ずっとあなたが好きだった(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ずっとあなたが好きだった』とは1992年7月より放送を開始したTBS系列の「金曜ドラマ」枠のテレビドラマ。エリートサラリーマン・冬彦は実はマザコンだった。知らずにお見合い結婚した美和は、結婚後冬彦の不気味な行動に日々悩む。そんな中初恋の彼と再会し、2人の歯車は再び動き出す。それを知った冬彦の歪んだ愛が美和を苦しめる。流行語にもなった「冬彦」のキャラクターが注目を浴びた恋愛ドラマ。
『ずっとあなたが好きだった』の概要
『ずっとあなたが好きだった』とは1992年7月3日から9月25日までTBS系列の「金曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマである。脚本は君塚良一で、最高視聴率は34.1%を記録する大ヒット作品。佐野史郎(さのしろう)が演じる桂田冬彦(かつらだふゆひこ)の数々の奇行と野際陽子(のぎわようこ)が演じる冬彦の母の息子への異常な溺愛が話題になった。
また当時「冬彦さん」が流行語となり、マザコン男性の事を「冬彦さん」と言い表すほど世間では冬彦さん現象と呼ばれるブームが巻き起こった。
サザンオールスターズが歌う主題歌の『涙のキッス』も大ヒットし、サザンオールスターズとして初のミリオンセラーを記録した。
エリートサラリーマン・桂田冬彦とお見合いをした西田美和(にしだみわ)。幸せな結婚生活を送れると思っていたが、結婚後冬彦がマザコンで、夫婦生活も拒否をする男性だと分かり後悔する。同時期に初恋の彼・大岩洋介(おおいわようすけ)と再会をした美和の心は揺れ動く。美和の結婚生活がうまくいっていない事を知った大岩は、美和とやり直そうと決意する。美和の心も大岩に傾き再び両想いになった2人だが、冬彦と姑が離婚を認めず美和を苦しめていく。
『ずっとあなたが好きだった』のあらすじ・ストーリー
エリートサラリーマンと初恋の彼
29歳になる西田美和(にしだみわ)は、新高輪プリンスホテルの結婚式場で働いているOL。実家は仙台市にある和菓子屋を営んでいる。ある日父から強引にお見合いを勧められる。お見合い相手は、桂田冬彦(かつらだふゆひこ)という東大卒のエリートサラリーマン。
お見合いは仙台で行われた。冬彦は美和を高校の時から好きだった海岸に連れて行く。大学の時にラグビーをしていたと美和に話す冬彦。美和は高校の時からラグビーが好きだったので、その話で盛り上がる。そして、美和が高校の時に好きな選手にぬいぐるみのお守りを渡した話をして2人は気まずい雰囲気に。しかし冬彦は、東京に戻ったらまた会ってほしいと美和に伝えた。
冬彦と別れた後、美和は通っていた高校に寄る。グラウンドに行くと、ラグビーの練習を熱心に見ている1人の女子生徒がいた。彼女を見ていると昔の自分と重なった。美和がグラウンドに目を向けると、そこに初恋相手の大岩洋介(おおいわようすけ)の姿が。驚く美和に大岩も美和に気づき、声をかけてきた。
12年ぶりに再会する2人は、高校の時に付き合っていた。2人は歩きながら、昔話で盛り上がった。
大岩は現在、東京のサントス建設実業団のラグビーチームでラグビーをしていて、週末は仙台に来て学生を指導している。大岩がまだ独身だと知った美和は、自分のお見合い話をしなかった。
東京に戻った美和は、冬彦と会う事に。冬彦は結婚後は仕事を辞めて家庭に入ってほしい事や、姑との同居はしない事など結婚の話を具体的にしてきた。そして冬彦は「もう僕は君を愛している。今の君が僕を愛していなくてもかまわない。結婚してから僕を愛せると思いますか?」とプロポーズした。美和は結婚を決意する。
結婚式当日、ウエディングドレス姿の美和が参列者に挨拶している時だった。隣の式場で友人の結婚式に出席していた大岩の姿が偶然、美和の目の前に現れた。驚く2人だったが大岩は美和に「おめでとう」と伝えた。
不穏な結婚生活
美和と冬彦の新婚生活が始まった。結婚後わがままな面が出てきた冬彦は、美和の作る料理の味付けまで文句を言うようになる。さらに結婚後2週間も経つのに冬彦は手も握ってこない。悩んでいた美和は友人・北野知子(きたのともこ)に相談した。知子は冬彦が性的に不能な人か、もしかしたらゲイの可能性もあるから美和から誘ってみて反応を見た方がいいとアドバイスをしてくれた。
美和はその日冬彦を誘おうと思っていた。しかし冬彦が帰ってきた時に、部屋に飾っていた花を捨てるように言われる。美和はよかれと思って飾っていた花だが、冬彦は花の匂いが嫌いだった。美和は冬彦の言い方がきつかったせいもあり、思わず泣いてしまう。美和の涙に動揺した冬彦は、初デートで行ったレストランに行こうと提案する。
その後美和が、冬彦のベッドに行っていいかと尋ねるが無視される。美和は諦めずに、冬彦の手を握ろうとするが振り払われてしまう。そのまま冬彦は寝てしまうが、拒絶された美和はショックを受ける。
次の日姑・桂田悦子(かつらだえつこ)が家に遊びに来る。冬彦のためにクラシック音楽などを聞いて知的な趣味を身につけてほしいと言われる。そして今日の2人の食事にも一緒に行くと言い出したので、美和は「今夜は2人で」と断った。
約束の時間になってもレストランに現れない冬彦。美和は心配になって家に電話をすると冬彦が出た。美和が悦子に今夜の食事を断っていた事に冬彦は怒っていた。美和が母親にひどい事をしたので、レストランには行かないと冬彦は言った。
一人さみしそうに歩いている美和を見つけた大岩が駆け寄ってきた。美和は大岩に愚痴をこぼした。高校の時美和と大岩が朝帰りをした日に、大岩のファンだった女の子がショックで自殺をした。その事で美和は親に迷惑をかけたので、お見合いも断る事ができなかった。そのまま親の言う通りの相手と結婚してしまった事に後悔していると言う美和。大岩はあの事件は美和のせいではないから忘れて幸せになるようにと言う。そして今度は西田のお守りになってやると言った。美和は大岩のその言葉で元気づけられた。
ある日友人・知子が美和の事が気になってやって来た。知子は酔ったフリをしながら冬彦に女は愛されている実感がないと不安になるから、行動で示すようにと伝えた。さらに付け加えて「早く赤ちゃんを抱かせてくださいね」と言って帰った。知子をマンションの外まで送った美和が部屋に戻ると、カーテンが引き裂かれていた。冬彦は自分の部屋に閉じこもり、知子みたいな下品な友達と付き合うなと部屋の中から美和に伝えた。ドアの前で美和は自分達は夫婦なのになぜ何もしないのかと訴えた。しかし冬彦から返ってきた言葉は、「まだ妻だと認めていない。僕の言う通りの妻になっていない。君が淫乱だとは知らなかった」だった。
次の日冬彦は仕事でイラついていたからあんな事をしたと言うが、美和は実家に帰ると言う。1日だけという約束で美和は実家に帰った。実家に着いた美和を待っていたのは、姑・悦子だった。冬彦は美和を怒らせてしまったと悦子に相談していたのだ。美和は父親から我慢が足りない、わがままだと言われてしまう。さらに泊まらず東京に帰れと言われる。美和は部屋にあったスクラップブックとアルバムをかばんに入れて帰る支度をした。
新幹線に乗ろうとした時に大岩を見つける。大岩と食事に行き、そのまま2人で海岸へ。夜明けまで2人でいたが、それぞれの家に帰る。
帰宅すると冬彦はゲームをしながら、美和の昨日の行動を話し始めた。冬彦はずっと美和をつけていたのだ。さらに美和が目を離している隙に、大事なスクラップブックも燃やされていた。美和は冬彦のあまりにもひどい行動に耐えきれず、荷物をまとめてマンションから飛び出した。冬彦はその場から動かず、唇を震わせながらうめき声をあげた。
家を飛び出した美和は知子の家に身を寄せていた。美和は離婚を決意し、新居と仕事を探す事にした。住む家も、仕事も無事に決まった美和。そんな中美和の父から連絡があって、美和と父、冬彦と悦子の4人で話し合う事になった。美和は3人の前で離婚をすると言うが、3人から離婚を認めてもらえなかった。
美和の父親は銀行から融資を受けていて、その銀行の支店長は冬彦の父の部下にあたる。そうした事情があり、美和の父は悦子に頭が上がらなかった。そのため簡単に離婚を認めるわけにはいかなかった。
結婚生活のやり直しのはずが
ある日美和の元に家庭裁判所から通知が届く。夫婦同居の義務に違反しているという理由で同居の調停を冬彦側が求めてきた。調停では、美和の言い分は聞き入れてもらえなかった。美和はすぐに離婚したかったが、大岩との不貞行為を働いたと疑いをかけられる。美和は大岩に迷惑をかけたくなかったので、今後大岩と会わないと念書を書く。さらに悦子は、美和の父に美和が3日以内に戻らなかったら融資を打ち切るよう支店長に言うと脅した。
その頃冬彦は勤めている銀行で3000万ドルの損失を出してしまう。美和がアパートに戻ると、玄関に分厚い封筒が挟まれていた。中身を見るとビデオテープで再生すると冬彦の姿が映っていた。ビデオの内容は銀行を辞めた事、母親の言いなりにならず一から出直す事、そして美和への告白だった。
そして続く調停で冬彦は悦子にもう辞めようと言い出す。自分達の事は放っておいてくれと言い、美和と2人になる。冬彦は今までの事を反省していて、生まれ変わるから一緒にいてほしいと美和に伝えた。美和はそんな冬彦を見て、もう一度やり直してみようと思った。
アパートに戻った美和の元に大岩から電話があった。美和が冬彦とやり直す事を伝えると、大岩は応援してくれた。大岩は美和のアパート近くの公衆電話から電話をしてきていた。それに気づいた美和は、大岩が公衆電話に置いて行ったお守りのぬいぐるみを取りに行く。
次の日美和は冬彦がいるマンションへ戻った。冬彦が出迎えてくれ、その夜2人はついに初夜を迎えた。冬彦は人が変わったように優しくなり、朝食も文句を言わずに食べてくれるようになった。
一方大岩は、ラグビーチームが廃部になる事が決まっていた。大岩は仙台で監督をする話があったが、その話を断り会社に残る事にした。そこで大岩は恋人である・中井律子(なかいりつこ)にラグビーのグラウンドでプロポーズをする。
ある日冬彦は美和のかばんから、大岩が持っていたお守りのぬいぐるみを見つける。母・悦子と連絡していなかった冬彦だが、悦子が調べて冬彦の新しい職場に訪ねてきた。冬彦はお守りの事が気になっていたので悦子に相談する。悦子は息子を不憫に思い、直接美和に振り回すのはやめてくれと言いに行く。
冬彦は律子に接触する。そして美和と大岩を含めた4人で食事会をしようと提案。4人での食事会の席で冬彦はお守りのぬいぐるみの事を大岩に聞く。すると大岩は必要ないから美和に返したと答えた。さらに冬彦は美和との性生活がうまくいってない事を言い、どうすればいいのか大岩に尋ねた。大岩は激怒して帰ってしまう。美和もそんな冬彦を冷たく見下した。帰ると冬彦は酔っていてあんな事を言ってしまったと美和に謝罪をした。
悦子は大岩と律子に会いに行く。美和が書いた念書を大岩に見せ、美和と会うのは今後辞めるように言うが大岩は言い返さなかった。大岩はやり直すと言っていた美和が本当に幸せなのか気になったので、冬彦の会社を訪れた。冬彦に美和を信じるように言うが、冬彦は自分より美和の事を理解している大岩に嫉妬する。大岩には絶対美和を渡さないと言う冬彦だったが、大岩はある決断をする。
本当の気持ちと妊娠
夜中のグラウンドで大岩は律子の兄でラグビー部の監督・中井健治(なかいけんじ)と会う。そして律子と結婚できないと健治に頭を下げた。律子の事は本気だったが、美和と再会して昔の気持ちが蘇ってしまったと健治に伝える。健治は大岩に殴りかかり雨の中殴り合いになってしまった。
大岩は美和に電話し、美和は大雨の中大岩に会いに行く。そこで大岩から高校の時からずっと好きだと告白され、冬彦と別れるように言われる。自分も好きだと言う美和の前に、律子が現れる。その時だった、美和はつわりに襲われる。美和のお腹にも冬彦との子供が宿っていた。美和は妊娠した自分が大岩を好きになったらダメだと伝え、大岩に帰るように言う。美和が家に帰ると冬彦が帰っていた。美和は妊娠した事を冬彦に告げたが、自分の子供ではないと否定する。お腹の子供は大岩との子供だと思っている冬彦は、おろすように美和に言った。
美和はショックを受け、実家に帰る。両親は妊娠がわかり大喜びをしていたが、美和は離婚すると宣言した。その頃冬彦は、大岩の練習場に行っていた。お腹の子供が大岩の子供か確認するが、大岩はラグビーボールを投げつけ怒った。
美和の実家に冬彦と悦子が妊娠のお祝いにやって来た。しかし美和はみんなの前で離婚すると言った。冬彦が他の男の子供だからおろせと言った事が、美和には殺せと聞こえ子供を育てる自信がないと告げた。それを聞いた冬彦は、「今は自分の子供だと思っている。美和の事を信じるから、子供と3人で幸せな家庭を作ろう」と言った。
東京に戻った美和は、冬彦に離婚を迫る。しかし冬彦からは子供を殺すのかと言われ、さらに「また人を殺すのか。こわい女だな」と言われてしまう。そのまま冬彦は部屋に閉じこもってしまったので、美和はドアに離婚届けを挟んだ。
その頃大岩は律子に別れを告げていた。その後偶然美和に会い、子供を一緒に育てようと言う。そのまま美和は大岩の家に行く。翌日美和の父が大岩の家に来た。大岩の事が嫌いな父は美和と2人で話をするため外に出た。父は冬彦とはもうダメなのかと尋ねた後、仙台に帰ってこないかと提案した。
律子は会社を無断欠勤し、大岩の部屋にある自分の荷物を取りに行っていた。美和に会った律子は、もし自分が妊娠していたら大岩は何と言っただろうと告げ部屋から出て行った。
大岩が帰ってきて晩ご飯を食べようとした時、今度は悦子がやって来た。今なら冬彦が離婚の話し合いをするから、一緒にマンションに来いと言うのだ。悦子とマンションに戻った美和の前には、木馬に乗った冬彦の姿が。そして悦子からこの部屋から一歩でも出たら父親の店の融資は止めると脅される。
美和は冬彦の部屋で軟禁状態のままだった。大岩に連絡しようと、電話をすると出たのは律子だった。律子はろれつがまわらない状態で、様子がおかしかった。美和は異変に気づき、悦子を無視して大岩の部屋に駆けつけた。そこにはリストカットした律子が血まみれになって倒れていた。発見が早かったので、律子の命は助かった。意識を取り戻した律子は、美和に妊娠したと嘘をついて申し訳なかったと大岩に言った。
初恋は忘れられない
大岩の最後の試合の日、美和は応援のため会場に来ていた。冬彦も密かにその会場にいて、美和の事を見ていた。そして冬彦はある決断をする。
美和は離婚の話しをするために冬彦のマンションに行った。部屋で冬彦と悦子が待っていた。ついに冬彦から「離婚してやる。子供もいらない」と言われた美和。続けて美和の事を最初から愛してなかったと冬彦は言った。悦子は猛反対する。そして美和にこの家で子供を産ませるように言い、自分の言う事さえ聞いていればいいと冬彦に言った。さらに悦子は、「今まで欲しいものはなんでも買ってあげたでしょ。美和さんだって同じよ。お母さんが結婚させてあげたの。それを勝手に捨てたら許しません」と怒りながら言った。それを聞いた冬彦は、「美和は違うよ。こうゆう物とは違うんだ。」と言いながら、突然パソコンや蝶の標本の入ったガラスケースを投げつける。泣きながら悦子に近づいた冬彦の手には、割れたガラスがあった。悦子に抱きつく冬彦は、手に持っていたガラスで悦子のお腹を刺す。冬彦はそのまま泣き崩れた。
悦子は一命を取り留めた。冬彦は自ら警察に電話をして自首した。美和の父が事件の事を知ってすぐに駆けつける。美和と2人で悦子の病院に行くと、孫はいらないから冬彦にはもう会わないでくれと言われる。最後に悦子は、冬彦はずっと前から美和の事が好きだったと語った。美和は冬彦の面会に訪れた時に、気になっていた悦子の言葉を尋ねた。冬彦は小学生の時勉強ばかりで、友達もいなかった。その頃父と一緒に美和の実家の和菓子屋を訪れた時に初めて美和を見た。美和をかわいいと思い、初恋の人になった。しかしその事を美和に告げると、大岩と美和の関係を認めてしまう事になるから黙っていたのだ。冬彦は美和に離婚届けを渡し、幸せになってほしいと言って面会を終える。
会社に辞表を出した大岩は、九州で選手として再出発する事になった。そこで美和とお腹の子供と一緒に家族になる事を決意。やっと2人はずっと好きだった相手と結ばれる事になった。
『ずっとあなたが好きだった』の登場人物・キャラクター
主要人物
西田美和(にしだみわ/演:賀来千香子)
仙台市出身で和菓子屋の一人娘。高校の時ラグビー部のマネージャーしていて、キャプテンだった大岩と交際。しかし大岩のファンだった女の子が自殺をしたため、大岩と別れる。東京の短大卒業後に、新高輪プリンスホテルの結婚式場に就職。29歳で父親の強引な勧めで冬彦とお見合いする。しかし同時期に大岩と再会するが冬彦と結婚して桂田美和(かつらだみわ)になる。結婚後冬彦のマザコンと夫婦生活がない事に不満に思う。度重なる冬彦のひどい言動に耐えかねて妊娠していたが離婚を決意。離婚後大岩と再婚し2児に母親になる。
桂田冬彦(かつらだふゆひこ/演:佐野史郎)
東京大学卒業のエリート銀行員。しかしマザコンで母親の言う通りに行動する。美和は初恋の相手だったが愛し方がわかっておらず、結婚生活がうまくいかない。大岩に対する嫉妬で美和に暴言を吐いたり嫌がらせをする。さらに美和の行動を常に監視する。仕事でトラブルを起こし損失を出してしまったので銀行を辞める。美和との結婚生活をやり直そうとするが、嫉妬で美和を再び傷つけてしまう。離婚に反対する母・悦子に反抗し、母親のお腹をガラスの破片で刺す。美和と離婚した後、再びお見合いで再婚する。
大岩洋介(おおいわようすけ/演:布施博)
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目次 - Contents
- 『ずっとあなたが好きだった』の概要
- 『ずっとあなたが好きだった』のあらすじ・ストーリー
- エリートサラリーマンと初恋の彼
- 不穏な結婚生活
- 結婚生活のやり直しのはずが
- 本当の気持ちと妊娠
- 初恋は忘れられない
- 『ずっとあなたが好きだった』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 西田美和(にしだみわ/演:賀来千香子)
- 桂田冬彦(かつらだふゆひこ/演:佐野史郎)
- 大岩洋介(おおいわようすけ/演:布施博)
- 桂田悦子(かつらだえつこ/演:野際陽子)
- 中井律子(なかいりつこ/演:宮崎ますみ)
- 西田常雄(にしだつねお/演:橋爪功)
- 西田春子(にしだはるこ/演:高田敏江)
- 北野知子(きたのともこ/演:中村久美)
- 中井健治(なかいけんじ/演:小沢仁志)
- 浅井なつみ(あさいなつみ/演:坂井真紀)
- 高田幸治(たかだこうじ/演:田辺誠一)
- 益田行雄(ますだゆきお/演:増田由紀夫)
- 佐藤和也(さとうかずや/演:長澤ユキオ)
- 北野啓一(きたのけいいち/演:明石家さんま)
- 久保田(くぼた/演:伏見哲夫)
- 福井(ふくい/演:立石涼子)
- 井上(いのうえ/演:山崎満)
- 宇津井慎二(うついしんじ/演:大石吾朗)
- 飯島弁護士(いいじまべんごし/演:深水三章)
- 『ずっとあなたが好きだった』の用語
- 会社
- 新高輪プリンスホテル
- サントス建設
- ソレイユファイナンス
- その他
- お守りのぬいぐるみ
- 『ずっとあなたが好きだった』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 桂田冬彦「美味しかったよ。でも味噌汁はひどかったな。味噌変えて。母に聞くといい」
- 桂田冬彦「僕はまだ君を妻だと認めていない。僕の言う通りの妻になっていない。君が淫乱だとは知らなかった」
- 桂田冬彦「小学校3年の時初めて君を見た。いつも笑ってて可愛かった。美和は僕の初恋の人でなんだかずっと好きで、ずっと忘れられなくて」
- 西田春子「もうやめなさい、自分をだますの。お母さんちっともうれしくないわ。もっと自分に正直になって、堂々としてていいの。」
- 西田(桂田)美和「私はそう思わない。人生はやり直せると思う、勇気さえあれば。だって人生は一度きりでしょ。お腹の子にまで嘘をつくことになるもの」
- 桂田悦子「あなたの欲しいものはなんでも買ってあげたでしょ、蝶の標本も。美和さんもお母さんがあげたの。勝手に捨てたら絶対に許しませんよ」
- 『ずっとあなたが好きだった』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 本番当日に突然用意された木馬
- 冬彦の「んんん」と唇を歪めてうなる演技は自身の子供の表情がヒント
- 冬彦の指から出血した時悦子が自らの口で止血したシーンは野際陽子のアドリブ
- 役者達は次のシーンのために夜中に自宅の固定電話で話し合い
- 『ずっとあなたが好きだった』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:サザンオールスターズ「涙のキッス」