蜜蜂と遠雷(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『蜜蜂と遠雷』とは、恩田陸による青春群像劇をテーマとした長編小説であり、またそれを原作とした皇なつきを作画とするコミカライズ作品、そして石川慶監督による実写映画作品である。劇場公開は2019年。
映画作品では、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士が才能のあるピアニストをそれぞれ演じ、ピアノの天才達が集う芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む。一次予選、二次予選を突破し、本選に出場しようと努力するコンテスタントたちの戦いが描かれている。彼らの音楽に対する想いや苦悩、葛藤が演奏を通して見えてくる。
『蜜蜂と遠雷』の概要
『蜜蜂と遠雷』とは、第156回直木三十五賞および第14回本屋大賞のダブル受賞を果たした恩田陸による長編小説であり、またそれを原作とした皇なつきを作画とするコミカライズ作品、および石川慶を監督・脚本とする実写映画作品である。本作は、2019年10月4日に全国の劇場で公開された。
配給は東宝。若手の登竜門と言われる芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む男女4人の成長物語である。
本作で監督・脚本を務めた石川慶は1977年6月20日生まれの愛知県出身。デビュー作の長編映画『愚行録』 (2017年)は、第73回ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出された。その他に『Arc アーク』(2021年)、平野啓一郎原作の『ある男』(2022年)などがある。『ある男』(2022年)では第46回日本アカデミー賞優秀作品賞を含む8部門の受賞、そして第47回報知映画賞作品賞、第44回ヨコハマ映画祭脚本賞・撮影賞を受賞し、評価された。
『蜜蜂と遠雷』は日本での興行収入が9.0 億円、観客動員数は 59.4 万人となった。主演を務めた松岡茉優は第32回日刊スポーツ映画大賞で主演女優賞を獲得し、第43回日本アカデミー賞では優秀主演女優賞にノミネートされた。
第10回となる芳ヶ江国際ピアノコンクールが開催され注目が高まる中挑んだのは、母の死から立ち直れず音楽界を去った元天才ピアノ少女の栄伝亜夜(えいでんあや)、優勝候補で王子様と称されるマサル・カルロス・レヴィ・アナトール、音楽大学を卒業後も家庭と仕事を両立しながらピアノを続ける高島明石(たかしまあかし)、そしてピアノの神様と称されるホフマンに見いだされた少年、風間塵(かざまじん)の4名であった。彼らが一次予選、二次予選、本選へと歩みを進めるための道筋と苦悩がピアノを通して描かれている。
『蜜蜂と遠雷』のあらすじ・ストーリー
一次予選
舞台は芳ヶ江で3年ごとに開催される国際ピアノコンクール。今年は10回という節目であり、若手ピアニストの登竜門としても注目されていた。
一次予選を終えた会場にいたのは元天才少女の栄伝亜夜(えいでんあや)。彼女は7年前、母の死から立ち直れず舞台からしばらく姿を消していた過去があり、今回の挑戦で再起を図る。
そして優勝候補のマサル・カルロス・レヴィ・アナトールは、名門ジュリアード音楽院に在籍中でジュリアードの王子とも呼ばれる天才。今回の審査員でもあるシルヴァーバーグが師匠であった。また、栄伝の幼なじみであり、10年ぶりにこの会場で再会した。
高島明石(たかしまあかし)は音楽大学出身の妻子がいるサラリーマン。生活者の音楽を大切にしている。今回のコンクールは年齢制限ギリギリなため、ラストチャンスだという。同級生の仁科雅美(にしなまさみ)から密着取材を受けている。
風間塵(かざまじん)は彗星のごとく現われた新人。受賞歴も無く、自宅にピアノも無い。
風間の一次予選の演奏に対して、審査員の評価は割れていた。ある審査員は彼の演奏を酷評し、またある審査員は彼の演奏をとてつもない才能の持ち主だと褒め称えた。そこで審査委員長の嵯峨三枝子(さがみえこ)がある人物から推薦状を預かっていると言う。それは今は亡き偉大な音楽家、ユウジ・フォン=ホフマンからの推薦状だった。彼をギフトとするか厄災とするかは審査員にかかっている、との文言が直筆で書かれていた。
そして一次予選の審査結果発表が行われる。嵯峨が通過したコンテスタントを発表した。
見事通過した高島は、記念写真を撮る。そこに栄伝が現われたので、高島は彼女も通過したことを知り祝いの言葉を投げかける。さらに、年齢的にもこれが最後の挑戦となると呟くと、栄伝も今回のコンクールがダメだったらピアノを辞めるつもりだと話した。
マサルと栄伝
二次予選が近づく。晴天に恵まれ、マサルはヘッドフォンで音楽を聞きながら海辺を走った。
二次予選の課題曲は「春と修羅」。宮沢賢治の詩集を題材とした新作で、後半部分のカデンツァは各々の自由な解釈で作曲・演奏しなくてはならない。
栄伝は納得がいかなかったのか、書き込まれたカデンツァ部分の楽譜をゴミ箱に捨てた。その後マサルにカデンツァの部分はどうしたかを尋ねると、彼はしっかり譜面に起こしたため自信作だと胸を張った。一方の栄伝は何も決まっておらず悩んでいる様子だった。
二次予選1日目が始まり、マサルが舞台に上がる。観客からの拍手を受け彼は演奏した。前半を見事に弾ききると、後半のカデンツァ部分に突入する。彼はオクターヴのパッセージの超絶技巧でねじ伏せた。しかしシルヴァーバーグからリスクの高い演奏をしたことを注意されてしまう。
高島の「春と修羅」
自宅で高島の妻、満智子(みちこ)が「あめゆじゅとてちてけんじゃ」という春と修羅の有名な一節を読む。高島が意味を尋ねると、「あめゆじゅ」の部分が雪で、「とてちて」が取ってきて、「けんじゃ」がちょうだい、という意味だと妻は言った。死に目を見せたくなかった妹の、兄に対する想いが込められた詩だという。
高島は、音楽は生活の中にあるものだと思っている。家庭を持ち、仕事もする傍らでピアノを続ける高島にしかできない「生活者の音楽」を大切にしている。誰にでも分かる音楽を弾きたいと願っていた。そして本番前にカデンツァの部分を妻に聞かせて意見を求めるが、ごちゃごちゃしていると指摘され焦りを見せる。本番までにブラッシュアップを続けた。
そんな彼の本番での演奏は、「あめゆじゅとてちてけんじゃ」の部分と彼の生活を取り入れた演奏となった。
観客席にいたのは、彼の妻と子ども、そして栄伝、風間だった。
栄伝と風間の連弾
栄伝がピアノを借りようとスタッフに問い合わせるが、今日は予約ですべて埋まっていると言われてしまう。そこへ演奏終わりの高島がやってきた。彼に事情を話すと、ピアノを使用できる場所を紹介してくれるという。
そのピアノ工房で、栄伝はピアノを弾き始める。そこへ突然風間が現われた。驚く栄伝をよそに、風間は「一緒に弾いていい?」と問いかけ隣に座った。
聞いてくれる人が誰もいなくても、ひとりでピアノを弾き続けたいくらい好きだと純粋なピアノへの愛を語る風間。すると彼は空に白く光った満月を見つけ、ドビュッシーの「月の光」を演奏する。やがて栄伝も一緒に演奏を始めた。2人の連弾は、ハロルド・アーレンの「イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン」からベートーヴェンのピアノソナタ第14番の「月光」へと変わる。どれも月がタイトルに含まれる楽曲だった。月明かりが差し込むピアノ工房で2人はピアノを楽しんだ。
二次予選の続き
風間がインタビューを受けている。養蜂家の父の影響で4歳からフランスに住み、移住生活をしていたという。普段ピアノは無音鍵盤で練習しており、コンクールで入賞したらピアノを買ってくれるという父との約束を糧に頑張っていると答えた。また、「世界は音楽に溢れているから」というホフマンの言葉を大切にしていると言った。
風間の演奏が始まる。彼のカデンツァは自由な発想と複雑な指使いで観客を圧倒させた。そして栄伝にホールで弾くことの気持ち良さを嬉しそうに伝えた。
ついに栄伝の二次予選が始まる。彼女は自分のカデンツァを弾く中で、母との連弾を思い出していた。栄伝の楽譜を見ると真っ白である。実は彼女のカデンツァは即興で演奏されたものだった。マサルも即興なんて信じられないと言い拍手を送る。
その後残りのコンテスタントの演奏が披露され、審査に入った。
高島が再びインタビューを受ける。カメラを向けられ、今の気持ちを話そうとするが言葉に詰まる。そして自分が二次予選に落選したことを告げた。目に涙を溜め、生活者の音楽が敗北したことに肩を落とした。
栄伝、マサル、高島、取材の仁科雅美(にしなまさみ)、そして風間は海辺にやってきた。誘ったのは風間である。砂浜を走り回り、風間が「世界が鳴っている」と呟いた。風間たちの視線のずっと先には、雷鳴が響いていた。
本選のリハーサル
本選に通過したのは栄伝、マサル、風間を含めた6名だった。本選は各自が選択した協奏曲を演奏することになっており、ピアノ演奏に加えてオーケストラも参加する。
まずリハーサルに呼ばれたのはマサルだった。指揮者の小野寺昌幸(おのでらまさゆき)と握手をする。彼の選択したプロコフィエフ2番をオーケストラと合わせてみて微妙な箇所を指摘し、調節していく。しかし自分で納得のいく合わせができず消化不良に終わった。マサルは栄伝に、1人で演奏するのとは違う難しさを感じると嘆く。さらに、自分はピアニストに加えて作曲家としても名を残すコンポーザーピアニストになりたいという夢も明かした。それを聞いた栄伝は彼の夢を後押しした。
栄伝がスタッフに呼ばれる。風間のリハーサルが20分早く終わったため、繰り上げるという。風間は立ち位置の確認のみで演奏はしなかったと話す他のスタッフたちの声が聞こえた。
栄伝がオーケストラに合わせてプロコフィエフ3番を弾く。すると指揮者の小野寺が途中で演奏を止めた。栄伝の元に歩み寄り鍵盤を何度か押す。小野寺は、ピアノの音が出なくなったと思ったと彼女に皮肉を言いもう一度やり直そうと指揮棒を振った。ピアノを弾きながら彼女は7年前のコンサートのことを思い出さずにはいられなかった。舞台でピアノの前までは座ったものの、演奏を取りやめて逃げ出してしまったあの日が蘇る。小野寺はタクトを振っているのに、彼女の手は止まってしまった。
本選当日
マサルが曲の最終確認するがその表情には焦りが見える。そこへ栄伝が顔を覗かせた。四楽章の第二ピアノを弾き、手伝ってくれるという。見事に上手く合わせることができ、喜ぶ2人。栄伝はマサルのことを海みたいな音楽を弾くと評価した。そして「大丈夫」とマサルの肩を叩く。
マサルの本選が始まった。曲は「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 Op.16」
オーケストラとぴったり合わせる事ができ、演奏中に笑みが溢れる。
そんなマサルの演奏を栄伝がモニターで見ていた。そこに高島がやってくる。高島は天才達のピアノを弾く姿を見て、自分がどうしようもなくピアノが好きだと気がついたことを呟いた。栄伝にも感謝を述べる。それを受け栄伝は、自分もピアノが好きだと言い切れないことに対して涙をこぼした。
次は風間の演奏となる。オーケストラたちが場所を移動し始めた。スタッフによると実は床が歪んでいる箇所があり、そこだと音が綺麗に伸びないという。そのことに風間はいち早く気がついていたのだ。演奏が始まった。彼の曲は「バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 Sz.119」である。実に軽やかに、楽しげに弾き始めた。
そんな最中、栄伝はキャリーケースを転がし地下駐車場を歩いていた。本選への出場を諦めようとしたのである。しかし、ふと顔を上げると雨が降っていた。雨音を聞きながら栄伝は母と連弾したことを思い出した。日々の生活には自然の音が満ちあふれていると教えてくれた母。「あなたが世界を鳴らすのよ」と言ってくれた言葉を思い出し、栄伝は急いで会場へ駆け戻った。
そして出番ギリギリで、黒いドレスを身に纏って現われた。逃げ出してしまった7年前の自分に打ち勝ち、「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 Op.26」を圧倒的な演奏で見事に弾いてみせる。大勢の拍手に包まれ、栄伝は清々しい笑顔を見せるのだった。
結果
結果は1位がマサル・カルロス・レヴィ・アナトール、2位が栄伝亜夜、3位が風間塵、そして奨励賞と菱沼賞(日本人作曲家演奏賞)に高島明石が選ばれた。
『蜜蜂と遠雷』の登場人物・キャラクター
主要キャラクター
栄伝亜夜(えいでんあや/演:松岡茉優)
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青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。
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キセキ -あの日のソビト-(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キセキーあの日のソビトー』とは、大ヒット曲を数々生み出したGReeeeNの結成と「キセキ」という楽曲の誕生秘話を描いた映画である。 音楽に挫折した兄のジンは、歯科医師を目指す弟のヒデの音楽の才能に気づき、ヒデの音楽活動を支えることにした。 父親である誠一のような医者を目指していたヒデは、歯科大学の仲間と共に顔を出さない音楽グループGReeeeNを結成する。 そんな2人の主人公と音楽を認めない誠一との葛藤を実話を元にしたストーリー。
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最高の教師 1年後、私は生徒に■された(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』とは、2023年に日本テレビで放送されたテレビドラマである。高校教師が、卒業式直後に担任生徒の誰かに突き落とされ1年前にさかのぼり、運命を変えるため生徒たちが抱える問題を解決していく物語。見る人が「あの時言ってほしかった」と感じる言葉が多くあり、当時の悩みが解消されるような気持になれるところが魅力だ。主演の松岡茉優が教師を演じ、芦田愛菜など注目の若手俳優が生徒役を務めた。ギャラクシー賞2023年9月度月間賞など多くの受賞歴をもつ2023年の話題作。
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0.5の男(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『0.5の男』とは、衛星放送であるWOWOWで2023年に放送されたドラマである。主演を俳優の松田龍平が務め、監督は沖田修一によるオリジナル脚本ドラマである。40歳にして引きこもりの主人公は、オンラインゲームをする生活を送り、ゲームの世界ではカリスマとして崇められていた。しかし彼は両親以外との交流がなく、外出も深夜にコンビニに行くだけだった。妹夫婦との同居をきっかけに環境が一変し戸惑うが、次第に周囲との交流が芽生えやがて自立を果たす様子が描かれた作品となっている。
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ラブ ジェネレーション(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラブ ジェネレーション』とは、1997年にフジテレビ系の「月9」枠で放送された日本の恋愛ドラマ。主演は木村拓哉と松たか子。広告代理店の営業部で働く片桐哲平と同じ営業部のOL・上杉理子はナンパで知り合い、翌日に職場で再会をする。意識しつつも反発を繰り返す2人だったが、やがてお互いの存在の大切さに気づき惹かれあっていく。平凡な社会人の恋愛をテーマにしたドラマだが、その普通さと若者特有の恋愛への葛藤が反響を呼んだ。また、松たか子の月9初ヒロインや木村拓哉の「ちょ待てよ!」というセリフが話題となった。
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目次 - Contents
- 『蜜蜂と遠雷』の概要
- 『蜜蜂と遠雷』のあらすじ・ストーリー
- 一次予選
- マサルと栄伝
- 高島の「春と修羅」
- 栄伝と風間の連弾
- 二次予選の続き
- 本選のリハーサル
- 本選当日
- 結果
- 『蜜蜂と遠雷』の登場人物・キャラクター
- 主要キャラクター
- 栄伝亜夜(えいでんあや/演:松岡茉優)
- マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(演:森崎ウィン)
- 高島明石(たかしまあかし/演:松坂桃李)
- 風間塵(かざまじん/演:鈴鹿央士)
- コンテスタント
- ジェニファ・チャン(演:福島リラ)
- アレクセイ・ザカーエフ
- キム・スジョン
- チョ・ハンサン
- フレデリック・ドゥミ
- 審査員
- 嵯峨三枝子(さがみえこ/演:斉藤由貴)
- ナサニエル・シルヴァーバーグ(演:アンジェイ・ヒラ)
- セルゲイ・スミノフ
- アラン・シモン
- 音楽関係者
- 小野寺昌幸(おのでらまさゆき/演:鹿賀丈史)
- 田久保寛(たくぼひろし/演:平田満)
- 菱沼忠明(ひしぬまただあき/演:光石研)
- ユウジ・フォン=ホフマン
- ピアノ調律師(ぴあのちょうりつし/演:眞島秀和)
- その他
- 仁科雅美(にしなまさみ/演:ブルゾンちえみ)
- 高島満智子(たかしまみちこ/演:臼田 あさ美)
- 栄伝亜夜の母親(演:キタキマユ)
- クロークの女性(演:片桐はいり)
- 綿貫(わたぬき)
- 浜崎奏(はまさきかなで)
- 浜崎(はまざき)
- 『蜜蜂と遠雷』の用語
- 芳ヶ江国際ピアノコンクール
- コンテスタント
- 遠雷
- 『蜜蜂と遠雷』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 高島の二次予選で過去を思い起こす栄伝
- 風間と栄伝が連弾する月の光
- 栄伝の母「あなたが世界を鳴らすのよ」
- 『蜜蜂と遠雷』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『蜜蜂と遠雷』が映画デビュー作の鈴鹿央士
- 演奏はプロのピアニストが担当
- 難易度の高い役だった栄伝亜夜
- 『蜜蜂と遠雷』の主題歌・挿入歌
- 劇中音楽:藤倉大『春と修羅』