来る(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『来る』とは、第22回日本ホラー小説大賞に輝いた澤村伊智の小説『ぼぎわんが、くる』を実写化した日本のホラー映画である。公開初日に10万人を動員し、興行収入は1億3700万円のヒットとなった。
子煩悩で愛妻家だと評判の、田原秀樹の職場に謎の人物が現れる。その日から2年後、様々な怪奇現象が起こり、秀樹とその妻の香奈は得体の知れない何かに襲われる事になる。オカルトライターの野崎和浩に相談するが、野崎の手に終えるものではなかった。
怪奇現象と人間の怖さを描いた映画となっている。
『来る』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
香奈が盛り塩を踏み潰すシーン
秀樹の死後、心配した野崎が香奈の自宅に訪問した際に、盛り塩を置いて帰る。しかし香奈は心配する野崎をうざく思い、盛り塩を踏み潰す。今まで大人しかった香奈が本性を現した瞬間だった。
最後の戦いのシーン
秀樹の自宅にあれを呼び出し、琴子が最後の戦いを行うシーン。全国各地から霊媒師が揃い音楽を奏で、踊りを踊る。映像の綺麗さと音楽の迫力が圧巻のシーンである。
逢坂セツ子「来ます」
琴子から紹介された逢坂セツ子は、秀樹と会ってすぐ「あれ」の存在に気づき「来ます」と断言する。その一言であれが来た際にも、冷静に対応する姿に霊媒師としての実力の高さが表現されるシーンになっている。ネットでは柴田理恵演じる逢坂について、「声のトーンがかっこいい」「貫禄が違う」など絶賛の声が上がっている。
野崎が真琴を紹介するシーン
比嘉真琴演じる小松菜奈が、霊能力があるキャバ嬢として登場するシーン。散らかった部屋にセクシーな格好で横たわる真琴はとてもミステリアスな雰囲気で、見る人を魅了させた。
比嘉琴子「邪魔だから」
最強の霊媒師琴子が、除霊の邪魔をする野崎に対して「邪魔だから」と言い放ち、パンチをするシーン。冷静な表情でパンチをする琴子演じる松田たか子にネットでは「かっこよすぎる」「強すぎる」と話題になった。
『来る』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
原作者が中島監督に伝えた要望「怖くて面白い映画に」
『ぼぎわんが、来る』の原作者、澤村伊智は映画化に際し、中島監督に「怖くて面白い映画にしてほしい」とだけ伝えていた。原作のストーリーに沿って作ってもらい、映画に関しては中島監督にほとんど任せたと語っている。澤村伊智は映画を見て、まさに言った通りの映画だったとインタビューで語っている。
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秀樹の実家のロケ地は三重県にある目黒陶芸館の別館
秀樹の実家として使われた自宅は、旧平田家住宅である。こちらは目黒陶芸館の別館として明治時代に建てられ、国の有形文化財として登録されている。場所は三重県にあり、実際に見る事もできる。
真琴のマンションは実在する賃貸物件
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目次 - Contents
- 『来る』の概要
- 『来る』のあらすじ・ストーリー
- 前触れ
- あれが現れる
- 秀樹の死後
- 最後の戦い
- 『来る』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 野崎和浩(演:岡田准一)
- 田原秀樹(演:妻夫木聡)
- 比嘉真琴(演:小松菜奈)
- 田原香奈(演:黒木華)
- 田原知紗(演:志田愛珠)
- 霊媒師
- 比嘉琴子(演:松たか子)
- 逢坂セツ子(演:柴田理恵)
- 秀樹の知人
- 津田大吾(演:青木崇高)
- 高梨重明(演:太賀)
- その他
- スーパーの店長(演:伊集院光)
- 香奈の母 (演:蜷川みほ)
- 田原澄江(演:石田えり)
- 田原志津 (演:ヨネヤマママコ)
- 田原銀二(演:五歩一豊)
- 知沙(演:中川江奈)
- 眞鍋綾(演:高橋ユウ)
- 『来る』の用語
- あれ
- ぼぎわん
- 霊媒師
- オムライスの歌
- 『来る』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 香奈が盛り塩を踏み潰すシーン
- 最後の戦いのシーン
- 逢坂セツ子「来ます」
- 野崎が真琴を紹介するシーン
- 比嘉琴子「邪魔だから」
- 『来る』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作者が中島監督に伝えた要望「怖くて面白い映画に」
- 秀樹の実家のロケ地は三重県にある目黒陶芸館の別館
- 真琴のマンションは実在する賃貸物件
- 『来る』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):King Krule「Dum Surfer」
- 挿入歌:Bonnie Pink「Evil And Flowers」
- 挿入歌:jan and Naomi「Temple of Blue」