プロポーズ大作戦(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『プロポーズ大作戦』とは日本のフジテレビ系列の月9枠で、2007年4月から放送された青春ラブコメディードラマである。未来から過去へタイムスリップするというファンタジー要素も含まれている。主人公の岩瀬健は幼馴染の吉田礼に長年想いを寄せていたが伝えられず、彼女の結婚式に出る羽目になった。後悔している彼の元に現れたのは、結婚式場に住んでいるという妖精だった。過去へ戻れるチャンスをもらった健が、大好きだった彼女を取り戻すために、自身の過去の行動を変えながら奮闘する姿にも注目だ。
『プロポーズ大作戦』の概要
『プロポーズ大作戦』とは日本のフジテレビ系列の月9枠で、2007年4月16日から6月25日にかけて放送された青春ラブコメディードラマである。ドラマは全10話で、最終話の瞬間最高視聴率は26.0%と人気のあるドラマであった。雑誌『ザテレビジョン』が行った「第53回ドラマアカデミー賞」(2007年春クール)では最優秀作品賞とドラマソング賞を受賞し、主演の山下智久は主演男優賞第2位、ヒロイン役の長澤まさみも主演女優賞第2位を受賞した。
主人公の岩瀬健(いわせけん)は幼馴染で同級生の吉田礼(よしだれい)に長年想いを寄せていた。しかしその想いは告げられぬまま、彼女は他の男と結婚してしまう。挙げ句の果てに彼女の結婚式に参加し、スピーチまでする羽目に。その後、式では学生時代のスライドショーが流れる。健はその写真を見て礼に告白できなかったことを後悔し、その頃に戻りたいと願う。そして次の瞬間、時が止まり健の前には結婚式場に住んでいるという妖精が現れる。その妖精は健に過去に戻れるチャンスを与え、健はスライドショーの写真に写っている高校時代にタイムスリップする。最初は変わらなかった運命が、健が何度も過去へ戻りやり直すことによって徐々に変わっていく。
主演は山下智久、長澤まさみ。2人の共演は2005年に放送された『ドラゴン桜』以来となる。脚本は金子茂樹が務め、演出を成田岳、加藤裕将、初山恭洋が担当した。韓国や中国でもリメイクされており、日本でも話題のドラマだった。しかし中途半端なエンディングで終わったことから、視聴者からの問い合わせが殺到し、2008年にはドラマの続編としてスペシャル版が放送された。脇を固めるキャストに、藤木直人、平岡祐太、濱田岳、榮倉奈々など、豪華な面々が揃っている。甘酸っぱくもあり切ない青春時代を思い出させてくれるストーリー、共感できる数々のエピソードにも目が離せない。
『プロポーズ大作戦』のあらすじ・ストーリー
ハレルヤチャンス
スーツの上着を着ながら慌てて走る岩瀬健(いわせけん)が向かう先は、幼なじみの吉田礼(よしだれい)の結婚式だ。式場の控え室では新婦の礼がウエディングドレスを身に纏い、礼の親友・奥エリ(おくえり)と昔話に花を咲かせていた。外では健と礼の高校時代からの友人・榎戸幹雄(えのきどみきお)と鶴見尚(つるみひさし)通称・ツルが健の到着を、時間を気にしながら待っている。
なんとか式の開始に間に合った健だったが、心の中は複雑だった。実は健は幼なじみの礼に長年想いを寄せていたものの、その想いを一切彼女に伝えることができなかった。そしてその間に礼は高校の時に教育実習生としてやって来た多田哲也(ただてつや)にアプローチされ、先生と生徒の枠を超え結婚することになったのだった。不器用でお人好しの健は複雑な思いを抱きながら、披露宴で2人のために友人代表のスピーチまですることになる。そんな中、思い出のスライドショーが流れ始める。その写真の中に映る自分の不甲斐なさと情けない姿に腹を立て、猛烈な後悔の念に駆られる。
幸せそうな2人が次々と映し出される中、次に映ったのは甲子園を目指した高校時代の写真だった。「あの頃に戻ってやり直したい!」と強く願う。すると突然時が止まり、どこからか妖精と名乗る謎の男が現れる。その妖精は「そんなに戻りたいなら、戻してやる」と言い、過去に戻れるという呪文を健に教える。健は、胡散臭い妖精に警戒心を抱きながら、半信半疑でその呪文「ハレルヤチャンス!」を唱えるのだった。
過去を変えたら未来も変わる?!
健が目を開けるとそこは野球場で、高校野球の予選大会の試合中だった。応援席のスタンドには、高校の制服を着た野球部マネージャーの礼やエリの姿が見える。健は高校時代にタイムスリップしたのだった。
高校時代、健の所属する野球部は甲子園を目指していたが地区予選で負け、その後に撮った写真で泣き顔だった礼。そんな彼女の願いを叶えたいと健は必死になる。
代打でバッターボックスに立った健は、ふとピッチャーが次に投げる球を思い出した。球はその予想通り。健はフェンス直撃のヒットを打ち、全力で走る。しかし走りながら、この後ツルが三振して負けるということを思い出した健は、仲間の声を無視してホームまで一気に走り抜ける。結果はアウト。健は過去を変えることができなかった。
試合には負けてしまったが、健の必死な姿を見て礼は笑顔で健に感謝の思いを伝えた。礼を泣き顔から笑顔にすることはできたものの、結局自分の想いを伝えることはできなかった。過去と同じように集合写真を撮る野球部員。カメラのシャッターが押されるとそのフラッシュとともに、健は結婚式場に戻ってきてしまうのだった。
結婚式場に戻ると、礼の横には多田の姿があった。結局何も変わらなかったと思う健だったが、スライドショーの写真を見ると、泣き顔だった礼が笑顔になっていることに気付く。そしてそこへ妖精が現れる。「もう一度過去へ戻してほしい」とお願いする健だが、妖精は「同じ写真にはもう戻れない」と言って消えてしまう。
スライドショーには次の写真が映し出された。いつもの5人で撮った写真だが、エリや幹雄、ツルが満面の笑みで写る中、礼は一人だけふてくされ、健を突き飛ばしている。何があったのかと思い出せずにいる健の前に再び妖精が登場する。同じ写真には戻れないが、違う写真にはタイムスリップできるということを知った健はもう一度高校時代にタイムスリップする。
実はその日は健の誕生日で、4人は健に内緒で誕生日会を計画していた。その頃、健は1人になり当時の自分を後悔していた。そんなとき、ふと礼がその日に返してきたCDを聴く。すると、CDの歌詞カードから紙切れが落ちる。そこには暗号のような文字が。健はその日の出来事を思い返すうちに、その文字が礼が持っていた図書室の本の番号だと気づく。健は必死に図書室へと向かう。そして、礼が借りた本の場所に野球選手・バースのフィギュアを発見。過去の健は気付かなかった、礼からの誕生日プレゼントだった。
健は、みんなが待っているバーガーショップへ。健がプレゼントを見つけたことに気づき、礼は笑顔になる。五人は写真を撮り、そのフラッシュで健はまた結婚式場へと戻る。写真の礼は不機嫌な顔から笑顔へと変わっていた。
次の写真は教育実習生としてやってきた多田の最終日の写真。写真の中の健は多田と別れるのがつらくて号泣していた。
教育実習生の多田は、黙々と授業を行うだけで淡々として見えたため、生徒からは一切関心も興味も持たれていなかった。授業中にこっそり回された、最終日に花を贈るか贈らないかのアンケートでもほとんどの生徒がNOと記入し、多田は誰とも打ち解けないまま2週間の実習生活を終えようとしていた。
そんなとき、健は当時の記憶を思い出す。健は多田が書いていた生徒一人ひとりの似顔絵と特徴をこと細かに記入した座席表を見つけ、それが多田と生徒たちの距離を縮めるきっかけになったのだった。
今回も健はその座席表を見つけるのだが、とっさにそれを隠してしまう。後ろめたい気持ちになる健。
その後、健はひょんなことから礼との想いがすれ違ってしまう。そんな健のところに偶然多田と話す機会が巡ってくる。
その会話の中で、健は礼がケンゾーと呼ぶきっかけになった出来事を思い出す。
多田のおかげで礼を笑顔にできた健は、もう一度アンケートを取り、その用紙の裏には多田が書いていた座席表を載せた。みんなの答えはYESに変わる。
こうしてクラス一同で花束を渡し、多田はみんなと打ち解けることができたのだった。
記念写真を撮ったところで健は再び式場に戻るが、やはり状況は変わっていなかった。
すれ違う2人
その後、礼と多田の2人きりの写真が続き、次の写真は礼の二十歳の誕生日。健は一緒に祝ってあげられなかったことをずっと後悔していた。健は写真の中に小さく自分の姿を見つけ、なんとかタイムスリップに成功する。
その日は礼の誕生日で、みんなで10代最後をカウントダウンし、お祝いをすることになっていた。
しかし多田が礼に声をかける。コンペに出す予定だった3年生の代わりに礼の作品を出したいようで、翌日が締め切りだがその日のうちの消印であれば提出させてもらえるのだそう。迷う礼だったが、健は過去に礼がそのコンペで大賞を取ることを知っていたので、お祝いは翌日にしようと背中を押す。
健は礼のプレゼントを用意するため、銀行の残高を確認するが口座には全くお金がない。健は幹雄がバイトしているパチンコ屋でバイトをさせてくれと頼む。しかし具合が悪く、パチンコの球をひっくり返してしまう。帰るように言われるが、どうしても礼のために買いたいものがある健は聞かない。そんな健の様子を幹雄は礼に電話で伝える。そして、とうとう健は帰されてしまう。
その頃礼はコンペの準備で多田と一緒にいた。幹雄から電話をもらった礼は健が心配でコンペどころではない。礼は多田に「解決できない問題があったらどうするか」と聞いた。多田は「思いっきり取り組んでダメだったらやめる」と言う。その答えを聞いて、礼は中学3年生のときに渡せなかった健へのラブレターを持って健のもとへ走り出す。
健のアパートへ着く礼。ブザーを鳴らし、健に語りかける。礼が健への想いを伝えようとしたその時、電話が鳴り、不審に思った礼がドアを開けてみるとそこに健はいなかった。電話は留守電に切り替わり、合コンが始まっているがまだ来ないのかという連絡だった。その留守電を聞いてしまう礼。
実はその頃、健は礼がコンペの締め切りに間に合うように郵便局で礼が来るのを待っていたのだった。
すれ違う2人。礼は長年渡せなかった手紙を川に捨ててしまう。健は郵便局の人に時間を告げられ、諦めてアパートに戻ると、そこには薬とメモがあった。健は走り出す。
礼が戻ると多田が待っていた。「コンペの主催者に直接持っていくことで明日までに完成させよう」と提案する。2人で礼の誕生日を迎え、コーヒーで乾杯する。20歳の記念に写真を撮る2人。そこへ健が走ってくる。部屋の外から覗き込むように2人を見る健だったが、無情にもそこでフラッシュとともに式場へ戻ってきてしまうのだった。
お互いを思いつつも残酷なすれ違いで健は落胆し、打ちひしがれるのだった。
次の写真は礼の浴衣姿。この日、多田は礼に告白をしたようだ。この日を思い出すたびに、健の胸には激痛が走る。多田の告白を阻止すべく、健は再び過去へ。
その日は近所の花火大会で、浴衣に着替えた礼や健たち5人は大学の屋上で花火を見ようと集まるがビルの影になってしまい花火が見えなかった。研究室に花火があるのを思い出した礼は取りに行くと言い出すが、健は過去でこの時に研究室で礼が多田に告白されたのを思い出す。なんとかついて行こうとする健だが、ちょうどその時エリのもとに元カレから呼び出しの電話が。エリはまだ未練があるようで、ツルは「行ってこい」と送り出す。過去を知っている健は、ツルに止めるように説得する。その間に礼は一人で研究室へ向かってしまう。必死に追いかける健。
礼が研究室に着くと、多田が真剣な眼差しで礼を見つめる。告白をしようと言いかけたその瞬間、健が研究室に入ってきた。間一髪のところで多田の告白を阻止した健だが、心は痛む。しかし礼を諦められない。
その後みんなで花火をし、研究室で飲み直すことになり王様ゲームを始める。王様は多田になった。ゲームのルールを知らない多田はそこで礼に告白してしまったのだ。唖然とする健。礼は満更でもない様子だった。
「結局最後まできっかけとか場所にこだわってこの期におよんでも自分の殻を破れなかった。多田先生は思っているよりもずっとすげぇ人だった」心の中で健は言う。
ショックを隠せないままの健。そしていつものように写真を撮るメンバー。健は式場に戻るのだった。
ラスト・ハレルヤチャンス
現代に戻ると、ツルとエリが付き合っているという。ツルは健に説得され、あの時エリを引き止めることに成功したのだ。ツルが過去を変えたことで未来が変わった。「それなのに自分は…」情けない自分に嫌気がさす健。妖精に「もうタイムスリップはしない」と言う。すると幹雄が健のもとに駆け寄り「この写真以来、タイムスリップしなかっただろ」と一言。幹雄は健が過去に戻ってきていることに気付いていたのだった。「もっと早く知っていれば協力できたのに」と幹雄は続ける。幹雄の協力があれば過去を変えられると思った健は再び戻ることを決意するが、何も変えられずに戻ってきてしまう。そしてスライドショーの写真は最後の1枚に。それは礼が多田からプロポーズを受けた日だった。最後の望みをかけて過去へ戻る健。しかし健が仕事の営業で回っている間に、礼は多田からプロポーズを受けてしまう。それを知った健は礼のもとへ向かう。そしてプロポーズを受けると言う礼に対し「相手のことよくわかんねえのに結婚ってなんだよ。そんなんで結婚するのバカだろ」と健は必死に止める。礼が返してきたのは「こんなにずっと一緒にいるのにケンゾーは何もわかってない」と言う言葉。実はそれは過去に健が浴びた言葉と一緒だった。健は多田のところへ行こうとする礼を後ろから抱きしめ、「行かないでほしい。俺と結婚しろよ」と言うが礼は「どうして今そんなこと言うの?本当に何にもわかってない。何にも」と言い去ってしまう。健は礼のために指輪を用意していたのだが、看板の突起部分にはめて礼を諦めようと決心する。そして礼は多田にプロポーズを受けると伝えたのだった。レストランで多田が礼に指輪をはめているところを偶然健が見ていた。2人は記念写真を撮り、そのフラッシュで健は現代に戻る。
過去へ戻っても何もできなかった健。ついに諦めかけたその時、「それでは、次が最後のお写真です」と司会者が言う。驚く健は幹雄を見る。過去に戻った健に「プロポーズの写真が最後なんてセンスねえ」と言われ、幹雄が仕掛けてくれていたのだった。健は正真正銘、最後の写真にタイムスリップする。
過去では礼と多田の結婚式が迫る中、健は二次会で流すムービー撮影のため、幹雄とツルと一緒に礼の実家を訪れる。
そこで礼の母から昔話を聞かされる。小学生の頃、礼は健と鉄棒で張り合って怪我をしたことがあった。そして健が責任を感じて「僕が責任を取ります。一生礼の面倒を見ます」と言ったのだった。その話を聞くまですっかり忘れていた健。
健の複雑な思いをよそに、その日は多田の受賞パーティーが開かれていた。そのパーティーで健は礼を連れ出してしまう。向かった先は昔通っていた小学校。健は礼にこれまで後悔していることはないのかと尋ねる。礼が高校時代に後悔していたのは健と幼なじみだということだった。「幼なじみでなければもっと素直になれたのに」と。しかし今では「健と出会えたことに心から感謝している」と言う。過去を受け入れ、今としっかり向き合っている礼の姿に健は心を打たれる。そして二人は会場へ戻る。
そんな頃、エリは健が看板に置いてきた指輪を見つける。自分の手元に来たのには意味があると、後に礼に渡すのだった。
涙の告白
現代に戻ると、結婚式が始まる前だった。妖精が気を利かせてくれたようだ。過去で礼の気持ちを聞いた健は、自分もきちんと向き合い礼に素直な気持ちをぶつけようと決意する。そして式が始まり、健は友人代表のスピーチを始める。
「多田さんには申し訳ありませんが、礼が結婚を諦めてくれたらいいと思ったことがあります。礼を連れ去ってしまいたいと思ったこともあります。
14年間、楽しい時も辛いときも苦しい時もずっと一緒に過ごしてきた礼を幸せにできるのは僕しかいないと思っていました。
気に喰わないことがあるとすぐにふてくされる礼を、掃除や仕事をサボっているとすぐに怒り出す礼を、いじっぱりで全然素直じゃない礼を一番知ってるのは僕です。繊細で、仲間思いで、ユニフォームの洗濯がうまくていつもそばにいてくれた礼を一番必要としていたのは僕でした。
でも結局礼の前では素直になれず、いつでも言えると思ってた言葉が一度も言えませんでした。たった一言が一度も言えませんでした。
僕は…僕は礼のことが好きでした。
正直言うと今でも礼のことが好きです。でも礼は今日、多田さんと結婚します。
礼の存在は僕の中ですごく大きかったからこの言葉に辿りつくまでに随分時間がかかってしまいました。礼…結婚おめでとう。幸せになれよ。幸せになんなかったらマジで許さないから」
会場は涙と拍手に包まれる。そして健はそのまま教会へと行く。
会場ではその後スライドショーが流れ、健が変えた写真たちが1枚1枚映し出される。そのスライドショーを見ながら、礼の目には涙が溢れている。その様子を見た多田は礼を別室へと連れて行く。「20歳の誕生日に迷っていたときと同じ顔をしている」と多田に指摘される礼。多田はそんな礼を賭けに誘う。手にボタンを取り、ボタンがない方を選んだらきっぱり諦め、ボタンが入っていたら今の問題をはっきりさせてくるというもの。礼は躊躇いながらも右手を選ぶ。開いた手の中にはボタンがあった。多田に背中を押され、礼は走って健を追いかける。「何やってんだろ」と一人残される多田。実は多田はボタンを両手に持っていたのだった。健を追いかける礼だったが、健はタクシーで走り去った後だった。教会で一人で考え込む礼。エリが見つけた指輪には「REI×KENZO」の刻印があった。それでも素直になれなかった礼。そこに妖精がやって来て「今からでも間に合うと思わないか?」と礼に言う。礼は再び走り出す。その頃、健が乗っていたタクシーがエンスト。健がタクシーを押すハメになる。そこへ「ケンゾーーー!!!」と呼ぶ声が聞こえる。その声の主はもちろん礼。健は振り返って笑顔になるのだった。
『プロポーズ大作戦』の登場人物・キャラクター
主人公
岩瀬健(いわせけん/演:山下智久)/小学生時代(演:北村海斗)
本作の主人公。23歳。周りからは「ケン」と呼ばれているが、幼馴染の礼にだけは「ケンゾー」と呼ばれている。お人好しで子供っぽい性格。学生時代からずっと礼に想いを寄せていたが、意気地がないせいでいつもタイミングを逃してしまい、結局告白できずに終わってしまう。その結果、礼を他の男に取られてしまい、結婚式で後悔することになる。妖精にチャンスをもらってからは、自らの不甲斐なさを反省し、過去を変えるために奮闘する。
吉田礼(よしだれい/演:長澤まさみ)/少学生時代(演:松元環季)/幼少時代(演:橋本くるみ)
本作のヒロインで健の幼馴染。23歳。小学校3年生で健の学校に転校してきた際、健と隣の席になったことで仲良くなった。その時に健が「岩瀬健三年二組」と書かれた消しゴムを「三」と「年」の間でちぎって渡してあげたことから健の名前を「健三(けんぞう)」であると勘違いし、「ケンゾー」と呼ぶようになった。負けん気が強く、意地っ張りなため、恋に関しては不器用。健のことがずっと好きだったがその性格からなかなか素直になれず、まっすぐに自分への思いを告白してくれた多田先生と結婚することに決める。
主人公の友人
榎戸幹雄(えのきどみきお/演:平岡祐太)
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『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。
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50回目のファースト・キス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『50回目のファースト・キス(映画)』とは、本国アメリカのみならず世界中で大ヒットとなったロマンチック・ラブコメディである。記憶障害という難病をテーマに切なく涙かせるシーンもありながら、集結したコメディ俳優たちがハワイを舞台にナンセンスながらクセのあるギャグで始終笑わせてくれる。 二人が揃ってメディアに登場すると今だに大きな話題となるアダム・サンドラー×ドリュー・バリモアの最強コンビの抜群の信頼関係が、最高の映画製作に影響を与えヒット作へと導いている、今もなお根強いファンが多い傑作である。
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のぼうの城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『のぼうの城』とは、和田竜の日本の歴史小説を元にして2012年に公開された映画である。犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。主人公の長親(ながちか)は忍城(おしじょう)城代の息子である。関白秀吉の家臣である三成によって、忍城は開城を迫られていた。しかし長親は世の理不尽に真っ向から対抗するため、三成に相対する。長親は周りの力を借り、ついには三成軍を退けることになった。この作品は時にはしんみりしつつも、長親という「でくのぼう」の奇策によって観た人を気分爽快にさせる歴史映画となっている。
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コンフィデンスマンJP(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『コンフィデンスマンJP』とは、2018年4月9日〜6月11日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21時から「月9」枠で放送された。主要キャストが全員詐欺師となっている。11年ぶりに「月9」の主演に抜擢された長澤まさみが、ダー子を演じる。他に、「月9」初出演の東出昌大はボクちゃん、ベテラン俳優の小日向文代はリチャードを演じる。古沢良太脚本としては、初の"コンゲーム"をテーマとした、痛快エンターテインメントコメディー作品。毎話豪華ゲストを相手に、奇想天外で壮大な騙しあいバトルが見どころである。
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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』とは、2003年に公開された日本の怪獣映画で、ゴジラシリーズ第27作目にあたる。監督を手塚昌明が務め、興行収入は13億円、観客動員数は110万人を集めた。 ゴジラが機龍との戦いで、行方不明になって1年後再び姿を現し日本を襲う。小美人とモスラも日本に現れ、機龍を作る際使ったゴジラの骨を海に返せば、一緒に戦うと宣言。ゴジラとモスラ、機龍の戦いが繰り広げられる。 見所は、以前は敵であったモスラが、今回人間側の味方としてゴジラと死闘を繰り広げるところである。
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ラスト・シンデレラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラスト・シンデレラ』とは2013年4月に22時からフジテレビで放送されたドラマ。脚本を中谷まゆみ、主演を篠原涼子が務めている。彼氏いない歴10年の39歳独身・遠山桜は自分のことに無頓着なおやじ女子だった。そんな彼女の人生は、佐伯広斗との出会いをきっかけに変化し、恋に落ちていく。不器用な桜と肉食系男子の広斗の恋愛や、彼女を取り巻く人々の人間関係を明るく描いており、気軽にみられる大人なラブコメディーである。
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WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』とは、三浦しをんの著書『神去なあなあ日常』を原作として公開された青春映画である。大学受験に失敗した平野勇気は「緑の研修生」という林業研修プログラムのパンフレットを偶然見つける。その表紙の美女に憧れて神去村(かみさりむら)にやってくるが、そこには癖だらけの村人たちが暮らしていた。何度も逃げ出そうとする勇気だったが、次第に林業の魅力にみせられていく。この映画はたくさんの小ネタに笑わせられつつ、森林風景の美しさや人との出会いに感動する物語になっている。
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ガリレオ(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ガリレオ』とは、ガリレオと称される物理学者・湯川学を主人公とした東野圭吾の連作推理小説。小説を原作にフジテレビ系の月9シリーズにて連続ドラマとして映像化された。主演は福山雅治。 湯川の大学の同級生である警視庁の刑事草薙から、湯川が事件の相談を受けるところから物語は始まる。事件捜査には興味がない湯川だが、人の頭部だけ燃える、見えるはずのないものが見えたなど、一見すると超常現象とも取れる不可解な事件に対し科学者として興味を持った時にこれらの謎の解明に挑む。
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野ブタ。をプロデュース(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『野ブタ。をプロデュース』とは、2005年に日本テレビ系で放送されていたドラマで、作家・白岩玄の小説が原作。原作ではいじめられっ子の男子高生をプロデュースするが、ドラマでは女子高生をプロデュースする。 主演は亀梨和也。その他、山下智久や堀北真希などが出演している。クラスで人気者の高校生・桐谷修二が草野彰と共に、いじめられっ子の小谷信子を人気者にプロデュースする物語である。亀梨と山下が演じる修二と彰はユニットとしてデビューし、主題歌『青春アミーゴ』がミリオンヒットした。
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エルピス —希望、あるいは災い—(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『エルピス —希望、あるいは災い—』とは、主人公である女子アナウンサーの浅川恵那とディレクターの岸本拓朗が、冤罪の証拠を探すドラマである。経済界の大物の策略で死刑囚となった男の冤罪を希望を見出しながら立証していくのだ。圧力に屈したくない拓郎と、自分の地位を守りたい恵那の葛藤も描いていて、災いや希望が渦巻く中で懸命に生きていくヒューマンストーリー。平均視聴率は6.3%で、最終回は5.5%である。
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カムカムエヴリバディ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。
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引っ越し大名!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『引っ越し大名!』とは、土橋章宏原作小説の『引っ越し大名三千里』をもとにした、2019年に公開された時代劇映画である。監督は犬童一心。姫路藩の書庫番・片桐春之介は、藩の国替えに伴い「引っ越し奉行」に任命されてしまう。しかし春之介には国替えの経験が全く、幼馴染の鷹村源右衛門や前引っ越し奉行の娘・於蘭の力を借りて引っ越しの成功へ向けて奔走する。この作品は、引っ込み思案な春之介が国替えという一大事に直面し、成長していく姿がコメディ調に描かれている。
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VIVANT(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『VIVANT』とは、は2023年7月から同年9月までにTBS系「日曜劇場」枠で放送されたアドベンチャードラマ作品。サラリーマンの乃木憂助は、自身にかけられた誤送金の疑いを晴らすためバルカ共和国に向かう。バルカの地で乃木を巻き込んだ自爆テロ事件は、やがて暗躍する国際テロ組織、そして乃木の正体へと繋がっていく。国内外から集結した豪華俳優陣やモンゴルで撮影された大スケールの映像、そして、予想を超える展開が連続するストーリーが見どころとなっている。
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オールドルーキー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『オールドルーキー』とは、2022年6月から9月まで放送されたスポーツマネジメントをテーマにしたテレビドラマ。主演はサッカー選手の新町亮太郎を演じた綾野剛。サッカーしか取り柄のない元サッカー日本代表選手の新町亮太郎が引退後にスポーツマネジメントの世界に飛び込み、様々なアスリートの代理人としてマネジメントに奮闘していくストーリー。スポーツ選手のセカンドキャリアへの挑戦がテーマとなっている。Jリーグと公益財団法人日本サッカー協会が製作協力として関わっており、随所に実在のスポーツ選手が出演している。
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テセウスの船(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『テセウスの船』とは竹内涼真主演の、2020年に制作されたヒューマンミステリードラマである。田村心は1989年に発生した「音臼小無差別殺人事件」の犯人・佐野文吾の息子として身を隠すように生きてきた。ある日心は故郷の音臼村を訪れるが、突然濃霧に飲み込まれ、自分が生まれる前の音臼村にタイムスリップしてしまう。そこには警察官として誠実に生きる父・文吾がいた。父親の無罪を確信した心は、事件を防ぎ、文吾を陥れた犯人を突き止めるべく立ち上がる。いくつもの謎が見る者を翻弄する、泣ける本格ミステリーである。
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マイファミリー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『マイファミリー』とは2022年にTBSの日曜劇場で放送されたドラマである。二宮和也と多部未華子が演じる夫婦の子どもが誘拐されるところから物語は始まる。誘拐の方法が過去に隠蔽された誘拐事件と似ていたことから、当時かかわっていた警察関係者も動き出す。家族、警察、犯人の思いが交錯したストーリーから目が離せないと、最終回まで話題となったノンストップファミリーエンターテイメントである。
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目次 - Contents
- 『プロポーズ大作戦』の概要
- 『プロポーズ大作戦』のあらすじ・ストーリー
- ハレルヤチャンス
- 過去を変えたら未来も変わる?!
- すれ違う2人
- ラスト・ハレルヤチャンス
- 涙の告白
- 『プロポーズ大作戦』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 岩瀬健(いわせけん/演:山下智久)/小学生時代(演:北村海斗)
- 吉田礼(よしだれい/演:長澤まさみ)/少学生時代(演:松元環季)/幼少時代(演:橋本くるみ)
- 主人公の友人
- 榎戸幹雄(えのきどみきお/演:平岡祐太)
- 奥エリ(おくえり/演:榮倉奈々)
- 鶴見尚(つるみひさし/演:濱田岳)
- 主人公が通う学校の教師
- 多田哲也(ただてつや/演:藤木直人)
- 伊藤松憲(いとうまつのり/演:松重豊)
- その他
- 妖精(特別出演/演:三上博史)
- 吉田太志(よしだふとし/演:夏八木勲)
- 吉田貴礼(よしだたかのり/演:森本レオ)
- 吉田礼奈(よしだれいな/演:宮崎美子)
- 西尾保(にしおたもつ/演:菊池健一郎)
- 根津重人(ねづしげと/演:渡部豪太)
- 御法川潤蔵(みのりかわじゅんぞう/演:山崎樹範)
- 松木優子(まつきゆうこ/演:原史奈)
- ジオ・ゲルグーグ(演:トラオレ・イッサ)
- ゲスト出演
- タクシー運転手、大学の職員/酒井敏也
- 甲子園予選主審/ト字たかお
- 三島宏/杉浦大介
- 結婚式受付/南好洋
- 結婚式受付/平良千春
- キャメロン/松本莉緒
- 長瀬美沙/星井七瀬
- 仁王淳治/小林且弥
- 郵便局員/樋渡真司
- ほらっち/ホラン千秋
- 安田係長/小倉久寛
- 映画監督/半海一晃
- 下畠社長/椎名泰三
- ハンバーガー店の客/アントニオ小猪木
- 『プロポーズ大作戦』の用語
- ケンゾー
- ハレルヤチャンス
- ランディバース
- 『プロポーズ大作戦』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 吉田太志「後悔するなよ。いつも明日が来ると思ったら大間違いだ。明日やろうは馬鹿野郎だ」
- 妖精「大事なことは過去を嘆く今ではなく、今を変えようとする未来への意思だ」
- タイムスリップを終えた後、礼に14年間の思いの丈をありのままぶつける健のスピーチ
- 『プロポーズ大作戦』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- デビュー前のみやぞんがドラマにエキストラとして参加
- 本作の主人公役・山下智久が主演を務めたドラマ『クロサギ』へのオマージュ
- 児玉清のクイズ番組『パネルクイズ アタック25』のパロディ
- 『プロポーズ大作戦』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):桑田佳祐「明日晴れるかな」
- 挿入歌:MONGOL800「小さな恋のうた」