バトル・ロワイアル（映画）のネタバレ解説・考察まとめ
『バトル・ロワイアル』は高見広春原作の小説を映画化作品で、アジア某国で施行の「BR法」により選ばれた中学生達のサバイバルゲームを描き、2000年に劇場公開。監督は映画『仁義なき戦い』シリーズ等の巨匠・深作欣二監督。また、藤原竜也や柴咲コウといった俳優が作品を彩り、演技を競う。この作品のキャスト・スタッフは「第24回日本アカデミー賞」「第43回ブルーリボン賞」等を受賞した。2001年には、『バトル・ロワイアル【特別篇】』が、2010年には3D映画版『バトル・ロワイアル3D』が劇場公開された。
演 : 西村豪起
3B男子生徒で、ハンドボール部のエース。普段は気が良く陽気な性格。しかし、「プログラム」の過激な雰囲気に流されてか、気が荒れる様になる。更に途中で遭遇した3B男子生徒七原秋也に襲いかかり、揉み合いとなった末に、崖から転落した拍子に自身の支給武器である手斧が顔面に食い込み死亡。「事故」とはいえ、この出来事が同級生を殺した、七原秋也のトラウマとなった。大木立道役の西村豪起は、他にもテレビドラマ『恋する!?キャバ嬢』、映画『サンシャイン デイズ』等に出演し役者として活躍する一方で、ミュージシャンとしても活動。
織田敏憲（おだとしのり）
演：山口森広
3B男子生徒で、父親は食品会社の社長という「お坊っちゃん」育ちだが、自身の痩身な体型にコンプレックスを抱いている。周りの生徒とも馴染めず、また自身の外見と重ねてか、ルックスの良い男子を嫌っている。「プログラム」では逃亡を重ね、3B男子生徒で転校生の桐山和雄からの銃撃を受けるも、自身の支給武器である防弾チョッキで助かる。しかしその直後、待ち構えていた桐山により刀で首を切断され死亡。更に桐山が、切断した頭部の口に手榴弾を詰め、3B男子生徒、七原秋也達が一時的に逃げていた民家へ投げ込んだ。3B男子生徒・織田敏憲を演じた山口森広は、映画『ベトナムの風に吹かれて』へ出演する一方、海外ドラマ『ER XV 緊急救命室』等の作品へ声優としての出演や、数々の舞台へ出演といった、マルチな活躍を見せる。
笹川竜平（ささがわりゅうへい）
演：郷志郎
3B男子生徒で、こちらも上記の同級生、黒長博と同様に「3B男子生徒、桐山和雄が率いる不良グループのメンバー」と原作版ではあるものの、映画版では「趣味が弱い者いじめ」という設定とされている。彼も「プログラム」では、数人の3B生徒達と共に銃を向け、桐山和雄を囲む。しかし、桐山にガムを吐き出された事に逆上した挙げ句、持っていた銃を奪われ返り討ちに遭い死亡。3B男子生徒・笹川竜平役の郷志郎は、他にも映画『凶気の桜』にも出演、現在も役者として活動中。
滝口優一郎（たきぐちゆういちろう）
演：内藤淳一
3B男子生徒で、同級生の七原秋也や旗上忠勝とは小学校時代からの付き合いで、「プログラム」では旗上忠勝と行動を共にする。しかし、自分達を襲撃してきた3B女子生徒・相馬光子の“凶悪さ”を主張してきた旗上に反発し、相馬を信頼し彼女と一時的に同行する。ところが一転して、相馬が旗上を色仕掛けで誘い殺害しようとする。これに憤慨した旗上を滝口が落ち着かせようとするも、怒りが収まらない旗上が相馬に向けて銃弾を放ち重傷を負う。そして、相馬に抱きかかえらながら胸部を撃たれ死亡。更にその後、相馬が着替えている近くで旗上と共に血まみれの死体となって発見されていた。3B男子生徒・滝口優一郎役の内藤淳一に関して、映画『バトル・ロワイアル』以降、出演作品等の目立った活動の情報無し。
飯島敬太（いいじまけいた）
演：松沢蓮
3B男子生徒で、これという特徴が無いものの、「プログラム」では3B男子生徒・三村信史や瀬戸豊らとは良き友人として共に行動している。彼等と共に、爆弾製作とハッキングに成功した矢先に3B男子生徒で転校生・桐山和雄からの襲撃で負傷、「一緒に生きて帰ろう」と言い残し死亡。主な出演作品に、特撮テレビドラマ『超星神グランセイザー』、映画『東京大学物語』他。
瀬戸豊（せとゆたか）
演：島田豊
3B男子生徒で、同級生の三村信史とは小学校時代からの幼馴染みである一方、周りからチヤホヤされている三村と違い、何のとりえも無い自分自身にコンプレックスを抱いている。「プログラム」では三村と、同じく3B男子生徒である飯島敬太と同行し、ハッキングや爆弾製作を行うも、近映画版では初めから三村、飯島と共に行動しており、彼らと協力してハッキングに成功。近づいて来た人影を同級生の七原秋也と勘違いし声を掛ける。しかし、その相手は3B男子生徒で転校生の桐山和雄で、彼による銃撃を受けて死亡。3B男子生徒・瀬戸豊役の島田豊に関して、映画『バトル・ロワイアル』以降、出演作品等の目立った活動の情報無し。
元渕恭一（もとぶちきょういち）
演：新田亮
3B男子生徒で、学級委員でもある。寝る間も惜しみ勉強する程の「ガリ勉タイプ」であるが、メンタルはとても脆く、政府役人の息子である自分が「プログラム」にかり出された事で激しく動揺する。「プログラム」では途中で遭遇した3B男子生徒・七原秋也に対し、「生き残っていい高校に入ってやる!」と叫び、銃を発砲し射殺しようとする。そこへ現れた転校生で3B男子生徒・川田章吾が止めに入る。しかしそれを無視して襲い掛かった為、川田が発砲し腹部に命中し死亡。3B男子生徒・元渕恭一役の新田亮は、映画『GO』や『クライマーズ・ハイ』等の作品にも出演。
月岡彰（つきおかしょう）
演：広川茂樹
3B男子生徒で、彼も原作版では「3B男子生徒、桐山和雄が率いる不良グループのメンバー」という設定ではあるものの、映画版では「オカマという噂がある」という事以外は特徴的設定が無い。「プログラム」では数名の3B生徒達と共に桐山和雄を包囲するも、桐山による返り討ちに遭い死亡。3B男子生徒・月岡彰役の広川茂樹に関して、映画『バトル・ロワイアル』以降、出演作品等の目立った活動の情報無し。
稲田瑞穂（いなだみずほ）
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目次 - Contents
- 『バトル・ロワイアル』の概要
- 『バトル・ロワイアル』のあらすじ・ストーリー
- BR法に選ばれた3年B組
- 命の奪い合いが開始
- キタノとの対決
- 『バトル・ロワイアル』の主な登場人物・キャラクター
- 七原秋也（ななはらしゅうや）
- 中川典子（なかがわのりこ）
- 千草貴子（ちぐさたかこ）
- 相馬光子（そうまみつこ）
- 川田章吾（かわだしょうご）
- 桐山和雄（きりやまかずお）
- 三村信史（みむらしんじ）
- 杉村弘樹（すぎむらひろき）
- 国信慶時（くにのぶよしとき）
- 黒長博（くろながひろし）
- 新井田和志（にいだかずし）
- 旗上忠勝（はたがみただかつ）
- 山本和彦（やまもとかずひこ）
- 北野雪子（きたのゆきこ）
- 琴弾加代子（ことひきかよこ）
- 榊祐子（さかきゆうこ）
- 野田聡美（のださとみ）
- 大木立道（おおきたつみち）
- 織田敏憲（おだとしのり）
- 笹川竜平（ささがわりゅうへい）
- 滝口優一郎（たきぐちゆういちろう）
- 飯島敬太（いいじまけいた）
- 瀬戸豊（せとゆたか）
- 元渕恭一（もとぶちきょういち）
- 月岡彰（つきおかしょう）
- 稲田瑞穂（いなだみずほ）
- 清水比呂乃（しみずひろの）
- 南佳織（みなみかおり）
- 内海幸枝（うつみゆきえ）
- 谷沢はるか（たにざわはるか）
- 中川有香（なかがわゆか）
- 松井知里（まついちさと）
- 赤松義生（あかまつよしお）
- 倉元洋二（くらもとようじ）
- 沼井充（ぬまいみつる）
- 江藤恵（えとうめぐみ）
- 小川さくら（おがわさくら）
- 金井泉（かないいずみ）
- 日下友美子（くさかゆみこ）
- 天堂真弓（てんどうまゆみ）
- 藤吉文世（ふじよしふみよ）
- 矢作好美（やはぎよしみ）
- キタノ（きたの）
- 栞（しおり）
- ビデオのお姉さん
- 舞（まい）
- バスガイド
- 七原秋也の父
- 林田昌朗（はやしだまさお）
- 『バトル・ロワイアル』の用語
- 「大東亜共和国」
- 「新世紀教育改革法（BR法）」
- 「専守防衛軍」
- 「プログラム」
- 「首輪」
- 「武器」
- 『バトル・ロワイアル』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- キタノ「皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」
- 七原秋也「こんなの全然わかんねえよ！」
- 相馬光子「誰も助けてくれない、人生なんてそんなもんよ」
- 川田章吾「最後に、ええ友達が出来てよかった」
- 七原秋也「どこまででもいい、精一杯でいいから、走れ。」
- 『バトル・ロワイアル』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 撮影場所について
- 続編について
- 『バトル・ロワイアル』の予告編
- 『バトル・ロワイアル』の主題歌・挿入歌
- 主題歌：Dragon Ash『静かな日々の階段を』
- 3D版主題歌：土屋アンナCHECKMATE mash up ANTY the 紅乃壱『CHECKMATE mash up ANTY the 紅乃壱、VOLTA MASTERS』