マイファミリー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『マイファミリー』とは2022年にTBSの日曜劇場で放送されたドラマである。二宮和也と多部未華子が演じる夫婦の子どもが誘拐されるところから物語は始まる。誘拐の方法が過去に隠蔽された誘拐事件と似ていたことから、当時かかわっていた警察関係者も動き出す。家族、警察、犯人の思いが交錯したストーリーから目が離せないと、最終回まで話題となったノンストップファミリーエンターテイメントである。
『マイファミリー』の概要
『マイファミリー』とはTBS系列の日曜劇場枠のドラマである。2022年4月から6月の間、全10話が放送された。
ノンストップファミリーエンターテイメントと銘打ち、キャスト発表も小出しにしながらその登場人物の豪華さと人間関係の表裏を浮き彫りにし視聴者を惹きつけた。
主演の二宮が演じるのは、ハルカナというゲーム会社の社長・鳴沢温人(なるさわ はると)で、多部未華子演じる妻、鳴沢未知留(なるさわみちる)と小学校に通う娘鳴沢友果(なるさわともか)の父親だ。表面上は申し分ない幸せな家族に突然の出来事がおこる。娘が誘拐されたと連絡が入ったのだ。順風満帆に見えた温人の人生が、娘という1番大切なものを誘拐されたことで数々の試練に直面する。そして浮き彫りになっていく様々な人間模様。「警察に知らせたら殺す」と犯人に要求されたため、温人たちは警察には一切関わらせず、自分たちで娘を救おうと決意する。その裏で動く警察の中には、過去の類似した誘拐事件を追う葛城圭史(かつらぎけいし)がいる。そして温人に協力する友人たちには、過去に娘を誘拐された人物がいた。娘の友果が救出された後も続く誘拐の謎。犯人と疑われる登場人物が次々と浮かぶ。ラストにはどんでん返しが待っている。
『マイファミリー』のあらすじ・ストーリー
始まりの誘拐事件
鳴沢温人(なるさわはると)は「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の若手CEOだ。豪華な家に住み、妻の未知留(みちる)、小学生の娘の友果(ともか)と幸せな日々を送っていた。ある日、仕事終わりの温人のもとに、「友果さんを誘拐した。5億円用意しろ。警察に知らせたら殺す」と無機質な合成音声の電話がかかってくる。
通報した温人の家に、神奈川県警に設置された捜査班の人々がやってくる。指揮を執る捜査一課長・吉乃栄太郎(よしのえいたろう)、葛城圭史(かつがぎけいし)らだ。この誘拐事件は5年前におきた心春(こはる)という少女が誘拐され、身代金の受け渡しに失敗し、救出できないまま母が失踪した事件の手法と似ていることに気づく葛城。
ハルカナはメインバンクから融資を停止される事態になり、会社には5億円という金を用意する力はない。取引のタイムリミットが迫るなか、現金を調達するため、未知留はすがる思いで大学時代の友人である三輪碧(みわあおい)と東堂樹生(とうどういつき)連絡する。未知留は理由を言わずに「お金を貸してほしい」と頼むが、温人は2人を帰してしまう。温人はNEXホールディングスの阿久津晃(あくつあきら)と独自に交渉し自前と合わせ5億用意したのだ。犯人の指示のもと現場へ5億を運ぶが、覚えていない「友果の遠足の場所」を未知留から無線で聞き出して答えたため、警察の関与を疑われ取引は中断されてしまう。
温人たちは、娘の誘拐事件を独断でネットニュースで公表し、「警察の手を借りず自分たちで解決したい」と世間への協力を求める。
翌朝、犯人から警察の完全排除を取引の条件に提示される。それでも過去の「心春ちゃん事件」との関連を疑い、捜査を続行しようとする葛城。
一方ネット会見で事情を知った大学時代の友人である元警察官の東堂と弁護士・三輪はそれぞれの立場から協力するか悩んでいた。
また、温人の母・鳴沢麻由美(なるさわまゆみ)と未知留の父・牧村正文(まきむらまさふみ)は、心配して温人の家にやってくる。
葛城は温人たちから、家から出ていくように言われたが、近所の家を借りて張り込みを続行したのだ。東堂は元警察官の知識を生かし、温人の家に、葛城が盗聴器を仕掛けていないか調べるのだった。
一方、温人たちのオンライン会見をセッティングした阿久津は、温人のビジネスパートナーで「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」のCOO・立脇香菜子(たてわきかなこ)に、ゲームを通して温人を応援する仕組みを提案する。温人はオンライン上で世間の応援を受ける。また三輪も弁護士の知識を駆使して警察に「誘拐を通報しなくてはならないという法律はない」と告げ、家主からの退去要請書を突き付け、警察を排除することに成功したのだ。
温人たちはより警察に追われず確実に身代金を受け渡す為に、母の麻由美と義父の正文が身代金の受け渡しをすること、さらに犯人との交渉は温人の開発したゲームアプリ内で行うことを伝える。
だが、麻由美と正文は葛城に協力していたのだ。警察をまくために温人と麻由美たちは別行動をし、犯人の指示通り麻由美たちは5億円の受け渡しの神社へ向かう。通信機器を賽銭箱に入れさせられ、麻由美たちは犯人から次々出される指示場所へ移動した。 犯人の指示のもと、聞き出した住所に警察が乗り込んだがもぬけの殻。しかし、別行動の温人は犯人にたどり着く。5億円を指定場所で渡し、友果と無事再会。葛城は「犯人を野放しにしたことを後悔しますよ」と言い残すのだった。
新たな誘拐
夫婦で娘を救出し、「犯人が誰であるかなんて関係ない、友果が無事に戻ってきてくれた、それだけでいい」と思っていた温人。それから1年たった。
友果は横浜清風女子大学付属中学校に入学し、阿久津の娘・実咲(みさき)も同じ中学で親しくなりお互いの家を行き来するようになる。
三輪は、事件を解決したカリスマ弁護士として有名になる。東堂は「東堂リサーチサービス」を設立する。そんな時友果の誘拐事件について暴露本が出版されるが、執筆者はわからない。温人は弁護士事務所をクビになっていた三輪が書いたのではと疑う。
温人は新作ゲームを発表、未知留は妊娠し、鳴沢家は友果の心の傷に寄り添いながらも進もうとしていた。
ある日、温人の携帯に非通知設定で着信があり、あの犯人と同じ合成音声で、「三輪の娘・優月(ゆづき)を誘拐した」と告げられた。
犯人は、交渉人は温人のみで再び5億円用意しろと指示。三輪は3年前に妻の三輪沙月(みわさつき)と離婚しており、暴露本は自分が書いたと認めたため立腹した温人は、「交渉はしない、金だけ出す」と突き放す。その後、お金を受け取りに来た東堂が暴露本は自分が書いたと告白。5年前東堂の娘・心春(こはる)が誘拐され、当時捜査一課にいた東堂は、葛城とともに事件を捜査していたのだ。しかし東堂は犯人からの「心春さんが小学1年の時に行った遠足の場所は?」という問を答えられず、その後の足取りはつかめていないという。そのため東堂は暴露本を出し、犯人からの連絡を待っていたのである。
三輪は犯人と交渉をはじめるが犯人は温人を出せと言う。その時温人が三輪の元にやってきて、自分が交渉すると犯人に伝えるのだった。犯人は「頼りにしています、鳴沢温人さん」と言い残す。
温人は自分の家族には今回の件を伝えず、警察にも言わず、三輪と東堂、沙月の4人で救出することにしたのである。
犯人からの連絡で温人たちは5億円を渡そうと試みるが、次々と違う場所を要求され、結局取引は明日に延期になる。その頃葛城は、怪しいと感じていた阿久津に近づくため、娘・実咲に名刺を渡すがそれが問題となり、吉乃とともに謝罪のため阿久津家へ向かう。吉乃の顔を見て美咲の顔色が一瞬変わった。美咲は過去に心春と同じ小学校に通っている。そして実咲のタブレットには、「心春ちゃん」というフォルダがあるのだ。葛城はタブレットのことは知らないが、一連の騒動心春、美咲、友果が接点を持つ阿久津が事件のキーであると考えていた。
誘拐された優月のぜんそくが悪化し予断を許さない状態になり、交渉は急展開を迎える。交渉はなんとか成立し、優月は救出され、東堂は犯人を追うが見失う。未知留もこの一件には気づいており、「これからは家族なのだから、すべて言ってほしい」と伝え、温人は謝り、承諾するのだった。
第三の誘拐で犯人にされた温人
ところが後日、温人のスマホに「勝手口にお届け物です」と犯人からメッセージが届く。
家の勝手口には段ボール入り現金が置いてあり、犯人は「我々は営利誘拐を成功させました。身代金の20%、1億円はあなたの取り分です」「新たな誘拐をしました。阿久津実咲さんです」と告げるのだ。「阿久津さんにお金を用意させておいてください、私たちは完全誘拐を実現するファミリーですから」とさらに犯人が畳みかけた。阿久津夫妻以外には口外するなという指示があったが、温人は前回の約束通り未知留に打ち明ける。温人は、阿久津と妻の絵里(えり)に犯人からの連絡の内容を伝え、阿久津はすぐにお金を用意する。その頃香菜子は、会社のパソコンを使い、海外のサイトに個人的に接続していた件で、社員の鈴間亜矢(すずまあや)を呼び出し退職するよう促す。
阿久津が2億円を用意し犯人に伝えると、犯人は毎日1億ずつ10日間かけて渡すよう要求。まず3人で1億を犯人の指示する軽ワゴンのトランクに入れる。すると、犯人は翌日からは温人1人で運ぶよう指示。絵里はこのまま温人を信じていいのか疑う。葛城は、突然温人の前に現れ、困ったことがあれば警察に助けを求めるよう話す。実は温人の周りを探っており、優月が誘拐されていたこともわかっていたのだ。一方優月が犯人は女の人だと証言。未知留も尾行していた時に大きい人ではなかったという。
未知留は温人を心配するが、温人は警察には言わず、絶対に実咲を救うと答える。
翌日温人は犯人の指示通り1億を届け、未知留は夫を信じてほしいと阿久津と絵里に伝える。すると絵里は、温人を疑ってスーツケースにGPSをつけたと告白。温人はそのGPSを元に犯人を追う。
温人がGPSの示す場所に向かうと、コンテナが立ち並ぶ場所で、スーツケースの中身を見ている人影を発見する。温人がのぞき込むと、それはハルカナの社員・鈴間であった。直後に温人は、背後から誰かにスタンガンを当てられ倒れる。倒れた温人が気が付くと、阿久津と未知留がいて、温人はすぐ鈴間を調べることにする。
しかし鈴間の住所には別人が住んでいて、温人と阿久津は会社の鈴間のロッカーを確認。中身は空っぽで、防犯カメラを調べるとなんと香菜子がロッカーの中身を取りだす姿が映っている。そのため香菜子に疑いの目が向けられ、阿久津は香菜子にGPSを仕掛けて監視する。
温人は三輪と東堂を家に呼び、実咲の誘拐事件を告白。一方、誘拐に気づいている葛城も、新たな誘拐が起こっていないかと、温人を監視するのだった。
その後犯人からの電話で、温人たちは実咲の無事を確認し、温人は身代金を運び続けることになった。
身代金の受け渡し時間、未知留はハルカナでの打ち合わせで香菜子の行動を監視することに。未知留は香菜子のパソコンを確認しようとするが、見ることができなかった。そして身代金をトランクに入れた温人の前には、なんと鈴間が現れたのだ。その後、 東堂が真相を告白し、「俺が誘拐した」と罪を認め、これまでのことを温人、未知留、三輪に話す。東堂は5年前に東堂心春(とうどうこはる)を誘拐され、模倣犯になり、同一犯と疑われる誘拐事件が起きれば警察の捜査が再び進むと考えたのだ。
計画の一端として友果を誘拐することにし、東堂の妻・東堂亜紀(とうどうあき)の妹である鈴間に協力を要請。鈴間にハルカナに入社してもらい、東堂本人は盗聴器がないか調べるふりをして盗聴器まで温人の家に仕掛けていたのだ。
昨年、友果を誘拐し無事に温人が救出したところで、なんと心春を誘拐した真犯人と思しき人からの連絡があったという。真犯人は、心春は生きているから返してほしければ優月を誘拐しろと東堂に指示したのだ。新たに5億円を回収したら、合計10億円と心春を交換すると言われ、東堂と鈴間はやむを得ず優月を誘拐。
しかし優月の喘息が悪化し仕方なく取引を早め、5億円を手に入れたところ、真犯人は「鳴沢家の勝手口に1億円を置け」と指示し、この時に実咲が誘拐されていることを知ったという。東堂たちは真犯人の受け子状態で、毎日1億ずつ合計10億。全額が揃ったら心春と実咲を返す取引だった。「心春ちゃんが生きていると思うのか?」と詰め寄る三輪。しかし東堂はわかっているが信じたかったと涙ながらに言う。すると真犯人から連絡が来て、「警察が動いています。取引は中止です」と告げる。東堂は「俺との取引は生きているはずだ!」と反論するも、「返すのは心春さんか実咲さん。どちらか1人だけです」と返され、涙ながらに今生きている美咲を選ぶのだった。
指定された場所に向かうと美咲がおらず、脱出に失敗したのか部屋から落ちて血を流し倒れていた。「なんでこうなるんだよ!」と叫ぶ温人。そこに警察がやってきて温人は誘拐犯として逮捕されてしまうのだった。
東堂は鈴間に「俺に脅されてやったと証言しろ」と連絡し姿を消す。しかし鈴間は「私の意思でやりました」と供述し、警察は捜査を開始。実咲は一命を取り留めたものの、意識は戻らない状態であった。
友果と優月を誘拐したのは東堂と鈴間、心春と実咲を誘拐したのは実行犯という線で葛城は考えているが、神奈川県警捜査一課管理官・警視の日下部七彦(くさかべななひこ)は心春の事件は東堂亜希による狂言誘拐だと疑う。
温人は留置場に拘留され、三輪が弁護士としてなんとか拘留却下へと動き出す。一方、温人が犯人だと疑う阿久津は、ハルカナとの業務提携を解消すると告知し、ハルカナは危機に直面。香菜子は温人の解任を決断する。
その頃東堂は葛城に電話をし、「5年前の同級生を当たってください。心春ちゃんと実咲ちゃんとの接点を探ってください」と連絡。しかし葛城は「犯罪者の指図は受けない」と答える。しかし葛城は、実咲の部屋から実咲のノートパソコンとタブレットが消えたことに注目し、犯人が盗んだ可能性を疑う。葛城の依頼で温人は友果に心春の小学校時代の聞き取りを頼み、心春と実咲は親友だった事実がわかった。当時、心春の悩みを実咲が聞いており、学校で禁止されているスマホを持ってきてやりとりをしていたと聞きつけたのだ。
さらに実咲のタブレットを友果が預かっていることが分かり、温人は自宅にいる未知留に連絡。さらに機械音声を操る東堂も未知留に電話し、「タブレットを誰にも渡すな。もし誰か取りに来たらそいつが犯人だ」と言う。すぐ新人刑事・梅木司(うめきつかさ)が来たため、未知留は勝手口から出て歩き出し、友果から聞き出したパスワードを入力し「心春ちゃん」のフォルダを開いた瞬間、背後から布で口を塞がれてしまう。
事件の幕引き
タブレットを持った未知留が誘拐された。犯人は温人に「未知留と東堂の交換」を要求してくる。
温人は葛城に連絡し、必ず犯人を捕まえてほしいと伝え、東堂とゲームアプリで連絡を取る。待ち合わせ場所に東堂が現れ、「俺を犯人に渡してくれ」と自ら望む。
一方葛城は吉乃から「寝てないだろ、少し休め」と言われ捜査から外される。温人たちは犯人の指示で、取引場所で東堂を縛り黒いゴミ袋を被せた。犯人は茅ヶ崎の廃墟に未知留がいると言い、警察も温人のスマホの位置情報から温人を追う。しかし廃墟に未知留の姿はなく、そこには「探さないで下さい」と書かれた紙があった。犯人は変換音声で「私は東堂亜希」と自らを名乗り、東堂と未知留が浮気をしていたことが原因で家庭が壊れたこと、心春は今自分と暮らしていていることを話し出す。
しかしこの犯人の証言は全て嘘であった。東堂と未知留が監禁されていたのは別の場所。そこには真犯人の捜査一課長の吉乃がおり、「さっきの話を信じた温人さんの供述により、全て2人の責任ということで事件は幕引きです」と東堂と未知留に伝える。その時、警察、温人が踏み込み未知留たちを助ける。茅ケ崎に行ったのは温人のスマホを持った三輪だった。
あの日、吉乃は心春に浮気現場の写真データをスマホで見せられ、「お父さんとお母さんが仲良くなるために狂言誘拐をしてほしい」と持ち掛けられる。データを取り上げようとしてもみ合った際に心春が階段から転落。その後心春の計画を元に誘拐事件に見せかけたのだった。逮捕される吉乃と東堂。その後、留置所にいる東堂に亜希が会いに来る。「心春には会えたのか?」と聞く東堂。うなずく亜希の足元のスニーカーは汚れていた。心春は土の中にいると思わせるラストシーンだった。
一方、温人と未知留には新しい命が生まれる。対比的な東堂と温人のファミリーだが、子供を愛していることには変わりがない。
『マイファミリー』の登場人物・キャラクター
鳴沢家
鳴沢温人(なるさわはると/演:二宮和也)
ハルカナゲームズを香奈子と立ち上げたCEO。時代の寵児といわれている。湘南・鎌倉に家を構え、大学の同期の妻、未知留と娘友果との3人暮らし。仕事人間で家庭は二の次の生活をしていたが、ある日突然娘を誘拐される。娘を助けるため犯人の要求に従い、警察を排除し、妻と大学時代の友人と共に誘拐事件の解決に挑む。結果、身代金5億円と引き換えに友果の救出に成功するが、犯人の正体は不明のまま、1年後に身の回りの人が次々誘拐され、事件に巻き込まれていく。美咲誘拐事件では犯人の疑いで逮捕されてしまう。最終話では妻未知留が誘拐されるが、真犯人を追い詰め救出する。
鳴沢未知留(なるさわみちる/演:多部未華子)
温人の妻。温人とは大学時代のアパートが一緒だった縁で結婚した。娘の誘拐に対し最初は警察を頼ろうとしたが、その後は自力で助ける道を選ぶ。インスタは人気でフォロワー数も多く、犯人との取引にも使われた。秘密の多い温人を疑うこともあったが、心の底では信じており、続く誘拐事件に対しても家族なのだから、自分にも打ち明けてほしいと伝える。最終話では真犯人の吉乃に誘拐され、危うく命を落としかけるが、温人たちによって救出される。その後第二子を無事出産する。
鳴沢友果(なるさわともか/演:大島美優)
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『謎解きはディナーのあとで』とは、東川篤哉による同名小説を原作とした、フジテレビ系列の連続推理テレビドラマである。2011年10月から火曜21時枠で放送され、最高視聴率18.1%を記録した。世界有数の大企業の令嬢・宝生麗子は、お嬢様であることを隠し国立署の新人刑事として日々奮闘していた。麗子の新たな執事となった影山は毒舌を吐きながら、麗子から聞く捜査内容だけで事件を推理し解決に導いてゆく。毒舌執事を嵐の櫻井翔が、お嬢様刑事を北川景子が演じ話題となった。
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極主夫道(漫画・ドラマ・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『極主夫道』(ごくしゅふどう)とは、おおのこうすけによる日本の漫画。実写ドラマ化とアニメ化もされている。「不死身の龍」と呼ばれた元・最凶ヤクザの、主夫業の日常を描いたハートウォーミングコメディ。強面のヤクザが全力で主夫業に邁進するギャップ、および高い画力とシュールな展開が特徴。大筋は主人公の龍がその強面から繰り出す熟練の家事スキルギャップが軸になるが、登場人物たち半数近くがその筋の関係者で彼らも彼らでどこかしらズレており、そのズレの連鎖から笑いの渦を生んでくるパターンも多い。
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ラーゲリより愛を込めて(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラーゲリより愛を込めて』とは2022年12月9日に公開された日本の映画。主演は二宮和也。原作は辺見じゅんのノンフィクション小説『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』。 第二次世界大戦後のシベリアの強制収容所(ラーゲリ)で、日本人捕虜の1人である山本幡男(やまもと はたお)が過酷な環境の中でも生きる希望を捨てず、家族の元へ帰れると信じ、仲間らを励まし続ける姿を描く。 希望を捨てない幡男の姿、捕虜仲間が幡男の遺書を家族に届けるため必死になる姿は見所だ。
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ちょっと思い出しただけ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ちょっと思い出しただけ』とは、2022年2月に公開された松居大悟による監督・脚本の実写映画作品で、自身初の完全オリジナルラブストーリーである。池松壮亮演じる怪我で夢を諦めた元ダンサーの男と、伊藤沙莉演じるタクシードライバーの女の6年間に及ぶ恋愛模様を、7月26日の1日を通して描いている。クリープハイプの尾崎世界観が作曲した「ナイトオンザプラネット」に松居が触発され、脚本を執筆した。また、クリープハイプは主題歌を担当し、劇中バンドとしても出演している。第34回東京国際映画祭で観客賞を受賞した。
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アヒルと鴨のコインロッカー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アヒルと鴨のコインロッカー』とは、吉川英治文学新人賞に輝いた伊坂幸太郎の同名小説を基にした2007年公開の日本のミステリー映画。主人公の椎名は引っ越し先で隣人の河崎という男から、隣の隣に住むブータン人のために「本屋を襲撃して広辞苑を奪いたい」と誘われる。奇妙な誘いに戸惑う椎名だったが、本屋襲撃の手伝いをすることになる。やがて明らかになる2年前の出来事。過去の物語と現在の物語が交錯する中で椎名が見た真実とは。映像化が困難とされている作品を原作の複雑な伏線やトリックを巧みな描写でまとめた。
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あさが来た(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『あさが来た』とは、幕末から明治にかけて活躍した実業家・教育者の広岡浅子をモデルとしたNHKの連続テレビ小説。2015年9月から2016年4月にかけて放送された。平均視聴率は23.5%で、朝ドラとしては2016年当時の最高記録となって話題に上った。 女性の社会進出が難しかった幕末から大正の時代に、女性起業家のパイオニアとして奔走した主人公・白岡あさの物語。銀行、生命保険会社、女子大学の設立という一大事業に邁進するあさと、彼女を支える家族、変化していく社会が描かれる。
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鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。
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プラチナデータ(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『プラチナデータ』とは、東野圭吾によるミステリー小説をもとに、2013年に日本で公開された映画作品である。最新のDNA捜査によって検挙率100%、冤罪率0%を目指す近未来の日本を舞台とした作品だ。当初犯人を追う立場だった警察庁特殊捜査機関の天才科学者が突如犯人として追われる立場となり、それをベテラン刑事が追うストーリーとなっている。派手な逃走アクションでは日本映画にはあまり見ない迫力あるシーンも満載だ。ミステリアスな人物達の本当の姿が暴かれていくところも魅力のひとつである。
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夜のピクニック(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『夜のピクニック』とは、恩田陸の青春長編小説『夜のピクニック』を原作としたヒューマンドラマである。「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう」をキャッチコピーにして、2006年9月30日に公開された。主人公の甲田貴子は、北高に通う高校3年生である。北高には、一昼夜かけて80㎞を歩く「歩行祭」という伝統行事があった。貴子は、高校生活最後の歩行祭で「同じクラスの西脇融と話をする」という1人だけの秘密の賭けをしていた。青春時代の輝きや、友人の大切さなどを感じる青春映画である。
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大恋愛〜僕を忘れる君と(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『大恋愛〜僕を忘れる君と(ドラマ)』とは、TBS「金曜ドラマ」で2018年10月から12月までの間で毎週金曜夜10時から放送されたテレビドラマである。若年性アルツハイマーにおかされた女医と自分を忘れていく恋人を明るくけなげに支えていく元・小説家の10年にわたる愛の軌跡を描いた王道ラブストーリー。圧巻の演技力を誇る国民的大女優の戸田恵梨香が主人公を演じ、さらにドラマや舞台などで大活躍中の個性派俳優ムロツヨシが恋人役として出演している。実力を兼ね備えた二人の演技が話題となった作品である。
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キングダム 運命の炎(キングダム3)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。
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アバランチ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『アバランチ』とは2021年に放送されたテレビドラマ。主演は綾野剛。世間の裏で様々な悪事を行う政治家や権力者の正体を暴き、インターネット上に公開することで社会的に制裁も加え、解決していく謎の集団の戦いを描いた作品である。アバランチとは「雪崩」を意味であり、第1話のタイトルでもある。最終回の世帯視聴率は、関東地区で8.2%、個人視聴率は4.5%であった。
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カムカムエヴリバディ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。
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ブラックペアン(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブラックペアン』とは、2018年TBS系『日曜劇場』にて、嵐の二宮和也主演で放送されたテレビドラマ。原作は海堂尊の長編小説『ブラックペアン1988』。渡海征司郎は手術成功率100%を誇る天才外科医である。一方、傲慢な言動が災いし、周囲との歪を生んでいる。そんな渡海が最新医療器具が持ち込まれた事をきっかけに、大学病院という巨大組織に立ち向かっていく医療エンターテイメントドラマだ。
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プロポーズ大作戦(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『プロポーズ大作戦』とは日本のフジテレビ系列の月9枠で、2007年4月から放送された青春ラブコメディードラマである。未来から過去へタイムスリップするというファンタジー要素も含まれている。主人公の岩瀬健は幼馴染の吉田礼に長年想いを寄せていたが伝えられず、彼女の結婚式に出る羽目になった。後悔している彼の元に現れたのは、結婚式場に住んでいるという妖精だった。過去へ戻れるチャンスをもらった健が、大好きだった彼女を取り戻すために、自身の過去の行動を変えながら奮闘する姿にも注目だ。
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青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。
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目次 - Contents
- 『マイファミリー』の概要
- 『マイファミリー』のあらすじ・ストーリー
- 始まりの誘拐事件
- 新たな誘拐
- 第三の誘拐で犯人にされた温人
- 事件の幕引き
- 『マイファミリー』の登場人物・キャラクター
- 鳴沢家
- 鳴沢温人(なるさわはると/演:二宮和也)
- 鳴沢未知留(なるさわみちる/演:多部未華子)
- 鳴沢友果(なるさわともか/演:大島美優)
- 鳴沢麻由美(なるさわ まゆみ/演:神野三鈴)
- 牧村正文(まきむら まさふみ/演:大友康平)
- 三輪家
- 三輪碧(みわあおい/ 演:賀来賢人)
- 三輪沙月(みわ さつき/演:蓮佛美沙子)
- 三輪優月(みわゆづき/演:山崎莉里那)
- 東堂家
- 東堂樹(とうどういつき/演:濱田岳)
- 東堂亜希(とうどう あき/演:珠城りょう)
- 東堂心春(とうどう こはる/演:野澤しおり)
- 神奈川県警の人々
- 葛城圭史(かつらぎけいし/演:玉木宏)
- 吉乃栄太郎(よしのえいたろう/演:富沢たけし(サンドウィッチマン))
- 日下部七彦(くさかべ ななひこ/演:迫田孝也)
- 梅木司(うめき つかさ/演:那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)
- 鷲尾千草(わしお ちぐさ/演:山田キヌヲ)
- ハルカナゲームズの社員
- 立脇香菜子(たてわきかなこ/演:高橋メアリージュン)
- 鈴間亜矢(すずまあや/演:藤間爽子)
- 備前雄介(びぜん ゆうすけ/ 演:渡辺邦斗)
- 阿久津家
- 阿久津晃(あくつあきら/演:松本幸四郎)
- 阿久津絵里(あくつ えり/演:森脇英理子)
- 阿久津実咲(あくつ みさき/演:凛美)
- 『マイファミリー』の用語
- ゲーム『リビットウォーカー』
- 心春ちゃん事件
- メッセージ「全員集合」
- 『マイファミリー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 印象的な着信音と不気味な機械音
- 立脇香菜子「私にとっては、この会社が子どもなの。だからどうしても、ハルカナを守りたかった」
- 吉乃栄太郎「家族にばれるのがこわかった」
- 鳴沢温人「家族っていうのはそういうものじゃないだろう」
- 『マイファミリー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 印象的な犯人の声はベテラン声優・一龍斎貞弥
- 注目を集めた富澤たけしの演技
- 『マイファミリー』の主題歌・挿入歌
- 主題歌 :Uru「それを愛と呼ぶなら」