バトル・ロワイアル（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

演：増田裕生
3B男子生徒で、原作では「3B生徒・桐山和雄が率いる、不良グループの一人」という設定だが、映画版では「おっちょこちょいで気取り屋」という性格のみが描かれている。「プログラム」では、桐山和雄を数人の3B生徒達と共に銃を向けて囲むも、桐山の返り討ちに遭い死亡。3B男子生徒・黒長博役の増田裕生は子役から活動開始し、現在も舞台を中心に活躍中。一方、『テニスの王子様』や『遊☆戯☆王』シリーズ等のアニメ作品や海外ドラマでは声優として出演。

新井田和志（にいだかずし）

演：本田博仁
3B男子生徒で、サッカー部に所属しスポーツ部の男子と仲が良い反面、傲慢で精神的に幼い割には、気が小さい。3B女子生徒・千草貴子に好意を寄せているが、彼女には嫌われている。「プログラム」にて、山中をさまよっていると偶然にも千草と遭遇し、同行を要求する。しかし新井田自身が彼女に馴れ馴れしく近寄った事もあり、千草に良い印象を与えず同行を拒否される。これに逆上した新井田が、千草の幼馴染みである3B男子生徒・杉村を貶す様な発言をする。更に彼女に性行為を要求するような発言をした事で千草を怒らせ、一線を交える事となった。その際に誤って千草の顔を傷つけてしまい、慌てて逃亡するも、千草から背中を切りつけられて転倒する。更に千草に馬乗りにされ、胸部や股間をナイフでメッタ刺しにされ死亡。3B男子生徒・新井田和志役の本田博仁は、他にも映画『キープ・オン・ロッキン』等に出演後に芸能界を引退し、現在はスタイリストとして活躍。

旗上忠勝（はたがみただかつ）

演：横道智
3B男子生徒で、野球部に所属。同級生・七原秋也と以前は親しかったものの、彼がトラブルを起こし野球部を退部した事もあり、関係が疎遠となった。「プログラム」では、以前より親しかった同級生・滝口優一郎と同行する。抜群の運動神経で、3B女子生徒・相馬光子からの襲撃をかわしていく。そして相馬の本性を見抜いた末に殺害する事を考えるも、同行していた滝口に停められ、仕方なく「拘束」という事で留めた。しかし滝口の就寝後、相馬による巧みな色仕掛けにまんまと引っ掛かってしまい、剃刀で傷つけられる。これもどうにか避けるも、激怒した旗上が相馬に向けて銃を発砲。ところがその銃弾が、あろうことか目を覚ました滝口に命中。それに動揺する間もなく相馬が近づき、金属バットで幾度となく頭部を殴打され死亡。3B男子生徒・旗上忠勝役の横道智は、他にも映画『青の炎』等に出演後に二十代前半で結婚を機に芸能界を引退、現在は経理業務代行サービス企業の社長として活躍。その様子が、バラエティー番組『あいつ今なにしてる？』にて、歌舞伎俳優・尾上松也が「中学時代に舞台共演した相手」として紹介されていた。

山本和彦（やまもとかずひこ）

演：佐野泰臣
3B男子生徒で、同級生の小川さくらとは2年以上の交際を行っている。「プログラム」開始早々、小川から受け取ったメモにより従い彼女と合流する。そして殺し合いを拒否して二人で心中を決意、近くで物音がした事を機に、互いに抱き合って海へ身を投げ心中。3B男子生徒・山本和彦役の佐野泰臣は、他にも映画『あずみ』や『翔んで埼玉 』等への出演、またテレビドラマ『3年B組金八先生・第4シリーズ』から主人公、坂本金八の息子・坂本幸作役を演じた事でも知られている。

北野雪子（きたのゆきこ）

演：金澤祐香利
3B女子生徒で、気が弱いが友達想いでもあり、同級生の日下友美子とは幼馴染みの親友でもある。「プログラム」では日下と共に拡声器を用いて停戦を呼びかけるも、転校生の3B男子生徒・桐山和雄に目を付けられ、彼に腹部を撃たれる。その際の負傷で動けなくなっているところを再び銃撃を受ける。この時に落とした自身の支給武器のメガホンを、桐山に口に当てられたうえでで止めを刺され死亡。3B女子生徒・北野雪子役の金澤祐香利は、他にもテレビ番組『行列のできる法律相談所』や『こたえてちょーだい！』の再現ドラマ等に出演。また現在は、「ハル・ミヤコ【UMA軍団 代理人】」という名義でSNSを行っている。

琴弾加代子（ことひきかよこ）

演：三村恭代
3B女子生徒で、先輩の紹介で茶道を習っている。また、3B男子生徒、杉村弘樹に好意を寄せられていたものの、自身は彼とは話した事すら無く、良い印象も抱いていなかった。「プログラム」では、杉村が自分を追いかけて来た事に対し、殺しに来たと勘違いし、彼に向けて発砲してしまう。重傷を負った杉村は、転校生で3B男子生徒、川田章吾から聞いた「プログラム」での脱出計画、琴弾への思いを伝え、その場で息を引き取る。杉村の優しさや思いを受け入れられなかった罪悪感に苛まれ号泣していた時、3B女子生徒、相馬光子に頭部を撃ち抜かれる。そして、杉村の亡骸に覆い重なる様に倒れ死亡。3B女子生徒、琴弾加代子役の三村恭代は、他にもテレビドラマ『ヤンキー母校に帰る』や映画『リンダ リンダ リンダ』等に出演。

榊祐子（さかきゆうこ）

演：日向瞳
3B女子生徒で、気弱なうえ争いも好まない性格である。その性格の経緯には幼少期に父親から酷い暴力を振るわれた過去がある。その父親も賭け事のトラブルでヤクザにより刺されて死亡、その影響で暴力を極端に恐れる様になった。「プログラム」では3B男子生徒・七原秋也が同級生の大木立道を誤って殺害してしまったところを偶然目撃し、錯乱状態に陥る。その後、3B女子生徒・内海幸枝達と合流し同行する事になった際、自分達が隠れ場としている灯台に負傷した七原を介抱する事になる。しかし榊自身は七原に対する疑いの目は消えず、密かに七原を毒殺しようとし、彼が食べる予定のスープスパゲティーに毒薬を混入する。ところが、3B女子生徒・中川有香がそれをつまみ食いし死亡しその場にいた3B女子生徒一同がパニックになり、撃ち合いが発生し榊以外の生徒が死亡する。この騒ぎに駆け付けた七原に対し、全て自分の誤解で、七原や内海達へ謝罪の言葉を述べ、その場から飛び出す。そして自分の犯した過ちの罪悪感に耐えかねた挙句、灯台の屋上から投身自殺する。3B女子生徒・榊祐子役の日向瞳は、2000年代前半までバラエティー番組や舞台に出演した後、現在は大手イベント会社の社長秘書を務めている。

野田聡美（のださとみ）

演：神谷涼
3B女子生徒でクールな優等生である一方、神経質な一面がある。「プログラム」では同級生の内海幸枝ら3B女子生徒達と同行し、島内の灯台へ隠れていた。ただ、内海達を信用していたわけではなかった。更に共に灯台に隠れていた榊祐子が、中川有香を毒殺してしまった事で灯台の中に「裏切り者がいる」と錯乱状態になる。そして、銃を乱射し3B女子生徒・内海をはじめ、谷口はるか、松井知里の3人を射殺する。しかしその際に、谷沢が放った弾丸が頭部に命中し死亡。3B女子生徒・野田聡美役の神谷涼は、他にもテレビドラマ『天国に一番近い男』や『特命係長 只野仁』等に出演。

大木立道（おおきたつみち）