大奥(2023年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『大奥』とはNHK総合の「ドラマ10」枠で放送された、よしながふみ原作のテレビドラマで、男女逆転した大奥を描く物語である。2023年1月10日から3月14日まで放送。2023年3月度のギャラクシー賞月間賞を受賞している。原作はよしながふみによる漫画『大奥』で、2004年から2021年まで白泉社『Melody』にて連載されていた。舞台は謎の疫病により男の数が激減した江戸時代の日本。世の権力が男から女へと移っていく様、女将軍と支える大奥の男たちの物語を描いている。
『大奥』の概要
『大奥』とは、2023年1月10日から3月14日までNHK総合の「ドラマ10」枠で放送されたテレビドラマで、男女逆転した大奥を描く物語である。2023年3月度のギャラクシー賞月間賞を受賞している。2023年秋に同枠で続編の放送も決定した。
原作はよしながふみによる漫画『大奥』で、2004年から2021年まで白泉社『Melody』にて連載されていた。2023年のドラマ放映までに映画2本、テレビドラマ、テレビアニメ、ネットアニメと、メディアミックス作品が多い。原作は数々の漫画賞やジェンダーに対する理解貢献を讃えるジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞も受賞している。
物語の舞台は、若い男性だけが感染する謎の疫病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」により男性が激減した江戸時代の日本。これまで男性社会であった世は一転し、江戸幕府の将軍職も三代将軍・家光から女性が担うようになる。
ドラマは女性社会がすっかり定着した八代将軍・吉宗の世から始まる。吉宗は政や改革を推し進める上で、大奥や現在の様々な慣習に疑問を持つ。初代女将軍である三代将軍・家光の時代から記録されてきた大奥に関する書物「没日録(ぼつにちろく)」の存在を知った吉宗が読み進める形で物語は展開していく。
男女の社会的地位を逆転させながらも史実は変わらずに辿られており、視聴者に「この男女逆転は本当にあったとしてもおかしくない」と思わせる。そして女将軍であるがゆえに世継ぎとなる子を為す事が絶対とされる苦しみや悩み、女将軍たちを取り巻く人物の思いも見所である。
『大奥』のあらすじ・ストーリー
プロローグ/第1話
若い男性のみが感染する謎の疫病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)によって、男性の数が女性の4分の1にまで激減した日本。世の中は労働や子育て、全てが女性中心となり始める。男性は子種を持つ貴重な存在として扱われ、婿を取れるのは裕福な家の限られた女性のみ。貧しい女性たちは子を成すために男性を買わなければならない。徳川吉宗が江戸幕府八代将軍となった頃にはこのような風潮がすっかり定着した世になっていた。
江戸に住む貧乏旗本の息子・水野祐之進(みずの ゆうのしん)は、男性を買うことができない貧しい女性たちに無償で「種付け」をしていた。幼馴染で裕福な薬種問屋「田嶋屋(たじまや)」の娘・お信(おのぶ)に「無償で種付けをするなんて、どれだけ人がいいのか」と言われてしまう。2人は口にこそ出さないが両想いであり、それが身分違いの恋であることも理解していた。
水野は自分がそばにいるせいで婿取りに消極的なお信を案じていた。また実家の資金繰りが難しくなったことを理由に大奥に入ることを決意。大奥に行けばもう戻れないと、お信は泣いて引き止めるが水野の決意は変わらなかった。
大奥に入った水野は掃除などの仕事を行う御三の間(おさんのま)に配属され、杉下(すぎした)という男の下で働く。ある日、大奥総取締・藤波(ふじなみ)の目に止まった水野は御中臈(おちゅうろう)に昇進。御中臈は将軍の身の回りの世話係だ。そこで吉宗にみそめられた水野は、将軍の初めての夜伽相手である「ご内証(ないしょう)の方」に選ばれる。
吉宗の幼名が「お信」であったことやお互い剣術が得意だったことから、意気投合した吉宗と水野は良い雰囲気で一夜を過ごす。しかし夜伽の翌日「役目を終えたご内証の方は打ち首」というしきたりがあるという知らせが吉宗に入る。それが藤波の策略だと知った吉宗は水野を打ち首にするふりをし「これからは町人の進吉(しんきち)として生きろ」と水野を逃す。水野はお信の元へ向かうのだった。
そして吉宗は幕府の経費削減と称し、将軍と夜を共にできない規定となった35歳以上の大奥の男たちを解雇して、里へ戻り結婚するよう命じるのだった。
三代将軍・家光編(第2話〜)
吉宗は改革を推し進める中で、大奥の成り立ちやしきたりに疑問を持つようになり、大奥の歴史が記録された「没日録(ぼつにちろく)」の存在を知る。「没日録」を執筆する村瀬正資(むらせ まさすけ)を尋ね、吉宗は没日録を読み始めるのだった。
時は三代将軍・徳川家光の世。公家出身の僧である万里小路有功(までのこうじ ありこと)は弟子の玉栄(ぎょくえい)、明慧(みょうけい)と共に江戸城へ向かっていた。有功は家光の乳母である春日局(かすがのつぼね)から、江戸へ残り家光に仕えるよう言い渡される。しかし有功が断ると控えていた武士が明慧を斬殺。春日は「明慧が死んだのは有功が断ったせいだ、還俗して上様に仕えろ」と言う。元々有功に選択肢はなかったのだ。玉栄を案じた有功は江戸に残り、大奥に入ることを承諾する。
家光に謁見する有功。しかし目の前に現れた家光は「男装した少女」であった。事態が理解できない有功は謁見後、家光について春日の息子・稲葉正勝(いなば まさかつ)に尋ねる。正勝によると本物の家光は赤面疱瘡でこの世を去っており、戦乱の世の再来を恐れた春日が事実を隠蔽。正勝は大名の前に家光が出なければならない際「病に打ち勝ったが顔に跡が残った家光」として頭巾で顔を隠して身代わりを演じていた。
そして新たな家光として徳川の血を引く少女が充てがわれた。無理矢理男装をさせられ、名前も自由も母をも奪われた少女の心は荒みきっていた。有功はその種馬として大奥に入れられたのだった。
他の御中臈から嫌がらせを受ける有功は「武術に励め」と道場に連れて行かれるが、「一度は仏に仕えた身だ」と剣を持つことを拒否。その考えを認めてもらうため素振り1000本を実行し、その場に倒れる。そんな有功が気になる家光は「かわいいから」と白い猫を有功に渡した。猫は「若紫(わかむらさき)」と名付けられ、これをきっかけに2人は少しずつ距離を縮め始めた。
玉栄は御中臈の角南(すなみ)らが、有功を陥れようと目論むのを耳にし、有功を守るため先手を打つ。それは若紫を角南の剣で斬り殺しておくことだった。若紫の死体が見つかり大騒ぎになる中、血のついた剣が見つかった角南は抵抗虚しく連行される。それが玉栄の仕業であることに気づいた有功は、若紫を弔う。
「弔いより仇を叩き斬った方が心が晴れる」と言う家光に、「辛い思いをしているのは上様だけでない」と有功が返す。自分の気持ちを理解してもらえず怒った家光は、春日局に有功を里に返すよう命じる。「それならば斬る」と言われるが家光はそれを承諾してしまう。
正勝が自害の道具を持って有功の元にやってきた。そして冥土の土産にと家光について語る。本物の家光が趣味の辻斬りで高揚したまま、庶民の女性を襲った際にできた子が、現在家光とされている少女・千恵(ちえ)だった。そして千恵は大奥に連れて行かれる際、目の前で母親を斬殺された。髪も切られ女性としての人生をも奪われてしまった。春日局の元でしばらくは怯えながら暮らしていた千恵は、大奥から逃亡を計るが男に襲われる。そして「上様の体に傷を付けたのだから」とその男を斬り捨てた。
有功は家光の苦しみに気づけなかった事を悔やむ。自害については自身の意志に委ねると告げられた有功は家光の元に向かった。
その時家光は憂さ晴らしに、女装させた男たちを踊らせてからかっていた。そこへ女装した家光が、千恵を想って詠んだ和歌を渡す。着ていた女性用の着物を家光にかけ「千恵様」と本当の名を呼ぶ。家光は自分を理解してくれた有功に泣きながら抱きつく。
心が通じ合った有功と家光だったが、その後も子ができなかった。春日は新たな側室・捨蔵(すてぞう)と子を為すように手配し、家光は千代姫(ちよひめ)を出産。世継ぎには男子が必要なため、春日は「また別の男と子を為せ」と言う。家光は子の可愛さと、有功と心が繋がっていることからそれを受け入れるが、有功は嫉妬で苦しんでいた。
正勝は一時的に女性が将軍職を継いではどうかと進言。戦乱の世で苦しんできた春日はそれを拒否する。しかしその場で倒れ、その後有功の看病も虚しく他界してしまう。春日の死後、家光は初めて家臣らの前に女性の姿で現れ、「自分が女将軍になることに異存はあるか」と叫ぶ。こうして初の女将軍が誕生したのだった。
その後、玉栄も家光の側室となり、後の五代将軍・綱吉が誕生する。有功は「大奥総取締(おおおくそうとりしまり)」となり、家光と共に大奥の男たちに役割を与え、将軍の寵愛を受けられない男たちに道を作った。大奥の一員だった村瀬はこの時大奥の記録をつけるように命じられ「没日録」を書き始めた。
そして家光は27歳という若さでこの世を去る。愛する有功の胸の中で安らかに眠りにつくのだった。
五代将軍・綱吉編(第5話〜)
五代将軍・豪華絢爛な綱吉の世。妖艶な美しさと知性を兼ね備えた綱吉は大奥3000人の男を取っ替え引っ替え弄ぶ「当代一の色狂い」と噂されていた。実際、綱吉は大の男好き。大奥の男たちでは飽き足らず、側用人・牧野成貞(まきの なりさだ)の夫である邦久(くにひさ)を奪って大奥に上げるなど奔放だった。
大奥に綱吉の目を向けようと、綱吉の正室は京都から右衛門佐(えもんのすけ)という男を呼び寄せる。教養があり見目麗しい右衛門佐はきっと綱吉のお気に入りになるだろうと踏んだのだ。
論語や孟子の言葉を使い、巧みに質問に切り返してくる右衛門佐を「曲者じゃ」と気に入った綱吉は自分の側室にしようとする。しかし大奥では35歳になった者は上様と夜を共にしてはならないしきたり。間もなく35歳になる右衛門佐は何か他にできないかと申し出る。そこで綱吉は彼を大奥総取締に任命する。
将軍の側室ではなく、大奥の頂点に立つことこそが右衛門佐の目的だった。その後も思い通りに事を進めようとするが、聡明な綱吉はそれを見通していた。「図に乗るなよ、佐。たかが総取締が私や父上、この徳川を動かせると思ったら大間違いじゃ」と釘を刺す。
ある時、綱吉の一人娘・松姫(まつひめ)が高熱で他界する。気落ちする綱吉だったが、父・桂昌院(けいしょういん/玉栄)は「徳川の将軍を産めるのは徳子(とくこ/綱吉の本名)だけじゃ」と、新たな世継ぎを産むよう迫る。綱吉は期待に応えるため、多くの男たちと床を共にするが一向に懐妊の兆しはない。
桂昌院が高僧に相談すると、若き桂昌院が猫を殺めたのが子が生まれない原因だと言う。今後一切の殺生は禁止、特に犬を大事にしろと言われた桂昌院は泣きながら過去を悔いる。それを受けた綱吉は「生類憐れみの令」を発令するのだった。
ある晩、綱吉は男色の男2人と3人で床を共にした後、「むつみ合ってみろ」と2人に命じる。そこへ右衛門佐が「それは辱めだ」と割って入る。男2人を部屋から追い出し綱吉を諭す右衛門佐。松姫を失い、子を為すため男と寝続けなければならない苦しみをぶつける綱吉を、右衛門佐は抱きしめる。
綱吉は民の不満の原因である「生類憐れみの令」を取り下げたいと桂昌院に伝えるが、「子ができなくなる」と反対される。すでに月経のない体になっていた綱吉は、「もう子は為せない」と説明するが理解してもらえない。それどころか「将軍の務めを放棄するのか」と叱責される。傷つく綱吉に側近の柳沢吉保(やなぎさわ よしやす)がそっと寄り添う。吉保は子供の時から一生綱吉のそばにいると誓った女性だった。その後、江戸城は世継ぎを誰にするのかで揺れ動く。
ある日、綱吉は紀州藩当主・徳川光貞(とくがわ みつさだ)と面会。光貞の娘たちにかんざしをやると言うと、姉二人が好みのものを選ぶ中、三女のお信(おのぶ/後の吉宗)は「家来に与えたいので残りを全て欲しい」と言った。綱吉が「自分の見かけにも気を遣ってはどうか」と言うと、お信は「自分は美しい男に興味がないので、美しい女に興味のない男を選べば良いのです」と返した。大奥の男たちが憧れる美女になれと育てられてきた綱吉は、考え方の違いに大笑いだった。
ある晩、綱吉は添い寝の男に刃物で襲われた。囚われた男は「いい歳をして毎晩男を連れ込み恥ずかしくないのか、民はみなお前の死を望んでいる」と喚く。
「あの男が言うことは本当だ、一人になりたい」と右衛門佐らを下がらせようとする綱吉だが、右衛門佐は綱吉が一人になれば自害するつもりだと見抜き拒否する。
「男と女とは子孫を残すことだけではない」と、綱吉に恋をしていたことを告白し抱きしめる右衛門佐。綱吉も「もっと早く言ってくれればもっとましな自分を見せられた」と言い、右衛門佐を受け入れた。
綱吉は世継ぎを甲府の徳川綱豊(とくがわ つなとよ)に決める。桂昌院は反対するが、綱吉は「将軍である私が決めたことだ」と言い放ち、桂昌院の呪縛から解き放たれるかのように重い打掛を脱ぎ捨て、右衛門佐の元へ向かう。しかし右衛門佐はすでに冷たくなっており、目を開けることはなかった。
そして病に倒れた綱吉は寝言で右衛門佐を呼ぶが、側についていたのは吉保。右衛門佐を思う綱吉の顔に、涙を流す吉保は濡れた布をかける。綱吉を愛していた吉保は、事切れた綱吉を抱きしめるのだった。
八代将軍・吉宗編(第8話〜)
吉宗が読んでいた没日録の続きが消えていた。著者の村瀬に聞こうとするが何者かにより殺害され、吉宗には老衰で亡くなったと報告されていた。吉宗は没日録の続きを読まれたくない何者かの仕業ではないかと考え、大奥総取締・藤波(ふじなみ)を疑う。
また吉宗は田嶋屋のお信の元に婿入りしていた進吉(水野祐之進)を呼び出し、赤面疱瘡に効く薬を探すよう命じる。没日録では春日が「赤面疱瘡が広がり続ければ日本は滅びる」と予言していたため、吉宗はなんとしても赤面疱瘡を止めたかったのだ。
幕府の財政再建に取り組む吉宗に、側近の加納久通(かのう ひさみち)は大岡忠相(おおおか ただすけ)を紹介する。忠相は幕府が米を売買することで値段を管理するのはどうかと提案。吉宗の意向にも沿い、忠相は町奉行に任命される。そして政策を進める合間に、吉宗は城で働く適当な男を見繕って懐妊する。陣痛が始まっても働き続け、政策に従わない大坂商人へ悪態をつきながら出産するのだった。
そして藤波が「大奥を辞める」と言い出した。藤波は吉宗に「大奥の男たちにもう少し情をかけてやって欲しい」と願い出る。「確かに大奥の男たちは上様の種馬ではあるが、本当に種馬扱いではあまりにも可哀想だ」と藤波に言われた吉宗は、自分が人として何か欠けているのではないかと杉下にぼやくのだった。
ある日、町医者・小川笙船(おがわ しょうせん)から手紙が届いた。市中には治療を受けられない病人が溢れていると書かれており、吉宗は市中視察に出かける。倒れている女性を介抱する笙船に偶然出会い、療養所へ行き病人の世話を手伝う。
笙船は吉宗の政策について、「貧しい者に質素倹約と言っても意味がない、国の宝である民一人も死なせないという考えにはならないのか」と呟く。それを聞いた吉宗は「そなたの言う通りじゃ」と言って、驚く笙船に施薬院を作ることを約束するのだった。そして小石川養生所を建てる。初めは薬の実験台にされるのではと敬遠していた民も、久通と忠相により集まるようになっていった。
その後、江戸市中に赤面疱瘡が流行り、効果があると言われた猿の肝も効かず、たくさんの死者が出てしまう。吉宗は笙船に遺体検分を、呼び寄せた進吉(水野祐之進)に異国の蘭学を学ぶことをそれぞれ許可し、赤面疱瘡の根絶を誓うのだった。
7年後、吉宗の3人の娘は成長し、世継ぎ問題が浮上していた。長女・家重には障がいがあり人とコミュニケーションを取ることが難しかったのだ。老中は次女・宗武(むねたけ)を次期将軍に推すが、吉宗は笑ってかわす。吉宗に新年の挨拶に来た3人の娘たちの中で、うまく喋れず、吉宗の前で恥をかいてしまった家重はその場で失禁してしまい、ひどく落ち込む。しかし本当の家重は先を見通す力を持ち、人より秀でていることを知った吉宗は、家重が本当は人の役に立ちたいと思っていることを見抜き、次期将軍を託す。
吉宗の側についていた杉下が亡くなり、久通も病を患い江戸城を去る。不毛で百姓一揆も頻発する国内だったが、家重と家臣の田沼意次(たぬま おきつぐ)はなんとか解決しようとしていた。頼もしくなった娘・家重を評価する吉宗だった。
そして吉宗は家重と意次に赤面疱瘡根絶を託し、赤面疱瘡のなくなった世を待つことなく他界するのだった。
『大奥』の登場人物・キャラクター
八代将軍・吉宗編
徳川吉宗(とくがわ よしむね)/演:冨永愛、清水香帆
紀州藩主・徳川光貞の三女。幼名は「お信」。姉2人が急死したため藩主となり紀州藩の財政再建に尽力。その後、江戸幕府八代将軍となる。将軍としても財政再建に取り組み「質素倹約」を掲げ、様々な改革を行う。大奥の歴史やしきたりに疑問をもち、大奥の歴史を記した「没日録(ぼつにちろく)」を読み始める所から大奥の物語が始まっている。
水野に恋心を抱いているが、鈍い水野には伝わらなかった。
水野祐之進(みずの ゆうのしん)・進吉(しんきち)/演:中島裕翔
江戸の貧乏な旗本の息子。武芸が達者で顔立ちも良い。幼馴染のお信への恋心を断つため、また家計を助けるために大奥へ入る。吉宗に見初められて「ご内証の方」に選ばれ、処刑されかけるが吉宗に命を救われる。
その後は名を進吉としてお信の実家である薬問屋へ婿入りしたが、吉宗から赤面疱瘡の特効薬を探す任務を命じられ、再び江戸城へやってくる。
吉宗の好意には全く気付いていない。
杉下(すぎした)/演:風間俊介
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SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、超能力などを使った特殊な事件を捜査するために設立された、未詳事件特別対策係を舞台にした刑事ドラマ及び原作をもとにした映画である。IQ201の天才刑事と警視庁特殊部隊 (SIT) 出身の捜査官が特殊能力(SPEC)を持つ犯人と対決する姿が描かれている。ドラマ初期にはミステリーなストーリーが繰り広げられ、後半になるとSPECに関わる陰謀劇が中心となっている。2人の刑事の個性的なキャラクターも見どころのひとつだ。
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スウィングガールズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『スウィングガールズ』とは、2004年に公開された「ジャズやるべ!」をキャッチフレーズに掲げた青春コメディ映画である。監督・脚本は『ウォーターボーイズ』で一躍有名になった矢口史靖が手掛け、主演には上野樹里を迎えた。山形の田舎を舞台に、ジャズや音楽とは無縁だった田舎の女子高生達は、ひょんな事からビッグバンドを組みある日突然ジャズの世界へ。落ちこぼれ高校生達が、ビッグバンドをきっかけに次第にジャズに魅了されていく様が描かれている。
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グランメゾン東京(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『グランメゾン東京』とは、2019年に放送された、天才シェフが東京で三ツ星レストランを目指すテレビドラマ。尾花夏樹は経営するパリの店で事件を起こして全てを失ってしまう。そんな中、女性シェフ早見倫子に出会い、共に「グランメゾン東京」を開店させ、三つ星獲得を目指すストーリー。『グラグラメゾン♥東京 〜平古祥平の揺れる思い〜』というスピンオフドラマも放送された。
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仮面ライダーゼロワン(Zero-One)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーゼロワン』とは、東映制作で2019年に放送された仮面ライダーシリーズの特撮テレビドラマ。令和初の仮面ライダーシリーズ。主人公の飛電或人/仮面ライダーゼロワンは祖父が亡くなったため飛電インテリジェンス社長兼仮面ライダーゼロワンとして戦うことになる。人工知能搭載型ロボットヒューマギアを暴走させようとするサイバーテロリスト組織滅亡迅雷.netとの闘いや夢と情熱の大切さを描く。キャッチコピーは「令和仮面ライダー元年」、「世界最強の社長はただひとり!オレだ!」。
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シン・ウルトラマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シン・ウルトラマン』とは、脚本・庵野秀明、監督・樋口真嗣による、人類のために戦う異星人ウルトラマンと、その周囲の人々の活躍を描いた映画作品。日本を代表するクリエイターによる伝説的な特撮作品のリブートということで、公開前から大きな話題となった。 突如日本に出現し始めた巨大生物、禍威獣。その脅威に対抗するため結成された禍特隊の前に、銀色の巨人が現れる。ウルトラマンと名付けられたその巨人は禍威獣から人々を守るように振る舞い、禍特隊がその謎を追う一方、地球にはかつてない危機が迫っていた。
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映画刀剣乱舞(継承)のネタバレ解説・考察まとめ
『映画刀剣乱舞(継承)』とは日本刀ブームを巻き起こした大人気刀剣育成ゲーム『刀剣乱舞ONLINE』を原作に、監督に耶雲哉治、脚本に小林靖子を迎えた作品。歴代名刀を擬人化させた「刀剣男士」と歴史改変を目論む「時間遡行軍」との熱い殺陣が楽しめる。舞台は本能寺、織田信長を守り歴史を変えようとする時間遡行軍を無事撃破した刀剣男士。しかし、歴史通りと思われた矢先、彼らは信長の生存を知る。キャストは若手舞台俳優を、主題歌には西川貴教と布袋寅泰がタッグを組んだ豪華な布陣となっている。
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3年A組 ―今から皆さんは、人質です―(3A)のネタバレ解説・考察まとめ
『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』とは、日本テレビ系で2019年に放送された日本のテレビドラマ。半年前に起きた女子生徒・景山澪奈の自殺の真相を明らかにするため、美術教師の柊一颯が生徒たちを人質に取った立てこもり事件を起こす、異色の学園ドラマである。主演は菅田将暉。生徒役には永野芽郁や今田美桜、森七菜などが出演している。『電車男』や『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』などのヒットドラマを生み出した武藤将吾が脚本を手掛ける。
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この恋あたためますか(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『この恋あたためますか』は、コンビニスイーツ開発を通し恋愛に発展していく甘い恋模様を描いた恋愛ドラマだ。コンビニチェーンの新社長である浅羽拓実と、夢に破れたコンビニアルバイト井上樹木が、スイーツ開発をしていくというストーリーになっている。井上樹木はコンビニスイーツが大好きで、あらゆるコンビニスイーツを食べSNSに評価を投稿していた。その的確な評価を浅羽社長が認め、スイーツ開発メンバーとして選んだのだ。はじめは意見が合わず対立するが、徐々に相手を必要とし恋へと発展していく。
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新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。
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夜のピクニック(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『夜のピクニック』とは、恩田陸の青春長編小説『夜のピクニック』を原作としたヒューマンドラマである。「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう」をキャッチコピーにして、2006年9月30日に公開された。主人公の甲田貴子は、北高に通う高校3年生である。北高には、一昼夜かけて80㎞を歩く「歩行祭」という伝統行事があった。貴子は、高校生活最後の歩行祭で「同じクラスの西脇融と話をする」という1人だけの秘密の賭けをしていた。青春時代の輝きや、友人の大切さなどを感じる青春映画である。
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仮面ライダーフォーゼ(Fourze)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーフォーゼ(Fourze)』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で2011年9月4日から2012年8月26日まで全48話放送された。平成仮面ライダーシリーズ第13作目にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品である。天ノ川学園高校に転校してきた如月弦太朗(きさらぎげんたろう)は、学校を荒らす怪人「ゾディアーツ」から生徒を守るために「仮面ライダーフォーゼ」に変身し、宇宙のパワーで戦う、近未来を舞台に繰り広げられる青春学園物語である。
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コンフィデンスマンJP(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『コンフィデンスマンJP』とは、2018年4月9日〜6月11日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21時から「月9」枠で放送された。主要キャストが全員詐欺師となっている。11年ぶりに「月9」の主演に抜擢された長澤まさみが、ダー子を演じる。他に、「月9」初出演の東出昌大はボクちゃん、ベテラン俳優の小日向文代はリチャードを演じる。古沢良太脚本としては、初の"コンゲーム"をテーマとした、痛快エンターテインメントコメディー作品。毎話豪華ゲストを相手に、奇想天外で壮大な騙しあいバトルが見どころである。
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アバランチ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『アバランチ』とは2021年に放送されたテレビドラマ。主演は綾野剛。世間の裏で様々な悪事を行う政治家や権力者の正体を暴き、インターネット上に公開することで社会的に制裁も加え、解決していく謎の集団の戦いを描いた作品である。アバランチとは「雪崩」を意味であり、第1話のタイトルでもある。最終回の世帯視聴率は、関東地区で8.2%、個人視聴率は4.5%であった。
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天皇の料理番(2015年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『天皇の料理番』とは、宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の生涯をモデルとしたドラマで、TBSテレビ60周年特別企画として制作された。2015年4月に放送され、脚本は森下佳子が担当する。主演は佐藤健で、黒木華や桐谷健太などが出演している。秋山篤蔵は両親に海産物問屋の松前屋の婿養子にさせられ、そこの跡取りとして働き始める。そんな彼があることをきっかけに、日本一の料理人になるという夢を持ち、奮闘するという物語。平均視聴率は14.9%を記録し、東京ドラマアウォード2015などで数々の賞を受賞した。
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エンジン(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『エンジン』とは、2005年にフジテレビの月9枠で放送された木村拓哉主演のドラマ。レーサーの神崎次郎はヨーロッパのチームに所属していたが、トラブルを起こし解雇されてしまう。その後日本に帰国するも、所属先が決まらず実家である養護施設で暮らすこととなる。挫折を味わい1度はレースを諦めるが、共に施設で暮らす子供達の為レースへ復帰するまでを描いたドラマである。レースシーンでは、富士スピードウェイにて撮影された。脚本は数々のヒット作を手がけた井上由美子であり、木村拓哉主演の作品は2作目となる。
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CHEAT チート 〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『CHEAT チート 〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜』とは、日本テレビ系列で放送された"詐欺師たちを騙し返す"集団を描いたエンターテインメントドラマである。原作が無いオリジナルドラマとして読売テレビにより制作され、2019年10月から放送された。人の心を見抜き人を騙すことに天才的な才能をもつ主人公・沙希が、詐欺師を騙すスペシャリスト集団チートのメンバーとなり詐欺師達を懲らしめてゆく。主人公を本田翼が、チートを束ねるリーダー的存在の刑事を風間俊介が演じ話題となった。
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silent(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『silent』とは、2022年10月から12月まで放送された、聴力を失ったかつての恋人との関係が主題のテレビドラマ。恋人同士だった青羽紬(あおばつむぎ)と佐倉想(さくらそう)だが、想が病気で耳が聞こえなくなってしまい、理由も言わずに別れを告げて姿を消してしまう。久々に想に再会した紬は、想への思いに戸惑いながらも現実に向き合っていくというストーリー。スピッツの楽曲がテーマになっているのが特徴。TVerのお気に入り登録が全番組で最多の246万人を突破し、若い女性を中心に大きな話題となった。
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TOKYO MER(走る緊急救命室)のネタバレ解説・考察まとめ
『TOKYO MER(走る緊急救命室)』とは、2021年7月から9月まで放送された本格救命医療ドラマ。都知事の号令で東京海浜病院内に設置された、試験運用中の救命救急プロフェッショナルチームTOKYO MER。最新の医療機器とオペ室を搭載したERカーで、危険な重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者に救命処置を施すチームの活躍を描く。一人も死者を出さないことが、彼らに課されたミッションである。コロナ禍で新型コロナウイルスとの闘いを続ける医療従事者に感謝の意を込めたドラマとして放送された。
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目次 - Contents
- 『大奥』の概要
- 『大奥』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ/第1話
- 三代将軍・家光編(第2話〜)
- 五代将軍・綱吉編(第5話〜)
- 八代将軍・吉宗編(第8話〜)
- 『大奥』の登場人物・キャラクター
- 八代将軍・吉宗編
- 徳川吉宗(とくがわ よしむね)/演:冨永愛、清水香帆
- 水野祐之進(みずの ゆうのしん)・進吉(しんきち)/演:中島裕翔
- 杉下(すぎした)/演:風間俊介
- 加納久通(かのう ひさみち)/演:貫地谷しほり、後藤由依良
- 藤波(ふじなみ)/演:片岡愛之助
- 信(のぶ)/演:白石聖
- 松島(まつしま)/演:橋本淳
- 柏木(かしわぎ)/演:井上祐貴
- 村瀬正資(むらせ まさすけ)/演:石橋蓮司、岡山天音
- 水野の母/演:大西智子
- 副島(そえじま)/演:植木祥平
- 白河(しらかわ)/演:佐々木陽平
- 垣添(かきぞえ)/演:山時聡真
- 吉宗の侍女/演:宮下咲
- 間部詮房(まなべ あきふさ)/演:国分佐智子
- 徳川家重(とくがわ いえしげ)/演:三浦透子
- 徳川宗武(とくがわ むねたけ)/演:松風理咲
- 小夜姫(さよひめ)/演:竹野谷咲
- 大岡忠相(おおおか ただすけ)/演:MEGUMI
- 大岡忠光(おおおか ただみつ)/演:岡本玲
- 小川笙船(おがわ しょうせん)/演:片桐はいり
- 笙船の助手/演:江守沙矢
- 龍(たつ)/演:當間あみ
- 対馬守(つしまのかみ)/演:小柳友貴美
- 和泉守(いずみのかみ)/演:三浦純子
- 河内守(かわちのかみ)/演:二木咲子
- 卯之吉(うのきち)/演:吉田庸
- 医師/演:山崎美貴
- 松平乗邑(まつだいら のりさと)/演:黒沢あすか
- 一平太(いっぺいた)/演:保坂凛駆
- かよ/演:橘芳奈
- 左近(さこん)/演:内田裕大
- お幸の方(おこうのかた)/演:吉田大輝
- 徳川家治(とくがわ いえはる)/演:落井実結子、森山のえる
- 堀田正亮(ほった まさすけ)/演:佐藤みゆき
- 西尾忠尚(にしお ただなお)/演:渕野陽子
- 本多正珍(ほんだ まさよし)/演:山本祐子
- 御中臈(おちゅうろう)/演:長森要、奥﨑海斗、土屋翔、重松直樹
- 御錠口(おじょうぐち)/演:大越晴護
- 小姓(こしょう):黒田和将
- 三代将軍・家光編
- 徳川家光(とくがわ いえみつ)・千恵(ちえ)/演:堀田真由、宝辺花帆美
- 万里小路有功(までのこうじ ありこと)/演:福士蒼汰
- 春日局(かすがのつぼね)/演:斉藤由貴
- 玉栄(ぎょくえい)/演:奥智哉
- 稲葉正勝(いなば まさかつ)/演:眞島秀和
- 角南重郷(すなみ しげさと)/演:田中幸太朗
- 勝田頼秀(かつた よりひで)/演:水間ロン
- 和田正隆(わだ まさたか)/演:佐藤祐基
- 松平信綱(まつだいら のぶつな)/演:山中聡
- 松平輝綱(まつだいら てるつな)/演:富山えり子
- 澤村伝右衛門(さわむら でんえもん)/演:児玉純一
- 朽木稙綱(くつき たねつな)/演:永井大
- 明慧(みょうけい)/演:齊藤友暁
- 捨蔵(すてぞう)/演:濱尾ノリタカ
- 千代姫(ちよひめ)/演:和田葵
- 溝口左京(みぞぐち さきょう)/演:押田岳
- 松子(まつこ)/演:不明
- 中根正盛(なかね まさもり)/演:西嶋陽一
- 五代将軍・綱吉編
- 徳川綱吉(とくがわ つなよし)/演:仲里依紗、岡本望来
- 右衛門佐(えもんのすけ)/演:山本耕史
- 桂昌院(けいしょういん)/演:竜雷太
- 柳沢吉保(やなぎさわ よしやす)/演:倉科カナ、田中悠愛
- 鷹司信平(たかのつかさ のぶひら)/演:本多力
- 松姫(まつひめ)/演:戸簾愛、中村乙葉
- 伝兵衛(でんべえ)/演:徳重聡
- 秋本(あきもと)/演:中川大輔
- お江/演:渡辺江里子
- お美/演:木村美穂
- 牧野成貞(まきの なりさだ)/演:内田慈
- 牧野邦久(まきの くにひさ)/演:吉沢悠
- 牧野貞安(まきの さだやす)/演:三宅亮輔
- 市川団十郎(いちかわ だんじゅうろう)/演:西川扇里治
- 隆光(りゅうこう)/演:山本學
- 大典侍(おおすけ)/演:一色洋平
- 新典侍(しんすけ)/演:神田穣
- 徳川光貞(とくがわ みつさだ)/演:飯島順子
- 徳川綱教(とくがわ つなのり)/演:君島光輝
- 徳川頼職(とくがわ よりもと)/演:坂上梨々愛
- 大石内蔵助(おおいし くらのすけ)/演:福井博章
- 吉良上野介(きら こうずけのすけ)/演:つかもと景子
- 間者 /演:松村龍之介
- 上様の念者/演:池田航、織部典成
- 老中/演:潮田由香里、藤本沙紀、金谷真由美、氏家恵、比佐廉、安藤瞳
- 瓦版/演:麻生子八咫
- 医療編・幕末編
- 青沼(あおぬま)/演:村雨辰剛
- 平賀源内(ひらが げんない)/演:鈴木杏
- 黒木(くろき)/演:玉置玲央
- 田沼意次(たぬま おきつぐ)/演:松下奈緒
- 松平定信(まつだいら さだのぶ)/演:安達祐実
- 伊兵衛(いへえ)/演:岡本圭人
- 一橋治済(ひとつばし はるさだ)/演:仲間由紀恵
- 徳川家斉(とくがわ いえなり)/演:中村蒼
- 茂姫(しげひめ)/演:蓮佛美沙子
- 『大奥』の用語
- 大奥
- 赤面疱瘡(せきめんほうそう)
- 没日録(ぼつにちろく)
- 大奥の役職
- 大奥総取締(おおおくそうとりしまり)
- 御台所(みだいどころ)
- 御中臈(おちゅうろう)
- 御小姓(おこしょう)
- 御右筆(ごゆうひつ)
- 呉服の間(ごふくのま)
- お三の間(おさんのま)
- 『大奥』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 万里小路有功「凍え雛 一羽身を寄せ 坊主雛 千の恵や 功有らんと願ふ」
- 右衛門佐「大奥の男たちはみな、上様に恋をしているのでござります」
- 柳沢吉保「佐には会えましたか?」
- 徳川吉宗「役立たずだから死にたいと。裏を返せば、それは生きるなら人の役に立ちたいということ。違うか」
- 加納久通「一炊の夢を見させていただきました。よき夢にございました」
- 『大奥』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「質素倹約」を表す吉宗の着物
- 阿佐ヶ谷姉妹そのままのドラマオリジナルキャラクター
- 『大奥』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:幾田りら「蒲公英」