ゴールデンスランバー(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴールデンスランバー』とは、堺雅人主演のミステリー・ハードボイルド映画である。2010年1月に公開された映画で、日本の小説家の伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』を映画化した作品。仙台運送で働く青柳雅春(あおやぎまさはる)が総理大臣を殺害した事件の犯人に仕立て上げられていくストーリー。映画のロケは全て仙台で行われた。映画のキャストは堺雅人の他に、竹内結子、浜田岳、香川照之、吉岡秀隆などが出演している。2018年2月にはカン・ドンウォン主演の韓国映画版『ゴールデンスランバー』が公開された。

『ゴールデンスランバー』の概要

『ゴールデンスランバー』とは、2010年1月に公開された、堺雅人主演のミステリー・ハードボイルド映画である。日本の小説家、伊坂幸太郎が書いた小説『ゴールデンスランバー』を映画化した作品。伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』は、2008年の本屋大賞、第21回山本周五郎賞を受賞している。

『ゴールデンスランバー』のストーリーは、仙台運送で働く青柳雅春(あおやぎまさはる)が大学時代の友人の森田森吾(もりたしんご)に久しぶりに会ったのをきっかけに、金田(かねだ)総理大臣殺人事件の犯人に仕立て上げられていく。警察に追われる中、青柳雅春はいろいろな人に助けられながら仙台中を逃亡する物語。

映画の主題歌は『Golden Slumbers』、エンディングテーマは『幸福な朝食 退屈な夕食』で、シンガーソングライターの斉藤和義が歌っている。映画監督は中村儀洋、脚本は中村儀洋、林民夫、鈴木謙一が担当している。2018年2月に韓国映画版『ゴールデンスランバー』が公開され、主演はカン・ドンウォンである。韓国映画版には原作にない登場人物がたくさん出演した。

『ゴールデンスランバー』のあらすじ・ストーリー

青柳雅春、大学生時代の友人の森田森吾にハメられる

釣りに行くはずが睡眠薬で眠らされてしまった青柳雅春(右)と森田森吾(左)

東京に単身赴任中の樋口伸之(ひぐちのぶゆき)と妻の晴子(はるこ)、長女の七美(ななみ)はデパートのエレベーターに乗ろうとしている。エレベーターには先に男が一人乗っていた。樋口家族は3階で伸之と晴子が先にエレベーターから降り、そして七美が後から遅れて駆け寄ってきた。

2日前、仙台では金田貞義(かねださだよし)首相のパレードが行われていた。
この日、仙台に住む宅配ドライバーの青柳雅春(あおやぎまさはる)は森田森吾(もりたしんご)と釣りに行く約束をしていた。釣りへ向かう途中、車の中で青柳はペットボトルの水を飲むと深い眠りに落ちてしまう。

やがて目が覚めると、森田は水に睡眠薬を混ぜていたというのだ。森田が言うには、妻がパチンコで借金を作り返済に困っていた。しかし何者かから、「青柳を車の中で午後12時半まで眠らせれば借金は帳消しになる」と話しを持ちかけられたのだという。

森田に「誰か、接触してこなかったか?」と聞かれた青柳は最近、漫画喫茶で出会った井ノ原小梅(いのはらこうめ)のことを思い出した。
続いて森田は「おまえ、オズワルドにされるぞ。たぶん、パレードの最中に金田貞義首相は暗殺される」と言う。その時、近くで行われていた金田首相のパレードの車道で爆発音がした。

森田は青柳に車から降りて逃げるよう促す。青柳はわけもわからず路地裏に逃げ込むが、振り返ると森田の乗る車が爆発した。

青柳雅春、金田貞義首相爆破事件の犯人にされる

青柳は井ノ原から遊びの誘いの電話を受けて、彼女のアパートへ行くことになった。しかし部屋に井ノ原はいない。部屋のテレビをつけると、金田首相爆破事件のニュースが流れていた。
すると井ノ原から電話があり、「私の部屋にいる?」と聞かれた。青柳は不審に思い「いる」と答えたが、部屋から出て向かいのマンションの屋上へと向かった。そこから井ノ原の部屋に警官が突入したのが見えた。

青柳はその場を離れ街をさまよっていると、家電店のテレビで金田首相死亡のニュースが目に入った。いつでもテレビが確認できるように、PSPとワンセグチューナーを買う。
次に青柳は、大学時代からの友人の1人である小野一夫(おのかずお)に助けを求めようと電話をかける。
小野のマンションに向かおうとするが、爆破事件の影響でバスは動いていなかった。そこで、通りすがりの車に頼み込み乗せてもらうことになった。

車が出発したすぐ後、さっき居た場所には黒スーツの男たちが青柳を探していた。
マンションに着いた青柳は、小野に電話をすると「ファミレスで待っていてくれ」と言われる。言われた通りにファミレスで待っていると、黒い車が現れ黒スーツの男たちが降りてこちらへ向かってくる。

青柳はファミレスから逃げ小野に電話をすると、小野は「逃げろ」と叫んだ。しかし、横には小野を見張っていた佐々木太郎(ささきたろう)警視正がいた。

佐々木は小野から電話を取り上げ「マンションに今から来るか、警察に出頭するか、選ばせてやる」と言ってくる。
青柳がマンションに行くと小野は気絶していて、青柳は佐々木に警察車両に乗せられてしまう。

すると警察車両に白い車が衝突してきた。白い車から降りてきたのは、連続刺殺事件の犯人であるキルオであった。キルオは警察車両を運転していた黒スーツの男をナイフで刺した。 その隙に青柳はその場から逃げた。

青柳雅春、連続刺殺事件の犯人キルオと逃走

数時間後、青柳はネットカフェで自分が全国指名手配犯にされたことを知る。それから、ある雑居ビルに集荷予約を入れていた。そこにキルオが現れ「お兄さん、金田貞義首相を殺したの? 握手してください」と言って近づいてきた。

ネットカフェを出た二人は、キルオの棲む家へ行く。
キルオはカップラーメンを作って青柳に渡すと「毒が入っているかも」と言った。青柳は「オレの残りの武器は人を信じることだ」と返す。しかしカップラーメンには睡眠薬が入っていた。キルオは「いい案を思いついた、連絡する」と言ってその場を立ち去った。

半日前にさかのぼる。青柳の元恋人である晴子は、テレビのニュースで青柳が指名手配犯になったことを知る。このことを知らせようと小野に電話をかけると、出たのは女性だった。その女性が言うには、小野は入院しているのだという。

晴子は病院へ向かう。小野が入院している部屋に行くと電話に出た女性が居て、鶴田亜美(つるたあみ)と名乗った。鶴田が小野のマンションへ行くと、小野が倒れていた。小野は少し意識があり何があったかを鶴田に話したのだという。

テレビでは、青柳が大学時代に轟煙火という花火屋でバイトをしていたというニュースが流れていた。ニュースの中で轟煙火の社長である轟静夫(とどろきしずお)がマスコミの取材を受けている。「金田貞義首相が殺害された爆弾の黒色火薬は、轟煙火から手に入れた火薬ではないか?」とマスコミが質問すると、轟は「うちはきちんと保安管理をしています」と答えた。

青柳雅春、加茂団地人質事件を起こす

青柳が逃亡してから2日目、仙台運送で働く岩崎英二郎(いわさきえいじろう)は仕事である雑居ビルに来ていた。するとこの雑居ビルに集荷予約を入れていた、青柳が現れる。
岩崎はかつての同僚であった青柳が無実だということを信じていた。そして青柳を逃がすため、車の荷台に乗せ車を出発させた。

青柳がPSPでニュースを確認すると、青柳を犯人とする全く身に覚えのない証拠映像が次々と流れる。

青柳は2年前、暴漢に襲われていたアイドルの凜香(りんか)を助けた事があった。凜香はお礼として青柳とデートをする。デートの最中、凜香から「腕のいい整形外科医が仙台に来ている」と教えてもらったことがあった。
その話を思い出した青柳は、整形外科医が自分の影武者を作ったのではないかと考えた。

青柳はKNBテレビのプロデューサーである矢島に電話をかけた。自分が指名手配犯の青柳雅春だと名乗ると矢島は「本人だという証拠を見せろ」と返す。青柳は「加茂団地で騒動を起こす」と言って電話を切った。

加茂団地には警察官がすでに待ち構えていた。青柳は岩崎を人質にして、団地に立てこもった。警察官は青柳に銃を向けるが、野次馬たちが携帯電話で撮影しているので銃を撃つことができない。警察官が野次馬たちを制している中、青柳は隙を見てその場から逃げ出した。そして様子を見ていた矢島は青柳が本人だと確信する。

青柳雅春、大学生時代の思い出のボロ車で逃走

加茂団地での騒動をテレビで見た晴子はバッテリーを購入する。かつて青柳と晴子が遊んだボロ車を置きっぱなしの草むらに向かった。その後を刑事が尾行していたが、自転車に乗ったキルオが刑事に近づきナイフで刺して殺してしまう。

青柳が草むらへ向かうとボロ車は今でもあった。前輪に隠しておいた鍵でドアを開け、中に入りエンジンをかけようとしたがかからない。「俺は犯人じゃない」というメモを残しその場から立ち去ろうとした。

するとキルオから電話があり、出てみると「後から人が来てバッテリーを交換してた。車、動くんじゃないですか」と言われた。
車に戻りさっき自分が書いたメモを見てみると「俺は犯人じゃない」に続き、「だと思った」と書かれていた。そしてキーを回すと車のエンジンがかかった。青柳は泣きくずれてしまう。

「仙台病院センターにあなたの偽物が入院しているから、捕まえればいい」とキルオに言われ、青柳は病院へと向かう。病院にはキルオが先回りして待っていた。
言われた病室へ向かうと、拳銃を持った男の死体があった。キルオが言うには、男は偽の情報で青柳を呼び出して殺そうとしていたのだと言う。その情報を掴んだキルオは先回りして男を殺したのだった。しかしキルオも銃で腰を撃たれていた。「気まぐれで助けようと思ったのが運のつきだった。あー、びっくりした」と言ってキルオは笑って死んだ。

青柳が病室から出ると、入院患者の保土ヶ谷康史(ほどがややすし)に会う。保土ヶ谷は青柳のことを理解している様子で、下水管からの逃げ道を教えてくれた。連絡先を交換し、青柳は病院から出る。

入れ替わりで晴子が病院へと着いた。小野の意識は戻っていて何があったのかを話す。小野は金田首相爆破事件のすぐ後に、青柳から連絡があればすぐに警察に通報するよう言われていた。そして青柳が訪ねてきたのでファミレスで待ち合わせをしたが、自分は殴られてしまったのだった。

青柳雅春、花丸マークのマンホールで生き延びる

病院を出た青柳はすぐに交番勤務の児島安雄(こじまやすお)巡査に見つかる。しかし児島を拘束して後部座席に押し込めた。そして「信じてもらえないかもしれないけど、俺は犯人じゃない」と言う。

ニュースを見ると実家の両親が写っていた。両親はカメラに向かって息子の無実を訴えていた。青柳は泣きそうになるが、児島が先に泣き出してしまった。
青柳は矢島に電話をかけテレビ報道の前で佐々木と会わせるよう訴える。そして佐々木と電話をして、2人で会う代わりに児島を解放したのだった。

青柳は病院にいる保土ヶ谷にも電話をしていた。保土ヶ谷は晴子と協力して公園のマンホールに仕掛けをしていた。偽物のマンホールに花丸マークを書いて本物と入れ替えていたのだった。そしてKHB独占放送の中、青柳と佐々木が公園に現れた。

青柳は両手を上げて「自分はやっていません」と言った。続いて青柳が何かを言おうとしたときテレビが映らなくなる。そして佐々木が青柳にむかって射殺命令を出す。
その瞬間、マンホールの中から打ち上げ花火が飛び出した。青柳は開いたマンホールに向かって飛び込んだ。左胸に銃弾を受けたが森田のipodに当たって助かった。

そのまま下水道を進み川へと飛び込んだ。そこにはアイドルの凛香とマネージャーが青柳を助けるために待っていた。「やっと、恩返しができたかな」と凛香は言った。

青柳雅春、整形をして事件解決へ

その後、海から青柳だと思われる遺体が打ち上げられた。金田首相爆破事件の捜査は終了する。

そして冒頭のシーンへ戻る。

樋口家族と帽子をかぶった男がエレベーターへ乗り込んでいる。
晴子は男のボタンの押すクセを見て、整形した青柳だと気付いた。樋口家族と青柳は3階で降りる。晴子は七美に耳打ちをした。すると七美は青柳に近づき「これを押してあげる」と言って、手の甲に花丸スタンプを押した。そして七美は両親のところへ駆け寄っていく。

青柳は「たいへんよくできました」と書かれたスタンプを見ると、大事に息を吹きかけ家族と別の方に歩いて行った。

『ゴールデンスランバー』の登場人物・キャラクター

大学時代の同級生

青柳雅春(あおやぎまさはる/演:堺雅人)

仙台運送の社員。二年前にアイドルの凛香を暴漢から守ったことで、仙台では有名人。大学生時代はファーストフード友の会のサークルに入っていた。森田森吾、小野一夫、晴子も同じサークル仲間で仲が良く、いつも4人で一緒にいた。大学生時代、晴子と交際していた。

樋口晴子(ひぐちはるこ/演:竹内結子)

yuina_matsudav3
yuina_matsudav3
@yuina_matsudav3

Related Articles関連記事

残穢-住んではいけない部屋-(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

残穢-住んではいけない部屋-(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『残穢-住んではいけない部屋-』とは、小野不由美のホラー小説『残穢』を原作とした、中村義洋監督による映画作品。竹内結子が主人公であるホラー小説作家の私(小松由美子)を演じ、橋本愛がストーリーのきっかけとなる女子大生の久保亜紗美を演じる。ある日、私の元に久保亜紗美から、「今住んでいる部屋で、奇妙な音がする」という内容の手紙が届く。そのマンションを調べていく内に、過去の住人が引き起こした数々の事件について暴かれていく。暗闇の底から這い出てくるような不気味な世界観が特徴。

Read Article

アヒルと鴨のコインロッカー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アヒルと鴨のコインロッカー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アヒルと鴨のコインロッカー』とは、吉川英治文学新人賞に輝いた伊坂幸太郎の同名小説を基にした2007年公開の日本のミステリー映画。主人公の椎名は引っ越し先で隣人の河崎という男から、隣の隣に住むブータン人のために「本屋を襲撃して広辞苑を奪いたい」と誘われる。奇妙な誘いに戸惑う椎名だったが、本屋襲撃の手伝いをすることになる。やがて明らかになる2年前の出来事。過去の物語と現在の物語が交錯する中で椎名が見た真実とは。映像化が困難とされている作品を原作の複雑な伏線やトリックを巧みな描写でまとめた。

Read Article

ブラッディ・マンデイ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ブラッディ・マンデイ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラッディ・マンデイ』とは龍門諒の漫画作品を原作とした三浦春馬主演の連続テレビドラマ。2008年に放送され、2010年にはシーズン2も始まり大きな話題となった。2020年に発表された「三浦春馬が最強にかっこよかった作品ランキング」では1位を取得するほどの人気作品である。 天才ハッカー高木藤丸(たかぎふじまる)が家族や友達、日本をウイルステロから救うために持ち前のハッキング技術を活かしてテロ組織に立ち向かう。豪華俳優陣が描くヒューマン・ビジネスサスペンスである。

Read Article

半沢直樹(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

半沢直樹(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『半沢直樹(Hanzawa Naoki)』とは俳優・堺雅人主演、池井戸潤の原作小説を元にしたドラマである。2013年にシーズン1、2020年に続編としてシーズン2が放送された。メガバンクで中間管理職の立場にいる銀行員・半沢直樹が組織のなかで生まれる不正を真っ向から暴いていく姿を描く。主人公・半沢の決め台詞「やられたらやり返す。倍返しだ!」の台詞は、ドラマの大ヒットとともに2013年流行語大賞に選ばれた。幅広い年代の視聴者に支持され、平成の歴代1位の視聴率を記録した国民的人気ドラマである。

Read Article

嫌われ松子の一生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

嫌われ松子の一生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『嫌われ松子の一生』とは、2006年5月27日に公開された日本のコメディ映画である。山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作としている。川尻笙は、夢をあきらめ、堕落した生活を送っていた。突如故郷の父が来訪し、笙の叔母である松子が死んだことを伝える。松子の住んでいたアパートの片付けを父に頼まれた笙は、会ったことのない叔母の松子の死の真相に迫るとともに、その波乱万丈な人生をたどっていく。ストーリーはシリアスな内容だが、華やかなミュージカルシーンやコミカルな演出が見どころの作品である。

Read Article

新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。

Read Article

大奥(2023年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

大奥(2023年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『大奥』とはNHK総合の「ドラマ10」枠で放送された、よしながふみ原作のテレビドラマで、男女逆転した大奥を描く物語である。2023年1月10日から3月14日まで放送。2023年3月度のギャラクシー賞月間賞を受賞している。原作はよしながふみによる漫画『大奥』で、2004年から2021年まで白泉社『Melody』にて連載されていた。舞台は謎の疫病により男の数が激減した江戸時代の日本。世の権力が男から女へと移っていく様、女将軍と支える大奥の男たちの物語を描いている。

Read Article

糸(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

糸(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『糸』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画で、中島みゆきの楽曲『糸』にプロデューサーの平野隆が着想を得て制作された。監督は瀬々敬久。平成元年生まれの高橋漣(たかはしれん)と園田葵(そのだあおい)は、美瑛で出会い恋に落ちる。しかし大人たちの都合で引き裂かれ別々の人生を歩む。出会ってから18年経って平成という時代も終わりを迎えるとき、互いを忘れられなかった漣と葵は再び手を取り合うために動き出していた。この物語は、漣と葵、その周辺の人々の軌跡を「平成」という時代にのせて描く作品となっている。

Read Article

VIVANT(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

VIVANT(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『VIVANT』とは、は2023年7月から同年9月までにTBS系「日曜劇場」枠で放送されたアドベンチャードラマ作品。サラリーマンの乃木憂助は、自身にかけられた誤送金の疑いを晴らすためバルカ共和国に向かう。バルカの地で乃木を巻き込んだ自爆テロ事件は、やがて暗躍する国際テロ組織、そして乃木の正体へと繋がっていく。国内外から集結した豪華俳優陣やモンゴルで撮影された大スケールの映像、そして、予想を超える展開が連続するストーリーが見どころとなっている。

Read Article

鍵泥棒のメソッド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

鍵泥棒のメソッド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『鍵泥棒のメソッド』とは、2012年に公開された日本映画で、監督と脚本は内田けんじ。仕事も無くうだつの上がらない生活をしていた桜井武史は、たまたま入った銭湯で身なりの良い山崎信一郎と入れ替わることに成功する。しかし山崎は裏の仕事を請け負う便利屋であることがわかる。桜井は記憶をなくした山崎や結婚相手を探す真面目な雑誌編集者の水嶋香苗を巻き込み、危険な仕事へと足を踏み入れていってしまう。この物語は人生の進路を見失った大人たちが、次第に生きる希望を見つけていくヒューマンコメディとなっている。

Read Article

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

Read Article

アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アイネクライネナハトムジーク』とは、2014年に発刊された伊坂幸太郎の連作短編集を原作とした、2019年に公開された日本映画である。監督は今泉力哉。会社員の佐藤(さとう)は、恋愛したいと思いつつも「出会いがないから」と理由をつけて恋愛に積極的になれずにいた。それを友人の織田一真(おだかずま)や妻の由美(ゆみ)らが見守る中、佐藤と本間紗季(ほんまさき)は劇的な出会いを果たす。この作品は、佐藤と紗季やその周りを取り巻く人々が10年にわたって織りなす物語を穏やかに描き出す作品である。

Read Article

流星ワゴン(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

流星ワゴン(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『流星ワゴン』とは西島秀俊主演のハートフルなSFドラマである。作家の重松清の小説「流星ワゴン」を映像化したドラマで、2015年1月から3月までTBSでドラマ放送された。リストラされた一雄が生霊の忠さんに出会い、過去に戻れるワゴンに乗って、家族の未来を変える旅をする話である。ドラマのキャストは主演の西島秀俊の他に、香川照之、吉岡秀隆、井川遥、倍賞美津子などが登場。ドラマの脚本は八津弘幸、音楽は千住明が担当する。同い年の息子と父親が朋輩となり、家族の問題に立ち向かうハートフルなドラマ内容である。

Read Article

リバーサルオーケストラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

リバーサルオーケストラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『リバーサルオーケストラ』とは、2023年1月期の日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマである。主演は門脇麦、他主要人物として田中圭、生瀬勝久らが出演。元天才バイオリニストの谷岡初音は表舞台から去り、今は市の職員としてひっそりと暮らしていた。ある日、マエストロとして活躍中の市長の息子・常葉朝陽によって、地元のポンコツ楽団・児玉交響楽団のメンバーにさせられる。楽団を立て直すため奔走する初音と朝陽、また2人を取り巻く個性豊かな楽団メンバーが織りなす音楽エンターテインメントである。

Read Article

SPEC・SICK'Sのスペックホルダー・能力まとめ

SPEC・SICK'Sのスペックホルダー・能力まとめ

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、捜査一課が手に負えない超能力SPEC(スペック)を使った特殊な事件を捜査する、公安部の組織「未詳」の刑事らの活躍を描いたテレビドラマ。続編に配信限定ドラマ『SICK'S〜内閣情報調査室特務事項専従係事件簿〜』がある。 「スペックホルダー」とは、常人が普段使用していない脳の90%の力を発揮してSPECに目覚めた人物のこと。その能力は様々であり、劇中では犯行を完遂させた能力がどのような力であるかを推察・謎解きして解決に臨む。

Read Article

20世紀少年(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

20世紀少年(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。

Read Article

愛の渦(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

愛の渦(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『愛の渦』(映画)とは劇団「ポツドール」の主宰者であり劇作家として活躍中の三浦大輔が監督を務めた、セックスが題材の成人向け映画作品である。戯曲『愛の渦』は岸田國士戯曲賞受賞。待望の映画化に注目が集まった。舞台はとあるアパートの一室。そこはセックスを目的に集まった男女が乱交パーティーを行う裏風俗だ。集まったのはニートや女子大生、保育士にサラリーマンと見ず知らずの男女10名。肉欲に溺れる男女と交錯する人間模様を浮き上がらせた、セックスがテーマの映画となっている。

Read Article

HERO(2007年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ

HERO(2007年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ

「HERO」とは2007年9月8日に公開された日本の映画作品。2001年にフジテレビ系で連続ドラマとして放送された同作の映画版。監督は鈴木雅之。脚本は福田靖。2007年の日本映画興行収入第1位 (81.5億円)を記録した。木村拓哉演じる主人公・久利生検事が傷害致死事件を通して大物代議士の疑惑に関わることになる。

Read Article

リーガルハイ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

リーガルハイ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

リーガルハイとは、古沢良太の脚本によるテレビドラマ。裁判で無敗の最強弁護士・古美門研介と正義感が強い新米弁護士・黛真知子が繰り広げるコメディータッチの弁護士ドラマである。裁判に勝つためなら何でもする古美門と依頼者の気持ちに寄り添う黛との噛み合わないやり取りは見ものである。また、登場人物のキャラが濃く仕上がっていて見所満載である。

Read Article

ハゲタカ(Hagetaka)のネタバレ解説・考察まとめ

ハゲタカ(Hagetaka)のネタバレ解説・考察まとめ

ハゲタカとは、日本人作家・真山仁の経済小説を原作にしたテレビドラマ・映画。2007年にNHKで全6話が放送されている。日本企業買収の使命を帯びて、米国投資ファンドの敏腕マネージャーの鷲津が帰国し、企業の社長や銀行とのマネーゲームが繰り広げられる。鷲津は企業を救うために模索するが、その気持ちとは裏腹に金が悲劇を巻き起こす。ドラマが国内外で高い支持を受けたことで、映画化もされた。

Read Article

いま、会いにゆきます(いまあい)のネタバレ解説・考察まとめ

いま、会いにゆきます(いまあい)のネタバレ解説・考察まとめ

『いま、会いにゆきます』とは、市川拓司による恋愛ファンタジー小説を2004年に映画化したものである。秋穂巧(あいお たくみ)は、息子の祐司と二人で暮らしていた。妻の澪はすでに他界しており、「一年後の雨の季節になったら戻ってくる」と言い遺していた。実際に澪は一年後の梅雨の到来とともにあらわれたが、記憶をなくしていた。次第に家族としての生活を取り戻していく三人。しかし雨の季節はいつまでも続かない。この物語は、ファンタジー要素をとり入れつつも家族の愛、そして女性の強さを感じられる作品となっている。

Read Article

家政婦のミタ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

家政婦のミタ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『家政婦のミタ』とは、2011年10月から12月まで日本テレビ系で放送された、訳ありな過去を持つ完璧な家政婦を題材としたテレビドラマ。タイトルの由来は市原悦子主演で有名な『家政婦は見た!』のパロディ。頼まれたことは何でもやるが、常に無表情でミステリアスな家政婦・三田 灯が、一家離散の危機にある阿須田家に派遣される。命令されれば犯罪行為でもやってしまう三田だが、その行動によって家族は絆を取り戻していくというストーリー。最終回は40.0%を記録した。

Read Article

流星の絆(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

流星の絆(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『流星の絆』とは、東野圭吾の同名小説『流星の絆』が原作となったミステリードラマである。子どものころに両親を殺された三兄妹が復讐を誓い、真犯人にたどり着くまでを描く。2008年10月から12月に、TBS系22時からの金曜ドラマ枠で放送された。脚本は宮藤官九郎が手掛け、基本のストーリーは守りつつも青春ドラマ的な要素やコメディー的な要素が加わったことで、原作とは大きく異なる世界観となっている。主役の三兄妹を二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香が演じる。

Read Article

コンフィデンスマンJP ロマンス編(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

コンフィデンスマンJP ロマンス編(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『コンフィデンスマンJP ロマンス編』とは2019年に公開された、詐欺師をテーマにした映画作品。東京ドラマアウォードなどの賞を受賞した、総合視聴率15.1%の人気テレビドラマを映画化した1作目。大ヒットした痛快エンターテインメント映画で、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)が、悪い奴から詐欺で大金を巻き上げるストーリー。今回のおさかな(ターゲット)はラン・リウ。恋愛詐欺師のジェシーと日本のゴットファザーの赤星も加わり、香港を舞台にコンゲームを繰り広げる。

Read Article

仮面ライダー電王(Den-O)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダー電王(Den-O)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダー電王(Den-O)』とは、石ノ森章太郎原作の東映製作特撮テレビドラマシリーズの一つで「電車」がモチーフである仮面ライダーである。2007年1月28日~2008年1月20日までテレビ朝日系列で放送された。平成仮面ライダーの8作品目で、未来の人間の精神体である「イマジン」と呼ばれる怪人が過去の世界を支配して自分たちの良いように歴史を変えようとするが、仮面ライダー電王が「時の列車デンライナー」で現在と過去を行き来して悪のイマジンから現在の世界を守るために戦う時間SFストーリーである。

Read Article

雲のむこう、約束の場所(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

雲のむこう、約束の場所(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『雲のむこう、約束の場所』とは、「ほしのこえ」につづく、新海誠による長編アニメーション映画である。公開は2004年で、制作会社はコミックス・ウエーブ・フィルムだ。この作品は、戦争により北海道と本州以下が南北に分断された日本を描くSF作品で、舞台は青森県である。中学生である主人公の「ヒロキ」は、親友の「タクヤ」と共に、今は異国の地である「エゾ」にそびえる塔に行くための飛行機を制作していた。それは彼らだけの「秘密の計画」であった。

Read Article

ランチの女王(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ランチの女王(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ランチの女王』とは、2002年にフジテレビ系の月9枠で放送されたドラマ。主演は竹内結子。その他、妻夫木聡、山下智久、山田孝之などが出演している。ランチタイムに洋食店を訪れた麦田なつみが、ひょんなことからその店で住み込みで働くことになる。洋食店を舞台に、なつみと男四人兄弟の恋愛模様や交流を描いたラブコメディ。脚本は『カバチタレ』や『青天を衝け』を担当した大森美香などが手掛けている。第34回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞や主演女優賞などを獲得した。

Read Article

笑ゥせぇるすまん(アニメ・漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

笑ゥせぇるすまん(アニメ・漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『笑ゥせぇるすまん』は、藤子不二雄Aが手掛けたブラックコメディー漫画作品で、謎のセールスマン・喪黒福造(もぐろふくぞう)が悩みを抱える現代人の欲を叶える際に、約束や忠告を破ったりした場合、その代償を払わせる毎回一話完結の形式となっている。1989年にTBS、2017年にTOKYO MX等でテレビアニメ、1999年にはテレビ朝日にてテレビドラマとして放送。これらの影響もあり、社会風刺が込められつつネガティブな物語展開ながらも、成人のみならず、小中学生といった幅広い年齢層から指示を受ける。

Read Article

今夜、ロマンス劇場で(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

今夜、ロマンス劇場で(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『今夜、ロマンス劇場で』とは2018年に公開された、主演綾瀬はるかと坂口健太郎によるラブストーリー映画である。映画監督を目指す健司が通い詰めていた「ロマンス劇場」で、モノクロ映画に出演している映画のヒロインである美雪に出会う。ある日、美雪が現実世界に現れ、健司は美雪に色のある現実世界を案内していくうちに、健司と美雪は惹かれ合っていく。しかし、美雪にはある秘密があった。切なくもあり、昭和中期を舞台とした切なくもあり温かい気持ちになるラブストーリー映画となっている。

Read Article

SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、超能力などを使った特殊な事件を捜査するために設立された、未詳事件特別対策係を舞台にした刑事ドラマ及び原作をもとにした映画である。IQ201の天才刑事と警視庁特殊部隊 (SIT) 出身の捜査官が特殊能力(SPEC)を持つ犯人と対決する姿が描かれている。ドラマ初期にはミステリーなストーリーが繰り広げられ、後半になるとSPECに関わる陰謀劇が中心となっている。2人の刑事の個性的なキャラクターも見どころのひとつだ。

Read Article

スウィングガールズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

スウィングガールズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『スウィングガールズ』とは、2004年に公開された「ジャズやるべ!」をキャッチフレーズに掲げた青春コメディ映画である。監督・脚本は『ウォーターボーイズ』で一躍有名になった矢口史靖が手掛け、主演には上野樹里を迎えた。山形の田舎を舞台に、ジャズや音楽とは無縁だった田舎の女子高生達は、ひょんな事からビッグバンドを組みある日突然ジャズの世界へ。落ちこぼれ高校生達が、ビッグバンドをきっかけに次第にジャズに魅了されていく様が描かれている。

Read Article

マスカレード・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

マスカレード・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『マスカレード・ホテル』とは、東野圭吾が書いた人気小説『マスカレード・ホテル』を原作とした大ヒット映画である。木村拓哉主演の映画で、長澤まさみや小日向文世、渡部篤郎など豪華キャストがそろっている。物語は予告連続殺人事件の捜査のために、警視庁の刑事たちがホテル・コルテシア東京に潜入捜査をする。エリート刑事の新田はフロントクラークとして同じホテルの仕事をする山岸と共に、次々とホテルに来る怪しい宿泊客の対応をしていく。誰が殺人事件を起こそうとしている犯人なのかを突き止めていくミステリー映画。

Read Article

僕のヤバイ妻(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

僕のヤバイ妻(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕のヤバイ妻』とは、2016年にフジテレビで放送されていた、脚本・黒岩勉、主演・伊藤英明のサスペンスドラマだ。その他、木村佳乃や相武紗季などが出演している。カフェを経営する望月幸平は、妻の望月真理亜との結婚生活に嫌気がさしていたが、別れられない事情があった。そんなある日、幸平は愛人の北里杏南に妻の殺害を持ち掛けられる。そこで幸平は真理亜の飲むワインに毒を仕込んで殺そうとするが、突然彼女が誘拐されてしまった。しかしその誘拐事件には、真理亜の思惑が潜んでいた。

Read Article

HERO(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

HERO(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『HERO』とは、第1期が2001年に、第2期が2014年にフジテレビ系で放送された、検察をテーマにした日本のテレビドラマシリーズ。木村拓哉が主演を務め、自身の正義と価値観で捜査を行う型破りな検事・久利生公平と彼を支える検察事務官、同僚検事たちの活躍を描いている。その他、2006年にドラマ特別編が、2007年には劇場版がそれぞれ制作され、2015年には劇場版第2作が制作された。第28回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞を受賞した。

Read Article

目次 - Contents