めがね（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

島で民宿ハマダを営んでいる、眼鏡をかけた男性。サクラのかき氷屋のかき氷を食べたことがきっかけで、島に移住してきたことを、タエコに明かしている。島に移住してくる前のことは不明である。愛犬のコージを飼っている。
民宿ハマダの春のお客さんは非常に少なく、タエコが来たのが3年ぶり。民宿ハマダの看板も一般的な家の表札くらい小さく、あまり商売っ気のある宿ではない。ユージ自身も「あまりお客さんが増えすぎたら困る」と話している。
毎年、自分で育てた梅で梅干を作っており、民宿ハマダの朝食には毎日その梅干が出てくる。「梅はその日の難逃れ」という諺が好きで、その諺を教えながらタエコにも梅干を食べるように勧める。
たそがれるのが得意で、ユージのたそがれのコツは、「昔のことを思い出してみたり、誰かのことをじっくり考えてみたりすることである」とタエコに話している。

ハルナ（演：市川実日子）

島の高校で生物を教えている高校教師。仕事中もしょっちゅう休憩をしており、「いくら真面目にやってても休憩は必要」と言っている。
サクラが島に来ている春の間は、サクラが滞在している民宿ハマダによく遊びに来ており、一緒に朝ごはんを食べたり、メルシー体操に参加したりしている。サクラのことが大好きで、サクラ漕ぐ自転車の後ろに乗ったり、サクラと二人で仲良く話していたタエコに対してヤキモチを焼く。
冗談交じりに「あー、死にたい。」と言ったり、サクラに「人間は死んだらどうなるのか」と尋ねるなど、人の死についての発言が多い。ヨモギにも、「生物で教えているというプラナリアという生物が、切っても死なない生き物であり、すごい」と話している。
車の運転が出来、軽トラックに乗っている。タエコがマリンパレスに移動するときや、空港に向かうときにも、タエコを軽トラックに乗せてあげている。
タエコが島から帰る時に「ユージの地図で民宿ハマダに辿り着けたのは、3年ぶりの快挙だと言われた」と話したときに、「3年前にユージの地図で民宿ハマダに辿り着けたのは自分である」と話していることから、民宿ハマダを訪れた後で、ハルナも島に移住してきたと思われる。

ヨモギ（演：加瀬亮）

タエコのことを「先生」と呼び、おそらくタエコを探して島にやって来た男性。眼鏡をかけている。タエコとの関係性は明かされていないが、冗談交じりに「僕は先生のことを何よりもかによりも思っていますから」と言っていたことから、親しい仲であることが想像できる。
素直な性格で、サクラやユージ、ハルナともすぐに打ち解け、民宿ハマダに滞在していた。釣りが好きで、島に滞在中はよく海釣りをしていた。
タエコ、サクラ、ユージ、ハルナと5人でビールを飲みながら、海を眺めていた時、タエコに「先生、旅は思い付きで始まりますが、永遠には続かないものですよ」と言う。その後、「僕はそろそろ帰ります」と言い、ドイツ語で詩を暗唱し始めた。そのことが、タエコが島から帰ることを考えはじめ、気持ちを整理するきっかけとなった。

森下（演：薬師丸ひろ子）

島に民宿ハマダ以外にもうひとつある宿マリンパレスの女主人。マリンパレスでは、午前中は農作業をし、午後は勉強会をして、自然に感謝して過ごすことをコンセプトにしている。島では、風変わりな宿として知られている。
タエコがマリンパレスを訪れた際、宿のコンセプトなどを説明するが、タエコはその説明を聞いてすぐにマリンパレスを立ち去ってしまった。

コージ（演：ケン）

ユージが買っている愛犬。大切なものは何でも隠してしまい、思い出したころには、その大切なもので何をしようとしていたのか忘れてしまう癖がある。「そこがコージの良いところだ」と飼い主のユージはタエコに話している。
タエコが初めて島に来た翌年、子どもを出産していたことから、メスであると思われる。

島の女の子（演：里見真利奈）

サクラの営むかき氷屋によく来ている島に住む女の子。かき氷のお礼に、サクラに折り紙で折った動物をプレゼントしている。

島の住人の女性1（演： 橘ユキコ）

島の住人の女性。たまに海辺の岸壁に腰を掛けてたそがれている。

島の住人の女性2（演：荒井春代）

島の住人の女性。サクラのかき氷屋にかき氷を食べに来ていた。かき氷のお礼に野菜をサクラに渡す。

島の住人の男性（演：中武吉）

サクラのかき氷屋に来ていた島に住む男性。サクラのかき氷のお礼に、カバンを渡していた。

氷屋（演：吉永賢）

サクラのかき氷屋に氷を提供している島に住む男性。氷を提供する代わりに、サクラからかき氷を作ってもらう。

『めがね』の用語