ブラッディ・マンデイ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブラッディ・マンデイ』とは龍門諒の漫画作品を原作とした三浦春馬主演の連続テレビドラマ。2008年に放送され、2010年にはシーズン2も始まり大きな話題となった。2020年に発表された「三浦春馬が最強にかっこよかった作品ランキング」では1位を取得するほどの人気作品である。
天才ハッカー高木藤丸(たかぎふじまる)が家族や友達、日本をウイルステロから救うために持ち前のハッキング技術を活かしてテロ組織に立ち向かう。豪華俳優陣が描くヒューマン・ビジネスサスペンスである。

『ブラッディ・マンデイ』の概要

『ブラッディ・マンデイ』とは2007年に『週刊少年マガジン』で連載が始まった龍門諒原作のサスペンス漫画であり、2008年にTBSで放送開始された連続テレビドラマである。2010年にはシーズン2も放送された。キャストには三浦春馬、吉瀬美智子、佐藤健、片瀬那奈などの非常に豪華な俳優陣によって構成されている。
また、2020年には主人公である高木藤丸(たかぎふじまる)を演じた三浦春馬が急死したニュースが世間で大きな話題となったが、その際にも三浦春馬の代表作でもあるこの作品が再び注目されるきっかけともなった。作者の樹林伸は自身のTwitterで「俳優の三浦春馬くんが自殺した。僕の作品『ブラッディ・マンデイ』のドラマで、主役を張ってくれた俊英だ。打ち上げの時の素晴らしい挨拶は今もよく覚えている。いずれまたドラマでという願いは叶わなくなってしまったけれど、せめてご冥福をお祈りしたい。さよなら、ファルコン。」とコメントを残している。
ロシアでのテロ事件発生後に、テロに使われたウイルス兵器「ブラッディX」が日本に持ち込まれたことがわかり、警察機構内でも非公開であるテロ対策の秘密部隊THIRD-iが動き出した。しかし捜査に行き詰まり、数年前に天才ハッカーと呼ばれていた高校生の高木藤丸に助けを求めた。藤丸はTHIRD-iと協力し最悪のウイルステロから家族や友人、日本を救うことができるのかを描いたノンストップサスペンスである。

『ブラッディ・マンデイ』のあらすじ・ストーリー

ウイルステロの始まり

病院の屋上で「THIRD-i」に向かって最後の抵抗をする宝生

ロシアではウイルステロが発生し、多くの人が血を流し死んでいく事件が起きる。
このウイルスがテロ組織によって日本に持ち込まれてしまったのである。
そのことを知り、警視庁に設置された秘密部隊「THIRD-i」が動き始めた。
情報のなさに行き詰まってしまった「THIRD-i」は、伝説のハッカー「ファルコン」に助けを求めることになった。
「ファルコン」とは、2年前まで伝説のハッカーと呼ばれていた「THIRD-i」の一員、高木竜之介(たかぎりゅうのすけ)の息子である高校生の高木藤丸(たかぎふじまる)であった。
「THIRD-i」からロシアの軍事施設のハッキングを頼まれた藤丸は、テロ対策に関わることになった。
情報を集める「THIRD-i」だったが、機密機構のデータが「THIRD-i」内部から盗まれたことがわかり、高木竜之介が犯人として疑われる。
高木竜之介が行方をくらましたことで、高木竜之介はテロ組織の一員の疑いで「THIRD-i」から狙われる存在になってしまう。
それを知った藤丸は父の無罪を晴らすため、テロ組織の対策に協力することを決意した。
ここで、テロ組織が動き始めた。藤丸の妹、高木遥(たかぎはるか)が誘拐されたのである。
テロ組織の目的は藤丸に関東電力変電所をハッキングさせ、管理者パスワードを盗み出すことであった。
藤丸は妹を救うため、管理者パスワードをテロ組織に渡してしまう。
「THIRD-i」の調査により、空調設備が止まった大型ショッピングモールでウイルスをばら撒く目的があることがわかった。
急いでショッピングモールへの警戒を強める「THIRD-i」と藤丸であったが、停電の混乱の中、粉末状のウイルスがばら撒かれてしまった。
感染した客を外に出すわけにはいかないと判断がなされ、外に出た者については銃殺の許可が警察内で出てしまう。
客に銃弾が当たる直前で、藤丸はウイルスが偽物であることに気づいた。
つまり、この一件はウイルステロの予行練習であったのだ。
その夜「THIRD-i」に電話が入り、日本で初めての感染者が現れたことが告げられた。
感染者第1号は無差別に選ばれた1人ぐらしの女性、安田由紀子(やすだゆきこ)であった。
初の感染者が出たことで、「THIRD-i」での警戒体制がより本格化することとなった。

1人で抱え込んでいた藤丸だが、親友の音弥(おとや)は藤丸の様子に気づき、藤丸に詰め寄った。
藤丸は音弥にテロリストについて相談し、手に入れたロシアの教会でのテロ事件の映像を見せた。
音弥はその映像に、教員である折原マヤ(おりはらまや)先生が映っていることに気づいた。
折原先生がテロ組織の一員であることを知った2人は、「THIRD-i」と協力する。
折原先生がテロ組織の仲間であることを自白させ、捕らえることに成功した。
折原を拷問することで、テロ組織のアジトを聞き出した「THIRD-i」は、折原と藤丸を連れ、アジトに向かった。
向かう途中で折原が、この車内にいる「THIRD-i」のメンバーである宝生(ほうしょう)と加納(かのう)のどちらかが、テロ組織のメンバーだと告げる。
車内が騒然としたが、2人はただ混乱させるための嘘であると否定した。
到着した4人は折原と藤丸を外に残し、宝生と加納の2人で中の様子を見にいくことになった。
そこで急に宝生が加納の銃を奪い加納に向かって発砲した。
宝生はテロ組織のメンバーであり、裏切り者だったのだ。
さらに、藤丸も宝生に銃で撃たれて倒れてしまった。
宝生は「THIRD-i」本部に向かい、ウイルスが噴射される爆弾を仕掛けようとする。
だが、「THIRD-i」の司令塔である霧島(きりしま)の婚約者である中川沙織(なかがわさおり)が、防火シャッターを下ろしてそれを防いだ。
それにより中川沙織がブラッディXに感染してしまう。
「THIRD-i」は病院の屋上で宝生を追い込んだ。
そこに、宝生に銃撃されたはずの藤丸と加納が現れた。
宝生が撃った銃は電流が流れるゴム弾であり、殺傷能力はなかったのだ。
追い込まれた宝生に向かって、加納は助けの手を伸ばすが、「もう戻る場所なんてどこにもないの」と言い残し宝生は自殺してしまう。

テロリストの中心人物「J」

左が藤丸、右が藤丸に取引を持ちかけるJ

藤丸が折原に誘拐されてしまう。
そこで、藤丸は「J」と呼ばれるテロ組織のリーダーを紹介され、仲間に誘われる。
「仲間になれば君の大切な人を助けてあげる」と言われるが、藤丸はこれを断った。
Jは続け様に、現在逃走中の高木竜之介がテロ組織の仲間だと藤丸に告げる。
目的は神になることだと話すJであったが、「THIRD-i」が一般客に紛れ、Jを囲んでいたのである。
しかし、店内にはテロ組織のメンバーも多く潜んでおり、Jを含む他のメンバーに逃げられてしまう。
そこに、ブラッディXの研究をしていた敷村(しきむら)教授が、抗ウイルス剤を発明しているという情報が入ってきたのである。
現在行方不明の敷村教授を「THIRD-i」は探し始めた。
家に帰った藤丸は父が使用していたパソコンから、ある生物科学研究所を調べていたことを知る。
親友の音弥とあおいに協力を持ちかけ、生物科学研究所に向かった。
研究所の中を探索する3人は、監視カメラに敷村教授と折原が写っていることに気づいた。
敷村教授はテロリストに捕まっていたのである。
逃げだした敷村教授と3人は研究所から出ようとするが、高木竜之介が銃を向け立ちはだかった。
自分の父がテロリストの一員であることにショックを受ける藤丸であったが、「THIRD-i」の応援がきたことでまたもや藤丸の前から姿を消してしまった。
研究所から逃げ出すことができた3人であったが、ここで霧島の婚約者が死亡したことを知らされた。
「THIRD-i」本部に連れて行かれた敷村教授は霧島から尋問を受ける。
敷村教授について調べ上げていた「THIRD-i」は、ブラッディXをテロリストに流していたのが敷村教授であることに気付いたのである。
敷村教授は開き直り、「THIRD-i」に「抗ウイルス剤を渡す代わりに金をよこせ」と取引を持ちかける。
その後、隙を見て折原が敷村教授を殺したことで、またもや抗ウイルス剤のありかについての情報を失ってしまった。
しかし、敷村教授が使っていたパソコンが見つかり、ある場所を示すファイルが見つかった。
その場所は高木家が使っていた山奥にあるコテージであり、「THIRD-i」と藤丸はそこに向かう。
コテージに到着した藤丸たちは研究部屋を見つけ、抗ウイルス剤100人分を発見した。
喜ぶ藤丸たちであったが、折原マヤ率いるテロリストにコテージを囲まれ、抗ウイルス剤を奪われてしまった。
落ち込む「THIRD-i」だったが、藤丸が1つだけ抗ウイルス剤を耳の上に隠していたことで、5人分の抗ウイルス剤を確保することに成功した。

家に帰った藤丸であったが、殺人の容疑者として警察に追われてしまう。
事情を知った音弥、あおい、安斎、ひでの新聞部の4人が学校に作った秘密基地に藤丸を匿うこととなった。
しかし、突然ひでが血を流し始め、テロリストにより5人とも捕まってしまう。
人質として連れてこられた場所で、5人はウイルスに感染していることをJに告げられる。
テロリストは「THIRD-i」に抗ウイルス剤を渡す代わりに、警察に捕まっている神島(かみしま)を解放しろと取引を持ちかけた。
神島とは、2年前にブラッディXを使いテロを起こそうと企んでいた宗教団体の教祖である。
今回のテロリストは神島の信者によるものだったのだ。
「THIRD-i」は悩んだ結果、取引を受け入れたように見せかけ、なんとか5人を解放させることに成功した。
しかし、薬を飲ませる直前にひでが死んでしまう。
拘置所に神島を迎えにきたテロリストたちであったが、「THIRD-i」がテロリストを捕まえる準備をしていた。
拘置所の中にはブラッディXがばら撒かれており、下水道から神島たちテロリストにも逃げられてしまった。
高木竜之介が遥に送ったメールによれば、テロの実行日は明日の月曜日だった。
テロの実行日当日、テロリストたちは先回りしていた「THIRD-i」によって捕まっていく。
藤丸のハッキングにより、テロリストたちを監視していたのである。
藤丸が家に帰ると、Jが遥と喋りながら待っていた。
藤丸は、Jと音弥が血のつながった兄弟であることを教えられた。

その頃、テロリストのアジトでは、折原が隙を見て教祖である神島を殺した。
その後、折原がウイルスと抗ウイルス剤を持って「THIRD-i」に現れ、ある取引を持ちかける。
内容はテロリストの情報と引き換えに折原を守ることであり、神島を殺したのは「THIRD-i」に信頼してもらうためであったのだ。
折原は、本当の黒幕はJではなくKと呼ばれるJの兄弟であり、その正体を知ってしまった安斎が誘拐されていると告げる。
安斎を助けに向かった藤丸は、安斎に銃口を向ける竜之介を見つける。
安斎を助けようと竜之介に掴みかかったが、落ちた銃を拾った安斎が藤丸に銃口を向けた。
床に倒れたのは、藤丸を庇った竜之介であり、「ブラッディ・マンディを絶対に止めろ」という言葉を残して死んでしまう。
教祖の後継者であるKとは安斎のことであり、Kから「宝石箱をあけろ」という命令が出た。
高木竜之介はテロリストに潜り込み、ウイルステロの裏にある本当の目的を探っていたのである。
その功績もあり、ついにテロリストの本当の目的が明かされた。
それは中性子爆弾を都心部で爆発させることであり、宝石箱とは中性子爆弾のことであった。
その頃藤丸は安斎に呼び出され、ある展望台に来ていた。
そこは、宝石箱と呼ばれる中性子爆弾が設置されている場所であった。
爆弾作動まで残り3分、安斎は藤丸に銃を渡し「私を殺さないと爆弾は止まらない」と告げる。
安斎の脈が止まることで、爆弾が止まる仕組みだったのだ。
藤丸を追ってきていた霧島が危機一髪のところで安斎を銃撃する。
虚無感と共にブラッディ・マンディを阻止したことで安心する藤丸にJから一本の電話が入る。
爆弾の中身は作戦の失敗を悟ったJが奪っていたのである。
ブラッディ・マンディを止めることに成功したが、またいつ、テロが起こるかわからない。
藤丸は妹と共に、空を見上げた。

2年後

その2年後、藤丸はフリーターとして平穏な日々を送っていた。
しかし、「THIRD-i」では新たなテロ対策が始まっていた。
逃走していたJが捕まったのである。
その頃、内閣総理大臣になっていた音弥の祖父である九条彰彦が銃撃される事件が起きる。
その対策に「THIRD-i」から離れていた加納と南が招集された。
音弥が祖父の携帯電話にかかってきた電話に出ると、その相手は折原だった。
伝えられたのは、今夜8時に東京で核が爆発するという内容。
謎に思った音弥は1人で折原に会いに行く。
時を同じくして、藤丸の周囲で銃撃事件が起きる。
犯人は折原マヤを名乗り、藤丸を探していると言った。
現場に居合わせた藤丸の友人の響は、藤丸に逃げるように伝える。
響と合流した藤丸は、折原マヤを名乗る犯人の正体を暴くためにハッキングを試みるが、ホーネットというハッカーに邪魔をされる。
2人のもとに加納と南が来て、藤丸を「THIRD-i」に連れて行った。
「THIRD-i」からテロが起きる可能性を伝えられた藤丸は、再びテロリストに立ち向かうことを決意する。

魔弾の射手

折原と合流した音弥は、折原にチップを預けられ、総理に渡すことを命じられる。
藤丸はホーネットが、Jを日本に輸送している飛行機について調べていることを掴んでいた。
核爆弾は飛行機にあるとわかり、Jを輸送中の霧島に連絡する。
霧島は機内の中を隈無く探し核爆弾を発見する。
霧島がJを尋問すると、Jは他のテログループから命を狙われていることがわかる。
藤丸がハッキングにより爆弾の解除に取り組むが、再びホーネットの邪魔を受ける。
それ以上ハッキングを続けると藤丸の大切な人を殺すというものであった。
なんとあおいがテロリストに人質として捕まっていたのである。
藤丸は葛藤するが、あおいの救出の連絡を受けてハッキングを再開し、爆弾を解除した。
その後、藤丸にあおいが死んだことが伝えられる。
あおいが救出されたという情報は、藤丸にハッキングを続けさせるための嘘であった。
藤丸は「THIRD-i」に激昂する。
Jは特殊医療拘置所に移送された。
安心する政府に、魔弾の射手と名乗るテロリストから「我らが日本再起動計画を実施する」と連絡が入った。

悲しむ藤丸の前に折原が現れ、音弥はちゃんとお使いをしてくれたのかと告げる。
藤丸は音弥を探すが、音弥と遥が誘拐されていることに気づき、加納に助けを求める。
「THIRD-i」では、Jは魔弾の射手の計画を知っているから命を狙われている、という結論に至った。
Jに情報を聞きにいく霧島であったが、Jはファルコンを連れてこないと何も話さないと告げる。
誘拐された2人は、テロリストに皇帝の牙を渡せと脅され、音弥は折原から預かっていたチップを渡した。
2人は藤丸や加納の助けもあり、逃げ出すことに成功する。
しかし、急に現れた折原に音弥はついて行ってしまった。
その頃政府にテロリストから、刑務所にいる3人の囚人の釈放を求める連絡が入る。
要求を飲まないとガステロを起こすと告げられたため、要求を飲んだふりをし、約束の時間までにテロを防ぐことを試みる。
霧島に頼まれJの元へ連れてこられた藤丸は、Jから「君の近くに魔弾の射手のスパイがいる」と告げられた。
その頃に折原と行動を共にする音弥は、折原が加納と接触している現場を目撃する。

東京で起こるガステロの全貌が明らかになる。
ガス制御システムをホーネットがハッキングにより支配し、毒ガスを送っていたのである。
そのため、ガステロの対策にファルコンを起用することが提言された。
藤丸と霧島は、Jの証言により「THIRD-i」内部にスパイがいることを知る。
その情報をもとに、「THIRD-i」では加納がスパイであると疑われ、拘束されることになった。
その後、ガス制御システムを取り戻すためにホーネットと戦う藤丸は、無事にシステムを取り戻した。
藤丸は、後ろから銃を向けられハッキングを止めるように命令される。
「第3の皇帝が待っている」と銃を藤丸に向ける人物は響だった。

音弥が助けに入ったことで響は逃走した。
音弥から折原は味方であり、魔弾の射手の動きを追っていたことを藤丸は知らされる。
折原と合流した藤丸と音弥は、第3の皇帝の元へ向かう。
藤丸のハッキングにより、魔弾の射手から第3の皇帝の場所を割り出した3人は、海辺のコンテナ置き場に来ていた。
そこで、藤丸と音弥は第3の皇帝とは人物ではなく、史上最悪の水素爆弾のことであり、皇帝の牙とはその水素爆弾の設計図であることを知る。
しかしコンテナの中には何もなく、困惑する3人は魔弾の射手の襲撃に遭ってしまう。
時を同じくして、加納が3人の元へと向かう。
折原が「ここからは2人で逃げなさい」と叫び、横浜で教授と呼ばれる男を探すよう命じる。
躊躇する藤丸だったが、「最後くらい先生の言うこと聞きなさい」という折原の言葉に、「あんた、死ぬなよ」と言葉を残して2人は走り出した。
加納がコンテナの場所に到着すると、折原が冷たくなっていた。
「THIRD-i」内部のスパイは加納ではなく、澤北だった。

「THIRD-i」でも水素爆弾の探索が始まった。
藤丸と音弥は折原に言われた通り教授を探すことに。
そこで響が、第3の皇帝を探しているログをもとに、水素爆弾の場所を突き止めた。
藤丸から水素爆弾の場所の連絡を受けた「THIRD-i」は、回収に動き始める。
スパイである澤北は焦るが、魔弾の射手の狙いである中の核物質は、すでに抜き取られていた。
その日に、澤北に魔弾の射手から電話が入り、Jを殺害しろと命令がなされた。
澤北はJの尋問に名乗り出る。
尋問中に殺害を試みるが、Jの担当医師である倉野が身を挺してJを守ったことで失敗し、澤北は霧島に捕まえられた。
事情を聞き出すと、澤北は息子を人質に魔弾の射手に脅されていた。

澤北の息子が監禁されている様子はネットで中継されていた。
その中継は、閲覧者が100万人を超えると澤北の息子が殺害される仕組みになっていた。
藤丸は偽のサイトを作ることで、ライブ映像の閲覧者を止めることに成功。
ホーネットは、監禁場所に突入した加納によって捕まえられ「THIRD-i」に連行された。
澤北は、テロリストに協力したことで連行されてしまう。
捕らえられたホーネットは、同じハッカーとして藤丸が話を聞くこととなった。
その頃の特殊医療拘置所では、Jが心停止で倒れてしまう。

魔弾の射手の最後の1人

左は藤丸、右が余裕を見せるホーネット。

ホーネットの正体は中学生の男の子だった。
ホーネットと話す中で藤丸は裏で指示を出していた黒幕の存在を感じる。
ホーネットをテロリストにひきづり込んだ黒幕の名前は「スパイダー」。
しかも、スパイダーは藤丸のことを昔から知る人物であることも告げられる。
その頃倉野の心肺蘇生の甲斐もあり、Jは息を吹き返したが、大学病院に移送することが決まる。
一方、響に連れられて教授の元に辿り着いた音弥は、教授とともに「THIRD-i」を訪れた。
そして、教授の口から魔弾の射手の正体が明かされた。
魔弾の射手のメンバーは教授の祖国の過激派のメンバーであり、祖国の経済復興のため日本に攻め込むという目論見であった。
しかし、スパイダーに関しては教授も知らなかった。
また、水素爆弾の存在を魔弾の射手に教えたのがJであることも告げられる。

Jを輸送する「THIRD-i」だったが、魔弾の射手の襲撃を受け、救急車ごとテロリストに奪われてしまった。
藤丸はスパイダーの正体を知るため、響は折原の仇を討つために動き始めた。
スパイダーの場所を割り出した2人は、原子力発電所に到着する。
しかしすでにスパイダーによって、日本の原発を管理しているシステムを乗っ取られてしまっていた。
そして、政府に原発と引き換えに日本の政権を受け渡せと連絡が入った。
原子炉へ急ぐ藤丸は、南と倉野を見つけるが、南が撃たれて倒れてしまう。
スパイダーの正体は倉野だった。
正体がバレた倉野は、仲間であるはずの魔弾の射手のメンバーを銃撃し、原子炉へ向かった。
南を抱き抱える藤丸は、逃げろという命令を無視して、1人で原子炉のシャットダウンを試みる。

原子炉の大爆発が直前に迫った頃、藤丸が原子炉の前に現れた。
倉野と話す藤丸に「THIRD-i」から連絡が入る。
倉野は敷村教授の娘だったのだ。
藤丸は、2年前のブラッディ・マンデイで殺された父の仇を討つために、自爆テロを起こすのが目的であることを知る。
幼い頃に家族ぐるみの付き合いがあり、藤丸にPCの使い方を教えてくれたのが倉野であったことを思い出した。
警報が鳴り響く中、原子炉のシャットダウンが始まった。
藤丸がプログラムの解除に成功していたのだ。
自殺を図る倉野を藤丸は必死に止め、「生きてほしい」と告げる。
藤丸が振り返ると、魔弾の射手の1人が倉野に銃を向け、2人がお互いに撃ち合い倒れた。
これで全てが終わった。
家に帰った藤丸に、Jから電話があった。
Jは元から倉野と手を組んでおり、Jの思惑通りだったことを告げられた藤丸は、「お前だけは絶対に逃さない」と言った。
Jは「もう会うことはないだろう」と告げると電話を切った。
電話が切れたタイミングで遥が起き、藤丸は妹に笑顔を向けた。

『ブラッディ・マンデイ』の登場人物・キャラクター

主要人物

高木藤丸(たかぎふじまる/演:三浦春馬)

本作品の主人公であり、高木竜之介の息子である。普段は不真面目な高校生だがその正体は、公安調査局のコンピューターシステムに侵入するほどの腕を持つ天才ハッカー「ファルコン」。日本のテロ対策の秘密実動部隊である「THERD-i」が最悪のウイルステロの捜査に行き詰まった際に協力を持ちかけられ、ウイルステロから日本を救うことに関わることとなる。仲間や家族を非常に大切にしており、物語の各場面では持ち前の勇敢さと頭のキレの良さを活かしテロリストに立ち向かっていく。また、妹の高木遥のことを溺愛しており、遥が傷付けられると激昂する場面も多々見られる。普段はおちゃらけた性格をしているが、いざとなると自分の身を挺して仲間を守るなどの非常に男らしい一面を持つ。

J(ジェイ/演:成宮寛貴)

テロリストの主犯格であり、宗教組織の教祖である神島の息子である。東京でウイルステロを起こすことで神になることを目論んでいる。表向きは過去に死亡したことになっており、戸籍上はすでに存在しない人間となっている。非常に頭がよく、常に相手よりも1歩先を見越して行動しているため焦ることがなく、警察に囲まれても笑顔で余裕の様子で逃げ続けている。藤丸のことを気に入っており、仲間にならないかと取引を持ちかける場面もあった。メロンソーダが好きな一面もあり、登場する際にはメロンソーダを飲む場面も多く描かれている。テロリストの中ではリーダー格として扱われており、ミスを犯したテロリストのメンバーに罰を与える権利を有しているなど、恐れられる場面も多々ある。

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アンナチュラル(Unnatural)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『アンナチュラル(Unnatural)』は女優の石原さとみ主演の、野木亜紀子の脚本によるオリジナルドラマである。主人公の三澄ミコトはUDIラボで働く法医解剖医。UDIラボメンバーの中堂、東海林、六郎たちと一緒に、日本全国から送られてくる不自然死した遺体を解剖する仕事をしている。1話ごとに事件解決する法医学ミステリーで、ドラマのキャッチコピーは「不自然な死は許さない」。スピード感や爽快感のある明るくスリリングな物語で、UDIラボメンバーの人間ドラマをメインに「死」の謎や事件を解明していく。

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LIAR GAME(ライアーゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

LIAR GAME(ライアーゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『LIAR GAME』とは2005年より甲斐谷忍が『週刊ヤングジャンプ』で連載していたサスペンス漫画、およびそれを原作としたテレビドラマ作品。「バカ正直のナオ」と呼ばれる女子大生・神崎直(かんざきなお)が、巨額の金を賭けた騙し合いのゲーム「LIAR GAME(ライアーゲーム)」に巻き込まれ、天才詐欺師・秋山深一(あきやましんいち)とともにライアーゲームを戦い抜く姿を描いている。2007年4月にフジテレビ系列でドラマ化され、2009年11月にシーズン2が放送された。

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わたしを離さないで(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

わたしを離さないで(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『わたしを離さないで』とは、日系イギリス人のカズオ・イシグロが2005年に発表した長編小説で、日本ではTBS系列で放送された脚本・森下佳子によるテレビドラマである。「臓器提供」を目的としてこの世に誕生した「クローン人間」の子供時代から始まり、成長とともに人生を受け入れ、全うしていく姿がドラマの中で主人公の恭子、友彦、美和の姿を映しながら描いていく。見どころは、作品の中では、現実の人物に近いキャラの恭子が自分の人生を振り返りながらすべてを受け入れ「生きる」ことに前向きになるという作品になっている。

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バクマン。(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バクマン。(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バクマン。』とは、大場つぐみと小畑健による漫画を原作とするアニメ作品。 2010年よりNHK教育テレビにて第1シリーズ~第3シリーズ、全75話が放送された。 高い画力を持つ『真城最高』と文才と発想に長けた秀才の『高木秋人』を主人公とし、二人の少年がコンビを組んで漫画家を目指していく道のりを描いた作品である。 多くの漫画関係の固有名詞が実名で使用されるなど、リアル志向な作品。

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動物のお医者さん(漫画・テレビ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

動物のお医者さん(漫画・テレビ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『動物のお医者さん』とは佐々木倫子による日本の少女漫画。白泉社「花とゆめ」に連載された。獣医師を目指す西根公輝が北海道札幌市にあるH大学獣医学部で個性豊かな友人や教授、動物と関わりながら成長していくコメディ作品。主人公・ハムテルの飼い犬・チョビが話題を呼び、シベリアンハスキーブームを起こし、H大のモデル、北大獣医学部に志望者が殺到するなどの社会現象を起こした。2003年にテレビドラマ化された。

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SUNNY 強い気持ち・強い愛(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

SUNNY 強い気持ち・強い愛(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『SUNNY 強い気持ち・強い愛』とは、韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を原作とした2018年公開の青春音楽映画。90年代、社会の中心にいた“コギャル”たち。コギャルとして青春を共に過ごした“SUNNY”の6人は、ある事件の後バラバラになってしまう。20年以上の時を経て、あるきっかけから一人、またひとりと再会していく。光と影、理想と現実をそれぞれ抱えて生きてきた6人の複雑な思いが、懐かしい90年代ヒットソングに乗せて、90年代と2018年の場面が交差しながら展開される愛と青春の音楽ストーリー。

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バクマン。の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

バクマン。の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『バクマン。(Bakuman.)』は週刊少年ジャンプで2008年から2012年まで連載していた漫画作品である。ジャンプで連載マンガ家を目指す中学3年生の真城最高と高木秋人は、ヒロインの亜豆美保と真城の「描いたマンガがアニメになり亜豆がそのヒロインの声優をやる」との約束をお互いの夢として努力を続ける。夢・友情・青春に関する数多くの名言が連載終了後も作品の魅力として語られ続けている。

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仮面ライダー電王(Den-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー電王(Den-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダー電王(Den-O)』とは、石ノ森章太郎原作の東映製作特撮テレビドラマシリーズの一つで「電車」がモチーフである仮面ライダーである。2007年1月28日~2008年1月20日までテレビ朝日系列で放送された。平成仮面ライダーの8作品目で、未来の人間の精神体である「イマジン」と呼ばれる怪人が過去の世界を支配して自分たちの良いように歴史を変えようとするが、仮面ライダー電王が「時の列車デンライナー」で現在と過去を行き来して悪のイマジンから現在の世界を守るために戦う時間SFストーリーである。

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銀魂(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂」(実写版)は、2017年7月に公開された福田雄一監督による日本映画。空知英秋作画の漫画「銀魂」の実写化作品で、原作の長編「紅桜編」がベースです。「紅桜編」は、妖刀紅桜を利用して国の転覆を目論む鬼兵隊と、それを阻止しようとする主人公坂田銀時と仲間たちの戦いを描いたもの。原作はSF時代劇コメディです。実写版はそれを忠実に再現し、ギャグ満載、時にほろりとさせる内容になっています。

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相棒 season20(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒 season20(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒 season20』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、しかし優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京と、その杉下への好奇心からキャリア官僚の道を捨てて刑事となった冠城亘がいた。その推理力と、上司の叱責を物ともしない行動力で、2人は難事件に挑んでいく。

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相棒シリーズ(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒シリーズ(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒』は、テレビ朝日・東映制作の刑事ドラマシリーズ。 水谷豊演じる主人公『杉下右京』は、人材の墓場と呼ばれた「警視庁特命係」に属する警部である。 その右京が自身の下についた「相棒」と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく。 亀山薫(演:寺脇康文)、神戸尊(演:及川光博)、甲斐享(演:成宮寛貴)、冠城亘(演:反町隆史)と相棒は代替わりしている。

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SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、超能力などを使った特殊な事件を捜査するために設立された、未詳事件特別対策係を舞台にした刑事ドラマ及び原作をもとにした映画である。IQ201の天才刑事と警視庁特殊部隊 (SIT) 出身の捜査官が特殊能力(SPEC)を持つ犯人と対決する姿が描かれている。ドラマ初期にはミステリーなストーリーが繰り広げられ、後半になるとSPECに関わる陰謀劇が中心となっている。2人の刑事の個性的なキャラクターも見どころのひとつだ。

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ゴールデンスランバー(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ゴールデンスランバー(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴールデンスランバー』とは、堺雅人主演のミステリー・ハードボイルド映画である。2010年1月に公開された映画で、日本の小説家の伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』を映画化した作品。仙台運送で働く青柳雅春(あおやぎまさはる)が総理大臣を殺害した事件の犯人に仕立て上げられていくストーリー。映画のロケは全て仙台で行われた。映画のキャストは堺雅人の他に、竹内結子、浜田岳、香川照之、吉岡秀隆などが出演している。2018年2月にはカン・ドンウォン主演の韓国映画版『ゴールデンスランバー』が公開された。

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銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。

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シグナル 長期未解決事件捜査班(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シグナル 長期未解決事件捜査班(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シグナル 長期未解決事件捜査班』とは、過去と現在が無線機による通信で繋がり、その無線機を使ってそれぞれの時代の刑事が事件を解決していくという刑事ドラマである。2018年にフジテレビ系で放送された連続ドラマで、韓国で数々の賞を受賞したドラマ『シグナル』の日本版リメイクとなっている。過去と現在が同時進行で描かれ、未解決事件を解決する現在の長期未解決事件捜査班と、その事件が実際に起こっている過去が繋がり、事件解決だけでなく謎や秘密が明らかになっていく。

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バクマン。に登場する物語・作中作・劇中劇・連載まとめ

バクマン。に登場する物語・作中作・劇中劇・連載まとめ

『バクマン。』とは、原作・大場つぐみと作画・小畑健による少年漫画作品。2010年にNHK教育テレビにてアニメ化された。 絵の才能を持つサイコーこと真城最高(ましろ もりたか)と、文章に長けた秀才のシュージンこと高木秋人(たかぎ あきと)がコンビを組み、『週刊少年ジャンプ』で売れっ子の漫画家になるべく研鑽するサクセスストーリーだ。 作中では主人公たちが描く漫画の他に、多くのライバル、仲間たちが作り出す多種多様な漫画が登場する。

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昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』とは、2014年にフジテレビの木曜22時枠で放送されたドラマ。脚本は井上由美子が手掛ける。主演は上戸彩。その他、吉瀬美智子や斎藤工、北村一輝などが出演している。2017年に公開された映画版では、ドラマの3年後が描かれている。主婦の笹本紗和は夫と平凡に暮らしていたが、彼女が勤めるスーパーの駐車場で車上荒らしが発生したことをきっかけに、高校生教師の北野裕一郎と出会う。そして紗和は葛藤しながらも彼と不倫関係に陥り、やがて本気の恋愛へと発展していった。

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HERO(2015)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

HERO(2015)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「HERO」とは2015年7月18日に公開された日本の映画作品。2001年に第1期、2014年に第2期としてフジテレビ系で連続ドラマとして放送された同作の劇場版2作目。監督は鈴木雅之。脚本は福田靖。2015年の日本映画興行収入第3位 (実写映画では第1位) を記録 (46.7億円)。木村拓哉演じる主人公・久利生検事が不審な交通事故を通して大使館の疑惑に関わることになる。

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恋空(小説・漫画・映画・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

恋空(小説・漫画・映画・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『恋空』とは、美嘉のケータイ小説を映画化した恋愛映画である。女子高生の田原美嘉(たはらみか)が同じ学校に通う男子高生弘樹と出会い付き合うところからはじまるが、ある日美嘉はヒロに突然別れを告げられる。ヒロは末期ガンを患い別れを決意したのだが、それを知り美嘉は看病を続けるのだ。しかしふたりに別れがやってくる。この映画は痛いほど切ないのに、どこか温かいラブストーリーとなっている。映画は2007年11月3日に公開され、監督は今井夏木、主演は新垣結衣と三浦春馬が務めた。

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世界から猫が消えたなら(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

世界から猫が消えたなら(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『世界から猫が消えたなら』とは日本で作成されたドキュメンタリー要素のあるファンタジー作品である。2012年に発行された原作の『世界から猫が消えたなら』は、翌年の2013年に本屋大賞にノミネートされた。そして2016年3月に単行本と文庫本を含めた累計発行部数が101万5000部になり、同年の5月に映画が公開された。自分の身の周りから物が消え、それに関連した人間関係も同時に消えていく体験をするストーリーでは、主人公とともに人生において大切なものに気付くことができる映画となっている。

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相棒 season21(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒 season21(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒 season21』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。ある時東南アジアの小国サルウィンに関する国際テロが発生し、杉下はかつてこの国へと旅立っていった元特命係の亀山薫と共に捜査に乗り出していく。

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HERO(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

HERO(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『HERO』とは、第1期が2001年に、第2期が2014年にフジテレビ系で放送された、検察をテーマにした日本のテレビドラマシリーズ。木村拓哉が主演を務め、自身の正義と価値観で捜査を行う型破りな検事・久利生公平と彼を支える検察事務官、同僚検事たちの活躍を描いている。その他、2006年にドラマ特別編が、2007年には劇場版がそれぞれ制作され、2015年には劇場版第2作が制作された。第28回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞を受賞した。

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孤独のグルメ(テレビ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

孤独のグルメ(テレビ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『孤独のグルメ』とは、原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる漫画(扶桑社刊)、およびそれを原案としたテレビドラマ作品である。自営業の中年男性、“井之頭五郎(いのがしら ごろう)”が営業中に立ち寄った飲食店でただひたすら淡々と食事し続けるだけで、予測不能な展開やドラマティックな展開も皆無という内容でありながら、『飯テロ』『夜食テロ』という流行語を生み出し、一躍テレ東の看板作品の一つになった人気作品。

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君と世界が終わる日に(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

君と世界が終わる日に(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『君と世界が終わる日に』とは、2021年1月から3月まで日本テレビでドラマ放送された、竹内涼真主演のゾンビサバイバルドラマである。物語は主人公の間宮響が恋人の小笠原来美を探しながら、生存者たちと一緒にウイルスに感染した人間のゴーレムと戦い、ゴーレムのいない安全な場所を目指して旅するストーリーである。人間を襲うゴーレムを倒しながら、生存者たちの仲間の絆が深まっていき、みんなで助かろうと一生懸命に生きる姿を見られるドラマ。主人公の間宮響の諦めの悪い性格や襲ってくるゴーレムとの闘いも見どころのひとつ。

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大奥(2023年のドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

大奥(2023年のドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『大奥』とはNHK総合の「ドラマ10」枠で放送された、よしながふみ原作のテレビドラマで、男女逆転した大奥を描く物語である。2023年1月10日から3月14日まで放送。2023年3月度のギャラクシー賞月間賞を受賞している。原作はよしながふみによる漫画『大奥』で、2004年から2021年まで白泉社『Melody』にて連載されていた。舞台は謎の疫病により男の数が激減した江戸時代の日本。世の権力が男から女へと移っていく様、女将軍と支える大奥の男たちの物語を描いている。

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糸(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

糸(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『糸』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画で、中島みゆきの楽曲『糸』にプロデューサーの平野隆が着想を得て制作された。監督は瀬々敬久。平成元年生まれの高橋漣(たかはしれん)と園田葵(そのだあおい)は、美瑛で出会い恋に落ちる。しかし大人たちの都合で引き裂かれ別々の人生を歩む。出会ってから18年経って平成という時代も終わりを迎えるとき、互いを忘れられなかった漣と葵は再び手を取り合うために動き出していた。この物語は、漣と葵、その周辺の人々の軌跡を「平成」という時代にのせて描く作品となっている。

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クローズZERO II(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

クローズZERO II(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『クローズZERO II』とは、漫画家の高橋ヒロシの作品『クローズ』を原作とした映画。前作『クローズZERO』で鈴蘭高校の覇権争いを制した滝谷源治たちと、ライバル校・鳳仙学園との間で抗争が発生。鈴蘭をまとめるために苦心する源治、彼に敗れて以降沈黙を貫く芹沢、2年前の仇を討つため虎視眈々と鈴蘭を狙う鳳仙の頭・鳴海の3人を軸にストーリーが展開される。葛藤を抱えながら喧嘩に臨む高校生達を描く。小栗旬や山田孝之、桐谷健太など人気俳優が多数出演したことでも話題となった。監督は三池嵩史。

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罪の声(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

罪の声(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『罪の声(映画)』とは塩田武士の同名小説を2020年に土井裕泰監督、小栗旬主演で映画化されたサスペンス映画である。1984年に実際に起こった「グリコ森永事件」を題材にした、フィクションでありながらも限りなく事実に近い作品としてサスペンスフルに仕上がっている。実際の事件でも犯人が使用した「子供の声」を中心に、自分の声が使われていたことを知ってしまった人物と過去の大事件の犯人を追うジャーナリストの2人の視点から犯人を追い詰めていく物語である。

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