オレンジデイズ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『オレンジデイズ』とは、2004年にTBS系列で放送されていた日本のテレビドラマ。妻夫木聡演じる大学4年生の結城櫂(ゆうきかい)と、柴咲コウ演じる病気で聴覚を失った萩尾沙絵(はぎおさえ)のラブストーリーを軸にした若者たちの青春ドラマである。病気で心を閉ざしてしまった沙絵が、櫂の優しさに心を開いていくストーリーが感動を呼んだ。数々のヒット作を生み出してきた北川悦吏子が脚本を手掛けている。

『オレンジデイズ』の概要

『オレンジデイズ』とは、2004年4月11日から6月20日にかけてTBS系列で毎週21時から放送されていたテレビドラマ。『あすなろ白書』や『ロングバケーション』、『ビューティフルライフ』など、数々のヒット作を生み出してきた北川悦吏子が脚本を手掛ける。主演の妻夫木聡は就職活動中のどこにでもいそうな普通の大学4年生、結城櫂を演じる。ヒロインの柴咲コウは4年前に病気で耳が聴こえなくなって心を閉ざしてしまった少女、萩尾沙絵を演じており、沙絵と櫂のラブストーリーを主軸に物語が展開していく。さらに2人の友人として登場する成宮寛貴演じる相田翔平や白石美帆演じる小沢茜、永山瑛太演じる矢嶋啓太との交流も見どころとなっており、大学卒業を1年後に控えた若者5人の青春群像劇が描かれている。

『オレンジデイズ』のあらすじ・ストーリー

結城櫂と萩尾沙絵の出会い

オレンジを沙絵に渡す櫂

結城櫂(ゆうきかい)は明青学院大学の文学部心理学科社会福祉心理学を専攻するごく普通の大学4年生。しかし4年生の4月になっても内定は一つももらえておらず、焦っていた。そんなある日、櫂は大学でバイオリンを弾く萩尾沙絵(はぎおさえ)を見かけ、思わず目を奪われる。それに気づいた沙絵は「金をくれ」とばかりに、無言で櫂に手を差し出す。櫂はお金を持っていなかったため、代わりに持っていたオレンジを沙絵に渡した。それが2人の出会いだった。
そんな中、櫂の友達の矢嶋啓太(やしまけいた)は沙絵に一目ぼれし、相田翔平(あいだしょうへい)に頼んで彼女とデートの約束をとりつける。しかし、沙絵の耳が聞こえないことを知った啓太はデートに行きたくないと言い出し、手話のできる櫂に代わりにデートへ行くよう頼む。櫂は仕方なく代わりに沙絵と遊園地デートをすることになったが、彼女の言葉遣いの悪さや反抗的な態度に最悪の印象を抱く。それでも1日一緒に過ごし、話していくうちに2人は徐々に打ち解けていった。しかし櫂はデートの途中で沙絵とはぐれてしまう。雨の中、花火大会が中止になったことを伝えるために遊園地で彼女を探し回る櫂。沙絵は家に帰っていたものの、櫂のことが気になり遊園地に戻る。すると閉園した遊園地の入り口付近に櫂が座り込み、沙絵を待っていた。そんな優しい櫂の行動に、ときめいた沙絵は思わず彼にキスをした。

恋の始まり

バイオリン探しに奔走する櫂、翔平、啓太

櫂と同じゼミで大学院生である年上の恋人、高木真帆(たかぎまほ)は、社会福祉心理学科の堺田(さかいだ)教授から、耳の聞こえない沙絵のサポートをするよう頼まれる。しかし沙絵は自分を障害者として扱う真帆にイラ立ち、突っぱねた。困った真帆は櫂に沙絵の心を開くよう協力を頼んだ。
それから櫂は沙絵の高校時代からの親友である小沢茜(おざわあかね)と知り合う。そして茜から沙絵が名の知れたバイオリニストだったこと、病気が原因で聴覚を失い、バイオリニストの夢を諦めたことを聞く。沙絵は大切にしていた愛用のバイオリンを売ってしまっていたが、櫂は彼女の心の痛みを知り、翔平や啓太にも協力してもらってバイオリン探しに奔走する。そして3日かけて、ようやく彼女のバイオリンを買い取った人物を見つけ出す。沙絵は涙を流して、彼らに感謝した。その後、沙絵はお礼を兼ねて櫂、翔平、啓太、茜を食事に誘う。それをきっかけに沙絵と茜は翔平や啓太とも親しくなり、啓太は茜に一目ぼれした。
それから櫂は沙絵を受け入れてくれるオーケストラサークルを見つけ出し、入団テストを受けるよう勧めた。沙絵は再び陽の当たる場所でバイオリンが弾けると心の中で喜び、家で懸命に練習する。そして入団テストで沙絵は素晴らしい演奏を披露し、見事サークルに入団することができた。ところが、耳が聴こえない沙絵は他の団員と演奏がズレてしまうという問題が発生し、結局オーケストラサークルを退団せざるを得なくなった。沙絵はショックを受けて母のゆり子に八つ当たりしてしまい、櫂は彼女を叱った。落ち着きを取り戻した沙絵に櫂は「君を音の闇の中から救う」と優しい言葉をかけ、彼女は思わず声をあげて泣き出す。そんな彼女を櫂は抱きしめた。

櫂の失恋

オレンジのノートを差し出す啓太

ある日、突然の啓太の提案により、櫂、沙絵、翔平、茜、啓太の5人でオレンジ色のノートに連絡事項や自分の気持ちを書くことになった。そして、このオレンジノートを共有する仲間で「オレンジの会」を結成した。そんな中、茜は女にだらしない翔平に悪い印象を抱き、翔平も彼女を茶化すような態度で接していた。2人は会うたびに喧嘩を繰り返していたが、互いに徐々に気になり始めていた。そして沙絵は櫂のおかげで後ろ向きな考え方をやめて、前向きに先のことを考えられるようになった。そんな彼女に影響されて、櫂も自分の進路について改めて考え始める。
一方、真帆は櫂と沙絵の関係が前向きに受け入れられず、複雑な気持ちを抱いていた。さらに真帆の中で大学時代に同じゼミだった佐野(さの)の存在が、次第に大きくなっていく。櫂は真帆の気持ちが自分から離れつつあることを知って落ち込む一方、アルファ時計の最終面接を断り、作業療法士の資格を取得するために専門学校へ行くことを決断し、勉強を始める。数日後、櫂は真帆に今の気持ちや将来について考えていることを伝えに行く。しかしそこに佐野が現れる。真帆は櫂に佐野が好きであることを伝え、別れを告げた。キャンパス内で1人フラれて泣いている櫂を見てしまった沙絵は彼を慰めた。

新たな道を歩み始める沙絵

沙絵は就職を考えるも、大学から紹介される聴覚障害者向けの仕事にはなかなか興味が湧かず悩んでいた。本当は音楽をやることに生きがいを感じていたものの、バイオリニストの夢は絶たれてしまい、目標を見失っていたのだ。そんな時、ゆり子から沙絵にはピアノの才能もあることを聞いた櫂が彼女にピアノを弾こうと提案した。沙絵は櫂とゆり子が自分の知らないところで連絡を取り合っていたことに怒ってしまうが、櫂が必死に彼女をなだめた。櫂に背中を押された沙絵はゆり子の指導の下、ピアノを練習し始め自らの足で仕事を探した。しかし、なかなか仕事は見つからない。ピアニストであるゆり子のコネを使えば、簡単に仕事は見つかるかもしれないが、沙絵は自分1人の力で何とかしたいと考えていた。そして沙絵は見事東京ドームホテルのレストランのピアノ演奏者として採用された。櫂も一安心し、ホテルへ沙絵の演奏を聞きに行く。しかしそこに沙絵の留学時代の憧れの先輩だった柿崎透(かきざきとおる)が現れる。再会を喜び抱き合う沙絵と柿崎を見て櫂は少し嫉妬してしまう。気になった櫂は茜に柿崎のことを聞く。柿崎は沙絵が留学していた頃に同じオーケストラにいたバイオリンの名手らしく、沙絵のことを妹のように可愛がっていたらしい。沙絵は柿崎に憧れており、バレンタインにはチョコをあげたこともあるのだとか。それから沙絵と柿崎は頻繁に会うようになり、親密な関係になっていった。しかし実は大手の音楽会社に勤める柿崎は沙絵を「耳の聞こえない美少女ピアニスト」として売り出そうと考え、彼女に近づいていたことが判明。ショックを受けた沙絵は櫂に失恋したことを伝える。そんな彼女を櫂は慰めた。そんな中、茜は啓太に告白されるもそれを断り、翔平に想いを伝える。翔平は告白を受け入れ、2人は付き合うこととなった。

ついに結ばれる櫂と沙絵

沙絵に告白する櫂

そして櫂もいよいよ沙絵に告白しようと決心するが、なぜか沙絵は櫂に素っ気ない態度で接する。さらにボランティアの男子学生とのトラブルもあってイライラした沙絵は櫂に「あなたは可哀想な私に優しくして優越感を確かめていたいだけ」と言い放ち、彼と喧嘩になってしまう。実は沙絵は櫂のことが大好きだったものの、今までの経験からいつか嫌われるのではないかと怖くなり、わざと嫌われるようなことを言ってしまったのだ。彼女は「自分の不幸に誰も巻き込みたくない」と考え、1人で生きていこうとしていた。喧嘩してしまった櫂と沙絵を心配した茜と翔平は彼らを仲直りさせるため、オレンジの会で海に行こうと提案する。そして当日に茜たちが嘘をついて欠席し、櫂と沙絵を2人きりにした。しかし櫂はまだ沙絵に怒っていたため、険悪な雰囲気のまま車を走らせる。海に行くつもりはなかった櫂だが、茜から電話で沙絵の本心を教えられ、沙絵と海に行くことにした。そして海で遊ぶことで無事仲直りすることができた。しかし手話で会話をしているうちに、周囲の目が気になり始める沙絵。櫂は「気にするな」と言うが、沙絵は「私のせいであなたまで笑われるのは嫌だ」と別れを告げて去ろうとする。そこで櫂は人目もはばからず、彼女に大声で告白した。沙絵は気づかず歩いていたが、周囲から視線を浴びていたことで彼が叫んでいることに気づいて慌てて戻る。そして改めて櫂は沙絵に告白し、ついに2人は結ばれた。

悲しい運命

ある日、ゆり子は沙絵にドイツの交響楽団から誘われていることを聞かされる。沙絵がゆり子と一緒にドイツに行けば3年ほど滞在することになり、櫂とはしばらく離れ離れになってしまう。そのため彼女は思い悩んだ。そんな中、ドイツ在住のピアニストで沙絵の幼馴染である藤井ハルキ(ふじいはるき)が日本に帰ってきた。幼い頃、沙絵ととても仲良しだったハルキは、1ヵ月萩尾家に滞在することになる。そしてゆり子にピアノのコンクールに挑戦してみないかと提案された沙絵は、ハルキの指導を受けながらピアノのレッスンをした。しかしコンクールの予選で演奏している最中、沙絵はこれまで少し聞こえていた高音が全く聞こえなくなっていることに気づき、動揺して演奏どころではなくなってしまった。病院で検査を受けると、以前より聴力が落ちていることが判明。手術すれば聞こえるようになるものの、成功率は6割とのこと。ゆり子は沙絵にドイツに良い先生がいると紹介し、手術を勧める。東京で手術を受けたいならドイツに行くのはやめるというゆり子だが、沙絵はゆり子がクラウス交響楽団に入るのが夢だったことを知っているため、複雑な感情を抱く。そして結局沙絵はドイツに行くことを決意し、櫂に別れを告げた。櫂は納得がいかず沙絵に会いに行くが、彼女に拒絶されてしまった。その直後、櫂の携帯に真帆から連絡が入る。櫂は真帆に沙絵からフラれた話を聞いてもらうため、彼女を家にあげた。一方、沙絵は櫂が忘れて行った服を届けに彼の家に向かったが、真帆が家から出てくるのを見てしまい、2人がヨリを戻したのだと勘違いしてしまう。そして沙絵は櫂に何も言わずドイツに向かってしまった。

再会

沙絵からの手紙を開く櫂

沙絵がドイツに行ってから、しばらく経ったある日。櫂の元に彼女から一通の手紙が届く。しかしその手紙には文字は書かれておらず「〇」と書かれただけの、暗号のような内容だった。櫂は不可解な手紙に考えを巡らせながら茜と会う。そして茜から沙絵の手術が成功したことを聞き安心する。
そんな中、チベットへ撮影旅行に行っていた翔平が卒業試験を受けるため、日本に帰国してきた。それから櫂と啓太と翔平は無事に卒業が決まり、3人で飲みに出かける。酔っぱらった勢いで忘れられない沙絵への想いをぶちまける櫂に、翔平はドイツに行って彼女にプロポーズしようと提案。次の日、3人は早速街に出て指輪を買いに行く。すると偶然にもハルキと結婚の準備をしていた沙絵が櫂を見つけ、思わず声を出して呼び止める。久しぶりに再会した2人はカフェに入り話を始めるが、会話はぎこちなく沙絵は櫂に結婚すると告げた。その後、沙絵は大学で真帆と再会する。沙絵は櫂が真帆とヨリを戻したのだと勘違いしていたが、真帆から櫂とは何もなかったと伝えられる。それを聞いた沙絵は驚きながら仕事をしている櫂の元へと向かい、あの日なぜ誤解した自分を追いかけて来なかったのかと彼を責める。そんな彼女に櫂は「俺だっていつも沙絵の思うようにはならない。ロボットじゃない」と反論し、喧嘩になってしまう。すると真帆が沙絵を追いかけてきて、あの日の夜、櫂が沙絵を好きだと言っていたこと、彼女を幸せにできるのか不安だと言っていたことなど、彼の本心を伝えた。その後、櫂は茜から沙絵が結婚式をキャンセルしたことを聞く。茜は沙絵の心の中にいるのは櫂だと伝えるが、櫂が彼女に会いにいくことはなかった。
後日、櫂は東京医療科学専門学校の試験に受かり、堺田教授に報告に行く。そこで堺田教授から沙絵が櫂の試験の結果を気にしていたことを教えられる。そのため櫂は試験結果を伝えるために沙絵のマンションに行くことにした。しかしすでに萩尾家はマンションを退去した後でドイツへ行ってしまっていた。それでも櫂はお金を溜めて3年後に沙絵に会いにドイツへ行く決意をする。卒業式の日、櫂がオレンジの会のたまり場だったラウンジに向かうと、そこにオレンジのノートがあり、沙絵がメッセージを残していた。沙絵が日本にいることを確信した櫂は大学を探し回り、ようやく彼女を見つける。沙絵はドイツには行かず日本で1人暮らしをすることを櫂に伝えた。櫂が「俺たちここからもう一度2人で始めないか?」と問いかけると、沙絵は彼に抱き着いた。
そして卒業後、オレンジの会のメンバーはそれぞれの道を歩み始めた。櫂が家から出ようとすると沙絵が彼を呼び止め、「いってらっしゃい」と声を発した。櫂は感動しながら「いってきます」と返した。

『オレンジデイズ』の登場人物・キャラクター

オレンジの会のメンバー

Syoto007q3
Syoto007q3
@Syoto007q3

Related Articles関連記事

Mr.Children(ミスター・チルドレン)とは【徹底解説まとめ】

Mr.Children(ミスター・チルドレン)とは【徹底解説まとめ】

Mr.Children(ミスター・チルドレン)は日本の4人組ロックバンド、通称ミスチル。 デビュー当初はポップな曲が多く、恋愛を描いた作品を多く発表。 しかし徐々に、人の内面の暗い部分を描いたり、社会風刺的な作品が増えていき、多彩な曲がさらに多くのファンを引き付けることに。 1990年代前半から20年以上にわたり日本の音楽界をリードし続け、幅広い世代から支持されていて人気は今も衰えない。

Read Article

嫌われ松子の一生(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

嫌われ松子の一生(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『嫌われ松子の一生』とは、2006年5月27日に公開された日本のコメディ映画である。山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作としている。川尻笙は、夢をあきらめ、堕落した生活を送っていた。突如故郷の父が来訪し、笙の叔母である松子が死んだことを伝える。松子の住んでいたアパートの片付けを父に頼まれた笙は、会ったことのない叔母の松子の死の真相に迫るとともに、その波乱万丈な人生をたどっていく。ストーリーはシリアスな内容だが、華やかなミュージカルシーンやコミカルな演出が見どころの作品である。

Read Article

池袋ウエストゲートパーク(IWGP)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

池袋ウエストゲートパーク(IWGP)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』とは2000年4月から6月までTBS系で放送された日本の若者の日常をワイルドに描いたテレビドラマ。主演は長瀬智也、脚本は宮藤官九郎。その他渡辺謙や妻夫木聡など、多くの豪華俳優が出演している。池袋を舞台に、主人公マコトが池袋を舞台に友人やギャングたちとケンカや友情に明け暮れるストーリー。原作は石田衣良の小説『池袋ウエストゲートパーク』で、ドラマ以外にも、コミック、ミュージカル、舞台、アニメなど幅広いメディアミックスがなされた。

Read Article

バトル・ロワイアル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バトル・ロワイアル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バトル・ロワイアル』は高見広春原作の小説を映画化作品で、アジア某国で施行の「BR法」により選ばれた中学生達のサバイバルゲームを描き、2000年に劇場公開。監督は映画『仁義なき戦い』シリーズ等の巨匠・深作欣二監督。また、藤原竜也や柴咲コウといった俳優が作品を彩り、演技を競う。この作品のキャスト・スタッフは「第24回日本アカデミー賞」「第43回ブルーリボン賞」等を受賞した。2001年には、『バトル・ロワイアル【特別篇】』が、2010年には3D映画版『バトル・ロワイアル3D』が劇場公開された。

Read Article

ブラッディ・マンデイ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ブラッディ・マンデイ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブラッディ・マンデイ』とは龍門諒の漫画作品を原作とした三浦春馬主演の連続テレビドラマ。2008年に放送され、2010年にはシーズン2も始まり大きな話題となった。2020年に発表された「三浦春馬が最強にかっこよかった作品ランキング」では1位を取得するほどの人気作品である。 天才ハッカー高木藤丸(たかぎふじまる)が家族や友達、日本をウイルステロから救うために持ち前のハッキング技術を活かしてテロ組織に立ち向かう。豪華俳優陣が描くヒューマン・ビジネスサスペンスである。

Read Article

君たちはどう生きるか(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

君たちはどう生きるか(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『君たちはどう生きるか』とは、義母を救うために不可思議な世界を旅する少年の姿を描いた、宮崎駿によるアニメ映画。宮崎が「これで本当に最後」と明言して制作した作品で、宣伝も無く、公式HPも無く、一切情報を隠したまま公開されるという独特の手法で話題となった。 太平洋戦争が激化する最中、牧眞人は父と共に郊外へ引っ越し、そこで叔母で新たに自身の義母となるナツコと再会。どう接すればいいのか互いに戸惑う中、ナツコはいずこかへと姿を消し、眞人は彼女を連れ戻すために謎のアオサギに導かれて異界へと旅立っていく。

Read Article

怒り(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

怒り(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2010年に国内の映画賞を総ナメにした大ヒット作「悪人」の原作者吉田修一と監督李相日が6年振りにタッグを組み、音楽に坂本龍一を加え、実力派のオールスターキャストで挑んだ感動のヒューマンミステリー。八王子の平静な住宅街で残忍な夫婦殺人事件が起こる。一年後のある日、千葉と東京と沖縄に素性の知れない3人の男が現れ、それぞれに重厚な人間ドラマが展開する。愛した人は、殺人犯なのか?2016年9月全国公開。

Read Article

ロングバケーション(ロンバケ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ロングバケーション(ロンバケ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロングバケーション』とは、1996年4月から6月まで毎週月曜日21:00から、フジテレビ系の「月9」枠で放送された日本の恋愛ドラマ。主演は木村拓哉と山口智子で、その他松たか子や竹野内豊など、人気俳優が脇を固める。ピアニストを目指す瀬名秀俊と、モデル崩れの葉山南がひょんな事から一つ屋根の下に住むことになり、互いに惹かれていくストーリー。脚本は人気脚本家の北川悦吏子。略称は「ロンバケ」。最高視聴率36.7%を記録し、第34回ギャラクシー賞選奨にも選出された。

Read Article

白夜行(東野圭吾)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

白夜行(東野圭吾)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『白夜行』とは、1999年に刊行された東野圭吾の推理長篇である。発行部数は2010年12月時点で200万部を超えている。1973年、大阪で起きた殺人。犯人は小学5年生の被害者の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・西本雪穂。未解決のまま時は流れていく。そして成長した2人は犯罪行為で互いに助け合うようになり、周囲で不可解な事件が次々と起きる。 疑念を抱く刑事が2人の関与に気づき、証言や調査で真相に迫っていくというストーリー。2006年にはテレビドラマ化、2011年には映画化されている。

Read Article

電車男(Train Man)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

電車男(Train Man)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『電車男』とは2005年7月から木曜22時にフジテレビで放送されたドラマで、インターネットの電子掲示板から生まれた物語。オタクの山田剛司は電車で酔っ払いに絡まれている青山沙織を目撃し、彼女を助ける。そのことを山田が掲示板に書き込んだ後、沙織からお礼の品が贈られてきた。それをきっかけに2人の交流が始まった。山田がネットの住民に励まされながら様々な試練を乗り越えて成長し、沙織と恋愛関係を築いていく姿が見どころとなっている。本作は多くの人々の感動を呼び、社会現象となった。

Read Article

ランチの女王(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ランチの女王(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ランチの女王』とは、2002年にフジテレビ系の月9枠で放送されたドラマ。主演は竹内結子。その他、妻夫木聡、山下智久、山田孝之などが出演している。ランチタイムに洋食店を訪れた麦田なつみが、ひょんなことからその店で住み込みで働くことになる。洋食店を舞台に、なつみと男四人兄弟の恋愛模様や交流を描いたラブコメディ。脚本は『カバチタレ』や『青天を衝け』を担当した大森美香などが手掛けている。第34回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞や主演女優賞などを獲得した。

Read Article

相棒 season20(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒 season20(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒 season20』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、しかし優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京と、その杉下への好奇心からキャリア官僚の道を捨てて刑事となった冠城亘がいた。その推理力と、上司の叱責を物ともしない行動力で、2人は難事件に挑んでいく。

Read Article

相棒シリーズ(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒シリーズ(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒』は、テレビ朝日・東映制作の刑事ドラマシリーズ。 水谷豊演じる主人公『杉下右京』は、人材の墓場と呼ばれた「警視庁特命係」に属する警部である。 その右京が自身の下についた「相棒」と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく。 亀山薫(演:寺脇康文)、神戸尊(演:及川光博)、甲斐享(演:成宮寛貴)、冠城亘(演:反町隆史)と相棒は代替わりしている。

Read Article

人にやさしく(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

人にやさしく(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『人にやさしく』とは、2002年にフジテレビ系で放送されていたドラマ。主演は香取慎吾。その他、松岡充や加藤浩次などが出演している。脚本は鈴木おさむといずみ吉絋。原宿のボロい一軒家に住む男三人が、ひょんなことから小学生の男の子の面倒を見ることになるという物語。男たちが子供に大切なことを教えながら、自分を見つめ直す青春ヒューマンドラマである。

Read Article

ザ・マジックアワー(三谷幸喜)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ザ・マジックアワー(三谷幸喜)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ザ・マジックアワー』とは三谷幸喜が脚本・監督したエンターテインメント映画である。佐藤浩市の主演映画で妻夫木聡や深津絵里など豪華キャストが多数出演している。三谷幸喜が監督する4作品目の映画で、第32回日本アカデミー賞で4部門にノミネートされた。マフィアの天塩商会が牛耳る港町の守加護。彼らの怒りを買ってしまった備後は、助かるために三流俳優の村田を騙し、映画撮影と称して殺し屋のデラ富樫を演じさせる。天塩の者たちに村田が偽のデラ富樫だとバレないよう備後が四苦八苦する、大ヒットコメディ映画。

Read Article

WATER BOYS(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

WATER BOYS(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『WATER BOYS』とは、2003年7月の火曜21時にフジテレビで放送されていたドラマ。映画『ウォーターボーイズ』を元に制作されており、脚本は橋本裕志と中谷まゆみ。主演は山田孝之で、森山未來や瑛太などが出演している。シンクロに憧れて唯野高校水泳部に入部した進藤勘九郎は、学園祭のシンクロ公演でリーダーに選ばれたが、シンクロ公演が急遽中止となってしまう。そこで勘九郎はシンクロ公演を実現させるため動き出す。勘九郎と仲間たちの友情や恋愛を描いた青春ドラマである。

Read Article

相棒 season21(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒 season21(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒 season21』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。ある時東南アジアの小国サルウィンに関する国際テロが発生し、杉下はかつてこの国へと旅立っていった元特命係の亀山薫と共に捜査に乗り出していく。

Read Article

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2006年に公開されたジャスティン・リン監督によりオリジナル・フィルムが制作した、カーアクション映画である。大人気ワイスピシリーズの3作目となるが、今までのシリーズとは異なりアメリカではなく東京が舞台となっており主演がルーカス・ブラックになっている。日本の有名人も登場していることで話題になった作品である。本作は東京に引越してきたきたアメリカ人学生が日本が発祥であるドリフトに魅了されていくストーリーである。

Read Article

め組の大吾(FIRE BOYS)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

め組の大吾(FIRE BOYS)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『め組の大吾』は1995年から1999年までの約4年間、曽田正人が週刊少年サンデーで連載していた消防士の物語である。マンガの他、2004年にフジテレビでドラマ化された。主な内容は、不良に近かった朝比奈大吾が、消防士になり同僚や上司、先生や助けた人などに刺激を受けてレスキュー隊員へと破天荒ながら活躍の場を広げていく様子が描かれている。元不良らしい考え方と行動力の大吾とともに、優等生である甘粕のコンビが魅力を後押ししている。また、火災や事故現場の臨場感などが読み手を引き付ける。

Read Article

来る(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

来る(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『来る』とは、第22回日本ホラー小説大賞に輝いた澤村伊智の小説『ぼぎわんが、くる』を実写化した日本のホラー映画である。公開初日に10万人を動員し、興行収入は1億3700万円のヒットとなった。 子煩悩で愛妻家だと評判の、田原秀樹の職場に謎の人物が現れる。その日から2年後、様々な怪奇現象が起こり、秀樹とその妻の香奈は得体の知れない何かに襲われる事になる。オカルトライターの野崎和浩に相談するが、野崎の手に終えるものではなかった。 怪奇現象と人間の怖さを描いた映画となっている。

Read Article

アンフェア(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アンフェア(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アンフェア』とは、2006年にフジテレビ系列で放送が開始された、女性が主人公のハードボイルド系の刑事ドラマ。硬派なストーリー展開が特徴である。主人公の女性刑事・雪平夏見(ゆきひらなつみ)が、刑事だった父が殺害された事件の真相を追いつつ、数々の難事件を解決していく姿を描いた。テレビドラマ放送終了後も幅広い層から高い人気を集め、スピンオフも含めてスペシャルドラマ4作品と映画3作品が公開された。原作は奏建日子の『推理小説』。主人公の雪平夏見役を篠原涼子が演じた。

Read Article

Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜(ビューティフルライフ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜(ビューティフルライフ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』とは、2000年1月にTBS系列で毎週日曜に放送された日本のテレビドラマ。腕はあるが人気のない美容師・沖島柊二と、病に侵され車椅子で生活する図書館司書・町田杏子の出会いと別れを描いた、切ないラブストーリー。平均視聴率32.3%、最高視聴率41.3%を記録。第26回放送文化基金賞本賞受賞し、主演の木村拓哉と常盤貴子の演技が高く評価された、平成中期の最大のヒット作である。

Read Article

アヒルと鴨のコインロッカー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アヒルと鴨のコインロッカー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アヒルと鴨のコインロッカー』とは、吉川英治文学新人賞に輝いた伊坂幸太郎の同名小説を基にした2007年公開の日本のミステリー映画。主人公の椎名は引っ越し先で隣人の河崎という男から、隣の隣に住むブータン人のために「本屋を襲撃して広辞苑を奪いたい」と誘われる。奇妙な誘いに戸惑う椎名だったが、本屋襲撃の手伝いをすることになる。やがて明らかになる2年前の出来事。過去の物語と現在の物語が交錯する中で椎名が見た真実とは。映像化が困難とされている作品を原作の複雑な伏線やトリックを巧みな描写でまとめた。

Read Article

容疑者Xの献身(ようぎしゃエックスのけんしん、The Devotion of Suspect X)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

容疑者Xの献身(ようぎしゃエックスのけんしん、The Devotion of Suspect X)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ある日川で発見された、顔をつぶされた死体。刑事たちに協力を求められた大学准教授の湯川学は、その犯人を追い求める中で、ある人物にたどり着く。それは、湯川が天才だと認めていた大学時代の同級生、石神哲哉だった。 東野圭吾のガリレオシリーズをテレビドラマ化したキャストとスタッフが再集結し、劇場版として公開されたミステリー映画。

Read Article

舞妓Haaaan!!!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

舞妓Haaaan!!!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『舞妓Haaaan!!!』とは、宮藤官九郎が脚本を手がけたコメディ映画である。主人公の鬼塚(おにつか)は舞妓の美しさに魅了され、お茶屋遊びにあこがれていた。しかし京都の茶屋はどこも「一見さんお断り」のため、鬼塚はツテを頼ってなんとか茶屋に入ろうとする。そして贔屓の舞妓・駒子(こまこ)やライバルの内藤(ないとう)、元カノの富士子(ふじこ)等、周りの人物を巻き込みドタバタ劇が繰り広げていく。この作品は鬼塚という舞妓へ異常な執着を持った強烈キャラが、日常を忘れて大笑いさせてくれる映画になっている。

Read Article

のぼうの城(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

のぼうの城(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『のぼうの城』とは、和田竜の日本の歴史小説を元にして2012年に公開された映画である。犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。主人公の長親(ながちか)は忍城(おしじょう)城代の息子である。関白秀吉の家臣である三成によって、忍城は開城を迫られていた。しかし長親は世の理不尽に真っ向から対抗するため、三成に相対する。長親は周りの力を借り、ついには三成軍を退けることになった。この作品は時にはしんみりしつつも、長親という「でくのぼう」の奇策によって観た人を気分爽快にさせる歴史映画となっている。

Read Article

相棒 season22(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒 season22(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒 season22』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。十数年の時を経て特命係に出戻った亀山薫とのコンビを復活させた杉下は、次々に起こる難事件の調査に乗り出していく。

Read Article

小さいおうち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

小さいおうち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『小さいおうち』とは、中島京子の同名小説を元に2014年に映画化された日本の恋愛映画である。山形から東京に女中奉公に上がった布宮タキ(ぬのみや)は、赤い屋根のちいさなおうちに住む平井時子(ひらいときこ)の元で働いていた。時子はその外見と内面から、誰でも虜にしてしまう女性だった。そして時子は夫の部下である板垣正治(いたがきしょうじ)と道ならぬ恋をしてしまい、日本も戦争への道を着実に進み始めていた。この作品は昭和という激動の時代を生きていた人々の、血の通った温かい生活と小さな秘密を描いた物語である。

Read Article

ガリレオ(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガリレオ(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ガリレオ』とは、ガリレオと称される物理学者・湯川学を主人公とした東野圭吾の連作推理小説。小説を原作にフジテレビ系の月9シリーズにて連続ドラマとして映像化された。主演は福山雅治。 湯川の大学の同級生である警視庁の刑事草薙から、湯川が事件の相談を受けるところから物語は始まる。事件捜査には興味がない湯川だが、人の頭部だけ燃える、見えるはずのないものが見えたなど、一見すると超常現象とも取れる不可解な事件に対し科学者として興味を持った時にこれらの謎の解明に挑む。

Read Article

県庁の星(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

県庁の星(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『県庁の星』とは、桂望実により2005年『小学館』から発行されたヒューマン小説及び、それを元にした漫画、映画作品である。県庁に勤める野村聡は、民間人事交流の一員としてスーパー満天堂に配属となる。野村は満天堂の人間を見下し、満天堂の二宮あき達は野村のことを厄介者扱いして衝突を繰り返す。しかし野村が県庁の出世コースから外れたことで二宮との距離が近づき、満天堂の危機も救うこととなる。この物語は立場の違う人間同士が出会い、歩み寄る過程で得る「気づき」を教えてくれる作品となっている。

Read Article

新しい靴を買わなくちゃ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

新しい靴を買わなくちゃ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『新しい靴を買わなくちゃ』とは、北川悦吏子が原作・脚本・監督すべてを担当した日本の恋愛映画である。世界的な音楽家である坂本龍一が音楽監督、映像作家の岩井俊二がプロデュースを手がけたことで話題となった。妹のパリ旅行に付き添ってきたカメラマンのセンと、パリ在住の日本人アオイが一足の靴をきっかけに出会う3日間のラブストーリーを描いた作品。ロマンチックな物語展開はもちろん、舞台となったパリの美しい風景と繊細な音楽、瀟洒な台詞もこの作品の魅力である。

Read Article

花咲舞が黙ってない(ドラマ・漫画・小説)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

花咲舞が黙ってない(ドラマ・漫画・小説)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『花咲舞が黙ってない』とは、池井戸潤の小説『不祥事』、『銀行総務特命』を原作とするドラマ作品である。臨店先へ出向き、業務改善・指導する臨店班に所属する花咲舞と相馬健が、全国の支店で起こる数々の問題の解決に奮闘する痛快ストーリー。2014年にテレビドラマ第1シリーズの放送と講談社『Kiss』での漫画版が掲載。2015年に第2シリーズが放送された。銀行を舞台とし、女性銀行員が次々と行内の不正を暴いていくというストーリーであることから、女版『半沢直樹』と注目された。

Read Article

め組の大吾 救国のオレンジ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

め組の大吾 救国のオレンジ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『め組の大吾 救国のオレンジ』とは、“オレンジ”こと特別救助隊員の奮闘と成長を描く曽田正人、冨山玖呂両名による漫画作品。1999年に完結した曽田正人の少年漫画『め組の大吾』の続編であり、世界観と一部登場人物を共有している。2023年にアニメ化された。 斧田駿は、特別救助隊員として活躍することを夢見る新人消防隊員。常に自分の先を行く十朱大吾、高校時代から片思いしていた中村雪らと共に特別救助隊員となるための訓練に参加する中、斧田は十朱が10年前の大規模なホテル火災の生き残りであることを知る。

Read Article

リコカツ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

リコカツ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『リコカツ』とは出会って3か月の2人が結婚し、その後離婚活動(リコカツ)を始める笑いあり、涙ありのテレビドラマである。2021年4月にTBSで放送された。主人公は水口咲(みずぐちさき)と緒原紘一(おばら こういち)で、2人は運命的な出会いをして結婚するが、価値観などが合わずに離婚を意識する。現代ならではの離婚の多さや、その理由や家族間の思いなども描写されている。様々な夫婦や家族の絆を描いた心温まるストーリーだ。

Read Article

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(民生ボーイと狂わせガール)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(民生ボーイと狂わせガール)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』とは大根仁が監督を務め、2017年に公開された恋愛エンターテイメント映画。原作は『週刊SPA!』で2014年に短期連載、2015年に残りのエピソードを加えて単行本が発売された、渋谷直角による漫画。 奥田民生に憧れるコーロキ・ユウジはライフスタイル雑誌編集部へと異動となる。そんな中仕事で出会ったファッションプレス社員、天海あかりに出会い一目惚れし、晴れて付き合うことに。しかしあかりは男を狂わせるとんでもない魔性の女だった。

Read Article

ドラマ『若者たち2014』が低評価だった理由とは?主演級の俳優が揃っているのに何故視聴率が低かった?

ドラマ『若者たち2014』が低評価だった理由とは?主演級の俳優が揃っているのに何故視聴率が低かった?

2014年、フジテレビの開局55周年記念企画として、1966年に放送された『若者たち』というTVドラマがリメイクされた。タイトルは『若者たち2014』。妻夫木聡が主演を務め、その他に瑛太、満島ひかり、蒼井優、長澤まさみなど主演級の若手キャストが出演することが発表された時は話題になった。しかしいざ放映が開始されると視聴率は低迷し、評価も低かった。 何故『若者たち2014』はこんなにも低評価で終わってしまったのか。人気俳優が揃っていたにも関わらず視聴率が低迷してしまった理由をまとめる。

Read Article

目次 - Contents