Mother(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Mother』とは、2010年4月から水曜22時に日本テレビ系で放送されていたドラマで、坂元裕二が脚本を手掛ける。主演は松雪泰子。その他、山本耕史や芦田愛菜などが出演している。母性をテーマに、様々な視点から母親について描かれている作品である。小学校教諭の鈴原奈緒は、ある日教え子の道木怜南が極寒の中でゴミ袋に入れられ、捨てられているのを発見する。それをきっかけに、奈緒は怜南の母親になることを決意し、彼女を誘拐した。そして奈緒は怜南の母親になることで、女性として人間として成長していくのだった。
『Mother』の概要
『Mother』とは、2010年4月14から6月23日まで、毎週水曜日22時に日本テレビ系の水曜ドラマ枠で放送されたテレビドラマである。脚本は『東京ラブストーリー』や『世界の中心で、愛をさけぶ』など、数々のヒット作を手掛けてきた坂元裕二。主演は松雪泰子。その他、山本耕史や倉科カナ、芦田愛菜などが出演している。平均視聴率12.9%、最高視聴率は16.3%を記録し、ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞や主演女優賞を獲得するなど、多くの賞を受賞した。本作は母性がテーマとなっており、さまざまな視点から母親について描くことにより、母親とは何か、愛とは何かについて考えさせられる内容になっている。また松雪泰子を始め、子役の芦田愛菜や尾野真千子、田中裕子などのキャスト陣の熱演も見どころである。
大学で渡り鳥の研究をしていた鈴原奈緒(すずはらなお)は、研究室が閉鎖されたことを機に、小学校の教師となる。そして産休の教師の代わりに担任を任された奈緒は、クラスで浮いている道木怜南(みちきれな)という少女と出会う。奈緒は怜南が虐待されていることに薄々気づいていたが、見て見ぬふりをしていた。しかしある日、奈緒は極寒の中、薄着でゴミ袋の中に入れられている怜南を発見する。それをきっかけに、奈緒は怜南の母親になることを決意し、彼女を誘拐した。そして奈緒は怜南の母親になることで、人として女性として成長していくのだった。
『Mother』のあらすじ・ストーリー
奈緒と怜南の出会い
鈴原奈緒(すずはらなお)は、30半ばになるまで恋人も作らず結婚もせず、室蘭の大学で渡り鳥の研究に没頭していた。しかし突然大学の研究室が閉鎖となり、やむなく小学校の理科の教師となる。そして産休の教師の代理として1年生の担任を任された奈緒は、クラスの中で浮いた存在の道木怜南(みちきれな)と出会う。奈緒は少し変わっている怜南が苦手で冷たい態度で接していたが、怜南はなぜか奈緒のことを慕っていた。しかし奈緒は怜南と過ごしていくうちに彼女の体にアザがあることに気づく。さらに怜南は満足に食事を与えられていないため、栄養失調で周りの子より発育が遅く、夜中に度々1人で出歩く姿も目撃されていることから、虐待の疑いが強かった。しかし奈緒も周りの大人たちも、見て見ぬふりをしていた。
そんなある日、奈緒は怜南が極寒の中、薄着でゴミ袋に入れられ、捨てられているのを発見する。そして奈緒に自宅に連れて来られた怜南は「赤ちゃんポストに行きたい」と懇願した。怜南を不憫に思った奈緒は「あなたを誘拐する。あなたのお母さんになろうと思う」と宣言した。それから奈緒は小学校を退職し、住んでいた部屋を引き払うなどして準備を整える。そして漁港で怜南が海に落ちて行方不明になったように装い、警察の大捜索が始まる中、奈緒は怜南と共に東京行きの列車に乗り込んだ。その車内で奈緒は怜南を自分の娘にするため、鈴原継美(すずはらつぐみ)と名付けた。
継美の母親になった奈緒
人目を避けるために継美と共に途中下車した奈緒は、不注意により駅でお金を盗まれてしまう。途方に暮れた奈緒は、幼い頃に自分が入所していた児童養護施設を頼ることにした。だが、施設は荒れ果てており、認知症を患った園長の野本桃子(のもとももこ)が1人で滞在していた。奈緒は継美としばらくの間、そこで過ごし、一時的に記憶を取り戻した野本が思い出を語る。しかし野本は福祉施設に引き取られることとなり、奈緒と継美は涙を流しながら彼女と別れた。その後、東京に辿り着いた奈緒は継美と一旦別れ、自分を7歳の時に引き取ってくれた里親である鈴原籐子(すずはらとうこ)が経営する会社を訪ね、継美のことを隠してお金を借りた。
一方、奈緒を捨てた実母の望月葉菜(もちづきはな)は、偶然街中で奈緒を目撃する。その際、継美が奈緒を「お母さん」と呼んでいたことから、葉菜は継美のことを奈緒の娘だと思い込み、1人になった彼女の後をつける。しかし継美に見つかってしまい、彼女は服にタグがついたままの葉菜のことを「うっかりさん」とあだ名をつけて仲良くなった。それから奈緒が住む場所と仕事を探している間、1人でいる継美の面倒を葉菜が見るようになった。奈緒は葉菜が自分の実母だとは知らないため、何かと継美を気にかけてくれる彼女に親しみを持つ。そんな中、奈緒は仕事を見つけて働き始めるが、継美は熱を出し、葉菜に助けを求める。継美を看病してくれた葉菜の元に向かった奈緒は、彼女に母親に捨てられたときのことを語り、「母に会いたくない」と告げる。その思いを知った葉菜は人知れず涙した。
葉菜から「実家のお母さんのところに帰った方が良い」と助言を受けた奈緒は継美を連れて、育ての親である籐子の元へ戻る。籐子は継美を見て戸惑いつつも、何も聞かずに奈緒を受け入れた。そして籐子は孫として継美を可愛がる。一方、葉菜は新聞の記事で継美が、室蘭で行方不明になった子供だと知る。それでも奈緒と継美の味方をする葉菜は、身分を明かせずに手間取っていた継美の転入手続きに協力。継美は無事小学校に通えるようになった。しかしひょんなことから、葉菜が自分を捨てた実母だったと知った奈緒は怒り、彼女を拒絶し始める。そんな中、週刊誌の記者である藤吉駿輔(ふじよししゅんすけ)は、怜南の行方不明事件に奈緒が関わっていることを突き止め、真相に辿り着く。そして駿輔は「黙っている代わりにお金を用意しろ」と奈緒を脅迫し、付きまとうようになる。奈緒が脅されていることを知った継美は、葉菜に相談する。葉菜は通帳と印鑑を奈緒に渡すが、奈緒は「これ以上関わるのはやめてほしい」と拒絶する。すると葉菜は奈緒の前で通帳と印鑑をゴミ箱に捨てた。その様子を見ていた駿輔はゴミ箱からそれを拾い上げ、「これで手を打つ」と言う。だが、奈緒は「お金は自分で何とかする。こんなものを使うくらいなら死んだ方がマシだ」と葉菜の通帳を取り返す。継美を守ろうとする奈緒の強い意思を感じた駿輔は、かつて取材対象だった虐待児を救えなかった過去を語り、彼女の前から去っていった。そして奈緒は通帳を葉菜に返し、彼女を責める。そこへ籐子もやってきて、葉菜を平手打ちし「お金なんかで、あなたがこの子にした罪は消えない」と罵倒した。その後、奈緒と飲みに行った籐子は、彼女を施設から引き取った時の思い出などを語った。
ついに逮捕される奈緒
怜南の母親である道木仁美(みちきひとみ)は、死んだとされる怜南の葬儀を終えるが、警察に虐待がバレることを恐れ、怯える生活を送っていた。そんな中、仁美は怜南の持ち物などから奈緒の関連を疑い、探りを入れるために鈴原家に電話を掛ける。その電話に出てしまった継美は、仁美の声に驚いて思わず「ママ」と答えてしまう。それをきっかけに奈緒は、籐子や妹たちに継美のことを全て打ち明けた。籐子は継美を母親の元に返すべきだと諭すが、奈緒は家族に迷惑はかけまいと「戸籍を外してほしい」と頼む。ところが、継美は奈緒宛てに置き手紙を置いて家を出て行ってしまう。奈緒からそのことを聞いた駿輔は、彼女に協力し、継美を見つけ出した。だが結局籐子は奈緒の養子離縁を決意し、奈緒と継美は家を出ていった。その後、ホテルに身を寄せる奈緒たちの元に葉菜がやってきて、「あなたたちを守りたい」と告げ、理髪店の自宅で3人で暮らし始める。そして継美の提案により、葉菜の誕生日に3人で遊園地に出かけ、楽しいひと時を過ごした。葉菜との暮らしから子供を守ることの本当の意味に気づいた奈緒は、葉菜に歩み寄りたいという思いを伝える。ただ「1つだけ、どうして私を捨てたのか知りたい」と尋ねる奈緒に、葉菜は昔夫を殺して刑務所にいたこと、警察から逃げ惑っていたが、どうしようもなくなって奈緒を捨てたことを語った。
一方、仁美は怜南が奈緒のところにいることを確信し、東京に向かう。そして怜南の居場所を突き止めた仁美は、怜南に会いに葉菜の理髪店にやって来る。葉菜や菜緒は制止するが、仁美はそれを振り切り、2階にいる怜南の元に向かう。それに気づいた怜南は押し入れに閉じこもるが、仁美は彼女が自分のことを好きだと信じ、ふすまの前で「ママとぎゅうってしよう?」と優しく声をかける。そんな彼女の言葉に、怜南は過去のことを思い出す。元々仁美は夫と一緒に赤ん坊だった怜南を育て、3人で幸せに暮らしていた。しかしその後、夫と離婚。仁美は1人で仕事をしながら懸命に怜南を育てていたが、徐々に精神的に追い詰められていき、スナック経営者の浦上真人(うらがみまさと)と付き合い始めたことをきっかけに、怜南に強く当たるようになってしまったのだ。そして怜南は仁美の前に現れ、「好きでも嫌いでもない。もうママじゃないからね」と告げた。それを聞いた仁美は去っていき、奈緒と葉菜は声を上げて泣き出す継美を抱きしめた。その後、奈緒は仁美に会いに行き、「あなたが継美に愛情があるなら、あの子を返したい」と伝える。しかし仁美は奈緒に「好きではないと言われたの。そんな子死んだのと同じ」と言って、室蘭に帰っていった。そして仁美は事情聴取に訪れた警察に、「怜南は誘拐された」と告発した。
その後、奈緒は突然やってきた葉菜の主治医から、彼女が急性白血病であることを聞く。奈緒は葉菜の体調を気遣うが、葉菜は病気のことを隠し続けた。そんな中、奈緒は闇取引で戸籍を買うために、葉菜と継美と共に伊豆へ向かう。そこで3人で穏やかな時間を過ごす中、奈緒の元に駿輔から連絡が入り、仁美が警察に告発したことを知らせる。自首する気はないという奈緒に、駿輔は告訴状を取り下げるよう仁美を説得することを約束した。だが、仁美はすでに告訴状を出してしまっていた。翌日、奈緒は戸籍を入手するために1人で行動するが、警察に見つかり、ついに捕まってしまった。
奈緒と継美の再会と別れ
葉菜は警察に全ては自分が指示したことだと訴え、奈緒を庇おうとするが、奈緒は誘拐したことを認めた。そして継美は怜南の名前に戻り、児童養護施設に預けられることとなった。一方、鈴原家にはマスコミが押しかけ、大騒ぎになっていた。結局籐子は奈緒の養子離縁届を提出せず、社長を解任。妹の鈴原果歩(すずはらかほ)は就職内定を取り消されたが、奈緒を家族として支えていく決意をする。仁美と愛人の真人は継美の虐待の罪により、逮捕された。そして奈緒は裁判の結果、執行猶予付きの判決を受けた。釈放され、鈴原家に帰宅した奈緒は、駿輔が撮影した児童養護施設での継美の様子を見る。怜南として施設の子と楽しそうに過ごす継美の姿に、奈緒は自分を忘れたという寂しさと嬉しさから涙を流す。
一方、葉菜は急性骨髄性白血病のために入院。籐子は葉菜から口止めされていたものの、奈緒にそのことを伝えた。翌日、奈緒は入院中の葉菜の元へ行くが、葉菜は彼女に遠慮し「帰りなさい」と言う。奈緒が「離れてても母でいてくれたことを分かっている。だから今度はあなたの娘にさせて」と話すと、葉菜は彼女を抱きしめた。その夜、継美が施設の固定電話から奈緒の携帯に電話をかけてきて、2人は久しぶりに会話を交わす。継美は奈緒に近況を嬉しそうに報告するが、突然泣きながら「お母さんいつ迎えに来るの?」と問いかけ、「もう1回誘拐して」と要求した。奈緒は答えようとするが、継美は施設の人に見つかり電話を切ってしまった。
その後、奈緒は葉菜があと2~3日の命だと知り、家に帰ることを提案。2人は葉菜の理髪店に戻った。すると室蘭の施設にいるはずの継美が、理髪店に1人でやって来る。奈緒は継美の思いに応えるため、1日だけ彼女と一緒に過ごすことにした。そして奈緒と葉菜と継美は、久しぶりに3人で楽しいひと時を過ごした。そんな中、葉菜の起こした放火殺人事件について調べた駿輔は、葉菜の元にやってきて「いくらカッとなったとしても、娘が巻き込まれるかもしれないのに、あなたが火を放つとは思えない。守りたいものがあったから、黙っていたのではないか。母と娘の絆が起こした母性による事件だったのではないか」と推測を語る。しかし葉菜は「それは男の人の幻想だ」と返し、何も語ろうとしなかった。その後、葉菜は眠るように息を引き取った。翌日、奈緒は継美に別れなければならないことを伝える。継美は嫌がるが、奈緒は「大人になったらまた会える」と言い聞かせた。葉菜に別れを告げた奈緒と継美は、葉菜の葬儀を籐子に任せ、室蘭に向かう。そして奈緒は「20歳になったら読んで」と言って、継美に手紙を渡し、彼女と別れた。その手紙には12年後の継美に宛て、2人がまた再会する日への思いがつづられていた。
『Mother』の登場人物・キャラクター
主要人物
鈴原奈緒(すずはらなお/演:松雪泰子)
鈴原家の長女。5歳の時に母親に捨てられ、2年間児童養護施設で育ち、鈴原夫妻に引き取られる。大人になって北海道に住み始めてからは、10年以上も東京にいる家族と疎遠になっていた。それから室蘭市の大学で渡り鳥の研究をしていたが、研究室が閉鎖されたことを機に小学校の教師となる。35歳になるまで恋愛も結婚もせず渡り鳥以外興味がなかった彼女は、誰に対しても不愛想で人と関わることや子供の相手が苦手だった。怜南のことも苦手で冷たく接していたが、慕って話しかけてくる彼女のことが少しずつ気になり出し、虐待されていることに気づく。ある日、ゴミ袋に入れられ捨てられている怜南を見つけ、彼女の母親になることを決意。怜南を誘拐し、継美と名付けて実家に帰り、実母である葉菜とも再会した。そして継美に愛情を注いだが、仁美が告訴したことにより、逮捕され執行猶予付きの判決を受ける。釈放後に継美と再会するが、養護施設に返す決断をし、12年後に再会する約束をして別れた。
道木怜南(みちきれな/演:芦田愛菜)
奈緒の教え子。子供ながらに現実的な言動をしたり、時に冷静な態度をとるなど、学校では変わり者として扱われていた。しかし、実際には人懐っこい性格で、冷たく接してくる奈緒を慕っていた。仁美や愛人の真人から虐待を受けながらも健気に耐えていたが、ある日ゴミ袋に入れられて捨てられているところを奈緒に発見される。「赤ちゃんポストに行きたい」と懇願したが、奈緒が母親になることを決意。継美と名付けて東京に連れて行き、自分の娘として彼女に愛情を注いだ。初めは奈緒に気を使う面もあったが、徐々に母親として彼女に心を許していった。奈緒の逮捕後は施設に預けられ、楽しく生活していたが、その間も彼女のことを思い、室蘭から1人で会いに行った。
怜南の関係者
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『祈りのカルテ』とは、 2018年に刊行された知念実希人の医療ミステリ小説原作で、2022年に放送されたドラマ作品である。研修医の諏訪野良太(すわのりょうた)は医者としてはひよっこだが、顔色を伺うことが抜群にうまい。問題を抱えた患者達に向き合い、心の謎を解き明かしていく。医者として成長していく姿や、カルテを見て患者の問題を暴いていくミステリー要素、コミカルな演技などがみどころの一つとなっている。
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アバランチ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『アバランチ』とは2021年に放送されたテレビドラマ。主演は綾野剛。世間の裏で様々な悪事を行う政治家や権力者の正体を暴き、インターネット上に公開することで社会的に制裁も加え、解決していく謎の集団の戦いを描いた作品である。アバランチとは「雪崩」を意味であり、第1話のタイトルでもある。最終回の世帯視聴率は、関東地区で8.2%、個人視聴率は4.5%であった。
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離婚しようよ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『離婚しようよ』とは、TBS制作によるNetflixシリーズのドラマ。2023年6月22日から配信を開始。脚本は宮藤官九郎と大石静、主演は松坂桃李が務める。タイトルは吉田拓郎から許可を取り、楽曲「結婚しようよ」から着想を得た。結婚5年目にして夫婦仲が冷め切っていながらも、おしどり夫婦を演じている三世議員の東海林大志と、その妻で女優の黒澤ゆいが、周囲から反対されながらも離婚という目標に向かって共闘する姿を描くホームコメディ。
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ビギナー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ビギナー』は2003年にフジテレビの月9枠で放送されたドラマ。法律の専門家を目指す司法修習生達が、司法研修所を舞台に成長していく姿を描いている。ストーリー展開は、特定の人物にフォーカスしない群像劇となっている。また、法律を扱う作品で、イラストや専門用語についてのテロップを入れるなど配慮がされている。さらに、登場人物達のコミカルなやり取りによって難解なイメージを払拭している。ヒロインに、演技経験のない新人女優であるミムラが抜擢された事も話題となった。
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新しい靴を買わなくちゃ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『新しい靴を買わなくちゃ』とは、北川悦吏子が原作・脚本・監督すべてを担当した日本の恋愛映画である。世界的な音楽家である坂本龍一が音楽監督、映像作家の岩井俊二がプロデュースを手がけたことで話題となった。妹のパリ旅行に付き添ってきたカメラマンのセンと、パリ在住の日本人アオイが一足の靴をきっかけに出会う3日間のラブストーリーを描いた作品。ロマンチックな物語展開はもちろん、舞台となったパリの美しい風景と繊細な音楽、瀟洒な台詞もこの作品の魅力である。
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14才の母(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『14歳の母』とは、2006年10月に日本テレビで放送されたドラマで、脚本は井上由美子が手掛ける。主演は志田未来。その他、三浦春馬や田中美佐子などが出演する。中学2年生の一ノ瀬未希は、14歳にして子供を身ごもってしまう。両親や兄妹、友達など周りの人々から猛反対を受けるが、未希は産む決心をする。しかし、そんな彼女を様々な困難が待ち受けていた。どんなに苦しくても産むことを諦めない少女が、苦難を乗り越えて成長していく姿を描く。本作の視聴率は20%を超え、数々の賞を受賞した。
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フジコ(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『フジコ』とは、真梨幸子のベストセラー小説『殺人鬼フジコの衝動』を原作としたHuluオリジナルのサスペンスドラマである。2015年11月よりHuluとJ:COMで全6話が一挙配信された。過激な表現が話題を集め、主演の尾野真千子が演じるフジコの人物像と、彼女の過去や心理に迫るストーリーが魅力である。その他、谷村美月、リリーフランキーが出演している。一家惨殺事件の生き残りとしてトラウマを負った10歳の少女フジコ。だが彼女の人生は大きく狂い始めた。
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愛のむきだし(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『愛のむきだし』とは園子温監督の23作目の作品として製作されたヒューマンドラマ映画である。実話を元にした作品であり、盗撮、レズビアン、女装、自慰行為、新興宗教団体による洗脳等、アブノーマルな題材を軸に、物語が進行していく。237分の大長編映画で、国内外からの評価は高く、2009年のベルリン映画祭での「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」を始めとして、数々の権威ある賞を受賞している。過激なシーンが多いため、Rー15指定。
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地面師たち(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『地面師たち』とは、2024年7月よりNetflixで配信が開始されたドラマ。2017年に発生した、積水ハウス地面師詐欺事件を基にしたクライム・サスペンス。土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る不動産をめぐる詐欺を行う「地面師」の犯罪を描いている。配信開始直後から、惹き込まれるストーリー展開や過激な内容とその中毒性や、出演陣の演技・セリフが話題となっている。
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最高の教師 1年後、私は生徒に■された(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』とは、2023年に日本テレビで放送されたテレビドラマである。高校教師が、卒業式直後に担任生徒の誰かに突き落とされ1年前にさかのぼり、運命を変えるため生徒たちが抱える問題を解決していく物語。見る人が「あの時言ってほしかった」と感じる言葉が多くあり、当時の悩みが解消されるような気持になれるところが魅力だ。主演の松岡茉優が教師を演じ、芦田愛菜など注目の若手俳優が生徒役を務めた。ギャラクシー賞2023年9月度月間賞など多くの受賞歴をもつ2023年の話題作。
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マルモのおきて(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『マルモのおきて』とは、2011年4月からフジテレビで放送されたファンタジック・ホームドラマ。脚本は櫻井剛と阿相クミコ。主演は阿部サダヲと芦田愛菜で、鈴木福や比嘉愛未などが出演する。文具メーカーに勤める高木護は、ひょんなことから双子の笹倉薫と笹倉友樹を預かることになる。そして、双子が拾ってきた人間の言葉を話す犬のムックも一緒に家族として暮らしながら、絆を深めていく。最終話の視聴率は23.9%を超え、主題歌の「マル・マル・モリ・モリ!」がダンスと共に話題となり大ヒットした。
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目次 - Contents
- 『Mother』の概要
- 『Mother』のあらすじ・ストーリー
- 奈緒と怜南の出会い
- 継美の母親になった奈緒
- ついに逮捕される奈緒
- 奈緒と継美の再会と別れ
- 『Mother』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 鈴原奈緒(すずはらなお/演:松雪泰子)
- 道木怜南(みちきれな/演:芦田愛菜)
- 怜南の関係者
- 道木仁美(みちきひとみ/演:尾野真千子)
- 浦上真人(うらがみまさと/演:綾野剛)
- 藤吉家
- 藤吉駿輔(ふじよししゅんすけ/演:山本耕史)
- 藤吉健輔(ふじよしけんすけ/演:田中実)
- 鈴原家
- 鈴原芽衣(すずはらめい/演:酒井若菜)
- 鈴原果歩(すずはらかほ/演:倉科カナ)
- 鈴原籐子(すずはらとうこ/演:高畑淳子)
- その他の登場人物
- 望月葉菜(もちづきはな/演:田中裕子)
- 野本桃子(のもとももこ/演:高田敏江)
- 木俣耕平(きまたこうへい/演:川村陽介)
- 袖川珠美(そでかわたまみ/演:市川実和子)
- 加山圭吾(かやまけいご/演:音尾琢真)
- 日野(ひの/演:長谷川公彦)
- 恩田克子(おんだかつこ/演:五月晴子)
- 多田平三(ただへいぞう/演:高橋昌也)
- 『Mother』の用語
- 渡り鳥
- 好きなものノート
- 白鳥園
- 『Mother』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 奈緒が誘拐を決意する場面
- 迎えに来た仁美を怜南が追い返す場面
- 奈緒が入院している葉菜のお見舞いに行く場面
- 『Mother』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作品ともども高い評価を受けたキャスト陣
- 芦田愛菜の出世作
- 世界各国でリメイクされた本作
- 『Mother』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):hinaco「泣き顔スマイル」