松坂桃李(Tori Matsuzaka)の徹底解説まとめ

松坂桃李(まつざかとおり)は、神奈川県茅ケ崎市出身の俳優、モデル。2008年にオーディションに合格したことから芸能界へ入り、雑誌『FINEBOYS』の専属モデルとして芸能活動を開始した。2009年には『侍戦隊シンケンジャー』で主演を務め、俳優デビューを果たす。涼し気なルックスと高い演技力はもちろん、「友達が少ない」ことや、『遊☆戯☆王』のカードゲームがとても好きであるということを公然と宣言する、飾り気のない人柄でも人気を博している。

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松坂桃李(Tori Matsuzaka)の概要

松坂桃李(Tori Matsuzaka/まつざかとおり)は、神奈川県茅ケ崎市出身の俳優、モデル。1988年10月17日生まれ。所属事務所はトップコートで、同じ事務所の中村倫也、菅田将暉と共に「トップコート3兄弟」と呼ばれることもある。
「桃李」という名前は本名で、中国の歴史家、司馬遷の『史記』に書かれた言葉「桃李不言下自成蹊(とうりものいわざれども、したおのづからこみちをなす)」と中国の故事「桜梅桃李」という2つの言葉に由来する。
2008年、友人に誘われて応募した「チャレンジFBモデル2008オーディション」でグランプリを受賞したことで芸能界入りし、雑誌『FINEBOYS』の専属モデルとしてデビューする。2009年に、『侍戦隊シンケンジャー』で、主人公である志葉 丈瑠(しば たける) / シンケンレッド役で出演し俳優としての活動を始める。さらに、同作の劇場版にも出演し、映画初出演と初主演を同時に飾っている。
高い演技力が評価されたことで数々の受賞歴があり、代表的なものでは2018年公開の映画『孤狼の血』での第42回日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞、2019年公開の映画『新聞記者』での第43回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞などがある。
私生活では、2020年に女優の戸田恵梨香と結婚し、2023年には第一子をもうけている。
趣味はスノーボードとバスケットボールで、合気道を習っていた経験もあったりとアクティブな面もあるが、「コンビニのビニール袋は必ず取っておく」という芸能人らしからぬエピソードや、「友達が少ない」と公言するインドアな一面もあるということを公然と宣言する、素朴で飾り気のない人柄でも人気を獲得している。
幼い頃はやんちゃだったというが、中学生の頃は漫画家を目指していた。大人になってからは自分を抑えることが増えたといい、自らの性格を 「普段からテンションが低い。友達といても、え?面白くないの?と聞かれるが、本当はすごく楽しい。」と語っており、その人柄は「派手さはないものの、育てれば育てるほど味が出る」という意味で「サボテン系男子」と評されることもある。
好物はマグロとオムライスで、苦手な食べ物はこんにゃくだったが 『シンケンジャー』の劇場版の舞台挨拶にて、好き嫌いを克服するとファンに約束し、達成している。
大の『ONE PIECE』と『バガボンド』のファンであることを公言している。また、『遊☆戯☆王』のカードゲームがとても好きで、アプリ版の『遊戯王デュエルリンクス』を無課金で極め、ゲーム内の最高ランク「デュエルキング」の称号を手にしたという。

松坂桃李(Tori Matsuzaka)の活動経歴

デビューからブレイク

2008年、友人に誘われて応募した「チャレンジFBモデル2008オーディション」でグランプリを受賞したことで芸能界入りし、雑誌『FINEBOYS』の専属モデルとしてデビューを果たす。デビュー翌年の2009年、日曜朝の特撮ドラマ『侍戦隊シンケンジャー』で主人公の志葉丈瑠(しば たける)/シンケンレッド役を演じたことで話題を集める。松坂にとってはこれが本格的な俳優活動の始まりとなり、2009年に公開された同作の映画版『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』で映画デビューも飾った。
2011年には主演映画『ツナグ』や『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』などに出演し、俳優としてのキャリアを本格化させていく。様々なジャンルや媒体の作品で演技経験を積み、映画やテレビドラマに引っ張りだこの人気俳優へと躍進を続けていく。

活躍の広がりと評価の確立

2012年にはNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』に出演し、国民的な知名度を獲得するに至る。また、2011年に公開された映画『ツナグ』では、第22回日本映画批評家大賞主演男優賞を受賞するなど、その高い演技力が評価され始めた。
松坂はその後も順調に演技派俳優として知名度を築いていき、2018年公開の映画『孤狼の血』で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞し、人気俳優としての地位を確立する。さらに2019年には映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。同作は社会派作品として大きな話題を呼び、松坂の代表作の一つとなった。

声優としての活躍

松坂はその後も映画、テレビドラマを中心に精力的に活動し、声優やナレーター、バラエティ番組への出演などにも積極的に携わり始める。映画では、2021年の『空白』、2022年の『流浪の月』といった話題作や受賞作に多数出演し、ハリウッド映画の日本語吹き替え版で声優を務めた2023年の『AIR/エア』でも高い評価を獲得している。
テレビドラマでは、2021年放送の『あのときキスしておけば』で主演を務めたほか、2023年に話題となった『VIVANT』など、多くの人気作品に出演し続けている。
アニメーション映画の声優としての評価も高く、2022年公開の『耳をすませば』や、2023年の『しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』などでその声を披露した。
デビューから着実にキャリアを積み重ね、実力派俳優として確固たる地位を築いた松坂は、常に芸能界の第一線で活躍している。

松坂桃李(Tori Matsuzaka)の出演作品

映画

『スーパー戦隊シリーズ』

松坂の記念すべきデビュー作『侍戦隊シンケンジャー』。堂々たる佇まいでセンターに立っている松坂。

2009年から放送されていた特撮テレビドラマ『侍戦隊シンケンジャー』で松坂は主人公の志葉丈瑠(しばたける)/ シンケンレッド 役を演じ、同2009年8月8日に公開された劇場版『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』でも同役で出演した。2010年1月30日に公開された劇場版2作目『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』にも主演。さらに、2011年1月22日公開の『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』にも出演している。

『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』

2011年9月23日公開。 本田充役として出演した。同年公開の『アントキノイノチ』とともに、第85回キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞と第33回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞を受賞している。

『アントキノイノチ』

松坂演じる松井新太郎。

2011年11月19日公開。 松井新太郎役として出演した。本作と同年公開の『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』での演技が高く評価された松坂は、第85回キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞と第33回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞を受賞している。

『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』

画像右手前が松坂演じる青柳悠人。

2012年1月28日公開。青柳悠人役として出演した。この『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』に加え、同年に公開された映画『ツナグ』での演技も高く評価された松坂は、第25回日刊スポーツ映画大賞の石原裕次郎新人賞を受賞した。さらに、同年公開の『今日、恋をはじめます』を含めた3作品での演技が評価され、第36回日本アカデミー賞で新人俳優賞も受賞している。

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