天気の子(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『天気の子』とは、新海誠による日本のアニメーション映画。2019年7月19日に公開され、興行収入は140億円を突破し、日本映画史に残る大ヒットを収めた。
家出して東京にやってきた少年・森嶋帆高は、親元を離れて弟と2人暮らしをしている天野陽菜という少女と出会う。似たような身の上の若者同士で次第に親しくなっていく中、帆高は陽菜が「どんな大雨も晴れに変える」という不思議な力を持つことを知る。これを使って商売を始める帆高たちだったが、やがて陽菜の力に隠されていた大きな代償を突き付けられる。

『天気の子』の概要

『天気の子』とは、新海誠によって作られた日本のアニメーション映画である。前作の『君の名は。』から三年ぶりの新作となる、新海誠監督の7作品目となるアニメーション映画。『君の名は』の他にも代表作として、『言の葉の庭』や『秒速五センチメートル』などがある。前作同様、音楽全般は『RADWIMPS』が担当している。特に、主題歌である『愛にできることはまだあるかい』は、YouTube上での総再生回数が7000万回を超え、紅白歌合戦でも披露されることとなった。

離島から家出した少年・森嶋帆高(もりやま ほだか)と、祈ることで天候を晴れに変えられる力を持つ少女・天野陽菜(あまの ひな)が、運命的に東京で出会い、自らの生き方を選択し、成長する物語。
映画では、現実の東京を忠実に再現しており、新海誠監督特有の、繊細かつ美麗な作画が視聴者から評価を得ている。ラストシーンの雨が降り続ける東京は、美しく忠実に描かれているがゆえにそこで発生した破壊のすさまじさを圧倒的な説得力で表現すると共に、天変地異すら受け入れて前向きに生き続ける人々のしなやかな強さをも描き、視聴者に大きな衝撃を与えた。ゲスト声優として、森七菜や小栗旬、本田翼なども出演している。

『天気の子』のあらすじ・ストーリー

100%の晴れ女

離島から家出して東京にやってきた少年、森嶋帆高。しかしアルバイトが見つからず、ネットカフェ難民として糊口を凌ぐ日々を送っていた。節約生活を送る帆高をたまたま見かけたファーストフード店でアルバイトをしていた少女・天野陽菜は、店には内緒で彼にハンバーガーを渡す。そんな陽菜の優しさに感激し、惹かれていく帆高は、ある日偶然ゴミ箱から拳銃を拾う。所持金ばかり減っていく状況に耐えかねた帆高は、フェリー「さるびあ丸」で命を救ってもらった須賀圭介(すが けいすけ)のもとでライターとして雇ってもらうことなった。そして、圭介の姪である夏美(なつみ)とともに零細編集プロダクションに住み込み、食事つきで働くこととなった。
この頃、関東地方では異常気象の影響で長期間に渡り雨ばかりが降っていた。帆高と夏美は、雨ばかり降る異常気象の原因を特定しようと取材を開始する。様々な人物に話を聞いていく中、2人は“100%晴天を呼ぶ”という「晴れ女」の都市伝説を耳にする。

日本には、古来から“祈るだけで晴天をもたらす”「天気の巫女」と呼ばれる存在の伝承があるという。しかしこの力には代償があり、巫女は最後には人柱として天に捧げられるのが定めであるらしい。噂の「晴れ女」が本当にいるとしたら、あるいは「天気の巫女」に近い存在なのかもしれない。オカルトマニアなら食いつきそうな話題ではあったが、そういったものに興味のない帆高は「こんなこと誰が信じるんだ」と呆れながら記事にまとめていく。
少しずつ東京に居場所を築いていく帆高は、ある時怪しい黒服の男に追われる陽菜の姿を目撃する。衝動的に陽菜を助けようとした帆高は、その中で拳銃を発砲。弾は当たりはしなかったものの、大きな騒ぎを起こして陽菜ともども逃げ回ることとなる。また、陽菜が「連れ去られそうになっていた」というのも、風俗のスカウトと揉めていただけで帆高の誤解だったということが明らかになる。落ちこんでいる帆高を励まそうと、陽菜は雨が降る空に向けお祈りを始める。次の瞬間、黒い雲一色だった空から太陽の光が差し、瞬く間に天気は快晴になった。陽菜こそが、都市伝説で語られていた「晴れ女」だったのだ。

「晴れ女」サービス

陽菜は両親を失い、都会の片隅で弟の凪(なぎ)と2人で生活していた。経済的に困っている陽菜たちの生活をみた帆高は、「晴れ女」を利用した商売を行わないかと提案する。陽菜がこれを承諾したことから、帆高は「晴れ女」サービスを提供するウェブサイトを作成。多くの依頼をこなしていく。
「晴れ女」サービスは次第に脚光を浴びるようになり、順調に仕事を増やしていく。しかし神宮外苑花火大会を晴れにする依頼をこなす際、陽菜が実際に天気を変える姿がテレビに映ってしまい、「本物だ」と信じた人々からの依頼が殺到。片や家出少年、片や保護者無しで生活している姉弟という世間に注目されたくない事情を抱える帆高たちは、「こんなに多くの依頼は捌けないし、これ以上目立つのも得策ではない」として「晴れ女」サービスを休業することにした。

そんな中、帆高を探しに陽菜と圭介の下に警察が訪ねてくる。実は、帆高の両親が捜索届を出していたことと、陽菜を救出する際の発砲の件が重なり、警察がずっと帆高を探し続けていたのだ。親権の裁判を抱えていた圭介は、警察に関わって裁判が不利になることを避けたいとの思いから、帆高に退職金を押し付けて「親元に帰れ」と一方的に告げる。
さらに子供だけの暮らしを続けていた天野家への児童相談所の介入が重なり、帆高たちはそれぞれの居場所を失うこととなる。離れ離れになることを恐れた3人は、これまでの生活を守るため、行くあても無い逃避行を開始する。一緒に過ごし、笑い、力を合わせて生きていく内に、彼らにとって互いの存在はもはや家族も同然の"絶対に失いたくない大切なもの”となっていた。

逃避行中にも異常気象は容赦なく荒れ狂い、ついには夏にも関わらず雪が降り始める。天候が悪化して様々な警報が出される中、子供だけで歩いていた帆高たちは怪しまれ、警察に声をかけられてしまう。捕まることを恐れた帆高はなんとか陽菜たちを先に逃がすも、自身は逃げ遅れる。陽菜が帆高を助けようと空に祈った瞬間、近くの車に雷が落ちる。
落雷の混乱に乗じて難を逃れた3人は、近くのラブホテルに泊まることにする。一方で、陽菜は能力の代償としてなのか、体が透明になり始め、消えかけてしまう。そして「天気の巫女が人柱として犠牲になる」という伝承のとおり、夜が明ける前に陽菜は消失する。陽菜が人柱として天に捧げられること、それこそが「天気の巫女」として選ばれた彼女の運命で、同時に東京を襲う異常気象を終息させる唯一の方法だったのだ。

陽菜の覚悟と帆高の選択

翌朝、残された帆高と凪はホテルに踏み込んできた警察によって捕まってしまう。しかし、2人は機転を利かして脱出に成功。夏美の力を借りながら、帆高はそこにいけば陽菜を救う手掛かりが得られると信じて、彼女が「天気の巫女」としての能力を得た代々木の廃ビルを目指す。圭介と凪に助けられつつ、警察の包囲網を突破し、廃ビルの屋上にある鳥居をくぐる帆高。すると彼は重力から解放されて天高く舞い上がり、積乱雲の中で陽菜を見つける。
「異常気象を終わらせるには自分が人柱になるしかない」と言い張る陽菜を説得し、帆高は彼女の救出に成功する。それは異常気象が続くことを意味していたが、帆高はそうと理解した上で陽菜と共にいることを選んだ。大切な人を犠牲にして得られる平穏など、彼には到底受け入れられなかった。「愛する者と共に居たい」と願う2人の想いの強さに、気象の神までもが陽菜を人柱として手元に置くことを諦め、帆高たちは地上へと帰還する。

それから、二年半が経った東京。雨は降り続け、海抜の低い地域は水没し、かつての東京の面影はそこにはなかった。高校を卒業して久々に東京を訪れた帆高は、変わり果てた街並みを前に「自分たちのせいだ」と打ちひしがれる。しかし「晴れ女」サービスで知り合った人々は「昔海だったところが元に戻っただけだ」と現状を受け入れて新たな生活をスタートしており、帆高が陽菜を救ったのは決して間違いではないと言って彼を励ます。
圭介や夏美など、懐かしい人々との邂逅を経て、帆高は陽菜と再会する。そのために東京までやってきたのである。かつて東京を救うために己を犠牲にしようとした少女と、東京を代償にしてでも彼女を取り戻そうとした少年は、再び出会えた喜びを噛み締め、幸せな笑みを浮かべるのだった。

『天気の子』の登場人物・キャラクター

主要人物

森嶋帆高(もりしま ほだか)

CV:醍醐虎汰朗
本作の主人公。高校1年生。
離島の息苦しさに嫌気がさし、東京に家出をしてきた。家出中は、アルバイトに就けずにネットカフェで寝泊まりしていた。そんな生活の中、唯一陽菜だけが帆高に対して暖かく接してくれたことから、陽菜にだんだん魅かれていく。陽菜を助ける点に、衝動的に拾った拳銃を発砲してしまう。そのせいで後に、警察から追われてしまう。
須賀圭介にライターとして雇ってもらい、衣食住を確保し、順風満帆な生活を送っていたが、家族からの捜索願と拳銃を発砲したことから、警察に追われてしまう。

前向きでバイタリティに溢れる一方、かなり行き当たりばったりな性格。無計画で東京まで家出したため、アルバイトを見つけるためにヤフー知恵袋などに頼っていた。また、自身と同齢の家出少年が主人公の小説『キャッチャー・イン・ザ・ライ(村上春樹訳)』を持ち歩いており、蒸らし中のカップヌードルの重しに使用していた。なお、カップヌードルは3分待たずに2分で食べる習慣がある。外出時は常に黄色のサコッシュを持ち歩いており、拾った拳銃もこの中に入れて持ち歩いていた。

天野陽菜(あまの ひな)

CV:森七菜
本作のヒロイン。帆高には「次の誕生日で18歳」と説明していたが、実際は14歳。
歌舞伎町のマックで年齢を詐称してアルバイトしていた。アルバイト中に水ばかり飲む帆高を心配して、ハンバーガーをご馳走してあげたことで知り合うこととなる。代々木の廃ビルの屋上にある鳥居をくぐったことで「天気の巫女」に選ばれ、祈るだけで一時的な快晴を呼ぶ力を手に入れる。世間ではこれを「100%の晴れ女」として都市伝説的に扱っていた。しかし、その代償として体が徐々に透けはじめ、最終的には消えてしまう。その後、帆高によって積乱雲の中から救出される。

髪型は二つ結び。一年前に、母が病で他界したため弟の凪と二人で暮らしている。白のパーカーとホットパンツを愛用しており、母の形見であるブレスレットとチョーカーを常に身につけている。また、スナック菓子などを使い、器用に料理する描写も描かれている。帆高には、年齢詐称していたため「陽菜さん」と呼ばれている。年齢を詐称していたことが発覚した後も、帆高からは変わらず「陽菜さん」と呼ばれている。

天野凪(あまの なぎ)

CV:吉柳咲良
陽菜の弟。小学5年生。出会った当初は、姉である陽菜と帆高が親し気に話す姿を見て警戒し、「唯一の肉親である姉に急に近づいてきた男」だと帆高に対して露骨に刺々しい態度をとってた。しかし、次第に打ち解けるようになり、「晴れ女」サービスの成功をきっかけに一気に仲良くなった。また、「晴れ女」サービスを行う際には、帆高が作成したてるてる坊主の着ぐるみを愛用している。
恋愛経験が豊富で、何人もの同年代の女の子を口説いている。また、その影響で小学生らしからぬ発言をする。帆高からは、恋愛指導をしてもらった経験から「先輩」と呼ばれている。

株式会社K&Aプランニング関係者

須賀圭介(すが けいすけ)

YAMAKUZIRA
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@YAMAKUZIRA

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すずめといす(すずめの戸締まりスピンオフ絵本)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『すずめといす』とは、マクドナルドのハッピーセットのおまけとして期間限定で配布された、『すずめの戸締まり』を題材とする絵本。『すずめの戸締まり』の前日譚を描いている。 母子家庭で育つ少女すずめは、仕事や勉強で忙しいあまりに机に突っ伏して寝てしまった母のためにごちそうを作ってあげようと思い立つ。1人で料理を作れるだろうかとすずめが不安に思ったところで、母お手製の“すずめのいす”が動き出し、自分も手伝うと言い出す。

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君の花になる(きみ花)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

君の花になる(きみ花)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『君の花になる』(きみ花)とは、売れない男性アイドルグループと、彼らの寮母となった主人公の奮闘を描くドラマである。主人公である元高校教師で挫折した経験のある寮母と、「デビューしたい」という夢を追い求めて生きる男性グループ(8LOOM)が、今の現状で満足していいのか、諦めるのかを悩みながらも夢を叶えようと奮闘していく。主人公が挫折した事のある経験から8LOOMへ後悔のないように今を精一杯生きて欲しいと願い、夢を叶えきる事や自分と向き合うことの大切さが描かれている。最終回の視聴率は5.4%である。

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真夏のシンデレラ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

真夏のシンデレラ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『真夏のシンデレラ』とは真夏の海が舞台の男女8人の恋愛模様を描いたラブストーリードラマで、2023年7月から放送された。主人公は蒼井夏海。家計が苦しいので、自分の時間を犠牲にして働いている女の子だ。真逆の環境でお金持ちの家に生まれた水島健人との恋の行方も目が離せない。異なる環境で育った8人が目には見えない格差を感じながら、自分が置かれている環境で奮闘していく。人の温もりやトキメキを感じ胸を焦がす展開に注目。

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過保護のカホコ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

過保護のカホコ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『過保護のカホコ』とは、2017年夏に日本テレビ系水曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は高畑充希。脚本は遊川和彦。主人公の根本加穂子は両親から超過保護に育てられた箱入り娘だったので自分で考えて行動するという概念がなかった。麦野初と奮闘しながらもカホコが毎回「こんなの初めて!」を経験する。気持ちを伝えることの大切さ、自分を愛してくれた家族の愛の大きさを学び、自分で切り開いていく力をつけて大切な人の遺言を守ろうと山積みの家族の問題を初と解決していく痛快ホームドラマである。

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どうする家康(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

どうする家康(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

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地味にスゴイ!校閲ガール(地味スゴ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

地味にスゴイ!校閲ガール(地味スゴ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『地味にスゴイ!校閲ガール』とは宮木あや子の小説『校閲ガール』を基にした、2016年10月から12月まで日本テレビ系列にて放送されていたテレビドラマである。憧れのファッション誌の編集者を夢見る主人公・河野悦子。校閲の仕事に不満を漏らしながらも、仕事を通して校閲者として成長していく。スーパーポジティブな性格の悦子が仕事をしながら周りを巻き込み、共に切磋琢磨していくストーリー。ファッションや出版について深く掘り下げられており、大きな若い女性の支持を受けた。

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ほしのこえ(新海誠映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ほしのこえ(新海誠映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ほしのこえ』とは、2002年に公開された、新海誠の初の劇場用作品でもある短編アニメーション映画。女性の声優以外のほぼ全ての作業を新海1人が行い、彼の作品が注目されるに従い本作の知名度も上がっていった。キャッチコピーは「私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。」。 地球外生命体の調査のため地球を発つ長峰美加子。地球で彼女の帰りを待つ寺尾昇。2人はメールで連絡しながら再会を待ち続けるが、流れる時の違いと光の速さで数年かかる距離が、その絆をゆっくりと引き裂いていく。

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Woman(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

Woman(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Woman』とは、2013年7月から日本テレビで放送された社会派ドラマ。脚本は坂本裕二。主演は満島ひかりで、田中裕子や小栗旬などが出演する。夫を不慮の事故で亡くした青柳小春は、2人の子供を1人で育てることとなる。生活は困窮し、様々な困難に見舞われるも、周囲に支えられながら我が子のために強く生きていく女性の物語。親子愛や現代社会で起こる問題などが描かれており、若者たちへ送る応援歌をテーマとしている。本作は平均視聴率13.6%を獲得し、ドラマの内容や役者の演技が評価され、様々な賞を受賞した。

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