嫌われ松子の一生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『嫌われ松子の一生』とは、2006年5月27日に公開された日本のコメディ映画である。山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作としている。川尻笙は、夢をあきらめ、堕落した生活を送っていた。突如故郷の父が来訪し、笙の叔母である松子が死んだことを伝える。松子の住んでいたアパートの片付けを父に頼まれた笙は、会ったことのない叔母の松子の死の真相に迫るとともに、その波乱万丈な人生をたどっていく。ストーリーはシリアスな内容だが、華やかなミュージカルシーンやコミカルな演出が見どころの作品である。
『嫌われ松子の一生』の概要
『嫌われ松子の一生』とは、2006年5月27日に公開された、日本のコメディ映画である。山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作とし、監督は中島哲也、主演は中谷美紀が務めた。基本的には原作の流れを踏襲しているが、かなり脚色されており人物設定も一部異なる。第30回日本アカデミー賞、第1回アジア・フィルム・アワード、第61回毎日映画コンクール、第80回キネマ旬報ベスト・テン、第31回報知映画賞にて、中谷美紀が主演女優賞を受賞している。
ミュージシャンを目指して単身上京した若者の笙は、夢をあきらめ、堕落した生活を送っていた。彼女に振られた翌日に突如、故郷の父が来訪し、笙の叔母である松子が死んだことを伝える。松子の住んでいたアパートの片付けを父に頼まれた笙は、会ったことのない叔母松子の死の真相に迫るとともに、その波乱万丈な人生をたどっていく。松子は中学校の教師として勤務していたが、修学旅行の泥棒騒動をきっかけに、教師を自主退職する。その後DV癖のある八女川と同棲するも八女川は死に、その後岡野と不倫関係に陥った。岡野の妻に不倫がばれることで破局し、再び孤独となった松子はトルコ嬢として活躍する。引退した松子は同棲していた小野寺と口論になり、彼を刺殺してしまう。逃亡した先で島津と出会い穏やかな日々を過ごすが、小野寺殺害容疑で逮捕される。出所後に島津の元へ戻るが、彼にはすでに妻子がおり、松子は再び1人になった。その後、元教え子の龍と再会してヤクザの仕事をするようになる。警察に出頭した龍の出所を待っていたが龍に拒絶され、また妹久美の訃報を聞くことで生きる気力を失う。親友であっためぐみとの再会をきっかけに人生をやりなおそうと決意するが、不良中学生に襲われて命を落とす。
松子という1人の女性の、報われない人生を表すシリアスな内容だが、コミカルな演出やミュージカルシーンがそれを中和している。時代に合わせた流行やテレビ番組、時事なども登場するため、時代背景も感じることができ見どころが多岐にわたる作品である。
『嫌われ松子の一生』のあらすじ・ストーリー
松子の死と転落人生
ミュージシャンを志して田舎から上京した川尻笙(かわじりしょう)は、恋人の渡辺明日香(わたなべあすか)に、別れを告げられる。やけになったまま眠りについたが、目が覚めると田舎の父親川尻紀夫が家にいて笙は驚く。姉つまりは笙の叔母である川尻松子が亡くなったため、紀夫は急遽東京へ来たのだ。そして、松子はどうやら殺されたらしいということも笙に伝える。荒川の河川敷で死体が見つかり、まだ犯人は捕まっていないらしい。すぐに帰らないとならないため、紀夫は松子の家の片付けを笙に託し笙は渋々承知する。
笙が松子の部屋の片付けをすすめていると、隣の住人、大倉修二(おおくらしゅうじ)が話しかけてきた。大倉が言うには生前の松子は突然夜中に叫んだりゴミ出しの日を守らないなど、同じアパートの鼻つまみ者であったという。すると、松子殺人事件の調査をしている刑事の後藤が訪ねてくる。笙は後藤に松子がどんな人だったのかと尋ねると、歌が上手で人気者の中学校教師であったと答える。ここから、松子の教師時代に話は遡る。
父親の希望通りに教師の職についた松子は修学旅行先の旅館で受け持ちクラスの生徒、龍洋一(りゅうよういち)が売店の金を盗むという事件が発生し、その場を丸く納めるために自分が金を盗んだことにする。一旦騒動は落ち着き、後日松子は想いを寄せる同僚の教師佐伯俊二(さえきしゅんじ)に、自身の幼少期の話しをした。
幼い松子は、歌が大好きで、父親である川尻恒造の気をひくのに毎日必死な女の子であった。しかし、恒造は病弱な松子の妹、川尻久美ばかりを可愛がっていた。あるとき、久美のお見舞い帰りに父親とデパートに行った松子は、屋上のステージで漫才を見る。その時に漫才師が披露していた、寄り目をしながら口を突き出すひょうきん顔を、松子は真似る。すると、普段滅多に笑わない父が、笑ったのだ。松子は父が自分に笑顔を向けたことを喜び、度々父親の前でひょうきん顔をしながら育つ。それ以来、しばらくはそのひょうきん顔で父親の機嫌をとっていたが、成人する頃にはそれも通用しなくなってしまった。おまけに精神的に追い込まれると、ひょうきん顔をしてしまう癖までついてしまったと、松子はここまで佐伯に語った。
それからしばらくして、松子は自主退職へと追い込まれる。旅館の泥棒騒動のお金を工面するため、同室の教師の財布から現金を盗んだことがばれてしまったためである。教師の職を失った彼女は縋りつく久美を振り払い、家を飛び出す。
トルコ嬢(ソープ嬢)としてのデビューと殺人
家を飛び出した後の松子は、作家志望の八女川徹也(やめかわてつや)と同棲生活をするが、八女川から日々暴力を受けていた。金を工面するよう八女川から迫られた松子は、弟の紀夫に再会して金を借りたいと頼む。紀夫は家を飛び出した松子を恨んでおり、もう二度と関わるなと手切れ金として金を渡す。紀夫から借りた金を八女川に渡すが、八女川はその数日後「生れてすみません」と原稿に書き残し、松子の目の前で列車にひかれて自殺をする。
絶望する松子だったが、しばらく経つと岡野健夫(おかのたけお)との恋愛を楽しんでいた。岡野は八女川の友人で、サラリーマンをしながら執筆活動をしている。また既婚者のため、松子とは愛人関係にあった。或る日、松子が岡野の自宅に訪問したことがきっかけで妻の岡野芳江に不倫がばれ、愛人関係は終了する。こうして恋人を失った松子はトルコ嬢(ソープ嬢)として働き始め、雪乃という源氏名で売れっ子嬢となり、一世を風靡する。しかし、時代の波には逆らえず、若い世代に追い抜かれて引退する。
トルコ嬢引退後に、小野寺保(おのでらたもつ)という男と同棲を始めるが、小野寺が松子の稼いだ大金を若い女に貢いだことでもみ合いの喧嘩となる。かっとなった松子は小野寺を刺殺してしまい、今度こそ人生が終わったと思い飛び降り自殺を計った。
だが、死ぬことができず、松子は逃げるように新幹線で東京へ向かう。そして、玉川上水で入水自殺をしようとしたところ、理容師の島津に話しかけられ、2人は同棲を始めた。優しい島津との同棲生活は穏やかなものであったが、小野寺殺害の容疑者として松子は逮捕され、島津には黙って家を出る。
沢村めぐみとの出会い
時は現代に戻り、『未亡人は超淫乱』というAVを見ながら寝落ちした笙は、ヤクザ風の男たちに誘拐される。押し込まれた車で待ち構えていたのは、寝る直前まで見ていたAVの主演女優であった。彼女は沢村めぐみと書かれた自身の名刺を笙に渡し、松子とどういう関係なのかと尋ねる。めぐみは笙が松子の甥だと聞くと、笙を食事に誘い、松子との昔話を語り始めた。
めぐみと松子は刑務所の中で出会い、ともに獄中生活をしていた。松子は出所後に島津ともう一度暮らすため、刑務所内で理容師の資格を取る。出所後に島津の元へ向かった松子は、島津が妻子と共に暮らしている様子を目の当たりにし、再び1人で生きることになった。その後、美容院で働き始めた松子はめぐみと再会する。2人は一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりと、仲の良い友人として日々を過ごしていた。しかしあるとき突然、松子はめぐみを避けるようになったという。
それを聞いた笙は、「多分叔母さんは悔しかったんだと思う」とめぐみに言った。松子が幸せな結婚生活を送りながら仕事も充実しているめぐみと、孤独な自分を比べてしまったのではないかと考えたのだ。
龍洋一との再会
めぐみと会うことがなくなり、孤独に過ごす松子は、かつての教え子である龍洋一と再会する。ヤクザとなった龍は、修学旅行での一件をずっと謝りたかったと言い、同時に松子のことが好きだったと伝える。葛藤する松子であったが、龍と恋人関係になり、2人は同棲を始める。2人は愛し合っていたが、龍を心配する松子は「ヤクザなんかやめて」と龍に頼むと、龍は松子を殴った。しばらくして、松子を心配しためぐみが訪ねて来たが、龍と松子はめぐみを追い返してしまう。あきれためぐみは「好きにしな」と言い、その場を去った。めぐみの一件があり、松子はヤクザの龍とともに生きていく決意を固め、龍の組の仕事に加担する。ある時龍から、「組の金に手を出して命を狙われることになったから今すぐ逃げろ」と松子の元へ電話が来る。2人は待ち合わせ場所で一緒に服毒自殺をしようとするが死ねず、龍は自ら警察を呼んで出頭する。それから松子は龍の出所を待ち続け、ついに出所日を迎える。真っ赤なバラの花束を持って迎えに行くが、龍は松子を拒絶する。「なんで?」と松子は雪の中、絶望した。
松子の死の真相
妹の訃報を聞いた後、松子は何もやる気が起きず、ただ食べて寝るだけの生活を送る。そんなある日、テレビで見たアイドルグループ「光GENJI」の内海光司に魅了され、生きる活力を取り戻す。原稿何百枚分にも渡る長いファンレターをしたため送るが、返事は一向にこない。やがて松子は精神を病み、幻覚を見たり、発狂したりする。松子は精神病院へ行くが、待合室でめぐみと再会する。変わり果てた姿を見られたくないと逃げる松子にめぐみは、「専属の美容師を探しているから、働く気があるなら連絡して」と、自分の名刺を手に握らせる。帰宅した松子はいつものように河川敷で川を眺めながら、めぐみの名刺を手に取るが、それを丸めて捨ててしまう。アパートに戻りぼんやりしていると、ふと、妹の久美の顔が浮かんだ。久美の髪を想像で切る真似をすると、まだ自分はできると希望が湧いてくる。松子はめぐみに連絡して美容師として雇ってもらう決意を固めるも、名刺を捨ててしまったことを思い出し、河川敷へと戻る。名刺を探していると夜遅くにも関わらず、まだあどけなさの残る中学生らしき子供たちが遊んでいた。松子は「早く家に帰りなさい!」と怒鳴りつける。名刺を見つけ帰宅しようと歩きだした松子の背後に、松子が怒鳴りつけた中学生の1人が忍び寄り、彼女を金属バットで殴った。中学生たちは笑いながら去っていき、松子は死亡する。松子は歌いながら、光り輝く空間で天国への階段を上っていた。その階段は実家の久美の部屋へ続く階段でもあった。一番上では笑顔の久美が待っており、「姉ちゃん、お帰り」と言う。松子が笑顔で「ただいま」と答えたところで、本作は幕を閉じる。
『嫌われ松子の一生』の登場人物・キャラクター
主人公
川尻松子(かわじりまつこ/演:中谷美紀、幼少期:奥ノ矢佳奈)
本作の主人公。幼い頃から父親の愛情に飢えており、父から可愛がられている病弱な妹に嫉妬していた。追い込まれると、ひょうきんな顔をしてしまう癖がある。歌が得意で、教師時代は人気者の先生であった。泥棒騒動で教師を自主退職した後は、DV男との同棲、ソープ嬢としての生活、殺人罪での刑務所生活と、波瀾万丈な人生を送る。
川尻笙(かわじりしょう/演:瑛太)
松子の甥であり、本作の語りべ。ミュージシャンを目指して上京するも挫折し、怠惰な生活を送っていた。叔母である松子のことは全く知らなかったが、実は幼い頃に一度会っていた。松子のアパートの片付けを進めていくうち、叔母がどんな人生を送ったのか、興味が沸く。父親の紀夫から松子が殺人を犯した話を聞いた際、「すげえ」と笑みを浮かべるなど、少々危ない一面も併せ持つ。
川尻家の人間
川尻恒造(かわじりこうぞう/演:柄本明)
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「HERO」とは2015年7月18日に公開された日本の映画作品。2001年に第1期、2014年に第2期としてフジテレビ系で連続ドラマとして放送された同作の劇場版2作目。監督は鈴木雅之。脚本は福田靖。2015年の日本映画興行収入第3位 (実写映画では第1位) を記録 (46.7億円)。木村拓哉演じる主人公・久利生検事が不審な交通事故を通して大使館の疑惑に関わることになる。
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いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう(いつ恋)のネタバレ解説・考察まとめ
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(いつ恋)とは、東京という街で必死に生きる若者たちの恋愛を描いた日本のテレビドラマである。フジテレビ系列で2016年1月から3月まで放送された。坂元裕二によるオリジナル脚本作品。主演を有村架純と高良健吾がつとめた。東日本大震災が発生する2011年前後と、5年後の2016年からの2部構成で描かれている。第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞作品賞・脚本賞などを受賞した。
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来る(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『来る』とは、第22回日本ホラー小説大賞に輝いた澤村伊智の小説『ぼぎわんが、くる』を実写化した日本のホラー映画である。公開初日に10万人を動員し、興行収入は1億3700万円のヒットとなった。 子煩悩で愛妻家だと評判の、田原秀樹の職場に謎の人物が現れる。その日から2年後、様々な怪奇現象が起こり、秀樹とその妻の香奈は得体の知れない何かに襲われる事になる。オカルトライターの野崎和浩に相談するが、野崎の手に終えるものではなかった。 怪奇現象と人間の怖さを描いた映画となっている。
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阪急電車 片道15分の奇跡(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『阪急電車 片道15分の奇跡』とは2011年に全国東宝系で公開されたハートフル群像劇映画である。有川浩が2008年に発表した連作短編集『阪急電車』を原作とし、 監督三宅喜重、脚本岡田惠和、主演中谷美紀で映画化された。同じ電車に乗り合わせた8人の乗客たちがそれぞれ少しずつ関わり合い、笑顔になっていくさまが描かれる。作品の舞台となる阪急電車の他、西宮市や宝塚市なども制作に協力し、地元愛が強く溢れた映画に仕上がっている。
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この恋あたためますか(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『この恋あたためますか』は、コンビニスイーツ開発を通し恋愛に発展していく甘い恋模様を描いた恋愛ドラマだ。コンビニチェーンの新社長である浅羽拓実と、夢に破れたコンビニアルバイト井上樹木が、スイーツ開発をしていくというストーリーになっている。井上樹木はコンビニスイーツが大好きで、あらゆるコンビニスイーツを食べSNSに評価を投稿していた。その的確な評価を浅羽社長が認め、スイーツ開発メンバーとして選んだのだ。はじめは意見が合わず対立するが、徐々に相手を必要とし恋へと発展していく。
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映画刀剣乱舞(黎明)のネタバレ解説・考察まとめ
『映画刀剣乱舞 -黎明-』(えいがとうけんらんぶ れいめい)とは、EXNOA(旧DMMゲームズ)とニトロプラスが共同開発したPCブラウザ、及びスマートフォン向けゲーム『刀剣乱舞』を原作とした実写映画の第二弾。歴史に名を残す名刀を擬人化させた刀剣男士(とうけんだんし)と、歴史の改変を目論む時間装甲軍(じかんそこうぐん)の戦いを描いた物語である。物語の舞台は2012年。この時代に未来の繋がる重大な分岐点が隠されていた。刀剣男士・三日月宗近は仮の主である鈴木琴音と共に、事態解決のために奮闘していく。
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99.9-刑事専門弁護士-(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『99.9-刑事専門弁護士-』とは嵐の松本潤が主演のTBSのテレビドラマである。『SEASON I』に引き続き、続編として『SEASON II』が放送された。物語は「99.9%有罪でも0.1%に真実が隠れているかもしれない」という考えを持つ弁護士の深山大翔が、事件の検証や調査をして真実を追求する。松本潤の他に香川照之、榮倉奈々、木村文乃などの俳優がドラマ出演している。IとIIの放送が終わった後にSPドラマの制作や映画化もされている。
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目次 - Contents
- 『嫌われ松子の一生』の概要
- 『嫌われ松子の一生』のあらすじ・ストーリー
- 松子の死と転落人生
- トルコ嬢(ソープ嬢)としてのデビューと殺人
- 沢村めぐみとの出会い
- 龍洋一との再会
- 松子の死の真相
- 『嫌われ松子の一生』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 川尻松子(かわじりまつこ/演:中谷美紀、幼少期:奥ノ矢佳奈)
- 川尻笙(かわじりしょう/演:瑛太)
- 川尻家の人間
- 川尻恒造(かわじりこうぞう/演:柄本明)
- 川尻久美(かわじりくみ/演:市川実日子)
- 川尻紀夫(かわじりのりお/演:香川照之)
- 川尻悦子(かわじりえつこ/演:濱田マリ)
- 川尻多恵(かわじりたえ/演:キムラ緑子)
- 現代の登場人物
- 龍洋一(りゅうよういち/演:伊勢谷友介、幼少期:広川淳)
- 沢村めぐみ(さわむらめぐみ/演:黒沢あすか)
- 大倉修二(おおくらしゅうじ/演:ゴリ)
- 渡辺明日香(わたなべあすか/演:柴咲コウ)
- 後藤(ごとう/演:マギー)
- 片平なぎさ(かたひらなぎさ/演:本人)
- 本田博太郎(ほんだひろたろう/演:本人)
- 田中要次(たなかようじ/演:本人)
- 松子の恋人たち
- 八女川徹也(やめかわてつや/演:宮藤官九郎)
- 岡野健夫(おかのたけお/演:劇団ひとり)
- 小野寺保(おのでらたもつ/演:武田真治)
- 島津賢治(しまづけんじ/演:荒川良々)
- その他の登場人物
- 佐伯俊二(さえきしゅんじ/演:谷原章介)
- 杉下教頭(すぎしたきょうとう/演:竹山隆範)
- 田所文夫(たどころふみお/演:角野卓造)
- 宿屋売店の男(演:甲本雅裕)
- 岡野芳江(おかのよしえ/演:大久保佳代子)
- マネージャー・赤木(演:谷中敦)
- 綾乃(あやの/演:斉藤スミ子)
- 汐見(しおみ/演:渡辺哲)
- 女囚A(演:AI)
- 女囚B(演:山下容莉枝)
- 女囚C(演:土屋アンナ)
- 女囚D(演:山田花子)
- 婦警(演:木野花)
- 係官(演:あき竹城)
- 牧師(演:嶋田久作)
- 超人気シンガー(演:木村カエラ)
- アイドル歌手(演:阿井莉沙)
- 『嫌われ松子の一生』の用語
- 『火曜サスペンス』
- トルコ嬢
- 光GENJI
- 『嫌われ松子の一生』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 松子の心情を表現する楽曲のシーン
- 明日香「人生って大事なのは、人に何をしてあげたかだよね」
- 牧師「愛とは神である」
- 『嫌われ松子の一生』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 監督のあまりの厳しさに主演の中谷美紀が撮影をボイコット
- 原作と映画との違い
- 『嫌われ松子の一生』の主題歌・挿入歌
- テーマ・ソング:BONNIE PINK「LOVE IS BUBBLE」
- ED(エンディング):「Matsuko Medley」
- 挿入歌:木村カエラ「トゥリル トゥリル リカー」
- 挿入歌:ch feat. B-BAND「faker」
- 挿入歌:及川リン「Candy Tree」
- 挿入歌:中谷美紀「Happy Wednesday」
- 挿入歌:阿井莉沙「USO」
- 挿入歌:AI「What Is A Life」
- 挿入歌:中谷美紀「まげてのばして」