あまちゃん(Amachan)のネタバレ解説・考察まとめ
『あまちゃん』は2013年上半期にNHKで制作されたテレビドラマ。
高視聴率を記録し、主人公、天野アキがよく使う「じぇじぇじぇ!」は流行語大賞に選ばれ、社会現象となりました。
ストーリーは北三陸で海女になることになった天野アキがアイドルとして活躍していく姿を描いた成長物語となっています。
『あまちゃん』の概要
『あまちゃんは2013年上半期にNHKで制作されたテレビドラマ。
脚本は『池袋ウェストゲートパーク』、『木更津キャッツアイ』の宮藤官九郎。
主演は『ホットロード』、『この世界の片隅に』に出演したのんさん。
平均視聴率は関東で20.6%を記録し、2006年下半期の朝ドラ「芋たこなんきん」(20.3%)以来の20%を記録しました。
また、紅白では出演者たちによる「地元に帰ろう」の合唱が50%を記録していて、これは同番組で2番目の高視聴率を記録です。
そして主人公、天野アキがよく使う「じぇじぇじぇ!」は流行語大賞に選ばれるなど、社会現象を巻き起しました。
このドラマのヒットを受けて、のんさんをはじめとする若手俳優たちは、今作によってブレイクを果たしています。
『あまちゃん』のあらすじ・ストーリー
東京で生まれ育った天野アキは、祖母・天野夏の危篤との報せを受け、母・天野春子と共に、夏が住んでいる岩手県三陸市袖が浜を訪れます。
しかしそこには海女として元気に働く夏の姿がありました。
実は危篤の報せは、春子を後継者不足に悩む観光資源「北の海女」にするため、北三陸駅の駅長・大吉がでっち上げた嘘でした。
24年前に半ば家出同然に実家を飛び出し、上京した春子は、夏との口論の末、東京に戻ろうとしますが、夏ら海女の活躍と過疎化に悩む北三陸の姿を見て海女になることを決心したアキの熱意に押され、アキが海女になることを承諾します。
タクシー運転手の夫・黒川正宗との離婚を考えていた春子は、これを機に離婚を決心し、アキと共に北三陸に移住し、夏が経営する地元のスナック「梨明日」でママとして働くことになります。
アキは、海女の修行に手こずりながらも、海女としてめきめきと力を付けていき、高校でも種市浩一と出会い、充実した生活を送ります。
そんな中、アキは種市観光協会のホームページに掲載された動画がきっかけで、アイドルオタクの間で人気者になりました。
また、それに伴って北三陸鉄道でアキら海女が獲った海産物を使った駅弁もヒットを記録。
そんなアキの人気に目を付けた大吉たちは赤字経営となっている北三陸鉄道を救うため、アイドル志望で「初代ミス北鉄」に選ばれたユイと共に、アキを観光PRの大使に任命し、「潮騒のメモリーズ」を結成します。
本格的にローカルアイドルとしての活動を始めたアキは、春子がアイドル志望だったことを知り、また春子が歌う歌に感銘を受け、更に青春映画「潮騒のメモリー」の主演・鈴鹿ひろ美にも影響され、アイドル活動への憧れを抱くようになります。
そんな折り、アキとユイは、芸能事務所「オフィス・ハートフル」の社長・荒巻太一が送り込んだ水口琢磨からスカウトされます。
観光PRの大使を失いたくない町民たちが引き留めようとしますが、アキとユイの熱意に押され、アイドルになる夢を後押しすることに。
かくしてアキとユイは事務所と契約を果たし、上京することになりますが、ユイの父親が倒れたため、アキだけが上京することになります。
上京したアキは、「アメ横女学園芸能コース」の2軍である「GMT47」に加入。
その後、荒巻の計らいで、女優業の勉強のため、憧れだった鈴鹿ひろ美の付き人になり、ドラマにも端役として出演します。
そして下位のメンバーは解雇になるという「国民投票」が行われ、下位のアキは解雇の危機に陥りますが、なんとか繰り上げとなり、解雇の危機を逃れます。
しかし下位になったショックでアキは北三陸へと帰省。
更にアイドルになれず自暴自棄になっていたユイからアイドル活動はダサいと非難されてしまい、また、ドラマの出演シーンをカットされたことを知り、アキは自身消失して北三陸にとどまることになります。
落ち込むアキでしたが、水口とGMTのメンバーから励まされ、更にユイと和解し、再び東京へと舞い戻ります。
帰りの列車の中、春子から受け取った手紙を読み、荒巻に騙された春子が歌を歌えなかった鈴鹿の影武者として代わりに歌を歌っていたこと、また、その事実は鈴鹿の商品価値が下がることを恐れた荒巻によって闇に葬り去られた事を知ります。
アキが戻ると、国民投票から漏れた有馬めぐをセンターにして、GMTのデビューが画策されますが、有馬のスキャンダルによって、この話が流れてしまいます。
これを受けて、アキは、春子の娘だからデビューできないのかと荒巻に詰め寄り、解雇されてしまいました。
しかし鈴鹿の抗議によってアキはGMTにとどまることになり、なんとかGMTのデビューにこぎ着けます。
そして念願のデビューとなりますが、今度は荒巻によって、デビュー曲「地元に帰ろう」のアキのパートを機械音にされてしまいました。
これに激怒した春子は、荒巻と対立し、アキは再び解雇となります。
アキは、春子が設立した個人事務所「スリーJプロダクション」に所属することになり、芸能活動を再開。
その後、荒巻がGMTを人気にするため、GMTのメンバーである小野寺薫子主演で、かつて鈴鹿が主演を務め、春子が影武者として主題歌を歌った「潮騒のメモリー」のリメイクを企画します。
しかし鈴鹿はリメイクの条件にヒロインオーディションの開催を要求したため、オーディションが開催されることに。
アキは荒巻と対立していましたが、「潮騒のメモリー」に対する強い思い入れがあったため、ダメ元で応募。
落選を覚悟していたアキでしたが、鈴鹿の支援を受けながら、選考を通過して行き、最終審査で小野寺に競り勝ち主演に選ばれました。
その後、アキは上京した種市らのサポートを受け、順調に撮影を熟していき、無事クランクアップ。
アキによる主題歌のレコーディングとなりますが、その現場で、荒巻が、現場に来ていた春子にお手本を示すように進言。
春子が歌い終わると、荒巻は鈴鹿に、春子が影武者をしていたことを告白します。
そしてアキの存在によって心を動かされた荒巻は、春子にも謝罪。
更に前々から気付いていた鈴鹿も春子に謝罪し、三者が和解となります。
晴れて映画が公開し、アキとGMTのライブも決まりますが、その矢先、3月11日に大地震が発生。
『潮騒のメモリー』は公開中止となり、GMTのツアーも中止になってしまいます。
これを受けてアキは東京での芸能活動を止め、北三陸へと戻り、地元でローカルアイドルとして活動を再開。
アキは潮騒のメモリーズの再結成の話をユイに申し出ますが、ユイは上京できなかったことで負った心の傷が原因で、この申し出を断ります。
しかしアキを訪ねてきたGMTに触発され、ユイは申し出を承諾し、潮騒のメモリーズが復活。
復興支援として鈴鹿のコンサートが開催されることになりますが、春子の指導を受けた鈴鹿は音程を外すことなくすべての歌を歌い遂げました。
その後、コンサートの後、前々から内縁関係にあり、震災を機に残された人生について考慮し、けじめを付けた鈴鹿と荒巻、離婚したもののお互いに惹かれ合っていた大吉と安部の合同結婚式が行われます。
そしてアキとユイは潮騒のメモリーズとして北三陸鉄道のお座敷列車で、復興支援コンサートを開催。
このコンサートは大盛況となり、興奮冷めやらぬアキとユイは、復旧が始まった北三陸鉄道の線路を走り出します。
そしてユイとアキがトンネルを抜けると、2人の目の前に青空が広がるのでした。
『あまちゃん』の登場人物・キャラクター
天野アキ(あまのあき)
キャスト:のん
本作のヒロイン。
母・春子と共に北三陸へと移住し、海女になりますが、観光協会にアップされた動画がきっかけで、ユイと共に「潮騒のメモリーズ」を結成し、ローカルアイドルとして活動することになります。
のんさんは本作のヒットによりブレイクを果たしました。
天野忠兵衛(あまのちゅうべえ)
キャスト: 蟹江敬三
アキの祖父で、春子の父親。
マグロの漁師をしていて、年末の10日間だけ家に帰省します。
アキがローカルアイドルとして活動し始めた頃、春子がアイドル志望であったことを暴露。
アイドルに憧れ始めていたアキに影響を与えます。
天野夏(あまのなつ)
キャスト:宮本信子
アキの祖母で、春子の母。
アキが海女を目指そうとするきっかけとなった存在です。
袖が浜で海女として働く傍ら、地元のスナック「梨明日」を経営しています。
春子が上京する前、アイドル活動を反対していたが、上京する際は大漁旗を持って春子を見送るなど、根は優しい母親です。
天野春子(あまのはるこ)
キャスト:小泉今日子
アキの母。
18歳の頃にアイドルを目指して上京するが夢を叶えることが出来ず、東京でタクシー運転手の正宗と結婚し、アキをもうけます。
当初は、アイドルになりたいというアキの願いを聞き入れませんでしたが、個人事務所を設立し、アキの芸能活動をサポートすることになります。
影武者として働き心に傷を負っていましたが、荒巻、鈴鹿と和解し、鈴鹿に対して歌唱指導をしています。
足立ユイ(あだちユイ)
キャスト: 橋本愛
アキの友人。
アイドル志望で、東京に憧れを抱いています。
「潮騒のメモリーズ」の活動が荒巻の目にとまり、アキと共に、上京するつもりでしたが、父親が倒れたため、北三陸に残ることになります。
アイドルになることが出来ず荒れていましたが、震災後、アキと共にローカルアイドルとして活動することになります。
種市浩一(たねいちこういち)
キャスト:福士蒼汰
アキの先輩で憧れの対象です。
上京後、「無頼鮨」に弟子入り。
高校を卒業後、アキと交際を始めます。
芸能活動に励むアキの心の支えとなります。
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『リトル・フォレスト』とは、主人公の成長を描くヒューマンドラマであり、五十嵐大介による漫画、漫画を基にした森淳一監督、橋本愛主演の映画である。漫画『リトル・フォレスト』は、作者の実体験を基に制作され、2002年12月から講談社発行の『月刊アフタヌーン』で連載された。映画『リトル・フォレスト』は、2014年8月に公開された『夏』『秋』、2015年2月に公開された『冬』『春』の4部作である。東北地方の小さな村に住む主人公のいち子が、自然に向き合いながら自分を見つめ直すストーリーとなっている。
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いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう(いつ恋)のネタバレ解説・考察まとめ
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(いつ恋)とは、東京という街で必死に生きる若者たちの恋愛を描いた日本のテレビドラマである。フジテレビ系列で2016年1月から3月まで放送された。坂元裕二によるオリジナル脚本作品。主演を有村架純と高良健吾がつとめた。東日本大震災が発生する2011年前後と、5年後の2016年からの2部構成で描かれている。第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞作品賞・脚本賞などを受賞した。
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目次 - Contents
- 『あまちゃん』の概要
- 『あまちゃん』のあらすじ・ストーリー
- 『あまちゃん』の登場人物・キャラクター
- 天野アキ(あまのあき)
- 天野忠兵衛(あまのちゅうべえ)
- 天野夏(あまのなつ)
- 天野春子(あまのはるこ)
- 足立ユイ(あだちユイ)
- 種市浩一(たねいちこういち)
- 大向大吉(おおむかいだいきち)
- 鈴鹿ひろ美(すずかひろみ)
- 荒巻太一(あらまきたいち)
- 水口琢磨(みずぐちたくま)
- 『あまちゃん』の名シーン・名場面
- 夏が春子に大漁旗を振っていたことが明かされるシーン
- お座敷列車でのライブを成功させたアキとユイが線路を走り抜けるシーン
- 『あまちゃん』の名言・名セリフ
- 「じぇじぇじぇ!」
- 「どんなにいい原石も磨かなかったら宝石にはならねえ!」
- 「ここで本気出さねばどうする!いつまで経っても被災地だぞ!!」
- 『あまちゃん』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アキが潮騒のメモリーズの衣装で白いソックスを履いているのは、のんさんの提案から
- 鈴鹿ひろ美特製ジュースに薬師丸ひろ子さんがイタズラ
- 若き日の春子が手を叩くのは小泉今日子の癖
- GMTの衣装のモデルはももいろクローバーZ
- 作中の楽曲
- 暦の上ではディセンバー/GMT6
- 潮騒のメモリー