めがね(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『めがね』とは、都会からとある島にやって来た女性・タエコが、滞在する宿の主人・ユージや、島の高校教師・ハルナ、タエコを探しに島に来たヨモギ、そして毎年春に島に来ては、少し変わったかき氷屋をしているサクラとのふれあいの中で、固く閉ざしていた心を解きほぐしていくストーリーとなっている。「何が自由か、知っている」をキャッチコピーにして、2007年に公開。主演は小林聡美、監督は萩上直子が務めた。2008年のベルリン映画祭では、パノラマ部門に参加し、日本映画初のマンフリート・ザルツゲーバー賞を受賞した。

『めがね』の概要

『めがね』とは、都会からとある島にやって来た女性・タエコが、島で出会った人々とのふれあいを通して、心を解きほぐしていくヒューマンドラマである。「何が自由か、知っている」をキャッチコピーにして、2007年に公開された映画である。監督は萩上直子。本映画のスタッフは、萩上直子監督の前作である『かもめ食堂』(2006年公開)のスタッフが再集結し、主演も『かもめ食堂』と同じ小林聡美で撮影された。日本での興行収入は5.2億円、観客動員数34.3万人である。また、2008年2月のベルリン映画祭では、パノラマ部門に参加し、日本映画初のマンフリート・ザルツゲーバー賞を受賞している。マンフリート・ザルツゲーバー賞とは、パノラマ部門の元ディレクターであるマンフレート・ザルツゲーバー氏の功績を称え、2000年に設立された賞で、ヨーロッパで未配給の「既存の概念にとらわれない芸術表現をした」作品に授与される賞である。
物語は、ある春の日に、都会からある島にタエコという女性がやって来たところから始まる。タエコは、民宿ハマダに滞在しながら、宿の主人であるユージや、島で高校教師をしているハルナ、タエコを探しに島にやって来た青年・ヨモギ、そして毎年春に島に来ては、少し変わったかき氷屋を開いているサクラとのふれあいの中で、固く閉ざしていた心を解きほぐしていくストーリーとなっている。

『めがね』のあらすじ・ストーリー

タエコとサクラ

眼鏡をかけた中年男性のユージは、空を飛ぶプロペラ機を見て「来た」と言った。ユージは島で「民宿ハマダ」を営んでいた。
同じ頃高校教師の眼鏡をかけたハルナも、空を見上げて「来た」とつぶやいていた。
彼らが「来た」と言ったのは、毎年春になるとやって来るサクラのことだった。サクラも眼鏡を賭けていて「民宿ハマダ」にほど近い海辺の小屋で、かき氷屋をしていた。

同じ年の春都会から眼鏡をかけたタエコが、プロペラ機で島にやって来た。
タエコが重そうなキャリーケースを引きずりながら、「民宿ハマダ」を目指して歩いていると「氷ありますよ」と声をかけられた。丸眼鏡がよく似合うサクラが、かき氷屋の小屋の前で微笑んでいた。
タエコは「結構です」と言って立ち去った。

タエコが「民宿ハマダ」に着くと、ユージと飼い犬のコージが出迎えてくれた。
部屋に案内されるとユージは窓際で「こっちが町で、こっちが海。それだけ分かればなんとかなる」と街案内をした。また携帯電話が島では使えないので、民宿の電話を借りなければいけないと説明した。
ユージが部屋を出ていくと、タエコは1人部屋で窓の外を眺めた。

「民宿ハマダ」の食堂は部屋のある建物の横に建っていて、風がよく入る開放的な作りになっていた。

食堂に来たタエコは、食事の準備をするユージを見ながら水を飲んだ。民宿の客はタエコだけだった。ユージは春先の客は3年ぶりだと話した。
迷わず民宿に辿り着いたタエコにユージは、「自分の作った地図は分かりにくいため、大抵の客は迷ってしまう」と言った。迷わず来れた人も3年ぶりだった。
ユージは「あなたには、ここにいる才能がある」と言った。タエコはよく分からなかったので曖昧に返事をした。

ユージは作り終えた弁当を風呂敷で包みながら、「大切な人が来たから夕食は外で食べる」と言った。タエコは想定していなかったので断った。
すると彼は冷蔵庫のものを適当に食べるよう言って出かけてしまった。タエコは自分の荷物が外に置きっぱなしになっているのに気がついた。
ユージが部屋に運んでくれるはずだったのに、仕方なく自分で荷物を運びバナナを食べながら1人で過ごした。

たそがれる

朝食を食べるタエコ、ユージ、サクラ(右から)

翌朝人の気配を感じて起きると、隣にサクラが正座していた。サクラは「今日もいい天気」と言うと、驚いて戸惑っているタエコを残して部屋から出て行った。
タエコはその後二度寝したが、音楽が聞こえてきて目が覚めた。昨日はバナナしか食べてなかったので食堂に行くと、誰もいなかった。

音楽がする方へユージを探しに行くと、海辺で子供たちやサクラと一緒に不思議な体操をしていた。サクラが考えたメルシー体操をしようとユージに誘われるが、「結構です」と断るタエコだった。

食堂の外にあるベンチでユージを待っていると、彼に「朝ご飯ですよ」と声をかけられた。朝食は1人で食べるのかと思っていたが、大きなテーブルでユージとサクラと一緒に食べることになった。サクラは民宿に滞在しながら、ユージの手伝いをしているようだった。

タエコは毎年ユージが手作りしている梅干しを食べた。梅はその日の難逃れという諺があり、ユージは朝食に毎日出しているのだった。
タエコは島を観光するため、おすすめの場所を聞いてみた。すると2人は顔を見合わせて、「ここには観光をするところなどない」と言った。この島に来た人は何をしているのか尋ねると、ユージは少し考えて「たそがれる」と答えた。

朝食後「たそがれる」とつぶやきながら町を歩いていたタエコは、することがなく海を眺めていたが早々に立ち上がった。
都会で生活していたタエコには、何もせずたそがれるのは退屈なだけだった。

サクラのかき氷屋には、ハルナともう1人住人の女性がいた。島の女性はかき氷を食べ終わると、お金の代わりに野菜を渡して帰って行った。
そこへタエコがやって来た。サクラはいつものように「氷ありますよ」と声をかけた。

タエコは氷ではなく冷たい飲み物が欲しかったが、ハルナに「ここには氷しかない」と言われた。
立ち去ろうとするタエコにサクラはもう一度「氷ありますよ」と言うが、「氷は苦手だから結構です」とタエコは断った。

やることがないタエコは町で赤い毛糸を買い、民宿のベンチで夕方になるまで編み物をしていた。心地よい風が吹き空を見上げていると、サクラが夕食だと声をかけてきた。
しかし1人で食べたかったタエコは「後で食べる」と言うと、あっさりサクラは行ってしまった。

タエコが編み物を終えて食堂へ行くと、ユージとサクラに加えてハルナがバーベキューをしていた。ハルナはサクラが好きで、春の間はいつも民宿に遊びに来ていた。
タエコは一緒にバーベキューを食べることにした。

椅子に座るとサクラがビールを注いだ。
タエコが「たそがれるのはここの習慣か」と尋ねると、ユージは「癖みたいなもので、たそがれが得意な人が集まっている」と答えた。
たそがれること以外に何かないか尋ねると、「たそがれないのに、何をしにこの島に来たのか」と逆に聞かれてしまった。

タエコに寄り添うサクラ

サクラの漕ぐ自転車の後ろに乗るタエコ

翌朝タエコはまたサクラに起こされた。タエコは少し怒って「ほっといて欲しい」と伝えると、サクラはニコニコしながら部屋を出て行った。
まだ寝ていたいタエコだったが、メルシー体操が聞こえてきて寝ることができなかった。

タエコは民宿を出るために荷造りを始めた。ユージやサクラの都会とは違う距離感に馴染めなかったのだ。荷造りを終えたタエコは、朝ご飯を食べていたユージとサクラとハルナに、島にあるもう1つの宿の「マリンパレス」に行くと告げた。
3人は「マリンパレス」はたそがれに向いていないとタエコを止めたが、彼女は行くと言って聞かなかった。

タエコはハルナの運転する軽トラックに乗せてもらい、「マリンパレス」に向かった。ハルナは彼女のキャリーケースを見て大きな荷物だと驚いた。必要な物だけ持って来たタエコだったが、「サクラは鞄ひとつで島に来る」とハルナは言った。
何もないこの島に毎年来ることに驚いたタエコは、サクラとユージの関係が気になった。ハルナは「ものすごい関係」と、よく分からないことしか言わなかった。

「マリンパレス」にタエコがつくと女主人は、午前中に畑仕事をして午後からは勉強会をすると説明した。自分には向かない宿だと分かったタエコは「マリンパレス」を後にした。
携帯電話がつながらないので道も検索できず、重いキャリーケースを引きずりながらひたすら歩き続けた。

そこに彼女を心配したサクラが、荷台のついた自転車に乗って迎えに来てくれた。サクラは何も言わず、自転車にタエコが乗るのを待ってくれた。タエコは重いキャリーケースを持って乗ろうとしたが考え直して、鞄ひとつで自転車に乗り「民宿ハマダ」に戻った。

翌朝目覚めたタエコは気分が良くなり、歯磨きをしながらメルシー体操を踊った。
朝食は4人で食卓を囲んだ。

ハルナは昨日サクラの自転車にタエコが乗っていたのを見かけたことを話し、ユージは乗ってみたいと羨ましがった。
ハルナはたそがれが得意でないタエコが、春先に島に来た理由を知りたがった。携帯電話が繋がらないところに来たかったと答えたが、他に理由があるのでないかと食い下がった。
その日は海を眺めながら、赤い毛糸で編み物の続きをして過ごした。

タエコの笑顔

編み物を切り上げて民宿に戻ると、ビールを飲みながらタエコを待っていた青年がいた。ヨモギという青年はタエコを先生と呼んだ。
「ここがよく分かったね」と言うタエコに、「何よりも先生のことを思っているから」とヨモギは冗談を言った。

お昼を食べている時にハルナが、ヨモギが誰なのかタエコに聞いた。タエコは「さあ」ととぼけるだけだった。
お昼を食べた後タエコはヨモギに帰らないのか尋ねた。ヨモギは「ここで飲むビールは最高だし、たそがれるのも良いから飽きるまで帰らない」と答えた。

翌日タエコはユージにたそがれるコツを聞いてみた。ユージは昔のことを思い出したり、誰かのことをじっくり考えてみたりするのがコツだと話した。
ユージも誰かのことを考えるのかと尋ねると、「自分はここで、時が過ぎていくのを待つだけだ」とユージは答えた。ユージが島に移住することになったきっかけは、サクラのかき氷だった。彼はタエコにかき氷を食べてみることを勧めた。

タエコがかき氷屋に行くと、いつものようにサクラが「氷ありますよ」と声をかけた。タエコは「いただきます」と答えた。同時に後ろからやって来たヨモギも「いただきます」と返事をした。
タエコとヨモギは、サクラがかき氷を作るのを座りながらじっと見ていた。

最初の一口を海を見ながらじっくり味わった。かき氷が苦手なタエコだったが、自然とスプーンが進んだ。そこにハルナが休憩しにやって来て、サクラのかき氷を食べ始めた。
ユージがかき氷屋の前を通りかかり、「ずるい」と言ってかき氷を注文した。サクラは自分の分も作ってハルナの隣で食べた。

タエコがかき氷の値段を聞くと氷屋さんには氷を貰い、女の子からは折り紙を貰っていた。自分は何を渡せばいいかタエコが考えていると、ヨモギがユージとハルナは何を渡しているのか尋ねた。ハルナは自分たちはマンドリンだと答えた。
日も暮れて夕焼け空になった頃、ユージとハルナはかき氷屋の前でマンドリンを弾いた。それを聞きながら、タエコたちは海を眺めてたそがれるのだった。

翌朝タエコが食堂に行くとサクラが小豆を煮ていた。タエコがサクラの近くに寄ってその様子を見ていると、「大切なのは焦らないこと。焦らなければそのうちきっと」と言って、小豆を皿によそってタエコに渡した。タエコは小豆を食べて美味しそうに頷いた。

タエコはまた海辺で編み物をしていた。
そこへハルナがやって来て彼女が何者なのか聞いてきた。タエコは「何者でもない」と答えた。
いつまで島にいるのか聞いたハルナは、「飽きるまで」と答えたタエコが小豆をサクラから貰っていたことにやきもちを妬いて、「早く飽きて」と言った。
ハルナはタエコの編み物を見て綺麗に揃った網目だと褒めたが、タエコは網目がそろってつまらないとほどいてしまった。

それに慌てるハルナの様子を見て、タエコはこの島に来て初めて声を上げて笑った。

夏の訪れ

ビールを飲みながら海を見つめるサクラ、ユージ、ハルナ、タエコ、ヨモギ(手前から)

翌朝タエコはメルシー体操に参加していた。彼女は楽し気にメルシー体操を踊っていた。
民宿に戻ったタエコは草花の世話をするハルナに、春以外のサクラは何をしているのか尋ねた。ハルナはサクラの自転車の後ろに乗ったタエコに、やきもちを妬いて教えなかった。
たまたま通りかかったヨモギも羨ましがり、タエコは嬉しそうに笑っていた。

タエコが散歩をしていると、サクラを荷台に乗せたユージが自転車を漕いでやって来た。ビールを飲むのに誘われたタエコと、ヨモギとハルナも加わって海辺で5人でゆっくりした。
ヨモギは「旅は永遠に続かない」と言って、自分はそろそろ帰ることをタエコに告げた。タエコはどうするか尋ねられたが、「うん」と答えるだけだった。ヨモギはドイツ語で詩を暗唱し、彼女はそれを黙って聞いていた。

翌朝かき氷屋にいったタエコは、「ここに来るまでは、地球なんかなくなってしまえばいいと思っていた。この海には何があるのか」とサクラに話した。
何もないからいいのかと呟くタエコに、「何か欲しいものがあるのか」とサクラが尋ねた。
タエコは驚いてサクラを見たが、彼女は黙って小屋の中に入りかき氷を作り始めた。

民宿の厨房でサクラが、大きな魚をさばこうとしていた。脇にいたハルナは人が死んだらどうなるのか尋ねた。サクラは「人は死んだら二度と死なない」と答え魚に包丁を入れた。
その後2人が野菜の下ごしらえをしているとタエコがやって来て、かき氷のお礼だと紙袋を置いて行ってしまった。
中身は赤い毛糸の編み物だった。

もうすぐ夏なのにとハルナが呟くと、ぽつぽつと雨が降ってきた。

新しい季節

翌朝タエコが食堂に向かうと、ユージが1人で食事の準備をしていた。サクラはどこにいるのか尋ねると、ユージは黙って外を見つめた。
タエコは急いでかき氷屋の小屋まで行くと、固く戸締りがされていてサクラは帰ってしまっていた。

民宿で少し寂しい朝食を取り、梅干しを食べながらユージに「梅はその日の難逃れ」とタエコは言った。
そしてタエコは帰ることにした。

ハルナが空港までタエコを送ってくれた。途中窓から顔を出して外を眺めようとすると、眼鏡が飛んで行ってしまった。
タエコはまあいいかという顔をして空を眺めるのだった。

翌年海辺でマンドリンを弾いていたユージは、春を感じ「来た」と言った。ハルナも春とサクラの気配を感じていた。
ユージとハルナはかき氷屋の小屋を開ける準備を始めた。そこには新しい眼鏡をかけたタエコもいた。

小屋の掃除をしていると、昨年タエコが渡した赤い毛糸の長すぎる編み物を巻いたさくらがやって来た。サクラの後ろにはヨモギもいた。
5人は綺麗な海の前で顔を見合わせた。

『めがね』の登場人物・キャラクター

タエコ(演:小林聡美)

ある春の日、携帯電話が通じないところへ行きたかったという理由で、都会から島にやって来た女性。春の終わりごろに、サクラに「地球なんてなくなってしまえばいいのにと思っていた」と話していたことからも、何かもやもやとした気持ちや悩み事を抱えていたと思われる。島に来た本当の理由は、誰が聞いてもごまかしてしまい、教えてくれない。
黒い眼鏡をかけている。島にいる間は、民宿ハマダに滞在している。編み物が好きで、島では毎日赤い毛糸で編み物をしていた。
島に来た当初は、観光するところが何もない島にも飽き、「島ではたそがれるのが良い」というユージやサクラ、ハルナの助言も受け流していた。また、突然「今日は大切な人が来たから夕食は外でみんなで食べる」と言い出す宿主のユージや、毎朝タエコを部屋に起こしにやって来るサクラの、都会とは違う人との距離感に嫌気が差し、別な宿マリンパレスに移動してしまった。しかし、マリンパレスがタエコとは合わない変わった宿だったため、マリンパレスを出て途方に暮れていたところを、サクラが荷台付きの自転車で迎えに来てくれたことをきっかけに、徐々に心を開いていく。その時に、荷台に乗らないキャリーケースを置いてきたが、そのことがきっかけで大切だと思っていたものが実は手元になくても生きていけることに気付き、心がほぐれていく一助となった。
タエコを追って、タエコを「先生」と呼ぶ青年ヨモギが島にやって来るが、彼との関係性は明かされていない。
結局、ヨモギ、サクラよりも最後に島を後にすることになったが、帰りの道中でこれまで掛けていた眼鏡が風で飛ばされてしまう。これまではきっと飛ばされた眼鏡を拾いに行っていただろうタエコだったが、眼鏡が飛ばされても「まあ、いいか」と思えるほど、気持ちが楽になっていた。
島に移住したのか、それともサクラのように春になると島に来るようになったのかは不明だが、翌年にはユージやハルナと一緒にサクラのかき氷屋の小屋を準備してサクラが島に来るのを待っていた。

サクラ(演:もたいまさこ)

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