バトル・ロワイアル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『バトル・ロワイアル』は高見広春原作の小説を映画化作品で、アジア某国で施行の「BR法」により選ばれた中学生達のサバイバルゲームを描き、2000年に劇場公開。監督は映画『仁義なき戦い』シリーズ等の巨匠・深作欣二監督。また、藤原竜也や柴咲コウといった俳優が作品を彩り、演技を競う。この作品のキャスト・スタッフは「第24回日本アカデミー賞」「第43回ブルーリボン賞」等を受賞した。2001年には、『バトル・ロワイアル【特別篇】』が、2010年には3D映画版『バトル・ロワイアル3D』が劇場公開された。
物語の舞台である、架空のアジア国家。実際には存在しない国とはいえ、東京・大阪・神戸・九州・四国・中国地方とはいった、日本と似た地名の場所が存在する。最高権力者である総統のもと、専守防衛軍という志願制の軍隊が存在する。また「準鎖国体制」であり、情報統制や思想教育が実施され、軍や警察による弾圧も行われている。なお、映画版では「アジア某国」と記載。
「新世紀教育改革法(BR法)」
凶悪化する少年犯罪の防止策として施行された法律。新しい世紀を向かえた大東亜共和国(映画版では「アジア某国」)では、経済の崩壊や失業者の激増に伴い、その傾向は若い世代にも影響し、全国の学校での不登校や校内暴力により、教師殉職者は1200人を越えた。若者の脅威を恐れた大人が、再び威厳を取り戻す為にこの法律が施行された。誰でも抱く「死への恐怖」を活用し、若者に対する「大人の権力」を取り戻す事を目的とする。この法律に基づき年に一度、全国から中学校三年生1クラスが無作為に選出され、監視下にある無人島内で、制限時間「3日間」で最後の一人になるまで、互いに戦わせ殺し合う戦闘シミュレーションが行われる。
「専守防衛軍」
出典: mirtomo.com
大東亜共和国(映画版では「アジア某国」)の軍隊で、民衆への弾圧を行っている。「プログラム」では、教師と共にスタッフとして運営担当をし、また無人島内で「プログラム」に参加する生徒達に対し、無人島からの逃亡・暴走行為・指定禁止区域に入る行為等を取り締まる為の監視を行っている。場合によっては銃を発砲する事もあり、教室内で教師キタノが3年B組女子生徒・藤吉文世の額へナイフを投げ刺殺した時、3年B組生徒達がパニックになった際、それを鎮める為に威嚇発砲を行った。
「プログラム」
政府によって、可決、施行された「新世紀教育改革法(BR法)」のもと、生徒の指導にあたる教師や専守防衛軍兵士達が監視する無人島にて行なわれる。年に一度、全国から選ばれた中学校1クラスの生徒達が「最後の一人」となるまで、無人島内で戦わなければならず、逆らう者は体に着けられた首輪が破裂する仕組みとなっている。
「首輪」
出典: stat.ameba.jp
「プログラム」に参加する3年B組生徒達全員に装着させられる。また、首輪にはGPS機能が付いており、無人島にいる生徒達全員の現在位置が分かる様になっている。更にこの首輪には「爆破機能」が搭載し、生徒が無理矢理首輪を取り外そうとしたり、島から逃亡しようとしたら破裂する仕組みとなっている。そのうえ盗聴器も内蔵され、「プログラム」に逆らったり反抗する様な計画を立てている事が発覚した場合、教師や監視の意思で即座に遠隔操作を用いて爆破する事が可能。
「武器」
「プログラム」開始前に3年B組生徒達に支給される。ショットガンやライフルといった銃器や、刀やナイフ、ボウガン等多種多様でこれらは「アタリ武器」と言われる。その一方でフォークやハリセン等、とても武器と呼べない物もなかにはあり、これらは「ハズレ武器」と言われる。因みに、七原に支給された武器は「鍋の蓋」で、鞄から取り出し目にした時、彼は思わず「ふざけやがって」と口にした。
『バトル・ロワイアル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
キタノ「皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」
バトル・ロワイアルといえばこの台詞が浮かぶくらい、巷ではよく取り上げられた。集められた3年B組生徒達に対して、元担任キタノが言い放つ言葉で、この一言で「プログラム」が開始された。
七原秋也「こんなの全然わかんねえよ!」
出典: thingmedia.jp
「プログラム」で負傷した七原を数人の3年B組女子生徒が灯台で介抱していた。七原が意識を戻すと周りは喜ぶ一方、3年B組男子生徒・大木立道を殺害した七原に恐れを抱いていた3年B組女子生徒・榊祐子が、彼を殺害しようと毒の入った料理を用意する。しかしあろうことか、同じ3年B組女子生徒・中川有香がそれを食べ、血を吐いて死ぬ。その場にいた3年B組女子生徒達は、誰が料理に毒を入れたか分からずパニックになり、激しい銃撃戦へと展開。結果的に、3年B組女子生徒の松井知里・谷沢はるか・野田聡美・内海幸枝が死んだ。
出典: i.pinimg.com
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目次 - Contents
- 『バトル・ロワイアル』の概要
- 『バトル・ロワイアル』のあらすじ・ストーリー
- BR法に選ばれた3年B組
- 命の奪い合いが開始
- キタノとの対決
- 『バトル・ロワイアル』の主な登場人物・キャラクター
- 七原秋也(ななはらしゅうや)
- 中川典子(なかがわのりこ)
- 千草貴子(ちぐさたかこ)
- 相馬光子(そうまみつこ)
- 川田章吾(かわだしょうご)
- 桐山和雄(きりやまかずお)
- 三村信史(みむらしんじ)
- 杉村弘樹(すぎむらひろき)
- 国信慶時(くにのぶよしとき)
- 黒長博(くろながひろし)
- 新井田和志(にいだかずし)
- 旗上忠勝(はたがみただかつ)
- 山本和彦(やまもとかずひこ)
- 北野雪子(きたのゆきこ)
- 琴弾加代子(ことひきかよこ)
- 榊祐子(さかきゆうこ)
- 野田聡美(のださとみ)
- 大木立道(おおきたつみち)
- 織田敏憲(おだとしのり)
- 笹川竜平(ささがわりゅうへい)
- 滝口優一郎(たきぐちゆういちろう)
- 飯島敬太(いいじまけいた)
- 瀬戸豊(せとゆたか)
- 元渕恭一(もとぶちきょういち)
- 月岡彰(つきおかしょう)
- 稲田瑞穂(いなだみずほ)
- 清水比呂乃(しみずひろの)
- 南佳織(みなみかおり)
- 内海幸枝(うつみゆきえ)
- 谷沢はるか(たにざわはるか)
- 中川有香(なかがわゆか)
- 松井知里(まついちさと)
- 赤松義生(あかまつよしお)
- 倉元洋二(くらもとようじ)
- 沼井充(ぬまいみつる)
- 江藤恵(えとうめぐみ)
- 小川さくら(おがわさくら)
- 金井泉(かないいずみ)
- 日下友美子(くさかゆみこ)
- 天堂真弓(てんどうまゆみ)
- 藤吉文世(ふじよしふみよ)
- 矢作好美(やはぎよしみ)
- キタノ(きたの)
- 栞(しおり)
- ビデオのお姉さん
- 舞(まい)
- バスガイド
- 七原秋也の父
- 林田昌朗(はやしだまさお)
- 『バトル・ロワイアル』の用語
- 「大東亜共和国」
- 「新世紀教育改革法(BR法)」
- 「専守防衛軍」
- 「プログラム」
- 「首輪」
- 「武器」
- 『バトル・ロワイアル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- キタノ「皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」
- 七原秋也「こんなの全然わかんねえよ!」
- 相馬光子「誰も助けてくれない、人生なんてそんなもんよ」
- 川田章吾「最後に、ええ友達が出来てよかった」
- 七原秋也「どこまででもいい、精一杯でいいから、走れ。」
- 『バトル・ロワイアル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 撮影場所について
- 続編について
- 『バトル・ロワイアル』の予告編
- 『バトル・ロワイアル』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Dragon Ash『静かな日々の階段を』
- 3D版主題歌:土屋アンナCHECKMATE mash up ANTY the 紅乃壱『CHECKMATE mash up ANTY the 紅乃壱、VOLTA MASTERS』