清田の上司にあたる。清田が元暴走族であることを理由に、捜査に深入りするのを良く思っていない。
両角の周辺人物
辺見 敦(へんみ あつし/演:松田 洋治)
船越一家の自宅近くに住む男。「船越一家殺害事件」より以前に殺人歴があったため、この事件の際に捜査線上に名前があがることとなった。異様な承認欲求があり、自らを「船越一家殺害事件」の犯人だと虚偽の証言をする。捜査の結果無実がわかり釈放されるが、両角を信奉し清田の殺害に手を貸す。
山城の家族
山城 健太(やましろ けんた/演:橋爪 淳)
山城の父。由紀とは再婚で、その連れ子の綾の父親となる。山城と仲が悪いわけではないが、どこか一定の距離をもって接している。『34』の最終回を利用して両角をおびき寄せる作戦に協力する。
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目次 - Contents
- 『キャラクター(2021年の映画)』の概要
- 『キャラクター(2021年の映画)』のあらすじ・ストーリー
- 挫折
- 目撃
- 接触
- 逮捕
- 『キャラクター(2021年の映画)』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 山城 圭吾(やましろ けいご/演:菅田 将暉)
- 両角(もろずみ/演:Fukase(SEKAI NO OWARI))
- 山城の周辺人物
- 川瀬 夏美(かわせ なつみ/演:高畑 充希)
- 大村 誠(おおむら まこと/演:中尾 明慶)
- 警察関係者
- 清田 俊介(せいだ しゅんすけ/演:小栗 旬)
- 真壁 孝太(まかべ こうた/演:中村 獅童)
- 浅野 文康(あさの ふみやす/演:テイ 龍進)
- 奥村 豊(おくむら ゆたか/演:小木 茂光)
- 両角の周辺人物
- 辺見 敦(へんみ あつし/演:松田 洋治)
- 山城の家族
- 山城 健太(やましろ けんた/演:橋爪 淳)
- 山城 由紀(やましろ ゆき/演:小島 聖)
- 山城 綾(やましろ あや/演:見上 愛)
- その他の人物
- 本庄 勇人(ほんじょう はやと/演:宮崎 吐夢)
- 加藤 一郎(かとう いちろう/演:岡部 たかし)
- 『キャラクター(2021年の映画)』の用語
- 漫画に関する用語
- アシスタント
- 『34』
- 事件に関する用語
- 現場検証
- 重要参考人
- 遺棄
- 九條村
- 無理心中
- 無国籍児
- その他の用語
- 粉骨砕身
- 自己愛性パーソナリティ障害
- 『キャラクター(2021年の映画)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 山城健吾と両角の初めての邂逅
- 清田俊介「俺は好きだよ、『34』」
- 山城健吾「ストーリーは守ってもらう」
- 『キャラクター(2021年の映画)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- それぞれのキャラクターが活きた配役とその演技
- Fukaseにしか演じられない「両角」
- リアルさ&作品の世界観を追求したこだわり
- 『キャラクター(2021年の映画)』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)× Rin音 Prod by Yaffle「Character」