VIVANT(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『VIVANT』とは、は2023年7月から同年9月までにTBS系「日曜劇場」枠で放送されたアドベンチャードラマ作品。サラリーマンの乃木憂助は、自身にかけられた誤送金の疑いを晴らすためバルカ共和国に向かう。バルカの地で乃木を巻き込んだ自爆テロ事件は、やがて暗躍する国際テロ組織、そして乃木の正体へと繋がっていく。国内外から集結した豪華俳優陣やモンゴルで撮影された大スケールの映像、そして、予想を超える展開が連続するストーリーが見どころとなっている。
『VIVANT』の概要
『VIVANT』(ヴィヴァン)は2023年7月16日から9月17日にかけて、「日曜劇場」枠にてTBS系列の放送局で放送されたオリジナルドラマである。原作は『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズなどで演出を務めた福澤克雄。
日本の企業・丸菱商事のエネルギー事業部2課課長・乃木憂助(のぎゆうすけ)は、取引先のバルカ共和国の会社に130億円もの誤送金をした容疑をかけられる。乃木は自身の無実の証明と事態の収拾のためにバルカに向かうが、現地で自爆テロに巻き込まれる。その犯人は国際テロ組織・テントの一員であり、誤送金もテントによる策略であった。中盤では、乃木の正体が、日本の秘密組織・別班であることが判明し、そこから物語は次のテロの標的に日本を狙うテントと乃木たち別班の戦いへと進んでいく。
国内外から集結した豪華俳優陣やモンゴルで撮影された大スケールの映像、そして、予想を超える展開が連続するストーリーが見どころとなっている。
制作はTBSテレビ。監督は福澤克雄、主演は堺雅人という『半沢直樹』のタッグが再び組まれた。
本作の事前情報は主要キャストのみで初回放送までストーリーや登場人物は一切明かされなかったが、緻密な伏線と常に予想を上回る展開から人気を得た。最終回の視聴率は19.6%という記録を残した。
『VIVANT』のあらすじ・ストーリー
1億ドルの誤送金事件
大手商社・丸菱商事(まるびししょうじ)は、中央アジアのバルカ共和国での太陽エネルギープラント事業を進めていたが、現地のインフラ会社・GFL社(ジーエフエル社)に1億ドルが誤送金されてしまう。これの関与を疑われたエネルギー開発事業部2課課長・乃木憂助(のぎゆうすけ)は、単身GFL社の社長のアリ・カーンのもとに差額の返金を申し出にバルカに赴く。しかしアリは、受け取った資金はすでに下請けに送金してしまったと言って返金を断る。乃木はCIAの友人サムの協力によって金はアル=ザイールという男の手に渡ったことを突き止め、彼のもとへ向かおうとするが、道中で悪徳タクシーに騙されて砂漠に独り放り出されてしまう。力尽きたところをアディエル、ジャミーン親子に救出、介抱される。その後なんとかザイールとの対面を果たした乃木だったが、ザイールは返金を拒否し、さらに「お前がVIVANT(ヴィヴァン)か?」と謎の問いかけをして自爆テロを起こそうとする。そこに警視庁公安部の野崎守(のざきまもる)が現れ、ザイールを射撃して逃走の時間を稼ぐ。これによって乃木は負傷するも一命を取り留めたが、重要参考人として同じ現場に居合わせた野崎、同じ日本人として彼の協力者と勘違いされたWHI(世界医療機構)の医師・柚木薫(ゆずきかおる)とともにバルカ警察のチンギスに追われることになった。野崎の協力者・ドラムも加わり、逃避行の末に日本大使館に逃げ込むことに成功する。
野崎は乃木に、ザイールは国際テロ組織・テントの幹部の一人だったこと。丸菱での誤送金問題は社内にテントの潜伏工作員・モニターによって引き起こされたこと。そして、日本の一介の商社マンにもかかわらずザイールに接触を試みていることから疑わしい彼を追跡していたことを話した。乃木と野崎は、日本への帰国と丸菱内のモニターの正体を暴くため共同戦線を結ぶ。さらに、ザイールの言っていた「VIVANT」は、日本の陰の諜報部隊「別班」ではないかとヒントを得るのだった。
乃木、野崎、柚木の3人は、はじめ大使館の秘密の地下通路からロシアへの脱出を図る。しかし、特命全権大使の西岡英子(にしおかえいこ)の裏切りでこの計画を事前に察知したバルカ警察は脱出口に先回りしていた。野崎が直前にそれを察知し、さらにドラムや大使館の通訳・ナジュムの助けによって大使館を抜け出して進路をモンゴルに向けて旅立った。途中、自爆テロによるアディエルの死を知ったジャミーンが病院を脱走した先で脱水症状で倒れたことを知り、先を急ごうとする野崎を柚木と乃木が説得し、彼女を看護することに決める。ジャミーンは無事回復したが、その間に国境の警備が強化されたため、3人は砂漠を横断しての脱出を試みる。砂漠を渡り切った末、公安部の新庄浩太郎(しんじょうこうたろう)やモンゴル国境警備隊の助けによって日本へ帰国するのだった。
丸菱に潜むモニターの正体
無事に帰国した乃木は野崎が引き入れた警視庁サイバー犯罪対策課のホワイトハッカー・東条翔太(とうじょうしょうた)と、元情報システム部である乃木の同期・山本巧(やまもとたくみ)の協力を得て、会社から誤送金データの入手を図る。乃木は丸菱のサーバールームに潜入し、誤送金のデータを手に入れた。東条がそれを解析すると、誰が操作しても自動で送金金額が変更され、誤送金が起こってしまうプログラムが仕組まれていたことが判明する。そして、そのプログラムを組み込んだのは財務部の太田梨歩(おおたりほ)であった。公安は、ただちに太田の自宅に向かうが、そこには彼女の姿は無かった。しかし、押収品から彼女が神様と称されるほどの天才ハッカー・ブルーウォーカーであることがわかった。東条曰く私欲で動く人間ではないブルーウォーカーの裏に影の黒幕がいると野崎は睨んだ。
そんな中、持病の手術のためにジャミーンがドラムとともに来日し、乃木と柚木はそれを出迎えた。乃木は、ジャミーンが持ってきたアルバムの写真の中にテントの軍服姿の山本が写りこんでいたのを発見し、彼がモニターであることが明らかとなる。山本が太田を口封じに監禁していると踏んだ乃木と野崎は、山本を引き出す計画を立てる。乃木は山本に太田の監禁場所に警察が向かっていると伝え、公安は彼女のもとへ向かおうとする山本を尾行し、彼の逮捕及び太田救出を試みる。しかし、テントのモニターを名乗る黒須駿(くろすしゅん)が山本を匿って尾行をまいた。黒須は山本から太田の監禁場所を聞き出し、さらに彼を騙して拘束した。混乱する山本の前に乃木が姿を現し、自分たちは別班と明かす。乃木と黒須は山本に自白剤を投与し、GFL社のアリが日本担当のテントの幹部であり、最後のテロの標的が日本であるという情報を得る。乃木は、匿名で公安に太田の監禁場所を通報した後、首吊り自殺を偽装して山本を排除するのだった。
テントへと迫る別班と公安
ザイールと山本の亡き今、公安が次に狙うのは日本担当のテント幹部・GFL社のアリだと睨む乃木は、別班こそが誰よりも先にアリを見つけ出してテントの情報を聞き出すのだと決意する。乃木はアリをおびき出し、拉致した彼の家族を人質にして、テントの次のテロの標的が日本であることの真偽を問い詰める。はじめは黙秘するアリだったが、祖母、母、1人目の娘が絞首刑に処されたことで遂に「テロの標的は組織のトップしか知らず、また組織のアジトについてもわからない」と口を割った。しかし、乃木が最後にテントのトップの正体を訊ねると再びアリは口を閉ざす。しかし、最後の娘まで犠牲になることに耐えられず、テントのトップ・ノゴーン・ベキの名を答えたのだった。乃木は、自分の父親こそがテントの創設者であり最高指導者であるという事実にたどり着く。最後に彼は絞首されたアリの家族を救出し、アリに彼女たちが死なないようにしていたと明かして非道な手段をとったことを謝罪する。乃木は、テント構成員のベキへの強い忠誠心を目の当たりにしたのだった。
一方、野崎は、山本の自殺現場にて付近の防犯カメラが悉く使用不能になっていたことに不審に思っていた。彼は、山本がモニターであったことを知る乃木についてFBIの捜査官の協力も得て調べ上げようとする。そして、丹後隼人(たんごはやと)の名でアメリカのミリタリースクールに留学し、全科目を首席で卒業していたという彼の過去を暴くのだった。さらに野崎は、バルカにてチンギスと手を組んでバルカでの乃木の動向を捜査した。すると、彼が野崎たちが追跡のために仕掛けた盗聴器に気づいていたことや、ザイールの自爆テロの現場で野崎より先に射撃していたことが明らかになった。そのずば抜けた優秀さから乃木が別班の工作員であることを確信した野崎は、帰国して彼が少年時代を送っていた京都府舞鶴市の養護施設を訪れた。そこで、乃木がバルカで両親と離別して人身売買に出され、その後日本に戻るも人身売買の環境下での強いストレスから自分の名前を忘れるなどの記憶障害を患っていたということを知る。さらに、島根県奥出雲町にある父方の実家で、野崎は一族に代々伝わる守り刀の鞘に刻まれた野木家の家紋とテントのマークが酷似していることを知る。彼は組織のマークと乃木家の家紋が類似しており、テントのリーダーが乃木の父・卓(すぐる)であることを、公安部長・佐野雄太郎(さのゆうたろう)に報告した。そこで佐野から乃木卓が元公安部外事1課の人間であり、バルカの武装勢力の調査のために任務に赴くが内乱に巻き込まれて死亡したとされていた、という事実を告げられる。これにより、公安はテントへ繋がる道標として乃木憂助を徹底的にマークすることに決める。野崎は、最後にテントとケリをつけるのは公安だと不敵に笑うのだった。
乃木の知った愛と裏切り
幼くして両親と生き別れた乃木は、愛を知らずに育った。サムが愛する家族を守るため軍に入隊すると、自分も愛を知りたいと思うようになり、日本を愛すべき家族だと思って自衛隊に入隊したのだった。それでも「愛する」という感情をわからないでいたが、柚木やジャミーンに出会ったことで彼女たちに抱く感情こそが愛なのではないかと考えるようになる。持病の手術を終えたジャミーンのもとへ向かい、手術の成功の喜びを共にした乃木と柚木は、乃木の家で互いへの好意を打ち明けあった。
乃木は、組織を裏切ることとなったアリを彼の家族とともにベネズエラへ逃亡させており、アリは去り際に自身を見逃してくれた乃木に感謝の印としてテントの通信暗号キーを渡していた。別班は、ブルーウォーカーこと太田梨歩の協力を得て、その暗号キーを解読しテントのサーバー解析に成功する。サーバーの通信記録から、ベキが最も信頼を置く組織のナンバー2・ノコルが、ロシアの反政府組織ヴォスタニアと会合するという情報を得る。一方で、公安もまた乃木卓がノゴーン・ベキであることまでたどり着いていた。乃木卓は公安の任務でバルカの内乱の可能性を調査するために、表向きは農業使節団として妻・明美(あけみ)とともに入国し現地で憂助を授かるが、その後内乱に巻き込まれて死亡したとされていた。本来なら危険に晒された捜査官には救助が来るはずだが、当時の公安は卓を見捨て、さらにデータベースから彼の記録を抹消していたのだった。組織から見捨てられたこと、家族も殺されたことによる憎悪は、日本をテロの標的に据えるに十分と考えられた。
後日、別班の司令・櫻井里美(さくらいさとみ)は、乃木、黒須を含めた6名の精鋭部隊を招集した。そこで会合当日、ヴォスタニアの兵士たちを奇襲して彼らになりすまし、ノコルを確保するという作戦を立てる。作戦は成功し、乃木はノコルを捕らえるが、突如他の別班員を狙撃し殺害する。黒須だけがそれを躱し負傷ですませた。乃木は取り押さえられるが、自分はベキの息子だとノコルに告げ、生きたまま黒須とテントのアジトへ連行されるのだった。一方乃木を追ってバルカに降り立っていた野崎たち公安は、乃木の発信器が再び信号を送った先に公安が向かうと、そこはヴォスタニアのメンバーが別班に襲撃された現場に行きつく。野崎はそこに乃木が仕掛けた発信機と、柚木、ジャミーンが写った写真を見つける。その時、彼の携帯に一通のメールが届いた。次に向かった先は、先刻までノコルたちがいた会合現場で、そこには乃木に裏切られた別班員の亡骸だけが残されていた。
乃木のベキとの邂逅
牢の中の乃木と黒須の前に、テントの党首・ノゴーン・ベキが姿を現す。ベキは乃木に、別班を裏切った証明としてに黒須の射殺を命じる。ベキの銃を受け取る乃木に、彼の銃が汚れると言ってノコルは自分の銃と取り換えさせる。乃木は1発目を打ち損じ、そのまま弾切れを起こす。乃木の銃の腕を知るノコルが、自分たちの隙をついて撃ってくることを警戒して1発しか銃弾を仕込んでいなかったのだった。その時テントに、乃木が銃殺した他の別班員の棺が航空機に載せられたという知らせが入り、ベキはそれを裏切りの証とした。その後、乃木はノコルによる尋問を受ける。別班の情報、テント追及の任務の詳細を全て話す乃木に、ベキは幼少期の話を求める。乃木の語った記憶と、自分の息子と離別した状況が一致していたため、ベキは乃木のDNA検査を承諾する。その結果、乃木憂助とベキは血が繋がっていることが証明された。それでもベキは、仲間を裏切ったという点で乃木を蔑ろにしていたが、彼の別班としての高い能力を買ってその能力を利用することに決める。乃木はテントの裏帳簿を受け取り、そこからテントが運営する民間軍事会社がテロ活動や犯罪の依頼を請け負って金銭を得て、その収益で複数の孤児院の運営しているという組織の内実を知る。孤児院の1つへの訪問に同行した際に、乃木は手に持った重さを測ることができるという特技で院長の横領を看破した。それを機にベキは乃木に信頼を寄せ、彼に個室やノコルと同じ純白のベールを与え、ノコルと力を合わせていくのだと説いた。
テントの真の目的
ノコルの運営する資源開発会社ムルーデルの経費削減を任された乃木は、その収支報告からテントがバルカ北西部の土地購入を3年かけて行っていることを突き止める。ベキは、その土地が純度99パーセントのフローライトを有していることを伝える。半導体に欠かせないフローライトを売却してその半永久的な利益で今後の孤児院運営を安定して行うために、その土地を政府や外資よりも先に入手しなければならなかった。今までのテロでの利益はその土地の購入費に充てられていたが、最後の土地を獲得するためのテロの代案として、乃木は別班の極秘情報を利用した信用取引で血を流すことなく資金を手に入れた。その夜、テントの幹部で食卓を囲み、そこでベキは乃木に自身の過去とテントの歴史を語った。また、乃木がテントがテロの最終目的として日本を狙っていることの真偽を訪ねると、ベキは公安や日本を恨んでいたが、孤児たちのために活動を続けるうちにその復讐心は次第に失せていったと否定した。
その後、フローライトの鉱脈の情報がバルカの国土交通省に知られていたことが判明する。テントの幹部と、ノコルの親友であるフローライト採掘の共同出資者・ゴビだけが知っている情報の漏洩元を探すなかで、乃木の参加を機に情報が漏洩したのではないかと彼に疑いの目が向けられる。さらに乃木が射殺したとされた4名の別班員が生存しており、日本でリハビリを受けている様子を捉えた動画がテントに送られてきたことで疑いが強くなり、乃木は縛り上げられて尋問を受ける。ベキは「もう嘘はやめてくれ」と諭した後で、別班の任務でここに来たのかと尋ねる。乃木はそれに「私は別班の任務としてここに来ました」とまっすぐに答えた。ベキはそれを聞いて部下に拘束を解かせる。ベキは、乃木が重さを正確に測る特技で黒須の処刑の際に銃に入っている弾の数を見抜いて彼を生かすよう立ち回っていたと推測し、そこから味方をも欺いてテントへの潜入捜査を実行していると見破っていたと語った。乃木は、バルカ渡航前にジャミーンがベキを「優しい人」と言ったことを契機にテントの本質を探る必要性を感じていた。そこで櫻井、野崎の協力のもと今回の二重スパイ作戦を行ったと答え、さらにテントがフローライトの採掘権を獲得できれば今後テロの請負を止めることから採掘権争いに別班として協力すると表明した。
後日、ムルーデルはバルカの外務大臣・ワニズと技術提携企業のオリベ化学の蘇我(そが)、さらに日本大使館の西岡と会合する。ワニズはフローライトの採掘権の25パーセントを政府やオリベ化学に分配すれば、採掘ノウハウと販売ルートを無償提供するとノコルに持ち掛ける。しかし、契約が締結されるやいなやゴビは政府側に寝返り、政府・ゴビの企業・オリベ化学の合計55パーセントの採掘権で政府主導での開発を進めると豪語する。しかし、ゴビが内通者であり自分たちを裏切ることを予め見抜いていた乃木たちは、オリベ化学の判断を担う西岡を取り込んで合計60パーセントの採掘権を主張し権利を取り戻した。怒り狂ったワニズは国の軍事力武力行使に出ると脅迫する。そこにベキが姿を現し、武力に頼ることの愚かさを叱責し、「バルカは宗教民族の違いを認め合い、国民に富が平等に渡るよう新たな一歩を踏み出す」と宣言した。さらにチンギスたちバルカ警察が到着し、西岡から裏金を受け取るワニズの映像を証拠に収賄教唆、強要の容疑で逮捕したのだった。
ノゴーン・ベキの真の目的
西岡を味方に引き入れるのには野崎の協力が不可欠だった。乃木は、彼の協力を得る引き換えに公安へ投降し、テロで多くの罪なき人々の命を奪い傷つけたことを償ってほしいと涙ながらに懇願する。ベキの真の目的は、フローライト事業が成功次第、テントを解散し自首して己の罪を償うことだった。ベキは、テントの解散を宣言しバトラカ、ピヨと日本に移送されるも、テントのモニターであった公安の新庄の手引きで脱獄する。ベキは、現内閣官房副長官でバルカの乃木卓たちを見捨てた当時の公安部外事課課長・上原史郎(うえはらしろう)への復讐のため、彼の邸宅を襲撃する。そこに乃木も現れ、たとえ家族を引き裂いた憎き相手でも「日本の重責を担う人物を殺させはしない」とベキを狙撃し阻止した。ベキは最後に「お前は私の誇りだ」と乃木に言い残す。乃木はノコルから、ベキは拳銃には弾丸を込めておらず、上原への復讐を止めに来た乃木に自分を殺させることでこの因縁を終わらせようと決めていたことを伝えられる。
任務を終えた乃木は柚木とジャミーンのもとへ会いに行くが、そこで新たな別班の招集の合図を見つけるのだった。
『VIVANT』の登場人物・キャラクター
主人公
乃木憂助(のぎゆうすけ/演:堺雅人)
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『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。
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あなたの番です(あな番)のネタバレ解説・考察まとめ
『あなたの番です』とは、日本テレビ系にて2019年4月から9月まで放送された全20話のミステリードラマである。キウンクエ蔵前というマンションに引っ越してきた新婚夫婦が「交換殺人ゲーム」に巻き込まれる姿を描いたミステリードラマで、企画・原案は秋元康。第1章、第2章で構成された2クール半年間に渡って放送され、テレビ放送と連動して、『扉の向こう』というスピンオフがHuluにて独占配信されている。
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嘘喰い(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『嘘喰い』とは、2006年から2018年までに迫稔雄が『週刊ヤングジャンプ』にて連載していた漫画及びそれを題材としたアニメ、映画作品である。相手のイカサマ(嘘)を利用し勝利する様から「噓喰い」の2つ名を冠する天才ギャンブラー・斑目貘が、智力と暴力の入り乱れる命懸けのギャンブルに挑む姿を描く。ギャンブルシーンの高度な駆け引きと読み合いの最中に行われるキャラクター同士の激しい格闘も人気を博しており、ギャンブル漫画としてもアクション漫画としても読み応えのある非常に重厚な内容の漫画である。
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リーガルハイ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
リーガルハイとは、古沢良太の脚本によるテレビドラマ。裁判で無敗の最強弁護士・古美門研介と正義感が強い新米弁護士・黛真知子が繰り広げるコメディータッチの弁護士ドラマである。裁判に勝つためなら何でもする古美門と依頼者の気持ちに寄り添う黛との噛み合わないやり取りは見ものである。また、登場人物のキャラが濃く仕上がっていて見所満載である。
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美しい隣人(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『美しい隣人』とは、2011年1月から3月まで放送された、隣家に引っ越してきた異常な女性をテーマにしたサスペンスドラマ。主演は主人公の沙希を演じた仲間由紀恵。郊外の住宅地、美空野町に暮らす平凡な専業主婦矢野絵里子は、夫と息子の3人家族で平穏な日々を過ごしていた。ところがある日、絵里子の家の隣に引越して来た謎の美女・マイヤー沙希によって、彼女の平穏な生活は崩れ去っていくというストーリー。仲間由紀恵演じる沙希が、檀れい演じる絵里子の幸せな生活を崩壊させていく姿と、そこに潜んだ謎が見どころである。
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半沢直樹(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『半沢直樹(Hanzawa Naoki)』とは俳優・堺雅人主演、池井戸潤の原作小説を元にしたドラマである。2013年にシーズン1、2020年に続編としてシーズン2が放送された。メガバンクで中間管理職の立場にいる銀行員・半沢直樹が組織のなかで生まれる不正を真っ向から暴いていく姿を描く。主人公・半沢の決め台詞「やられたらやり返す。倍返しだ!」の台詞は、ドラマの大ヒットとともに2013年流行語大賞に選ばれた。幅広い年代の視聴者に支持され、平成の歴代1位の視聴率を記録した国民的人気ドラマである。
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JIN(仁)のネタバレ解説・考察まとめ
『JIN(仁)』とは、TBS系列にて2009年10月〜12月まで放送されたTVドラマ及び、『スーパージャンプ』で連載されていた村上もとかによる漫画作品。「現代の医師が、もし幕末へタイムスリップしたらどうなるか?」を描いたSF要素の強い医療時代劇漫画をドラマ化したものである。第五話で視聴率20%超えを達成し、最終話では平均視聴率25.3%、瞬間最高視聴率29.8%を記録した。この記録は、2009年に放送された民放の連続ドラマ視聴率の中で最高記録となり、大きな反響を呼んだ、国民的人気ドラマである。
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流星の絆(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『流星の絆』とは、東野圭吾の同名小説『流星の絆』が原作となったミステリードラマである。子どものころに両親を殺された三兄妹が復讐を誓い、真犯人にたどり着くまでを描く。2008年10月から12月に、TBS系22時からの金曜ドラマ枠で放送された。脚本は宮藤官九郎が手掛け、基本のストーリーは守りつつも青春ドラマ的な要素やコメディー的な要素が加わったことで、原作とは大きく異なる世界観となっている。主役の三兄妹を二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香が演じる。
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Shall we ダンス?(Shall We Dance?)のネタバレ解説・考察まとめ
『Shall we ダンス?』とは、周防正行監督・脚本による1996年製作の日本映画。社交ダンス教室を舞台としたハートフルコメディ。日本アカデミー賞独占をはじめとして数々の映画賞に輝き、海外においても19ヵ国で公開され高い評価を得た。平凡な中年サラリーマンの男性が、電車のホームから見かけた社交ダンス教室の美女に魅せられダンスを習い始め、ダンスをきっかけに見失っていた自分自身や生きる情熱を取り戻していく姿を描く。
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あのこは貴族(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『あのこは貴族』とは、山内マリコの小説『あのこは貴族』を原作としたヒューマンドラマ映画である。2021年2月に公開され、「富裕層」と「庶民」の鮮やかな対比が観客からの高い支持を得る。お嬢さん育ちの華子は婚活の末に理想の男性と結婚するが、嫁ぎ先からの重圧に悩む。大学進学を機に上京したが学費が続かず中退後、就職した美紀。「他力」を享受する特権階級と「自力」が前提の一般人を隔てる見えない壁。交わらないはずの「階層」を飛び超えた2人に見えてきた新しい自分。監督は、「グッド・ストライプス」の岨手由貴子。
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『コンフィデンスマンJP ロマンス編』とは2019年に公開された、詐欺師をテーマにした映画作品。東京ドラマアウォードなどの賞を受賞した、総合視聴率15.1%の人気テレビドラマを映画化した1作目。大ヒットした痛快エンターテインメント映画で、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)が、悪い奴から詐欺で大金を巻き上げるストーリー。今回のおさかな(ターゲット)はラン・リウ。恋愛詐欺師のジェシーと日本のゴットファザーの赤星も加わり、香港を舞台にコンゲームを繰り広げる。
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銀魂(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「銀魂」(実写版)は、2017年7月に公開された福田雄一監督による日本映画。空知英秋作画の漫画「銀魂」の実写化作品で、原作の長編「紅桜編」がベースです。「紅桜編」は、妖刀紅桜を利用して国の転覆を目論む鬼兵隊と、それを阻止しようとする主人公坂田銀時と仲間たちの戦いを描いたもの。原作はSF時代劇コメディです。実写版はそれを忠実に再現し、ギャグ満載、時にほろりとさせる内容になっています。
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四月は君の噓(君噓)のネタバレ解説・考察まとめ
『四月は君の嘘』とは『月刊少年マガジン』(講談社)で2011年から2015年まで連載されていた、新川直司原作の音楽をテーマにした漫画、およびそれを基にしたアニメ作品である。数々のピアノコンクールで優勝したが、ピアノの音が聞こえなくなった有馬公生は、同い年の女の子でヴァイオリニストの宮園かをりと知り合った。現代の日本で、中学生のピアニストとヴァイオリニストが互いの才能に共鳴し合い成長する姿を描いている。
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僕のヤバイ妻(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕のヤバイ妻』とは、2016年にフジテレビで放送されていた、脚本・黒岩勉、主演・伊藤英明のサスペンスドラマだ。その他、木村佳乃や相武紗季などが出演している。カフェを経営する望月幸平は、妻の望月真理亜との結婚生活に嫌気がさしていたが、別れられない事情があった。そんなある日、幸平は愛人の北里杏南に妻の殺害を持ち掛けられる。そこで幸平は真理亜の飲むワインに毒を仕込んで殺そうとするが、突然彼女が誘拐されてしまった。しかしその誘拐事件には、真理亜の思惑が潜んでいた。
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湯を沸かすほどの熱い愛(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『湯を沸かすほどの熱い愛』とは、2016年に公開された日本映画。「幸の湯」という銭湯を営む幸野家。しかし1年前に父が家を出て行ってしまい銭湯は休業状態。母の双葉はパートをしながら懸命に娘を育てていたが、ある日余命宣告を受ける。双葉はその日から、「絶対にやっておくべきこと」を決め実行して行くが、それは家族の秘密を取り払うことでもあった。関わるすべての人の心を突き動かす強さと優しさを持つ主人公・双葉を宮沢りえが演じ、失踪した夫・一浩をオダギリジョーが演じる。第40回日本アカデミー賞受賞作品である。
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歩いても 歩いても(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
兄の命日に久々に実家に集まった横山家。しかし次男の良多は父と折り合いが悪く、気が重い。食卓には母の作った手料理が並び、思い出話に花が咲く。そんな何気ない会話の中に、家族それぞれが抱えた事情が見え隠れする。どこにでもある家族の夏の一日を静かに繊細に描いた、是枝裕和監督の思いが詰まったホームドラマ。
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目次 - Contents
- 『VIVANT』の概要
- 『VIVANT』のあらすじ・ストーリー
- 1億ドルの誤送金事件
- 丸菱に潜むモニターの正体
- テントへと迫る別班と公安
- 乃木の知った愛と裏切り
- 乃木のベキとの邂逅
- テントの真の目的
- ノゴーン・ベキの真の目的
- 『VIVANT』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 乃木憂助(のぎゆうすけ/演:堺雅人)
- F(エフ/演:堺雅人)
- 野崎守(のざきまもる/演:阿部寛)
- 柚木薫(ゆずきかおる/演:二階堂ふみ)
- 丸菱商事
- 山本巧(やまもとたくみ/ 演:迫田孝也)
- 太田梨歩(おおたりほ/ 演:飯沼愛)
- 水上了(みずがみりょう/演:古屋呂敏)
- 宇佐美哲也(うさみてつや/演:市川猿弥)
- 原智彦(はらともひこ/演:橋本さとし)
- 河合幸二(かわいこうじ/演:渡辺邦斗)
- 長野利彦(ながのとしひこ/演:小日向文世)
- バルカ共和国
- チンギス(演:Barslkhagva Batbold)
- ジャミーン(演:Nandin-Erdene Khongorzul)
- アディエル=クラシー(演:Tsaschikher Khatanzorig)
- イリア・サイハン (演:真凛)
- アリ・カーン(演:山中崇)
- アル=ザイール(演:Erkhembayar Ganbold)
- 西岡英子(にしおかえいこ/ 演:檀れい)
- ナジュム (演:Bruce Taylor)
- ゴビ(演:馬場徹)
- ワニズ(演:河内大和)
- 公安
- ドラム(演:富栄ドラム)
- 新庄浩太郎(しんじょうこうたろう/演:竜星涼)
- 鈴木祥(すずきしょう/ 演:内野謙太)
- 東条翔太(とうじょうしょうた/演:濱田岳)
- 佐野雄太郎(さのゆうたろう/演:坂東彌十郎)
- テント
- ノゴーン・ベキ/乃木卓(のぎすぐる/演:役所広司)
- ノコル(演:二宮和也)
- バトラカ(演:林泰文)
- ピヨ(演:吉原光夫)
- 別班
- 黒須駿(くろすしゅん/ 演:松坂桃李)
- 高田明敏(たかだあきとし/演:市川笑三郎)
- 和田貢(わだみつぐ/演:平山祐介)
- 廣瀬瑞稀(ひろせみずき/ 演:珠城りょう)
- 熊谷一輝(くまがいかずてる/演:西山潤)
- 櫻井里美(さくらいさとみ/演:キムラ緑子)
- その他の人々
- 乃木明美(のぎあけみ/演:高梨臨)
- 乃木寛道(のぎひろみち/演:井上順)
- サム (演:Martin Starr)
- 上原史郎(うえはらしろう/演:橋爪功)
- 『VIVANT』の用語
- 組織
- 別班
- テント
- 国
- バルカ共和国
- 『VIVANT』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 乃木憂助「この美しき我が国を汚すものは、何人たりとも許さない」
- F「死なねえよ、俺がお前を死なせねえ」
- ノゴーン・ベキ「わたしの誇りだ」
- 日本警察とバルカ警察がタッグを組む
- 乃木と柚木たちの再会
- 『VIVANT』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 福澤克雄監督が注目した別班
- 人気キャラクター・ドラムのモデルは『STAR WARS』のチューバッカ
- キャストのNGを喜ぶベキ役・役所広司
- モンゴルに生まれた「VIVANT通り」
- 『VIVANT』の主題歌・挿入歌
- テーマソング:千住明「VIVANT〈Main theme〉」
- 挿入曲:エルガー「威風堂々」(第1話、第3話、第5話、第6話、第10話)
- 挿入曲:ワーグナー「ワルキューレの騎行」(第1話、第2話、第3話、第10話)
- サウンドトラック:千住明「『VIVANT』ORIGINAL SOUNDTRACK」