アンナチュラル(Unnatural)のネタバレ解説・考察まとめ

『アンナチュラル(Unnatural)』は女優の石原さとみ主演の、野木亜紀子の脚本によるオリジナルドラマである。主人公の三澄ミコトはUDIラボで働く法医解剖医。UDIラボメンバーの中堂、東海林、六郎たちと一緒に、日本全国から送られてくる不自然死した遺体を解剖する仕事をしている。1話ごとに事件解決する法医学ミステリーで、ドラマのキャッチコピーは「不自然な死は許さない」。スピード感や爽快感のある明るくスリリングな物語で、UDIラボメンバーの人間ドラマをメインに「死」の謎や事件を解明していく。

『アンナチュラル』の概要

『アンナチュラル(Unnatural)』とは、2018年1月12日~3月16日までテレビ放送されたTBSドラマ。脚本家の野木亜紀子が書いたオリジナルドラマで、プロデューサーは新井順子と植田博樹。全10話のドラマで、主人公の三澄ミコト役にはTBSドラマ初主演の石原さとみ。このドラマで石原さとみは主演女優賞、中堂役の井浦新は助演男優賞、脚本家の野木亜紀子は脚本賞を受賞している。

『アンナチュラル(Unnatural)』とは、UDIラボ(不自然死究明研究所)で三澄班の執刀医として働く法医解剖医の三澄ミコトが、遺体の解剖から死因を特定する法医学を通して、UDIメンバーと一緒にいろいろな事件の謎を解明していくドラマストーリー。UDIラボメンバーには中堂班で執刀医をしている中堂系、三澄班の臨床検査技師の東海林夕子、三澄班で記録員アルバイトをしている医大生の九部六郎たちがいる。ミコトとUDIラボメンバーは、「MERSコロナウイルス事件」や「主婦ブロガー殺人事件」など各話ごとの事件で発生した不自然死の遺体を解剖し、特定した死因から事件を推理して事件解決に協力。ストーリー全体では中堂の恋人が殺された「糀谷夕希子殺害事件」を追っている。

『アンナチュラル(Unnatural)』のドラマ主題歌の『Lemon』を歌ったのは、シンガーソングライターの米津玄師(よねづけんし)。ドラマ『アンナチュラル(Unnatural)』と共に大ヒットした曲で、ドラマストーリーに合った曲として高い評価を得ている。『アンナチュラル(Unnatural)』はたくさんの人たちがドラマの続編を期待している、大人気ドラマである。

『アンナチュラル』のあらすじ・ストーリー

ウイルス

UDIラボメンバーの三澄ミコト(右)とアルバイトの久保六郎(左)

「UDIラボ」(不自然死究明研究所)とは、日本全国の不自然死した遺体を解剖し死因を究明する研究所だった。
三澄ミコト(みすみみこと)は、ここの「三澄班」で執刀医(しっとうい)をしていた。
三澄班にはミコトと監察医務院時代からの知人である、臨床検査技師(りんしょうけんさぎし)の東海林夕子(しょうじゆうこ)と、医大を休学している記録員アルバイトの九部六郎(くべろくろう)がいた。
執刀医の中堂系(なかどうけい)率いる「中堂班」には、臨床検査技師の坂本誠(さかもとまこと)がいて、彼は中堂の態度や口の悪さに怯えていた。
そしてこの2つの班を指揮するのは、補助金のカットに頭を悩ませる所長の上倉保夫(かみくらやすお)だった。

ある日、息子の高野島渡(たかのしまわたる)の死因が「虚血性心疾患」(きょけっせいしんしっかん)であることに疑問を持った両親が、再解剖を依頼していてきた。
三澄班が再解剖すると、心臓には異常がなく薬毒物死の疑いが浮上した。
しかし渡の海外出張先がサウジアラビアと判明し、死因は「MERSコロナウイルス」感染とされた。

一方中堂は定期的にフォレスト葬儀社の木林南雲(きばやしなぐも)から、赤い金魚の印が付いた遺体の情報を得ていた。

MERSコロナウィルスの感染が死因と判明した渡は、海外出張から帰宅した次の日に婚約者と濃厚接触したにもかかわらず、婚約者はウイルス感染していなかった。
そのため渡が帰国後3日目に健康診断をしていたことから、MERSコロナウイルスの研究所がある東央医科大学病院(とうおういかだいがくびょういん)での院内感染が疑われ始めた。
病院で亡くなった人を解剖するとMERSコロナウイルスが検出され、渡が大学病院で院内感染し死亡したことが明らかになった。

大学病院が謝罪会見をしている頃、六郎は飲み屋で以前ミコトの話をした飲み友達からミコトの本名が雨宮美琴(あまみやみこと)で、「浦和市一家四人無理心中事件」の生き残りだと教えられた。

凍死事件

UDIラボの三澄班は集団練炭自殺の現場で、手首に縛られた痕がある遺体を発見し不信に思い解剖することにした。
解剖の結果から身元の分からないその遺体は凍死と判明した。

ミコトは一酸化炭素中毒にかなり詳しく、練炭に関する論文も書いていた。
この論文は「浦和市一家四人無理心中事件」について書いたものだった。母親が夫と長男を睡眠薬で眠らせ練炭を焚いて無理心中したが、隣りの部屋にいた長女は助かったという内容だった。

凍死の遺体の一酸化炭素濃度を調べた結果、遺体は集団練炭自殺が行われた後に運び入れられたと判明した。
この事件は女性のふりをした男が自殺サイトで見つけた女性を拉致監禁し、のちに邪魔になった女性を凍死させ集団練炭自殺に見せかけたのだった。
その後犯人は捕まり、監禁されていた少女も救出された。

六郎の飲み友達は、末次康介(すえつぐこうすけ)という名の『週刊ジャーナル』の編集長だった。実は末次は六郎をUDIラボに潜入させ、彼から得た内部情報を記事にしていたのだった。

ブロガー殺人事件

中堂がミコトの代わりに主婦ブロガー殺人事件の裁判に出廷し、証言をするシーン

夫が人気ブロガーの妻を殺害するという事件が起こった。
夫は逮捕され、ミコトが裁判で検察側の代理証人として出廷することになった。

裁判でミコトは提出された包丁は、事件の犯行に使われた凶器に間違いないと証言した。しかしその後傍聴席で検事が説明する凶器の包丁と、刺創痕(しそうこん)の3Dが一致しないことに気付き証言を撤回をした。
ミコトの発言で裁判は休廷になり、六郎は裁判の状況を末次に報告した。

ミコトと東海林は凶器を特定する新しい証拠を探すため、妻のホルマリン漬けされた刺創痕の肉片を調べた。
するとホルマリン液からステンレス成分が検出され、凶器はステンレス包丁と判明した。

新しい証拠を得たミコトは、裁判の検事が女性蔑視であるため男性の中堂に裁判に出てもらうことにした。
裁判で中堂は、凶器は検察側が提出したセラミック包丁ではなくステンレス包丁だと証言し、さらに包丁は料理人が使う合わせ砥(あわせど)で手入れされていると証言した。
そのことから、京料理屋の店を経営している妻の弟が犯行を自供し逮捕された。

バイク事故

ミコトの母で弁護士の三澄夏代(みすみなつよ)が、バイク事故で亡くなった男性の死因の解明をUDIラボに依頼した。夏代はミコトの父の妹で、ミコトを9歳の時から育てていた。
夏代は男性の過労によるバイク死亡事故を立証し、会社に賠償請求をしようとしていた。
三澄班が男性の遺体を解剖した結果、くも膜下出血(くもまっかしゅっけつ)を起こしていたことが分かった。

一方UDIラボの事務所に脅迫状が貼られる騒動が起こった。自分宛ての脅迫状だと言う中堂は、以前勤めていた大学病院で訴訟にはならなかったが逮捕されていたのだった。

夏代は男性がケーキ工場で、長時間労働を強いられていたことを掴んだ。
男性は過労のため事故死する前にもバイク事故を起こしていた。
彼はその事故で怪我をし、今回の死亡事故でかろうじてつながっていた血管が切れくも膜下出血を起こしたのだった。
ミコトたちは男性がバイク事故を起こした現場を特定するため、2000個のマンホールを調査した。そしてマンホールを見つけ、近くに設置された監視カメラから事故の映像を入手した。
工場の従業員は労働環境の改善のため社長を訴えることにした。

その夜、中堂は木林から「赤い金魚の印のある遺体が出た」と連絡を受け、葬儀社に向かった。偶然それを見て後をつけたミコトは、その後上倉所長に事情を尋ねた。
上倉所長は8年前中堂が病院に運ばれた身元不明の遺体を解剖したが、実はその遺体は中堂の恋人の糀谷夕希子(こうじやゆきこ)だったと話した。
ミコトは中堂が「糀谷夕希子殺害事件」の真相に疑問を持っていると思った。
そしてミコトも「浦和市一家四人無理心中事件」の真相について、永遠に疑問を持っているのだった。

UDIラボでは上倉所長が中堂に、ミコトが糀谷夕希子殺害事件について調べようとしていることを話した。
六郎は週刊ジャーナル編集部に出入りしているフリー記者の宍戸(ししど)に、以前脅迫状がUDIラボに貼られた騒動は「自分がやった」と告げられ、中堂の反応を聞かれた。
六郎が答えないと、宍戸はUDIラボに潜入していることをばらすと脅してきた。

ミコトは中堂から、8年前にスクラップ置き場で見つかった夕希子の口の中の写真を見せられた。そこには赤い金魚の印があった。
夕希子の遺体が発見された後、殺害方法はバラバラだが赤い金魚の印がある若い女性の遺体が2体発見されていた。
犯人は今も殺害を続けていると考えている中堂は、ミコトに調査の協力を頼んだ。

家族

家族の悩みを打ち明ける六郎(左)

雑居ビルで火災があり10体もの遺体がUDIラボに運ばれた。その中の9番目の遺体は頭に傷があり背中にロープの跡があった。
火災事故の生存者を治療した六郎の父が、捜索に協力するためUDIラボまでやって来た。法医学に偏見を持つ父は六郎に、「早くUDIラボを辞めて大学に戻れ」と言った。
仕事終わりに飲みに行った六郎は、父親に「医者にならなければ息子じゃない」と言われたことをミコトに話した。ミコトは法医学で見返そうと励ました。

身元不明の9番の遺体に、銃創(じゅうそう)の痕を見つけ警察に問い合わせると、逮捕歴のある町田三郎(まちださぶろう)と判明した。
警察から放火が原因の火事だと聞いた両親は、逮捕歴がある息子が放火したと思った。

8年前夕希子は致死量のニコチンを注射され遺体で発見された。夕希子は絵本作家で『ピンクのカバ』が出版予定だった。

ミコトの調査によると、三郎の頭の傷は手すりにぶつかったものだった。ミコトと六郎が両親を呼んで事故の真相を話した。
雑居ビルの火災はスナックで発生し、ちょうどドアを開けた三郎が吹き飛ばされ手すりで頭をぶつけ骨折した。
何とか起き上がった三郎は消防士が使う結び方で、生存者の男をロープで背負い運び出した。他の人も助けようとまたビルに戻ったが、火が強くビルから出られなくなったのだった。
三郎の父親は消防士で、ロープの結び方は父が三郎に教えたものだった。
「会話は生きているうちにしかできない」というミコトの言葉から、六郎は父を訪ね「UDIラボで将来のことを考えたい」と話した。しかし父は息子を勘当した。

六郎は『週刊ジャーナル』編集部で末次に、UDIラボのスパイを止めたいと話した。
UDIラボの不正献金の記事を掲載しようとしていた末次は、気兼ねなく記事が出せると喜んだ。
末次の同僚の門松(かどまつ)は、宍戸から預かっていた六郎宛の封筒をうっかり落とした。そこから出てきた紙にはピンクのカバのイラストが描いてあった。

糀谷夕希子殺害事件の犯人だけが持っている、ピンクのカバの絵を六郎が持っていることに気づいた中堂が、誰にもらったのかと六郎に掴みかかるシーン

火災現場の隣りの空き家で発見された女性の遺体に赤い金魚の印があった。中堂は自分で解剖したかったが、容疑者が解剖すると鑑定結果に捏造が疑われると、ミコトが解剖することにした。
遺体の口の中には赤い金魚の印が数か所あり、何かを口に押し込んだようだった。六郎が口の中の映像を3Dで復元すると、魚の突起物が付いたカラーボールが現れた。
連続殺人事件として警察に報告したが、殺害方法がバラバラなので単独の事件として捜査されることになった。証拠の赤い金魚の写真は、容疑者の中堂が集めたものだったので認められなかった。

神倉所長が連続殺人事件として捜査するよう掛け合うが、逆に刑事部長からUDIラボの不正献金のでっち上げの記事を見せられた。刑事部長が権力を使って握りつぶしたものだった。

一方『週刊ジャーナル』編集部では末次が、門松が宍戸から頼まれていた封筒を六郎に渡し宍戸との関係を聞いた。
六郎は糀谷夕希子殺害事件を追う宍戸の手伝いをしていると答えた。
UDIラボに戻ってきた神倉は『週刊ジャーナル』の過去の記事を皆に見せ、内部でしか知りえない情報だと話した。
そしてUDIラボから情報が漏れていれば、刑事事件の仕事ができなくなると話した。

六郎は宍戸が犯人ではないかと疑ったが、宍戸は否定し「F」というアルファベットを教えた。
遺体のそばで発見された蟻から頭文字が「F」の蟻酸(ぎさん)が検出されたため、蟻酸による殺害かと思われたが、大量の蟻を食べなければ死ぬことはなかった。
ミコトは現場にいた蟻が蟻酸を出さないと知り、ホルマリン液が関係していると推測した。ホルマリン液は腐敗効果もあるため、遺体は火災事故より1か月以上前から空き家にあった可能性が出てきた。

ピンクのカバについて話しているのを聞いた中堂は六郎に詰め寄り、それが宍戸から渡されたものだと知った。
宍戸は火災事故の生存者、高瀬文人(たかせふみと)からその絵を入手していた。
遺体が発見された空き家は、高瀬不動産の管理している物件だった。火災事故の時、集中治療室にいた高瀬は容疑者から外れていたが、死亡推定時刻が変わり容疑者の可能性が出てきた。

その頃高瀬不動産では、アルファベットを全制覇した記念に宍戸が高瀬の写真を撮っていた。高瀬はアルファベットの頭文字から殺害方法を決め、26人の女性を殺害していた。
高瀬は女性たちの遺品を燃やし、血の付いたシャツを着たまま警察に行き守って欲しいと訴えた。

旅の終わり

警察に保護を求めた高瀬は、物件を見学に来た女性たちが突然苦しみだして死んだと話し、自分は誰も殺していないと主張した。
その頃宍戸はテレビ出演し、高瀬がアルファベットの頭文字から連想した、凶器や殺害方法の解説をしていた。
26人の連続殺人事件は、ほとんどが自殺や事故で処理されたと説明した。
宍戸は高瀬を取材し、高瀬の妄想として書いた本を出版していた。

高瀬が26人の殺害に使ったカラーボールが発見されず、証拠がないので殺人で逮捕できない状況だった。
高瀬が解剖結果を知っていることに疑問を持ったミコトたちに、「六郎が『週刊ジャーナル』の内通者だ」と神倉所長が言った。
六郎はミコトたちの役に立ちたくて、宍戸から情報を得るため空き家で発見された遺体の解剖結果を宍戸に話していた。

アメリカに住む夕希子の父は、疑っていた中堂に謝罪するためUDIラボを訪れた。
その頃中堂は宍戸宅に押し入り、打てば死ぬ劇薬のテトロドトキシンを宍戸に打っていた。中堂は宍戸の本を読み、高瀬の殺害現場に宍戸がいたことを確信し、保身のために高瀬が犯人だと言う証拠を持っていると考えていた。

宍戸はテトロドトキシンの解毒剤と交換に、高瀬のカラーボールを中堂に渡した。
特殊ケースに入っていたカラーボールは、ひっくり返すと硫酸が出る仕組みになっていた。
解毒剤を打った宍戸は不意を突いてカラーボールに硫酸をかけ、証拠品として使えない物にしてしまった。
そこに駆け付けたミコトは勝ち誇った様子の宍戸に、テトロドトキシンに解毒剤はないと告げた。中堂は最初に麻酔薬を打ち、解毒剤として渡した方に毒薬を入れていたのだった。
何の毒薬か言わない中堂だったが、六郎が解毒剤の瓶を舐め毒物を当てた。それを見て中堂は解毒剤をミコトに渡したのだった。

夕希子の父親がアメリカのネバダ州在住であることから、夕希子の遺体が土葬されていることが分かった。遺体を解剖することができ、新たな証拠を見つける可能性が高まった。
ミコトが夕希子の再解剖をし、口の中から高瀬のDNAを検出した。
高瀬は母親が自分にしていた虐待と同じ、カラーボールを口にこじ入れることを被害者にしていたのだった。
法廷で検事は虐待の恨みを晴らすために女性に同じことをしたと高瀬を馬鹿にし、ミコトは母から守ってもらえず可哀想だと同情した。
高瀬は逆上し、母親は関係なく自分が自分の意志で殺害したと喚き散らした。
高瀬は自ら殺人を認めたのだった。

宍戸は連続殺人事件の殺人ほう助の罪で逮捕された。六郎は末次に連絡し宍戸の逮捕の瞬間を撮影させた。
末次は喜び、赤い金魚の連続殺人事件の真実を記事にすると約束をした。
夕希子の父は『ピンクのカバ』について、2匹のカバは中堂と夕希子の関係を描いた希望の絵本だったと中堂に話した。
夕希子は中堂が嫌になって家を出たのではなかった。
六郎は医学生に戻り、再びアルバイトとしてUDIラボに採用され仲間としてやっていくことになった。

『アンナチュラル』の登場人物・キャラクター

UDIラボ

三澄ミコト(みすみ・みこと)

namimiv3
namimiv3
@namimiv3

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『糸』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画で、中島みゆきの楽曲『糸』にプロデューサーの平野隆が着想を得て制作された。監督は瀬々敬久。平成元年生まれの高橋漣(たかはしれん)と園田葵(そのだあおい)は、美瑛で出会い恋に落ちる。しかし大人たちの都合で引き裂かれ別々の人生を歩む。出会ってから18年経って平成という時代も終わりを迎えるとき、互いを忘れられなかった漣と葵は再び手を取り合うために動き出していた。この物語は、漣と葵、その周辺の人々の軌跡を「平成」という時代にのせて描く作品となっている。

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小さな巨人(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

小さな巨人(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『小さな巨人』とは、警察組織と戦いながら事件解決をしていく、エンターテインメントドラマである。優秀な刑事・香坂真一郎(こうさかしんいちろう)が所轄に異動になり、警察の上層部と戦いながら、所轄の刑事と共に事件解決をしていくストーリー。主演の長谷川博己の他に、岡田将生、安田顕、芳根京子、香川照之らがドラマ出演している。プロデューサーは伊與田英徳たち、脚本は丑尾健太郎たちが担当した。キャッチコピーは「敵は味方のフリをする」であり、警視庁と所轄の確執や警察内部の裏切者など、警察同士の戦いが描かれている。

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1リットルの涙(書籍・映画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

1リットルの涙(書籍・映画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『1リットルの涙』とは、2005年10月からフジテレビ系で放送されていたテレビドラマで、2005年2月に映画化もされた。原作は木藤亜也のノンフィクション書籍。主演は沢尻エリカ。その他、薬師丸ひろ子や錦戸亮などが出演する。中学3年生の池内亜也は難病の脊髄小脳変性症を発症して様々な困難に見舞われ苦悩するが、家族や友人らの支えにより、懸命に生き抜いていく。短くもひたむきに生きた亜也と、彼女を支え続けた家族や周囲の人々の愛が描かれている感動のストーリー。本作は平均視聴率15.4%と高視聴率を記録した。

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引っ越し大名!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

引っ越し大名!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『引っ越し大名!』とは、土橋章宏原作小説の『引っ越し大名三千里』をもとにした、2019年に公開された時代劇映画である。監督は犬童一心。姫路藩の書庫番・片桐春之介は、藩の国替えに伴い「引っ越し奉行」に任命されてしまう。しかし春之介には国替えの経験が全く、幼馴染の鷹村源右衛門や前引っ越し奉行の娘・於蘭の力を借りて引っ越しの成功へ向けて奔走する。この作品は、引っ込み思案な春之介が国替えという一大事に直面し、成長していく姿がコメディ調に描かれている。

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ALWAYS 三丁目の夕日(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ALWAYS 三丁目の夕日(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ALWAY S三丁目の夕日』とは漫画家・西岸良平の『三丁目の夕日』を原作とし、山崎貴を監督に迎え2005年に公開された実写映画である。キャッチコピーは「携帯もパソコンもTVもなかったのに、どうしてあんなに楽しかったのだろう。」であり、娯楽が少なかった昭和の時代を描き、当時の生活や人情の深さが見事に表現されている。2006年には第29回日本アカデミー賞を受賞するなど高い評価を受けた作品である。

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ディア・シスター(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ディア・シスター(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ディア・シスター』は、2014年に放送されたフジテレビ系「木曜劇場」枠のテレビドラマ。物語は、区役所で働く姉の深沢葉月の元に、6年間音信不通だった妹の深沢美咲が突然現れたことから始まる。主要キャストである石原さとみと松下奈緒は、本作の題材でもある姉妹の愛やすれ違いを繊細に表現している。物語が終盤に差し掛かる頃には、あたかも本当の姉妹のような錯覚を視聴者が覚える程の演技を見せた。どこにでもいる普通の姉妹が、不器用ながらお互いの幸せを心から願い追い求める姿を描いた作品となっている。

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どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

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インシテミル(7日間のデス・ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

インシテミル(7日間のデス・ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』とは、米澤穂信のミステリー小説『インシテミル』の映画化作品。監督は中田秀夫で、2010年に劇場公開された。 高額な時給に釣られ、ある実験に参加するために「暗鬼館」に集まった男女10人。実験終了まで何事もなく過ごそうと取り決める参加者たちだったが、2日目に死者が出てしまったことから互いに疑心暗鬼になり、次第に混乱していく様子が描かれている。閉鎖的な空間で巻き起こる生き残りをかけたデス・ゲームが見所の作品である。

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地味にスゴイ!校閲ガール(地味スゴ)のネタバレ解説・考察まとめ

地味にスゴイ!校閲ガール(地味スゴ)のネタバレ解説・考察まとめ

『地味にスゴイ!校閲ガール』とは宮木あや子の小説『校閲ガール』を基にした、2016年10月から12月まで日本テレビ系列にて放送されていたテレビドラマである。憧れのファッション誌の編集者を夢見る主人公・河野悦子。校閲の仕事に不満を漏らしながらも、仕事を通して校閲者として成長していく。スーパーポジティブな性格の悦子が仕事をしながら周りを巻き込み、共に切磋琢磨していくストーリー。ファッションや出版について深く掘り下げられており、大きな若い女性の支持を受けた。

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TANG タング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

TANG タング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『TANG』とはデボラ・インストール作の小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を原作とした、三木孝浩監督による実写映画作品。 ゲーム三昧で家から追い出されたダメ男・健(二宮和也)は、ある理由から、妻・絵美(満島ひかり)との未来も諦め、人生を一歩も進めずにいた。しかし記憶も感情もないはずのロボット・タングが「ともだち」や「優しい気持ち」を少しずつ学習する姿を見るうちに、次第に昔の自分を取り戻していく。 映画満足度は驚異の97%となっており、日本中を笑顔と感動と温かな涙で包み込む作品だ。

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かそけきサンカヨウ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

かそけきサンカヨウ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『かそけきサンカヨウ』とは、家族との関係性や淡い恋心を描いた2021年公開の日本映画。人気作家・窪美澄の短編集『水やりはいつも深夜だけど』に収録されている物語を、今泉力哉監督が映画化した。幼い頃に母親が家を出たきり父親と2人で生活してきた国木田陽は、家事を全て任されてきた。陽が高校生になる頃に父親の再婚が決まり、新しい母親と4歳の連れ子との4人での生活が始まる。陽は新しい暮らしに戸惑い、実の母親への想いも強くなる。同じく家族のことなどで悩みを抱えている同級生の清原陸との淡い恋模様も描かれた。

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5→9~私に恋したお坊さん~(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

5→9~私に恋したお坊さん~(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『5→9〜私に恋したお坊さん〜』とは、相原実貴による人気漫画『5時から9時まで』を原作とした連続ドラマ作品。2015年10月より、フジテレビ系の月9枠で放送されていた。海外移住を夢見る主人公の英会話教師・桜庭潤子を石原さとみが、伝統ある寺院の跡取りで潤子に猛アタックする僧侶・星川高嶺を山下智久が演じている。英会話教師×僧侶という異色の組み合わせにも関わらず、潤子の可愛らしさと高嶺の健気なアプローチが毎話反響を呼び、多くの視聴者にときめきを届けた。

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すいか(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

すいか(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『すいか』とは、2003年に日本テレビで放送されたテレビドラマである。人生に煮詰まったOLが職業も年齢も違う3人の女性と出会い共同生活する日常を描いた、平凡な生活の中にある幸せに気づかせてくれる作品。セリフやナレーションには胸に響く言葉が多くあり、年齢を重ねてからも何度も見たくなる魅力がある。 主演の小林聡美をはじめ、ともさかりえ、市川実日子、浅丘ルリ子、小泉今日子など実力派俳優が主要キャストを務めた。第41回ギャラクシー賞テレビ部門・優秀賞など多くの受賞歴をもつ隠れた名作。

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余命10年(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

余命10年(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『余命10年』とは、小説を実写化し2022年に公開された映画だ。生と死、希望と絶望といった深いテーマを背景に、登場人物たちの内面の葛藤や変化がリアルに描かれている。坂口健太郎と小松菜奈がダブル主演を務めるということでも注目を集めた。物語は、難病を患った女性と生きる希望を失った男性が出会い、お互いに惹かれていく二人を中心に展開する。彼らは自身の過去や不安と向き合い、新たな未来への一歩を踏み出していく。

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DCU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

DCU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『DCU』とは2022年1月よりTBS日曜劇場で放送された水中捜査を行うスペシャリスト集団「DCU」を舞台にしたオリジナルドラマである。海上保安庁に新設されたDCU(潜水特殊捜査隊)の隊長、新名正義に影響され、個性豊かなメンバーが成長する姿を描く。ハリウッドで活躍されているクリエーターとのコラボ制作で映像にも迫力がある。海上保安庁の全面協力のもと、巡視船や基地での撮影、演技指導、プロである彼らの監修で緊迫感のなかにもリアリティと爽快感を感じさせるストーリーとなっている。

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