君と世界が終わる日に(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『君と世界が終わる日に』とは、2021年1月から3月まで日本テレビでドラマ放送された、竹内涼真主演のゾンビサバイバルドラマである。物語は主人公の間宮響が恋人の小笠原来美を探しながら、生存者たちと一緒にウイルスに感染した人間のゴーレムと戦い、ゴーレムのいない安全な場所を目指して旅するストーリーである。人間を襲うゴーレムを倒しながら、生存者たちの仲間の絆が深まっていき、みんなで助かろうと一生懸命に生きる姿を見られるドラマ。主人公の間宮響の諦めの悪い性格や襲ってくるゴーレムとの闘いも見どころのひとつ。
『君と世界が終わる日に』の概要
『君と世界が終わる日に』とは、2021年1月から3月に全10回、日本テレビでドラマ放送された俳優の竹内涼真主演のゾンビサバイバルドラマである。ゾンビのゴーレムがまん延する世界に生き残った生存者たちが、みんなで協力してゴーレムを倒し、安全な場所を求めて旅をしながら、仲間としての絆を深めていく。
自動車整備工の間宮響(まみやひびき)はプロポーズをしようとした恋人の小笠原来美(おがさわらくるみ)を探しながら、ゾンビと化すゴーレムがまん延する世界で、安全な場所を求めて仲間と一緒に旅をするドラマストーリー。高校時代に弓道部だった間宮響は弓矢を武器とし、テコンドーが得意なユン・ミンジュンは格闘技を武器としてゴーレムを倒していく。自衛隊がゴーレムから守る横浜駐屯地では、ウイルス研究者の首藤公貴(しゅとうこうき)がワクチンの開発をすすめ、そのワクチン開発に小笠原来美が協力する。
ドラマには主人公の間宮響役に竹内涼真、主人公の恋人の小笠原来美役に中条あやみ、間宮響と小笠原来美の同級生の等々力比呂(とどろきひろ)役として笠松将などが出演している。その他にもウイルス研究者の首藤公貴役に滝藤賢一、自衛官の牛込浩二郎(うしごめこうじろう)役に神保悟志も出演した。ドラマの脚本は池田奈津子、制作は福士睦、長澤一史が担当し、主題歌「星を仰ぐ」を菅田将暉が歌う。
『君と世界が終わる日に』は、動画配信サイトのhuluでseason2とseason3を見られる。season1の続編で、間宮を主人公に新しいキャストを加えたドラマ内容になっている。
『君と世界が終わる日に』のあらすじ・ストーリー
世界で一番諦めの悪い男
自動車整備工の間宮響(まみやひびき)と研修医の小笠原来美(おがさわらくるみ)は一緒に住んでいた。ある日、間宮は来美にプロポーズするつもりで仕事に向かい、トンネルの崩落事故に巻き込まれる。瓦礫を崩してトンネルから脱出した間宮だったが、街には人気がなかった。間宮が自動車整備工場に行くと、化け物の姿をした社長が人を食べていた。人間の姿をした他の化け物から逃げながら、自宅のアパートに戻ると来美はいなかった。
間宮が消防署の中に逃げ込むと、「嚙まれたか」と警察官の等々力比呂(とどろきひろ)に銃を突きつけられる。間宮は消防署に避難していた等々力の上司である警察官の本郷大樹(ほんごうだいき)から、化け物に噛みつかれると感染するパンデミックが起こり避難指示が出ていたことを聞く。間宮を襲ってきた化け物は噛まれて感染した人間だった。消防署には等々力と本郷の他に、女子大生の柊木佳奈恵(ひいらぎかなえ)、母親の三原紹子(みはらしょうこ)と小学生の娘の三原結月(みはらゆづき)の親子、バイク便ライダーの吾妻伸二(あづましんじ)、韓国人で引っ越しアルバイトのユン・ミンジュン、ミンジュンの上司の甲本洋平(こうもとようへい)、小説家の宇和島雅臣(うわじままさおみ)がいた。避難所から救助が来る予定だったが、昨日から音信不通だった。
吾妻が避難所の様子を見に消防署から出発する。次の日の朝、吾妻は消防署に戻ってこなかった。間宮たちは化け物を倒しながら避難所の学校に向かう。来美が避難所にいるかもしれないと思った間宮は校内を探す。間宮は弓道場にあった弓と矢で、ミンジュンはテコンドーで化け物と戦う。バリケードをはった教室の外に集まってきた化け物の様子を見た佳奈恵は、「化け物に噛まれるくらいなら死にたい」と等々力に銃で撃ってほしいと頼む。「オレはあきらめない」と間宮は教室にあったカーテンを使って、窓の下にある救急車の屋根に降りる。救急車にあった輸血用の血液を放り投げて弓矢で撃ち抜いた。校庭にたくさんいた化け物たちが血の臭いに引き寄せられて、輸血用の血液に群がる。その隙に佳奈恵たちは教室から脱出した。化け物になった吾妻に襲われそうになった結月を助けるために、間宮は弓矢で吾妻の額を打ち抜く。近くの建物に避難した間宮たちは、無線機から助けを求める来美の声を聞く。来美は化け物に囲まれたバスの中にいた。間宮は自分の高校時代を回想する。間宮と来美は同じ弓道部だった。弓道場で間宮は来美に「的に弓を20本命中させたら、付き合ってほしい」と言って、がんばって20本命中させた。
間宮が来美がいるバスに向かうと誰もいなかった。来美は自衛隊に救助されたようだった。間宮がバスを修理している間、本郷と甲本はガソリンを探しに行く。一方、来美を乗せた自衛隊のトラックは化け物を轢いた衝撃で納屋に突っ込む。来美と一緒にトラックに乗っていた、橘愛奈(たちばなまな)の兄の橘勝利(たちばなしょうり)の胸に鉄筋が刺さる。ミンジュンの姉で医師のユン・ジアンと来美で、勝利の緊急手術をする。その頃、宇和島が化け物に噛まれたことが判明する。感染した宇和島が化け物になる前に、等々力は宇和島を殺そうとするが間宮が止める。そんな中、ミンジュンは姉のジアンは感染症のワクチンの研究をしていると話す。その場にいた間宮たちはワクチンがあるかもしれないと希望を持つ。
夜になり、ロープで縛りつけた宇和島が暴れ始める。それを見た等々力は、間宮にナイフで宇和島に止めを刺すように言う。間宮は宇和島とふたりきりになり、宇和島に「ワクチンはきっとある」と励ます。来美たちと一緒にいた自衛隊から、ガソリンを手に入れた本郷と甲本は間宮たちが待つバスに向かう。化け物が倉庫を突き破って、間宮たちが避難した老人ホームに入ってきた。化け物たちに追いつかれる前に、宇和島はみんなが待つゲートの向こうに間宮を突き飛ばしてゲートを閉めた。たくさんの化け物に噛まれる宇和島を間宮は助けようとするが、ミンジュンに止められる。
本郷と甲本が戻ってきてバスにガソリンを入れる。間宮たちは横浜駐屯地にバスで向かった。横浜駐屯地に着いた間宮たちは助けを求めたが、本郷が自衛隊に銃で撃たれてしまう。間宮たちは本郷を残したまま、慌てて横浜駐屯地から避難する。横浜駐屯地の方では間宮たちの方から銃を撃ってきたとして、間宮たちをテロ集団としみなしていた。誰かが報告書を書き換えたことが原因だった。3日後、間宮たちがショッピングモールに入ると、女優の中越美亜(なかごしみあ)が助けを求めてくる。その頃、来美は間宮を探すために、化け物のサンプル採取に同行したいと自衛官の桑田陸斗(くわたりくと)に申し出るが断られる。そんな来美にウイルス研究者の首藤公貴(しゅとうこうき)は鎖に繋がれた化け物、ゴーレムを見せた。
ショッピングモールで刀集団と対峙
佳奈恵はショッピングモールで助けを待つべきだと主張したが、等々力と間宮に反対されて部屋から出ていく。美亜が間宮に「自分を仲間に入れてほしい」と話す。そんな時、佳奈恵を人質にした刀集団が現れる。刀集団は銃を構える等々力に、佳奈恵と引き換えに銃を渡すように迫る。銃を渡す気があるのか翌朝に返事を聞くということで、一旦、刀集団が退く。間宮たちは刀集団とのやりとりから、美亜が刀集団の仲間だということを知る。間宮が刀集団と一緒にいる理由を美亜に問いただすと、ゴーレムになった恋人と一緒にいるためだということがわかる。間宮は美亜を仲間にすることを決める。
一方、来美はジアンの部下でウイルスの研究員の葛島俊(かつしましゅん)を人質にとり、首藤にゴーレムのサンプル採取に同行させるように強要していた。その頃、銃と引き換えに佳奈恵を渡すふりをして、佳奈恵を助ける作戦を間宮が立てる。来美の方はサンプル採取に同行するために、注射器で生きているゴーレムから血液を採取する試験を受けて成功する。
約束の時間になり、間宮たちは刀集団と対峙する。間宮たちは等々力の銃と交換して佳奈恵を助け出す。銃を取り返そうとした時、美亜がナイフをつきつけて結月を連れてくる。美亜は刀集団のスパイだった。美亜は刀集団に間宮たちが隠し持っている武器を教える。間宮たちは武器を渡し、佳奈恵を助けるために刀集団に投降する。間宮たちは地下の檻に監禁される。たくさんのゴーレムたちに囲まれて、間宮たちが絶体絶命と思ったときに停電になる。間宮は助けに戻るとみんなに約束し、発電機の修理に名乗り出て、修理をするために刀集団と屋上に向かう。その頃、来美は自衛隊とゴーレムのサンプル採取に来ていた。たまたま、間宮たちがいるショッピングモールにたどり着いた来美は、ひとりになった時に刀集団に捕まる。
横浜駐屯地では自衛官の三角(みすみ)が「サンプル採取のメンバーがテロリスト集団に襲われた」と首藤に報告していた。首藤はすぐに来美の保護を指示する。一方、間宮は刀集団の隙をついて逃げ出す。間宮は来美に渡すはずだった指輪をペンダントにしていたが、逃げる途中で落としてしまう。その頃、来美は刀集団に保護されている、筧(かけい)のケガを治療しろと命令されて応急処置をした。筧たちをゴーレムから助けたのは坪井だった。そんな筧たちに来美は母親を亡くし父親が失踪した間宮のことを話す。間宮は今でも父親の生存を信じていた。一方、ショッピングモールに自衛隊が突入してくる。坪井は自衛隊から逃げるために、ショッピングモールの地下にいるゴーレムたちを解き放つ。間宮は仲間を助けるために、ショッピングモールの地下に向かう。途中で口輪をしたゴーレムに出くわして倒そうとするが、そのゴーレムは美亜の彼氏だった。「殺さないで」と美亜に懇願された間宮は、もう一度、美亜を信じることにする。美亜は彼氏を抱きしめ、彼氏は美亜の首を噛んだ。
その頃、筧の治療をしたお礼にと少女から指輪のネックレスをもらった来美は、間宮が近くにいることを確信し探しにいく。一方、間宮は火のついた松明を手に仲間を救う。間宮は美亜からゴーレムは炎が弱点だと教えてもらっていた。ショッピングモールの出口にたどり着いた間宮たちは自衛隊と遭遇する。等々力は本郷を自衛隊に殺されたことで、自衛隊のひとりの海野航(うみのわたる)を矢で打つ。何とか脱出に成功すると、間宮は自衛隊を殺したことで等々力を殴る。そのことで、間宮は生存者たちの元から去る。ゴーレムに襲われそうになった間宮をミンジュンが助ける。佳奈恵、紹子、結月、河本も一緒にいて、間宮についていくと言った。一方、横浜駐屯地では「あなたの言葉を信じて報告書を書き換えたんだ」と三角が首藤に詰め寄っていた。三角は突然苦しみだして、コーヒーの入っていたカップを落とす。本郷が殺された時の防犯カメラの映像は首藤が消していた。
間宮、ミンジュン、佳奈恵は結月の喘息の薬を探しに病院に忍び込むが薬は見つからなかった。間宮はミンジュンと一緒に別の病院に薬を探しに向かう。一方、来美は横浜駐屯地でケガをした自衛隊の治療をしていた。来美の所に自衛隊員になりすました等々力が現れる。等々力は来美から間宮のことを聞かれ、「死んだ」とウソをつく。桑田は等々力が偽の自衛官だと気づき捕らえる。その頃、間宮とミンジュンは紹子の夫の狛江聡(こまえさとし)と出会う。間宮は紹子と結月が待つ船の場所を狛江に教える。横浜駐屯地ではゴーレム化した自衛隊員が人を襲っていた。ゴーレムに襲われそうになった来美を桑田が助ける。首藤は実験室でゴーレムになった愛奈を来美に見せる。愛奈は来美と遊ぶために待っていた所をゴーレムに襲われていた。自分のせいで愛奈がゴーレム化したと責任を感じた来美に、首藤はワクチン開発の実験台になれば償いができると説得する。
間宮とミンジュンは病院で薬を手に入れたが、自衛隊員と鉢合わせになる。ミンジュンに銃を突きつけたのはミンジュンの姉のジアンだった。ミンジュンは銃を蹴り飛ばして間宮と一緒に逃げる。実は紹子と狛江は1年前に離婚していた。狛江はDV夫で離婚してからも紹子たちにつきまとっていた。そんな時、狛江がゴーレムに噛まれる。結月がわざとゴーレムに狛江を襲わせていた。ゴーレムになりつつある狛江にナイフで襲われた間宮は、ナイフを奪って狛江にとどめを刺す。間宮たちは出発し、横浜の封鎖ゲートに着いた。そこで見たものは封鎖ゲートの向こうに群がるたくさんのゴーレムだった。結月に必要な喘息の薬を手に入れるために、間宮たちは横浜駐屯地に向かうことを決める。一方、来美は間宮の死を受け入れて、ワクチン開発に協力することを決めていた。
ミンジュンがゴーレム化して死す
横浜駐屯地では自衛隊員の中隊長で自衛官の牛込浩二郎(うしごめこうじろう)が撤退を主張したが、首藤はこのまま横浜駐屯地でワクチン開発をすると主張した。一方、間宮たちは船のガソリン切れで猿ノ島に漂着する。そこには刀集団の坪井たちがいた。結月の喘息の薬が必要な間宮と筧のケガのために薬が必要な坪井は、一緒に横浜駐屯地に薬を取りに行くことになる。間宮、坪井、ミンジュン、佳奈恵、甲本で横浜駐屯地に船で向かう。横浜駐屯地では牛込が失踪していた。
横浜駐屯地に着いた間宮たちは、間宮とミンジュン、佳奈恵で地下通路に入る。一方、かわいそうだと思った勝利は愛奈を拘束しているベルトを外す。佳奈恵に嚙みつこうとした愛奈を間宮が刺す。その様子を勝利はベッドの下から見ていた。その頃、等々力は具合が悪いふりをして監禁から脱出し、ワクチンの開発の実験台で意識が朦朧としている来美を連れ出す。間宮たちは薬を手に入れて脱出しようとしたが、等々力と来美を見かけて間宮は二人の後を追う。等々力は椅子に縛られたゴーレム化した牛込を見つけ、誰かに注射を打たれて意識がなくなる。暗闇の中で来美の手をつかんだ瞬間、間宮は背後から殴られる。
夕方になり、坪井たちは帰ってしまう。その頃、間宮は椅子に縛られていた。首藤の指示だった。首藤は間宮の亡くなった母親の主治医だった。停電が起きたため、首藤は研究室に急ぐ。逃げようとする間宮にゴーレムが襲いかかった時、ミンジュンと佳奈恵が助けにくる。間宮は再び来美を探しにいく。一方、来美は勝利から愛奈がテロリストに殺されたことを知る。間宮の方は研究室で、間宮の亡くなった母親のゴーレムを見つける。ショックを受けた間宮は母親にトドメを刺さずに去る。その頃、ミンジュンと佳奈恵は勝利と来美に遭遇する。愛奈を殺した仲間ということから勝利はミンジュンに襲いかかる。来美も加勢しミンジュンをナイフで刺す。ケガをしたミンジュンと一緒に逃げた佳奈恵は、間宮の母親のゴーレムに襲われる。その頃、間宮は猿ノ島に住む医師の御前崎に助け出されて、猿ノ島に戻っていた。間宮たちは御前崎から首藤が生きた人間をワクチン開発の実験台にしていることを知る。来美を探したためにミンジュンがゴーレムに噛まれたと思った間宮は責任を感じる。間宮たちの後をつけていたジアンが現れる。テロリストとして投降すれば、ワクチンを渡すとジアンに言われた間宮はひとりで投降する。
ジアンと間宮は横浜駐屯地の研究室にいた。ジアンはミンジュンを助けるために、間宮にワクチンを渡そうとしていた。しかし、ジアンが知っている認証ロックではワクチンが入っている冷凍保存装置を開けられない。間宮が冷凍保存装置を壊して開けると、中にワクチンはなかった。ジアンは間宮に開発途中のワクチンを渡す。間宮は猿ノ島に帰り、開発途中のワクチンをミンジュンに打ったが効果はなかった。ミンジュンは夕日を見ながら、間宮たちに見守られてゴーレム化した。間宮がミンジュンにとどめを刺す。
横浜駐屯地ではジアンは幽閉され、来美は自分の体を使ったワクチン開発に協力していた。一方、間宮はゴーレムが出現しない猿ノ島を坪井と一緒に守ることにする。佳奈恵は紹子から「明日どうなっても後悔しないように」と言われ、間宮が好きな佳奈恵は間宮に告白する。一方、自衛隊員の桑田と沢健太郎(さわけんたろう)は、避難場所としてゴーレムが出現しない場所を探していた。桑田は猿ノ島を調べることにし、等々力が猿ノ島を偵察しにいく。間宮たちを発見した等々力は島を渡すように要求する。
首藤ゴーレムに噛まれる
自衛隊員の桑田たちと一緒に来美も猿ノ島に船でやってくる。その船には勝利がこっそりと乗っていた。紹子が野草を摘んでいると、ゴーレムと間違えた勝利が紹子を拳銃で撃ってしまう。坪井たちは猿ノ島から避難を始めていた。ミンジュンを失った怒りを制御できない間宮とは一緒にいられないという理由からだった。自衛隊員たちが間宮たちがいるバリケードの建物に突入しようする。その時、甲本が捕らえていた等々力にナイフを突きつけて出てくる。甲本が時間稼ぎをしている間に、自衛隊員たちの後方に回り込もうと間宮は森に入った。その森には甲本に拳銃を向けている女の後ろ姿があった。その女がミンジュンをナイフで刺した女だと確信した間宮は、「動くな」と言って弓を構える。その声で間宮だと気づいた来美は振り返ってしまう。間宮は反射的に弓矢を放ち、来美の胸に弓が刺さる。その時になって間宮はようやく、女が来美だと気づいた。
来美は横浜駐屯地に運ばれ、ジアンがケガの治療をする。首藤は横浜駐屯地にいる避難民にワクチンを打っていた。猿ノ島の方では間宮の前に愛奈の仇をとろうとする勝利が現れる。来美にケガをさせた間宮は自暴自棄になり、勝利に「殺してくれ」と自分の命を差し出す。御前崎が勝利を止める。横浜駐屯地の方では首藤と沢が規律違反をしたとして桑田を捕えにやってくる。身に覚えのない桑田は逃げ出し、猿ノ島に向かう。間宮は桑田から来美が助かったと聞き泣き崩れる。紹子の容態が悪化し責任を感じた勝利は、自分が人質になってケガの薬を取りに行くことを提案する。桑田が無線で横浜駐屯地と連絡を取る。間宮が無線のやり取りをすると、無線に出てきたのは来美だった。間宮は勝利と薬を交換する相手に来美を指名する。翌朝になり、間宮たちは交換場所の横須賀マリーナに向かう。来美と沢が交換場所に現れる。薬を手に入れた間宮は来美に「一緒に帰ろう」と手を差し出す。しかし、来美が拳銃で撃った弾が間宮の顔をかすめる。「あなたはもう必要ない」と言って来美は去る。横浜駐屯地の方では、次々と避難者のゴーレム化が始まっていた。持ち帰った薬で紹子の容態が良くなる。御前崎は狛江が持っていた手帳に書いてあったメモから、ラジオのチャンネルを合わせてみる。すると、緊急シェルター「希望の家」が生存者に呼びかけていた。みんなでシェルターに行くために港を目指すことになる。
翌朝になると間宮の姿はなかった。来美を助けるために横浜駐屯地にひとりで向かっていた。桑田が無線機で間宮に連絡をし、間宮と生存者ひとりひとりが別れの挨拶をする。横浜駐屯地にたどり着いた間宮は自衛隊員の沢に捕まり、ジアンがいる牢屋に入れられる。間宮はジアンにミンジュンが死んだことを話す。沢は間宮を捕まえたことを首藤に報告する。実は冷凍保存装置に入っていた女性の遺体は首藤の妻だった。首藤は妻を生き返らすために、ゴーレムの研究をしていた。間宮が冷凍保存装置を壊したことにより、妻を生き返らせることができなくなった首藤は、間宮に復讐しようとしていた。首藤は間宮と来美にナイフを握らせて二人を対峙させる。避難者たちの命を人質に取られたために、自分にナイフを向けていることに気づいた間宮は、来美が今でも以前と変わらないとわかる。間宮は来美が振り上げたナイフを自分のお腹に刺して、来美を抱きしめる。その一部始終を見ていた首藤は大量の血液の雨を間宮と来美に浴びせた。横浜駐屯地にいるゴーレムが二人がいる倉庫に押し寄せてくる。間宮と来美が逃げ道を探していると、等々力、桑田、佳奈恵、甲本、坪井が助けにくる。首藤は妻の遺体を持って逃げていた。首藤は間宮に向かって拳銃を発砲し、かばった等々力が撃たれる。間宮は首藤を殺そうとするが、来美に止められる。首藤はゴーレムに噛まれていた。ゴーレム化する首藤を間宮は拳銃で撃ってとどめを刺す。
『君と世界が終わる日に』の登場人物・キャラクター
生存者の放浪グループ
間宮響(まみやひびき/演:竹内涼真)
自動車整備工。料理が得意。世界一諦めの悪い男。人望が厚くてまっすぐで、頼りがいがある。恋人の小笠原来美と同棲していて、プロポーズをしようとしていた。母親を病気で亡くし、父親が行方不明。高校時代の部活は弓道部。ゴーレムの退治に弓矢を使う。料理が得意。その場にある食材で有り合わせの料理を作る。
小笠原来美(おがさわらくるみ/演:中条あやみ)
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陽だまりの彼女(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『陽だまりの彼女』とは、越谷オサムによる日本の恋愛小説を原作として2013年に映画化された恋愛映画である。交通広告代理店の営業マンである奥田浩介(おくだこうすけ)が中学時代の同級生の渡来真緒(わたらいまお)に再会することからはじまり、ふたりは恋愛し結婚する。幸せな毎日を過ごしていたふたりだが、真緒に異変が現れる。そして浩介は真緒の驚くべき秘密を知るのだ。恋愛ストーリーの中にファンタジー要素が加わり、可愛らしく心温まる映画となっている。
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何曜日に生まれたの(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『何曜日に生まれたの』とは野島伸司の脚本のオリジナルドラマである。2023年8月から10月まで放送された。主人公のすいは、学生時代にバイク事故に遭い人生が大きく変わってしまう事になる。その後部屋に閉じこもってしまう、こもりびととして10年間過ごし、父親の仕事がきっかけで、第2の人生を歩みだす。高校時代の仲間や恋愛模様が描かれたヒューマン物語で、すいがこもりびとを卒業できるきっかけになる。またバイク事件の真相や、こもりびとになった経緯などが徐々に明かされる為、早く続きが見たくなると話題になった。
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六本木クラス(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『六本木クラス』とは2022年に日韓共同プロジェクトによって製作された日本のドラマ。2020年に韓国で放送された『梨泰院クラス』のリメイク作品で、主演を竹内涼真が務めた。主人公の宮部新は交通事故によって父親を亡くす。しかし事故は大手外食チェーンの長屋ホールディングスの息子・長屋龍河が起こしたもので、その不祥事が明るみに出ないよう、父・長屋茂によって真実は隠蔽された。新は復讐を誓い、長屋ホールディングスを潰してのし上がる計画を立てる。数年後、飲食店の経営者となった新は下剋上に挑む。
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花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜(2007年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』とは、2007年7月から放送されたフジテレビのドラマである。中条比紗也の漫画作品『花ざかりの君たちへ』が原作。主演は堀北真希である。帰国子女の芦屋瑞稀は、中学時代に高跳びの選手である佐野泉のファンになるが、彼はある事件をきっかけに跳ぶことをやめていた。瑞稀は佐野をもう1度跳ばせるために男子に成りすまし、彼の通う全寮制男子校への編入を決意する。主人公とイケメンたちの甘酸っぱい青春物語が見どころ。本作は最高視聴率21%を記録し、大ヒットした。
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BOSS(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『BOSS』とは2009年と2011年にフジテレビ系の「木曜劇場」で放送された天海祐希主演の刑事ドラマ。 犯罪が多様化する現代で警察が世間のアピールのため、設立した「特別犯罪室」を舞台にアメリカ帰りの訳アリ刑事「大澤絵里子」が各部署で足手まといと言われた刑事たちと難事件を解決していく。 基本的には一話完結型のエピソードとなっており、各結末は意表を突くようなどんでん返しで、ラストまで目が離せない作品となっている。
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テセウスの船(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『テセウスの船』とは竹内涼真主演の、2020年に制作されたヒューマンミステリードラマである。田村心は1989年に発生した「音臼小無差別殺人事件」の犯人・佐野文吾の息子として身を隠すように生きてきた。ある日心は故郷の音臼村を訪れるが、突然濃霧に飲み込まれ、自分が生まれる前の音臼村にタイムスリップしてしまう。そこには警察官として誠実に生きる父・文吾がいた。父親の無罪を確信した心は、事件を防ぎ、文吾を陥れた犯人を突き止めるべく立ち上がる。いくつもの謎が見る者を翻弄する、泣ける本格ミステリーである。
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ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブラッシュアップライフ』とは、2023年1月に日本テレビで放送されたタイムリープ系ヒューマンコメディドラマである。脚本はバカリズム。主演は安藤サクラで、夏帆や木南晴夏などが出演する。市役所に勤務する近藤麻美は、ある時交通事故に遭って、33歳で亡くなってしまう。しかし死後の世界の受付で、来世でオオアリクイへの転生を告げられた麻美は徳を積んで再び人間に生まれ変わるために、赤ん坊から人生をやり直すこととなる。本作はザテレビジョンドラマアカデミー賞などで、多数の賞を受賞し高く評価された。
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恋なんて、本気でやってどうするの?(恋マジ)のネタバレ解説・考察まとめ
『恋なんて、本気でやってどうするの?』とは2022年春にフジテレビ系の月曜日に放送されていたテレビドラマ。主演は広瀬アリスである。食器ブランドのデザイナーでチーフの桜沢純(さくらざわじゅん)。職場の人にはとても信頼されている。27歳で順調な人生にみえるが、恋愛経験は一切なく興味もない。そんな純と出会うイケメンの長峰柊磨(ながみねしゅうま)と本気で恋をするという楽しさや苦しさやもどかしさなどを経験していき、同世代の2人の親友と共に繰り広げるそれぞれの恋愛の物語である。
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十角館の殺人(小説・漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『十角館の殺人』とは、綾辻行人による長編推理小説及びそれを基にした漫画、実写ドラマである。小説は1987年に出版、漫画は2019年11月から2022年5月まで『月刊アフタヌーン』にて連載、ドラマは2024年3月にHuluで独占配信された。 十角館で合宿をしていたミステリ研究会メンバーが殺されていく中、本土では亡くなったはずの中村青司から手紙が届く。 実写化不可能と言われていた本作品だが、犯人の正体だけでなく、死者からの手紙の謎を解き明かす2つの謎に迫る作品となっている。
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キングダム(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮などの主要な役者は以降の作品でも続投した。 奴隷の少年信は、「天下の大将軍になる」という夢を共有した親友の漂を殺され、その仇を追う中で秦国の若き王嬴政と出会う。嬴政は政敵に狙われており、漂が彼の身代わりとなって散ったことを知った信は、親友の想いを継いで秦国の闇に立ち向かう。
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ゴールデンカムイ(実写映画版金カム)のネタバレ解説・考察まとめ
実写版『ゴールデンカムイ』とは、野田サトルの同名漫画を原作とする2024年公開の映画作品。山﨑賢人、山田杏奈、玉木宏、舘ひろしといった豪華俳優陣が出演し、監督は久保茂昭が務めた。キャッチコピーは「猛き者達よ、奪い合え」、「果たすべき、使命はあるか」。 明治末期の北海道。戦争帰りの兵士杉元佐一は、「アイヌがどこかに隠した莫大な金塊」の噂を耳にする。金塊を巡る陰謀の中で父を失ったアイヌの少女アシリパと出会った杉元は、彼女と組んで金塊探しに挑み、その情報を持つ脱獄囚たちや陸軍との争奪戦を繰り広げる。
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366日(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『366日』とは、HYの同名楽曲を元に制作されたオリジナルストーリーのテレビドラマ。広瀬アリスが音楽教室の受付に勤める雪平明日香を、眞栄田郷敦が明日香の高校時代の同級生・水野遥斗を演じる。4年に1度のうるう年。遥斗と再会した明日香が、12年越しの恋を実らせる。しかし遥斗は事故に遭い、記憶を失ってしまう。過酷な試練を乗り越えていく明日香と遥斗の1年間を描いている。主題歌の『366日』は、HY・仲宗根泉と、毎話ごとに異なる男性アーティストのコラボバージョンが流れ、SNSを中心に大きな話題を呼んだ。
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自転しながら公転する(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『自転しながら公転する』とは、山本文緒によって発表された長編小説および小説を原作として制作されたテレビドラマである。原作小説は2016年1月号から2019年5月号にかけて『小説新潮』に掲載され、2020年に新潮社より単行本が刊行された。ドラマ版は松本穂香を主演とし、読売テレビ・日本テレビ系のスペシャルドラマとして2023年12月に3週連続で放送された。 仕事、結婚、親の介護に悩むアラサー女性が、自身の幸せを追い求める姿を描く物語で、近づいてはまた離れる恋人との関係性が見どころである。
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嘘喰いの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『嘘喰い(うそぐい)』とは、『週刊ヤングジャンプ』連載の迫稔雄による漫画作品。主人公の天才ギャンブラー斑目貘と、あらゆる勝負事を取り仕切る裏の組織である倶楽部「賭郎」を中心に繰り広げられるギャンブル漫画。作中オリジナルのギャンブル・ゲーム、その中で展開される心理戦・格闘シーンが特徴。独特な世界観の中で個性的なキャラクターが発するセリフには名言も多い。
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新宿スワン(漫画・ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『新宿スワン』はアンダーグラウンド系の日本の漫画である。作者は和久井健。講談社『週刊ヤングマガジン』で、2005年20号から2013年45号まで連載された。スカウトマンをテーマにした物語で、和久井にとって連載のデビュー作品となった。主人公は19歳の白鳥龍彦、通称タツヒコ。ライバルの死や暴力団がからむ違法薬物の取引、そして信頼していた仲間の裏切り、そして、タツヒコの知らないところで大きな復讐の計画が動き出していた。数々のトラブルに見舞われながらも逃げずに立ち向かうタツヒコの成長する姿を描く。
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花束みたいな恋をした(はな恋)のネタバレ解説・考察まとめ
『花束みたいな恋をした』とは、2021年公開の日本のラブストーリー映画。主演は菅田将暉と有村架純。『東京ラブストーリー』『Mother』などで知られる坂元裕二によるオリジナル脚本で、終電に乗りそびれた二人が21歳で恋に落ちて、26歳で別れるまでの忘れられない恋愛を描く。坂元裕二はあくまで「普通の恋愛」を描くことを目指しており、等身大の恋愛に共感する視聴者が続出した。
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愛の渦(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『愛の渦』(映画)とは劇団「ポツドール」の主宰者であり劇作家として活躍中の三浦大輔が監督を務めた、セックスが題材の成人向け映画作品である。戯曲『愛の渦』は岸田國士戯曲賞受賞。待望の映画化に注目が集まった。舞台はとあるアパートの一室。そこはセックスを目的に集まった男女が乱交パーティーを行う裏風俗だ。集まったのはニートや女子大生、保育士にサラリーマンと見ず知らずの男女10名。肉欲に溺れる男女と交錯する人間模様を浮き上がらせた、セックスがテーマの映画となっている。
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動物のお医者さん(漫画・テレビ)のネタバレ解説・考察まとめ
『動物のお医者さん』とは佐々木倫子による日本の少女漫画。白泉社「花とゆめ」に連載された。獣医師を目指す西根公輝が北海道札幌市にあるH大学獣医学部で個性豊かな友人や教授、動物と関わりながら成長していくコメディ作品。主人公・ハムテルの飼い犬・チョビが話題を呼び、シベリアンハスキーブームを起こし、H大のモデル、北大獣医学部に志望者が殺到するなどの社会現象を起こした。2003年にテレビドラマ化された。
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ハゲタカ(Hagetaka)のネタバレ解説・考察まとめ
ハゲタカとは、日本人作家・真山仁の経済小説を原作にしたテレビドラマ・映画。2007年にNHKで全6話が放送されている。日本企業買収の使命を帯びて、米国投資ファンドの敏腕マネージャーの鷲津が帰国し、企業の社長や銀行とのマネーゲームが繰り広げられる。鷲津は企業を救うために模索するが、その気持ちとは裏腹に金が悲劇を巻き起こす。ドラマが国内外で高い支持を受けたことで、映画化もされた。
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君たちはどう生きるか(ジブリ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『君たちはどう生きるか』とは、義母を救うために不可思議な世界を旅する少年の姿を描いた、宮崎駿によるアニメ映画。宮崎が「これで本当に最後」と明言して制作した作品で、宣伝も無く、公式HPも無く、一切情報を隠したまま公開されるという独特の手法で話題となった。 太平洋戦争が激化する最中、牧眞人は父と共に郊外へ引っ越し、そこで叔母で新たに自身の義母となるナツコと再会。どう接すればいいのか互いに戸惑う中、ナツコはいずこかへと姿を消し、眞人は彼女を連れ戻すために謎のアオサギに導かれて異界へと旅立っていく。
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目次 - Contents
- 『君と世界が終わる日に』の概要
- 『君と世界が終わる日に』のあらすじ・ストーリー
- 世界で一番諦めの悪い男
- ショッピングモールで刀集団と対峙
- ミンジュンがゴーレム化して死す
- 首藤ゴーレムに噛まれる
- 『君と世界が終わる日に』の登場人物・キャラクター
- 生存者の放浪グループ
- 間宮響(まみやひびき/演:竹内涼真)
- 小笠原来美(おがさわらくるみ/演:中条あやみ)
- 等々力比呂(とどろきひろ/演:笠松将)
- 柊木佳奈恵(ひいらぎかなえ/演:飯豊まりえ)
- 三原紹子(みはらしょうこ/演:安藤玉恵)
- 三原結月(みはらゆづき/演:横溝菜帆)
- 甲本洋平(こうもとようへい/演:マキタスポーツ)
- 死亡した放浪者
- ユン・ミンジュン(演:キム・ジェヒョン)
- 本郷大樹(ほんごうだいき/演:大谷亮平)
- 宇和島雅臣(うわじままさおみ/演:笹野高史)
- 吾妻伸二(あづましんじ/演:鈴之助)
- 狛江聡(こまえさとし/演:長谷川朝晴)
- 小池(こいけ/演:井上依吏子)
- 間宮家
- 間宮拓郎(まみやたくろう/演:小市慢太郎)
- 間宮琴子(まみやことこ/演:臼田あさ美)
- ウイルスの研究者
- 首藤公貴(しゅとうこうき/演:滝藤賢一)
- ユン・ジアン(演:玄理)
- 葛島俊(かつしましゅん/演:八木拓海)
- 横須賀駐屯地の自衛隊員
- 牛込浩二郎(うしごめこうじろう/演:神保悟志)
- 桑田陸斗(くわたりくと/演:浅香航大)
- 沢健太郎(さわけんたろう/演:堀家一希)
- 海野航(うみのわたる/演:坪根悠仁)
- 三角(みすみ/演:金井勇太)
- 横須賀駐屯地に避難した人々
- 橘勝利(たちばなしょうり/演:田中奏生)
- 橘愛奈(たちばなまな/演:新津ちせ)
- 刀集団グループ
- 坪井(つぼい/演:小久保寿人)
- ハル(演:田中道子)
- 中越美亜(なかごしみあ/演:芳根京子)
- さくら(演:鈴木咲)
- 筧(かけい/演:諏訪太郎)
- 猿ノ島にいた生存者
- 御前崎(おまえさき/演:宇野祥平)
- その他
- 首藤の妻(演:高田和加子)
- 『君と世界が終わる日に』の用語
- ゴーレム
- 感染症の研究所
- 横浜駐屯地
- 猿ノ島
- 緊急シェルター「希望の家」
- 『君と世界が終わる日に』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 間宮「俺は諦めない。約束したんだ、あいつと」
- ミンジュン「響は響のやりかたでいい」
- 紹子「後悔しないで。明日死んでもいいように」
- ゴーレム化していくミンジュンを夕日の中で生存者たちが囲む
- 間宮がミンジュンを刺した女だと思い間違って来美を弓で射ってしまう
- 逃げる首藤を見つけて殺そうとする間宮を止める来美
- 『君と世界が終わる日に』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ドラマに登場する響メシはミシュランシェフがレシピ提案
- ミンジュン役のキム・ジェヒョンが作中のセリフを韓国語でレクチャー
- ドラマの撮影中に出演者が誕生日
- 『君と世界が終わる日に』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:菅田将暉「星を仰ぐ」
- 挿入歌:安田レイ「Not the End」