Uru（ウル）の徹底解説まとめ

Uruの概要

Uru（ウル）は、日本で活動する女性シンガーソングライターである。
2013年よりYouTubeチャンネルを開設して音楽活動を行っており、多数のファンがチャンネルに登録している。
2016年6月にメジャーデビューし、活動を続けている。
基本的に彼女は謎が多く、本名や生年月日、出身地等の詳しいプロフィールは公表されていない。
しかし、そういった不明な点が多いところが逆に話題となり、「謎だらけのシンガー」として世間の注目を集めている。
優しくあたたかな歌声は、聴く人を優しく包み込んでくれる。神秘的な彼女の歌声に魅了されているファンは多い。
アニメやドラマなどとのタイアップも積極的に行っているため、どこかで一度は彼女の歌声を聴いたことがある人も多いのではないだろうか。
プロデュースを受けたり、他アーティストの楽曲をカバーしていることも多いため、気になるアーティストのカバーから彼女の歌声に触れることもできる。
疲れた時や、毎日の生活で心がすり減ったときに聴くことで心が軽くなる歌声の持ち主である。

Uruの活動経歴

活動開始からメジャーデビューまで

Uruの活動は、自身のYouTubeチャンネル開設から始まっている。
2013年にチャンネルを開設した彼女は、新しいものから古いものまでさまざまな名曲をカバーした動画や、自身のオリジナル楽曲の動画をアップする。
楽曲の歌唱から、キーボード演奏、編曲、プログラミング、さらに動画の撮影や編集まで、すべてを一人で手がけるという徹底したスタイルで行った。
デビュー時点でチャンネル登録者数は14万人を超えていたほか、2016年6月にメジャーデビューするまでに合計で100本もの動画を公開し、総再生回数が4400万回を超えるなど、アマチュアシンガーソングライターとしては異例の実績であった。
YouTubeなどでのセルフプロデュースからメジャーデビューするアーティストも少なくないが、その中でもUruはかなりの成功を収めていると言えるだろう。
その後俳優の小日向文世が、出演した番組でUruのYouTubeチャンネルを毎日見ているほどハマっている、と紹介したこともあり、2014年頃からよりYouTubeのチャンネルが注目され始める。以降も小日向は多数の番組でUruを紹介していた。
その後ニュース番組の特集などでも紹介されることが増え、世間の注目を浴びることとなった。

メジャーデビュー後の活躍

2016年6月15日、動画を見た事務所関係者からのスカウトをきっかけとし、シングル『星の中の君』でソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズからメジャーデビューを果たす。メジャーデビュー以降もプロフィールは公表されないままであった。
これ以降、2017年2月には3枚目のシングルである『フリージア』がMBS・TBS系列のTVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の第2期EDテーマとして起用されたほか、同年11月には5枚目のシングル『奇蹟』が、TBS系列金曜ドラマ『コウノドリ』の第2シリーズ主題歌に起用された。
『奇蹟』は、『コウノドリ』の主人公である鴻鳥サクラの、産婦人科医でありながらピアニストとして活動していたり、児童養護施設出身であったりというミステリアスな境遇が、Uruの謎多き部分とリンクしていたこともあり、大きな話題を集めた。
同年12月20日には、初のオリジナルアルバムとなる『モノクローム』をリリース。精力的に活動を続けてゆく。

ファンクラブの開設、テレビ番組への初出演

2018年10月9日には、自身の公式ファンクラブ、SABACANを開設する。
以降楽曲のリリースは少々滞ることとなるが、2020年2月には初のデジタルシングルである『あなたがいることで』がTBS系日曜劇場『テセウスの船』の主題歌に起用された。
人気ドラマの主題歌として話題を集めた『あなたがいることで』は大ヒットとなり、YouTubeでのMV再生回数も大幅に増加した。この楽曲で一気に世間の注目を集めることとなる。
3月18日には2枚目となるオリジナルアルバム『オリオンブルー』を発売。続く3月30日にはTBS系音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』にて『あなたがいることで』を歌唱。これがテレビ初出演となった。
9月には、初のオンラインライブ、Uru Online Live 2020「あなたと私」を開催。10月3日～12月26日には、日本テレビ系アニメ『半妖の夜叉姫』のエンディングテーマとして9枚目の両A面シングル『Break』が起用された。
11月には、LiSAとのコラボシングルとなる『再会(produced by Ayase)』を配信リリース。また、YouTubeチャンネル、THE FIRST TAKEへも初めて出演するなど、2020年には多数の活動を行った。

レコード大賞特別賞の受賞

精力的な活動が続く2020年、12月にはTBS系列テレビ・ラジオ「第62回 輝く！日本レコード大賞」にて特別賞を受賞する。『あなたがいることで』『振り子』の2曲を披露した。
Uruにとっては大きな舞台となり、一気に知名度を高める結果となった。
2021年に、2016年のメジャーデビューから5周年目の節目を迎える。6月、7月には「句読点」を意味するライブツアー、「Punctuation」を開催。大阪府、愛知県、新潟県、東京都の4都市をまわった。
同年11月13日には、Uru Live 2021「To You」を東京国際フォーラム ホールAで開催。スキマスイッチのライブを鑑賞し、彼女が音楽を志した場所はまさにこの東京国際フォーラムであった。
「音楽を本気でやろうと決めた時から目標としてきた場所で、今日、今ここで立って歌っていることが信じられないです。」と、この日最初のMCで語った。
2022年、7月から11月にかけて、Uruにとっては初の最大規模となる全国ホールツアー、Uru Tour 2022「again」を、10会場11公演で開催。ツアータイトルである「again」には、5周年の節目を経て、再び新たなスタートを切る、という意味が込められた。

これ以降も、2023年には3rdアルバムである『コントラスト』を引っ提げてのホールツア―、Uru Tour 2023「contrast」を全国12都市で全13公演開催するなどの活動を行う。このツアーは自身最大のツアーであった『again』を超えて自身最大規模のツアーとなった。
2024年6月15日には、1stアルバムから3rdアルバムまでの初回生産限定盤（カバー盤）の収録内容を網羅した『Cover Complete Edition』をサプライズで配信リリースした。

Uruのプロフィール・人物像

一切が謎に包まれたシンガー

既に紹介したとおり、彼女のプロフィールはほとんどが謎に包まれており、生年月日すら不明である。
本名や出身地はもちろん、身長や血液型などのプロフィールはすべてが非公開となっている。
ファンとしては生年月日や血液型などを知りたくなり、本名や出身地について調べられていることもあるが、基本的に公式では公表されていない。
しかし、徹底的にすべてを謎としているスタイルが大きな魅力でもある。

原点：スキマスイッチのライブ

Uruの母は歌を好んでいたといい、その影響で幼いころから歌うことは好きだったようである。
しかし、歌手として生活していくことを子どものころから夢として目指していたわけではなかったという。
その後彼女に大きな影響を与えたのがスキマスイッチのライブであり、ライブを見に行ったことで、歌手になることについて真剣に考えるようになる。
スキマスイッチについては現在でも大ファンであり、CD購入特典の楽屋裏ご招待に応募をしているほどだが、もしも目の前で会うことができたら目標を失ってしまうのでは？と心配している部分もあるようである。
Uruとして活動する以前は、Juno Cloverという新潟を拠点とする3人組のアマチュアバンドのボーカルとして活動していたという。路上ライブや地元でのイベント等に出演していたようだ。
スキマスイッチとの出会い、アマチュアバンドのボーカルとしての活動がUruの原点と土台であると言えるだろう。

性格：緊張しやすい

基本的に表立った活動や音楽番組等の華やかな場所をあまり好んでおらず、自身についても公表されている部分が少ないため、なかなか人柄について知ることは難しい。
しかし、UruのXでのポストやテレビ出演を通してみると、緊張しやすいタイプであることがうかがえる。自分よりも緊張している人を見ていると自分の緊張がなくなるとも発言しているようである。

好きなもの：絵を描く／本を読む