ラーゲリより愛を込めて(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ラーゲリより愛を込めて』とは2022年12月9日に公開された日本の映画。主演は二宮和也。原作は辺見じゅんのノンフィクション小説『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』。
第二次世界大戦後のシベリアの強制収容所(ラーゲリ)で、日本人捕虜の1人である山本幡男(やまもと はたお)が過酷な環境の中でも生きる希望を捨てず、家族の元へ帰れると信じ、仲間らを励まし続ける姿を描く。
希望を捨てない幡男の姿、捕虜仲間が幡男の遺書を家族に届けるため必死になる姿は見所だ。

犬のクロのエピソードは実話

クロを引き上げた時の実際の写真。

過酷なストーリーに癒しを与えている犬のクロは実在した犬であり、エピソードも実話である。
映画のストーリーと同じように、捕虜と行動を共にしたクロは1956年12月、引揚船・興安丸(こうあんまる)を追いかけて氷の浮かぶ海に飛び込んだ。元捕虜たちは船を止め、クロを甲板へ引き上げた。
クロは船の到着した京都・舞鶴でそのまま飼われ、子供もたくさん産んだという。

瀬々監督の減量指令

主演の二宮和也が共演の松坂桃李と番宣でテレビに出演した際明かした裏話である。
瀬々監督が二宮に対して「松坂くんがすごく痩せちゃってるから、ちょっと痩せられますか」と何度も言ったという。松坂は前の作品でも体を絞っていたため「一緒に並ぶとちょっと体型が出ちゃうから」ということだったようだ。
それを聞いた松坂は「それ、ずるいっすね。監督ずるくないっすか?すげー僕使ってくるじゃん」と苦笑いしていた。
なお瀬々監督は以前に作品を共にした時から、松坂をいつも間違えて「松岡くん」と呼んでしまうそうである。

中島健人の気合い

瀬々監督(左)と打ち合わせする中島健人。川遊びをするシーンでふんどし姿に挑戦した。

新谷健雄役の中島健人はこの作品で人生初めての「丸刈り・ふんどし姿」に挑戦した。
「本当に寒い撮影のなかでしたが、初の瀬々組ですし、二宮先輩もいる現場だったので、気合いを見せるためにロケジャンバーを着ないと決めていたんです」と語った中島。同じ事務所で主演の二宮もそんな中島を見て「後輩が寒がっているのに着れないよ」とロケジャンバーを着なかったという。
瀬々監督からは「すぐに着なさい」と言われたが、偉大な先輩と同じ現場で気合いの入った中島はそのまま撮影を続けた。

『ラーゲリより愛を込めて』の主題歌・挿入歌

主題歌:Mrs. GREEN APPLE「Soranji」

歌:Mrs. GREEN APPLE/作詞:大森元貴/作曲:大森元貴/編曲:大森元貴、EFFY。

主題歌を歌うのは2015年にメジャーデビューした3人組のロックバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」である。
楽曲タイトルの「Soranji(ソランジ)」とは「暗唱する」という意味の言葉である「諳(そら)んじる」に由来し、映画のイメージとリンクさせたもの。

作詞作曲を手がけたボーカルの大森は「戦争映画とはただ言い切れず、人との繋がり、愛とは。信じ抜くことの尊さ、難しさを改めて教えてくれた、確認できた。 僕にとってそんな映画です。だからこそ『Soranji』は生きる事への探究、深淵に触れるようなただならぬ感覚でなんとか制作することが出来ました。 皆様自身が歩んできた人生に、必ずどこかしらでリンクできる、寄り添える作品を作れたのではないかと思っております。1人でも多くの方に、この映画が、この曲が届く事を願っています。」とコメントしている。

挿入歌:アメリカ民謡「いとしのクレメンタイン」

アメリカ西部開拓時代発祥の民謡バラード。日本では「雪山讃歌」として知られている。
1848年から1855年に起きた米カリフォルニアのゴールドラッシュの金鉱掘りの娘が水死し、後に残された恋人が娘を愛しむという歌詞である。
劇中では幡男がラーゲリへ移送中の汽車の中で口ずさんだり、モジミと子供たちが魚売りの帰りに歌ったりと山本一家が好んで歌っている。

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