ラブ ジェネレーション(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラブ ジェネレーション』とは、1997年にフジテレビ系の「月9」枠で放送された日本の恋愛ドラマ。主演は木村拓哉と松たか子。広告代理店の営業部で働く片桐哲平と同じ営業部のOL・上杉理子はナンパで知り合い、翌日に職場で再会をする。意識しつつも反発を繰り返す2人だったが、やがてお互いの存在の大切さに気づき惹かれあっていく。平凡な社会人の恋愛をテーマにしたドラマだが、その普通さと若者特有の恋愛への葛藤が反響を呼んだ。また、松たか子の月9初ヒロインや木村拓哉の「ちょ待てよ!」というセリフが話題となった。
『ラブ ジェネレーション』の概要
『ラブ ジェネレーション』とは、1997年10月13日から12月22日まで毎週月曜日21:00からフジテレビ系の「月9」枠で放送された日本の恋愛ドラマ。主演は木村拓哉と松たか子。主演の2人は『ロングバケーション』(1996年)以来の共演となったことで話題となった。また、ドラマの初回放送では31.3%という高視聴率を記録。さらに第9回では32.5%と最高視聴率を記録した。第15回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。平凡な社会人の恋愛をテーマにしたドラマだがその普通さと若者特有の恋愛への葛藤が多くの反響を呼び、第1話での木村拓哉演じる主人公の長髪を松たか子演じるOLがハサミでバッサリ切るシーンが話題となった。また、木村拓哉がドラマの役で着用した腕時計やバッグを購入する若者が急増した。脇に内野聖陽や藤原紀香、純名里沙、森口瑤子、平田満といった後々においても活躍する人気俳優が多数出演している。
クリエイティブ部に所属する片桐哲平(かたぎりてっぺい)は仕事での自己主張の強さから営業一課へ異動になる。納得のいかない哲平を待ち受けていたのは、前夜にナンパをしてホテルから逃げられた同じ営業一課のOL・上杉理子(うえすぎりこ)だった。会社の隣同士のデスクで仕事をする生活が始まる。2人はそれぞれの恋愛に悩みながらお互いを意識しつつも反発し合うが、やがてお互いの存在の大切さに気づき惹かれあっていくラブストーリー。
脚本は『ラスト・フレンズ』『大奥』などの代表作がある浅野妙子が担当。普通のサラリーマンの恋愛ドラマで日本中に「ラブジェネ」旋風を巻き起こした。
また、翌年の1998年には特別編の『ラブジェネレーション'98 ハッピーエンドから始めよう』も放送されるといった平成の大ヒットドラマである。
『ラブ ジェネレーション』のあらすじ・ストーリー
運命の出会い
ある日、片桐哲平(かたぎりてっぺい)は仕事終わりにいつものように夜遊びをしていたが終電を逃してしまい、自宅までの帰る手段が無くなっていた。すると、哲平の目の前で彼氏と喧嘩をして車から降ろされた上杉理子(うえすぎりこ)を見かける。
哲平は後ろを通り過ぎようとした理子に「もう電車ないですよ」と声を掛け、そのままホテルに誘うことに成功する。哲平は下心丸出しだったが、理子はストレス発散にカラオケを歌い続ける。しびれを切らした哲平は先にシャワーを浴びると、理子はすでにベッドでイビキをかいて寝ていた。哲平は一気に冷めてしまい、自分もそのまま寝てしまう。
翌日、目を覚ました哲平は理子がすでにホテルからいなくなっていることに気がつくも、寝坊したため慌てて仕事の現場に直接向かう。仕事の現場に着いた哲平は上司から会社に戻るようにと連絡を受け、会社に戻った哲平は営業一課に異動を命じられる。納得がいかないまま営業一課に向かうと、そこには一夜を共にした理子がOLとして働いていた。
最悪の再会後、2人は衝突しながらそれぞれの仕事とプライベートを過ごしていく。哲平は高校時代の元カノである水原さなえ(みずはらさなえ)と再会するが、哲平の兄で優秀な検事の片桐荘一郎(かたぎりそういちろう)と交際していることを知りショックを受ける。理子もまた、交際中の彼氏から別れを告げられ落ち込んでいた。理子は哲平とともにお台場の浜辺で婚約指輪を捨て未練を断ち切った。一方、哲平は会社で上司の黒崎武士(くろさきたけし)に長い髪を切るように注意されていたが、自分のスタイルを簡単に変えられないという理由で断った。すると、理子が哲平の後ろ結びの髪をハサミで切り、「私があなたの代わりに未練を捨ててあげたよ」と挑発したのであった。
理子が哲平に恋する瞬間
営業一課での仕事が本格的に始まった哲平であったが、不満な気持ちを抱えながら外回りをする毎日。営業先に挨拶に来た哲平と理子は、営業のイベント会場で偶然さなえと出会う。複雑な気持ちの哲平は、さなえと軽く話を済ませてすぐに帰ろうとするが2人の関係を察した理子は、さなえに初対面にもかかわらず「高校時代の哲平の彼女でしょ」と面倒臭い絡み方をする。怒った哲平は理子を強引に会場から引っ張り出し、会社に戻る。
哲平は上司の黒崎に対して仕事への本音をぶつけると、黒崎は哲平に新しいコンペの仕事を任せる。哲平はコンペを任されたことで一気に仕事へのやる気が出る。プライベートでは、哲平と理子はお互い自己主張が強いことから衝突するばかりで、哲平は吉本民夫(よしもとたみお)に理子は高木エリカ(たかぎえりか)にとそれぞれの友人に対して相手の愚痴をこぼしていた。
そんな中、哲平は兄の荘一郎に自宅へと食事に招かれるが、目の前で荘一郎がさなえにプロポーズをすることを見届けることになる。哲平は祝福の気持ちとは裏腹に大きなショックを受ける。さらに、コンペでは元いたクリエイティブ部との社員とうまくいかず担当を外されてしまう。理子は落ち込んでいる哲平が気になり、電話をかけると哲平は外されたはずの仕事をまだ諦めずに進めていることを知り会社へと向かう。会社の屋上で大きなデザイン画を描き、「手応えのある仕事がしたかった」という哲平の仕事に対する熱い思いを聞いた理子は、哲平のことを見直すことになる。その帰り道、理子はふざけてガードレールに登るがバランスを崩し哲平に抱き抱えられた瞬間、哲平に恋をしていることに気づく。
雨の誕生日プレゼント
ある日曜日。営業一課は得意先の運動会に参加していた。運動会の種目でも社長に忖度して勝たせてあげることに哲平は疑問を感じていた。
哲平は溜まり場のクラブでいつもどおり仲間たちと酒を飲んでいると、さなえと遭遇する。哲平は、まださなえへの気持ちが吹っ切れていないことからクラブを飛び出してしまう。エリカは哲平を追いかけて2人はエリカの自宅へと向かう。いい雰囲気の哲平とエリカだったが、エリカの自宅の合鍵を持っていた理子が先回りをしていた。哲平は呆れて帰宅する。その夜、理子はエリカから「好きなら素直にならなきゃ」と指摘される。
哲平の誕生日に、得意の手品とケーキをプレゼントしようと哲平の自宅で待つ理子だったが、哲平はなかなか帰ってこない。哲平は、誕生日に荘一郎の自宅に招かれてさなえとも会っていた。
理子は長時間、雨の中で哲平を待っていたため体が冷え切っていた。ようやく、哲平が帰宅して手品を披露するも仕掛けのケーキがグチャグチャになって失敗してしまう。さらに理子は手が冷たくなっていることを哲平に気づかれ、長時間待っていたことがバレてしまう。その時、ちょうどさなえからの留守電が入り、理子は哲平がさなえと会っていたことを知る。哲平はいたたまれなくなり理子を抱きしめようとするが、「バカにしないでよ」と突き放され理子は雨の中、傘も刺さずに帰っていった。
すれ違う2人
哲平の自宅から飛び出した理子は、雨に濡れて風邪をひいてしまう。哲平は風邪で会社を休んだ理子へとお見舞いに行く。哲平は理子のためにおかゆを作ってあげる。理子は哲平が帰った後「美味しい」と嬉しそうに食べる。
ある日、営業一課は屋形船で接待を行っていた。哲平は得意先の専務から「君はゴルフはできるのか」と聞かれ「もちろんです」と答えてしまったことから、理子との休日のゴルフ特訓が始まる。
ゴルフ練習の日、練習場に来た哲平と理子だったが理子は元カレが新しい彼女と来ていることに気づく。理子はその場から帰ろうとすると元カレに気づかれてしまう。新しい彼女の嫌味に耐える理子だったが、哲平はまぐれのナイスショットを見せつける。スカッとした哲平と理子は毎週日曜日にゴルフの練習をすることを約束する。
荘一郎とさなえは結納を終えたが、哲平はさなえへの気持ちをまだ吹っ切れていなかった。哲平の気持ちを知った理子は複雑な気持ちになり、哲平との待ち合わせをすっぽかしたり電話に出なかったりと哲平に変な態度を取ってしまう。2人はギクシャクしてすれ違う日々が続く。
結ばれる日
お互いに素直になれない哲平と理子の間には、気まずい空気が流れていた。
哲平は仕事でのミスが続き、取引先にお詫びに行く毎日だった。そんな時、哲平の仕事中に自宅の水道管が破裂して部屋は水浸しになってしまう。アパートの大家からの会社への連絡で、理子は不在の哲平に代わって自宅へ向かう。哲平の自宅には、荘一郎から連絡を受けたさなえが先に来ており掃除をしていた。帰宅した哲平は部屋の状況を見て驚き、絶版になって今は手に入らない広告のデザイン本がびしょ濡れになっていることにショックを受ける。哲平の様子を見た理子は、ダメになった本を探すことを決意する。
荘一郎は、以前付き合っていた元カノの白石奈美(しらいしなみ)と仕事で出会い、魔がさして浮気をしてしまう。
理子は本を見つけて哲平と午後8時に待ち合わせの約束をするが、哲平はさなえと荘一郎の家にいた。さなえが仕事を休んで自宅に帰ってこない荘一郎を心配していたため、さなえに付き添っていた。
哲平は遅れて待ち合わせに向かうが理子はすでに帰っており、携帯電話に「午後10時に待っている」という留守電を入れる。待ち合わせの広場にやってきた理子は、怒りながらも哲平に本を渡す。すると、午後8時に理子が流すはずだった電光掲示板のメッセージが流れる。電光掲示板のメッセージは、哲平に対して「好き」というメッセージだった。さらに、哲平から理子への「俺も好きだ」というメッセージも流れた。ようやく自分の気持ちに素直になれた哲平と理子は、待ち合わせの広場で何回もキスをした。その夜、2人は結ばれた。
哲平の交際宣言
朝、哲平の自宅で起きた理子は冷蔵庫に赤のマーカーで「哲平スケベ」と書く。理子は哲平に昨夜の感想だと言った。
恋人になった2人は荘一郎とさなえを哲平の自宅に招いて鍋パーティーをするが、さなえは荘一郎の浮気を疑っていて、ついに口喧嘩が始まり食事は険悪なムードになる。
会社では哲平が幹事の温泉社員旅行が開催されていたが、 違和感がある2人を見て社員たちに付き合っていることがバレ始める。旅行後、哲平は社員たちの前で理子との交際を報告する。 理子は驚いたが嬉しそうに笑った。
一方、荘一郎の自宅では無言電話が続いていた。 ある時、さなえが電話に出ると相手は荘一郎の浮気相手の白石だった。白石は、さなえに対して「彼は昨日、私とずっといた」と言った。さなえは泣きながら白石の話を聞いていた。 哲平が荘一郎の自宅にお土産を持っていくと、出てきたさなえが泣いていることに気づく。さなえは慌ててドアを閉めると、号泣しながら 「お願いだから帰って」と哲平に伝える。哲平は、どうすることもできずに帰宅をする。
ワイシャツの口紅
哲平は前回のプロジェクトの失敗後、新しい仕事を任されていた。
荘一郎とさなえは荘一郎の浮気について話をするも、2人の間には確実に溝ができ始めていた。
哲平は理子の家で食事をしている時、理子の父である上杉謙一(うえすぎけんいち)が実家の長野から突然やって来た。哲平は自己紹介をするも気まずくなり、帰宅する。父の用件は、実家に帰ってこいということだったが、理子は哲平が好きだという理由で断った。
荘一郎は、白石に「もう会わない」と告げる。すると、白石は逆上して荘一郎のシャツに口紅で「サヨナラ」と書いた。
哲平とさなえは高校の同窓会に出席した帰り、感極まってしまったさなえは泣きながら哲平に抱きつく。その時、哲平のシャツに口紅がついてしまう。
哲平の自宅で待つ理子だったが、吉本からの留守電で哲平がさなえと会っていることを知る。理子は哲平の帰宅後、シャツの口紅に気づいて帰ってしまうが哲平は吉本からの留守電を聞いて、理子を追いかける。
理子が「待っている間、恐かった」と言うと、哲平は理子を抱きしめた。
理子は、哲平のシャツについたさなえの口紅にキスをして、「ついちゃった」と涙ながらに言った。
間違いのキス
哲平に荘一郎の浮気の話をしたことで荘一郎と向き合うことを決めたさなえは、荘一郎とウエディングドレスの試着に出かける。しかし、さなえの内心は複雑で表情が曇っていた。
哲平は仕事から帰宅後さなえに会って話を再び聞くが、さなえの気持ちはやはり晴れていなかった。
荘一郎はさなえが哲平に自身の浮気の話をしていたことを知り、後ろめたさを感じる。
荘一郎とさなえは婚約パーティーを控えていたが、気持ちに無理をしているさなえを見た荘一郎は婚約パーティーに1人で向かう。そして、「彼女とは婚約を解消します」とパーティーの中で話した。
哲平はさなえが外で1人でいるところを見かけて、2人は哲平の自宅に行く。さなえは荘一郎にすでに気持ちはなく、哲平が好きだと伝えて抱きつく。哲平はダメだと分かりつつもさなえにキスをする。
その頃、理子は哲平を励ますために手品の準備をして哲平の自宅に向かっていた。そして、理子は2人がキスをしている場面を目撃する。哲平は走って追いかけるが、泣きながら怒る理子に何も言えなかった。
突然の帰省
理子は哲平とさなえのキスを目撃した後、有給を取って長野の実家へと帰省する。理子の実家はペンションを営んでおり、理子は4姉妹の三女。哲平は1人で過ごす日々が続いていた。
一方、荘一郎とさなえは仲人に婚約解消を伝える。
哲平は、エリカから理子が長野から帰省することを聞き、東京駅に迎えに行く。2人はゆっくり話をして仲直りをする。理子は哲平にさなえへの気持ちを0にして、自分への気持ちを100にしてほしいと伝える。
ある日、哲平はさなえに自分の気持ちを伝えた後、理子と会う約束をしていた。哲平は自宅でさなえを振ったが、哲平の自宅から出てきたさなえを見た理子は哲平の自宅に行くことができなかった。
2人にまた微妙な距離感が生まれる中、理子は複雑な気持ちのまま哲平を遊園地に誘う。理子の気持ちを知らない哲平は、長野行きの2人分の新幹線チケットを理子に渡すも、理子はそのチケットを返す。そして、約束していた夜にさなえと何があったのかを問い詰める。哲平は何もなかったことを伝えるが、理子は誤解したまま信用できず遊園地から1人で帰ってしまう。
東京での最後の時間
理子は部長の黒崎に退職届を提出する。
その日の夜、哲平は理子の家に行くと、実家から妹の上杉緑(うえすぎみどり)が東京の大学の願書を取りに長野から上京していた。
2人は玄関先で話をするもわだかまりは解けなかった。
なかなか素直になれない理子は、エリカに説得されてもう一度哲平と話し合うことを決める。
哲平の帰りを哲平の自宅で待つ理子だったが、部屋に落ちていた指輪を見つける。指輪はさなえの物だと思い、不安に襲われ自宅に帰って部屋で号泣する。そして、哲平からもらったサボテンを壁に向かって投げつけてしまう。
哲平は帰宅するが、理子がいなかったため理子の自宅に行く。しかし、理子から「哲平のことが嫌いになった」と言われる。哲平は、理子に「帰る日の1日を俺にくれないか」とドア越しに言う。理子は泣きながらうなずいた。
東京での最後のデートの日。2人はハトバスに乗って東京タワーに登り、最後に思い出の海に行く。哲平は理子に「もう一度やり直そう」と言うが、理子は「もう遅いの」と言う。
一方、荘一郎も中国に行くことを決めたさなえを空港まで引き止めに行くが振られてしまう。
哲平と理子は東京駅に着き、最後のキスをする。
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『鍵泥棒のメソッド』とは、2012年に公開された日本映画で、監督と脚本は内田けんじ。仕事も無くうだつの上がらない生活をしていた桜井武史は、たまたま入った銭湯で身なりの良い山崎信一郎と入れ替わることに成功する。しかし山崎は裏の仕事を請け負う便利屋であることがわかる。桜井は記憶をなくした山崎や結婚相手を探す真面目な雑誌編集者の水嶋香苗を巻き込み、危険な仕事へと足を踏み入れていってしまう。この物語は人生の進路を見失った大人たちが、次第に生きる希望を見つけていくヒューマンコメディとなっている。
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古畑任三郎(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『古畑任三郎』とは、1994年から2008年までフジテレビで放送されたドラマ。主演は田村正和、脚本は三谷幸喜。スペシャル版、スピンオフを含め42回のエピソードがある。ストーリー展開は、物語の出だしで犯人や犯行の様子を明かす倒叙ものと言われる形式である。見所としては、犯人とのスリリングなやり取りや、巧みな話術で自白に追い込む場面である。また、犯人や部下とのコミカルなやり取りも魅力となっている。どんな相手にも敬語で、落ち着いた言動を崩さない。黒のスーツに、ノーネクタイがトレードマーク。
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風間公親−教場0−(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『風間公親−教場0−』とは長岡弘樹の小説『教場シリーズ』を原作としたサスペンスドラマであり、本作の放送以前にはスペシャルドラマとして『教場』『教場II』が放送されている。 本作の主人公である風間公親(かざまきみちか)が様々な事件を通して犯人と指導していく新人刑事たちの本質を見抜いていくものであり、風間が新人刑事たちとどう向き合うかが注目となっている。 適性のない人間を容赦なく切り捨てる最恐の教官はなぜ誕生したのか、風間公親の刑事時代と過去が描かれる。
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青の帰り道(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『青の帰り道』とは藤井道人が監督、おかもとまりが原案を務め、2018年に公開された青春群像映画。 歌手を夢見て上京するカナ。東京の大学へ進学しカナと暮らすキリ。浪人生活を送るタツオ。地元でアルバイトをするリョウ。できちゃった婚をするマリコとコウタ。東京で大学デビューを果たすユウキ。群馬県前橋市で高校卒業した仲良し7人グループの、2008年から2018年の10年間が描かれており、実際に起こった政権交代、東日本大震災などの、日本社会の大きな出来事と共に進んでいくリアルなストーリーが魅力。
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GOOD LUCK!!(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『GOOD LUCK!!』とは、2003年にTBSの日曜劇場枠で放送されたドラマ。木村拓哉演じるパイロットの新海元が、上司や同僚とぶつかりながらも成長していく様子を描いている。また、柴咲コウ演じる整備士の緒川歩実との恋愛模様も見どころのひとつである。撮影には実際の空港が使用され、大手航空会社であるANAが全面協力している。また、今作品の影響により航空業界への就職希望者が続出する現象が起こった。また数々のヒット作を手がけた井上由美子が脚本を担当した。
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リコカツ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『リコカツ』とは出会って3か月の2人が結婚し、その後離婚活動(リコカツ)を始める笑いあり、涙ありのテレビドラマである。2021年4月にTBSで放送された。主人公は水口咲(みずぐちさき)と緒原紘一(おばら こういち)で、2人は運命的な出会いをして結婚するが、価値観などが合わずに離婚を意識する。現代ならではの離婚の多さや、その理由や家族間の思いなども描写されている。様々な夫婦や家族の絆を描いた心温まるストーリーだ。
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ラストマンー全盲の捜査官ー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラストマン-全盲の捜査官-』とは2023年にTBS系「日曜劇場」枠にて放送されていたサスペンスドラマである。現代社会を多く取り上げており、登場人物たちの痛快なやりとりや事件を通しての人間関係などが描かれている。研修生として来日したFBI捜査官である皆実広見(演:福山雅治)は全盲でありながらも数々の事件を解決することから「ラストマン」と呼ばれていた。そんな皆実のアテンドに選ばれたのは護道心太朗(演:大泉洋)という嫌われ者刑事であり、正反対の2人は次々に起こる難事件に挑んでいく。
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恋なんて、本気でやってどうするの?(恋マジ)のネタバレ解説・考察まとめ
『恋なんて、本気でやってどうするの?』とは2022年春にフジテレビ系の月曜日に放送されていたテレビドラマ。主演は広瀬アリスである。食器ブランドのデザイナーでチーフの桜沢純(さくらざわじゅん)。職場の人にはとても信頼されている。27歳で順調な人生にみえるが、恋愛経験は一切なく興味もない。そんな純と出会うイケメンの長峰柊磨(ながみねしゅうま)と本気で恋をするという楽しさや苦しさやもどかしさなどを経験していき、同世代の2人の親友と共に繰り広げるそれぞれの恋愛の物語である。
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僕の歩く道(僕アル・僕歩)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕の歩く道』とは、2006年10月からフジテレビで放送されていたドラマである。脚本は橋部敦子。主演は草彅剛で、香里奈や佐々木蔵之介などが出演する。先天的な障害により、10歳程度の知能までしか発達しなかった31歳の自閉症の青年、大竹輝明は幼馴染の勧めで動物園で働くことになる。輝明と周囲の人々の交流や、輝明の真っすぐに生きる姿が描かれており、淡々と心に響く作品となっている。本作は「僕シリーズ3部作」の完結作で、平均視聴率18.3%を記録し、最終回は20.5%の最高視聴率を獲得した。
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ひとつ屋根の下(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ひとつ屋根の下』とは、1993年にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマである。「月9」枠で全12回放送された。脚本は野島伸司、主演は江口洋介が務めた。7年前の両親の事故死以来離ればなれになっていた兄弟が、長男の達也が中心となり再び一つ屋根の下で生活を始めるが、兄弟たちは悲劇的、絶望的な境遇や状況に遭遇する。様々な困難を乗り越えながら明るさを絶やさず成長し、より深い絆が育っていく様を描く。
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リバーサルオーケストラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『リバーサルオーケストラ』とは、2023年1月期の日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマである。主演は門脇麦、他主要人物として田中圭、生瀬勝久らが出演。元天才バイオリニストの谷岡初音は表舞台から去り、今は市の職員としてひっそりと暮らしていた。ある日、マエストロとして活躍中の市長の息子・常葉朝陽によって、地元のポンコツ楽団・児玉交響楽団のメンバーにさせられる。楽団を立て直すため奔走する初音と朝陽、また2人を取り巻く個性豊かな楽団メンバーが織りなす音楽エンターテインメントである。
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蜜蜂と遠雷(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『蜜蜂と遠雷』とは、恩田陸による青春群像劇をテーマとした長編小説であり、またそれを原作とした皇なつきを作画とするコミカライズ作品、そして石川慶監督による実写映画作品である。劇場公開は2019年。 映画作品では、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士が才能のあるピアニストをそれぞれ演じ、ピアノの天才達が集う芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む。一次予選、二次予選を突破し、本選に出場しようと努力するコンテスタントたちの戦いが描かれている。彼らの音楽に対する想いや苦悩、葛藤が演奏を通して見えてくる。
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目次 - Contents
- 『ラブ ジェネレーション』の概要
- 『ラブ ジェネレーション』のあらすじ・ストーリー
- 運命の出会い
- 理子が哲平に恋する瞬間
- 雨の誕生日プレゼント
- すれ違う2人
- 結ばれる日
- 哲平の交際宣言
- ワイシャツの口紅
- 間違いのキス
- 突然の帰省
- 東京での最後の時間
- 哲平のプロポーズ
- 『ラブ ジェネレーション』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 片桐哲平(かたぎり てっぺい/演:木村拓哉)
- 上杉理子(うえすぎ りこ/演:松たか子)
- 栄光エージェンシー社員
- 黒崎武士(くろさき たけし/演:平田満)
- 企画部部長(演:中村育二)
- 追手門(おうてもん/演:岸博之)
- よだ(演:井之上隆志)
- ほさか(演:山崎直樹)
- つじ(演:近藤京三)
- ひおき(演:原田修一)
- クリエイティブ部社員(演:山西惇)
- 哲平の同期(演:伊藤和重)
- 金沢(かなざわ/演:黒谷友香)
- 哲平の主要関係者
- 片桐荘一郎(かたぎりそういちろう/演:内野聖陽)
- 水原さなえ(みずはらさなえ/演:純名里沙)
- 吉本民夫(よしもとたみお/演:川端竜太)
- 佐々木大作(ささきだいさく/演:井筒森介)
- 理子の主要関係者
- 高木エリカ(たかぎえりか/演:藤原紀香)
- 上杉謙一(うえすぎけんいち/演:井川比佐志)
- 上杉緑(うえすぎみどり/演:吹石一恵)
- 理子の姉(演: 五十嵐いづみ)
- その他の登場人物
- 白石奈美(しらいしなみ/演:森口瑤子)
- 小笠原是清(おがさわらこれきよ/演:椎名桔平)
- 理子の元カレ(演:堀真樹)
- 理子の元カレの彼女(演:さとう珠緒)
- 哲平の同窓生 (演:藤木直人)
- クライアント社員(演:高橋克実)
- 『ラブ ジェネレーション』の用語
- 栄光エージェンシー
- クラブ「フーラ」
- サボテン
- 東京地方検察庁
- バスケ部
- キティーちゃん
- コンペ
- 哲平スケベ
- 流れ星
- 『ラブ ジェネレーション』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 理子「東京って何かありそうだから。まだ自分を諦めたくないんだ」
- 哲平「無くしたものの大切さって分かりづらいですね」
- 哲平「時間だ。俺たちのキスする時間」
- 黒崎武士「いい仕事だから勝てると思うな。勝ったからいい仕事なんだ」
- 哲平「俺がハゲて腹の出たかっこ悪いジジイになるのを、隣でずっと見ててくれないか」
- 上杉謙一「心配はしていない。向かっていく場所が分かったなら父さんはそれでいい」
- 理子「私、ババアになんかならないの。かわいいお婆ちゃんになるの」
- 『ラブ ジェネレーション』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- あちこちに置かれているガラスのりんごは実際に販売されているもの
- ポスターの女性モデルは女優の市川実和子
- 哲平が1人暮らしをしている自宅は都内のアパート
- 哲平と理子が初めて出会った場所は渋谷パンテオン前
- 理子の告白に使われたパーソナルメッセージはドラマのセット
- 世間から注目を浴びた哲平のファッション
- ドラマで生まれた名セリフは「ちょ待てよ!」
- 第10話に出てきた子ども2人のポスターは哲平がクリエイティブ時代にデザインした最高傑作
- 本来放送予定だった月9ドラマは『じんべえ』
- 『ラブ ジェネレーション』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:大瀧詠一「幸せな結末」
- 挿入歌:meo 「true true」