キャラクター（2021年の映画）のネタバレ解説・考察まとめ
『キャラクター』とは、2021年公開の日本映画である。監督は永井聡、脚本・制作は長崎尚志や村瀬健らが担当した。売れない漫画家の山城圭吾は偶然一家殺害事件の第一発見者となり、そこで目撃した犯人・両角や現場からインスパイアされた漫画『34』を発表し大ヒットさせる。しかし次第に両角が『34』に干渉し始めたことから、山城は一連の事件に決着をつけることを決める。この物語は、平凡な男である山城と悲しい過去を背負った両角が出会ったことで起きる、急激な化学反応を描いたサスペンススリラー作品である。
山城 由紀（やましろ ゆき／演：小島 聖）
山城健太の再婚相手で、山城の義理の母親となる。綾の実の母親。山城と仲が悪いわけではないが、どこか一定の距離をもって接している。『34』の最終回を利用して両角をおびき寄せる作戦に協力する。
山城 綾（やましろ あや／演：見上 愛）
山城由紀の連れ子。山城健太の義理の娘、山城の義理の兄妹となる。山城と仲が悪いわけではないが、どこか一定の距離をもって接している。夏美との仲は良好で、互いに連絡を取り合う仲。『34』の最終回を利用して両角をおびき寄せる作戦に協力する。
その他の人物
本庄 勇人（ほんじょう はやと／演：宮崎 吐夢）
山城がアシスタントをしていた漫画家。『オカルトハウザー』という人気漫画を連載し、山城の他にも4人程度アシスタントを雇っている。背景にもリアリティを持たせることにこだわっており、山城に「誰が見ても幸せそうな一軒家」をスケッチしてくるように言いつけた。山城の画才は評価しているが、陰では登場人物やキャラクターにリアルさがないことを酷評している。
加藤 一郎（かとう いちろう／演：岡部 たかし）
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画像中央が加藤
山城が『34』を連載する漫画雑誌の編集長で、大村の上司にあたる。『34』の人気が高いことを喜んでおり、山城が休載を申し出た時は考え直すよう諭した。
『キャラクター（2021年の映画）』の用語
漫画に関する用語
アシスタント
本庄のアシスタントとしてスケッチにやってきた山城
漫画家が作品を制作するときに、背景や効果線などを担当する人のこと。一人ないし二人程度の漫画家に雇われ、アシスタント自らも漫画家になることを志望していることが多い。具体的な作業内容としては、ペン入れ、ベタ塗り、トーン貼りなどで、緻密な作画の漫画になればなるほどアシスタントの力量がその漫画の出来を左右する。つく漫画家によっては、これらの作業以外にも登場人物・キャラクターの下書き、アイデア出しなどを担当することもある。作中では主人公の山城健吾が漫画家の本庄勇人のアシスタントをしており、そのことで一連の事件に巻き込まれていく。
『34』
漫画『34』の紙面
主人公の山城が「船越一家殺害事件」を目撃したことにより描き始められた、連載漫画。実際に事件に遭遇したことでリアリティのあるキャラクターを描くことが出来るようになった山城は、この漫画で一躍有名漫画家の仲間入りを果たした。漫画は「船越一家殺害事件」をモデルにしたストーリーから始まり、その後は両角が『34』の事件を模倣していくことで本作のストーリーが進行する。
事件に関する用語
現場検証
現場検証をする清田
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目次 - Contents
- 『キャラクター（2021年の映画）』の概要
- 『キャラクター（2021年の映画）』のあらすじ・ストーリー
- 挫折
- 目撃
- 接触
- 逮捕
- 『キャラクター（2021年の映画）』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 山城 圭吾（やましろ けいご／演：菅田 将暉）
- 両角（もろずみ／演：Fukase（SEKAI NO OWARI））
- 山城の周辺人物
- 川瀬 夏美（かわせ なつみ／演：高畑 充希）
- 大村 誠（おおむら まこと／演：中尾 明慶）
- 警察関係者
- 清田 俊介（せいだ しゅんすけ／演：小栗 旬）
- 真壁 孝太（まかべ こうた／演：中村 獅童）
- 浅野 文康（あさの ふみやす／演：テイ 龍進）
- 奥村 豊（おくむら ゆたか／演：小木 茂光）
- 両角の周辺人物
- 辺見 敦（へんみ あつし／演：松田 洋治）
- 山城の家族
- 山城 健太（やましろ けんた／演：橋爪 淳）
- 山城 由紀（やましろ ゆき／演：小島 聖）
- 山城 綾（やましろ あや／演：見上 愛）
- その他の人物
- 本庄 勇人（ほんじょう はやと／演：宮崎 吐夢）
- 加藤 一郎（かとう いちろう／演：岡部 たかし）
- 『キャラクター（2021年の映画）』の用語
- 漫画に関する用語
- アシスタント
- 『34』
- 事件に関する用語
- 現場検証
- 重要参考人
- 遺棄
- 九條村
- 無理心中
- 無国籍児
- その他の用語
- 粉骨砕身
- 自己愛性パーソナリティ障害
- 『キャラクター（2021年の映画）』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 山城健吾と両角の初めての邂逅
- 清田俊介「俺は好きだよ、『34』」
- 山城健吾「ストーリーは守ってもらう」
- 『キャラクター（2021年の映画）』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- それぞれのキャラクターが活きた配役とその演技
- Fukaseにしか演じられない「両角」
- リアルさ＆作品の世界観を追求したこだわり
- 『キャラクター（2021年の映画）』の主題歌・挿入歌
- 主題歌：ACAね（ずっと真夜中でいいのに。）× Rin音 Prod by Yaffle「Character」