ランチの女王(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ランチの女王』とは、2002年にフジテレビ系の月9枠で放送されたドラマ。主演は竹内結子。その他、妻夫木聡、山下智久、山田孝之などが出演している。ランチタイムに洋食店を訪れた麦田なつみが、ひょんなことからその店で住み込みで働くことになる。洋食店を舞台に、なつみと男四人兄弟の恋愛模様や交流を描いたラブコメディ。脚本は『カバチタレ』や『青天を衝け』を担当した大森美香などが手掛けている。第34回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞や主演女優賞などを獲得した。

『ランチの女王』の概要

『ランチの女王』とは、2002年7月1日から9月16日まで毎週月曜日21時に、フジテレビ系の月9枠で放送されたテレビドラマ。主演は竹内結子。その他、妻夫木聡や江口洋介、山下智久、山田孝之、堤真一などが出演している。本作は平均視聴率19.1%を記録し、ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞や主演女優賞、妻夫木聡が助演男優賞、劇中音楽賞、キャスティング賞を受賞した。

ランチが好きな麦田なつみ(むぎたなつみ)は、ワクワクしながらとあるレストランを訪れる。しかしその店で鍋島健一郎(なべしまけんいちろう)に強引に外に連れ出された。そして健一郎はなつみに「父親が倒れたものの、二年前に大喧嘩して家出して以来、実家に帰っておらず、帰りづらいので婚約者のふりをして一緒に帰ってほしい」と頼む。健一郎の実家は彼の兄弟が営む洋食屋「キッチンマカロニ」だった。しかし健一郎は二年前に店の金を持ち逃げしたため、兄弟たちに白い目で見られており。なつみも歓迎されなかった。そして健一郎が再び店の金を持ち逃げしたことをきっかけに、なつみは彼を待ちながら店で住み込みで働くことを決める。初めはなつみと距離を置いていた兄弟たちも、次第に家族として彼女を受け入れていく。キッチンマカロニを舞台に、なつみと兄弟たちの恋愛模様や周囲の人たちとの交流が描かれている。

『ランチの女王』のあらすじ・ストーリー

なつみとキッチンマカロニの出会い

初めてキッチンマカロニを訪れ、オムライスを注文するなつみ(右)

カフェで働く麦田なつみ(むぎたなつみ)は、毎日のランチタイムを楽しみにしている。ある日レストランで大好きなオムライスを食べている最中、突然鍋島健一郎(なべしまけんいちろう)という男が、なつみを強引に外に連れ出した。ランチタイムを邪魔されて怒るなつみに、健一郎は「親父が倒れたから、一緒に実家に帰ってくれ」と要求する。彼は2年前に父親と大喧嘩して以来、実家に帰っていないらしく、帰りづらいのでなつみに婚約者のふりをして一緒に家に帰ってほしいとのこと。健一郎に土下座して頼みこまれたなつみは、仕方なくその頼みを受け入れた。健一郎の実家は、彼の兄弟と父親が営む洋食屋「キッチンマカロニ」だった。まずはなつみが一人で家族の様子を見るため店に入る。すると倒れたはずの健一郎の父親・鍋島権造(なべしまごんぞう)が、厨房で働いていた。どうやら権造はぎっくり腰だったようだ。なつみは健一郎のいい加減な話に呆れながら、オムライスを食べて満面の笑みを浮かべる。その時、健一郎が店にやってきた。すると次男の鍋島勇二郎(なべしまゆうじろう)が健一郎に勢いよくつかみかかり、店の外に連れ出して殴ろうとするが、なつみが止めに入った。そして閉店後、改めて家族が集まり、話をすることとなった。実は健一郎は店の金を持ち逃げし、家族に迷惑をかけたようだ。それでもなつみは婚約者のふりをして健一郎を庇う。健一郎は「店を継いでやり直そうと思っている」と話すが、勇二郎は認めようとしない。そこでなつみが「健一郎さんはこの店の伝統の味を守りたいらしい」と庇うと、勇二郎は「テストをする」と言い出した。そのテストはデミグラスソースの味を当てるというものだったが、健一郎はテストを間違えてしまう。健一郎は落ち込みながら、その場を離れ、そのまま店の金を持ち逃げしてしまった。勇二郎は感情的になり「店をやめる」と言い出す。するとなつみは「ここのオムライスはすごく美味しかったのに何でやめるのか」と猛反対。呆気にとられる兄弟たちをよそに、店を飛び出していった。しかし次の日、カフェの仕事をクビになったなつみはキッチンマカロニを訪れ、この店を手伝いながら健一郎を待たせてほしいと頼むのだった。

父の死

勝手に接客を始めるなつみ(左)

勇二郎は健一郎の差し金だろうと思い込んで猛反対するが、なつみは勝手に接客を始めた。なつみと共にホールで接客していた三男の鍋島純三郎(なべしまじゅんざぶろう)は戸惑っていたが、彼女の働きっぷりを見て見直し、雇ってもいいという気持ちに変化していった。学生である四男の鍋島光四郎(なべしまこうしろう)も、なつみを雇うことに賛成だったが、勇二郎は彼女を追い出してしまった。しかしなつみは諦めず、彼らの家までやって来る。そこで勇二郎は3回失敗したら出て行くという約束で、なつみに厨房で雑用仕事をやらせた。ところが、なつみは早速3回失敗してしまい、店を出ていくことになった。純三郎はなつみを追いかけてキスをしたが、彼女は彼にドロップキックをお見舞いし、立ち去って行った。その後、なつみは知り合いである暴走族のマギーと遭遇する。なつみはマギーの配下に紹介され、新たに工事現場で働くことになった。その日の休憩時間、なつみは再びキッチンマカロニを訪れる。なつみが夜の工事現場で働いていることを話すと、純三郎が慌てて「家族になる健一郎の婚約者を大切にしなければダメだ」と勇二郎を説得。ついに勇二郎は恋愛禁止という条件付きで、なつみの住む場所が見つかるまでキッチンマカロニで働くことを許可した。その後、健一郎が突然店の前に姿を現す。逃げ出した健一郎をなつみたちは追いかけたが、結局彼は見つからなかった。その際、なつみが健一郎を「ユウイチロウさん」と間違った名前で呼んだことに気づいた純三郎は、彼女が本当は婚約者ではないのではないかと疑っていた。そのため、なつみは純三郎だけに本当のことを打ち明ける。しかしなつみは家族にバレたら店にいられなくなるため、「みんなには言わないでほしい」と頼み、彼は言わないことを約束してくれた。

そんな中、権造は突然純三郎に「デミグラスソースを引き継いでいけ」と告げる。実は純三郎は初めから料理の道を志していたが、勇二郎は元々健一郎が逃げたことで店を任されることになったという経緯があった。そのため権造に「もしやりたいことがあるなら、店を辞めてもいい」と言われた勇二郎は、店を辞めることを密かに決意した。その後、友人の酒井昴(さかいすばる)に誘われた純三郎は、なつみや光四郎なども誘って海に出かけた。そこで昴に「告白しろ」と発破をかけられた純三郎は、なつみに告白しようとする。しかし突然光四郎が割って入り、なつみに告白してしまった。帰りの車の中で光四郎と純三郎が揉めてしまうが、なつみは「二人とも弟にしか見えない」と言って彼らを振った。勇二郎が店を休むと決めた翌日、開店前の店に警察がやって来る。それを見たなつみは、なぜか裸足のまま慌てて逃げ出していった。警察の用件は健一郎についてのことだったが、なつみは別の何かだと勘違いしており、友人の栗山ミキ(くりやまみき)に電話をかけて確認。自分の勘違いだと気づいたなつみは、一安心した。一方、勇二郎は友人の江木(えぎ)と落ち合う。江木は古くなった店舗を生まれ変わらせる仕事をしており、勇二郎に「店をやめたら仕事を手伝ってほしい」と頼んでいた。そして二人はダイニングバーに改装する予定の老舗の蕎麦屋に向かう。店主は初代から蕎麦屋を受け継いだが、情熱は全くなく、店をたたむことも何も思っていない様子。それを見て自分と重ねた勇二郎は気持ちが変化し、キッチンマカロニを辞めず、店に戻ることを決めた。

そんな中、二人の刑事がなつみを訪ねて店にやって来るが、権造は彼女を守るため、「知らない」と嘘をついて追い返した。そして権造は、その時一緒にいた見習いの牛島ミノル(うしじまみのる)に「刑事が来たことは誰にも言うな」と念を押した。その後、兄弟たちとなつみがベランダで話していると、権造がやってきて「最高のデミグラスソースができたから、下に行って食べてみろ」と告げる。しかし勇二郎と純三郎は「明日食べる」と返した。ところが次の日の朝、起きて来ない権造をなつみが起こしに行くと、彼は亡くなっていた。葬式が終わった後、純三郎と勇二郎は泣きながら権造の最期のデミグラスソースを食べる。昨日食べなかったことを後悔する純三郎だったが、そのデミグラスソースを多くの人に食べてほしいと感じるのだった。

なつみの過去

店を出たなつみ(右)が修史(左)と歩く場面

翌日、キッチンマカロニは悲しみを吹き飛ばそうと、すぐさま店を開店した。純三郎は厨房に入り、なつみは一人でホールを担当することになった。そんな中、なつみの友人のミキが店を訪れ、なつみに「シュージが逃げた」と伝える。矢崎修史(やさきしゅうじ)は地元でも有名な不良で、なつみの元彼だ。後日、店の前にいるなつみの前に突然修史が姿を現す。なつみは慌てて店の中に逃げたが、修史は扉のガラスを割って強引に押し入った。なつみは修史を拒絶するが、彼は彼女に平手打ちした。純三郎と勇二郎は止めに入ったが殴られる。修史はなつみを強引に連れて行こうとするが、純三郎たちが必死に止める。すると修史は店の金を奪い、なつみに「何度でも来てやる」と告げて去っていった。その後、警察官が彼女を警察署に連れて行く。そのことを知らない勇二郎たちはテーブルの上に、なつみの給料袋と「足りないかもしれないけど弁償にあててください」という書置きがあることに気づく。するとなつみの高校の後輩だったミノルは「警察に行ったのだろう」と話し、彼女の過去について語り始めた。一方、なつみは警察で修史の居場所を聞かれていた。修史は傷害罪の公判中に裁判所で暴れて逃亡したらしい。なつみは警察に店のことを聞かれるが、「店はもう辞めるから二度と来ないで」と告げた。しかし警察署を出たなつみを勇二郎が迎えに来た。なつみは勇二郎に「修史に騙されて麻薬を運び、警察に捕まったことがある」と打ち明けた。勇二郎と純三郎は彼女の過去を知ってもなお、「俺たちが家族だ」と温かい言葉をかける。しかしなつみは迷惑はかけまいと、通帳と手紙を置いて店を辞め、修史と共に去っていった。純三郎や勇二郎は落ち込んだ。

その後、キッチンマカロニの仕入れ先である八百屋の看板娘、塩見トマト(しおみとまと)はなつみに会うため彼女の地元へ向かう。そこでなつみを発見したトマトは、修史がいなくなったタイミングで彼女に声をかけた。そしてランチを食べながら、トマトはなつみを連れ戻そうと説得する。なつみとトマトがレストランを出た時、サイレンを鳴らしながらパトカーが横切って行った。パトカーはなつみが修史と待ち合わせした港に向かっており、なつみも急いでそこへ向かう。港には警察が集まっており、修史は地下水道に逃げていた。なつみは修史を追いかけ、彼と話をする。修史は「いつかお前の所に食いに行く」と告げて逃げて行った。それからなつみがトマトと共に店に戻ると、勇二郎たちがテレビの取材を受けていた。彼らはなつみが帰ってきたことに気づかず、なつみに帰ってきてほしいと呼びかけている。なつみは涙を流しながら、一同に謝罪。こうしてなつみは店に戻ることとなった。

なつみの恋の行方

健一郎(一番左)が店に戻って来る場面

勇二郎は純三郎を呼び出し、なつみが好きになったことを伝える。しかしその場面をなつみが見てしまった。それに気づいた勇二郎は慌てて逃げ出す。なつみに追いかけられ引き止められた勇二郎だが、言い訳して誤魔化した。一方、純三郎はなつみが勇二郎を好きなのだと思い込み、彼女に「なつみさんのこと諦める」と伝える。なつみは勇二郎にも純三郎にも呆れてしまった。そんな中、柏木勝生(かしわぎまさお)という男が、なつみを訪ねてやってくる。彼はなつみの父親である麦田重雄(むぎたしげお)の知人だった。そして柏木は重雄が先月亡くなったことをなつみに伝えた。しかしなつみは幼い頃に重雄に捨てられたので、彼のことはあまり覚えていなかった。それでも純三郎の提案で、なつみと勇二郎はデートがてら父の墓参りをした。そして帰り道、なつみは勇二郎に重雄と洋食屋で食べたオムライスの話をする。それが父との唯一の思い出だった。その時のことを思い出したなつみは堰を切ったように泣き出す。そんな彼女を勇二郎は抱きしめ、キスをした。一方、純三郎は公園で偶然修史と出会う。修史は純三郎になつみが6歳の頃、父親が借金をして食うものに困って、彼女を置いて出て行ったのだと語る。「あんたらとは環境が違う」と立ち去ろうとする修史に、純三郎は「うちに食べに来ればいいのに」と告げた。その日の夜、勇二郎はなつみに「俺と結婚してほしい」とプロポーズする。なつみは彼に健一郎が婚約者ではないことを伝えようとするが、邪魔が入ったため言えなかった。翌日、健一郎が突然店にやって来る。健一郎はなつみが店にいるのを「自分を待っていてくれた」と解釈している様子。するとなつみは健一郎にドロップキックをお見舞いした。そしてなつみは一同に、健一郎の婚約者ではないことを打ち明けた。なつみは嘘をついていたことを謝罪するが、勇二郎は納得できない様子。その後、健一郎は兄弟たちに、「父親との約束を守るためになつみと結婚する」と言うが、純三郎と光四郎は自分たちもなつみが好きだと反論した。

居たたまれず外に出たなつみは公園で修史と遭遇。修二は公衆電話を通じて、なつみに「約束したキッチンマカロニのランチを食べに行く」と告げた。その夜、約束通り修史が店にやって来るが、そこへ警官隊がなだれ込んできた。修史は「ここで飯を食わせてくれ」と懇願するが、警官は彼を連行しようとする。しかし修史は警官を振りほどこうと暴れ出す。するとなつみは彼を平手打ちし「また食べに来られるよ」と叫ぶ。さらに勇二郎と純三郎も修史に「何年でも待っててやるから、絶対食べに来い」と告げた。修史は涙を流しながら、パトカーに乗り込んでいった。そしてなつみも事情聴取のために警察署に向かったが、勇二郎が帰って来るよう念を押したこともあり、キッチンマカロニに戻ってきた。

その後、なつみがミス日本橋クイーンコンテストのグランプリに選ばれた。グランプリの商品は「ペアでのロンドン旅行」だったが、なつみは準グランプリの商品である「家族での函館旅行」を希望した。旅行を楽しむ中、勇二郎と二人きりになったなつみは、「プロポーズされた時は結婚したいと思ったものの、健一郎が帰ってきて自分の気持ちが分からなくなった」と話す。すると勇二郎は純三郎と自分の搭乗券を取り出し、「どちらかを引け」となつみに要求する。もし勇二郎の搭乗券を引けば今すぐ勇二郎と結婚し、純三郎の搭乗券を引けば彼は諦めるとのこと。そしてなつみは搭乗券を引いた。その後、純三郎はなつみが勇二郎と結婚する夢を見る。夢の中で純三郎は二人の結婚を嫌がり、なつみに「好きだ」と叫んでいた。しかし実際には勇二郎はなつみと結婚することはなかった。それでも勇二郎は「夏までには結婚してみせる」と意気込んでいた。そして健一郎は「とりあえず8万円返す」という書置きと共に、店の外に現金8万円が入った封筒を置いて去っていったのだった。

『ランチの女王』の登場人物・キャラクター

キッチンマカロニ

麦田なつみ(むぎたなつみ/演:竹内結子)

本作の主人公。元気で明るい性格。ランチが生きがいで、専用のメモ帳をつけるほどこだわっている。母親は彼女を産んですぐ亡くなり、生活苦を理由に父親にも捨てられ、祖母に育てられた。函館の洋食屋でオムライスを食べたことが、父親との唯一の思い出だった。学生時代は不良グループの幹部クラスを務め、ドロップキックが得意技。しかし当時付き合っていた修史に騙されて覚醒剤を運び、警察に捕まった前科がある。カフェの店員として働いていた頃に、ランチに訪れたレストランで健一郎に婚約者のふりをしてほしいと頼まれ、キッチンマカロニを訪れた。それをきっかけにキッチンマカロニで住み込みで働くことになった。

鍋島健一郎(なべしまけんいちろう/演:堤真一)

鍋島家の長男。気弱でお調子者な性格。なつみがレストランでランチを食べている時に強引に連れ出し、「婚約者のふりをして一緒に帰ってくれ」と頼んで、彼女をキッチンマカロニに連れてきた。そして彼女を置き去りにして、店の売上金を持ち逃げした。最後は店から借りたお金を少しだけ返した。

鍋島勇二郎(なべしまゆうじろう/演:江口洋介)

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六番目の小夜子(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『六番目の小夜子』とは恩田陸の小説と、それを原作としたNHKで放送されたTVドラマ、および舞台作品である。恩田陸のデビュー作であり、新潮社の第3回日本ファンタジーノベル大賞にて最終選考まで残った作品だ。とある高校(ドラマでは中学校)に伝わる「サヨコ」という言い伝えを軸に、少年少女たちの瑞々しい青春とファンタジーホラーの一面も持つ。2000年にNHK教育『ドラマ愛の詩』でドラマ化された。また2022年1月、乃木坂46の鈴木絢音の主演で舞台化もされている。

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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2006年に公開されたジャスティン・リン監督によりオリジナル・フィルムが制作した、カーアクション映画である。大人気ワイスピシリーズの3作目となるが、今までのシリーズとは異なりアメリカではなく東京が舞台となっており主演がルーカス・ブラックになっている。日本の有名人も登場していることで話題になった作品である。本作は東京に引越してきたきたアメリカ人学生が日本が発祥であるドリフトに魅了されていくストーリーである。

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め組の大吾(FIRE BOYS)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

め組の大吾(FIRE BOYS)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『め組の大吾』は1995年から1999年までの約4年間、曽田正人が週刊少年サンデーで連載していた消防士の物語である。マンガの他、2004年にフジテレビでドラマ化された。主な内容は、不良に近かった朝比奈大吾が、消防士になり同僚や上司、先生や助けた人などに刺激を受けてレスキュー隊員へと破天荒ながら活躍の場を広げていく様子が描かれている。元不良らしい考え方と行動力の大吾とともに、優等生である甘粕のコンビが魅力を後押ししている。また、火災や事故現場の臨場感などが読み手を引き付ける。

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来る(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

来る(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『来る』とは、第22回日本ホラー小説大賞に輝いた澤村伊智の小説『ぼぎわんが、くる』を実写化した日本のホラー映画である。公開初日に10万人を動員し、興行収入は1億3700万円のヒットとなった。 子煩悩で愛妻家だと評判の、田原秀樹の職場に謎の人物が現れる。その日から2年後、様々な怪奇現象が起こり、秀樹とその妻の香奈は得体の知れない何かに襲われる事になる。オカルトライターの野崎和浩に相談するが、野崎の手に終えるものではなかった。 怪奇現象と人間の怖さを描いた映画となっている。

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やまとなでしこ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

やまとなでしこ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『やまとなでしこ』とは、2000年にフジテレビの月9枠で放送されていたドラマ。脚本は『ハケンの品格』や『花子とアン』を担当した中園ミホなどが手掛ける。主演は松嶋菜々子。その他、堤真一や矢田亜希子などが出演している。玉の輿に乗ることを夢見る客室乗務員の神野桜子と、小さな魚屋を営む中原欧介の恋愛模様を描く、ロマンスコメディである。本作は平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%を記録。2000年以降に放送されたフジテレビのドラマでは、歴代2位の視聴率を獲得した。

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新選組!(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

新選組!(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。

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50回目のファースト・キス(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

50回目のファースト・キス(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『50回目のファースト・キス(映画)』とは、本国アメリカのみならず世界中で大ヒットとなったロマンチック・ラブコメディである。記憶障害という難病をテーマに切なく涙かせるシーンもありながら、集結したコメディ俳優たちがハワイを舞台にナンセンスながらクセのあるギャグで始終笑わせてくれる。 二人が揃ってメディアに登場すると今だに大きな話題となるアダム・サンドラー×ドリュー・バリモアの最強コンビの抜群の信頼関係が、最高の映画製作に影響を与えヒット作へと導いている、今もなお根強いファンが多い傑作である。

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ネメシス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ネメシス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ネメシス』とは日本テレビ系列で2021年に放送された探偵事務所が舞台のミステリー・エンターテインメントドラマである。舞台は横浜にある小さな探偵事務所ネメシス。新たに看板探偵となった風真は、天才的な推理力を持つ助手アンナに助けられながら難事件を解決してゆく。2人の上司・栗田は行方不明になったアンナの父を探しながら、20年前の事件を追っていた。広瀬すず演じる”天才助手”美神アンナと、櫻井翔演じる”ポンコツ探偵”風真尚希の凸凹バディが、ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決してゆく。

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舞妓Haaaan!!!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

舞妓Haaaan!!!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『舞妓Haaaan!!!』とは、宮藤官九郎が脚本を手がけたコメディ映画である。主人公の鬼塚(おにつか)は舞妓の美しさに魅了され、お茶屋遊びにあこがれていた。しかし京都の茶屋はどこも「一見さんお断り」のため、鬼塚はツテを頼ってなんとか茶屋に入ろうとする。そして贔屓の舞妓・駒子(こまこ)やライバルの内藤(ないとう)、元カノの富士子(ふじこ)等、周りの人物を巻き込みドタバタ劇が繰り広げていく。この作品は鬼塚という舞妓へ異常な執着を持った強烈キャラが、日常を忘れて大笑いさせてくれる映画になっている。

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あさが来た(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

あさが来た(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『あさが来た』とは、幕末から明治にかけて活躍した実業家・教育者の広岡浅子をモデルとしたNHKの連続テレビ小説。2015年9月から2016年4月にかけて放送された。平均視聴率は23.5%で、朝ドラとしては2016年当時の最高記録となって話題に上った。 女性の社会進出が難しかった幕末から大正の時代に、女性起業家のパイオニアとして奔走した主人公・白岡あさの物語。銀行、生命保険会社、女子大学の設立という一大事業に邁進するあさと、彼女を支える家族、変化していく社会が描かれる。

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のぼうの城(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

のぼうの城(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『のぼうの城』とは、和田竜の日本の歴史小説を元にして2012年に公開された映画である。犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。主人公の長親(ながちか)は忍城(おしじょう)城代の息子である。関白秀吉の家臣である三成によって、忍城は開城を迫られていた。しかし長親は世の理不尽に真っ向から対抗するため、三成に相対する。長親は周りの力を借り、ついには三成軍を退けることになった。この作品は時にはしんみりしつつも、長親という「でくのぼう」の奇策によって観た人を気分爽快にさせる歴史映画となっている。

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オレンジデイズ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

オレンジデイズ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『オレンジデイズ』とは、2004年にTBS系列で放送されていた日本のテレビドラマ。妻夫木聡演じる大学4年生の結城櫂(ゆうきかい)と、柴咲コウ演じる病気で聴覚を失った萩尾沙絵(はぎおさえ)のラブストーリーを軸にした若者たちの青春ドラマである。病気で心を閉ざしてしまった沙絵が、櫂の優しさに心を開いていくストーリーが感動を呼んだ。数々のヒット作を生み出してきた北川悦吏子が脚本を手掛けている。

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ステキな金縛り(三谷幸喜)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ステキな金縛り(三谷幸喜)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ステキな金縛り』とは三谷幸喜が監督したコメディ映画。三谷幸喜が生誕50周年に作られたエンターテイメント作品である。ストーリーはドジっ子弁護士の宝生エミが殺人事件を担当。被告人のアリバイを証明できるのは落ち武者の幽霊だけ。弁護士と落ち武者の幽霊が協力して、被告人の無罪を証明するために奮闘する映画になっている。主人公の宝生エミ役を演じた深津絵里は、第35回日本アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、その他の豪華キャストに落ち武者の幽霊・更科六兵衛役を西田敏行、速水弁護士役を阿部寛が演じている。

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コンフィデンスマンJP(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

コンフィデンスマンJP(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コンフィデンスマンJP』とは、2018年4月9日〜6月11日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21時から「月9」枠で放送された。主要キャストが全員詐欺師となっている。11年ぶりに「月9」の主演に抜擢された長澤まさみが、ダー子を演じる。他に、「月9」初出演の東出昌大はボクちゃん、ベテラン俳優の小日向文代はリチャードを演じる。古沢良太脚本としては、初の"コンゲーム"をテーマとした、痛快エンターテインメントコメディー作品。毎話豪華ゲストを相手に、奇想天外で壮大な騙しあいバトルが見どころである。

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小さいおうち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

小さいおうち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『小さいおうち』とは、中島京子の同名小説を元に2014年に映画化された日本の恋愛映画である。山形から東京に女中奉公に上がった布宮タキ(ぬのみや)は、赤い屋根のちいさなおうちに住む平井時子(ひらいときこ)の元で働いていた。時子はその外見と内面から、誰でも虜にしてしまう女性だった。そして時子は夫の部下である板垣正治(いたがきしょうじ)と道ならぬ恋をしてしまい、日本も戦争への道を着実に進み始めていた。この作品は昭和という激動の時代を生きていた人々の、血の通った温かい生活と小さな秘密を描いた物語である。

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