めがね(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『めがね』とは、都会からとある島にやって来た女性・タエコが、滞在する宿の主人・ユージや、島の高校教師・ハルナ、タエコを探しに島に来たヨモギ、そして毎年春に島に来ては、少し変わったかき氷屋をしているサクラとのふれあいの中で、固く閉ざしていた心を解きほぐしていくストーリーとなっている。「何が自由か、知っている」をキャッチコピーにして、2007年に公開。主演は小林聡美、監督は萩上直子が務めた。2008年のベルリン映画祭では、パノラマ部門に参加し、日本映画初のマンフリート・ザルツゲーバー賞を受賞した。
『めがね』の概要
『めがね』とは、都会からとある島にやって来た女性・タエコが、島で出会った人々とのふれあいを通して、心を解きほぐしていくヒューマンドラマである。「何が自由か、知っている」をキャッチコピーにして、2007年に公開された映画である。監督は萩上直子。本映画のスタッフは、萩上直子監督の前作である『かもめ食堂』(2006年公開)のスタッフが再集結し、主演も『かもめ食堂』と同じ小林聡美で撮影された。日本での興行収入は5.2億円、観客動員数34.3万人である。また、2008年2月のベルリン映画祭では、パノラマ部門に参加し、日本映画初のマンフリート・ザルツゲーバー賞を受賞している。マンフリート・ザルツゲーバー賞とは、パノラマ部門の元ディレクターであるマンフレート・ザルツゲーバー氏の功績を称え、2000年に設立された賞で、ヨーロッパで未配給の「既存の概念にとらわれない芸術表現をした」作品に授与される賞である。
物語は、ある春の日に、都会からある島にタエコという女性がやって来たところから始まる。タエコは、民宿ハマダに滞在しながら、宿の主人であるユージや、島で高校教師をしているハルナ、タエコを探しに島にやって来た青年・ヨモギ、そして毎年春に島に来ては、少し変わったかき氷屋を開いているサクラとのふれあいの中で、固く閉ざしていた心を解きほぐしていくストーリーとなっている。
『めがね』のあらすじ・ストーリー
タエコとサクラ
眼鏡をかけた中年男性のユージは、空を飛ぶプロペラ機を見て「来た」と言った。ユージは島で「民宿ハマダ」を営んでいた。
同じ頃高校教師の眼鏡をかけたハルナも、空を見上げて「来た」とつぶやいていた。
彼らが「来た」と言ったのは、毎年春になるとやって来るサクラのことだった。サクラも眼鏡を賭けていて「民宿ハマダ」にほど近い海辺の小屋で、かき氷屋をしていた。
同じ年の春都会から眼鏡をかけたタエコが、プロペラ機で島にやって来た。
タエコが重そうなキャリーケースを引きずりながら、「民宿ハマダ」を目指して歩いていると「氷ありますよ」と声をかけられた。丸眼鏡がよく似合うサクラが、かき氷屋の小屋の前で微笑んでいた。
タエコは「結構です」と言って立ち去った。
タエコが「民宿ハマダ」に着くと、ユージと飼い犬のコージが出迎えてくれた。
部屋に案内されるとユージは窓際で「こっちが町で、こっちが海。それだけ分かればなんとかなる」と街案内をした。また携帯電話が島では使えないので、民宿の電話を借りなければいけないと説明した。
ユージが部屋を出ていくと、タエコは1人部屋で窓の外を眺めた。
「民宿ハマダ」の食堂は部屋のある建物の横に建っていて、風がよく入る開放的な作りになっていた。
食堂に来たタエコは、食事の準備をするユージを見ながら水を飲んだ。民宿の客はタエコだけだった。ユージは春先の客は3年ぶりだと話した。
迷わず民宿に辿り着いたタエコにユージは、「自分の作った地図は分かりにくいため、大抵の客は迷ってしまう」と言った。迷わず来れた人も3年ぶりだった。
ユージは「あなたには、ここにいる才能がある」と言った。タエコはよく分からなかったので曖昧に返事をした。
ユージは作り終えた弁当を風呂敷で包みながら、「大切な人が来たから夕食は外で食べる」と言った。タエコは想定していなかったので断った。
すると彼は冷蔵庫のものを適当に食べるよう言って出かけてしまった。タエコは自分の荷物が外に置きっぱなしになっているのに気がついた。
ユージが部屋に運んでくれるはずだったのに、仕方なく自分で荷物を運びバナナを食べながら1人で過ごした。
たそがれる
翌朝人の気配を感じて起きると、隣にサクラが正座していた。サクラは「今日もいい天気」と言うと、驚いて戸惑っているタエコを残して部屋から出て行った。
タエコはその後二度寝したが、音楽が聞こえてきて目が覚めた。昨日はバナナしか食べてなかったので食堂に行くと、誰もいなかった。
音楽がする方へユージを探しに行くと、海辺で子供たちやサクラと一緒に不思議な体操をしていた。サクラが考えたメルシー体操をしようとユージに誘われるが、「結構です」と断るタエコだった。
食堂の外にあるベンチでユージを待っていると、彼に「朝ご飯ですよ」と声をかけられた。朝食は1人で食べるのかと思っていたが、大きなテーブルでユージとサクラと一緒に食べることになった。サクラは民宿に滞在しながら、ユージの手伝いをしているようだった。
タエコは毎年ユージが手作りしている梅干しを食べた。梅はその日の難逃れという諺があり、ユージは朝食に毎日出しているのだった。
タエコは島を観光するため、おすすめの場所を聞いてみた。すると2人は顔を見合わせて、「ここには観光をするところなどない」と言った。この島に来た人は何をしているのか尋ねると、ユージは少し考えて「たそがれる」と答えた。
朝食後「たそがれる」とつぶやきながら町を歩いていたタエコは、することがなく海を眺めていたが早々に立ち上がった。
都会で生活していたタエコには、何もせずたそがれるのは退屈なだけだった。
サクラのかき氷屋には、ハルナともう1人住人の女性がいた。島の女性はかき氷を食べ終わると、お金の代わりに野菜を渡して帰って行った。
そこへタエコがやって来た。サクラはいつものように「氷ありますよ」と声をかけた。
タエコは氷ではなく冷たい飲み物が欲しかったが、ハルナに「ここには氷しかない」と言われた。
立ち去ろうとするタエコにサクラはもう一度「氷ありますよ」と言うが、「氷は苦手だから結構です」とタエコは断った。
やることがないタエコは町で赤い毛糸を買い、民宿のベンチで夕方になるまで編み物をしていた。心地よい風が吹き空を見上げていると、サクラが夕食だと声をかけてきた。
しかし1人で食べたかったタエコは「後で食べる」と言うと、あっさりサクラは行ってしまった。
タエコが編み物を終えて食堂へ行くと、ユージとサクラに加えてハルナがバーベキューをしていた。ハルナはサクラが好きで、春の間はいつも民宿に遊びに来ていた。
タエコは一緒にバーベキューを食べることにした。
椅子に座るとサクラがビールを注いだ。
タエコが「たそがれるのはここの習慣か」と尋ねると、ユージは「癖みたいなもので、たそがれが得意な人が集まっている」と答えた。
たそがれること以外に何かないか尋ねると、「たそがれないのに、何をしにこの島に来たのか」と逆に聞かれてしまった。
タエコに寄り添うサクラ
翌朝タエコはまたサクラに起こされた。タエコは少し怒って「ほっといて欲しい」と伝えると、サクラはニコニコしながら部屋を出て行った。
まだ寝ていたいタエコだったが、メルシー体操が聞こえてきて寝ることができなかった。
タエコは民宿を出るために荷造りを始めた。ユージやサクラの都会とは違う距離感に馴染めなかったのだ。荷造りを終えたタエコは、朝ご飯を食べていたユージとサクラとハルナに、島にあるもう1つの宿の「マリンパレス」に行くと告げた。
3人は「マリンパレス」はたそがれに向いていないとタエコを止めたが、彼女は行くと言って聞かなかった。
タエコはハルナの運転する軽トラックに乗せてもらい、「マリンパレス」に向かった。ハルナは彼女のキャリーケースを見て大きな荷物だと驚いた。必要な物だけ持って来たタエコだったが、「サクラは鞄ひとつで島に来る」とハルナは言った。
何もないこの島に毎年来ることに驚いたタエコは、サクラとユージの関係が気になった。ハルナは「ものすごい関係」と、よく分からないことしか言わなかった。
「マリンパレス」にタエコがつくと女主人は、午前中に畑仕事をして午後からは勉強会をすると説明した。自分には向かない宿だと分かったタエコは「マリンパレス」を後にした。
携帯電話がつながらないので道も検索できず、重いキャリーケースを引きずりながらひたすら歩き続けた。
そこに彼女を心配したサクラが、荷台のついた自転車に乗って迎えに来てくれた。サクラは何も言わず、自転車にタエコが乗るのを待ってくれた。タエコは重いキャリーケースを持って乗ろうとしたが考え直して、鞄ひとつで自転車に乗り「民宿ハマダ」に戻った。
翌朝目覚めたタエコは気分が良くなり、歯磨きをしながらメルシー体操を踊った。
朝食は4人で食卓を囲んだ。
ハルナは昨日サクラの自転車にタエコが乗っていたのを見かけたことを話し、ユージは乗ってみたいと羨ましがった。
ハルナはたそがれが得意でないタエコが、春先に島に来た理由を知りたがった。携帯電話が繋がらないところに来たかったと答えたが、他に理由があるのでないかと食い下がった。
その日は海を眺めながら、赤い毛糸で編み物の続きをして過ごした。
タエコの笑顔
編み物を切り上げて民宿に戻ると、ビールを飲みながらタエコを待っていた青年がいた。ヨモギという青年はタエコを先生と呼んだ。
「ここがよく分かったね」と言うタエコに、「何よりも先生のことを思っているから」とヨモギは冗談を言った。
お昼を食べている時にハルナが、ヨモギが誰なのかタエコに聞いた。タエコは「さあ」ととぼけるだけだった。
お昼を食べた後タエコはヨモギに帰らないのか尋ねた。ヨモギは「ここで飲むビールは最高だし、たそがれるのも良いから飽きるまで帰らない」と答えた。
翌日タエコはユージにたそがれるコツを聞いてみた。ユージは昔のことを思い出したり、誰かのことをじっくり考えてみたりするのがコツだと話した。
ユージも誰かのことを考えるのかと尋ねると、「自分はここで、時が過ぎていくのを待つだけだ」とユージは答えた。ユージが島に移住することになったきっかけは、サクラのかき氷だった。彼はタエコにかき氷を食べてみることを勧めた。
タエコがかき氷屋に行くと、いつものようにサクラが「氷ありますよ」と声をかけた。タエコは「いただきます」と答えた。同時に後ろからやって来たヨモギも「いただきます」と返事をした。
タエコとヨモギは、サクラがかき氷を作るのを座りながらじっと見ていた。
最初の一口を海を見ながらじっくり味わった。かき氷が苦手なタエコだったが、自然とスプーンが進んだ。そこにハルナが休憩しにやって来て、サクラのかき氷を食べ始めた。
ユージがかき氷屋の前を通りかかり、「ずるい」と言ってかき氷を注文した。サクラは自分の分も作ってハルナの隣で食べた。
タエコがかき氷の値段を聞くと氷屋さんには氷を貰い、女の子からは折り紙を貰っていた。自分は何を渡せばいいかタエコが考えていると、ヨモギがユージとハルナは何を渡しているのか尋ねた。ハルナは自分たちはマンドリンだと答えた。
日も暮れて夕焼け空になった頃、ユージとハルナはかき氷屋の前でマンドリンを弾いた。それを聞きながら、タエコたちは海を眺めてたそがれるのだった。
翌朝タエコが食堂に行くとサクラが小豆を煮ていた。タエコがサクラの近くに寄ってその様子を見ていると、「大切なのは焦らないこと。焦らなければそのうちきっと」と言って、小豆を皿によそってタエコに渡した。タエコは小豆を食べて美味しそうに頷いた。
タエコはまた海辺で編み物をしていた。
そこへハルナがやって来て彼女が何者なのか聞いてきた。タエコは「何者でもない」と答えた。
いつまで島にいるのか聞いたハルナは、「飽きるまで」と答えたタエコが小豆をサクラから貰っていたことにやきもちを妬いて、「早く飽きて」と言った。
ハルナはタエコの編み物を見て綺麗に揃った網目だと褒めたが、タエコは網目がそろってつまらないとほどいてしまった。
それに慌てるハルナの様子を見て、タエコはこの島に来て初めて声を上げて笑った。
夏の訪れ
翌朝タエコはメルシー体操に参加していた。彼女は楽し気にメルシー体操を踊っていた。
民宿に戻ったタエコは草花の世話をするハルナに、春以外のサクラは何をしているのか尋ねた。ハルナはサクラの自転車の後ろに乗ったタエコに、やきもちを妬いて教えなかった。
たまたま通りかかったヨモギも羨ましがり、タエコは嬉しそうに笑っていた。
タエコが散歩をしていると、サクラを荷台に乗せたユージが自転車を漕いでやって来た。ビールを飲むのに誘われたタエコと、ヨモギとハルナも加わって海辺で5人でゆっくりした。
ヨモギは「旅は永遠に続かない」と言って、自分はそろそろ帰ることをタエコに告げた。タエコはどうするか尋ねられたが、「うん」と答えるだけだった。ヨモギはドイツ語で詩を暗唱し、彼女はそれを黙って聞いていた。
翌朝かき氷屋にいったタエコは、「ここに来るまでは、地球なんかなくなってしまえばいいと思っていた。この海には何があるのか」とサクラに話した。
何もないからいいのかと呟くタエコに、「何か欲しいものがあるのか」とサクラが尋ねた。
タエコは驚いてサクラを見たが、彼女は黙って小屋の中に入りかき氷を作り始めた。
民宿の厨房でサクラが、大きな魚をさばこうとしていた。脇にいたハルナは人が死んだらどうなるのか尋ねた。サクラは「人は死んだら二度と死なない」と答え魚に包丁を入れた。
その後2人が野菜の下ごしらえをしているとタエコがやって来て、かき氷のお礼だと紙袋を置いて行ってしまった。
中身は赤い毛糸の編み物だった。
もうすぐ夏なのにとハルナが呟くと、ぽつぽつと雨が降ってきた。
新しい季節
翌朝タエコが食堂に向かうと、ユージが1人で食事の準備をしていた。サクラはどこにいるのか尋ねると、ユージは黙って外を見つめた。
タエコは急いでかき氷屋の小屋まで行くと、固く戸締りがされていてサクラは帰ってしまっていた。
民宿で少し寂しい朝食を取り、梅干しを食べながらユージに「梅はその日の難逃れ」とタエコは言った。
そしてタエコは帰ることにした。
ハルナが空港までタエコを送ってくれた。途中窓から顔を出して外を眺めようとすると、眼鏡が飛んで行ってしまった。
タエコはまあいいかという顔をして空を眺めるのだった。
翌年海辺でマンドリンを弾いていたユージは、春を感じ「来た」と言った。ハルナも春とサクラの気配を感じていた。
ユージとハルナはかき氷屋の小屋を開ける準備を始めた。そこには新しい眼鏡をかけたタエコもいた。
小屋の掃除をしていると、昨年タエコが渡した赤い毛糸の長すぎる編み物を巻いたさくらがやって来た。サクラの後ろにはヨモギもいた。
5人は綺麗な海の前で顔を見合わせた。
『めがね』の登場人物・キャラクター
タエコ(演:小林聡美)
ある春の日、携帯電話が通じないところへ行きたかったという理由で、都会から島にやって来た女性。春の終わりごろに、サクラに「地球なんてなくなってしまえばいいのにと思っていた」と話していたことからも、何かもやもやとした気持ちや悩み事を抱えていたと思われる。島に来た本当の理由は、誰が聞いてもごまかしてしまい、教えてくれない。
黒い眼鏡をかけている。島にいる間は、民宿ハマダに滞在している。編み物が好きで、島では毎日赤い毛糸で編み物をしていた。
島に来た当初は、観光するところが何もない島にも飽き、「島ではたそがれるのが良い」というユージやサクラ、ハルナの助言も受け流していた。また、突然「今日は大切な人が来たから夕食は外でみんなで食べる」と言い出す宿主のユージや、毎朝タエコを部屋に起こしにやって来るサクラの、都会とは違う人との距離感に嫌気が差し、別な宿マリンパレスに移動してしまった。しかし、マリンパレスがタエコとは合わない変わった宿だったため、マリンパレスを出て途方に暮れていたところを、サクラが荷台付きの自転車で迎えに来てくれたことをきっかけに、徐々に心を開いていく。その時に、荷台に乗らないキャリーケースを置いてきたが、そのことがきっかけで大切だと思っていたものが実は手元になくても生きていけることに気付き、心がほぐれていく一助となった。
タエコを追って、タエコを「先生」と呼ぶ青年ヨモギが島にやって来るが、彼との関係性は明かされていない。
結局、ヨモギ、サクラよりも最後に島を後にすることになったが、帰りの道中でこれまで掛けていた眼鏡が風で飛ばされてしまう。これまではきっと飛ばされた眼鏡を拾いに行っていただろうタエコだったが、眼鏡が飛ばされても「まあ、いいか」と思えるほど、気持ちが楽になっていた。
島に移住したのか、それともサクラのように春になると島に来るようになったのかは不明だが、翌年にはユージやハルナと一緒にサクラのかき氷屋の小屋を準備してサクラが島に来るのを待っていた。
サクラ(演:もたいまさこ)
毎年、春になると島にやって来て、民宿ハマダに滞在しながら、海辺でかき氷屋をしている。春以外は何をしていて、どこから来ているのかも分からない謎の女性。眼鏡をかけている。
かき氷屋では、代金を支払うのではなく、物々交換をしてかき氷を提供している。例えば、島の女の子からは折り紙で折った動物や、氷屋さんからは氷をもらっていた。毎年、春の気配を感じたユージとハルナが、サクラが来る頃合いを見計らって、かき氷屋の準備をしている。
また、毎朝サクラオリジナルの体操・メルシー体操を、海辺で島の子どもたちも集めて行っている。ユージやハルナも参加している。
理由は良く分からないがサクラは、ユージやハルナから大変好かれており、タエコがサクラの漕ぐ自転車の後ろに乗ったことをうらやましがったり、サクラとタエコが2人で話していたりするのをうらやましがっている。
都会から1人でやって来たタエコをさりげなく気にかけ、朝起こしに部屋に行ったり、かき氷を勧めたり、事あるごとにタエコに話しかけている。タエコがマリンパレスという宿に行ってしまった時には、心配して荷台付きの自転車で迎えに行き、民宿ハマダに連れて帰ってきた。
雨が降り始め、梅雨が近づき、春の終わりを感じ始めると、忽然と姿を消してしまう。
ユージ(演:光石研)
Related Articles関連記事
かもめ食堂(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『かもめ食堂』とは2006年に公開された映画で、フィンランドのヘルシンキに日本人女性・サチエがオープンした小さな食堂を舞台に、3人の日本人女性とフィンランド人との穏やかで心温まる交流を描いたヒューマンドラマである。原作は群ようこの同名の小説。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこの3人が主演の萩上直子監督作品。かもめ食堂がヘルシンキの人々に受け入れられ、身近な食堂としてみんなの居心地の良い居場所になっていく物語である。
Read Article
すいか(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『すいか』とは、2003年に日本テレビで放送されたテレビドラマである。人生に煮詰まったOLが職業も年齢も違う3人の女性と出会い共同生活する日常を描いた、平凡な生活の中にある幸せに気づかせてくれる作品。セリフやナレーションには胸に響く言葉が多くあり、年齢を重ねてからも何度も見たくなる魅力がある。 主演の小林聡美をはじめ、ともさかりえ、市川実日子、浅丘ルリ子、小泉今日子など実力派俳優が主要キャストを務めた。第41回ギャラクシー賞テレビ部門・優秀賞など多くの受賞歴をもつ隠れた名作。
Read Article
20世紀少年(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。
Read Article
アンナチュラル(Unnatural)のネタバレ解説・考察まとめ
『アンナチュラル(Unnatural)』は女優の石原さとみ主演の、野木亜紀子の脚本によるオリジナルドラマである。主人公の三澄ミコトはUDIラボで働く法医解剖医。UDIラボメンバーの中堂、東海林、六郎たちと一緒に、日本全国から送られてくる不自然死した遺体を解剖する仕事をしている。1話ごとに事件解決する法医学ミステリーで、ドラマのキャッチコピーは「不自然な死は許さない」。スピード感や爽快感のある明るくスリリングな物語で、UDIラボメンバーの人間ドラマをメインに「死」の謎や事件を解明していく。
Read Article
カルテット(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『カルテット』とは松たか子主演のラブストーリー、コメディー、サスペンスの要素が入った連続テレビドラマ。2017年1月17日から3月21日まで毎週火曜22時から22時54分に放送されていた。ある日、偶然出会った演奏者である男女4人が、弦楽四重奏のカルテットを組み軽井沢で不思議な共同生活を始める。夢叶わず30代に入り、それぞれが人生のピークを迎えず緩やかな下り坂で立ち止まっていたが、4人の出会いは偶然ではなかった。ほろ苦くて甘い、ビターチョコレートのような大人のラブサスペンスである。
Read Article
銭ゲバ(Zeni Geba)のネタバレ解説・考察まとめ
「銭ゲバ」とは、ジョージ秋山の漫画を原作したテレビドラマ。幼い頃、母親の桃子と貧しい生活を送っていた風太郎。父親の健蔵は働きもしないで女と酒に溺れ、桃子に暴力を振るうようになる。優しい母だけが風太郎にとって心の支えだった。しかし貧乏生活ゆえ、桃子は身体を壊してしまい、薬を買うお金さえなかったため帰らぬ人となってしまう。お金がなかったから母は死んだと子供ながら理解した風太郎は金に取りつかれていく。
Read Article
陸王(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『陸王』とは作家の池井戸潤が書いた小説『陸王』が原作のドラマで、脚本は八津弘幸、演出は福澤克雄と田中健太が担当。ドラマのストーリーは資金難に苦しむ老舗足袋屋の社長が、会社の未来を考え新規事業のランニングシューズ開発に乗り出し、たくさんの人の助けで苦難を乗り越え、マラソン足袋「陸王」を開発するまでの企業再生物語。ドラマの主人公である宮沢紘一を俳優の役所広司が演じ、たくさんのエキストラを使った駅伝シーンなどは臨場感のあるシーンに仕上がっている。大多数の人たちから感動したと大反響を呼んだ人気ドラマ。
Read Article
SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、超能力などを使った特殊な事件を捜査するために設立された、未詳事件特別対策係を舞台にした刑事ドラマ及び原作をもとにした映画である。IQ201の天才刑事と警視庁特殊部隊 (SIT) 出身の捜査官が特殊能力(SPEC)を持つ犯人と対決する姿が描かれている。ドラマ初期にはミステリーなストーリーが繰り広げられ、後半になるとSPECに関わる陰謀劇が中心となっている。2人の刑事の個性的なキャラクターも見どころのひとつだ。
Read Article
大豆田とわ子と三人の元夫(まめ夫)のネタバレ解説・考察まとめ
『大豆田とわ子と三人の元夫』とは、2021年にフジテレビ系火曜21時枠で放送された松たか子主演のドラマである。第76回文化庁芸術祭で優秀賞を受賞。大豆田とわ子は三度の離婚歴がある女性。周囲からは「バツ三なんだって」「人間的に問題があるのかね」という好奇の目で見られている。離婚した三人の元夫達にも振り回される日々。それでも「幸せになることを諦めていない」大豆田とわ子と元夫たちの奮闘を描く。本当の幸せを掴めるのか。これからの元夫達との関係は。新感覚のロマンティックコメディーである。
Read Article
嫌われ松子の一生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『嫌われ松子の一生』とは、2006年5月27日に公開された日本のコメディ映画である。山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作としている。川尻笙は、夢をあきらめ、堕落した生活を送っていた。突如故郷の父が来訪し、笙の叔母である松子が死んだことを伝える。松子の住んでいたアパートの片付けを父に頼まれた笙は、会ったことのない叔母の松子の死の真相に迫るとともに、その波乱万丈な人生をたどっていく。ストーリーはシリアスな内容だが、華やかなミュージカルシーンやコミカルな演出が見どころの作品である。
Read Article
彼らが本気で編むときは、(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『彼らが本気で編むときは、』とは、家族の在り方やLGBT差別の問題について扱った、萩上直子監督のオリジナル脚本によるハートフル映画である。物語は、小学生のトモの母親が家出をしてしまうところから始まる。トモは母が帰ってくるまで面倒を見てもらおうと、叔父であるマキオの元へ向かうが、マキオは恋人であるトランスジェンダーのリンコと一緒に住んでいた。トランスジェンダーであるリンコにとまどうトモだったが、リンコの優しさやリンコを取り巻く人々との触れ合いを通して、心を開いていくストーリーとなっている。
Read Article
この恋あたためますか(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『この恋あたためますか』は、コンビニスイーツ開発を通し恋愛に発展していく甘い恋模様を描いた恋愛ドラマだ。コンビニチェーンの新社長である浅羽拓実と、夢に破れたコンビニアルバイト井上樹木が、スイーツ開発をしていくというストーリーになっている。井上樹木はコンビニスイーツが大好きで、あらゆるコンビニスイーツを食べSNSに評価を投稿していた。その的確な評価を浅羽社長が認め、スイーツ開発メンバーとして選んだのだ。はじめは意見が合わず対立するが、徐々に相手を必要とし恋へと発展していく。
Read Article
罪の声(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『罪の声(映画)』とは塩田武士の同名小説を2020年に土井裕泰監督、小栗旬主演で映画化されたサスペンス映画である。1984年に実際に起こった「グリコ森永事件」を題材にした、フィクションでありながらも限りなく事実に近い作品としてサスペンスフルに仕上がっている。実際の事件でも犯人が使用した「子供の声」を中心に、自分の声が使われていたことを知ってしまった人物と過去の大事件の犯人を追うジャーナリストの2人の視点から犯人を追い詰めていく物語である。
Read Article
紙の月(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
梅澤梨花は夫と二人で暮らす銀行の契約社員。平凡だが穏やかに暮らしている。不自由のない生活をしているものの、夫とは気持ちがすれ違い始めていた。年下の大学生と出会ったことをきっかけに、彼女の生活は歪み出し、巨額の横領事件を起こしてしまう。ベストセラーとなった角田光代の同名小説を映画化。監督は吉田大八。
Read Article
海街diary(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「海街diary」とは、「そして父になる」「誰も知らない」などで国際的にも評価の高い是枝裕和監督により映画化、2015年6月に公開された。原作は吉田秋生による漫画作品である。鎌倉を舞台に、異母妹を迎え4人となった姉妹の、共同生活を通して家族としての絆を紡いでいく1年の物語。
Read Article
小さな巨人(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『小さな巨人』とは、警察組織と戦いながら事件解決をしていく、エンターテインメントドラマである。優秀な刑事・香坂真一郎(こうさかしんいちろう)が所轄に異動になり、警察の上層部と戦いながら、所轄の刑事と共に事件解決をしていくストーリー。主演の長谷川博己の他に、岡田将生、安田顕、芳根京子、香川照之らがドラマ出演している。プロデューサーは伊與田英徳たち、脚本は丑尾健太郎たちが担当した。キャッチコピーは「敵は味方のフリをする」であり、警視庁と所轄の確執や警察内部の裏切者など、警察同士の戦いが描かれている。
Read Article
DESTINY 鎌倉ものがたり(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『DESTINY 鎌倉ものがたり』とは、2017年に公開された映画で、西岸良平の人気コミック『鎌倉ものがたり』を実写映画化したファンタジー作品である。監督は、日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した山崎貴。主演に堺雅人と高畑充希を迎え、ほかにも大物俳優が勢揃いしている。ストーリーは魔物や幽霊が一緒に生活するという鎌倉が舞台。夫婦の周りでは奇妙な出来事が起こり、自分たちの謎が解き明かされていく作品だ。夫婦の絆を感じることができる温かい映画作品である。
Read Article
マイ☆ボス マイ☆ヒーロー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』とは、2006年7月から日本テレビで放送されていたコメディドラマ。韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』のリメイク。脚本は大森美香。主演は長瀬智也で、共演は新垣結衣や手越祐也など。ヤクザの若頭である榊真喜男は、まともに学校に通ったことがなく、勉強が全くできなかった。そのため、ボスである父に組を継ぐために、高校を卒業するよう命じられる。初めは嫌々学校に通っていた真喜男だが、徐々に青春の楽しさを感じていく。本作は平均視聴率が19.1%と高視聴率を記録した。
Read Article
カムカムエヴリバディ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。
Read Article
ゴジラVSモスラ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴジラVSモスラ』とは、1992年12月に公開された日本のパニック・アクション映画である。ゴジラシリーズ第19作品めになる作品で、キャッチコピーは「極彩色の大決戦」である。 巨大隕石の落下によって海底からゴジラが目覚めてしまう。一方インファント島では巨大なモスラの卵とコスモスと言う小さな生物が発見される。目覚めたゴジラを倒す為現れたモスラに似た破壊生物バトラと、羽化したモスラが協力しゴジラを倒す話である。見どころは互いに敵対関係であったバトラとモスラの心通わせるシーンである。
Read Article
ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子(猟奇犯罪捜査班)のネタバレ解説・考察まとめ
『ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子(猟奇犯罪捜査班)』とは、内藤了が執筆したミステリー小説『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズを原作に制作したフジテレビ系列のドラマで、2016年に火曜夜10時ドラマ枠で放送された。新米刑事の藤堂比奈子は異常犯罪者にとても興味をもっていた。どんな気持ちで殺人をしどこでそのスイッチが入るのか興味深いと捜査するが、そこには自分の生い立ちなど関わっており、物語が進むにつれて比奈子の過去や現在の謎にも迫っていくストーリーになっている。
Read Article
最愛(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『最愛』とは、2021年10月15日から12月17日まで放送された恋愛サスペンスドラマで、主演は吉高由里子。 2017年4月期に、同枠のTBSテレビ系「金曜ドラマ」枠で放送された『リバース』の制作陣が再集結して制作された。 連続殺人事件の重要参考人となった実業家の女性、彼女を取り調べる男性刑事、彼女を守ろうとする男性弁護士の3人を中心とした物語が展開し、謎が複雑に絡み合ったサスペンスドラマである。 数々のドラマ賞を受賞し、メディアなどでも高評価やランキング上位を獲得した。
Read Article
六本木クラス(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『六本木クラス』とは2022年に日韓共同プロジェクトによって製作された日本のドラマ。2020年に韓国で放送された『梨泰院クラス』のリメイク作品で、主演を竹内涼真が務めた。主人公の宮部新は交通事故によって父親を亡くす。しかし事故は大手外食チェーンの長屋ホールディングスの息子・長屋龍河が起こしたもので、その不祥事が明るみに出ないよう、父・長屋茂によって真実は隠蔽された。新は復讐を誓い、長屋ホールディングスを潰してのし上がる計画を立てる。数年後、飲食店の経営者となった新は下剋上に挑む。
Read Article
風間公親−教場0−(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『風間公親−教場0−』とは長岡弘樹の小説『教場シリーズ』を原作としたサスペンスドラマであり、本作の放送以前にはスペシャルドラマとして『教場』『教場II』が放送されている。 本作の主人公である風間公親(かざまきみちか)が様々な事件を通して犯人と指導していく新人刑事たちの本質を見抜いていくものであり、風間が新人刑事たちとどう向き合うかが注目となっている。 適性のない人間を容赦なく切り捨てる最恐の教官はなぜ誕生したのか、風間公親の刑事時代と過去が描かれる。
Read Article
TANG タング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『TANG』とはデボラ・インストール作の小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を原作とした、三木孝浩監督による実写映画作品。 ゲーム三昧で家から追い出されたダメ男・健(二宮和也)は、ある理由から、妻・絵美(満島ひかり)との未来も諦め、人生を一歩も進めずにいた。しかし記憶も感情もないはずのロボット・タングが「ともだち」や「優しい気持ち」を少しずつ学習する姿を見るうちに、次第に昔の自分を取り戻していく。 映画満足度は驚異の97%となっており、日本中を笑顔と感動と温かな涙で包み込む作品だ。
Read Article
硫黄島からの手紙(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『硫黄島からの手紙』とは、アメリカ合衆国で製作された戦争映画。太平洋戦争末期の日本軍司令官、栗林忠道が家族に送った『「玉砕総指揮官」の絵手紙』に基づいており、クリント・イーストウッドが監督を、アイリス・ヤマシタが脚本を務めた。前作のアメリカ側からみた硫黄島での戦闘を描く、『父親たちの星条旗』と対をなす『硫黄島2部作』の日本側作品。2006年に発見された兵士たちの手紙から始まり、1944年当時の硫黄島守備隊の玉砕までの日々を陸軍一等兵西郷や守備隊指揮官栗林中将の目線から描いている。
Read Article
DCU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『DCU』とは2022年1月よりTBS日曜劇場で放送された水中捜査を行うスペシャリスト集団「DCU」を舞台にしたオリジナルドラマである。海上保安庁に新設されたDCU(潜水特殊捜査隊)の隊長、新名正義に影響され、個性豊かなメンバーが成長する姿を描く。ハリウッドで活躍されているクリエーターとのコラボ制作で映像にも迫力がある。海上保安庁の全面協力のもと、巡視船や基地での撮影、演技指導、プロである彼らの監修で緊迫感のなかにもリアリティと爽快感を感じさせるストーリーとなっている。
Read Article
蜜蜂と遠雷(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『蜜蜂と遠雷』とは、恩田陸による青春群像劇をテーマとした長編小説であり、またそれを原作とした皇なつきを作画とするコミカライズ作品、そして石川慶監督による実写映画作品である。劇場公開は2019年。 映画作品では、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士が才能のあるピアニストをそれぞれ演じ、ピアノの天才達が集う芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む。一次予選、二次予選を突破し、本選に出場しようと努力するコンテスタントたちの戦いが描かれている。彼らの音楽に対する想いや苦悩、葛藤が演奏を通して見えてくる。
Read Article
リラックマとカオルさん(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『リラックマとカオルさん』とは、2019年にNetflixで公開された、サンエックス制作のストップモーション・アニメーションシリーズ。人気キャラクターの「リラックマ」初のアニメ化となった。制作・プロデュースはドワーフ。 都内の小さな商社で働く真面目で不器用なカオルさんと、いつの間にか住み着いたリラックマ、コリラックマ、キイロイトリとの同居生活を、四季折々の景色と共に描き出す。 カオルさんの声優に多部未華子、脚本に『かもめ食堂』の萩上直子、音楽に岸田繁という豪華布陣が集結した。
Read Article
SPEC・SICK'Sのスペックホルダー・能力まとめ
『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、捜査一課が手に負えない超能力SPEC(スペック)を使った特殊な事件を捜査する、公安部の組織「未詳」の刑事らの活躍を描いたテレビドラマ。続編に配信限定ドラマ『SICK'S〜内閣情報調査室特務事項専従係事件簿〜』がある。 「スペックホルダー」とは、常人が普段使用していない脳の90%の力を発揮してSPECに目覚めた人物のこと。その能力は様々であり、劇中では犯行を完遂させた能力がどのような力であるかを推察・謎解きして解決に臨む。
Read Article
「魚顔」な美人芸能人まとめ!菅野美穂や市川実和子など
離れ気味の目がチャームポイントである「魚顔」に分類される美人を芸能人をまとめました。菅野美穂や市川実日子など、個性的でありながら美しいと感じさせる顔立ちの人ばかり。ファンからの好意的な声も交えて、「魚顔」の女性芸能人をどんどん紹介していきます!
Read Article
ドラマ『SPEC』に登場するSPECホルダーをまとめて紹介!
超能力や特殊能力を使い、特殊な事件に挑む刑事たちの姿を描いた刑事ドラマ『SPEC』。ここでは、ドラマで重要な存在であるSPECホルダーと呼ばれる能力者たちをまとめました。これを読めばドラマが見たくなること間違いなし!SPECホルダーの能力を画像を交えて紹介していきます!
Read Article
塩顔・薄い顔のイケメン芸能人まとめ!田中圭や向井理など
女子から圧倒的人気な塩顔男子ですが、あっさりとした顔つきの中でも、切れ長の目や美しいフェイスラインをもったクール系から、ほんわかした笑顔がステキな癒やし系まで様々ですよね。ここでは塩顔男子といわれるイケメン芸能人をまとめてみましたので、薄い顔が好きな方は是非お気に入りの人を探してみてください。
Read Article
【加瀬亮】目の保養!涼しげな切れ長イケメン芸能人をまとめてみた【綾野剛】
イケメンの定義はいろいろあるが、いわゆる“切れ長の目”というのもよく取り上げられる要素である。涼し気な目つきから意味ありげな視線を送られれば、胸の高まりを感じてしまう人も少なくないはず。 ここでは、そんな“切れ長の目”をしているイケメン芸能人たちを紹介する。
Read Article
イケてるメガネ男子の画像まとめ【松本潤や加瀬亮など】
おしゃれでかっこいいメガネ男子の画像まとめです。普段の印象とは雰囲気が変わる松本潤や加瀬亮などのメガネ姿や、バンドWeezerのリヴァース・クオモのようにメガネがトレードマークのメガネ男子の画像など、いろんなタイプのメガネ男子の画像を紹介していきます!
Read Article
【重力ピエロ】加瀬亮の演技が魅力的な出演映画まとめ【それでもボクはやってない】
加瀬亮(かせりょう)といえば、様々な作品に出演している実力派俳優。2枚目な顔立ちということもあって、彼のファンを名乗る女性は多いのではないでしょうか。加えて、そのバツグンの演技力で多くの人びとを魅了しています。この記事では、そんな加瀬亮の演技が光る出演映画についてまとめました。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『めがね』の概要
- 『めがね』のあらすじ・ストーリー
- タエコとサクラ
- たそがれる
- タエコに寄り添うサクラ
- タエコの笑顔
- 夏の訪れ
- 新しい季節
- 『めがね』の登場人物・キャラクター
- タエコ(演:小林聡美)
- サクラ(演:もたいまさこ)
- ユージ(演:光石研)
- ハルナ(演:市川実日子)
- ヨモギ(演:加瀬亮)
- 森下(演:薬師丸ひろ子)
- コージ(演:ケン)
- 島の女の子(演:里見真利奈)
- 島の住人の女性1(演: 橘ユキコ)
- 島の住人の女性2(演:荒井春代)
- 島の住人の男性(演:中武吉)
- 氷屋(演:吉永賢)
- 『めがね』の用語
- メルシー体操
- 梅はその日の難逃れ
- たそがれ
- 『めがね』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ユージ、ハルナ「来た」
- ヨモギ「先生、旅は思い付きで始まりますが、永遠には続かないものですよ」
- タエコ「地球なんてなくなってしまえばいいのにって思ってました。ここに来るまでは。何があるんでしょうか、ここの海には」
- 『めがね』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ヨモギが暗唱したドイツ語の詩
- 『めがね』が撮影されたのは与論島
- 『めがね』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:大貫妙子「めがね」