今夜、ロマンス劇場で(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『今夜、ロマンス劇場で』とは2018年に公開された、主演綾瀬はるかと坂口健太郎によるラブストーリー映画である。映画監督を目指す健司が通い詰めていた「ロマンス劇場」で、モノクロ映画に出演している映画のヒロインである美雪に出会う。ある日、美雪が現実世界に現れ、健司は美雪に色のある現実世界を案内していくうちに、健司と美雪は惹かれ合っていく。しかし、美雪にはある秘密があった。切なくもあり、昭和中期を舞台とした切なくもあり温かい気持ちになるラブストーリー映画となっている。
『今夜、ロマンス劇場で』の概要
『今夜、ロマンス劇場で』は2018年2月10日に公開された日本映画である。監督は武内英樹であり、映画『のだめカンタービレ』や『テルマエ・ロマエ』など数多くのヒット作を生み出している。興行収入は10億円、観客動員数は79万人となった。モノクロ映画から飛び出してきたヒロインの美雪を演じるのは、綾瀬はるか。美雪に恋をする将来有望の映画助監督である健司は坂口健太郎が演じている。他にも本田翼、北村一輝が、中尾明慶、石橋杏奈、西岡徳馬、柄本明といった豪華キャストがスクリーンに色どりを与えている。そして、加藤剛にとっては、生前に出演した最後の作品となった。
舞台は昭和35年。高度成長期真っただ中の日本。映画監督を夢見る青年・健司は、ロマンス劇場に通い詰めて毎回見ているモノクロ映画があった。そこに出演するヒロイン・美雪に密かに想いを寄せていた。もう誰も見ていないその映画を、健司は毎日のように鑑賞していた。そんなある日、健司の前に奇跡が起きる。映画のスクリーンの中から、美雪が飛び出してきたのだ。モノクロの世界しか知らない美雪に、カラフルな現実世界を案内していく健司。美雪の横柄な態度に振り回される健司だったが、次第に二人は惹かれ合っていく。しかし、美雪にはある秘密があった。現実世界に来た代わりに、人のぬくもりに触れてしまうと消えてしまうという秘密だ。そんな時、美雪は映画会社の社長令嬢である塔子が、健司に想いを寄せていることを知ってしまう。愛する人に触れたのに触れられない。もどかしい気持ちと切ない気持ちが交錯する中、2人はどう現実に向き合っていくのか。切なくもあり心温まる、ロマンチックなラブストーリーである。
『今夜、ロマンス劇場で』のあらすじ・ストーリー
プロローグ
モノクロの映画『お転婆姫と三銃士』の世界から物語が始まる。映画の中の主人公・美雪は、毎日のパーティーに疲れて城を脱走した。森の中を走る美雪に、動物たちが次々と話しかけ、歌とダンスを披露する。
映画には、たくさんの喜びと感動を与えてくれる奇跡のような力があるが、忘れられていく映画も星の数ほどある。誰からも見られず、必要とされず、忘れられていく映画には価値などないのだろうか。そう問いかけがあり、美雪が出ている映画は廃棄されて倉庫に保管される。
その後、保管された美雪の映画を取り出す青年・健司がいた。健司はフィルムを取り出し、スクリーンに映像を流した。
病室の老人と脚本
場面は現代に移る。看護師の吉川天音(よしかわ あまね)は、入院している老人の牧野をかわいそうだと感じていた。いかにも孤独で、孫は牧野が転んでも手を貸さずにいて、遺産目当てだと思っていた。
吉川が牧野の検温を済ませて退出しようとすると、原稿用紙が机から落ちた。原稿用紙は、昔牧野が書いた映画の脚本だった。吉川はサボるのを手伝ってほしいと言い、牧野に脚本の内容を話してもらう。
スクリーンから飛び出してくる美雪
昭和35年、映画の撮影現場。映画会社・京映の助監督の牧野健司(まきの けんじ)は、映画監督になるのを夢見ている。背景を制作していた健司は躓いてしまい、京映の看板スターの俊藤龍之介(しゅんとう りゅうのすけ)にペンキを浴びせてしまう。健司は必死に謝り、なんとか許してもらった。同僚の山中伸太郎(やまなか しんたろう)は、慰めるために健司を飲みに誘う。健司は断って、1人で映画館のロマンス劇場に向かった。
ロマンス劇場で映画を見た健司は、館主の本多正(ほんだ ただし)に『お転婆姫と三銃士』を見たいことを告げ、1人貸切状態で鑑賞した。本多に「そんな映画よく何回も見ていられるな」と言われるも、主人公の美雪がとても魅力的だと、健司は嬉しそうに語った。楽しそうに鑑賞していた健司だが、本多からこの映画を売ることを聞かされる。明日からこの映画が見られなくなることを、悲しみながら鑑賞する健司。
ロマンス劇場の外では、雷雨が激しくなっていた。本多は健司を残したまま、劇場を後にした。
健司は涙ながらにスクリーンを眺め、スクリーンの美雪に手を差し伸べた。すると、停電が起こった。真っ暗な中、物音がして人の声と動く音がした。明かりがつくと目の前には、モノクロの姿の美雪がいた。健司は驚くものの、話しかけようと近づいた。すると、美雪に思いっきり殴られてしまう。
美雪は色のあるカラフルな世界に感動し、色を見ては健司に何色なのかを次々と聞いた。美雪は、映画の世界の中からいつも見ていて気になっていたようだ。
美雪を女優の幽霊かと思う健司に、美雪は映画の中の美雪だと答える。そこへ、本多が劇場に戻ってきた。健司は慌てて、美雪と2人で劇場の外に出ていった。
現場で好き放題する美雪
健司の家にやってきた美雪は、缶に入ったドロップに感動したり、「今日からお前は私の僕だ」と言ったりして健司を振り回した。
翌朝、美雪は健司に、「仕事場を案内させろ」と命令する。美雪を連れて仕事場に向かった健司は、美雪をメイク室に案内して、着替えとメイクで色を付けるようお願いする。メイク室から出てきた色の着いた美雪の姿に、健司は思わず見惚れてしまった。
美雪は現場で好き放題暴れまわった。健司が作った背景のパネルに落書きしたり、俊籐を傘で殴ったりと、健司を振り回した。さらに、美雪が撮影で使うスモッグの中にダイナマイトを入れたせいで、俊籐を怪我させてしまう。健司は警察に問い詰められてしまい、美雪と再会すると「もううんざりなんです」と言ってしまう。美雪がお守りを落としたので探してほしいと言うも、自分で探せばいいと突き放す健司。
距離が少し縮まる2人
仕事に戻った健司だが、雨が降ってきて美雪のことが心配になる。仕事現場を後にして美雪の元へ向かうと、草むらをかき分けてお守りを探している美雪の姿があった。健司は美雪に傘を渡して、お守りであるオカリナを探し始めた。オカリナを見つけた健司は、美雪にひどいことを言ったことを謝って渡した。美雪は受け取ったオカリナを、大事そうに握った。
雨が止み、晴れた空には虹がかかっていた。健司は「虹が2本かかった様子が見られたら、願いが叶うそうです」と、美雪に言った。美雪がポツリと見たいと言うと、健司は「いつかその時は、ここで2人で見ましょう」と言った。美雪は少し笑って、「考えといてあげる」と答えた。2人の距離が少し縮まった瞬間だった。
徐々に引かれていく2人
ある日、東映の社長令嬢の成瀬塔子(なるせ とうこ)のアイディアで、若手にチャンスを与えるということになる。助監督それぞれに脚本を書いてほしいと言った。採用されたら映画化出来ることに、健司は大喜びした。塔子は健司に想いを寄せており、このアイディアも健司のためだった。
健司はいざ脚本を書くとなると、何を書いたらいいかわからず、本多に相談した。本多のアドバイスを聞いた健司は、書くべきものがわかり、早速脚本を書き始めた。
暇だという美雪を連れて、シナリオハンティングに出かけ、様々なことをする2人だった。何度か健司が美雪に触れそうになるが、美雪は「気安く触るな」と言って追い払った。
ある時、美雪は脚本の内容を健司に質問した。健司は、美雪との話を映画にしたいと答えた。「その物語の結末はどうなるんだ?」と聞く美雪に、健司は「まだ決めていないんです」と答えた。美雪は、目の前の景色をじっと眺めた。
明かされる美雪の秘密
健司の脚本が採用されることが決まり、結末を書くように命じられる健司。喜びを美雪に伝えようと、蛍が見える川に連れてきた。健司はそこで美雪にプロポーズをし、プレゼントを渡そうとする。しかし、美雪は「ずっとは一緒にいられない」と答えた。美雪はこの世界に来た代償として、人のぬくもりに触れてしまうと消えてしまうと、自身の秘密を打ち明けた。この世界に来た理由を聞く健司に、美雪は健司に会いたかったからと答えた。最初は色んな人が美雪を見てくれていたが、次第に誰も見なくなった。そんな時に見つけてくれたのが、健司だった。健司にもうすぐ会えなくなると知り、現実世界に飛び出してきたと告げる美雪。
美雪の秘密を知り、健司は脚本の結末を書けずにいた。そんな中、健司は塔子に告白され、その様子を山中に見られてしまう。
数日後、美雪は健司のジャケットから、指輪を見つける。自分に渡そうとしていたものだと気づいた美雪は、健司の気持ちに応えようと健司の仕事場に向かった。健司はちょうど山中と話しているところだった。健司の「好きな人に触れずに生きていけると思うか?」という質問に、山中は「そんなわけないだろ」と答えた。健司も「そうだよな」と言う。話を聞いていた美雪は、慌ててその場を去った。
その夜、帰ってきた健司に美雪は、出ていくことを伝えた。悲しそうな健司に美雪は「お前のそんな顔を見るのも、触れないように気を使われるのも、愛想笑いも、もう全部うんざりだ」と言った。そして、健司の前から姿を消した。
健司の前から姿を消した美雪
健司の家から飛び出した美雪は、電話ボックスで雨宿りをしていた。すると、本多が現れて、ロマンス劇場に住まわせてもらうことなった。
健司は美雪が姿を消してから落ち込んでいた。脚本の結末も書けないままでいた。
美雪が健司と虹を見た場所を歩いていると、虹が2本空にかかっていた。一方の健司も、虹が2本かかっているのを目にする。健司は以前美雪に言った言葉を思い出し、2人で虹を見た場所に走り出した。しかし、健司が着いたときには、もう美雪の姿はなかった。
ある日、健司がロマンス劇場を訪ねると、本多に「彼女はここにいる」と教えられる。続けて、「彼女は、もうおまえに会わないと言っている」と伝えた。
京映に電話が入った。塔子が電話に出ると、なんと美雪からだった。
その夜、塔子は健司を呼び出して「告白の返事を聞かせてくれませんか?」と言う。健司が返事に困っていると、塔子は美雪と会ったことを健司に伝えた。塔子は美雪から、健司を幸せにしてほしいとお願いされていた。しかし、塔子は健司の脚本を読んで、健司の美雪に対する想いを知っていた。自分が入る隙はないと健司に伝える塔子。健司は美雪の気持ちを知り涙し、塔子に頭を下げてその場を後にした。そして、ロマンス劇場に向かった。
健司と美雪の再会とその後
ロマンス劇場で再会する2人。一緒に帰ろうと言う健司。美雪は「私はお前に何もしてやれない。苦しい時、お前に触れてやることすら出来ない。みんなが当たり前にしていることも何もしてやれない。お前はもっと普通の恋をするべきだ」と言った。しかし健司は、「どんな映画よりもあなたのことが大好きなんです」と、美雪への想いを伝えた。美雪は初めて健司の名前を呼び、「その言葉だけで充分だ」と微笑んで伝えた。そして、最後に一度だけ、抱きしめてほしいと言った。美雪は、消えようと決心していた。健司が触れようとしたところで、場面は現代に戻る。
吉川は牧野の話を聞きながら泣いていた。吉川が「それでその女性は消えてしまったの?」と聞くと、牧野は脚本はここで終わりだと答えた。結局、脚本はできず映画化もできなかった。吉川は、続きを書いてほしいとお願いした。
病室のドアが開き、吉川は「お孫さん来てくれましたね」と言い病室を後にした。
そこには、美雪の姿があった。左手の薬指には、健司がプレゼントした指輪をつけていた。
脚本の結末
健司が車いすから椅子に座ろうとするも、転んでしまう。美雪は何も出来なかった。健司は大丈夫だよと言って、椅子に座る。健司は脚本の結末を書いてみることを、美雪に伝えた。そして、結末に関して健司は「最後に君が一番欲しいものをプレゼントするよ」と、美雪に言った。
健司はロマンス劇場で、美雪に触れることが出来なかった。そして、触れることが出来なくても、美雪と一緒にいることを選んだ。
時代は流れて京映は倒産し、健司はロマンス劇場で働いていた。ドア越しにキスをしたり、手をつなぐ代わりに、同じタオルをお互い握って歩いている。そこから現代の2人がタオルを握って歩くシーンに、フェードクロスしていく。ロマンス劇場は閉館になり、劇場を懐かしむ健司を、美雪はただ見つめていた。
ある日の夜、電話が鳴って急いで病院に向かう美雪。そこには酸素マスクを付けた健司の姿があった。美雪は「いつまで寝ているんだ。早く起きろ」と声をかけるも、すぐにその場で泣き崩れてしまう。すると、健司が酸素マスクを外して、「いつもの遊びをしよう。お題は綺麗なもの」と言う。しかし、健司はその後の言葉が出ない。美雪は綺麗なものを次々と言う。そして、「お前の隣で見た景色は全部…全部綺麗だった。綺麗で忘れたくない思い出ばかりだ」と言った。美雪は最後のわがままとして、健司に触れてぬくもりを感じてみたいと言う。そして、泣きながら健司を抱きしめて、美雪は初めて人のぬくもりを感じた。健司も弱々しくはあるが、抱きしめる美雪の手をそっと握り返した。
翌日、病室で眠るようにベッドに横たわる健司を訪ねた吉川。吉川は、テーブルに置かれた脚本を手に取った。脚本は、ハッピーエンドで完結していた。
エピローグ
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僕の生きる道(僕生き)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕の生きる道』とは、2003年にフジテレビ系列で放送されていたドラマ。僕シリーズ3部作の1作目で、死をテーマにした作品。僕生きの愛称で親しまれている。余命宣告された高校教師・中村秀雄の1年間の生き様が描かれている。主人公は草彅剛。その他、矢田亜希子や大杉連などが出演している。脚本は数々のヒットドラマを生み出した橋部敦子が手掛ける。主題歌である『世界に一つだけの花』がドラマの人気と共に大ヒット曲となった。
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翔んで埼玉(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『翔んで埼玉』とは、魔夜峰央によるギャグ漫画作品、およびそれを原作としたコメディ映画作品である。。二階堂ふみやGACKTを始め、豪華なキャスト陣が本気でふざけた内容が大きな話題となる。埼玉県民が東京都民に虐げられてきた架空の世界が舞台となり、埼玉解放を求めて他の県を巻き込みながら全面戦争へと発展していく。
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ガリレオ(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ガリレオ』とは、ガリレオと称される物理学者・湯川学を主人公とした東野圭吾の連作推理小説。小説を原作にフジテレビ系の月9シリーズにて連続ドラマとして映像化された。主演は福山雅治。 湯川の大学の同級生である警視庁の刑事草薙から、湯川が事件の相談を受けるところから物語は始まる。事件捜査には興味がない湯川だが、人の頭部だけ燃える、見えるはずのないものが見えたなど、一見すると超常現象とも取れる不可解な事件に対し科学者として興味を持った時にこれらの謎の解明に挑む。
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天気の子(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『天気の子』とは、新海誠による日本のアニメーション映画。2019年7月19日に公開され、興行収入は140億円を突破し、日本映画史に残る大ヒットを収めた。 家出して東京にやってきた少年・森嶋帆高は、親元を離れて弟と2人暮らしをしている天野陽菜という少女と出会う。似たような身の上の若者同士で次第に親しくなっていく中、帆高は陽菜が「どんな大雨も晴れに変える」という不思議な力を持つことを知る。これを使って商売を始める帆高たちだったが、やがて陽菜の力に隠されていた大きな代償を突き付けられる。
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ATARU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ATARU』とは、2012年にTBSで日曜21時に放送された、櫻井武晴が脚本を手掛けたドラマ。主演は中居正広。その他、北村一輝や栗山千明などが出演している。サヴァン症候群で特殊な能力を持った謎の青年・アタルが、警察と一緒に難事件を解決していく推理ミステリードラマである。2013年に公開された映画では、アタルと同じサヴァン症候群の女性が現れ、アタルが彼女の起こした事件に巻き込まれていく。
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残穢-住んではいけない部屋-(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『残穢-住んではいけない部屋-』とは、小野不由美のホラー小説『残穢』を原作とした、中村義洋監督による映画作品。竹内結子が主人公であるホラー小説作家の私(小松由美子)を演じ、橋本愛がストーリーのきっかけとなる女子大生の久保亜紗美を演じる。ある日、私の元に久保亜紗美から、「今住んでいる部屋で、奇妙な音がする」という内容の手紙が届く。そのマンションを調べていく内に、過去の住人が引き起こした数々の事件について暴かれていく。暗闇の底から這い出てくるような不気味な世界観が特徴。
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CHEAT チート 〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『CHEAT チート 〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜』とは、日本テレビ系列で放送された"詐欺師たちを騙し返す"集団を描いたエンターテインメントドラマである。原作が無いオリジナルドラマとして読売テレビにより制作され、2019年10月から放送された。人の心を見抜き人を騙すことに天才的な才能をもつ主人公・沙希が、詐欺師を騙すスペシャリスト集団チートのメンバーとなり詐欺師達を懲らしめてゆく。主人公を本田翼が、チートを束ねるリーダー的存在の刑事を風間俊介が演じ話題となった。
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目次 - Contents
- 『今夜、ロマンス劇場で』の概要
- 『今夜、ロマンス劇場で』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 病室の老人と脚本
- スクリーンから飛び出してくる美雪
- 現場で好き放題する美雪
- 距離が少し縮まる2人
- 徐々に引かれていく2人
- 明かされる美雪の秘密
- 健司の前から姿を消した美雪
- 健司と美雪の再会とその後
- 脚本の結末
- エピローグ
- 『今夜、ロマンス劇場で』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 美雪(演:綾瀬はるか)
- 牧野健司(演:坂口健太郎)
- 成瀬塔子(演:本田翼)
- 俊藤龍之介(演:北村一輝)
- 山中伸太郎(演:中尾明慶)
- 本多正(演:柄本明)
- 現代の人々
- 吉川天音(演:石橋杏奈)
- 病室の老人 / 年老いた健司(演:加藤剛)
- 看護師(演:山下容莉枝)
- 京映・街の人々
- 成瀬撮影所長(演:西岡徳馬)
- 清水(演:山本浩司)
- 映画監督(演:鶴田忍)
- 警察官(演:今野浩喜)
- 『お転婆姫と三銃士』の登場人物
- 三獣士・狸吉 (演:竹中直人)
- 三獣士・虎右衛門 (演:池田鉄洋)
- 三獣士・鳩三郎 (演:酒井敏也)
- 『今夜、ロマンス劇場で』の用語
- ロマンス劇場
- お転婆姫と三銃士
- 京映
- ハンサムガイ
- 『今夜、ロマンス劇場で』名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 健司「どんな映画にもいいところは必ずあるんですよ」
- 健司「虹は幸運の象徴で、空に2本かかると願い事が叶うって言われているんですよ。いつかその時がきたら、この場所で一緒に見ましょうね」
- 美雪「ずっとあの日が続いてほしかった。でも、もうすぐお前に逢えなくなると知って一日逢いたくなってしまったんだ。逢って、最後に言いたかった。見つけてくれてありがとうって…」
- 俊藤「男が簡単に下を向くな、男の視線は常に未来。下を向いていたら今しか見えないぜ」
- 本多「人の記憶に残れる映画なんてほんのわずかだ。あとのほとんどは忘れられて消えてしまう。誰かを幸せにするために生まれてきたのに」
- 健司「どんな映画より、誰よりも、あなたのことが大好きなんです」
- 美雪「お前の隣で見た景色は、全部…、全部綺麗だった。綺麗で…、忘れたくない思い出ばかりだ」
- メイク室から出てきた美雪
- シナリオハンティングでのデートシーン
- ガラス越しのキスシーン
- 美雪と健司の再会
- 触れずに手を繋いで歩くシーン
- 最後に健司のぬくもりに触れた美雪
- 『今夜、ロマンス劇場で』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 9年越しのオリジナル・ラブストーリー
- 衣装・ロケーション等カラフルさにこだわった世界観
- 名作映画のオマージュが盛り込まれている
- 『今夜、ロマンス劇場で』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:シェネル『奇跡』