青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。
『青天を衝け』の概要
『青天を衝け』とは2021年2月から12月までNHKで放送された、大河ドラマ60作目となる作品である。
幕末から昭和を生き、明治以降に実業家として活躍し「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一(しぶさわえいいち)の生涯を描いている。
タイトルの『青天を衝け』は、渋沢栄一が青年期に詠んだ漢詩の一節から取られた。
主人公である渋沢栄一を演じたのは映画『キングダム』などで人気の吉沢亮で、平成生まれ初の大河主演俳優として話題となった。
また栄一の妻千代(ちよ)を橋本愛、栄一の従兄である渋沢喜作(しぶさわきさく)を高良健吾、栄一と喜作が仕える徳川幕府15代将軍の徳川慶喜(とくがわよしのぶ)を元SMAPの草なぎ剛がハマリ役として演じている。
脚本はNHKの朝ドラ『風のハルカ』や『あさが来た』などを手がけた大森美香が担当した。
幕末の武蔵国(現在の埼玉県)の血洗島(ちあらいじま)の農民として生まれた渋沢栄一は一橋家に仕官し、一橋慶喜を支える志士として活躍する。その後フランス留学で資本主義の仕組みを学び、明治政府の一員として改革を行う。在野に下った後は実業家として日本の経済界を牽引していく姿が描かれた。
新型コロナウイルス感染症のため前年の『麒麟がくる』が2021年の2月7日に最終回を迎えたことで、『青天を衝け』の初回放送は2月14日となった。2月始まりの大河ドラマは今作が初となった。
また2021年の7月〜9月の期間中は東京オリンピック・パラリンピックの放送で5週分の放送が休止され、合計で41話の放送となっている。
『青天を衝け』は第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で主演男優賞を吉沢亮が、助演男優賞を草なぎ剛が受賞したほか、エランドール賞、ギャラクシー賞など多数の賞を受賞している。
『青天を衝け』のあらすじ・ストーリー
農家の息子から武士へ
幕末の武蔵国(現在の埼玉県)の血洗島村に藍玉や養蚕を扱う農家の子として生まれた渋沢栄一(しぶさわえいいち)は、父や母、同じ村に住む従兄弟たちとのびのびと育っていた。よく口が回り頭の回転も早い栄一は、しばしば大人を困らせていた。
ある時血洗島がある岡部藩に罪人が送り込まれることを聞いた栄一は、従兄の喜作(きさく)とその罪人を一目見ようと陣屋に忍び込む。そこで出会った高島秋帆(たかしましゅうはん)から日本を取り巻く西洋諸国の脅威を聞き、幼いながら日本の行く末を考えるようになる。
栄一たちの村の一番のイベントは村祭りでの獅子舞だったが、祭り当日に岡部藩の代官、利根吉春(とねよしはる)から急な工事に100人の労役を申し渡される。武士である利根の傲慢な要求に、身分制度の理不尽さを知った栄一だった。
少年となった栄一は父の仕事を手伝いつつ、従兄である尾高惇忠(おだかじゅんちゅう)に学問や剣術を習いながら過ごしていた。父と一緒に江戸に行った栄一は商人たちの活気にあふれる姿に感銘を受ける。そこへ浦賀に黒船が現れたという噂が入り、江戸は大騒ぎとなる。
黒船に乗って現れたペリーは日本に開国を迫るが、徳川幕府は国書は受け取ったものの回答は1年後にすると返事をする。
半年後再び現れたペリーは開国を強く迫り、日米和親条約が結ばれる。朝廷の許しを得ず条約を結んだ徳川幕府に反発する声は多く、栄一もその中の1人だった。国内には外国人を排除する攘夷(じょうい)の風潮が強くなり、幕府の代わりに朝廷による政治を求める尊王(そんのう)思想も広がっていった。
そんな中青年となった栄一は、従妹で尾高惇忠の妹である千代(ちよ)と想い合うようになる。同じく千代に思いを寄せる喜作と剣術の勝負をするが、栄一は負けてしまう。しかし千代の想いに気づいた喜作は自ら身を引く。
千代と仲のいい夫婦として暮らしていた栄一だったが、日本は諸外国に占領されるのではという国を憂う気持ちを次第に持ち始める。
攘夷運動に傾倒した栄一は、喜作とともに横浜にある外国人居留地の焼き討ちを計画する。しかし先んじて京都で攘夷活動に身を投じていた従兄の尾高長七郎(おだかちょうしちろう)は薩英戦争の敗北や京で起こった八月十八日の政変などの情報から、攘夷の無謀さを感じ取っていた。血洗島に帰ってきた長七郎は栄一と喜作を必死に止める。焼き討ちを思いとどまった2人は、危険人物として幕府から追われる身となってしまう。
村を離れ京に向かった2人が出会ったのが、当時次期将軍として期待されていた一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ)の側近・平岡円四郎(ひらおかえんしろう)であった。平岡に見込まれた2人は一橋家の家臣に誘われるが、栄一は「直接慶喜に意見を申し上げたい」と言う。慶喜の遠乗り中に面会を許された栄一は慶喜の明晰さに打たれ、一橋家の家臣となることを決める。
一橋家の家臣となった栄一と喜作は篤太夫(とくだゆう)、成一郎(せいいちろう)という名前をもらう。
一橋家家臣となった渋沢篤太夫
一橋家の家臣となった篤太夫に与えられた最初の任務は、大阪で薩摩藩の折田要蔵(おりたようぞう)に近づき、薩摩藩の動きを探ることであった。折田は自分の肩書を自慢するだけの見掛け倒しの人物だったが、そこで篤太夫は西郷隆盛(さいごうたかもり)と出会う。朝廷や幕府ではなく一橋慶喜こそが日本の政治をとるべきだと熱弁する篤太夫に、西郷は篤太夫を見出した平岡円四郎は面白い人物だと語る。しかしあまりにも先が見えすぎる平岡のような人物は、命を狙われる恐れがあると篤太夫に忠告するのだった。
大阪から京に戻った篤太夫の次の任務は、さらなる優秀な人材を一橋の家臣とするために成一郎とともに関東に行くことであった。
2人を見送りにきた平岡は、侍だけが生きる道ではなく、篤太夫のような商売を得意にする人間がいてもいいと話す。「だから渋沢、お前はお前のまま生き抜け、必ずだ、いいな」と平岡は2人を送り出す。
京都では禁裏御守衛総督に一橋慶喜、京都所司代に慶喜の弟である桑名藩の松平定敬(まつだいらさだあき)、京都守護職に会津藩の松平容保(まつだいらかたもり)が任命され、幕府の力が強まっていた。
そんな中攘夷派浪士が京に火を放つ計画を立てていた池田屋を、会津藩預かりの新選組が襲撃する。浪士の中には水戸藩出身者も多く含まれており、浪士たちの恨みは慶喜と平岡に向かうことになった。
ある日護衛が隙を見せたところ、平岡は2人の水戸藩士に暗殺される。その知らせを篤太夫と成一郎は江戸で聞き、茫然とする。
しかし平岡から「自分のできることをやれ」と言われた篤太夫は、一橋家の財政を豊かにすることを自分の務めと考える。備中の一橋家の木綿の価格を上げたり、藩内に流通する紙幣である銀札を作ることに篤太夫は力を注いだ。
京都では暴発した長州藩に対して、幕府と薩摩藩の連合軍による戦いである禁門の変が起こり、長州藩は敗北する。また水戸で攘夷のために戦っていた天狗党も降伏し、攘夷活動の限界が見え始めていた。攘夷を諦めた長州藩や薩摩藩は、今度は幕府を倒して新しい政府を作ろうという動きに変化していった。
しかしその頃長州征伐のために京都に入っていた14代将軍徳川家茂(とくがわいえもち)が病死し、慶喜が15代将軍となってしまう。幕府を倒して慶喜中心の政治にすることを夢見ていた篤太夫は、幕府を支える幕臣になってしまったことに落胆した。
多くを学んだパリでの滞在
幕臣となったことに落胆しながらも、慶喜のために働くと決めた篤太夫を、慶喜は幕府を代表してパリに行く使節の財政担当に推薦する。
二つ返事で了承した篤太夫は、血洗島の千代に手紙を送り千代の弟の平九郎(へいくろう)を見立て養子として迎えた。
慶喜の名代としてパリに行くのは慶喜の弟である徳川昭武(とくがわあきたけ)であった。昭武を団長とするパリ万博使節団は横浜からパリに向け出港した。
篤太夫は幕府勘定方の小栗忠順(おぐりただまさ)から、もう1つの任務を託される。それはフランスから幕府への600万ドルの借款であった。必ず成し遂げてみせると篤太夫は小栗と約束し、船上の人となる。
パリに渡った篤太夫たちが目にしたのは発達した西洋文明の姿であった。蒸気機関やエレベーターといった展示物に驚いた篤太夫は外国嫌いを改め、外国から学ぶ姿勢をを身につけるようになる。昭武とナポレオン3世との謁見も無事に終わり、篤太夫たちは一息つく。しかし万博会場では大きな問題が起こっていた。
江戸幕府は日本代表として日本の物産を出展していたのだが、その隣に薩摩藩が琉球王国代表として薩摩の品々を出展していたのだ。幕府と薩摩藩が西洋諸国からは対等の存在に見えるような薩摩藩の情報操作に、篤太夫たちは強く抗議する。しかし西洋諸国に対する幕府の権威は失墜し、小栗から託されていたフランスからの借款も消滅してしまった。
フランスでの滞在費にも苦しむ中で、篤太夫は使節団の倹約に取り組む。また昭武の家庭教師となった陸軍大佐ヴィレットと銀行家のエラールが対等に話していることに驚き、日本の身分制度に疑問を抱くようになる。さらにエラールから証券取引の仕組みを学ぶと、苦しい財政の中からフランスの国債を購入する。それは昭武たちが帰国する時には600両の利益を生み、旅費の足しにすることができた。大勢の人から資金を集め事業を起こし、資金を出した人にも配当金として利益が出る合本の仕組みに栄一は感動を覚え、日本でも必ず実現させてみせると意欲を語った。
その頃日本では薩摩藩の大久保利通(おおくぼとしみち)や公家の岩倉具視(いわくらともみ)らが幕府を倒し、朝廷を中心とした新政府を作ろうと暗躍していた。その動きを悟った慶喜は武力衝突を避けるため、政権を朝廷に返上する大政奉還(たいせいほうかん)を行い、大久保たちの先手を取る。しかしどうにかして武力による倒幕を狙う西郷や大久保は江戸で挑発行為を行い、慶喜の説得も及ばずついに幕府軍が立ち上がってしまう。
鳥羽・伏見の戦いから始まった戊辰戦争だったが、新政府軍の最新式の銃火器の前に幕府軍は敗北を続ける。その中には成一郎や尾高惇忠、栄一の養子となった平九郎の姿もあった。平九郎は仲間たちとはぐれた後、新政府軍に囲まれ壮絶な自害を遂げていた。
そんな混乱の中、篤太夫は日本へ帰国する。
徳川慶喜との再会
帰国した篤太夫は江戸で使節団の残務整理に追われていた。平九郎の最期や、函館で未だ戦っている成一郎の消息について手紙で知った篤太夫は、時代が変わったことを実感する。
数年ぶりに血洗島に帰郷した篤太夫は父母や千代と無事を喜び合う。自分が養子にしたことで平九郎が死んだのだと自らを責める千代には、それは自分のせいだと篤太夫は言い聞かせる。夢の中で出会った長七郎に「俺たちがぶっ壊そうとしていた世の中は崩れた。その後どうするかがお前の仕事なのではないか」と言われた篤太夫は、新たな決意を持って江戸に戻った。
帰国して水戸藩主となった徳川昭武に「変わらず自分に仕えてくれないか」と頼まれた篤太夫だったが、大政奉還後謹慎を続けていた慶喜に会いに駿府へ行く。駿府で慶喜と面会した篤太夫は、駿府藩で働くことを決意するのだった。
駿府藩には慶喜を慕う幕臣たちが多く集まって来ていたが、駿府藩は彼らを養えるほどの大きな藩ではなかった。篤太夫は駿府藩の勘定組頭となり、藩の財政を少しでも良くするために、武士と商人が金を出し合い経営する商法会所を設立する。最初は対立する武士と商人だったが、篤太夫の説得により次第に利益を出せるようになっていった。
明治政府内の伊藤博文(いとうひろぶみ)や大隈重信(おおくましげのぶ)がその噂を聞きつけ、篤太夫は新政府への出仕を命じられる。徳川の敵であった明治政府で働くなんて事はできないと一旦は拒否する篤太夫に、「自分のことは忘れて日本のために尽くせ」と慶喜は諭す。慶喜の言葉を受けた篤太夫は一橋に仕えるときに平岡からもらった「篤太夫」という名前を返し、元の「渋沢栄一」に戻り明治政府に出仕することに決める。
明治政府に招かれる
栄一は大隈重信や伊藤博文と一緒に大蔵省で働くこととなる。眼の前の仕事をこなすことしかしていない官僚たちの姿を見て、栄一は優秀な人材を集め、優先順位を定めて国の中身を改めていく部署「改正掛」の設置を提案する。
各省の垣根を超えて人材を集めた改正掛に、栄一は駿府藩にいる優秀な幕臣たちを採用することを提案する。一緒にパリに行った杉浦愛蔵(すぎうらあいぞう)や前島密(まえじまひそか)を呼び寄せ、改正掛はスタートした。
改正掛は藩ごとに発行されている藩札の調査から、全国の測量、郵便制度などに取り組み始める。また日本の生糸の質を上げるために設立された富岡製糸場の初代場長に、栄一は従兄の尾高惇忠を推薦する。
しかし栄一たち一部の若手官僚、しかも旧幕臣が中心になって改革を進めていくことに反発した大久保利通により、大隈重信は大蔵省から罷免されてしまった。
しかし西郷隆盛が断行しようとした廃藩置県のために、栄一たちは各藩の負債や藩札の交換比率を決める作業に没頭する。改正掛の働きによって廃藩置県は無事行われ、栄一たちは胸をなでおろした。しかし大久保との対立は激しくなり、次第に明治政府に居づらくなってしまう。
改正掛の次の仕事は日本初の銀行を作ることであった。あくまでも民間主導の銀行を作りたい栄一は、明治政府とも結びつきが深い豪商の三井と小野組に依頼する。それぞれ自分たちだけの銀行を作りたい2社は反発するが、栄一は明治政府の力を借りて、無理やり協力させる。そのことを三井の番頭である三野村利左衛門(みのむらりざえもん)に指摘された栄一は、いつのまにか明治政府の権威を笠に着ていたことに気づきショックを受ける。そして明治政府を辞職する覚悟を決めるのであった。
魑魅魍魎が跋扈する実業界へ
第一国立銀行の頭取に就任した栄一は、民間が力を合わせることで日本の近代化を目指していこうと抱負を語る。大阪で事業を起こした五代友厚(ごだいともあつ)は「実業界は魑魅魍魎が跋扈する世界だ」と、また三野村利左衛門は亡くなる間近に「今の世の中はあまりにも金中心の世の中になってしまった」と栄一にこの先の日本の実業界を託していく。また栄一は訪れた孤児たちを養う養育園の悲惨さに胸を打たれ、千代と一緒に運営に携わるようになった。
そんな中アメリカの前大統領のグラント夫妻が日本を訪れ、栄一たちは夫妻の接待役を引き受ける。栄一は妻の千代や喜作の妻のよし、さらに大隈重信の妻・綾子(あやこ)たちと一緒に西洋風のもてなしをする。そのもてなしに感激したグラント夫妻は栄一の自宅にも訪れ、千代の心づくしのもてなしに渋沢家は笑顔にあふれた。栄一は今回の千代の働きに感心し、千代を抱き寄せ「惚れ直した。ありがとう」とねぎらう。
その頃三菱の岩崎弥太郎(いわさきやたろう)は、大隈重信と手を組み海運業で勢力を伸ばしていた。三菱の資金を元に新しい政党を作ろうとする大隈を危険視する伊藤や井上は、栄一に三菱に対抗する海運会社を作ることを持ちかける。栄一が作った共同運輸株式会社と三菱は激しい値下げ競争に明け暮れ、2社とも倒産寸前まで追い込まれる。そんな中岩崎弥太郎が他界し、弟の弥之助と栄一は五代友厚の仲裁で合併を決意し、三菱との争いは終結した。
しかしその後まもなく千代はコレラに罹り病死してしまう。周囲のすすめもあり栄一は後妻として兼子(かねこ)を迎える。千代を失った悲しみになかなか心を開けなかった栄一だったが、しだいに兼子を頼りにするようになる。
悲しみを乗り越えた栄一は、製糸や鉄鋼、建築、食品、鉄道、電力、造船など多くの企業に関わり、養育院や病院といった福祉には兼子と一緒に力を注いでいた。
しかし一方で栄一と千代の長男の篤二(とくじ)は、偉大な父の2代目としてのプレッシャーに圧し潰され、次第に生活が荒れていく。環境を変えるために全寮制の熊本の第五高等中学校に入学した篤二だったが、女性を連れて大阪に逃げるというスキャンダルを起こした。栄一は篤二を血洗島で謹慎させる。
明治22年に栄一ら旧幕府関係者により、徳川家康が江戸に入ってから300年を祝う「東京開市三百年祭」というイベントが行われた。しかしそこには未だ謹慎を続ける徳川慶喜の姿はなかった。栄一は慶喜の本当の姿を世の中に知らせるための伝記を書こうとするが、慶喜には断られてしまう。しかし静岡に隠遁生活を送っていた慶喜は30年ぶりに東京に戻ってきた。
日清・日露戦争が起こり、戦争に必要な金を調達するための国債の購入をすすめる講演会の最中に栄一は急に倒れてしまう。病状が悪化し危篤になった栄一の枕元で慶喜は「生きてくれたら何でも話す、だから死なないでくれ」と語りかけ、まもなく栄一は回復する。栄一たち旧幕臣が集まり、慶喜の伝記の編纂作業が始まった。
渋沢栄一の晩年
慶喜が語った「人には生まれついての役割がある」という言葉に自分自身を顧みた栄一は、実業界からの引退を決意する。この時栄一が辞職した企業は60社以上とも言われている。
当時日露戦争に勝利した日本は欧米各国から警戒される国になってしまっていた。特にアメリカでは日本からの移民が排斥される運動が巻き起こる。栄一は日本をもっと知ってもらうためにアメリカに講演旅行に行くことを決める。3ヶ月にも渡るアメリカ旅行で栄一は、皆が理解し合うことや反戦を訴えるのだった。
日本に戻った栄一のもとに篤二が再び駆け落ちしたという知らせが入る。篤二は実業界に向いてないと判断した栄一は篤二を廃嫡とし、篤二の息子である敬三(けいぞう)に自分の跡を継ぎ実業界に入ってほしいと頼んだ。
第一次世界大戦が始まり、日本は軍国主義国家への道を進んでいく。そんな日本に欧米列国は警戒心をあらわにする。そんな中、関東大震災が発生する。アメリカや中国から届いた支援物資に感謝する栄一は、中国で発生した大水害への支援をするべく、ラジオで国民に呼びかける。集まった支援物資を栄一は中国に送ろうとするが、勃発した満州事変により中国政府は支援物資の受け取りを拒否する。戦争へと向かう日本を心配しながら、栄一は昭和6年に91歳で永眠した。
『青天を衝け』の登場人物・キャラクター
主人公
渋沢栄一・篤太夫(しぶさわえいいち・とくだゆう/演:吉沢亮)
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あのこは貴族(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『あのこは貴族』とは、山内マリコの小説『あのこは貴族』を原作としたヒューマンドラマ映画である。2021年2月に公開され、「富裕層」と「庶民」の鮮やかな対比が観客からの高い支持を得る。お嬢さん育ちの華子は婚活の末に理想の男性と結婚するが、嫁ぎ先からの重圧に悩む。大学進学を機に上京したが学費が続かず中退後、就職した美紀。「他力」を享受する特権階級と「自力」が前提の一般人を隔てる見えない壁。交わらないはずの「階層」を飛び超えた2人に見えてきた新しい自分。監督は、「グッド・ストライプス」の岨手由貴子。
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ランチの女王(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ランチの女王』とは、2002年にフジテレビ系の月9枠で放送されたドラマ。主演は竹内結子。その他、妻夫木聡、山下智久、山田孝之などが出演している。ランチタイムに洋食店を訪れた麦田なつみが、ひょんなことからその店で住み込みで働くことになる。洋食店を舞台に、なつみと男四人兄弟の恋愛模様や交流を描いたラブコメディ。脚本は『カバチタレ』や『青天を衝け』を担当した大森美香などが手掛けている。第34回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞や主演女優賞などを獲得した。
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銀魂(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「銀魂」(実写版)は、2017年7月に公開された福田雄一監督による日本映画。空知英秋作画の漫画「銀魂」の実写化作品で、原作の長編「紅桜編」がベースです。「紅桜編」は、妖刀紅桜を利用して国の転覆を目論む鬼兵隊と、それを阻止しようとする主人公坂田銀時と仲間たちの戦いを描いたもの。原作はSF時代劇コメディです。実写版はそれを忠実に再現し、ギャグ満載、時にほろりとさせる内容になっています。
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グランメゾン東京(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『グランメゾン東京』とは、2019年に放送された、天才シェフが東京で三ツ星レストランを目指すテレビドラマ。尾花夏樹は経営するパリの店で事件を起こして全てを失ってしまう。そんな中、女性シェフ早見倫子に出会い、共に「グランメゾン東京」を開店させ、三つ星獲得を目指すストーリー。『グラグラメゾン♥東京 〜平古祥平の揺れる思い〜』というスピンオフドラマも放送された。
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パッチギ!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『パッチギ!』とは、2005年に井筒和幸監督にて描かれた映画。1960年代の京都を舞台に、日本人の少年と在日朝鮮人の少女との間で巻き起こる青春ラブストーリーである。府立東高校2年生の松山康介は担任教師に命じられ、生徒同士の争いが絶えない朝鮮高校へサッカーの試合を申し込みに行く。音楽室でフルートを吹いていた朝鮮高校の番長の妹キョンジャに一目惚れし、彼女に近づきたい一心で、朝鮮語を覚え、彼女が演奏していた曲『イムジン河』を練習する康介。だが二人を待ち受ける壁は高かった。
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銭の戦争(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『銭の戦争』とは、2015年1月から3月まで放送された、復讐劇をテーマとした日本のテレビドラマ。主人公・白石富生は、順風満帆の日々を送っていたが、父が借金を残して自殺し、さらに連帯保証人であった白石は金も職も婚約者も全て失う。そして人生のどん底から復讐を果たしていくというストーリー。韓国で2007年に制作されたテレビドラマ『銭の戦争』を原作として、舞台を日本の東京に置き換えて制作された。
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3年A組 ―今から皆さんは、人質です―(3A)のネタバレ解説・考察まとめ
『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』とは、日本テレビ系で2019年に放送された日本のテレビドラマ。半年前に起きた女子生徒・景山澪奈の自殺の真相を明らかにするため、美術教師の柊一颯が生徒たちを人質に取った立てこもり事件を起こす、異色の学園ドラマである。主演は菅田将暉。生徒役には永野芽郁や今田美桜、森七菜などが出演している。『電車男』や『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』などのヒットドラマを生み出した武藤将吾が脚本を手掛ける。
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MIU404(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『MIU404』とは、性格が全く違う二人の刑事が日本の社会問題に立ち向かいながら事件解決を目指す、警視庁機動捜査隊を舞台としたテレビドラマである。臨時部隊として新設された第4機捜に召集された刑事が志摩一未と伊吹藍だ。二人は相反する性格ながら、様々な事件に相棒として立ち向かうことになる。斬新なストーリーと共に、二人の刑事がバディとして絆を深めていく姿も目が離せない作品だ。
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HERO(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『HERO』とは、第1期が2001年に、第2期が2014年にフジテレビ系で放送された、検察をテーマにした日本のテレビドラマシリーズ。木村拓哉が主演を務め、自身の正義と価値観で捜査を行う型破りな検事・久利生公平と彼を支える検察事務官、同僚検事たちの活躍を描いている。その他、2006年にドラマ特別編が、2007年には劇場版がそれぞれ制作され、2015年には劇場版第2作が制作された。第28回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞を受賞した。
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銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。
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いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう(いつ恋)のネタバレ解説・考察まとめ
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(いつ恋)とは、東京という街で必死に生きる若者たちの恋愛を描いた日本のテレビドラマである。フジテレビ系列で2016年1月から3月まで放送された。坂元裕二によるオリジナル脚本作品。主演を有村架純と高良健吾がつとめた。東日本大震災が発生する2011年前後と、5年後の2016年からの2部構成で描かれている。第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞作品賞・脚本賞などを受賞した。
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仮面ライダーゴースト(Ghost)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーゴースト』とは、生と死をテーマにした仮面ライダーシリーズの第17作目である。2015年10月4日から2016年9月25日まで放送された。 主人公のタケルは、眼魔と呼ばれる怪物に襲われて命を失う。その後、死後の世界にて仙人と出会ったタケルは、仙人の力によって幽霊として現世に復活した。タケルは15個揃うと願いが叶う眼魂を集め、生き返るために仮面ライダーゴーストとして戦う事となる。 命の尊さに向き合うタケルの姿や格好いい戦闘シーンなどから、子供たちを中心として人気を得た作品だ。
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映画刀剣乱舞(黎明)のネタバレ解説・考察まとめ
『映画刀剣乱舞 -黎明-』(えいがとうけんらんぶ れいめい)とは、EXNOA(旧DMMゲームズ)とニトロプラスが共同開発したPCブラウザ、及びスマートフォン向けゲーム『刀剣乱舞』を原作とした実写映画の第二弾。歴史に名を残す名刀を擬人化させた刀剣男士(とうけんだんし)と、歴史の改変を目論む時間装甲軍(じかんそこうぐん)の戦いを描いた物語である。物語の舞台は2012年。この時代に未来の繋がる重大な分岐点が隠されていた。刀剣男士・三日月宗近は仮の主である鈴木琴音と共に、事態解決のために奮闘していく。
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紙の月(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
梅澤梨花は夫と二人で暮らす銀行の契約社員。平凡だが穏やかに暮らしている。不自由のない生活をしているものの、夫とは気持ちがすれ違い始めていた。年下の大学生と出会ったことをきっかけに、彼女の生活は歪み出し、巨額の横領事件を起こしてしまう。ベストセラーとなった角田光代の同名小説を映画化。監督は吉田大八。
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呪怨(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『呪怨』(映画)とは2003年に公開された日本のホラー映画作品である。監督・脚本は清水崇。かつて殺人事件が起きた家に関わった人間が、その家に巣食う伽椰子と俊雄の霊に襲われていく様が恐ろしい心霊現象として映像化されている。仁科理佳はその家を訪問してから、深夜に自分を見下ろす伽椰子やテーブルの下に潜む俊雄を目撃するなどの恐怖体験に襲われ続けることとなる。あまりの恐ろしさに、伽椰子は『リング』の貞子と並んで日本を代表するホラーキャラクターとなった。キャッチコピーは「総毛立つ快感」。
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アバランチ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『アバランチ』とは2021年に放送されたテレビドラマ。主演は綾野剛。世間の裏で様々な悪事を行う政治家や権力者の正体を暴き、インターネット上に公開することで社会的に制裁も加え、解決していく謎の集団の戦いを描いた作品である。アバランチとは「雪崩」を意味であり、第1話のタイトルでもある。最終回の世帯視聴率は、関東地区で8.2%、個人視聴率は4.5%であった。
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天皇の料理番(2015年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『天皇の料理番』とは、宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の生涯をモデルとしたドラマで、TBSテレビ60周年特別企画として制作された。2015年4月に放送され、脚本は森下佳子が担当する。主演は佐藤健で、黒木華や桐谷健太などが出演している。秋山篤蔵は両親に海産物問屋の松前屋の婿養子にさせられ、そこの跡取りとして働き始める。そんな彼があることをきっかけに、日本一の料理人になるという夢を持ち、奮闘するという物語。平均視聴率は14.9%を記録し、東京ドラマアウォード2015などで数々の賞を受賞した。
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ガリレオ(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ガリレオ』とは、ガリレオと称される物理学者・湯川学を主人公とした東野圭吾の連作推理小説。小説を原作にフジテレビ系の月9シリーズにて連続ドラマとして映像化された。主演は福山雅治。 湯川の大学の同級生である警視庁の刑事草薙から、湯川が事件の相談を受けるところから物語は始まる。事件捜査には興味がない湯川だが、人の頭部だけ燃える、見えるはずのないものが見えたなど、一見すると超常現象とも取れる不可解な事件に対し科学者として興味を持った時にこれらの謎の解明に挑む。
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目次 - Contents
- 『青天を衝け』の概要
- 『青天を衝け』のあらすじ・ストーリー
- 農家の息子から武士へ
- 一橋家家臣となった渋沢篤太夫
- 多くを学んだパリでの滞在
- 徳川慶喜との再会
- 明治政府に招かれる
- 魑魅魍魎が跋扈する実業界へ
- 渋沢栄一の晩年
- 『青天を衝け』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 渋沢栄一・篤太夫(しぶさわえいいち・とくだゆう/演:吉沢亮)
- 栄一の家族
- 渋沢千代(しぶさわちよ/演:橋本愛)
- 渋沢市太郎(しぶさわいちたろう)
- 穂積歌子(ほづみうたこ/演:小野莉奈)
- 穂積陳重(ほづみのぶしげ/演:田村健太郎)
- 阪谷琴子(さかたにことこ/演:池田朱那)
- 阪谷芳郎(さかたによしろう/演:内野謙太)
- 渋沢篤二(しぶさわとくじ/演:泉澤祐希)
- 渋沢敦子(しぶさわあつこ/演:藤松祥子)
- 渋沢敬三(しぶさわけいぞう/演:笠松将)
- 渋沢登喜子(しぶさわときこ/演:今泉マヤ)
- 渋沢雅英(しぶさわまさひで/演:黒岩紘翔)
- 渋沢信雄(しぶさわのぶお/演:岡部ひろき)
- 渋沢智雄(しぶさわともお/演:越中優人)
- 渋沢兼子(しぶさわかねこ/演:大島優子)
- 渋沢武之助(しぶさわたけのすけ/演:山口大地)
- 渋沢正雄(しぶさわ まさお/演:竹内寿)
- 渋沢博子(しぶさわひろこ/演:黒田茉白)
- 渋沢純子(しぶさわすみこ/演:内藤恵菜)
- 渋沢秀雄(しぶさわひでお/演:遠藤健慎)
- 渋沢華子(しぶさわはなこ/演:遙)
- 大内くに(おおうちくに/演:仁村紗和)
- 渋沢文子(しぶさわふみこ/演:八木優希)
- 渋沢市郎右衛門(しぶさわいちろうえもん/演:小林薫)
- 渋沢ゑい(しぶさわえい/演:和久井映見)
- 吉岡なか(よしおかなか/演:村川絵梨)
- 渋沢てい(しぶさわてい/演:藤野涼子)
- 渋沢市郎(しぶさわいちろう/演:石川竜太郎)
- 渋沢喜作・成一郎(しぶさわきさく・せいいちろう/演:高良健吾)
- 渋沢よし(しぶさわよし/演:成海璃子)
- 渋沢作太郎(しぶさわさくたろう)
- 渋沢宗助(しぶさわそうすけ/演:平泉成)
- 渋沢まさ(しぶさわまさ/演:朝加真由美)
- 尾高惇忠(おだかじゅんちゅう/演:田辺誠一)
- 尾高長七郎(おだかちょうしちろう/演:満島真之介)
- 渋沢平九郎(しぶさわへいくろう/演:岡田健史)
- 尾高やへ(おだかやえ/演:手塚理美)
- 尾高きせ(おだかきせ/演:手塚真生)
- 尾高ゆう(おだかゆう/演:畑芽育)
- 徳川慶喜とその関係者
- 徳川慶喜(とくがわよしのぶ/演:草なぎ剛)
- 徳信院(とくしんいん/演:美村里江)
- 徳川美賀子(とくがわみかこ/演:川栄李奈)
- 徳川鏡子(とくがわきょうこ/演:齋藤さくら)
- 徳川厚(とくがわあつし/演:海津陽)
- 徳川久(とくがわひさし/演:木下琉維)
- 平岡円四郎(ひらおかえんしろう/演:堤真一)
- 平岡やす(ひらおかやす/演:木村佳乃)
- よね(演:高野渚)
- 川村恵十郎(かわむらえじゅうろう/演:波岡一喜)
- 猪飼正為(いかいまさため/演:遠山俊也)
- 原市之進(はらいちのしん/演:尾上寛之)
- 黒川嘉兵衛(くろかわかへえ/演:みのすけ)
- 中根長十郎(なかねちょうじゅうろう/演:長谷川公彦)
- 須磨(すま/演:安部智凛)
- 伊之吉(いのきち/演:松原正隆)
- 稲垣練造(いながきれんぞう/演:おかやまはじめ)
- 崎玉清兵衛(さきたませいべえ/演:国木田かっぱ)
- 水戸藩
- 徳川斉昭(とくがわなりあき/演:竹中直人)
- 貞芳院(ていほういん/演:原日出子)
- 徳川慶篤(とくがわよしあつ/演:中島歩)
- 茂姫(しげひめ/演:吉澤梨里花)
- 藤田東湖(ふじたとうこ/演:渡辺いっけい)
- 井上甚三郎(いのうえじんざぶろう/演:山中敦史)
- 市川三左衛門(いちかわさんざえもん/演:神農直隆)
- 林忠五郎(はやしちゅうごろう/演:丸山敦史)
- 江幡広光(えばたひろみつ/演:嘉人)
- 鳥居瀬兵衛(とりいせべえ/演:小杉幸彦)
- 榊原新左衛門(さかきばらしんざえもん/演:岡雅史)
- 武田耕雲斎(たけだこううんさい/演:津田寛治)
- 藤田小四郎(ふじたこしろう/演:藤原季節)
- 田丸稲之衛門(たまるいなのえもん/演:木村靖司)
- 金井国之丞(かないくにのじょう/演:山科圭太)
- 江戸幕府
- 徳川家康(とくがわいえやす/演:北大路欣也)
- 徳川家慶(とくがわいえよし/演:吉幾三)
- 徳川家定(とくがわいえさだ/演:渡辺大知)
- 天璋院(てんしょういん/演:上白石萌音)
- 徳川家茂(とくがわいえもち/演:磯村勇斗)
- 静寛院宮(せいかんいんのみや/演:深川麻衣)
- 徳川家達(とくがわいえさと/演:三谷昌登)
- 阿部正弘(あべまさひろ/演:大谷亮平)
- 堀田正睦(ほったまさよし/演:佐戸井けん太)
- 井伊直弼(いいなおすけ/演:岸谷五朗)
- 久世広周(くぜひろちか/演:佐瀬弘幸)
- 内藤信親(ないとうのぶちか/演:唐沢龍之介)
- 松平忠固(まつだいらただかた/演:加藤忠可)
- 脇坂安宅(わきさかやすおり/演:仗桐安)
- 安藤信正(あんどうのぶまさ/演:岩瀬亮)
- 水野忠精(みずの ただきよ/演:松村武)
- 酒井忠績(さかいただしげ/演:小山力也)
- 阿部正外(あべまさと/演:眼鏡太郎)
- 田沼意尊(たぬまおきたか/演:田中美央)
- 松前崇広(まつまえたかひろ/演:北斗)
- 板倉勝静(いたくらかつきよ/演:永井秀樹)
- 松平乗謨(まつだいらのりかた/演:西海健二郎)
- 小笠原長行(おがさわらながみち/演:鈴木隆仁)
- 立花種恭(たちばなたねゆき/演:蔵原健)
- 川路聖謨(かわじとしあきら/演:平田満)
- 佐登(さと/演:坪井木の実)
- 歌橋(うたはし/演:峯村リエ)
- 永井尚志(ながいなおゆき/演:中村靖日)
- 森山栄之助(もりやまえいのすけ/演:安部康二郎)
- 岩瀬忠震(いわせただなり/演:川口覚)
- 井上清直(いのうえきよなお/演:菊池敏弘)
- 河野通訓(こうのみちのり/演:松林慎司)
- 土方歳三(ひじかたとしぞう/演:町田啓太)
- 市村鉄之助(いちむらてつのすけ/演:吉成翔太郎)
- 小栗忠順(おぐりただまさ/演:武田真治)
- 栗本鋤雲(くりもとじょううん/演:池内万作)
- 柴田剛中(しばたたけなか/演:江端英久)
- 溝口勝如(みぞぐちかつゆき/演:鼓太郎)
- 森新十郎(もりしんじゅうろう/演:森一生)
- 大沢源次郎(おおさわげんじろう/演:成田瑛基)
- 福沢諭吉(ふくざわゆきち/演:中村萬太郎)
- 滝川具挙(たきがわともたか/演:岩田知幸)
- 天野八郎(あまのはちろう/演:佐伯大地)
- 伴門五郎(ばんもんごろう/演:椋田涼)
- パリ万博使節団
- 徳川昭武(とくがわあきたけ/演:板垣李光人)
- 田辺太一(たなべたいち/演:山中聡)
- 向山一履(むこうやまかずふみ/演:岡森諦)
- 山髙信離(やまたかのぶあきら/演:山本浩司)
- 高松凌雲(たかまつりょううん/演:細田善彦)
- 山内文次郎(やまうちぶんじろう/演:渋谷謙人)
- 山内六三郎(やまうちろくさぶろう/演:松永拓野)
- 保科俊太郎(ほしなしゅんたろう/演:後藤田しゅんすけ)
- 林董三郎(はやしとうさぶろう/演:徳井汰朗)
- 川路太郎(かわじたろう/演:田辺歩)
- 駿府藩
- 大久保一翁(おおくぼいちおう/演:木場勝己)
- 平岡準(ひらおかじゅん/演:大竹直)
- 萩原四郎兵衛(はぎわらしろべえ/演:田中要次)
- 岡部藩
- 高島秋帆(たかしましゅうはん/演:玉木宏)
- 利根吉春(とねよしはる/演:酒向芳)
- 村田文右衛門(むらたぶんえもん/演:福井博章)
- 舟田兵衛門(ふなだひょうえもん/演:火野蜂三)
- 福井藩
- 松平春嶽(まつだいらしゅんがく/演:要潤)
- 橋本左内(はしもとさない/演:小池徹平)
- 薩摩藩
- 島津斉彬(しまづなりあきら/演:新納慎也)
- 島津久光(しまづひさみつ/演:池田成志)
- 折田要蔵(おりたようぞう/演:徳井優)
- 三島通庸(みしまみちつね/演:松村龍之介)
- 川村純義(かわむらすみよし/演:日向丈)
- 中原猶介(なかはらなおすけ/演:川畑和雄)
- 新納刑部(にいろぎょうぶ/演:藤井宏之)
- 岩下佐次右衛門(いわしたさじえもん/演:俵木藤汰)
- その他諸藩
- 松平頼胤(まつだいらよりたね/演:石田尚巳)
- 松平頼誠(まつだいらよりのぶ/演:中松俊哉)
- 松平頼縄(まつだいらよりつぐ/演:林田直樹)
- 徳川慶勝(とくがわよしかつ/演:稲荷卓央)
- 山内容堂(やまうちようどう/演:水上竜士)
- 伊達宗城(だてむねなり/演:菅原大吉)
- 松平容保(まつだいらかたもり/演:小日向星一)
- 松平定敬(まつだいらさだあき/演:小日向春平)
- 九世茂山千五郎正乕(きゅうせいしげやませんごろうまさとら/演:茂山千五郎)
- 宮部鼎蔵(みやべていぞう/演:三濃川陽介)
- 来島又兵衛(きじままたべえ/演:笠原竜司)
- 朝廷
- 孝明天皇(こうめいてんのう/演:尾上右近)
- 准后夙子(じゅんこうあさこ/演:辻本みず希)
- 明治天皇(めいじてんのう/演:犬飼直紀)
- 賀川肇(かがわはじめ/演:清水ヨネタロウ)
- 中川宮(なかがわのみや/演:奥田洋平)
- 二条斉敬(にじょうなりゆき/演:森啓一朗)
- 正親町三条実愛(おおぎまちさんじょうさねなる/演:置鮎龍太郎)
- 中山忠能(なかやまただやす/演:堀内正美)
- 明治政府
- 大隈重信(おおくましげのぶ/演:大倉孝二)
- 大隈綾子(おおくまあやこ/演:朝倉あき)
- 井上馨(いのうえかおる/演:福士誠治)
- 井上武子(いのうえたけこ/演:愛希れいか)
- 井上末子(いのうえすえこ/演:駒井蓮)
- 伊藤博文(いとうひろぶみ/演:山崎育三郎)
- 岩倉具視(いわくらともみ/演:山内圭哉)
- 三条実美(さんじょうさねとみ/演:金井勇太)
- 西郷隆盛(さいごうたかもり/演:博多華丸)
- 大久保利通(おおくぼとしみち/演:石丸幹二)
- 江藤新平(えとうしんぺい/演:増田修一朗)
- 改正掛
- 杉浦愛蔵・譲(すぎうらあいぞう・ゆずる/演:志尊淳)
- 前島密(まえじまひそか/演:三浦誠己)
- 玉乃世履(たまのよふみ/演:高木渉)
- 赤松則良(あかまつのりよし/演:上村海成)
- 長岡謙吉(ながおかけんきち/演:松澤匠)
- 佐藤政養(さとうまさやす/演:鳥谷宏之)
- 江口純三郎(えぐちじゅんざぶろう/演:青柳尊哉)
- 岡本健三郎(おかもとけんざぶろう/演:長友郁真)
- 肥田浜五郎(ひだはまごろう/演:松尾淳一郎)
- 塩田三郎(しおださぶろう/演:増本尚)
- 古沢滋(ふるさわしげる/演:中田暁良)
- 吉武功成(よしたけこうせい/演:小平大智)
- 橋本重賢(はしもとしげかた/演:小野匠)
- 高村順吉(たかむらじゅんきち/演:西泰平)
- その他の官僚
- 郷純造(ごうじゅんぞう/演:松本こうせい)
- 幣原喜重郎(しではらきじゅうろう/演:近藤芳正)
- アラン・シャンド(演:リカルド・バルツァリニ)
- ポール・ブリュナ(演:マッシモ・ビオンデイ)
- 実業界
- 佐々木勇之助(ささきゆうのすけ/演:長村航希)
- 八十田明太郎(やそだめいたろう/演:ヒロウエノ)
- 三野村利左衛門(みのむらりざえもん/演:イッセー尾形)
- 益田孝(ますだたかし/演:安井順平)
- 益田栄子(ますだえいこ/演:呉代久美)
- 小野善右衛門(おのぜんえもん/演:小倉久寛)
- 古河市兵衛(ふるかわいちべえ/演:小須田康人)
- 岩崎弥太郎(いわさきやたろう/演:中村芝翫)
- 岩崎弥之助(いわさきやのすけ/演:忍成修吾)
- 福地源一郎(ふくちげんいちろう/演:犬飼貴丈)
- 大倉喜八郎(おおくらきはちろう/演:岡部たかし)
- 大倉徳子(おおくらとくこ/演:菅野莉央)
- 五代友厚(ごだいともあつ/演:ディーン・フジオカ)
- 大黒屋六兵衛(だいこくやろくべえ/演:隈部洋平)
- 清水喜助(しみずきすけ/演:潟山セイキ)
- 土居通夫(どいみちお/演:石橋徹郎)
- 高梨孝子(たかなしたかこ/演:土居志央梨)
- 西野恵之助(にしのけいのすけ/演:岸田研二)
- 児玉謙次(こだまけんじ/演:平川和宏)
- 金子堅太郎(かねこけんたろう/演:石田登星)
- 添田寿一(そえだじゅいち/演:瓜生和成)
- 藤山雷太(ふじやまらいた/演:筑波竜一)
- ヴァンダリップ(演:リッキー・アンダーソン)
- ライマン(演:ドン・ジョンソン)
- イーストマン(演:ジェイミー・スカイ)
- 市井の人々
- 須永伝蔵(すながでんぞう/演:萩原護)
- 朔兵衛(さくべえ/演:小久保寿人)
- 権兵衛(ごんべえ/演:永野宗典)
- 三太(さんた/演:笠松伴助)
- 利吉(りきち/演:小手山雅)
- 吉五郎(きちごろう/演:所広之)
- おうめ(演:三輪和音)
- おたか(演:笠井里美)
- おはる(演:梶原みなみ)
- 金八(きんぱち/演:田村令)
- 善太郎(ぜんたろう/演:福吉大雅)
- 伊之助(いのすけ/演:武田匠)
- 民治郎(たみじろう/演:志村光貴)
- 林蔵(りんぞう/演:白戸達也)
- 角兵衛(かくべえ/演:渡辺哲)
- 真田範之助(さなだはんのすけ/演:板橋駿谷)
- 大橋訥庵(おおはしとつあん/演:山崎銀之丞)
- 河野顕三(こうのけんぞう/演:福山翔大)
- 多賀谷勇(たがやいさむ/演:新納だい)
- 椋木潜(むくのきひそむ/演:阿岐之将一)
- 梅田慎之介(うめだしんのすけ/演:渡辺徹)
- 横川勇太郎(よこかわゆうたろう/演:本多遼)
- 中村三平(なかむらさんぺい/演:木村達成)
- 小野田(おのだ/演:坂口湧久)
- 守山(もりやま/演:川野快晴)
- 水野 (みずの/演:黒住尚生)
- 木下(きのした/演:足立智充)
- タケシ(演:土田諒)
- 猿渡常安(さるわたりつねやす/演:倉沢学)
- 沼間守一(ぬまもりかず/演:オレノグラフィティ)
- 田口卯吉(たぐちうきち/演:米村亮太朗)
- 二代目神田伯山(にだいめかんだはくざん/演:六代目神田伯山)
- 喜十郎(きじゅうろう/演:岡元次郎)
- 豆千代(まめちよ/演:吉田真理)
- 斎藤(さいとう/演:浦上晟周)
- 宮崎(みやざき/演:玉田真也)
- 山中(やまなか/演:新名基浩)
- 高木(たかぎ/演:村上かず)
- 玉蝶(たまちょう/演:江守沙矢)
- 北里柴三郎(きたざとしばさぶろう/演:八十田勇一)
- 松田(まつだ/演:茂木淳一)
- 阪谷朗廬(さかたにろうろ/演:山崎一)
- 阪谷シオ(さかたにしお/演:ともさと衣)
- 関根(せきね/演:辻本一樹)
- 山本三四郎(やまもとさんしろう/演:興津正太郎)
- 山本五六郎(やまもとごろくろう/演:平松來馬)
- 庄左衛門(しょうざえもん/演:大滝寛)
- 多呂作(たろさく/演:土平ドンペイ)
- 治郎作(じろさく/演:平田理)
- 三郎作(さぶろさく/演:鈴木康平)
- 山口常左衛門(やまぐちつねざえもん/演:五頭岳夫)
- 山口たへ(やまぐちたへ/演:中澤敦子)
- 藤兵衛(とうべえ/演:カトウシンスケ)
- 勘左衛門(かんざえもん/演:松本亮)
- 伝六(でんろく/演:吉岡睦雄)
- 源八(げんぱち/演:植木祥平)
- トメ(演:梅沢昌代)
- 外国政府
- マシュー・ペリー(演:モーリー・ロバートソン)
- アダムズ(演:ブレーク・クロフォード)
- タウンゼント・ハリス(演:チャールズ・グラバー)
- ユリシーズ・グラント(演:フレデリック・ベノリエル)
- ジュリア・グラント(演:ミッシェル・タケ)
- ジェシー・グラント(演:ブレント・オリアン)
- セオドア・ルーズベルト(演:ガイタノ・トタロ)
- ロジャー・グリーン(演:スティーブ・ワイリー)
- ウィリアム・タフト(演:ニール・ギャリソン)
- アーネスト・サトウ(演:カイル・カード)
- ダウエル(演:ネイサン・ベリー)
- ハリー・パークス(演:イアン・ムーア)
- アレクサンダー・シーボルト(演:アレキサンダー・サガラ)
- レオン・ロッシュ(演:ディディエ・ケアロック)
- カション(演:ド・ランクザン望)
- モンブラン伯爵(演:ジェフリー・ロウ)
- フリュリ・エラール(演:グレッグ・デール)
- ナポレオン3世(演:ジュリアン・ジョラン)
- ウジェニー(演:マリー・モリエット)
- ヴィレット(演:サンシモン)
- 孫文(そんぶん/演:東浩)
- 戴天仇(たいてんきゅう/演:石塚義高)
- ポルスブルック(演:ダニエル・マナシエフスキー)
- レオポルド二世(演:アルノ・ルギャル)
- 『青天を衝け』の用語
- 攘夷活動
- 水戸藩
- 日米修好通商条約
- 薩英戦争
- 八月十八日の政変
- パリ万国博覧会
- 戊辰戦争
- 明治維新
- 改正掛(かいせいがかり)
- 下野
- 満州事変
- 『青天を衝け』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 渋沢栄一「俺ひとり満足でも、この家の商いがうまくいっても、この世の中みんなが幸せでなかったら俺はうれしいとは思えねぇ。みんなが幸せなのが一番なんだい」
- 平岡円四郎の最後のシーン
- 渋沢栄一「皆のちいさき一滴一滴が流れを作り、皆が幸せになる。 こんなトレビアンな術があるのだと、あなたは俺に教えてくれた」
- 渋沢栄一「どうしても、言いたくて言いたくて仕方ねぇ。 ほれ直した。ありがとう。お千代」
- 『青天を衝け』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- タイトルの由来となったのは若き日の栄一が詠んだ漢詩
- 新一万円札の肖像画に採用された渋沢栄一
- 渋沢栄一のベストセラーである『論語と算盤』
- 『青天を衝け』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):佐藤直紀「晴天を衝け メインテーマ」