呪怨(ビデオ版)のネタバレ解説・考察まとめ

『呪怨』(ビデオ版)とは、2000年に発売されたホラービデオ作品である。監督・脚本は清水崇。後に日本を代表するホラー映画となる『呪怨』シリーズの原点とも言える作品である。『呪怨』シリーズの全ての発端である佐伯家の殺人事件を中心に、複数の登場人物の視点を通して語られるオムニバス方式となっている。伽椰子は何故夫の剛雄に殺されたのか、伽椰子と俊雄の霊が多くの人達を呪い殺していく様が恐ろしい心霊現象として映像化されている。その呪いは事故物件に入居した人間にとどまらず、その関係者にまで次々と伝播していく。

『呪怨』(ビデオ版)の概要

『呪怨』(ビデオ版)とは、2000年に東映ビデオから発売されたホラービデオ作品であり、正式名称は『呪怨 ビデオオリジナル版』である。監督・脚本は清水崇。売上は全く伸びなかったが、口コミで評判が広がり映画化が決定した。2003年に公開された劇場版は大ヒットし、後にシリーズ化している。更にはハリウッドでもリメイクされ、ゲーム化もした。2023年8月には舞台化もしている。日本を代表するホラー作品となった『呪怨』シリーズの原点とも言える作品である。
今作では『呪怨』シリーズの発端とも言える佐伯家の殺人事件及び、後に事故物件に入居した村上家で起きた不審死や失踪事件について語られている。伽椰子は何故殺されたのか。そして自分を殺した剛雄にどんな復讐をしたのか。事件現場となった家の関係者に呪いがどう伝播していったのか。どんな心霊現象が人々を襲ったのかが、複数の登場人物の視点を通してオムニバス方式で描かれる。今作は「俊雄」「由紀」「瑞穂」「柑菜」「伽椰子」「響子」の6つの話から成り立っている。
生前の伽椰子に好意を寄せられていた小林俊介や、村上家の人間のみならず、その関係者に至るまでが様々な心霊現象に襲われ命も奪われるという理不尽さ。いつのまにかひっそりといる真っ白な少年の不気味さ。血塗れの伽椰子が這い寄ってくる様子の恐ろしさは筆舌に尽くしがたい。
また、今作と『呪怨2 ビデオオリジナル版』、『劇場版 呪怨』、『劇場版 呪怨2』はすべてストーリーが繋がっている。

『呪怨』(ビデオ版)のあらすじ・ストーリー

小林の家庭訪問

小学校教諭の小林俊介(こばやししゅんすけ)は、初産間近の妻・真奈美(まなみ)と幸せな生活を送っていた。現在の気がかりはクラスの中で1人だけ、長期欠席をしている佐伯俊雄(さえきとしお)の家庭訪問だけが済んでいないことである。何度電話をしても保護者と連絡がつかず困り果てる小林だが、俊雄の母親の名前が伽椰子(かやこ)であることから、彼女が大学時代の知人ではないかと考える。同じ大学だった妻に伽椰子について聞いてみるが、返ってきた答えは「なんか気持ち悪い子」というものだった。
結局、小林は連絡がとれないままに佐伯家を訪問する。庭にはゴミが散乱し、気持ち悪い血痕のようなものまである。風呂場の窓から外を見ている俊雄を見つけた小林は「お母さんはお家にいないの?」と尋ねたが、目の前で俊雄は倒れてしまう。急ぎ家に入り俊雄を助け起こす小林だったが、彼の体は生傷と痣だらけだった。俊雄以外誰もおらず、家の中もゴミが散乱している様子に小林は不審の念を抱く。
猫の鳴き声が響き渡るが、それは小林の後ろにいる俊雄の口から漏れ出していた。

伽椰子に襲われる由紀

女子大生の由紀(ゆき)はアルバイトで村上柑菜(むらかみかんな)の家庭教師をしている。由紀は大の猫嫌いで、置物の猫や猫の鳴き声も嫌がるほどだ。柑菜の母が買い物に出かけ、2人は休憩しながら恋バナを始めるが、由紀にだけ変な音が聞こえてくる。気味悪さを感じ不安になる由紀だが、ウサギの飼育当番を思い出した柑菜が急いで中学に登校することになる。兄の強志(つよし)に瑞穂という彼女ができたことを由紀に教えて柑菜は家を出ていく。彼女のことについて聞こうとした由紀をおいて、強志は自室に戻ってしまった。柑菜の部屋に戻った由紀は、相変わらず聞こえてくる「あ゛あ゛あ゛あ゛」という呻き声のような音を聞かずに済むように、音楽でも聴いて過ごそうとするが、機器の不調のせいか音楽が聴けなくなってしまう。天井裏から聞こえる不気味な音に一層怯える由紀は荷物をまとめて部屋を出るが、昼間であるにも関わらず家の中はすっかり暗くなっていた。そして自室にいるはずの強志を呼ぶが、いつの間にか家の中は無人になっていた。気づけば足元に黒猫がおり、猫が大嫌いな由紀は押し入れに逃げ込む。天井裏から聞こえ続ける音の原因を確かめようとした由紀だったが、天井裏を覗いてみると伽椰子の霊と目が合ってしまう。そしてそのまま、由紀は伽椰子に天井裏へと引きずりこまれていった。
そしてさっきは暗く無人だったはずの家はすっかり明るくなり、いなかったはずの強志が妙な気配に振り返りながらも出かけていく。
由紀が消えた柑菜の部屋ではカーテンが風に揺れ、何時も通りの明るい部屋に戻っていた。

瑞穂に忍び寄る俊雄

田村瑞穂(たむらみずほ)は村上強志と交際している女子高生。放課後、校内に自転車と荷物を残したまま姿を消した強志を探していたが、友人も彼の行方を知らず、巡回中の教師に見咎められて職員室へと連れられて行く。教師は強志を呼び出す放送をした後に再び巡回に行ってしまい、瑞穂は1人で強志を待つことになる。外はまだ明るかったのに職員室はすっかり暗くなっていた。強志の家に電話をしても帰ってはいないらしく、その時、職員室の照明が点滅しながら消えて通話も切れてしまう。卓上スタンドも点かず、コンセントを確認するために机の下にもぐりこんだ瑞穂だったが、目の前を不気味な真っ白い少年の足が足音高く駆け抜けていく。更には暗い職員室内に、突如机上の携帯電話のコール音が響き渡る。携帯を取ろうとした瑞穂の手に居ないはずの誰かの手が触れた。更には潜り込んだ机がガタガタと揺れ怯える瑞穂。恐怖のあまり悲鳴をあげながらも、机の下から出て見た携帯の画面には444444444と表示されている。廊下を見渡しても誰一人おらず、いつまでも止まらないコール音に勇気を振り絞って取った携帯からは猫の声が響き、足元にはいつの間にか不気味な白い少年が立っていた。その少年の口から洩れるのは猫の鳴き声であった。

村上家を襲う恐怖

女子中学生のバラバラ遺体を前に2人の刑事・吉川(よしかわ)と神尾(かみお)に説明をする監察医。その内容は、被害者の死に第三者の関与が認められず、自然の力でねじきられたようだという不可解なものだった。更には被害者とは別人の下顎も発見されたという。下顎を失った人間の行方は分からず、女子中学生の死因もハッキリとしない。初めての事態に監察医は困惑する。そんな3人の元に、もう1人の刑事・飯塚(いいづか)が事件当時に2人の女子中学生が遺体の発見現場にいたという情報を持ってくる。吉川は「顎のない状態で人間が生きていられるか」と疑問を抱きつつ、3人で捜査に向かうのだった。
村上家では柑菜の母が買い物から帰ってきた。佐伯剛雄宛の手紙がまた間違って届いていることに怒りながらも、部屋にいるはずの柑菜を呼ぶ。丁度その時にかかってきた電話は強志の行き先を尋ねるものだったが、あいにく強志も柑菜も由紀も家にはいなかった。そこに玄関が開き、誰かが帰ってきた気配がする。てっきり強志が帰ってきたのかと思ったが、彼女が見たのは血塗れで階段を昇っていく柑菜の後ろ姿だった。尋常ではない様子に怯えながら声をかける母に振り向いた柑菜の顔は、顎を引きちぎられ無惨に変わり果てたものだった。その姿に母は慟哭する。

佐伯剛雄の殺人

小林は俊雄と2人で佐伯夫妻の帰りを待つことにする。俊雄は寝てしまっており、帰りが遅くなることを電話で妻に伝える。室内はかなり散らかっていて、伽椰子の顔の部分だけが切り抜かれた上に切り刻まれた写真などもあった。猫の声に導かれるように入った風呂場では、血塗れになった両手と浴槽の幻覚を見てしまう。ソファで寝ていたはずの俊雄は姿を消しており、誰かと会話をしている彼の声が聞こえてきたため向かった部屋では、俊雄は1人で絵を描いており他に誰もいなかった。だが「小林君」と呼ぶ伽椰子の声が聞こえたので、そちらへ向かった先で伽椰子の日記を発見する。小林は気付いていなかったが、伽椰子は大学時代に彼をストーキングしていた。ストーキングは俊雄の小学校で再会したことから再び始まっており、その詳細を記した日記は異様で常軌を逸するものだった。あまりの異常さに戦慄する小林だったが、伽椰子の他殺死体をも発見してしまう。
俊雄を連れて家から出ようとした矢先に佐伯剛雄(さえきたけお)から電話がかかってくる。それは小林の妻とまだ産まれていない娘を剛雄が殺したと告げるものだった。剛雄は俊雄のことを伽椰子と小林の子供だと信じ込んでいたのだ。小林の子供である俊雄を今まで育ててきた代わりに小林の娘を奪ったと告げる剛雄の言葉に、小林は放心したようにへたりこんでしまう。そんな小林の横で、俊雄は携帯で母親と言葉を交わし始める。俊雄が見上げる先には、階段を這いおりてくる伽椰子の姿があった。血塗れで這い寄ってくる伽椰子に猫の鳴き声を発する俊雄。あまりの恐怖と衝撃で小林の意識は失われた。
血塗れのまま電話ボックスから出てきた剛雄は路上をふらふらと歩きだすが、道端に積んであったゴミ袋の中から伸びてきた伽椰子の腕が剛雄へと伸ばされる。

呪われた家を調べる響子

鈴木響子(すずききょうこ)は生まれつき強い霊感を持つ女性。ある日、兄の達也(たつや)に呼ばれ、兄が経営する鈴木不動産を訪れる。兄の言うことには、管理している事故物件に変な噂が立っているので響子にみてもらいたいとのことだった。その家に入居していた村上の妻と娘が死亡し、息子は行方不明。村上はずっと入院しているという。しかし響子はその家で死んだのが村上家の人間だけではないことに気付く。2階で目の前を過る伽椰子の霊を見た響子は、この家が到底自分ではどうこうできるものではないと兄に告げる。
兄に持ってきてもらった清酒で口を漱いだ響子は「この物件を斡旋する際には客に清酒を飲ませること」そして「味に異変を感じた人には、この家は危険すぎるから絶対に売らないこと」と忠告する。そして響子は逃げるように家から飛び出していった。残された達也は清酒を飲んでみたが何の異変も感じず、首を傾げるのだった。
しばらくして響子は兄からあの家が売れたことを知らされる。兄に「きちんと客に清酒を飲ませたのか」と確認する響子だったが、達也は「大丈夫。飲ませてみたから」と返事をする。家の事よりも息子の信之の様子が変で気がかりだと相談する達也に、響子はいずれ様子を見に行くことを約束して例の家へ向かう。その家には既に北田(きただ)夫妻が入居していた。窓辺に立つ北田良美(きただよしみ)の姿を見た響子は恐怖に体を震わせるのだった。

『呪怨』(ビデオ版)の登場人物・キャラクター

主要登場人物

小林俊介(こばやししゅんすけ/演:柳ユーレイ)

奥の男性

小学校教諭で佐伯俊雄のクラス担任。私生活では臨月の妻と幸せで充実した生活を送っているが、仕事では佐伯俊雄の家庭訪問だけが終わらず困っている。書類を調べた時に佐伯俊雄の母・伽椰子が大学時代の同窓生ではないかと思い至った。
保護者と連絡がつかないまま訪ねた佐伯家にて、生傷と痣だらけの俊雄と会う。いないはずの伽椰子の声に呼ばれた後に、伽椰子の他殺死体を発見する。
俊雄を連れて逃げようとしたときに佐伯剛雄から電話がきて、剛雄が自分の妻子も殺したことを知らされ狂死した。

田村瑞穂(たむらみずほ/演:栗山千明)

村上強志と交際している女子高生。校内に自転車と荷物を残したまま姿を消した強志を探すが、校内を巡回中の教師に見つかり職員室へと連れていかれる。教師が巡回の続きに出かけ、1人残された職員室で真っ白い不気味な少年を目撃するなどの心霊現象に襲われる。

由紀(ゆき/演:三輪ひとみ)

Tarte-ED2
Tarte-ED2
@Tarte-ED2

Related Articles関連記事

呪怨2(ビデオ版)のネタバレ解説・考察まとめ

呪怨2(ビデオ版)のネタバレ解説・考察まとめ

『呪怨2』(ビデオ版)とは2000年に発売されたホラービデオ作品であり、『呪怨』(ビデオ版)の続編にあたる。監督・脚本は清水崇。前作では佐伯家の殺人事件を中心に映像化されているが、今作では事故物件を扱った不動産屋の鈴木達也を中心に起こった悲劇が映像化されている。佐伯伽椰子の殺害現場だけでなく、小林真奈美の殺害現場にまで関与してしまった末に鈴木家の人間が恐ろしい心霊現象に襲われ死に絶えていく。最後まで生き延びていた鈴木信之は多数の伽椰子に襲われるという末路が描かれている。

Read Article

呪怨(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

呪怨(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『呪怨』(映画)とは2003年に公開された日本のホラー映画作品である。監督・脚本は清水崇。かつて殺人事件が起きた家に関わった人間が、その家に巣食う伽椰子と俊雄の霊に襲われていく様が恐ろしい心霊現象として映像化されている。仁科理佳はその家を訪問してから、深夜に自分を見下ろす伽椰子やテーブルの下に潜む俊雄を目撃するなどの恐怖体験に襲われ続けることとなる。あまりの恐ろしさに、伽椰子は『リング』の貞子と並んで日本を代表するホラーキャラクターとなった。キャッチコピーは「総毛立つ快感」。

Read Article

呪怨2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

呪怨2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『呪怨2』(映画)とは2003年に公開されたホラー映画作品で『劇場版 呪怨』の続編にあたる。監督・脚本清水崇。心霊特番のロケで幽霊屋敷に行った一行が次々に不審死を遂げたり、行方不明になっていく様が恐怖の心霊現象として映像化されている。女優の原瀬京子は俊雄に何度もお腹を触られるという心霊現象を体験した末に、この世に再び伽椰子を産み落とすこととなる。分娩室の床で産声をあげる血塗れの紙袋の恐ろしさは圧巻。キャッチコピーは「身の毛もよだつ絶頂」。

Read Article

バトル・ロワイアル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

バトル・ロワイアル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『バトル・ロワイアル』は高見広春原作の小説を映画化作品で、アジア某国で施行の「BR法」により選ばれた中学生達のサバイバルゲームを描き、2000年に劇場公開。監督は映画『仁義なき戦い』シリーズ等の巨匠・深作欣二監督。また、藤原竜也や柴咲コウといった俳優が作品を彩り、演技を競う。この作品のキャスト・スタッフは「第24回日本アカデミー賞」「第43回ブルーリボン賞」等を受賞した。2001年には、『バトル・ロワイアル【特別篇】』が、2010年には3D映画版『バトル・ロワイアル3D』が劇場公開された。

Read Article

レベルE(LEVEL E)のネタバレ解説・考察まとめ

レベルE(LEVEL E)のネタバレ解説・考察まとめ

「レベルE」とは1995年から1997年まで週刊少年ジャンプにて掲載された作品で、作者は冨樫義博。前作は幽☆遊☆白書であり、この漫画は冨樫義博の3作目の作品である。 山形県を舞台に、頭は宇宙一切れると称されるが性格が悪いドグラ星のバカ王子を中心に物語が進んでいく。彼に振り回されるのは主に地球人の筒井雪隆、バカ王子の側近のクラフト隊長である。

Read Article

ハゲタカ(Hagetaka)のネタバレ解説・考察まとめ

ハゲタカ(Hagetaka)のネタバレ解説・考察まとめ

ハゲタカとは、日本人作家・真山仁の経済小説を原作にしたテレビドラマ・映画。2007年にNHKで全6話が放送されている。日本企業買収の使命を帯びて、米国投資ファンドの敏腕マネージャーの鷲津が帰国し、企業の社長や銀行とのマネーゲームが繰り広げられる。鷲津は企業を救うために模索するが、その気持ちとは裏腹に金が悲劇を巻き起こす。ドラマが国内外で高い支持を受けたことで、映画化もされた。

Read Article

貞子 vs 伽椰子(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

貞子 vs 伽椰子(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『貞子 vs 伽耶子』とは2016年に公開された日本のホラー映画。共に一世を風靡したジャパニーズホラー映画『リング』シリーズの「山村貞子」と『呪怨』シリーズの「佐伯伽耶子」の最恐二大ヒロインが共演を果たした。監督は白石晃士。女子大生の倉橋有里の親友・夏美は偶然手に入れた「呪いのビデオ」を見てしまう。一刻も早く「見たら二日後に死ぬ」呪いを解かなければならない。一方「呪いの家」が気になって仕方ない女子高生・高木鈴花。蔓延してゆく強力な呪いを解くためにはバケモンとバケモンをぶつけるしかないのだった。

Read Article

ゴールデンスランバー(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ゴールデンスランバー(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴールデンスランバー』とは、堺雅人主演のミステリー・ハードボイルド映画である。2010年1月に公開された映画で、日本の小説家の伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』を映画化した作品。仙台運送で働く青柳雅春(あおやぎまさはる)が総理大臣を殺害した事件の犯人に仕立て上げられていくストーリー。映画のロケは全て仙台で行われた。映画のキャストは堺雅人の他に、竹内結子、浜田岳、香川照之、吉岡秀隆などが出演している。2018年2月にはカン・ドンウォン主演の韓国映画版『ゴールデンスランバー』が公開された。

Read Article

六番目の小夜子(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

六番目の小夜子(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『六番目の小夜子』とは恩田陸の小説と、それを原作としたNHKで放送されたTVドラマ、および舞台作品である。恩田陸のデビュー作であり、新潮社の第3回日本ファンタジーノベル大賞にて最終選考まで残った作品だ。とある高校(ドラマでは中学校)に伝わる「サヨコ」という言い伝えを軸に、少年少女たちの瑞々しい青春とファンタジーホラーの一面も持つ。2000年にNHK教育『ドラマ愛の詩』でドラマ化された。また2022年1月、乃木坂46の鈴木絢音の主演で舞台化もされている。

Read Article

君と世界が終わる日に(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

君と世界が終わる日に(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『君と世界が終わる日に』とは、2021年1月から3月まで日本テレビでドラマ放送された、竹内涼真主演のゾンビサバイバルドラマである。物語は主人公の間宮響が恋人の小笠原来美を探しながら、生存者たちと一緒にウイルスに感染した人間のゴーレムと戦い、ゴーレムのいない安全な場所を目指して旅するストーリーである。人間を襲うゴーレムを倒しながら、生存者たちの仲間の絆が深まっていき、みんなで助かろうと一生懸命に生きる姿を見られるドラマ。主人公の間宮響の諦めの悪い性格や襲ってくるゴーレムとの闘いも見どころのひとつ。

Read Article

呪怨 白い老女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

呪怨 白い老女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『呪怨 白い老女』とは2009年に公開された日本のホラー映画作品である。監督・脚本は三宅隆太。同時上映は『呪怨 黒い少女』。『呪怨』シリーズの代表的キャラクターである伽椰子は登場せず、西荻一家惨殺事件によって新たに生まれた呪怨が周囲の人間に厄災をもたらしていく様が語られている。不気味な容貌の真っ白い老女の霊が襲い掛かってくる様子は、伽椰子に負けず劣らず恐ろしい。また西荻一家惨殺事件は凄惨を極め、シリーズで唯一R-15指定作品となっている。

Read Article

ATARU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ATARU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ATARU』とは、2012年にTBSで日曜21時に放送された、櫻井武晴が脚本を手掛けたドラマ。主演は中居正広。その他、北村一輝や栗山千明などが出演している。サヴァン症候群で特殊な能力を持った謎の青年・アタルが、警察と一緒に難事件を解決していく推理ミステリードラマである。2013年に公開された映画では、アタルと同じサヴァン症候群の女性が現れ、アタルが彼女の起こした事件に巻き込まれていく。

Read Article

呪怨 黒い少女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

呪怨 黒い少女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『呪怨 黒い少女』とは2009年に公開された日本のホラー映画作品である。同時上映は『呪怨 白い老女』。監督・脚本は安里麻里。今作では『呪怨』シリーズのメインキャラクターである伽椰子を登場させないという新たな試みが行われている。伽椰子に代わるメインキャラクターとして、この世に産まれることができなかった真っ黒な少女の霊が人々に厄災を振りまいている。終盤では、除霊を試みた真理子と真理子を騙し打ちした霊との戦いが繰り広げられている。自由を得た霊は伽椰子のように家に固執することなく歩み去っていく。

Read Article

呪怨 -ザ・ファイナル-(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

呪怨 -ザ・ファイナル-(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『呪怨 -ザ・ファイナル-』とは日本を代表するホラー映画『呪怨』シリーズの完結編である。監督は落合正幸。キャッチコピーは「最恐が、終わる。」。 それまでの『呪怨』シリーズが1作ごとに独立していたのに対し、今作は『呪怨 終わりの始まり』の続編となっており、失踪した妹の行方を追う女性と不気味な少年を引き取った母子が様々な心霊現象に襲われていく。 2015年6月20公開。全国144スクリーンで上映され、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第7位であった。

Read Article

呪怨 終わりの始まり(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

呪怨 終わりの始まり(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『呪怨 終わりの始まり』とは、2014年に公開された日本を代表するホラー映画『呪怨』シリーズの5作目である。監督は落合正幸、脚本は落合正幸と一瀬隆重。小学校教師の生野結衣が長期欠席中の佐伯俊雄の問題に対処していく中で、恐ろしい心霊現象に襲われていく。また、事故物件に肝試しに行った女子高生4人が次々と不審な死を遂げていく様も語られる。結衣の恋人の直人も佐伯俊雄について調べ始め、佐伯家で過去に起きた男児虐待死事件に辿り着く。今作では佐伯一家殺人事件の動機などが前作までと異なっている。

Read Article

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

Read Article

アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アイネクライネナハトムジーク』とは、2014年に発刊された伊坂幸太郎の連作短編集を原作とした、2019年に公開された日本映画である。監督は今泉力哉。会社員の佐藤(さとう)は、恋愛したいと思いつつも「出会いがないから」と理由をつけて恋愛に積極的になれずにいた。それを友人の織田一真(おだかずま)や妻の由美(ゆみ)らが見守る中、佐藤と本間紗季(ほんまさき)は劇的な出会いを果たす。この作品は、佐藤と紗季やその周りを取り巻く人々が10年にわたって織りなす物語を穏やかに描き出す作品である。

Read Article

レベルE(LEVEL E)の宇宙人種族まとめ

レベルE(LEVEL E)の宇宙人種族まとめ

『レベルE』とは、冨樫義博による宇宙人を題材とした漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。 ある日、天才的な頭脳を持ちながら、人が真剣に悩んだり苦しんだりする姿を見るのが大好きな宇宙人・バカ王子が地球へやって来る。バカ王子は様々な悪戯を繰り広げて周囲の人間を困らせていく。 この作品では様々な宇宙人が地球に来訪している。登場する宇宙人には、冨樫義博らしく綿密でユニークな設定がつけられており、それが人気の要因の1つになっている。

Read Article

【呪怨】USJのハロウィーン・ホラー・ナイトを攻略しよう!全貌を一挙解説!【ユニバーサル・スタジオ・ジャパン】

【呪怨】USJのハロウィーン・ホラー・ナイトを攻略しよう!全貌を一挙解説!【ユニバーサル・スタジオ・ジャパン】

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「ハロウィーン・ホラー・ナイト」は、ハロウィンの時期に合わせて期間限定で開催されるイベント。年々そのクオリティは上がっており、毎年のように「過去最恐」を更新しています。この記事では、そんな「ハロウィーン・ホラー・ナイト」を攻略するべく、全貌を一挙に解説!これを読んで、もっとイベントを楽しんじゃいましょう。

Read Article

【呪怨】ポスターだけでも怖いホラー映画まとめ!絶対観たくない作品が満載【サバイバル・オブ・ザ・デッド】

【呪怨】ポスターだけでも怖いホラー映画まとめ!絶対観たくない作品が満載【サバイバル・オブ・ザ・デッド】

マニアックなファンがなぜか多いことで知られるホラー映画。背筋が思わず凍り付いてしまうような内容は、夏に観るにはピッタリですよね。この記事では、そんなホラー映画の中からポスターを目にするだけでもすでに怖い作品についてまとめました。これを見てますます映画を観てみたいと思うか、絶対観たくないと感じるかは、あなた次第です。

Read Article

パーソナルカラーが「冬(ウィンター)」の女性芸能人まとめ!華やかでドラマティックなメイクの参考にも!

パーソナルカラーが「冬(ウィンター)」の女性芸能人まとめ!華やかでドラマティックなメイクの参考にも!

ここではパーソナルカラー診断で「冬(ウィンター)タイプ」の女性芸能人を、国内に限らず海外も含めて紹介している。 パーソナルカラーとは、その人が持って生まれた肌や目、髪の色と調和し個性を引き立ててくれる色のことである。大きく分けて春・夏・秋・冬の4つのカラーに分類され、それぞれの印象や似合う色、メイクが違う。 「冬(ウィンター)タイプ」の女性芸能人には、女優の深津絵里や黒木メイサ、剛力彩芽、栗山千明などがいる。

Read Article

【栗山千明】ワンピースが実写化したらロビンを演じてほしい有名人ランキングまとめ【香椎由宇】

【栗山千明】ワンピースが実写化したらロビンを演じてほしい有名人ランキングまとめ【香椎由宇】

もしも『ONE PIECE』が実写化するとしたら、あなたは誰に誰を演じてもらいたいですか?「実写化してほしくない!」という気持ちはちょっといったん脇に置いといて、とりあえず考えてみてください。ちなみに、この記事では、ロビンちゃんを演じてほしい有名人についてまとめています。なんとなくわかるような、違うような…。

Read Article

女優・栗山千明の美しい画像まとめ!ドレスやジーンズ姿も

女優・栗山千明の美しい画像まとめ!ドレスやジーンズ姿も

ここでは女優・モデルとして活躍する栗山千明の美しい画像をまとめた。ドレスやジーンズ姿、ジャージなど、様々なファッションの栗山千明を掲載している。 栗山千明は『ピチレモン』などのローテーション向けファッション誌のモデルとして芸能界デビューし、映画『バトル・ロワイアル』や『エクステ』などで活躍した。

Read Article

『バトル・ロワイアル』で死んでいった今売れてる芸能人まとめ

『バトル・ロワイアル』で死んでいった今売れてる芸能人まとめ

『バトル・ロワイアル』は高見広春の同名小説『バトル・ロワイアル』を原作として、2000年に公開された映画だ。若者たちが強制的に殺し合いをさせられる衝撃的なストーリーで一世を風靡した。作中では多くの若者が死んでいくが、その中には公開から長い時間が経っても人気俳優として活躍している役者もいる。

Read Article

【あまちゃん】わかる人にはわかる!マニアックな裏話・小ネタまとめ

【あまちゃん】わかる人にはわかる!マニアックな裏話・小ネタまとめ

朝の連続テレビ小説『あまちゃん』。キャスト陣の豪華さや独特のBGMが話題を呼び、一大ブームを巻き起こしました。そんな『あまちゃん』、実は第1話から最終話に至るまで、随所に小ネタが仕込まれているのです。中には、他作品にオマージュしたものも。この記事では、わかる人にはわかるそんなマニアックなドラマの裏話・小ネタを集めました。改めてドラマを見返すと、また新たな発見があるかも?

Read Article

【朝ドラ】NHK連続テレビ小説あまちゃんのキャスト情報まとめ【のん、小泉今日子ほか】

【朝ドラ】NHK連続テレビ小説あまちゃんのキャスト情報まとめ【のん、小泉今日子ほか】

2013年に放送されていたNHK連続テレビ小説の『あまちゃん』。岩手県出身の海女・天野アキを中心にして巻き起こる様々な騒動を描いた、ヒューマンドラマだ。この作品ではアキを演じた能年玲奈(のん)や、母親役の小泉今日子、また母親の若いころを演じた有村架純など豪華キャストの出演でも話題となった。本記事では『あまちゃん』に出演していたキャストの情報をまとめて紹介する。

Read Article

目次 - Contents