![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png){kind=logo}
『anone』とは、2018年に日本テレビで放送されたドラマである。脚本は坂元裕二。主演は広瀬すずで阿部サダヲや瑛太などが出演する。日雇いバイトの辻沢ハリカは友人らと共にネットカフェに寝泊まりする生活を送っていた。ある日、ハリカたちは海岸で大金の入ったバッグを見つける。しかしそれは偽札で、法律事務所事務員の林田亜乃音のものだった。そこからハリカと亜乃音を中心とした偽札を巡る物語が動き出す。本作は亜乃音との出会いでハリカが成長していく姿が見どころとなっており、ギャラクシー賞など多くの賞を受賞した。
箕輪（みのわ／演：高橋龍児）
画像真ん中が箕輪
柘署の刑事で、和田の部下である。和田と共に偽札事件を追っており、亜乃音を逮捕した。
鈴村（すずむら／演：峯村リエ）
少年鑑別所の刑務官である。彦星とハリカが面会した際に担当していた。
『anone』の用語
林田印刷工場
亜乃音の夫である京介が経営していた印刷工場である。京介が亡くなった後は閉鎖された。1階は印刷工場で、2階には居住スペースがある。
花房法律事務所
弁護士の万平が所長を務める事務所である。亜乃音が事務員として雇われていた。
ヨルイロノ虹
ハリカと彦星がチャットで会話していたアプリである。アバターを通して会話をする。彦星はハズレという名前と会話の内容を見て、ハリカだと気づいていた。
ためがい学舎
為貝真砂子が学長を務める児童更生施設で、不登校の子供や親に見捨てられた子供の治療をする。ハリカは8歳から12歳まで過ごしていた。学長の為貝のことをハリカは祖母だと思い込み、森の中の絵本のような家で過ごした楽しい記憶しかなかった。しかし実際には子供たちは虐待を受けており、最終的に子供が1人亡くなったことにより、施設は閉鎖された。
『anone』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
林田亜乃音「何もできなくていいの。その人を思うだけでいいの。ここにいなさい」
第5話、ハリカ（右）にここにいるよう伝える亜乃音（左）
彦星が集中治療室に入ったことを知ったハリカは病院の前で彼の無事を願い、立ち尽くしていた。ハリカの帰りが遅く心配していた亜乃音は連絡を受けて、急いで彼女の元へと向かう。そこでハリカは彦星のことや彼が熱を出してる時に自分はご飯を食べて笑っていたこと、治療費も出してあげられないからいてもいなくても同じだと語る。ここにいても何もできないからとハリカは帰ろうとするが、亜乃音は彼女を引き留め「何もできなくていいの。その人を思うだけでいいの。ここにいなさい」と告げた。ハリカは泣きながらその場にとどまって朝まで彦星の無事を祈る。その結果、彼女の願いが通じて彼は無事に集中治療室を出てきたのだった。何もできない、いなくても一緒だと無力感を感じて自分の存在を否定するハリカに人を思う気持ちの大切さを教え、多くを語らずとも優しさと愛情で包み込む亜乃音の言葉がグッとくる名言だった。
ハリカが彦星に別れを告げる場面
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目次 - Contents
- 『anone』の概要
- 『anone』のあらすじ・ストーリー
- 偽札を拾うハリカ
- 4人の共同生活の始まり
- 偽札作り
- 警察に連行される亜乃音
- 『anone』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 辻沢ハリカ（つじさわハリカ／演：広瀬すず（幼少期：大迫莉榎））
- 青羽るい子（あおばるいこ／演：小林聡美（少女期：林香帆））
- 持本舵（もちもとかじ／演：阿部サダヲ）
- 中世古理市（なかせこりいち／演：瑛太）
- 花房万平（はなぶさまんぺい／演：火野正平）
- 林田亜乃音（はやしだあのね／演：田中裕子）
- その他
- 林田京介（はやしだきょうすけ／演：木場勝己）
- 青島玲（あおしまれい／演：江口のりこ）
- 紙野彦星（かみのひこぼし／演：清水尋也（幼少期：笠松基生））
- 花房三太郎（はなぶささんたろう／演：和田聰宏）
- 中世古結季（なかせこゆき／演：鈴木杏）
- 青島陽人（あおしまはると／演：守永伊吹（5歳時：荒井悠））
- 中世古彩月（なかせこさつき／演：山岸理樹）
- ゲスト
- 笠木有紗（かさぎありさ／演：碓井玲菜）
- 網島美空（あみしまみく／演：北村優衣）
- ゴーレム（演：長江英和）
- 持本小五郎（もちもとこごろう／演：申相祐）
- 風見鶏（かざみどり／演：石田圭祐）
- 山本（やまもと／演：山口森広）
- 為貝真砂子（ためがいまさこ／演：倍賞美津子）
- 西海隼人（さいかいはやと／演：川瀬陽太）
- 田中（たなか／演：すわ親治）
- ラーメン屋店員（演：高橋洋）
- 多可美（たかみ／演：於保佐代子）
- アオバ（演：蒔田彩珠）
- 相良樹（さがらいつき／演：武藤潤（幼少期：中川望））
- 弁当屋の店長（演：藤田秀世）
- 相良百合恵（さがらゆりえ／演：高林由紀子）
- 相良周平（さがらしゅうへい／演：関幸治）
- 紙野幸太郎（かみのこうたろう／演：貴山侑哉）
- 紙野律子（かみのりつこ／演：加茂美穂子）
- 紙野光（かみのひかる／演：松田知子）
- 香澄茉歩（かすみまほ／演：藤井武美）
- 浜口（はまぐち／演：村中玲子）
- 和田（わだ／演：大川ヒロキ）
- 箕輪（みのわ／演：高橋龍児）
- 鈴村（すずむら／演：峯村リエ）
- 『anone』の用語
- 林田印刷工場
- 花房法律事務所
- ヨルイロノ虹
- ためがい学舎
- 『anone』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 林田亜乃音「何もできなくていいの。その人を思うだけでいいの。ここにいなさい」
- ハリカが彦星に別れを告げる場面
- ハリカと彦星が少年鑑別所で再会する場面
- 『anone』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 田中裕子と自然な距離感を取れていた広瀬すず
- ドラマではCG加工されていた偽札
- 期待されながらも低視聴率だった『anone』