anone(あのね)のネタバレ解説・考察まとめ

『anone』とは、2018年に日本テレビで放送されたドラマである。脚本は坂元裕二。主演は広瀬すずで阿部サダヲや瑛太などが出演する。日雇いバイトの辻沢ハリカは友人らと共にネットカフェに寝泊まりする生活を送っていた。ある日、ハリカたちは海岸で大金の入ったバッグを見つける。しかしそれは偽札で、法律事務所事務員の林田亜乃音のものだった。そこからハリカと亜乃音を中心とした偽札を巡る物語が動き出す。本作は亜乃音との出会いでハリカが成長していく姿が見どころとなっており、ギャラクシー賞など多くの賞を受賞した。

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『anone』の概要

『anone』とは、2018年1月10日から3月21日まで日本テレビの水曜ドラマ枠で放送されたテレビドラマである。脚本は『東京ラブストーリー』や『世界の中心で、愛をさけぶ』などを手掛けた坂元裕二。主演は広瀬すずで、阿部サダヲや瑛太などが出演する。日雇いバイトの辻沢ハリカ(つじさわハリカ)は、笠木有紗(かさぎありさ)と網島美空(あみしまみく)と共にネットカフェで寝泊まりする日々を送っていた。そんなある日、有紗は大金の入ったバッグを海岸で見つけ、ハリカと美空に報告する。ハリカたちは遊び半分でその海岸へ向かい、大金の入ったバッグを見つけるが、美空が突然裏切りバッグを奪って逃走する。ハリカと有紗は美空の後を追いかけ、車で大金を回収しようとしていた林田亜乃音(はやしだあのね)と、死に場所を求めて偶然通りがかった持本舵(もちもとかじ)と青羽るい子(あおばるいこ)も後を追って大金争奪戦を繰り広げる。そしてハリカがバッグを一時的に手にするが、後に亜乃音が彼女からバッグを取り返す。実はバッグは亜乃音の持ち物であり、中身は偽札であった。これをきっかけにハリカと亜乃音を中心とした偽札を巡る物語が始まる。本作は広瀬すずや田中裕子を始めとしたキャストの演技や亜乃音との出会いで成長していくハリカ、登場人物の繊細なセリフのやり取りなどが見どころとなっている。またギャラクシー賞2018年3月度月間賞や、第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞の助演女優賞を田中裕子が、新人賞を清水尋也が受賞した。なお田中裕子は2018年度コンフィデンスアワード・ドラマ年間大賞の助演女優賞も受賞している。またフランスのカンヌで開催されたコンテンツ見本市「MIPCOM2018」では、「MIPCOM BUYER'S AWARD for Japanese Drama」で本作がグランプリを受賞した。

『anone』のあらすじ・ストーリー

偽札を拾うハリカ

日雇いバイトの辻沢ハリカ(つじさわハリカ)は、笠木有紗(かさぎありさ)と網島美空(あみしまみく)と共にネットカフェで寝泊まりする日々を送っていた。

そんなある日、有紗は大金の入ったバッグを海岸で見つけ、ハリカと美空に報告する。ハリカたちは遊び半分でその海岸へ向かい、大金の入った保冷バッグを見つけるが、美空が突然裏切ってバッグを奪って逃走する。ハリカと有紗は美空の後を追いかけ、車で大金を回収しようとしていた林田亜乃音(はやしだあのね)と、死に場所を求めて偶然通りがかった持本舵(もちもとかじ)と青羽るい子(あおばるいこ)も後を追って大金争奪戦を繰り広げる。そしてハリカがバッグを一時的に手にするが、後に亜乃音が彼女からバッグを取り返した。

実は大金は亜乃音のもので、中身は偽札であった。亜乃音は自宅1階の廃業した印刷工場の床下で偶然偽札を発見し、海岸に捨てたのである。そして亜乃音は偽札を海岸で燃やすが、その姿を舵とるい子が目撃してしまった。

一方、ハリカは2枚ほど持ち去った亜乃音の偽札を見比べて、記番号が同じであることに気づく。それにより偽札だと気づいたハリカは亜乃音に会いに行き、偽札作成を依頼する。亜乃音は偽札を作った夫はすでに他界しているし犯罪だからと断るが、諦めきれないハリカは偽札が見つかった床下を探ってデジタルカメラを見つける。その中には亜乃音の15年前に失踪した娘の青島玲(あおしまれい)と夫の林田京介(はやしだきょうすけ)が写っている写真が入っていた。亜乃音とハリカは2人が写っているラーメン屋に向かい、そこで玲が現在シングルマザーであることや亜乃音とそりが合わず、家に戻りたくないと語っていることなどを知る。実は亜乃音と玲は血のつながりがない。そのため玲は19歳の時に突然家を出た後、京介とこっそり会い、彼女の子供と3人で出かけていた。この日をきっかけに亜乃音は家がないハリカを自宅に泊めるようになる。

4人の共同生活の始まり

るい子と舵は大金を燃やしていた亜乃音を不審に思い、彼女の留守中に家に忍び込んで捜索する。しかしハリカが彼らと鉢合わせ、泥棒だと思い込んだハリカは逃げようとする2人を追って車に乗り込むが、そのまま彼らに拉致されてしまった。るい子たちが舵のカレーショップに戻ると、舵の同級生の西海隼人(さいかいはやと)が会社の上司を拳銃で殺して逃走し、店の中に忍び込んでいた。西海は舵とハリカを人質に取り、るい子に亜乃音の元へ向かわせ、彼女に金銭を要求する。亜乃音は夫の保険金を下ろして1000万を用意し、ハリカと引き換えに西海に渡した。ハリカは無事に助け出されたが、西海に渡ったお金は偽札だった。実はるい子が直前に本物のお札と偽札をすり替えており、本物の1000万はるい子に渡っていた。

そのことを知ったハリカと舵はるい子の元へ向かい、亜乃音にお金を返すよう説得するが、なぜか1000万は消えてなくなっていた。そのためるい子はハリカや舵と共に亜乃音に謝罪に行き、何年かかっても働いて返すと約束した。亜乃音は少し怒っていたものの、食事をしていくうちに打ち解けていき、その日から3人で亜乃音の家に居候することになった。

偽札作り

以前林田印刷工場で働いていた中世古理市(なかせこりいち)は現在は弁当屋で働いている。そんな彼は突然亜乃音の家にやって来て、印刷工場で亜乃音の夫である京介と共に偽札作りをしていたと打ち明け、偽札作りに協力してほしいと一同に頼む。一同は拒否反応を示したが、唯一興味を示したのが舵だった。

その後、亜乃音と会った理市は彼女に過去の話を始める。理市は以前から京介の付き添いで玲と会うことがあり、度々シングルマザーで働く彼女の代わりに、息子である青島陽人(あおしまはると)の面倒を見ていた。そんな時、玲たちが住んでいるアパートで火事があった。幸い1人でいた陽人は無事だったが、理市は後に陽人から火事の日の話を聞く。実は玲は亜乃音からもらった手紙をライターで燃やしていたのだが、その行動を見た陽人は1人でいる時に幼稚園を辞めてほしいという先生の手紙をライターで燃やしてゴミ箱に捨ててしまい、それが火事の原因になってしまった。そのことを京介に知らせた理市は、陽人に自分が火事の原因だったと伝えたら苦しむだろうと仄めかし、半ば脅すように偽札作りに協力するよう依頼した。京介はやむを得ず理市と共に偽札作りを始めたのだった。そして亜乃音も理市に脅され、未だに事実を知らない玲や陽人を守るため、偽札作りに協力することを決める。

舵と亜乃音に借りがあるるい子も協力すると決意。その一方でハリカもお金が欲しいと考えていた。実はハリカは子供の頃に施設で一緒だった紙野彦星(かみのひこぼし)と以前からアプリのチャットで会話しているのだが、彦星は病を患っており、余命が1年であると宣告されてしまった。彦星の病を治す方法はあるが、治療には莫大な費用がかかる。そのためハリカは彦星のためにお金が欲しかったが、亜乃音は彼女を巻き込むまいと偽札作りのことを黙っていた。

そして亜乃音たちが偽札作りを開始する中、ハリカは何日も泊まり込みで必死に働く。しかしひょんなことからハリカは偽札作りのことを知ってしまい、彼女は偽札作りに協力する。亜乃音はそれを辞めさせようとするが、ハリカは彦星との流れ星を見ようという約束を絶対果たしたいと打ち明け、彼女を納得させた。それから一同は識別器に通せる偽札をついに完成させる。

警察に連行される亜乃音

完成した偽札でテストを行った理市だが、ATMでエラーを起こしてしまう。理市は慌てて逃げたものの、翌日に偽札発覚で大騒動となり、彼が指名手配されてしまった。そのため理市は印刷工場でるい子たちと証拠隠滅した後、逃走を図る。

その後、警察が印刷工場にやって来て亜乃音に話を聞くが、その際に偽札の一部が見つかり彼女は逮捕されてしまった。やがてハリカも少年鑑別所に入ることとなる。舵は病気で余命わずかであったが、自首しようとする。しかしそれを知ったるい子は舵との時間を優先して自首を引き止め、弱っていく彼を自宅で看病した。そして舵が亡くなった後、るい子は自首したのだった。

それから彦星は同級生の父親による援助で治療が受けられることになり、鑑別所にいるハリカに会いに来る。ハリカは安心し、彦星と他愛もない話で盛り上がった。1か月後、ハリカは鑑別所を出る。その間も理市は偽札を使いながら逃げ続けていた。ハリカは理市をおびき出し、彼を自首するよう説得。理市は自首して懲役8年を求刑され、亜乃音は釈放された。そしてハリカと亜乃音とるい子の3人が久しぶりに亜乃音宅に集う。しかしハリカは自立し、一人暮らしを始めるのだった。

『anone』の登場人物・キャラクター

主要人物

辻沢ハリカ(つじさわハリカ/演:広瀬すず(幼少期:大迫莉榎))

本作の主人公で、幼い頃に両親に捨てられ児童更生施設で育った少女である。スケボーを愛用しており、周囲にハズレというあだ名で呼ばせている。子供の頃は天真爛漫で好奇心旺盛で様々なことに疑問を持つ変わり者だったが、施設で虐待を受けたことにより、心に傷を負い孤独と劣等感を抱えるようになる。その後は学校には行かず、ネットカフェで寝泊まりしながら、日雇いバイトをして生活している。そんな中で大金を見つけたことをきっかけに林田亜乃音(はやしだあのね)と出会い、彼女の元で暮らすようになる。亜乃音から愛情を受け、人との繋がりができていくうちに誰かを思って行動できるようになり、たくましく成長した。また同じ施設育ちで難病を抱えた青年・紙野彦星(かみのひこぼし)とはアプリのチャットを通じて連絡を取り合っており、唯一心を許せる相手であった。やがて彼の治療費を稼ぐために亜乃音たちと共に偽札作りに自ら手を染め、少年鑑別所に入り、出所後は自分の人生を歩む決断をした。

青羽るい子(あおばるいこ/演:小林聡美(少女期:林香帆))

死に場所を探している女性である。本名は相良るい子。夫と子供がいるが、半年ほど家を不在にしていたため、離婚することとなった。同じく死に場所を探していた持本舵(もちもとかじ)と出会い、意気投合して彼と共に死に場所を探す最中に大金争奪戦を繰り広げるハリカや亜乃音たちと遭遇する。亜乃音が用意した身代金の1000万を偽札とすり替えて、本物の1000万を手にしたが、なぜか紛失してしまった。そのため亜乃音に謝罪し、何年かかってもお金を返すと約束。それ以来、舵と共に亜乃音の家に居候するようになる。その後、偽札事件が発覚した際は舵と共に逃亡し、余命わずかの彼を看取る。そして自首し、出所した後は亜乃音の家に再び居候する。

持本舵(もちもとかじ/演:阿部サダヲ)

カレーショップの店主である。明るくおしゃべりで、人が良く騙されやすい性格。病で余命半年と宣告され、店を売却し、るい子と死に場所を探していた。その際に亜乃音たちと出会い、彼女の家に居候するようになる。偽札事件が発覚した際は中世古理市(なかせこりいち)と一緒に逃亡しようとしたが、余命わずかであることを知ったるい子に止められ、彼女と共に潜伏生活を送る。最終的にはるい子に看取られながら息を引き取り、るい子の想像上の幽霊となって彼女をそばで見守っている。

中世古理市(なかせこりいち/演:瑛太)

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『ネメシス』とは日本テレビ系列で2021年に放送された探偵事務所が舞台のミステリー・エンターテインメントドラマである。舞台は横浜にある小さな探偵事務所ネメシス。新たに看板探偵となった風真は、天才的な推理力を持つ助手アンナに助けられながら難事件を解決してゆく。2人の上司・栗田は行方不明になったアンナの父を探しながら、20年前の事件を追っていた。広瀬すず演じる”天才助手”美神アンナと、櫻井翔演じる”ポンコツ探偵”風真尚希の凸凹バディが、ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決してゆく。

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マルモのおきて(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

マルモのおきて(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『マルモのおきて』とは、2011年4月からフジテレビで放送されたファンタジック・ホームドラマ。脚本は櫻井剛と阿相クミコ。主演は阿部サダヲと芦田愛菜で、鈴木福や比嘉愛未などが出演する。文具メーカーに勤める高木護は、ひょんなことから双子の笹倉薫と笹倉友樹を預かることになる。そして、双子が拾ってきた人間の言葉を話す犬のムックも一緒に家族として暮らしながら、絆を深めていく。最終話の視聴率は23.9%を超え、主題歌の「マル・マル・モリ・モリ!」がダンスと共に話題となり大ヒットした。

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ゴジラVSモスラ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ゴジラVSモスラ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴジラVSモスラ』とは、1992年12月に公開された日本のパニック・アクション映画である。ゴジラシリーズ第19作品めになる作品で、キャッチコピーは「極彩色の大決戦」である。 巨大隕石の落下によって海底からゴジラが目覚めてしまう。一方インファント島では巨大なモスラの卵とコスモスと言う小さな生物が発見される。目覚めたゴジラを倒す為現れたモスラに似た破壊生物バトラと、羽化したモスラが協力しゴジラを倒す話である。見どころは互いに敵対関係であったバトラとモスラの心通わせるシーンである。

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まれ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

まれ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『まれ』とは、2015年(平成27年)度前期放送のNHK「連続テレビ小説」であり、2015年3月から放送されたテレビドラマ。能登地方で育った土屋太鳳演じるヒロインの津村希(つむら まれ)が、パティシエを目指して奮闘し、成長していく物語となっている。本作は「連続テレビ小説」の第92作。土屋太鳳の他、大泉洋、常盤貴子、山崎賢人、鈴木砂羽、中川翔子などが出演した。

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SUPER RICH(スーパーリッチ)のネタバレ解説・考察まとめ

SUPER RICH(スーパーリッチ)のネタバレ解説・考察まとめ

『SUPER RICH』とは2021年秋にフジテレビ系の木曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は江口のりこである。主人公はベンチャー企業の破天荒な女性社長である氷河衛(ひょうがまもる)。お金には困ったことがないが家族の愛情をうけてこなかった衛。反対に愛情であふれた家庭で育ったがお金がない春野優(はるのゆう)とともに会社を経営していくなかで、山あり谷ありの経験をしていく。孤独だったキャリアウーマンが信頼している社員たちと共に、いばらの道を次々に乗り越えていく人生を描いた作品である。

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どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

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地味にスゴイ!校閲ガール(地味スゴ)のネタバレ解説・考察まとめ

地味にスゴイ!校閲ガール(地味スゴ)のネタバレ解説・考察まとめ

『地味にスゴイ!校閲ガール』とは宮木あや子の小説『校閲ガール』を基にした、2016年10月から12月まで日本テレビ系列にて放送されていたテレビドラマである。憧れのファッション誌の編集者を夢見る主人公・河野悦子。校閲の仕事に不満を漏らしながらも、仕事を通して校閲者として成長していく。スーパーポジティブな性格の悦子が仕事をしながら周りを巻き込み、共に切磋琢磨していくストーリー。ファッションや出版について深く掘り下げられており、大きな若い女性の支持を受けた。

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彼女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

彼女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『彼女』とは、中村珍が描く漫画『羣青』を実写化した2人の女性の逃避行を描くロードムービーである。裕福な家庭に生まれ育った自由奔放なお嬢様である永澤レイは、壮絶なDVに苦しむ篠田七恵のために彼女の夫を殺害する。居場所を失くした2人はそれぞれの罪に苦しみながらも大切な人との時間を守るために逃避行に出る。監督は廣木隆一が務め、ダブル主演である水原希子が永澤レイを、さとうほなみが篠田七恵を演じた。水原とさとうの身も心も曝け出した演技が魅力の作品である。

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