リバース(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『リバース』とは、2017年4月から6月まで放送された湊かなえのミステリー小説が原作のテレビドラマである。主人公の深瀬和久は、10年前に大学時代の友人たちと卒業旅行に行った際、親友・広沢由樹が失踪し、遺体となって発見された。10年前の事件について深瀬たちに何者かが告発文を送りつけられ、その犯人を突き止めていくミステリー。現在と過去を交互に描いていくストーリーが、人気を博した。
『リバース』の概要
『リバース』とは湊かなえの小説をもとにして、2017年から放送されていたミステリードラマである。2017年4月14日から6月16日までTBS系で放送され、主役の深瀬和久は藤原竜也が演じた。2013年放送の『夜行観覧車』、2014年放送の『Nのために』に続いて湊かなえ作品のドラマ化はこれが3作目となった。過去2作の制作チームが今作の制作にも携わっている。キャッチコピーは「僕の親友を殺したのは誰だ?」。
大学時代に同級生たち5人で行った卒業旅行で、飲酒していたにも関わらず運転した深瀬の親友の広沢由樹は、結果事故を起こして死亡する。警察から事情聴取を受けた深瀬を含む4人は、当時の状況は説明したものの飲酒運転の事実に関しては隠し続けていた。当時は事故として片付けられた広沢の死であったが、10年後に社会人となった深瀬の交際相手・美穂子の元に一通の手紙が届く。差出人不明のこの手紙には「お前の彼氏・深瀬は人を殺した」という告発文が書かれていた。さらに一緒に卒業旅行にいった他の3人にも不可解な出来事が相次ぐ。こうして同級生たちは、広沢の死の謎を再び調べ始めるというストーリー。
公式サイトのタイトル下には「birth:Re:verse」と書いてあり、反転(Reverse)と再生(Rebirth)の意味も持つ。
第8回コンフィデンスアワード・ドラマ賞の作品賞、脚本賞を、また第93回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の最優秀作品賞、主演男優賞、脚本賞を受賞している。
『リバース』のあらすじ・ストーリー
美穂子との出会い
主人公・深瀬和久(ふかせかずひさ)は存在感ゼロで自分に自信がない男。勤務先は事務機器メーカーで、職場で期待されていることは美味しいコーヒーを入れることという仕事もできないダメ社員である。ある日、深瀬は行きつけのコーヒーショップのクローバーコーヒーで越智美穂子(おちみほこ)という女性と出会う。美女を前にオドオドしてしまうが、店主が間を取り持ち、2人は急接近することになった。人生初の彼女ができて幸せいっぱいの深瀬であったが、ある日玄関に「人殺し」と書かれた紙が貼られていた。
深瀬に10年前のある事件の記憶が蘇る。深瀬は大学のゼミで知り合った5人で卒業旅行に行くことになった。メンバーは深瀬と広沢由樹(ひろさわよしき)、谷原康生(たにはらやすお)、村井隆明(むらいたかあき)、浅見康介(あさみこうすけ)。当日、合流が遅れた村井以外の4人は先にスキー場へ向った。深瀬はこの旅行中に就職内定のメールを受け、広沢も自分のことのように喜んでくれたのだった。
大学卒業後の2017年に4人は同窓会で再会した。村井は議員である父の元で秘書として働いており、浅見は高校教師で、サッカー部主将の飲酒事件が元でその父親から教師を辞めるように迫られていた。一方の谷原は商社勤めだったが、上司のパワハラによって工場勤務となっていた。そんな4人が集まっていたが、実は広沢はあの卒業旅行中に車の事故で命を落としていたのだ。そして4人は広沢の事故を殺人事件だと疑うフリージャーナリストの小笠原俊雄(おがさわらとしお)に付け回されていた。小笠原は広沢が死亡した時の担当刑事で、警察を辞めてから広沢の事件を追いかけいたのだ。
ある日、深瀬の彼女・美穂子が勤めるパン屋に謎の封筒が届いた。封筒に入っていた紙を見せられた深瀬の顔がこわばる。そこには「深瀬和久は人殺しだ」とあった。怯える美穂子に、深瀬は10年前の事件を静かに語りだしたのであった。
10年前の真実
深瀬は美穂子に広沢が亡くなった日の事を話した。卒業旅行でスキー場に着いた深瀬、広沢、浅見、谷原は焼肉パーティーで盛り上がった。そこに村井から電話があり、駅まで迎えに来てくれとお願いされる。このとき酒を飲んでいなかったのは深瀬のみであったが彼は免許を持っておらす、浅見と谷原は就職が決まっており飲酒運転は出来ないと言う。けっきょく広沢が駅まで行くことになった。酒を飲むと眠くなるという広沢のために、深瀬はコーヒーを水筒に入れて持たせた。吹雪のなか広沢は別荘を後にし、これが最後の姿となった。45分後、村井から電話があり「迎えはまだか」と文句を言われる。とっくに着いている時間なのにと不安になった浅見と谷原は広沢を探しに向かった。1時間半後、浅見から連絡を受けた深瀬は愕然とする。駅に続く道のガードレールが壊れており、崖下で何かが燃えているというのだ。広沢が運転していた車が崖下から見つかり、その半年後、川に流された遺体を釣り人が見つけた。4人は霊安室で広沢の亡骸と再会し涙を流した。広沢の両親も霊安室に到着し、4人は両親に対して土下座して謝罪する。しかし飲酒の件は誰にも言わなかった。
この深瀬の話を聞いた美穂子は、なぜ広沢に飲酒運転をさせたのか、なぜ警察に飲酒の事を黙っていたのかということについて怒りを覚える。その後、深瀬と美穂子の元に届いた「人殺しだ」という手紙と同様のものが谷原、浅見、村井のもとにも送られてきた。
美穂子は深瀬と距離を置くようになってしまっていた。深瀬が彼女に会いにいくと、自転車に乗った男が美穂子を襲うのを見かけ、間一髪で美穂子を救った。どうやら美穂子のストーカーで、美穂子は最近付きまとわれていたのだ。
その後、ジャーナリストの小笠原が深瀬の元に現れ「君は広沢君について何か隠してる。だからそんなに怯えているんだ」と言ってきた。
告発文
広沢の死は事故に見せかけた殺人事件ではないかと疑う元刑事の小笠原に対し、深瀬は事故当時、広沢が飲酒していたことを小笠原に正直に告げた。しかし小笠原はどこか納得がいかない。当時、広沢はシートベルトをしていたはずなのに、車から投げ出され10キロも先の渓流で発見されていた。
深瀬、谷原、浅見、村井の4人は焼肉屋に集結し、「告発文を送った犯人はこの中にいるんじゃないか」と疑い始める。その帰り、深瀬と二人になった村井は「事故った広沢の車を崖から落としたのは、内定取り消しを恐れた浅見と谷原の仕業では?」とつぶやいた。
深瀬は谷原の職場へ行き「僕も広沢と一緒に車で迎えに行けばよかった」と深瀬が言うと、谷原は「そうしたらお前も死んでたよ」と言った。後日、深瀬は駅のホームで美穂子と偶然再会し、謝罪する。美穂子は笑顔で頷いた。
その後、美穂子の職場にまたしても差出人不明の封筒が届く。中には「深瀬和久はお前を不幸にする」というメッセージがあった。自宅にいた深瀬は浅見から電話を受け凍りつく。谷原が駅のホームから突き落とされたのだ。
その頃、元刑事の小笠原は広沢の母、広沢昌子と会っていた。寄席にいた二人が聞いていた落語は「敵討ち」についての噺だった。
襲われた谷原
線路に突き落とされた谷原は病院に搬送され、頭を強く打ち意識不明の重体だった。職場の野球部に所属していた谷原は、試合後の打ち上げで酒を飲み、帰宅する途中に襲われたようだ。深瀬は、告発文を送ってきたヤツの犯行を疑う。その後、警察の調べで、谷原が襲われた直後帽子をかぶった女性が駅から走って逃走する姿が目撃されたことがわかった。
翌日、深瀬、浅見、村井の3人はいつもの焼肉屋に集合し、深瀬は事件当時の広沢の飲酒と怪文書の事を警察に話そうと提案する。深瀬が「それ以外に何か隠してることある?」と聞くと2人は一瞬表情を固くした。
深瀬は村井から、谷原の野球の試合後の写真を見せられ、顔色を変える。写真の隅に帽子をかぶった広沢の母が写っていたのだった。
そこへ元刑事の小笠原が現れ「広沢君に恋人はいたのか?」と深瀬に聞いてきた。ハッとする深瀬。深瀬は親友だった広沢についてほとんど何も知らなかったのだ。帰宅した深瀬はノートを取り出し、自分が知っている広沢について、広沢由樹はカレーが好き、広沢由樹は落語が好きなど箇条書きで書きはじめる。
夜、浅見は深瀬に会い「警察に言えなかった事がある」と告げる。10年前、行方不明となった広沢を探していたとき、炎上する車のそばから誰かが逃げていくのを見たという。そして、「赤いジャンパーを着ていたあの男…あれは村井だと思う」と言った。
村井の告白
帰宅途中の美穂子がまた何者かに襲われた。逃げる途中クローバーコーヒーのママと遭遇し、ストーカー被害を相談すると、ママの家にしばらく居候することになる。
深瀬は浅見、村井の3人で会うと、広沢の事故の件で村井を疑っていた浅見は「広沢を最後に見たのはお前じゃないのか?」とストレートに質問する。村井は「俺は何もしていない。広沢も見ていない」と答えた。実は大学時代、彼女がいた広沢が村井の妹と二股をしていたと疑い、村井は広沢を殴っていた。それもあり、浅見は村井を問い詰めるが、村井はそれを否定する。
浅見と深瀬は小笠原を公園に呼び出した。谷原を線路に突き落とした事件や怪文書などの一連の事件は、小笠原と広沢の母が組んで自分たちに嫌がらせをしているのではと疑っていたのだ。問い詰める深瀬たちに対して、小笠原は「村井くんの単独インタビューをさせてくれればすべてを話す」と条件をつけてきた。その後、深瀬に「十年前の事件をこれ以上詮索するな。周囲にも危険が及ぶぞ」というメールが届く。
深瀬は帰らない美穂子を心配し近所を探すと、彼女の悲鳴が聞こえる。深瀬が駆けつけるとフードをかぶった男が美穂子を襲っていた。深瀬は殴られながらもなんとか助け出す。
後日、深瀬は村井に会うと、10年前の事件について深瀬の知らない事実を語りだす。10年前のあの日、いつまでたっても迎えに来ない広沢に業を煮やし、村井は妹とともにタクシーで別荘に向った。しかし途中、吹雪のためタクシーはストップし、やむなく歩いて行くと村井は浅見と谷原の姿を発見する。突き破られたガードレールのそばで、二人は何かを埋めているように見えたという。
2日後、深瀬が会社に出勤すると社員たちの様子がおかしい。話を聞くと社長が会社の金を持ち逃げし、会社は倒産したという。帰宅した深瀬を家の前で議員である父の下で秘書として働く村井の職場の仲間が待っていた。そして「村井が戻ってこない。携帯もつながらない」と言った。
愛媛へ
行方不明となっていた村井はある部屋で目を覚ました。ゴミが散乱しドアは施錠されて監禁されていたのだ。
深瀬は谷原のお見舞いへ行くと、谷原の妻であり、村井の妹でもある明日香は10年前の事件を語りだした。あの日、タクシーを降りた兄を追いかけ雪道を走ると、炎上する車と遭遇。兄は血相を変えて明日香を現場から遠ざけたという。
早朝、タクシーのラジオから「今日未明、斑高原のホテルでスキー客の金品が盗まれる事件が発生しました」と気になるニュースが流れた。
病院に現れたジャーナリストの小笠原は、深瀬とスーパーに行くと、美穂子を襲ったストーカーが目の前に現れた。2人でこの男を追い詰め、深瀬の家にビラを張ったこと、美穂子の店に怪文書を届けたことを白状させた。しかしこのストーカーは浅見たちに怪文書を送ったことや、谷原を線路に突き落としたことは否定した。ストーカーの件が解決し、美保子は深瀬にお礼をいう。
深瀬と浅見は広沢の故郷・愛媛へ向った。10年前訪れた別荘や地元の警察に寄ったあと、広沢の実家へ行くと、広沢の両親は二人を歓迎し料理を振る舞ってくれた。浅見は母に、「谷原が線路に突き落とされた日、東京にいましたか?」と聞く。一瞬言葉に詰まる母だったが、亡き息子を偲ぶため、広沢がかつて野球をしたグラウンドや寄席演芸場を周ったことを認めた。話を聞いた深瀬は、この人は復讐なんてしないと確信した。
翌日深瀬と浅見は広沢の同級生たちに会うことになり、大勢が集まってくれた。同級生たちから、広沢は高校時代カワちゃんという彼女がいたと言うことを聞いた。その後、浅見はある衝撃の事実を深瀬にカミングアウトする。10年前、広沢の事故現場に最初に着いた浅見と谷原は、広沢のものと思われる血痕を発見してこの血痕を埋めていたのだ。血液検査で飲酒がバレることを隠蔽するためであった。
美穂子の正体
愛媛にある広沢の実家を訪れていた深瀬と浅見。深瀬は、広沢の高校時代の親友・古川を仕事中に訪ねた。告発文の事を聞くが古川は「自分じゃない。河部かも」と言ってきた。河部は広沢が結婚まで考えていた高校時代の彼女だという。
何者かに線路から突き落とされ意識不明だった谷原が目を覚ました。病院に駆けつけた深瀬と浅見だったが、谷原は突き落とされた時の事を酔っていて覚えてないと言う。
その後、行方不明中だった村井が無事発見された。妻に監禁されていた村井は秘書により救助されたという。
広沢の高校時代の彼女が東京八王子の病院で働いているという情報を得た深瀬。浅見と協力し病院を探し歩くとついに彼女を発見する。しかしようやく見つけたと思った彼女は河部ではなく川本だった。川本は高校時代 2週間だけ広沢と交際していたがその後別れたようだ。広沢が結婚を考えていたという河部は全くの別人だった。深瀬は愛媛で知り合った広沢の同級生から高校の卒業アルバムを送ってもらう。このアルバムには広沢の彼女・河部が載っているはずである。谷原、浅見、村井は深瀬のアパートに集合し、深瀬は1枚ずつアルバムをめくっていく。そして河部を見つけた深瀬たちは言葉を失う。それは両親が離婚して名字が変わる前の美穂子だった。さらに谷原は「この子…俺がホームから突き落とされた時に一緒にいた子だ。野球部の応援によく来てくれる子…」という。そして村井は「うちの選挙事務所のボランティアをしてる子だ」と言う。突如明らかになった美穂子と広沢のつながり、そして意図的に深瀬たちに近づいた美保子の思惑とはなんであろうか。
美穂子の告白
広沢が結婚を考えていたという交際相手・河部の正体は美穂子だった。翌日、村井の仕事場に妹の明日香が現れて「10年前のあの時、タクシーを降りた後なにしてたの?」と聞いた。それに対して村井の答えは次のようなものだった。10年前広沢を捜索中の浅見から連絡を受けた村井が広沢が飲酒運転だったことを知り、村井は明日香をタクシーに残し広沢を探しはじめた。すると谷底に横転した車を発見し、県議会議員である父親に助けてコールをすると「火つけろ。証拠隠滅だ」と指示されるが、着火前に車は爆発した。
深瀬は連絡が取れなくなった美穂子を探し出し、話し合いたいと考えていた。美穂子が勤めるパン屋を訪れたが、現在有給休暇中で不在だった。美穂子は広沢の死に関わった深瀬、谷原、村井にすで接触している。残るは浅見だと気づいた深瀬は浅見の元へ行く。すると美保子が腕を伸ばし、浅見を階段から突き落とそうとしているのを発見した。間一髪の所で彼女の手をつかんだ深瀬。しかし美穂子には突き落とす気など無く、広沢から預かっていたという本を浅見に返そうとしていただけだった。美穂子は告発文を送ったのは自分だと認め、広沢との交際のキッカケを語り始めた。高校卒業後に東京で偶然再会し、付き合うようになった。しかし美穂子が深瀬たちに近づいた理由は復讐のためではなく、広沢がどんな仲間とどのように最期の時を過ごしたかを知るためだったという。さらに美穂子は谷原を駅のホームから突き落とした事も認めた。広沢を悪く言った谷原に怒りをおぼえ、気がつくと彼を線路に突き落としていたのだ。その夜、深瀬は小笠原から電話をうける。その直後、小笠原は後ろから近づいてきたフルフェイスのヘルメットをかぶった男に刺されてしまった。
蕎麦アレルギー
元刑事の小笠原が何者かに刺され病院に搬送された。深瀬は居酒屋に集合した谷原、浅見、村井、村井の妹の明日香にこの件を報告した。その後、小笠原は病院を抜け出し、自分が深瀬たちを調べ始めた経緯を深瀬、谷原、村井、浅見に説明する。
小笠原は10年前、広沢の事故の担当刑事だった。しかし捜査は打ち切りになり小笠原は左遷後に退職。その後 ジャーナリストに転身した彼のもとにある仕事が舞い込む。政治家である村井の父の不正収賄を調査する事になったのだ。広沢の事故に居合わせた村井との奇妙なめぐり合わせを小笠原はこれを運命だと感じ、再び広沢の事故を調査する気になったのだった。
後日、深瀬の元に「越智美穂子が出頭して来た」と神奈川県警から電話があった。
深瀬の元に新たに「10年前の事件にこれ以上関わるとまた犠牲者がでるぞ」という脅迫メールが届いた。村井はこのメールの差出人に心当たりがあるという。翌日、小笠原から「俺を刺した男を見つけた。来てくれ」と電話があった。深瀬が駆けつけた先は村井の父が公演を行ったホール。小笠原は村井の父の秘書・甲野伸之(こうののぶゆき)の前に立ち「あんただね」と言い放つ。県議会議員である村井の父の後釜を狙う甲野は、村井が引き起こした事件により自分の出世が阻まれるではと危惧し、小笠原に刺客をおくって深瀬に脅迫メールを送ったのだった。甲野はそのまま警察官に連行された。
ある日、深瀬、浅見、谷原、そして谷原の娘・七海の4人で遊園地へ行く。その帰り道、深瀬が向かったのは美穂子のマンション。今日は彼女が大阪に引っ越す日だった。道路の向かい側に美穂子を発見した深瀬は「ミホちゃーん!」と叫び、彼女が好きだという気持ちをぶちまけた。その後2人はクローバーコーヒーへ行き、美穂子は深瀬を騙していたことを謝罪した。深瀬は広沢の事をもっとよく知りたいと思い、集めた情報を書き記したノートを見せると、美穂子は「私も書きたい」と笑顔で言った。そして「広沢由樹は蕎麦が食べられない」と書き記した美穂子。深瀬は広沢が蕎麦アレルギーであることを初めて知った。そこにクローバーコーヒーのママさんがコーヒーのおかわりを持ってきてくれた。そこには瓶詰めのハチミツがあった。「これコーヒーに合うのよ。何のハチミツか分かる?」と言うママの言葉に、味見をした深瀬の表情が次第に険しくなる。このハチミツは10年前の事故当時、広沢のために作ったコーヒーに入れたハチミツと同じだった。瓶を裏返し、原料を確認する深瀬。そこには「蕎麦」の文字があった。蕎麦アレルギーの広沢。「広沢を殺したのは…俺だった!」深瀬は心の中でそうつぶやいた。
事件の真相
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『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。
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借りぐらしのアリエッティ(ジブリ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『借りぐらしのアリエッティ』とはメアリー・ノートン著書の『床下の小人たち』を原作として、米林宏昌が監督のスタジオジブリ制作アニメーション映画である。最終興行収入は92億5000万円で2011年に日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。とても美しい映像は劇中の音楽とよく合い、見ている人を夢中にさせた。人間に見られてはいけない小人が、人間の家で物を借りながらどのように隠れて暮らすのか、そして短い間に築かれていく小人であるアリエッティと少年の翔との友情と絆を描く。
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鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。
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おいしい給食(ドラマ・映画・小説・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『おいしい給食』とは、2019年と2021年に放送された日本のテレビドラマ。1980年代の中学校を舞台に給食絶対主義者の男性教師と給食マニアの男子生徒の給食にまつわる対決を描いた学園グルメコメディ。教師・甘利田幸男は毎日の給食を何より楽しみにしている。同じく給食を愛し、美味しく食べるアレンジを得意としている生徒・神野ゴウと、どちらがより美味しく給食を食べられるかバトルするというストーリーとなっている。テレビドラマシリーズ、映画、ノベライズ、コミカライズなど、さまざまなメディアで展開された。
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キングダム 運命の炎(キングダム3)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。
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祈りのカルテ(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『祈りのカルテ』とは、 2018年に刊行された知念実希人の医療ミステリ小説原作で、2022年に放送されたドラマ作品である。研修医の諏訪野良太(すわのりょうた)は医者としてはひよっこだが、顔色を伺うことが抜群にうまい。問題を抱えた患者達に向き合い、心の謎を解き明かしていく。医者として成長していく姿や、カルテを見て患者の問題を暴いていくミステリー要素、コミカルな演技などがみどころの一つとなっている。
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僕の生きる道(僕生き)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕の生きる道』とは、2003年にフジテレビ系列で放送されていたドラマ。僕シリーズ3部作の1作目で、死をテーマにした作品。僕生きの愛称で親しまれている。余命宣告された高校教師・中村秀雄の1年間の生き様が描かれている。主人公は草彅剛。その他、矢田亜希子や大杉連などが出演している。脚本は数々のヒットドラマを生み出した橋部敦子が手掛ける。主題歌である『世界に一つだけの花』がドラマの人気と共に大ヒット曲となった。
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コンフィデンスマンJP(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『コンフィデンスマンJP』とは、2018年4月9日〜6月11日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21時から「月9」枠で放送された。主要キャストが全員詐欺師となっている。11年ぶりに「月9」の主演に抜擢された長澤まさみが、ダー子を演じる。他に、「月9」初出演の東出昌大はボクちゃん、ベテラン俳優の小日向文代はリチャードを演じる。古沢良太脚本としては、初の"コンゲーム"をテーマとした、痛快エンターテインメントコメディー作品。毎話豪華ゲストを相手に、奇想天外で壮大な騙しあいバトルが見どころである。
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天皇の料理番(2015年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『天皇の料理番』とは、宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の生涯をモデルとしたドラマで、TBSテレビ60周年特別企画として制作された。2015年4月に放送され、脚本は森下佳子が担当する。主演は佐藤健で、黒木華や桐谷健太などが出演している。秋山篤蔵は両親に海産物問屋の松前屋の婿養子にさせられ、そこの跡取りとして働き始める。そんな彼があることをきっかけに、日本一の料理人になるという夢を持ち、奮闘するという物語。平均視聴率は14.9%を記録し、東京ドラマアウォード2015などで数々の賞を受賞した。
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ATARU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ATARU』とは、2012年にTBSで日曜21時に放送された、櫻井武晴が脚本を手掛けたドラマ。主演は中居正広。その他、北村一輝や栗山千明などが出演している。サヴァン症候群で特殊な能力を持った謎の青年・アタルが、警察と一緒に難事件を解決していく推理ミステリードラマである。2013年に公開された映画では、アタルと同じサヴァン症候群の女性が現れ、アタルが彼女の起こした事件に巻き込まれていく。
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エルピス —希望、あるいは災い—(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『エルピス —希望、あるいは災い—』とは、主人公である女子アナウンサーの浅川恵那とディレクターの岸本拓朗が、冤罪の証拠を探すドラマである。経済界の大物の策略で死刑囚となった男の冤罪を希望を見出しながら立証していくのだ。圧力に屈したくない拓郎と、自分の地位を守りたい恵那の葛藤も描いていて、災いや希望が渦巻く中で懸命に生きていくヒューマンストーリー。平均視聴率は6.3%で、最終回は5.5%である。
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呪怨2(ビデオ版)のネタバレ解説・考察まとめ
『呪怨2』(ビデオ版)とは2000年に発売されたホラービデオ作品であり、『呪怨』(ビデオ版)の続編にあたる。監督・脚本は清水崇。前作では佐伯家の殺人事件を中心に映像化されているが、今作では事故物件を扱った不動産屋の鈴木達也を中心に起こった悲劇が映像化されている。佐伯伽椰子の殺害現場だけでなく、小林真奈美の殺害現場にまで関与してしまった末に鈴木家の人間が恐ろしい心霊現象に襲われ死に絶えていく。最後まで生き延びていた鈴木信之は多数の伽椰子に襲われるという末路が描かれている。
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青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。
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キングダム2 遥かなる大地へ(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム2 遥かなる大地へ』とは、古代中国で“天下の大将軍”となることを目指す少年の活躍を描いた、原泰久の同盟漫画作品の実写映画シリーズ第2弾である。公開翌年となる2023年には、同シリーズ第3弾となる『キングダム3』の公開が決定している。 500年もの間戦乱の中にある古代中国。魏国の軍勢の侵攻を受けた秦国は、これを迎撃するための軍を編成する。ひょんなことから秦国王宮内の人々と知り合った奴隷の少年信は、天下の大将軍になるという夢を叶えるためここに参戦。本物の戦場の中で剣を振るう。
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古畑任三郎(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『古畑任三郎』とは、1994年から2008年までフジテレビで放送されたドラマ。主演は田村正和、脚本は三谷幸喜。スペシャル版、スピンオフを含め42回のエピソードがある。ストーリー展開は、物語の出だしで犯人や犯行の様子を明かす倒叙ものと言われる形式である。見所としては、犯人とのスリリングなやり取りや、巧みな話術で自白に追い込む場面である。また、犯人や部下とのコミカルなやり取りも魅力となっている。どんな相手にも敬語で、落ち着いた言動を崩さない。黒のスーツに、ノーネクタイがトレードマーク。
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るろうに剣心 伝説の最期編(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『るろうに剣心 伝説の最期編』(るろうにけんしん でんせつのさいごへん)とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を原作とする実写映画。国家転覆を目論む武装組織との戦いを描いた「京都編」の後半を、オリジナルの展開を交えて映画化したもの。前作と合わせて100億近い興行収入を達成する大ヒットとなった。 明治政府打倒を目論む志々雄真実を倒すため、奥義を修得する緋村剣心。その志々雄は明治政府を脅し、剣心を処刑させることを画策。剣心は否応なく人斬りとして犯してきた罪との対峙を迫られる。
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億男(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『億男』とは、映画プロデューサーで小説家の川村元気による長編小説・およびそれを基にした映画作品である。主人公の大倉一男は借金返済のために昼夜問わず働いて必死にお金を稼いでいた。そんなある日、偶然手に入れた宝くじが当選し、一男は3億円を手にする。突然大金を所持したことに不安を抱え、旧友である古河九十九に相談。しかし彼は3億円と共に失踪してしまう。一男は九十九を探す過程で様々な大金持ちと出会い、お金の価値を学んでいく。
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目次 - Contents
- 『リバース』の概要
- 『リバース』のあらすじ・ストーリー
- 美穂子との出会い
- 10年前の真実
- 告発文
- 襲われた谷原
- 村井の告白
- 愛媛へ
- 美穂子の正体
- 美穂子の告白
- 蕎麦アレルギー
- 事件の真相
- 『リバース』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 深瀬和久(ふかせかずひさ/演:藤原竜也)
- 越智美穂子(おちみほこ/演:戸田恵梨香)
- 浅見康介(あさみこうすけ/演:玉森裕太)
- 広沢由樹(ひろさわよしき/演:小池徹平)
- 村井隆明(むらいたかあき:演:三浦貴大)
- 谷原明日香(たにはらあすか/演:門脇麦)
- 谷原康生(たにはらやすお/演:市原隼人)
- 谷原七海(たにはらななみ/古田結凪)
- 小笠原俊雄(おがだわらとしお/武田鉄矢)
- 深瀬の関係者
- 遠藤彩花(えんどうあやか/演:杉咲花)
- 井塚(いづか/演:水野智則)
- 美穂子の関係者
- 小菅敏郎(こすげとしお/演:黒田浩史)
- 越智浩子(おちひろこ/演:いしのようこ)
- 成瀬慎司(なるせしんじ/演:窪田正孝)
- 広沢家
- 広沢忠司(ひろさわただし/演:志賀廣太郎)
- 広沢昌子(ひろさわまさこ/演:片平なぎさ)
- クローバーコーヒー
- 乾恭子(いぬいきょうこ/演:YOU)
- 乾圭介(いぬいけいすけ/演:バッファロー吾郎A)
- 村井隆明の関係者
- 村井明正(むらいあきまさ/演:村井國夫)
- 村井香織(むらいかおり/演:趣里)
- 甲野伸之(こうののぶゆき/演:山崎銀之丞)
- 沼淵ことは(ぬまぶちことは/演:篠原ゆき子)
- 浅見の関係者
- 相良了平(さがらりょうへい/演:鈴木仁)
- 藤崎莉子(ふじさきりこ/演:山口まゆ)
- 森下泉(もりしたいずみ/演:藤本泉)
- 相良成行(さがらしげゆき/演 :堀部圭亮)
- 種田(たねだ/演:桜井聖)
- 畠山(はたけやま/演:牧村泉三郎)
- 『リバース』の用語
- 蕎麦アレルギー
- クローバーコーヒー
- 『リバース』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 深瀬和久「広沢を殺したのは…。 俺だったのか」
- 広沢忠司「由樹がどう死んだかはもうええ。どう生きとっかた聞かせてくれ」
- ベストを着用する深瀬
- 片付けたイスを雪崩式に崩す深瀬
- 『リバース』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 窪田正孝と杉咲花が特別出演した
- 原作とドラマ版は設定が異なる
- 『リバース』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):シェネル「Destiny」