GTO(1998年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『GTO』とは、1988年7月にフジテレビ系で放送された学園ドラマである。原作は藤沢とおるの同名漫画。脚本は主に遊川和彦が手掛けている。主演は反町隆史で、松嶋菜々子などが出演する。元暴走族のリーダーである鬼塚英吉は、高校教師になるという夢を叶えるべく、いじめや登校拒否など多くの問題を抱える武蔵野聖林学苑の教師となる。破天荒ながらも鬼塚の熱い指導により、子供たちが次第に変化していく。子供と真正面から向き合う鬼塚の姿が見どころとなっている。視聴率は最終回で35.7%を記録した。
『GTO』の概要
『GTO』とは、1998年7月7日から9月22日までフジテレビ系の火曜22時枠で放送された学園ドラマである。原作は藤沢とおるの同名の漫画。脚本は主に『家政婦のミタ』や『女王の教室』などを手掛けた遊川和彦が担当している。主演は反町隆史で、松嶋菜々子や中尾彬、窪塚洋介などが出演する。元暴走族のリーダーが高校教師となり、問題児だらけのクラスを変えていく物語である。破天荒ながらも子供と真正面から向き合い、熱い指導をする主人公の姿や、ブレイク前の豪華キャストの共演などが見どころとなっている。本作は初回から20%を超える高視聴率で、最終回では最高視聴率の35.7%を記録。スペシャルドラマや続編映画が製作された他、2024年4月には26年ぶりに『GTOリバイバル』も放送され、主演の反町隆史が歌う主題歌もヒットした。また第8回TVLIFEドラマ大賞主演男優賞や第2回日刊スポーツ・ドラマグランプリ作品賞も受賞した。
元暴走族のリーダーである鬼塚英吉(おにづかえいきち)は高校を中退後、大検を受けて三流大学に入学し、7年かけて卒業した。そして女子高生と付き合えて楽しく生きられるという理由から、高校教師になることを決意し、武蔵野聖林学苑の面接を受ける。しかし面接官の内山田ひろし(うちやまだひろし)教頭と学年主任の中丸浩司(なかまるこうじ)から、邪険な扱いをされて追い返されてしまう。さらに不良生徒をクズ呼ばわりする内山田に腹を立てた鬼塚は、彼に回し蹴りを食らわせて、捨て台詞を吐いて立ち去った。だがその様子を見ていた理事長の桜井あきら(さくらいあきら)が、学校に溢れている問題を鬼塚が体当たりで解決してくれることに期待し、彼を教師として採用することに決める。こうして高校教師となった鬼塚は、様々な問題と向き合っていく。
『GTO』のあらすじ・ストーリー
高校教師になる鬼塚
元暴走族のリーダーである鬼塚英吉(おにづかえいきち)は高校を中退後、大検を受けて三流大学に入学し、7年かけて卒業した。そして高校教師になることを決意し、武蔵野聖林学苑の面接を受ける。しかし面接官の内山田ひろし(うちやまだひろし)教頭と学年主任の中丸浩司(なかまるこうじ)から、邪険な扱いをされて追い返されてしまう。さらに不良生徒をクズ呼ばわりする内山田に腹を立てた鬼塚は、彼に回し蹴りを食らわせて、捨て台詞を吐いて立ち去った。だがその様子を見ていた理事長の桜井あきら(さくらいあきら)が、学校に溢れている問題を鬼塚が体当たりで解決してくれると期待し、彼を教師として採用することに決めるのだった。
次々に生徒を更生させていく鬼塚
鬼塚は前任教師を登校拒否に追い込んだ問題児だらけの2年4組を受け持つこととなる。だが予想に反して、2年4組の生徒たちは真面目な雰囲気で鬼塚は拍子抜けしてしまう。
その後、鬼塚は家の前で泣いていた水樹ナナコ(みずきナナコ)を家に上げて話を聞こうとする。ところがナナコは突然下着姿となり、彼に迫ってきた。その瞬間、不良生徒の渡辺マサル(わたなべマサル)と依田ケンジ(よだケンジ)がやってきて、鬼塚とナナコを撮影し始める。実は彼ら3人は鬼塚をハメようとしていた。鬼塚を怒らせたマサルとケンジは返り討ちにされ、これ以降、鬼塚のパシリとして扱われるようになる。
鬼塚を気に入ったナナコは、家出して彼の家に泊まるようになる。実はナナコは家が大きくなってから、両親が不仲になってしまったことを悲しんでいた。ナナコが家出したことを知った英語教師の冬月あずさ(ふゆつきあずさ)は、ナナコを探し出して家に連れ帰る。そこへ鬼塚がやって来て、父の部屋の壁を突然ハンマーで破壊し始める。そして隣の母の部屋と父の部屋を隔てていた壁に穴を開けた鬼塚は、涙を流すナナコに「後はお前次第だ」と告げた。鬼塚はクビも覚悟の上で行動していたが、ナナコの両親はこれをきっかけに和解したため、鬼塚は辞職を免れた。
ある日、鬼塚のSM写真が学校に貼られて問題となるが、鬼塚はその写真に全く身に覚えがなかった。鬼塚はパソコンが得意な担任いじめの主犯である菊池善人(きくちよしと)が写真を捏造したのだと考え、彼を問い詰める。菊池はあっさり写真を捏造した犯人だと認めたが、鬼塚を馬鹿にし、授業をボイコットして家に閉じこもる。鬼塚と冬月は菊池を説得しようとするが、菊池は2人のことを小馬鹿にして生意気な態度を取る。その後、菊池は道端でチンピラに絡まれて鬼塚に助けを求めるが、鬼塚は彼を見捨てて立ち去ってしまう。怒ってますます家に閉じこもる菊池だが、鬼塚は彼の元へ行き、学校へ来るよう真剣に説得する。そんな鬼塚の思いが届き、菊池は学校に来てクビになりかけた鬼塚を救った。そして教師いじめ仲間の相沢みやび(あいざわみやび)と村井国雄(むらいくにお)に、仲間から外れると宣言するのだった。
そんな中、いじめられっ子の吉川のぼる(よしかわのぼる)はいじめを苦に自殺を図るが、鬼塚が間一髪彼を救う。鬼塚はクラスメイトにそのことを伝えるが、のぼるをいじめているみやびと取り巻きの女子たちは反省せず、いじめを続ける。その後、のぼるがいじめられている現場に遭遇した鬼塚だが、彼を庇うどころか「こんなやり方じゃ生ぬるい」と言い出す。そしてのぼるを屋上に連れてきた鬼塚は彼の足を掴んで屋上から身を乗り出し、みやびたちが慌てて止める。鬼塚はみやびたちを説教して「のぼるに指1本でも触れたらぶっ殺す」と言い放ち、自殺しようとしたのぼるのことも叱った。しかし怒ったみやびたちは内山田にこのことを言いつけ、「鬼塚を全校生徒の前で土下座させろ」と言い出す。内山田は穏便に済ませるため、鬼塚に集会で土下座するよう命じるが、彼は拒否。そして鬼塚は、のぼるのことを友だちだと言った。勇気をもらったのぼるは全校生徒の前に出て体のアザを見せ、みやびたちにいじめられていたと告白する。さらに菊池が、みやびたちがのぼるをいじめている時の音声を流し、生徒たちはのぼるの味方となった。
ところが翌日、みやびたちがナナコやのぼるら鬼塚派以外の生徒を巻き込み、鬼塚を辞めさせるために授業のボイコットを始める。桜井理事長は鬼塚に、夏休みが終わるまでに生徒全員を説得するよう命じた。
2年4組の野村朋子(のむらともこ)は、何をやってもダメな自分に自信がなかった。そんな彼女に、鬼塚は紹介料目当てにアイドルのオーディションを受けさせる。朋子はオーディションでは失敗を繰り返していたが、鬼塚や冬月の後押しにより自分を好きになって自信を持つと決意する。そして特別賞を獲得した朋子は、本格的にアイドルを目指してレッスンに励み始めた。
数学担当の勅使河原優(てしがわらゆう)は、優秀でパソコンのスキルが高いエリート教師である。しかし実は冬月に片思いしており、密かにストーカーを行っていた。そうとは知らない冬月は趣味が合って優しい勅使河原に好意を持ち、彼の誘いに乗って自宅へ招かれる。そこで勅使河原はワインに睡眠薬を入れ、冬月を眠らせて犯そうとする。だが勅使河原の机の中から冬月の盗撮写真を見つけた鬼塚は、彼女を助けに勅使河原の家に向かう。そして鬼塚は無事冬月を救い出し、目を覚ました冬月は彼に「男はみんな体目当て。だから女がキープに走る」と本音をぶちまける。冬月はこれまで男を人柄ではなく、社会的なステータスや収入で選び、言い寄ってきた男を数人キープしていた。そんな冬月に怒った鬼塚は彼女を抱きかかえ、公園の噴水の中に落とす。そして鬼塚は「男を弄んでるから見る目が腐る」「愛は品定めじゃない」と冬月を一喝した。それから冬月は反省し、男をキープすることを止めた。
鬼塚を辞めさせたい村井は、みやびと共謀してボイコットを行っており、鬼塚は彼を説得しようと試みる。そんな中で、村井の母親の村井つばさ(むらいつばさ)に出会った鬼塚は村井の父親が暴走族の総長だったと知り、彼女と親しくなる。だが村井は父親がバイクで度胸試しをして死んだことから、父のことを憎んでいた。そんな村井に鬼塚は、つばさの運転するトラックでの度胸試しで勝負を持ち掛ける。しかし途中でトラックのブレーキが利かなくなり、つばさは慌ててハンドルを切ったためトラックが横転してしまう。鬼塚に助け出されたつばさは幸いかすり傷程度だった。腰を抜かして勝負に負けてしまった村井に、鬼塚は「お袋さんが愛してた親父さんの悪口を2度と言うな」と約束させた。この出来事を機に村井は鬼塚が他の教師とは違うと感じるようになる。しかしみやびは村井が裏切ることを許さなかった。
月島えりか(つきしまえりか)と大島知佳子(おおしまちかこ)は仲良しのみやびと共に、援助交際詐欺を行う。しかしそのことが鬼塚にバレてしまった知佳子は、彼にラブホテルで説教される。だがラブホテルから出てくる姿を教師の中丸に目撃されてしまい、後日、2人は中丸から呼び出される。そしてみやびに入れ知恵された知佳子は、鬼塚に襲われたと嘘をついてしまった。だが鬼塚は知佳子が真実を言うと信じ、彼女のことを黙って見ているだけだった。その後、みやびと仲間割れした知佳子はえりかと共に鬼塚の元へ行き、教科書の営業をする父親が中丸に賄賂を渡そうとしていると告発。すると鬼塚は学校に運ばれてきた教科書を全て焼却してしまう。怒って飛び出してきた中丸に、鬼塚は賄賂の証拠を見せて黙らせる。父に怒る知佳子に対し、鬼塚は「このままだとお前らも汚い大人になる」と叱った。後日、知佳子とえりかはみやびと絶交した後、援交詐欺をした真実を学校に報告したのだった。
2年4組の生徒が変わる
知佳子とえりかに裏切られて激怒したみやびは、母親でPTA会長の相沢麗子(あいざわれいこ)に2人が援助交際したと報告し、その責任が鬼塚にあると言いふらす。それを聞いた麗子はPTA役員会議を行い、知佳子たちを退学させ鬼塚を解雇するよう学校側に要求した。
知佳子たちをこのまま退学させたくない冬月は、なぜみやびが大人を信用しないのか村井に尋ねる。村井によると中学時代に彼の親友だったタケシは、みやびの恋人で将来を有望視された野球部のエースピッチャーだったが、肩を壊して野球ができなくなってしまった。そんなタケシに対し、校長は用なしとでも言うように転校を勧めた。タケシは転校を拒否したが、校長は親や担任も巻き込んで彼を追い出そうとする。周囲の大人を信用できなくなったタケシはグレてしまい、その結果バイク事故で亡くなってしまった。これを機に優しかったみやびは変わってしまったのだ。
その後、内山田が2年4組の生徒と保護者に説明会を行っている最中、鬼塚が知佳子とえりかを連れて学校にやって来る。知佳子たちはクラスメイトに、鬼塚が一緒に悩んでくれたことを話し、そんな先生がいなくなって良いのかと訴える。するとナナコやマサル、ケンジ、菊池、のぼる、朋子の鬼塚派の面々が内山田に逆らって着席する。だが内山田は彼らを「こんなことをしたら退学にする」と脅す。しかし保護者たちが内山田に、「ちょっと教師に逆らっただけで退学にするのか」と抗議。内山田は思わず「あんたたちのしつけが悪いから子供が問題を起こす」と本音をぶちまけてしまい、麗子も怒って言い争いになってしまう。その間、みやび以外の2年4組の生徒たちは次々着席し、鬼塚の授業を受ける意思を見せた。こうして鬼塚の解雇や知佳子たちの退学は撤回されることとなった。
アイドルを目指していた朋子は、有名なプロダクションにスカウトされる。だが養成スクールが沖縄にあるため、学校を辞めて沖縄に行くか悩んでいた。鬼塚は「本気でアイドルになりたいなら学校を辞めようが関係ない」と叱咤激励し、彼女に退学届を提出させる。内山田が両親の許可がないと退学届を受理しなかったため、朋子は普段通り学校で授業を受けようとするが、鬼塚は「お前はここの生徒じゃない」と号泣する彼女を追い出す。そして朋子は冬月と共に、空港へ向かう。だが沖縄に出発する直前、そこに鬼塚と2年4組の生徒たちが現れる。さらに反対していた両親も駆けつけ、皆朋子と別れの挨拶をする。そんな中、朋子は親友のみやびについて「強がってるけど本当は寂しくて辛いんだよ。だから先生お願いします」と鬼塚に頭を下げた。その姿をみやびが泣きながら見ていた。
聖林学苑崩壊の危機
鬼塚を追い出したい内山田や中丸ら教師陣は、鬼塚に全国模試で400点以上を取らないとクビにすると言い出す。冬月は学力がほとんどない鬼塚を自宅に呼んで勉強させることにした。
一方、みやびは道端で遭遇した神南学園の藤堂真一(とうどうしんいち)がタケシにそっくりだったため、彼に夢中になってしまう。真一もみやびを気に入り、交際がスタートする。だが実は真一は神南学園の友人らと共にシンデレラゲームというゲームを行い、みやびを落とせるかどうか賭けていた。そしてみやびをデートに誘った真一は彼女と遊園地でキスをし、夜中0時に真実を明かす。そこへ男子生徒が複数人やってきてみやびは襲われそうになるが、彼女を救うために村井が立ち向かい、ボコボコにされてしまう。絶対絶命のピンチとなったみやびだが、鬼塚が突然現れて真一たちを返り討ちにした。しかしみやびは途中でタケシがくれたネックレスを失くしてしまい、鬼塚は彼女と一緒にネックレスを探す。自分のために必死に探してくれる鬼塚の姿にみやびは涙が止まらず、彼に「ありがとう先生」と伝えた。そして鬼塚は無事にネックレスを見つけ出した。
その後、鬼塚は全国模試を受けるため、学校へと向かう。ところがテスト中、鬼塚は腹部から血を流して倒れてしまった。実は帰ろうとした鬼塚を真一が背後から刃物で刺したのだ。鬼塚はそのまま病院に運ばれ、一命を取り留める。だがその頃、学校では文部省の高級官僚である真一の父親の藤堂真人(とうどうまひと)が乗り込んできて、騒動となっていた。今度こそ解雇されそうな鬼塚だが、自分の過ちに気づいたみやびは彼を守ると決意し、母の麗子に助けを求める。しかし真人の根回しによって、麗子はテレビ番組で鬼塚を庇うどころか暴力教師と罵った。
後日、真一は鬼塚に制裁を加えるため、鬼塚が神南学園の生徒を半殺しにしたことや学校側がその事件を隠蔽したことを記した怪文書をマスコミに流す。これにより聖林学苑にマスコミが押しかけ、大騒動となってしまう。
それから体育館で生徒や保護者を集めて集会が行われたが、そこで真人主導で麗子や内山田ら教師陣がクーデターを起こし、桜井理事長と鬼塚を辞めさせようとする。生徒たちや冬月、国語担当の藤富誠(ふじとみまこと)が抗議して騒ぎとなる中、そこに鬼塚が姿を現し、2年4組の生徒を連れて授業に行こうとする。しかし教師陣が2年4組の生徒を抑え、鬼塚を強引に退去させた。冬月は生徒思いの鬼塚を辞めさせた内山田たちに反発し、自ら辞職を申し出た。
その後、桜井理事長と鬼塚がいなくなった学校で全校生徒がボイコットする事態となる。さらに真人の陰謀で聖林学苑は神南学園の傘下となり、校舎が取り壊されることとなる。ところが校舎が取り壊される直前、鬼塚は学校に現れ、生徒たちと共に校舎に立てこもる。立てこもりの現場に潜入する様子がテレビで生中継されたが、沖縄で頑張る朋子の姿を見る生徒たちと鬼塚の様子が映し出される。その姿を見た中丸や勅使河原などの教師陣は藤富と冬月の熱弁により、初心を思い出して改心し、聖林学苑を守るために署名を集めて校舎の前で座り込みを始める。強制執行しようとブルドーザーもやってくるが、内山田も駆けつけてブルドーザーの前に立ちはだかり、それを阻止した。
現場が混乱する中、鬼塚は屋上に突如姿を現し、横断幕を広げる。そこには「武蔵野聖林学苑学園祭」と書かれており、鬼塚は集まっている生徒たちに中へ入るよう促す。実はこの日は本来学園祭が行われる予定となっていた。そして鬼塚は2年4組の生徒たちと共に屋台やイベントを用意し、学園祭を盛り上げたのだった。
その後、真一が真人の陰謀を警察へ密告したことにより、聖林学苑は神南学園に吸収されずに済む。聖林学苑に復帰した桜井理事長は、心を入れ替えた内山田を校長に任命する。中丸は教頭に指名されたが、「自分より適任者がいる」と藤富に教頭の座を譲った。
一方、スチュワーデスとなった冬月の元に鬼塚が現れ、2人は抱き合う。これを機に冬月は教師に戻り、2年4組を受け持つこととなった。そして鬼塚は桜井理事長の推薦で、臨時教師として新たな学校に向かうのだった。
『GTO』の登場人物・キャラクター
主人公とヒロイン
鬼塚英吉(おにづかえいきち/演:反町隆史)
本作の主人公で、担当教科は日本史である。空手5段で暴走族の元リーダー。高校中退し、大検を受けて三流大学に入学して7年かけて卒業した。その後は清掃業をしていたが、女子高生と付き合えると言う理由で教師を目指し、武蔵野聖林学苑の面接を受ける。教頭の内山田ひろし(うちやまだひろし)の馬鹿にするような態度に反発し、不採用になりかけた。しかし理事長の桜井あきら(さくらいあきら)に様々な問題を解決してくれることに期待され、採用される。短気でキレると見境なく行動することも多いが、生徒をクズ呼ばわりされることを何より嫌い、生徒と同じ目線に立って友達のように接する。また生徒が間違ったことをしていると真剣に叱り、困っていたら自分のことを後回しで助けようとする。問題児の多い2年4組の担任になり、初めは生徒から嫌がらせを受けるも、徐々に信頼を獲得していった。内山田ら教師陣には嫌われ何度もクビになりかけたが、聖林学苑のピンチを救ったことで認められるようになった。その後、桜井理事長の推薦で聖アカデミー学園の臨時教師となった。
冬月あずさ(ふゆつきあずさ/演:松嶋菜々子)
本作のヒロインである。早稲田大学文学部卒業の英語教師で、スチュワーデス志望だったが、就職氷河期のせいで夢破れて教師となる。美人で人当たりが良いため男性教師に人気があるが、教育に対する情熱はなく、教師をつなぎの仕事としか思っていない。また男性を社会的なステータスや収入などで判断し、言い寄ってきた複数の男性をキープする計算高さを持つが、鬼塚に一喝されてキープを止めた。初めは鬼塚の常軌を逸した行動に呆れ、喧嘩することが多かった。しかし徐々に生徒と真剣に向き合う鬼塚の姿を見て見直すようになり、鬼塚や生徒を庇うような行動を取るようになる。一時は鬼塚を追い出そうとする教師陣に反発して聖林学苑を辞め念願のスチュワーデスになったが、結局教師に戻り、2年4組の担任となった。その後、鬼塚と結ばれ、結婚する。
職員
内山田ひろし(うちやまだひろし/演:中尾彬)
聖林学苑の教頭である。自分勝手で出世することにしか興味がなく、自分の立場を守ることに必死なため、PTAや文部省などの組織に弱い。不良のことは見下しており、生徒をクズ呼ばわりして鬼塚に回し蹴りされた。非常識で問題を起こす鬼塚のこと嫌っており、何度も解雇させようとしたが、桜井理事長や生徒に阻まれていた。クーデターを起こして桜井理事長と鬼塚を解雇したものの、全校生徒に授業のボイコットをされ、他の教師陣と仲間割れをする。聖林学苑が神南学園に吸収合併されることを機に教師を辞めざるを得なくなり、再就職しようとしたが、妻と娘から教師をやるべきだと言われて改心。教師を続けることを決意し、聖林学苑が取り壊されそうになった際は、体を張って工事を止めた。聖林学苑の危機を救った鬼塚を見直して彼のことを認めるようになり、教師としての考え方を改めると同時に校長に昇進した。
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『相棒 season20』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、しかし優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京と、その杉下への好奇心からキャリア官僚の道を捨てて刑事となった冠城亘がいた。その推理力と、上司の叱責を物ともしない行動力で、2人は難事件に挑んでいく。
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サンクチュアリ -聖域-(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『サンクチュアリ -聖域-』は、2023年5月にNetflixで配信が開始されたオリジナルドラマである。大相撲を題材にした作品で、主演は一ノ瀬ワタル。脇を固める役者は染谷将太、小雪、ピエール瀧と、豪華な顔ぶれが揃う。相撲のセンスはあるが品性や礼儀は欠片もない不良少年・小瀬清が、相撲に真剣に取り組み、やがては各界を揺るがし始めるというストーリー。相撲の裏側をリアルに映し、相撲にかける力士たちの厳しい稽古と、熱すぎるまでの情熱が描かれ、世界で大ヒットを記録した。
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相棒シリーズ(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『相棒』は、テレビ朝日・東映制作の刑事ドラマシリーズ。 水谷豊演じる主人公『杉下右京』は、人材の墓場と呼ばれた「警視庁特命係」に属する警部である。 その右京が自身の下についた「相棒」と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく。 亀山薫(演:寺脇康文)、神戸尊(演:及川光博)、甲斐享(演:成宮寛貴)、冠城亘(演:反町隆史)と相棒は代替わりしている。
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ゴジラvsコング(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴジラvsコング』とは、“怪獣王”ゴジラと“髑髏島の巨神”コングの熾烈な戦いを描いた、2021年公開のハリウッド映画。2014年から続く『モンスターバース』シリーズの四作目である。 あらゆる怪獣の王として君臨するも、人類に対しては中立の立場を取っていたゴジラ。しかしある時巨大企業エイペックス・サイバネティクスの本社がゴジラに襲われる。人類はゴジラに匹敵する力を持つコングを唯一の対抗手段と目して様々な計画を進めていくが、その裏には世界の覇者にならんとする者たちの邪悪な思惑が隠されていた。
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HERO(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『HERO』とは、第1期が2001年に、第2期が2014年にフジテレビ系で放送された、検察をテーマにした日本のテレビドラマシリーズ。木村拓哉が主演を務め、自身の正義と価値観で捜査を行う型破りな検事・久利生公平と彼を支える検察事務官、同僚検事たちの活躍を描いている。その他、2006年にドラマ特別編が、2007年には劇場版がそれぞれ制作され、2015年には劇場版第2作が制作された。第28回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞を受賞した。
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銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。
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Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜(ビューティフルライフ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』とは、2000年1月にTBS系列で毎週日曜に放送された日本のテレビドラマ。腕はあるが人気のない美容師・沖島柊二と、病に侵され車椅子で生活する図書館司書・町田杏子の出会いと別れを描いた、切ないラブストーリー。平均視聴率32.3%、最高視聴率41.3%を記録。第26回放送文化基金賞本賞受賞し、主演の木村拓哉と常盤貴子の演技が高く評価された、平成中期の最大のヒット作である。
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相棒 season21(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『相棒 season21』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。ある時東南アジアの小国サルウィンに関する国際テロが発生し、杉下はかつてこの国へと旅立っていった元特命係の亀山薫と共に捜査に乗り出していく。
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やまとなでしこ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『やまとなでしこ』とは、2000年にフジテレビの月9枠で放送されていたドラマ。脚本は『ハケンの品格』や『花子とアン』を担当した中園ミホなどが手掛ける。主演は松嶋菜々子。その他、堤真一や矢田亜希子などが出演している。玉の輿に乗ることを夢見る客室乗務員の神野桜子と、小さな魚屋を営む中原欧介の恋愛模様を描く、ロマンスコメディである。本作は平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%を記録。2000年以降に放送されたフジテレビのドラマでは、歴代2位の視聴率を獲得した。
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仮面ライダーリバイス(Revice)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーリバイス』とは、テレビ朝日系列で放映されていた、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中に登場するヒーローの名称である。全50話が放映された。仮面ライダー生誕50周年記念作品であり、令和の仮面ライダーシリーズ第3弾となる。悪魔と契約して変身する一人二役での仮面ライダーが主役である。敵味方共に多くの悪魔が現れて、激しい戦いが繰り広げられていく一方で、家族のつながりも強調されている。過去の因縁など物語は複雑だが、最初から最後まで見ることで理解が深まる作品である。
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新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。
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鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。
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クローズZERO II(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『クローズZERO II』とは、漫画家の高橋ヒロシの作品『クローズ』を原作とした映画。前作『クローズZERO』で鈴蘭高校の覇権争いを制した滝谷源治たちと、ライバル校・鳳仙学園との間で抗争が発生。鈴蘭をまとめるために苦心する源治、彼に敗れて以降沈黙を貫く芹沢、2年前の仇を討つため虎視眈々と鈴蘭を狙う鳳仙の頭・鳴海の3人を軸にストーリーが展開される。葛藤を抱えながら喧嘩に臨む高校生達を描く。小栗旬や山田孝之、桐谷健太など人気俳優が多数出演したことでも話題となった。監督は三池嵩史。
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罪の声(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『罪の声(映画)』とは塩田武士の同名小説を2020年に土井裕泰監督、小栗旬主演で映画化されたサスペンス映画である。1984年に実際に起こった「グリコ森永事件」を題材にした、フィクションでありながらも限りなく事実に近い作品としてサスペンスフルに仕上がっている。実際の事件でも犯人が使用した「子供の声」を中心に、自分の声が使われていたことを知ってしまった人物と過去の大事件の犯人を追うジャーナリストの2人の視点から犯人を追い詰めていく物語である。
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ゴジラVSデストロイア(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴジラVSデストロイア』とは、1995年に公開された、日本の怪獣パニック映画である。監督は大河原孝夫、主演を辰巳拓郎が演じた。 ある日香港で、赤く発光したゴジラが出現する。同じ頃日本では、謎の生物デストロイアが発見された。デストロイアはやがて巨大化し、街を破壊。Gサミットは、メルトダウン寸前のゴジラとゴジラの同族であるジュニアを使い、デストロイアと戦わせるのであった。 見所は、ジュニアとゴジラの絆や、高い攻撃力を持つデストロイアとゴジラの迫力ある戦いのシーンである。
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リッチマン、プアウーマン(リチプア・RMPW)のネタバレ解説・考察まとめ
『リッチマン、プアウーマン』とは2012年にフジテレビ系列で放送された、若くして億万長者となった男性と、高学歴ながら内定がもらえない女性の恋愛模様を描いた恋愛ドラマである。若き社長日向徹と就活難民の夏井真琴が出会い立場が違いながらも会社のために奮闘していく中で互いに惹かれあっていく物語。お互いが素直になれなくてすれ違うが互いへの思いを伝えるために人間的にも成長していく。企業ものとしての要素も多く盛り込まれており恋愛とビジネスの両方の観点から楽しめる作品である。
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相棒 season22(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『相棒 season22』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。十数年の時を経て特命係に出戻った亀山薫とのコンビを復活させた杉下は、次々に起こる難事件の調査に乗り出していく。
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コンフィデンスマンJP(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『コンフィデンスマンJP』とは、2018年4月9日〜6月11日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21時から「月9」枠で放送された。主要キャストが全員詐欺師となっている。11年ぶりに「月9」の主演に抜擢された長澤まさみが、ダー子を演じる。他に、「月9」初出演の東出昌大はボクちゃん、ベテラン俳優の小日向文代はリチャードを演じる。古沢良太脚本としては、初の"コンゲーム"をテーマとした、痛快エンターテインメントコメディー作品。毎話豪華ゲストを相手に、奇想天外で壮大な騙しあいバトルが見どころである。
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目次 - Contents
- 『GTO』の概要
- 『GTO』のあらすじ・ストーリー
- 高校教師になる鬼塚
- 次々に生徒を更生させていく鬼塚
- 2年4組の生徒が変わる
- 聖林学苑崩壊の危機
- 『GTO』の登場人物・キャラクター
- 主人公とヒロイン
- 鬼塚英吉(おにづかえいきち/演:反町隆史)
- 冬月あずさ(ふゆつきあずさ/演:松嶋菜々子)
- 職員
- 内山田ひろし(うちやまだひろし/演:中尾彬)
- 桜井あきら(さくらいあきら/演:白川由美)
- 中丸浩司(なかまるこうじ/演:近藤芳正)
- 小谷宏子(こたにひろこ/演:円城寺あや)
- 藤富誠(ふじとみまこと/演:沼田爆)
- 袴田はじめ(はかまだはじめ/演:小林正寛)
- 勅使河原優(てしがわらゆう/演:井田州彦)
- 生徒
- 水樹ナナコ(みずきナナコ/演:希良梨)
- 村井国雄(むらいくにお/演:池内博之)
- 渡辺マサル(わたなべマサル/演:山崎裕太)
- 依田ケンジ(よだケンジ/演:徳山秀典)
- 菊池善人(きくちよしと/演:窪塚洋介)
- 吉川のぼる(よしかわのぼる/演:小栗旬)
- 相沢みやび(あいざわみやび/演:中村愛美)
- 野村朋子(のむらともこ/演:黒田美樹)
- 大島知佳子(おおしまちかこ/演:白川みなみ)
- 月島えりか(つきしまえりか/演:林知花)
- 生徒
- 内山田家
- 内山田好子(うちやまだよしこ/演:馬渕英里何)
- 内山田良子(うちやまだりょうこ/演:立石凉子)
- 鬼塚と冬月の友人
- 冴島龍二(さえじまりゅうじ/演:藤木直人)
- 夏目みゆき(なつめみゆき/演:木村多江)
- 神南学園関係者
- 藤堂真一(とうどうしんいち/演:原田篤)
- 藤堂真人(とうどうまひと/演:篠井英介)
- 神村総太郎(かみむらそうたろう/演:北見敏之)
- その他
- 村井つばさ(むらいつばさ/演:村上里佳子)
- 相沢麗子(あいざわれいこ/演:田島令子)
- ゲスト
- 清掃会社の上司(演:ガダルカナル・タカ)
- ナナコの父(演:下塚誠)
- ナナコの母(演:姉崎公美)
- 村井の父(演:岡本光太郎)
- 暴走族(演:三又忠久、山崎まさや)
- 菊池の母(演:大塚良重)
- 通行人(演:ロナルド・ヘアー)
- 冬月の父(演:山崎満)
- チンピラ(演:秋田宗好、阿部優大)
- 朋子の父(演:田口主将)
- 朋子の母(演:曽川留三子)
- 司会者(演:柳ユーレイ)
- 鬼塚の知人(演:デビット伊東、阿部聖美、パンチUFO)
- 服屋の店員(演:澤口夏奈子)
- 大島卓三(おおしまたくぞう/演:高橋克実)
- 山田(やまだ/演:水谷あつし)
- ホステス(演:安斎恵吏)
- 玉木(たまき/演:玉木宏)
- 看護婦(演:江角マキコ)
- レポーター(演:剛たつひと)
- 患者(演:朝倉伸二)
- 『GTO』の用語
- 学校
- 武蔵野聖林学苑
- 神南学園
- その他
- 初体験の避妊具
- ネックレス
- 『GTO』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 朋子が2年4組の生徒や鬼塚と別れる場面
- 相沢みやび「ありがとう先生」
- 鬼塚が学園祭を行う場面
- 『GTO』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 反町隆史や小栗旬など豪華出演者の共演
- ドラマ共演後に結婚した反町と松嶋
- 26年ぶりに復活した『GTOリバイバル』は反町のオファー
- 『GTO』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):反町隆史「POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~」