流星の絆(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『流星の絆』とは、東野圭吾の同名小説『流星の絆』が原作となったミステリードラマである。子どものころに両親を殺された三兄妹が復讐を誓い、真犯人にたどり着くまでを描く。2008年10月から12月に、TBS系22時からの金曜ドラマ枠で放送された。脚本は宮藤官九郎が手掛け、基本のストーリーは守りつつも青春ドラマ的な要素やコメディー的な要素が加わったことで、原作とは大きく異なる世界観となっている。主役の三兄妹を二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香が演じる。
ドラマ中盤で神奈川県警へ転属した萩村の上司である。
その他の人物
林ジョージ(はやしじょーじ/演:尾美としのり)
42歳。功一が働くカレー店「ジョージクルーニー」の店主であり、三兄妹が身を寄せた児童養護施設「聖ジョージ学園」の園長でもある。園長であったときから三兄妹を見守り続けている、三人の親代わりである。カレー店の他、DVD&グッズ販売店「トミーリージョージ」やキャバクラなども経営している。柏原がトミーリージョージを訪れた際、功一と泰輔のつながりが柏原に知られるのを避けるために物陰に隠れていたが、柏原はひそかにジョージの存在に気づいていた。それにより柏原は、本当は会っているのを隠している功一と泰輔に疑念を持ち始めた。独特の価値観の持ち主で、ドラマ途中で泰輔と浮気問題について議論した際には、「妻の浮気は許せても、食事に冷凍食品を出すのは許せない」と発言していた。小心者であり、店で功一が柏原や行成と深刻な雰囲気で会話している際には、その場を離れることが多々あった。三兄妹が事件のことを吹っ切ることを願っていて、犯人が捕まりそうであることを喜び、功一に「やっと親離れできるな」と声をかけた。
高山久伸(たかやまひさのぶ/演:桐谷健太)
出典: www.tbs.co.jp
静奈が会社をやめる元凶となった上司である。プライドが高い性格で、かなりのナルシストである。静奈に嫌がらせをしていたが、それは実は好意の裏返しであった。ポストイットを多用し、何でもポストイットに書いて貼りつける。静奈のことを誘う際にもポストイットに書いて要件を伝えていたが、静奈は気づかずにゴミ箱に捨てていた。静奈と泰輔が嫌がらせへの仕返しを目論んだことにいより、三兄妹の詐欺のターゲットとなった。財テクマニアであり、それを知った三兄妹はドル建て債権を利用した詐欺計画をたてた。足を骨折したときに出会った静奈演じるナースの「志穂」にひとめぼれして、退院後もやり取りを続け、交際するに至る。三兄妹の詐欺によってだまされて、はじめに150万円を、その後さらに50万円を取られる。本人は自分のことをドSだと考えており、静奈がドMであることを期待していた。しかし、実は高山自身がかなりのドMであり、「志穂」と出会ったことでその本性が現れた。高山への詐欺行為は、高山を主演とするドラマ中ドラマ、『妄想係長、高山久伸』シリーズとして描かれている。
志穂(静奈)がカナダへ留学すると聞いてずっと待つことに決めた。しかし、留学しているはずの志穂(静奈)が日本にいるのに偶然遭遇し、連絡しなかったことを問い詰める。その場に遭遇した行成に追い払われ、静奈は高山の事をストーカーだと行成に説明した。
桂木美和(かつらぎみわ/演:池津祥子)
静奈をエステティシャンの資格商法詐欺にひっかけた犯人の女である。「愛ニード優」の常連客で、詐欺によって得た金は、ひいきにしているホストの西郷一矢に貢いでいた。ドラマ内ドラマ『カナダからの手紙』に本人役で登場し、最後にはロリータファッションでウサギを抱いて現れた。
西郷一矢(さいごうかずや/演:杉浦太陽)
歌舞伎町のホストクラブ「愛ニード優」のナンバー2ホストである。静奈に詐欺を働いた桂木が一矢に金を貢いでいたことから、三兄妹が奪われた金を取り戻すための詐欺のターゲットになった。ドラマ内ドラマ『カナダからの手紙』にて、主演を務める。少女漫画が好きで、愛読書は「永遠少女栞」である。同漫画と同じ名前、同じ服装、同じ展開で登場した栞という少女(静奈)に恋をする。栞(静奈)がカナダに行くことになったと知った際には、泣きながら見送り、栞(静奈)が刺繍の学校に通うために必要だと聞いた30万円を即座に口座に振り込んだ。
沢井武雄(さわいたけお/演:デビット伊東)
中学校の理科担当教師である。もと生徒のちえみと不倫関係になるが、ちえみが妊娠した子供を認知しようとしなかった。静奈のことを元生徒でテニス部の後輩の「西沢奈緒」と勘違いして、ちえみとの不倫関係のことをすべて話した。その後、ちえみにお金を払うために奈緒(静奈)から提案を受けて30万円を借りる。建て替えた金を返すために奈緒(静奈)に会っているとき、奈緒(静奈)が保険の契約をとるために望まない男(泰輔)と会っていることを聞き、その男の代わりに自分が契約すると言って80万円の保険を契約した。
ちえみ(演:徳永えり)
子供のころに三兄妹と聖ジョージ学園で知り合った。母子家庭であり、母親の体調が悪い間だけ施設にいて、中学2年のときに母親と暮らせるようになったため施設を出た。大人になってからはジョージの経営するキャバクラで働いており、泰輔と再会した。中学校のときの先生である沢井と不倫関係になって妊娠したが、母子家庭の辛さをするちえみは子どもを産まないことを決意していた。沢井には認知する気も金を出す気もなかったため、三兄妹は復讐のために沢井をターゲットに詐欺を企てた。
月村勝男(つきむらかつお/演:村杉蝉之介)
とがみ亭のマネージャーである。行成がジョージクルーニーで泥酔して迷惑をかけたことを功一に詫びるため、ジョージクルーニーを訪れた。その折、功一に、行成の正体がとがみ亭の御曹司であり、新店舗オープンのために目玉となるハヤシライスを食べ歩いていることを明らかにした。行成のことを「若」と呼ぶ。
寺西(てらにし/演:半海一晃)
桜木町にある喫茶店「ニューフロンテ」の店主である。表向きには喫茶店では、裏では20年以上もノミ屋を営んでいる。幸博とは麻雀仲間であった。政行に見覚えがないかと泰輔に尋ねられた当初は「知らない」と言っていたが、後に政行のことを思い出し、泰輔に連絡を入れた。
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人にやさしく(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『人にやさしく』とは、2002年にフジテレビ系で放送されていたドラマ。主演は香取慎吾。その他、松岡充や加藤浩次などが出演している。脚本は鈴木おさむといずみ吉絋。原宿のボロい一軒家に住む男三人が、ひょんなことから小学生の男の子の面倒を見ることになるという物語。男たちが子供に大切なことを教えながら、自分を見つめ直す青春ヒューマンドラマである。
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ゴールデンスランバー(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴールデンスランバー』とは、堺雅人主演のミステリー・ハードボイルド映画である。2010年1月に公開された映画で、日本の小説家の伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』を映画化した作品。仙台運送で働く青柳雅春(あおやぎまさはる)が総理大臣を殺害した事件の犯人に仕立て上げられていくストーリー。映画のロケは全て仙台で行われた。映画のキャストは堺雅人の他に、竹内結子、浜田岳、香川照之、吉岡秀隆などが出演している。2018年2月にはカン・ドンウォン主演の韓国映画版『ゴールデンスランバー』が公開された。
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目次 - Contents
- 『流星の絆』の概要
- 『流星の絆』のあらすじ・ストーリー
- 子供時代
- 三兄妹の詐欺行為の始まり
- 高山への詐欺行為
- 三兄妹と戸神行成の関わり
- 戸神政行への疑惑と証拠固め
- 矢崎夫妻との関わり
- 静奈の行成に対する気持ちの変化
- 功一・泰輔と静奈の関係
- 警察の捜査の足取り
- 計画の失敗
- 三兄妹・行成・警察の結託
- 政行の告白
- 犯人の告白
- エピローグ
- 『流星の絆』の登場人物・キャラクター
- 有明家
- 有明功一(ありあけこういち/演:二宮和也)
- 有明泰輔(ありあけたいすけ/演:錦戸亮)
- 有明静奈(ありあけしずな/演:戸田恵梨香)
- 有明幸博(ありあけゆきひろ/演:寺島進)
- 有明塔子(ありあけとうこ/演:りょう)
- 戸神家
- 戸神行成(とがみゆきなり/演:要潤)
- 戸神政行(とがみまさゆき/演:柄本明)
- 戸神貴美子(とがみきみこ/演:森下愛子)
- 矢崎家
- 矢崎信郎(やざきのぶろう/演:国広富之)
- 矢崎秀子(やざきひでこ/演:麻生祐未)
- 警察関係者
- 柏原康孝(かしわばらやすたか/演:三浦友和)
- 萩村信二(はぎむらしんじ/演:設楽統)
- 係長(演:金田明夫)
- その他の人物
- 林ジョージ(はやしじょーじ/演:尾美としのり)
- 高山久伸(たかやまひさのぶ/演:桐谷健太)
- 桂木美和(かつらぎみわ/演:池津祥子)
- 西郷一矢(さいごうかずや/演:杉浦太陽)
- 沢井武雄(さわいたけお/演:デビット伊東)
- ちえみ(演:徳永えり)
- 月村勝男(つきむらかつお/演:村杉蝉之介)
- 寺西(てらにし/演:半海一晃)
- 泰輔の幼少時の担任(演:ムロツヨシ)
- サギ(演:中島美嘉)
- 『流星の絆』の用語
- 作中に登場する店名
- アリアケ
- とがみ亭
- ジョージクルーニー
- ハヤシライス(林ライス)
- アリアケ3
- 『流星の絆』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 泰輔は「遺族」であることからの解放を願う(第2話)
- 功一は知らなかった両親の一面を知ってしまった静奈を励ます(第3話)
- 静奈は血のつながりについての事実を知る(第6話)
- 静奈の昔話を聞いた行成は静奈に温かい言葉をかける(第6話)
- 功一と泰輔は静奈の気持ちの変化に戸惑う(第7話)
- 功一と柏原は互いの決意を確認する(第8話)
- 三兄妹と柏原の最終対決(第10話)
- 『流星の絆』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作とドラマにおける設定の相違点
- ドラマオリジナルキャラクター
- 主要人物間の接点
- 静奈が血のつながりの事実を知るタイミング
- 詐欺のターゲット
- レシピノートを戸神家に置く計画が失敗した後の展開
- 最後の計画を実行する前後の展開
- 真犯人発覚後の展開
- エンディング
- 詐欺行為や重要エピソードを描くドラマ内ドラマ
- カナダからの手紙
- 妄想係長、高山久伸
- ダイヤと嘘とやさしいレストラン
- さわやかオン・ザ・ラン
- 黒革のハンドバック
- 刑事遺族
- 幸福の黄色いポストイット
- 『流星の絆』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:嵐『Beautiful days』
- 挿入歌:中島美嘉『ORION』