カムカムエヴリバディ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。
連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。

『カムカムエヴリバディ』の概要

『カムカムエヴリバディ』はNHK連続テレビ小説の第105作目として、2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。
連続テレビ小説史上初の3人のヒロインとなる、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなた、親子3世代の100年に渡る物語。安子の生まれた1925年から物語は始まり、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までを描いている。3人の人生には「ラジオ英会話講座」が深く関わっており、タイトルの「カムカムエヴリバディ」は英会話講座オープニング曲の歌詞からとられたものである。
女優・深津絵里がアラフィフながら10代のるいを好演したことや、各所にちりばめられた伏線の回収がTwitterなどで話題となった作品。また出演者が最初に演じたキャラクターの子供や孫として再登場する場面も多く見られ、こちらも話題となった。

『カムカムエヴリバディ』のあらすじ・ストーリー

第一部・安子編

安子と稔の結婚式。後列左から、稔の弟・勇、稔の母・美都里、稔の父・千吉、安子の父・金太、安子の母・小しず、安子の祖母・ひさ。前列は左が稔、右が安子。ひさの手にあるのは亡くなった安子の祖父・杵太郎の写真。

主人公・橘安子(たちばな やすこ)は、1925年、岡山市の朝丘町商店街に店を構える和菓子店「御菓子司(おかしつかさ)たちばな」の長女として生まれた。祖父母、両親、兄との6人暮らしで家族仲も良く、安子は餡子の大好きな、明るく優しい女性に成長していく。

ある日、店番をしていた安子は、店にやってきた名家・雉真(きじま)家の跡取り息子である雉真稔(きじま みのる)と出会う。安子は目の前で稔が外国人に英語で道案内した事がきっかけで、英会話に興味を持ち、稔に勧められたラジオの英語講座で英語を学ぶのが日課となる。
2人は次第に仲を深めていき、安子はプロポーズをされる。家柄の違いから安子の両親の心配や稔の母・美都里(みどり)の反対もあったが、稔の父・千吉(せんきち)は安子を理解し、結婚を許可した。しかし結婚後すぐに稔は出征。翌年、安子は女の子を出産し「るい」と名付ける。安子と稔の好きな曲「On the Sunny Side of the Street」を歌うルイ・アームストロングに因んだ名前で、稔が出征前に考え残していったものだった。

その後戦況は悪化の一途を辿り、安子の母と祖母が空襲で亡くなる。安子の父・金太(きんた)は家族を守れなかったことを悔やみ、気を病んで寝込んでしまう。安子は手作りのおはぎで金太を立ち直らせ、終戦後は闇市で「御菓子司たちばな」を再開させるが、金太は心臓病で急死。更に稔の戦死の知らせが届く。
息子を失った美都里は安子にきつく当たるようになり、雉真家に居場所を失った安子は稔の弟・勇(いさむ)の助けで、るいを連れ大阪へと向かうのだった。

大阪で安子は安価でできる芋飴の販売で生計を立てようとするが、上手くはいかなかった。途方に暮れる中、民家から流れるラジオ英語講座を立ち聞きすることを唯一の楽しみとしていた。疲労が溜まり倒れてしまった安子は、その民家に暮らす澄子(すみこ)に助けられる。澄子に仕事を紹介してもらい、次第に芋飴と共におはぎの販売もできるようになった。自身で購入したラジオでるいと英語講座を楽しめる生活ができるまでになり、幸せに暮らし始めていた。しかし世間体を気にした千吉が岡山に戻るよう説得しにやって来る。安子は拒否したものの、交通事故でるいが額に大怪我を負ってしまい、治療のためやむを得ず岡山に戻ることを決めた。

雉真家に戻ったものの居心地の悪さを感じていた安子。ある時、米進駐軍の将校ロバート・ローズウッドに出会う。ロバートが買い物をしようとしていたものの言葉が通じず困っていたところを、安子が通訳して助けたのだった。その後ロバートは安子をパーティーに誘ったり、英語教室立ち上げの準備に誘ったりと次第に仲を深めていった。

安子は復員した兄・算太(さんた)と「御菓子司たちばな」を再開させようと資金を貯めていた。ある日、算太が資金を持ったまま行方をくらませてしまう。ロバートの協力を得て、必死で探し回った安子だったが、過労で倒れてしまう。見かねたロバートは安子を抱きしめ、自身の思いを伝え「一緒にアメリカへ行こう」と告げる。安子は告白を断ったものの、2人が抱き合っているところをるいが目撃する。るいは安子が自分を捨てたと思い込み、安子に対して「I hate you.」(あなたが憎い)と言い放つ。絶望した安子はロバートに自分をアメリカに連れていって欲しいと告げ、るいの前から姿を消すのだった。

第二部・るい編

トランペットが吹けなくなり、海で入水自殺を図ろうとした錠一郎(じょういちろう)をるいが助ける。「私が守る」とるいは錠一郎を抱きしめる。

安子と離れ離れになったるいは雉真家で育てられ、高校を卒業し大阪へやって来ていた。雉真家に縛られたくないという思いから、コンプレックスになっていた額の傷の治療も拒んだままであった。
大阪でホテルの採用面接に向かったるいは、途中でクリーニング店を営む竹村平助(たけむら へいすけ)とぶつかり着ていた服を汚してしまう。平助の妻・和子(かずこ)に服を借りて面接に向かうが、傷を隠していた前髪をあげるように言われ、その場から逃げ出してしまう。その後クリーニング店を訪れたるいは竹村夫妻に気に入られ、住み込みで働く事になる。

ある日、店の常連である若手弁護士・片桐春彦(かたぎり はるひこ)にデートに誘われたるい。しかし傷を見られて気まずい雰囲気になり、再び逃げ出してしまう。落ち込んだままジャズ喫茶に立ち寄ると、そのステージに現れたのは、いつもクリーニング店に大量の洗濯物を持ち込む変わった青年であった。「ジョー」と呼ばれるそのトランペット奏者の青年は、本名を大月錠一郎(おおつき じょういちろう)といった。

錠一郎もまた、るいの名前の由来となっている曲「On the Sunny Side of the Street」には特別な思い入れがあった。錠一郎がトランペットを始めるきっかけとなる曲だったのだ。るいは曲を聞くたび母・安子との思い出が蘇り、複雑な気持ちでいたが、その気持ちを錠一郎は理解し2人は惹かれあっていく。錠一郎はるいの傷のコンプレックスも受け入れ、プロポーズをする。
その後、錠一郎はトランペットのコンテストで優勝し、東京の芸能プロダクションと契約。しかし原因不明の病気でトランペットが吹けなくなり、デビューは白紙になってしまう。このままではるいを幸せにできないと考えた錠一郎は、プロダクションの社長令嬢を好きになったと嘘をつき、るいと別れようとする。
しかし病気の事を知ったるいは、落ち込んで自殺を図ろうとした錠一郎を励まし、「自分が錠一郎を守る」と誓うのだった。

2人は結婚し、京都に移住して気持ちも新たに生活を始めた。るいは生活のため、回転焼き屋「大月」を開業する。大阪時代の友人で、茶道の家元になった野田一子(のだ いちこ:通称ベリー)の協力の元、店は軌道に乗っていく。そして1965年にるいと錠一郎の間に長女・ひなたが誕生するのだった。

第三部・ひなた編

ひなたと別れ、役者の道も諦める事を選んだ五十嵐文四郎(いがらし ぶんしろう)に錠一郎は「五十嵐くんが選んだ道やったら、きっとそれが五十嵐くんの“ひなたの道”になるから」と優しく語るシーン。左が文四郎、右が錠一郎。

るいと錠一郎夫妻に長女が誕生した。2人は「On the Sunny Side of the Street」の和訳である「ひなたの道」から、長女の名前を「ひなた」と名付けた。ひなたは時代劇が大好きな優しい少女に成長していった。

ある時、ひなたは大ファンである時代劇俳優、二代目・桃山剣之介(にだいめ ももやま けんのすけ)のサイン会のため、条映太秦映画村(じょうえいうずまさえいがむら)を訪れ、外国人の少年ビリーに一目惚れする。しかし英語が全くわからず落ち込んでしまったひなたに、るいはラジオでの英語学習を勧める。錠一郎にも協力してもらい受講を始めたひなただったが、物事の継続が苦手な性格も災いし6日間で受講をやめてしまう。その後、偶然「大月」に来店したビリーと再会を果たすが、またも会話ができずに落ち込み苦い記憶となる。

進路を決められずにいた高校3年生のひなたは、映画村を訪れた際「ミス条映コンテスト」の募集ポスターを見て応募を決意する。コンテストの演技審査の相手役は「大月」に来店した際、ひなたを嘲笑した大部屋俳優の五十嵐文四郎(いがらし ぶんしろう)だった。文四郎に気づいたひなたは、刀を奪い切り倒す演技をしてしまう。役とは違う演技をしたためコンテストには落選するが、大部屋俳優の大ベテラン・伴虚無蔵(ばん きょむぞう)に映画村のアルバイトに誘われる。そして高校卒業後はアルバイトを経て映画村への就職を決めるのだった。

ひなたと文四郎は喧嘩を繰り返しながらも距離を縮め、やがて付き合う事になった。ひなたは文四郎の役者になる夢を応援し、2人はそれぞれ仕事に邁進していたが、時代劇の人気は下降していく。役者たちの活躍の場は減り、映画村の来客数もまた右肩下がりであった。
ひなたはお客の獲得と大部屋俳優たちの仕事を作るため、お化け屋敷を企画し好評を博すものの、来客増には至らずにいた。
一方の文四郎は大部屋俳優から抜け出せないことに焦りを感じていた。ある日、やけ酒を煽り人気俳優に向かって暴言を吐いてしまい謹慎処分を受ける。その後の作品出演を危ぶまれた文四郎は、役者を諦めて東京の実家に戻ることを決める。そして、ひなたにプロポーズすると「東京へ一緒に来てほしい」と告げた。
役者を諦めないよう応援するひなただったが、それを辛く感じた文四郎は別れを告げて帰京。落ち込むひなたは、るいに励まされ元気を取り戻す。

ひなたは次の企画として、外国人向けの映画村ツアーを提案。しかし通訳ガイドの人件費が高額だと却下される。子供の頃ラジオ英語会話で学んだことを思い出したひなたは、自分が通訳ガイドをやろうと、文四郎との結婚資金として貯めていたお金を英会話教室代にあてたり、様々な勉強方法を試すが、ガイドとして通用するだけの英語はなかなか身につかなかった。

ある年のクリスマスイブの日、失踪していた算太が突然るいの前に現れる。病気を患っていた算太は、るいに過去のことを詫び、「たちばな」の開店資金と10年間の貯金を託して他界してしまう。
翌夏、るいはひなたら家族と共に算太の遺骨を持って30年ぶりに岡山・雉真家へと帰省した。終戦記念日に安子が通っていた朝丘神社(あさおかじんじゃ)を訪れたるいは、父・稔の幻に出会う。そして錠一郎にアメリカへ安子を探しに行きたいと打ち明ける。その頃、ひなたは雉真家でかつて安子とるいが使っていたラジオ英語会話のテキストを読んでいた。すると番組講師だった平川唯一(ひらかわ ただいち)の幻が現れる。唯一に英会話の勉強法を教えてもらったひなたは、毎日ラジオ「英会話入門」を聞き、英語の勉強に励むようになった。

5年後、錠一郎はピアニストとして再出発していた。友人のトランペッター・トミー北沢(とみーきたざわ)の公演メンバーとなり、アメリカ公演の為るいと共に渡米。だが安子の情報は得られずに帰国する。英語の勉強を続けていたひなたは、映画村へ視察にやって来るハリウッド映画制作スタッフらの通訳ガイドを務めるまでに成長していた。スタッフの一人であるキャスティングディレクターのアニー・ヒラカワと親しくなり、実家の回転焼きを差し入れた際、るいから教わっていた「餡子が美味しくなるおまじない」を教える。それを聞いたアニーは慌てたようにその場を立ち去るのだった。

錠一郎とトミー北沢は、かつて進駐軍の社交場であった岡山偕行社(おかやまかいこうしゃ)でクリスマスコンサートを行うことになった。錠一郎の提案で、安子に謝罪の気持ちを届けようと、るいはコンサートで「On the Sunny Side of the Street」を歌うことにする。会場は安子や錠一郎にとってジャズに触れた思い出深い場所でもあったのだ。ひなたはアニーにもコンサートチケットを届けていた。
開演前のるいの緊張を落ち着かせようと、ひなたがラジオをつけるとアニーが出演していた。思い出の映画に話題が移ると、それまで英語で話していたアニーは突然岡山弁で過去の事を話し出す。アニーの正体は安子だったのだ。稔と初めて一緒に観た映画を思い出し、感極まった安子はるいへの謝罪の気持ちをラジオで伝えた。

ひなたは安子とるいを引き合わせようと奔走する。そして丁度るいがステージに立っている時、安子を連れ会場に戻ってきたのだ。ついにるいと安子は再会を果たした。2人はその夜遅くまで語り合い、長年のわだかまりも解けていくのだった。
その後ひなたは安子に勧められ、映画と語学勉強のためアメリカへ留学。2022年にはアメリカでキャスティングディレクターとして活躍していた。日本のラジオ英会話講座の講師の依頼を受けたひなたは、講師のパートナー、ウィリアム・ローレンスが幼い頃映画村で出会った初恋の相手・ビリーだと気づく。2人は笑顔で語り合い、物語は幕を閉じる。

『カムカムエヴリバディ』の登場人物・キャラクター

主人公

橘安子/雉真安子/安子・ローズウッド(たちばな やすこ/きじま やすこ/やすこ・ローズウッド/演:上白石萌音→森山良子)

第一部のヒロイン。1925年3月22日、日本でラジオ放送が始まった日に父・金太(きんた)と母・小しず(こしず)の間に第二子として生まれる。実家は岡山市朝丘町(あさおかちょう)にある「御菓子司(おかしつかさ)たちばな」。餡子とオシャレが大好きな少女であった。
偶然、店に菓子を買いに来た雉真稔(きじま みのる)と出会い、目の前で稔が流暢な英語で外国人に道案内をしたことから英語に興味を持つ。その後、稔からラジオ講座「實用英語會話」を教えてもらい、英語を学び始めた。
その後稔とは交流を重ね、結婚に至る。しかし結婚後すぐに稔は出征し戦死。雉真家に世話になりながらも、稔の忘れ形見である娘・るいと生きていこうと、闇市でおはぎを売り生計を立てようとする。闇市で通訳の手助けをしたことで米軍人のロバート・ローズウッドと出会い交流を重ねるが、るいにロバートとの関係を誤解され拒絶されたことで全てに絶望し、るいの前から姿を消して第一部が終了する。
第二部では回想シーン、第三部では森山良子演じるアニー・ヒラカワとして登場する。

雉真るい/大月るい(きじま るい/おおつき るい/演:深津絵里)

第二部のヒロイン。稔と安子の娘。子供の頃、母・安子が起こした事故でついた額の傷跡がコンプレックスで、いつも前髪で隠している。
「るい」という名前は稔が出征前につけたもの。安子と稔の好きだった「On the Sunny Side of the Street」を演奏するトランペット奏者のルイ・アームストロングに由来する。
錠一郎と結婚して大阪から京都へ引越し、ひなたと桃太郎の2人の子供をもうける。生活のため回転焼き屋「大月」を切り盛りしている。
安子には捨てられたと思っており複雑な感情を抱いていたが、次第に会って謝りたいと考え直すようになる。後半では髪を短く切り、額の傷も隠すことをしなくなっている。

大月ひなた(おおつき ひなた/演:川栄李奈)

第三部のヒロイン。安子と稔の孫で、るいと錠一郎の長女。名前の由来は、るいと錠一郎が好きな曲「On the Sunny Side of the Street」の和訳「ひなたの道」から。子供の頃から時代劇が大好きで、高校時代に映画村でアルバイトをはじめ、卒業後はそのまま就職している。
物事を続けることが苦手であったが、平川唯一に英語の勉強を教わってからは地道に勉強を続けた。その語学力は、るいと安子を引き合わせるきっかけ作りになったり、自身の将来を切り開くものとなった。

橘家

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『Dolls(ドールズ)』とは、2002年公開、北野武が監督を務めた日本のラブストーリー映画である。 北野武監督第10作目。人形浄瑠璃『冥途の飛脚』をモチーフに3つの物語から構成される。 青みがかった色彩のキタノブルーで知られる北野武監督だが、本作ではさまざまな色彩に満ちた映像になっていることが話題になった。 第59回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門正式出品作。衣装を山本耀司、音楽を久石譲が手がけた。 キャッチコピーは「あなたに、ここに、いてほしい。」である。

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嘘喰い(漫画・アニメ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

嘘喰い(漫画・アニメ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『嘘喰い』とは、2006年から2018年までに迫稔雄が『週刊ヤングジャンプ』にて連載していた漫画及びそれを題材としたアニメ、映画作品である。相手のイカサマ(嘘)を利用し勝利する様から「噓喰い」の2つ名を冠する天才ギャンブラー・斑目貘が、智力と暴力の入り乱れる命懸けのギャンブルに挑む姿を描く。ギャンブルシーンの高度な駆け引きと読み合いの最中に行われるキャラクター同士の激しい格闘も人気を博しており、ギャンブル漫画としてもアクション漫画としても読み応えのある非常に重厚な内容の漫画である。

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ブラッディ・マンデイ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ブラッディ・マンデイ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブラッディ・マンデイ』とは龍門諒の漫画作品を原作とした三浦春馬主演の連続テレビドラマ。2008年に放送され、2010年にはシーズン2も始まり大きな話題となった。2020年に発表された「三浦春馬が最強にかっこよかった作品ランキング」では1位を取得するほどの人気作品である。 天才ハッカー高木藤丸(たかぎふじまる)が家族や友達、日本をウイルステロから救うために持ち前のハッキング技術を活かしてテロ組織に立ち向かう。豪華俳優陣が描くヒューマン・ビジネスサスペンスである。

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花束みたいな恋をした(はな恋)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

花束みたいな恋をした(はな恋)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『花束みたいな恋をした』とは、2021年公開の日本のラブストーリー映画。主演は菅田将暉と有村架純。『東京ラブストーリー』『Mother』などで知られる坂元裕二によるオリジナル脚本で、終電に乗りそびれた二人が21歳で恋に落ちて、26歳で別れるまでの忘れられない恋愛を描く。坂元裕二はあくまで「普通の恋愛」を描くことを目指しており、等身大の恋愛に共感する視聴者が続出した。

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わたしを離さないで(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

わたしを離さないで(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『わたしを離さないで』とは、日系イギリス人のカズオ・イシグロが2005年に発表した長編小説で、日本ではTBS系列で放送された脚本・森下佳子によるテレビドラマである。「臓器提供」を目的としてこの世に誕生した「クローン人間」の子供時代から始まり、成長とともに人生を受け入れ、全うしていく姿がドラマの中で主人公の恭子、友彦、美和の姿を映しながら描いていく。見どころは、作品の中では、現実の人物に近いキャラの恭子が自分の人生を振り返りながらすべてを受け入れ「生きる」ことに前向きになるという作品になっている。

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検察側の罪人(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

検察側の罪人(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『検察側の罪人』とは、雫井脩介によって書かれた日本の小説が基になっている日本のサスペンス映画である。木村拓哉と嵐のメンバーである二宮和也がダブル主演で魅せるサスペンスストーリー。老夫婦殺人事件と時効を迎えた事件がきっかけとなり自分の正義に固執する最上と事件の真相に対する正義を追い求める沖野の対立が描かれた本作。脇には吉高由里子、大倉孝二、八嶋智人などが固める。映画のキャッチコピーは「一線を超える」。

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仮面ライダークウガ(空我)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダークウガ(空我)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダークウガ』とは2000年1月よりテレビ朝日系で放送された特撮テレビドラマ作品で、平成『仮面ライダー』シリーズ第1作である。超古代の戦闘種族グロンギは長き封印から蘇り、人間に対して“殺人ゲーム”を繰り返す。若き冒険家・五代雄介は、超古代の遺跡から発掘されたベルトの意思に導かれて戦士クウガに変身し、人々の笑顔を守るために熾烈な戦いにその身を投じてゆく。仮面ライダーと警察の連携や、怪人による生々しい殺人描写など従来のヒーロー番組にはなかったリアリティを追求した内容が特徴。

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陸王(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

陸王(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『陸王』とは作家の池井戸潤が書いた小説『陸王』が原作のドラマで、脚本は八津弘幸、演出は福澤克雄と田中健太が担当。ドラマのストーリーは資金難に苦しむ老舗足袋屋の社長が、会社の未来を考え新規事業のランニングシューズ開発に乗り出し、たくさんの人の助けで苦難を乗り越え、マラソン足袋「陸王」を開発するまでの企業再生物語。ドラマの主人公である宮沢紘一を俳優の役所広司が演じ、たくさんのエキストラを使った駅伝シーンなどは臨場感のあるシーンに仕上がっている。大多数の人たちから感動したと大反響を呼んだ人気ドラマ。

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白夜行(東野圭吾)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

白夜行(東野圭吾)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『白夜行』とは、1999年に刊行された東野圭吾の推理長篇である。発行部数は2010年12月時点で200万部を超えている。1973年、大阪で起きた殺人。犯人は小学5年生の被害者の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・西本雪穂。未解決のまま時は流れていく。そして成長した2人は犯罪行為で互いに助け合うようになり、周囲で不可解な事件が次々と起きる。 疑念を抱く刑事が2人の関与に気づき、証言や調査で真相に迫っていくというストーリー。2006年にはテレビドラマ化、2011年には映画化されている。

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ダウンタウンのごっつええ感じとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ダウンタウンのごっつええ感じとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ダウンタウンのごっつええ感じ』とは、フジテレビ系列で放送されていた伝説のお笑い番組である。通称は『ごっつ』。ダウンタウン、今田耕司、130R、東野幸治、YOU、篠原涼子、西端弥生などが出演していた。1991年から1997年まで放送されていて、「ゴレンジャイ」、「兄貴」、「オカンとマー君」、「MR. BATER」といった数多くのコントを生み出した。また、セクハラや暴力が頻繁にあり、いじめや差別につながるかも知れない企画などが多いため、クレームが殺到していたことも有名である。

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めがね(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

めがね(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『めがね』とは、都会からとある島にやって来た女性・タエコが、滞在する宿の主人・ユージや、島の高校教師・ハルナ、タエコを探しに島に来たヨモギ、そして毎年春に島に来ては、少し変わったかき氷屋をしているサクラとのふれあいの中で、固く閉ざしていた心を解きほぐしていくストーリーとなっている。「何が自由か、知っている」をキャッチコピーにして、2007年に公開。主演は小林聡美、監督は萩上直子が務めた。2008年のベルリン映画祭では、パノラマ部門に参加し、日本映画初のマンフリート・ザルツゲーバー賞を受賞した。

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四月は君の噓(君噓)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

四月は君の噓(君噓)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『四月は君の嘘』とは『月刊少年マガジン』(講談社)で2011年から2015年まで連載されていた、新川直司原作の音楽をテーマにした漫画、およびそれを基にしたアニメ作品である。数々のピアノコンクールで優勝したが、ピアノの音が聞こえなくなった有馬公生は、同い年の女の子でヴァイオリニストの宮園かをりと知り合った。現代の日本で、中学生のピアニストとヴァイオリニストが互いの才能に共鳴し合い成長する姿を描いている。

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仮面ライダージオウ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウは、平成仮面ライダーシリーズ最後の作品である。2018年9月2日から2019年8月25日、毎週日曜日朝9時から9時30分のニチアサとして、テレビ朝日系列で放送された特撮作品だ。制作は東映、全49話放送。過去の平成仮面ライダーシリーズにおいて、仮面ライダーの変身者やヒロインなどのメインキャストがゲスト出演し、大きな話題となった。高校生である常磐ソウゴは仮面ライダージオウに変身し、未来を切り開く。

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マスカレード・ホテル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マスカレード・ホテル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マスカレード・ホテル』とは、東野圭吾が書いた人気小説『マスカレード・ホテル』を原作とした大ヒット映画である。木村拓哉主演の映画で、長澤まさみや小日向文世、渡部篤郎など豪華キャストがそろっている。物語は予告連続殺人事件の捜査のために、警視庁の刑事たちがホテル・コルテシア東京に潜入捜査をする。エリート刑事の新田はフロントクラークとして同じホテルの仕事をする山岸と共に、次々とホテルに来る怪しい宿泊客の対応をしていく。誰が殺人事件を起こそうとしている犯人なのかを突き止めていくミステリー映画。

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SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、超能力などを使った特殊な事件を捜査するために設立された、未詳事件特別対策係を舞台にした刑事ドラマ及び原作をもとにした映画である。IQ201の天才刑事と警視庁特殊部隊 (SIT) 出身の捜査官が特殊能力(SPEC)を持つ犯人と対決する姿が描かれている。ドラマ初期にはミステリーなストーリーが繰り広げられ、後半になるとSPECに関わる陰謀劇が中心となっている。2人の刑事の個性的なキャラクターも見どころのひとつだ。

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