50回目のファースト・キス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『50回目のファースト・キス(映画)』とは、本国アメリカのみならず世界中で大ヒットとなったロマンチック・ラブコメディである。記憶障害という難病をテーマに切なく涙かせるシーンもありながら、集結したコメディ俳優たちがハワイを舞台にナンセンスながらクセのあるギャグで始終笑わせてくれる。
二人が揃ってメディアに登場すると今だに大きな話題となるアダム・サンドラー×ドリュー・バリモアの最強コンビの抜群の信頼関係が、最高の映画製作に影響を与えヒット作へと導いている、今もなお根強いファンが多い傑作である。
『50回目のファースト・キス』の概要
『50回目のファースト・キス(映画)』とは、2004年にアメリカで公開され全米初登場1位を獲得、世界興行収入1億ドル以上と大ヒットしたロマンチック・ラブコメディの名作である。
監督は、『裸の銃を持つ男 33 1/3 最後の侮辱』『ゲット・スマート』などコメディ映画を得意とするピーター・シーガル。
主演は、日本での知名度は低いもののアメリカではコメディ俳優として多くの人気作品に出演、俳優収入ランキングの常連であり、脚本家・プロデュース業などマルチな活躍をしているアダム・サンドラー。近年人気が低迷気味だったが、現在はNetflixと自身の製作会社ハッピー・マディソン・プロダクションズとのコラボレーション作品が軒並み成功し、見事復活を遂げた。
そして、ハリウッドの名門に生まれ『E.T.』で一躍有名になるも、10代前半でアルコールやドラッグに溺れリハビリ施設に入所、その壮絶な経験を綴った『Little Girl Lost』がベストセラーとなり映画界にもカムバックしたドリュー・バリモア。その後は意欲的に作品と向き合いヒット作に恵まれ、映画プロデューサー・監督・ファッションフォトグラファー・コスメブランドのプロデュースなど、演技以外の才能も開花させた。
二人は1998年の『ウェディング・シンガー』以来の2度目の共演である本作にて息の合った演技で観客を魅了し、2004年のMTVムービー・アワードでは最優秀デュオ賞、2005年のピープルズ・チョイス・アワードでは人気映画共演賞を受賞した。
ドリュー・バリモアは、2020年に放映開始された自身がホストを務める『The Drew Barrymore Show』にアダム・サンドラーを迎え、本作のその後と称したコントを披露している。
二人の友情と親交の深さから映画以外での共演も多く、16年経った現在でも大人気の作品であることがうかがえる。
また、アダム・サンドラーが出演している映画では常連のロブ・シュナイダー、ダン・エイクロイド、ブレイク・クラーク、アレン・コヴァートなど、個性溢れる実力派コメディ俳優軍が脇を固め、ロマンチック要素に笑いを散りばめてくれる。
日本では、2018年にリメイク版『50回目のファーストキス』が公開されている。
劇作家の福田雄一が監督・脚本を務め、主演は『そのときは彼によろしく』以来11年ぶりの再共演となる山田孝之と長澤まさみ、そして、福田組常連のムロツヨシや佐藤二郎が出演。
平井堅が主題歌「トドカナイカラ」を歌ったことでも話題となり、ヒット作品となった。
日本以外でも、インドでは本作からインスピレーションを得たとして2014年に『Ormayundo Ee Mukham』が製作され、2017年にはトルコで『Ilk Öpücük』、2019年にはメキシコで『Como si fuera la primera』とリメイク版が続々と製作されており、世界的にも人気を誇っている作品である。
オアフ島の水族館勤務の獣医ヘンリーは、偶然入ったカフェで理想の女性ルーシーに出逢い、一瞬で虜になってしまう。
束縛を嫌いハワイに来るツーリストと遊び歩いていたが、地元の女性には手を出さないというポリシーをあっさりと曲げ、翌日もカフェへ行く。すぐに意気投合し、明日の朝食も一緒にどうかとルーシーに誘われ有頂天になるヘンリー。
ルーシーもヘンリーとの出逢いが嬉しくてたまらなかった。
翌朝、ヘンリーが昨日と同じように話しかけるとルーシーの態度が豹変。
困惑するヘンリーはカフェのオーナーであるスーから、ルーシーが一年前に遭った事故のせいで記憶が消えてしまう病気であることを聞かされる。
次の日からヘンリーは毎日、試行錯誤しながらも、一途にルーシーへ気持ちを伝え続ける。
そんなある日、ある出来事をきっかけにルーシーは自分の記憶が現実と違うことを知る。
事故に遭った日を繰り返し生きてきたことや事故について、父マーリンに説明され衝撃を受けるルーシー。しかし、これもまた何度も起こった出来事だった。
マーリンやルーシーの弟ダグとともにルーシーを支え続けていたヘンリーは、ルーシーの将来を思案し、これまでとは違う方法でルーシーに真実を伝えることにした。
新しい試みが功を奏し二人の交際は順調で、ヘンリーもルーシーも幸せいっぱいだったが、ルーシーは偶然ヘンリーの10年来の夢を知ることに。
自分の存在がヘンリーの夢も人生もダメにしてしまうのではと悩んだルーシーは、別れを決意する。
突然別れを告げられたヘンリーはその場では別れを拒んだが、ルーシーの気持ちを尊重しルーシーの記憶から自分を消し去る手伝いをする。
別れた後もルーシーを忘れられず苦しむヘンリーは、夢だったアラスカへセイウチの生態調査の旅に出ることを決意。
見送りに来たマーリンから、ルーシーが今病院で暮らしていることを知らされる。
ルーシーとの思い出の曲のCDをマーリンから餞別として受け取っていたヘンリーは、船の上で涙ながらに熱唱。ふとマーリンの言葉を思い出す。
ルーシーの記憶の中に自分が残っていると確信したヘンリーは、急いで舵を切り病院へと向かった。
『50回目のファースト・キス』のあらすじ・ストーリー
記憶が消える運命の女性
水族館で獣医として働くヘンリー・ロス(アダム・サンドラー)は、ツーリストたちから忘れられないプレイボーイとしてその名を馳せる一方で、長年にわたりアラスカへ野生セイウチの生態を調査する旅の準備を進めていた。そんな中、愛船が壊れ沿岸警備隊を待つため地元のカフェに立ち寄ると、そこで理想の女性ルーシー・ウィットモア(ドリュー・バリモア)に出逢い、ルーシーの笑顔に釘付けになる。
次の朝、ヘンリーがカフェでルーシーに話しかけるとすぐに会話が弾み、明日も朝食を一緒にどうかとルーシーに誘われる。
ヘンリーは有頂天、ルーシーもヘンリーにときめいていた。
カフェから戻ったヘンリーは友人のウーラ(ロブ・シュナイダー)とのゴルフ中、ボールが頭にあたりルーシーの幻覚を見る。気絶していたヘンリーはルーシーとの会話を呟きウーラの子供達に笑われ、自分に呆れたヘンリーはもうカフェには行かないと決める。
その夜、いつものようにツーリストとのデートに出掛けたヘンリーだったが、頭にあるのはルーシーの笑顔だけだった。
翌日カフェに行ったヘンリーがルーシーに話しかけると、ルーシーの態度が一変。
混乱するヘンリーは、カフェのオーナーであるスー(エイミー・ヒル)に、ルーシーが一年前の父親の誕生日に車の事故で頭に重傷を負い、事故の日以降の記憶が眠るたびに消えてしまうと教えられる。
ルーシーは昨日会ったヘンリーを覚えていなかったのだ。
ルーシーの父マーリン・ウィットモア(ブレイク・クラーク)と弟ダグ・ウィットモア(ショーン・アスティン)、スーたちは、毎日がマーリンの誕生日の朝になるよう入念に用意していた。
マーリンの誕生祝いが終わると、ルーシーがマーリンに渡すプレゼント『シックス・センス』のビデオテープを包み直し、新しいパイナップルと10月13日の新聞を用意、ルーシーが着るピンクのTシャツを洗濯しボディソープを補充、最後にルーシーが絵を描いた壁を白く塗り直す。
ルーシーは彼らに愛され見守られながら、同じ日を繰り返し生きていた。
船の修理をしながらヘンリーはウーラにルーシーのことを話していた。
記憶がなくなるなら好き放題できて後腐れなしだと言うウーラに、怒るヘンリー。
翌朝からヘンリーの猛アタックが始まり、話しかけた瞬間にあしらわれる日が続いたある日、メニューの字が読めないフリをしていると、ルーシーが読み方を教えてあげると席に招き、二人の会話が弾む。
帰り際、バカな作戦を見抜いていたルーシーは電話番号も聞かないヘンリーに呆れながら、一瞬でも楽しかったと言い残し帰って行った。
謝ろうと慌ててルーシーの後を追い家まで来たヘンリーは、家から出てきたマーリンに、記憶がなくなることをいいことに娘に近づくなと怒られ、カフェにはもう行くなと忠告される。
翌日からヘンリーは、マーリンの忠告を守りカフェ以外で口説く作戦を繰り返していた。
いつも通りルーシーが通る道で待っていたある日、そこに来たのはマーリンとダグが乗る車だった。
ヘンリーはマーリンに家に来るよう呼ばれ、ヘンリーに会った日にだけ歌いながら絵を描いているというルーシーの姿を見せられる。
愛のある嘘と真実
次の朝、カフェで小細工なしにルーシーに話しかけたヘンリーだったが、ルーシーは警官に違反切符を切られそうになり慌てて店を飛び出した。
警官と言い合いになったルーシーは、新聞の日付が自分の認識と違うことを知る。
混乱したルーシーを家で迎えたマーリンがルーシーに全てを説明すると、ルーシーは家を飛び出し桟橋で泣き崩れた。
ルーシーの後を追ったヘンリーもダグも心配でたまらない。マーリンはルーシーに事故の記録を見せる。
主治医に話を聞きたいと言ったルーシのため4人で病院へ行く道中、隣にいるのが他人だと思っていたヘンリーが自分の恋人だと知らされ驚くルーシー。
病院に到着し、Dr.キーツ(ダン・エイクロイド)から病気の症状は一生変わらないだろうと宣告され落ち込むルーシーだったが、ヘンリーの優しさに触れ、明日は失敗しないようにとユリの花できっかけを作るようヘンリーにアドバイスする。
ルーシーが眠りにつき、マーリンとダグとビールを飲んでいたヘンリーは、ルーシーが傷つき動揺するのは事故のせいだけではなく、周りが造った人生を生きていることを知るせいだと話し、こんな生活の繰り返しを変えようとある考えが浮かぶ。
翌朝、ヘンリーはルーシーにユリの花束とともに一本のビデオテープを渡す。
ビデオテープには、事故の詳細、事故後のニュースやヘンリーとの出逢い、皆がルーシーを想い愛していることがヘンリーによって温かく語られ、ルーシーはショックを隠せないながらも笑顔で受け止めた。
ルーシー次第で毎朝ビデオテープを見せる方法を続けようとマーリンとヘンリーは決める。
初めて午後のデートができたヘンリーとルーシー。
事故の前に会っていたらと呟くルーシーにヘンリーは、それだと退屈男だとバレてしまうと笑わせる。
ルーシーの友達は、毎日事情を話しルーシーが納得するのを待ち、毎日恋をさせるヘンリーとの恋愛を羨ましがった。
夜の浜辺でルーシーは、ビデオに残す情報のためだと言い訳しながら、私を愛しているかと質問した。ヘンリーは誰よりも愛していると答え、初めてのキスをする。
灯台でも、パイナップル畑でも、海辺でも、水族館でもルーシーにとっては初めてのキスだった。
水族館で23回目の初めてのキスをしたルーシーは、ヘンリーと次のステップへ進むべきかセイウチのジョッコに質問する。
ヘンリーは即興で歌を捧げ、ルーシーへの熱い想いを笑いを交えながら伝えた。
ルーシーの家に戻った二人は一緒にベッドに入り、眠らないでと互いに話す。
ヘンリーはルーシーにプロポーズをし、僕を忘れないでと呟く。プロポーズを受けたルーシーも忘れないと呟き、そのまま二人は眠りについてしまう。
葛藤と別れ
朝になり、目を覚ましたヘンリーは寝ぼけながらルーシーにおはようと言ったが、ルーシーの突然の叫び声で飛び起きる。
悲鳴を聞きつけたマーリンとダグは急いでルーシーの部屋へ向かう。
混乱して部屋中のモノを投げつけるルーシーをなだめ説明しようとするヘンリーに、ルーシーはストーカーと叫び、ラケットで殴り倒してしまう。
Dr.キーツがルーシーの様子を見にウィットモア家に駆けつけ、ビデオを見終わり落ち着いたルーシーが部屋を出ると、会話が聞こえてきた。
ヘンリーが夢のために10年前から計画し準備していた、アラスカへ野生セイウチの生態を調査する旅の話だった。
姉に話したのかと尋ねるダグにヘンリーは、行くのを辞めたから話す必要はないと言う。
そして、心の底では僕を覚えている気がすると話すヘンリーに、Dr.キーツはそれは君の願望であり得ないことだと答える。
ヘンリーの夢を知ったルーシーは、ヘンリーの夢を実現させるため別れることを固く心に誓い、ヘンリーがいる水族館へ会いに行く。
突然別れを切り出されたヘンリーは動揺するが、ルーシーは私と一緒では未来がないとヘンリーに伝え、ビデオを見るようになってから毎日付けていた日記からヘンリーの記憶を消す作業を一緒にして欲しいと頼む。
別れを拒んだヘンリーだったが、その夜、二人はこれまでの日記を一緒に読みながら新しいルーシーの記憶を作り、破いたページと一緒にビデオテープも燃やした。
ルーシーは作業を終え帰ろうとするヘンリーに、最後に最初のキスをしたいと伝える。
雨の中でキスをする二人。
耐えかねたヘンリーは足早に去っていった。
次の日から、二人はお互いがいない生活が始まった。
別れが辛くてたまらないヘンリーは、ルーシーの家を尋ね諦めないと告げるが、マーリンに無理だと言われてしまう。
ある日は水族館に来たルーシーと目が合うがルーシーはそのままヘンリーの目の前を通り過ぎてしまい、追い討ちでさらにショックを受けたヘンリーはついに島を出ることを決意。
友達のジョッコに、水族館で生きているセイウチをアラスカには連れていけないと別れを告げ、水族館を後にした。
新たな人生の始まり
旅立ちの日。
見送りに皆が集まり、マーリンとダグも来た。
ヘンリーがルーシーの様子を尋ねると、今は病院で暮らしていると聞かされる。3週間前、重荷になりたくないと家を出ていたルーシーは、病院で絵を描き、絵を教え、歌まで歌っているという。
出航したヘンリーは、途中マーリンから餞別にともらったCDを見て、ルーシーとの思い出の曲を贈るなんてと罵り泣きながらルーシーの歌を歌い続けた。
ヘンリーはひとしきり歌った後、ふとマーリンが何か伝えようとしているのではないかと気づいた。
ルーシーが自分を覚えているのかもしれないと、思い切り舵を切ったヘンリーは病院へ向かう。
絵を教えていたルーシーを探し出したヘンリーは、僕を覚えているかと尋ねる。
息を飲みながら返事を待っていたヘンリーだったが、ルーシーはヘンリーを覚えていなかった。
がっかりするヘンリーにルーシーは名前を尋ね、見せたいモノがあると自分のアトリエに連れて行く。
アトリエの中に入ったヘンリーは、部屋中に飾られてある自分の顔に驚く。
あなたが誰かは知らないけれど毎晩夢に見ると話すルーシー。
ヘンリーは、君が毎日読む日記は以前はこの僕でいっぱいだったと教える。そして、君の存在が僕の幸せの邪魔になると言って僕を抹消したけれどそれは間違いだ、君なしじゃ幸せはありえないとルーシーに想いを伝えた。
ヘンリーの話ですべてを悟ったルーシーは、会えて嬉しいと手を差し出す。
自己紹介を終えた二人は抱き合いキスをした。
目覚めたルーシーは、目の前に置いてあったビデオテープを見ながら、自分が結婚したことを知る。
ビデオの中のヘンリーの呼びかけに導かれながら窓の外を覗くと、そこは辺り一面、氷の世界だった。
船の上に出たルーシーは、ヘンリーと自分の娘、そしてマーリンにあいさつし、信じられないと呟きながら幸せを噛みしめた。
リメイク版『50回目のファーストキス』との違い
原題
オリジナル版は『50 First Dates』でリメイク版は『50 First Kisses』。
本作の原題は『50 First Kisses』だが、オリジナル版はドリュー・バリモア主演の『25年目のキス』(原題:Never Been Kissed)との混同を防ぐため『50 First Dates』に変更されたと言われており、リメイク版は本作の原題を忠実に使用している。
登場人物の職業
オリジナル版は、主人公ヘンリーが獣医でヒロインの父マーリンが漁師。
リメイク版は、主人公大輔が天文学を研究するツアーガイドでヒロインの父健太が建築家。
弟の設定がゲイ
常に筋肉を鍛えているという設定はオリジナル版と共通しているが、リメイク版の慎太郎は大輔に気があるような言動が多く、ゲイっぽさが色濃く表れていた。
小道具・時事ネタ
撮影された年代が異なるため、真実を伝える手段で使用されていたのは、オリジナル版はビデオテープでリメイク版はDVD。
オリジナル版当時より情報化社会が進み、リメイク版はスマホの日付・ニュース情報のデータ書換えや、別れのシーンではスマホで撮った二人の写真を削除している。
また、オリジナル版では誕生日の恒例行事にフットボールの試合を見て、プレーの流れを熟知しているダグがルーシーと賭けをして皿洗いをさせるシーンや、ルーシーがマーリンにプレゼントとして『シックス・センス』のビデオテープを贈り一緒に見るシーンがあるが、リメイク版ではドナルド・トランプが大統領戦に勝つかもしれないというニュースで賭けをし、プレゼントはピコ太郎の仮装セットに変化している。
幻覚を見るシーンがない
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HERO(2015年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「HERO」とは2015年7月18日に公開された日本の映画作品。2001年に第1期、2014年に第2期としてフジテレビ系で連続ドラマとして放送された同作の劇場版2作目。監督は鈴木雅之。脚本は福田靖。2015年の日本映画興行収入第3位 (実写映画では第1位) を記録 (46.7億円)。木村拓哉演じる主人公・久利生検事が不審な交通事故を通して大使館の疑惑に関わることになる。
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来る(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『来る』とは、第22回日本ホラー小説大賞に輝いた澤村伊智の小説『ぼぎわんが、くる』を実写化した日本のホラー映画である。公開初日に10万人を動員し、興行収入は1億3700万円のヒットとなった。 子煩悩で愛妻家だと評判の、田原秀樹の職場に謎の人物が現れる。その日から2年後、様々な怪奇現象が起こり、秀樹とその妻の香奈は得体の知れない何かに襲われる事になる。オカルトライターの野崎和浩に相談するが、野崎の手に終えるものではなかった。 怪奇現象と人間の怖さを描いた映画となっている。
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め組の大吾(FIRE BOYS)のネタバレ解説・考察まとめ
『め組の大吾』は1995年から1999年までの約4年間、曽田正人が週刊少年サンデーで連載していた消防士の物語である。マンガの他、2004年にフジテレビでドラマ化された。主な内容は、不良に近かった朝比奈大吾が、消防士になり同僚や上司、先生や助けた人などに刺激を受けてレスキュー隊員へと破天荒ながら活躍の場を広げていく様子が描かれている。元不良らしい考え方と行動力の大吾とともに、優等生である甘粕のコンビが魅力を後押ししている。また、火災や事故現場の臨場感などが読み手を引き付ける。
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この恋あたためますか(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『この恋あたためますか』は、コンビニスイーツ開発を通し恋愛に発展していく甘い恋模様を描いた恋愛ドラマだ。コンビニチェーンの新社長である浅羽拓実と、夢に破れたコンビニアルバイト井上樹木が、スイーツ開発をしていくというストーリーになっている。井上樹木はコンビニスイーツが大好きで、あらゆるコンビニスイーツを食べSNSに評価を投稿していた。その的確な評価を浅羽社長が認め、スイーツ開発メンバーとして選んだのだ。はじめは意見が合わず対立するが、徐々に相手を必要とし恋へと発展していく。
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LIFE!〜人生に捧げるコント〜(テレビ)のネタバレ解説・考察まとめ
LIFE!~人生に捧げるコント~とは、NHKが制作しているコントを中心としたバラエティ番組。『人生』をテーマにしており、ウッチャンナンチャンの内村光良が中心となっている。内村にとってはNHKでの初のレギュラー番組。一度見たら忘れられない個性的すぎるキャラクターたちや、多分野に渡る豪華ゲストが特徴。
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大恋愛〜僕を忘れる君と(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『大恋愛〜僕を忘れる君と(ドラマ)』とは、TBS「金曜ドラマ」で2018年10月から12月までの間で毎週金曜夜10時から放送されたテレビドラマである。若年性アルツハイマーにおかされた女医と自分を忘れていく恋人を明るくけなげに支えていく元・小説家の10年にわたる愛の軌跡を描いた王道ラブストーリー。圧巻の演技力を誇る国民的大女優の戸田恵梨香が主人公を演じ、さらにドラマや舞台などで大活躍中の個性派俳優ムロツヨシが恋人役として出演している。実力を兼ね備えた二人の演技が話題となった作品である。
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キングダム 運命の炎(キングダム3)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。
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のぼうの城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『のぼうの城』とは、和田竜の日本の歴史小説を元にして2012年に公開された映画である。犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。主人公の長親(ながちか)は忍城(おしじょう)城代の息子である。関白秀吉の家臣である三成によって、忍城は開城を迫られていた。しかし長親は世の理不尽に真っ向から対抗するため、三成に相対する。長親は周りの力を借り、ついには三成軍を退けることになった。この作品は時にはしんみりしつつも、長親という「でくのぼう」の奇策によって観た人を気分爽快にさせる歴史映画となっている。
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ネメシス(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ネメシス』とは日本テレビ系列で2021年に放送された探偵事務所が舞台のミステリー・エンターテインメントドラマである。舞台は横浜にある小さな探偵事務所ネメシス。新たに看板探偵となった風真は、天才的な推理力を持つ助手アンナに助けられながら難事件を解決してゆく。2人の上司・栗田は行方不明になったアンナの父を探しながら、20年前の事件を追っていた。広瀬すず演じる”天才助手”美神アンナと、櫻井翔演じる”ポンコツ探偵”風真尚希の凸凹バディが、ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決してゆく。
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コンフィデンスマンJP(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『コンフィデンスマンJP』とは、2018年4月9日〜6月11日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21時から「月9」枠で放送された。主要キャストが全員詐欺師となっている。11年ぶりに「月9」の主演に抜擢された長澤まさみが、ダー子を演じる。他に、「月9」初出演の東出昌大はボクちゃん、ベテラン俳優の小日向文代はリチャードを演じる。古沢良太脚本としては、初の"コンゲーム"をテーマとした、痛快エンターテインメントコメディー作品。毎話豪華ゲストを相手に、奇想天外で壮大な騙しあいバトルが見どころである。
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呪怨 白い老女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『呪怨 白い老女』とは2009年に公開された日本のホラー映画作品である。監督・脚本は三宅隆太。同時上映は『呪怨 黒い少女』。『呪怨』シリーズの代表的キャラクターである伽椰子は登場せず、西荻一家惨殺事件によって新たに生まれた呪怨が周囲の人間に厄災をもたらしていく様が語られている。不気味な容貌の真っ白い老女の霊が襲い掛かってくる様子は、伽椰子に負けず劣らず恐ろしい。また西荻一家惨殺事件は凄惨を極め、シリーズで唯一R-15指定作品となっている。
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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』とは、2003年に公開された日本の怪獣映画で、ゴジラシリーズ第27作目にあたる。監督を手塚昌明が務め、興行収入は13億円、観客動員数は110万人を集めた。 ゴジラが機龍との戦いで、行方不明になって1年後再び姿を現し日本を襲う。小美人とモスラも日本に現れ、機龍を作る際使ったゴジラの骨を海に返せば、一緒に戦うと宣言。ゴジラとモスラ、機龍の戦いが繰り広げられる。 見所は、以前は敵であったモスラが、今回人間側の味方としてゴジラと死闘を繰り広げるところである。
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WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』とは、三浦しをんの著書『神去なあなあ日常』を原作として公開された青春映画である。大学受験に失敗した平野勇気は「緑の研修生」という林業研修プログラムのパンフレットを偶然見つける。その表紙の美女に憧れて神去村(かみさりむら)にやってくるが、そこには癖だらけの村人たちが暮らしていた。何度も逃げ出そうとする勇気だったが、次第に林業の魅力にみせられていく。この映画はたくさんの小ネタに笑わせられつつ、森林風景の美しさや人との出会いに感動する物語になっている。
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桐島、部活やめるってよ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
男子バレーボール部のキャプテンだった桐島が部活をやめた。その噂はあっという間に学校中に広まるが、肝心の桐島は恋人の前にも、親友の前にも姿を現さない。桐島はなぜ部活を辞めたのか、そしてどこへ行ってしまったのか。突然の出来事は、あらゆるところで小さな波を立てていき、やがて映画部の前田の所にもやってくる。第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのデビュー作を、吉田大八が映画化した青春群像劇。
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目次 - Contents
- 『50回目のファースト・キス』の概要
- 『50回目のファースト・キス』のあらすじ・ストーリー
- 記憶が消える運命の女性
- 愛のある嘘と真実
- 葛藤と別れ
- 新たな人生の始まり
- リメイク版『50回目のファーストキス』との違い
- 原題
- 登場人物の職業
- 弟の設定がゲイ
- 小道具・時事ネタ
- 幻覚を見るシーンがない
- 道端でのアタック方法
- ウーラ山﨑が大輔を送り出している
- 歌が別れを留まるキーワードではない
- ラストシーン
- 『50回目のファースト・キス』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ヘンリー・ロス(演:アダム・サンドラー)/弓削 大輔(演:山田 孝之)
- ルーシー・ウィットモア(演:ドリュー・バリモア)/藤島 瑠衣(演:長澤 まさみ)
- ウーラ(演:ロブ・シュナイダー)/ウーラ山﨑(演:ムロツヨシ)
- マーリン・ウィットモア(演:ブレイク・クラーク)/藤島 健太(演:佐藤 二朗)
- ダグ・ウィットモア(演:ショーン・アスティン)/藤島 慎太郎(演:仲野 太賀)
- Dr.キーツ(演:ダン・エイクロイド)/名取医師(演:大和田 伸也)
- スー(演:エイミー・ヒル)/スー(演:Myhraliza G.Aala)
- ニック(演:ポマイカイ・ブラウン)/ニック(演:Blake "Brutus" La Benz)
- トム(演:アレン・コヴァート)/トム(演:コーディー・イースターブルック)
- オリジナル版のみのキャラクター
- アレクサ(演:ルシア・ストラス)
- ウィリー(演:ペンギン)
- ジョッコ(演:セイウチ)
- リメイク版のみのキャラクター
- 味方 和彦(演:勝矢)
- 高頭 すみれ(演:山崎 紘菜)
- 『50回目のファースト・キス』の用語
- フキラウ・カフェ
- ザ・ビーチ・ボーイズの「Wouldn’t It Be Nice 」
- ゴールドフィールド症候群
- 『50回目のファースト・キス』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ルーシーの笑顔
- 演技派俳優たちの実力
- ヘンリーが歌で気持ちを伝えるシーン
- ハワイの大自然と観光名所
- 『50回目のファースト・キス』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原題は『50 First Kisses』だった
- インスピレーションは『恋はデジャ・ヴ』
- 本物の妻たちがカメオ出演
- Dr.キーツのセリフは、映画『クリス・ファーレイはトミーボーイ』のストーリーとシンクロしている
- ルーシーが朝食で読んでいる本
- ルーシーへのビデオテープ 2020年版
- 『50回目のファースト・キス』の主題歌・挿入歌・OST
- オリジナル・サウンドトラック
- 挿入歌:The Beach Boys『Wouldn’t It Be Nice』
- 挿入歌:Israel Kamakawiwoʻole『Somewhere over the Rainbow』
- リメイク版主題歌:平井堅『トドカナイカラ』