めがね

めがね

『めがね』とは、都会からとある島にやって来た女性・タエコが、滞在する宿の主人・ユージや、島の高校教師・ハルナ、タエコを探しに島に来たヨモギ、そして毎年春に島に来ては、少し変わったかき氷屋をしているサクラとのふれあいの中で、固く閉ざしていた心を解きほぐしていくストーリーとなっている。「何が自由か、知っている」をキャッチコピーにして、2007年に公開。主演は小林聡美、監督は萩上直子が務めた。2008年のベルリン映画祭では、パノラマ部門に参加し、日本映画初のマンフリート・ザルツゲーバー賞を受賞した。

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かもめ食堂(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『かもめ食堂』とは2006年に公開された映画で、フィンランドのヘルシンキに日本人女性・サチエがオープンした小さな食堂を舞台に、3人の日本人女性とフィンランド人との穏やかで心温まる交流を描いたヒューマンドラマである。原作は群ようこの同名の小説。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこの3人が主演の萩上直子監督作品。かもめ食堂がヘルシンキの人々に受け入れられ、身近な食堂としてみんなの居心地の良い居場所になっていく物語である。

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20世紀少年(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。

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アンナチュラル(Unnatural)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『アンナチュラル(Unnatural)』は女優の石原さとみ主演の、野木亜紀子の脚本によるオリジナルドラマである。主人公の三澄ミコトはUDIラボで働く法医解剖医。UDIラボメンバーの中堂、東海林、六郎たちと一緒に、日本全国から送られてくる不自然死した遺体を解剖する仕事をしている。1話ごとに事件解決する法医学ミステリーで、ドラマのキャッチコピーは「不自然な死は許さない」。スピード感や爽快感のある明るくスリリングな物語で、UDIラボメンバーの人間ドラマをメインに「死」の謎や事件を解明していく。

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カルテット(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『カルテット』とは松たか子主演のラブストーリー、コメディー、サスペンスの要素が入った連続テレビドラマ。2017年1月17日から3月21日まで毎週火曜22時から22時54分に放送されていた。ある日、偶然出会った演奏者である男女4人が、弦楽四重奏のカルテットを組み軽井沢で不思議な共同生活を始める。夢叶わず30代に入り、それぞれが人生のピークを迎えず緩やかな下り坂で立ち止まっていたが、4人の出会いは偶然ではなかった。ほろ苦くて甘い、ビターチョコレートのような大人のラブサスペンスである。

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「銭ゲバ」とは、ジョージ秋山の漫画を原作したテレビドラマ。幼い頃、母親の桃子と貧しい生活を送っていた風太郎。父親の健蔵は働きもしないで女と酒に溺れ、桃子に暴力を振るうようになる。優しい母だけが風太郎にとって心の支えだった。しかし貧乏生活ゆえ、桃子は身体を壊してしまい、薬を買うお金さえなかったため帰らぬ人となってしまう。お金がなかったから母は死んだと子供ながら理解した風太郎は金に取りつかれていく。

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陸王(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『陸王』とは作家の池井戸潤が書いた小説『陸王』が原作のドラマで、脚本は八津弘幸、演出は福澤克雄と田中健太が担当。ドラマのストーリーは資金難に苦しむ老舗足袋屋の社長が、会社の未来を考え新規事業のランニングシューズ開発に乗り出し、たくさんの人の助けで苦難を乗り越え、マラソン足袋「陸王」を開発するまでの企業再生物語。ドラマの主人公である宮沢紘一を俳優の役所広司が演じ、たくさんのエキストラを使った駅伝シーンなどは臨場感のあるシーンに仕上がっている。大多数の人たちから感動したと大反響を呼んだ人気ドラマ。

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『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、超能力などを使った特殊な事件を捜査するために設立された、未詳事件特別対策係を舞台にした刑事ドラマ及び原作をもとにした映画である。IQ201の天才刑事と警視庁特殊部隊 (SIT) 出身の捜査官が特殊能力(SPEC)を持つ犯人と対決する姿が描かれている。ドラマ初期にはミステリーなストーリーが繰り広げられ、後半になるとSPECに関わる陰謀劇が中心となっている。2人の刑事の個性的なキャラクターも見どころのひとつだ。

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『大豆田とわ子と三人の元夫』とは、2021年にフジテレビ系火曜21時枠で放送された松たか子主演のドラマである。第76回文化庁芸術祭で優秀賞を受賞。大豆田とわ子は三度の離婚歴がある女性。周囲からは「バツ三なんだって」「人間的に問題があるのかね」という好奇の目で見られている。離婚した三人の元夫達にも振り回される日々。それでも「幸せになることを諦めていない」大豆田とわ子と元夫たちの奮闘を描く。本当の幸せを掴めるのか。これからの元夫達との関係は。新感覚のロマンティックコメディーである。

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『彼らが本気で編むときは、』とは、家族の在り方やLGBT差別の問題について扱った、萩上直子監督のオリジナル脚本によるハートフル映画である。物語は、小学生のトモの母親が家出をしてしまうところから始まる。トモは母が帰ってくるまで面倒を見てもらおうと、叔父であるマキオの元へ向かうが、マキオは恋人であるトランスジェンダーのリンコと一緒に住んでいた。トランスジェンダーであるリンコにとまどうトモだったが、リンコの優しさやリンコを取り巻く人々との触れ合いを通して、心を開いていくストーリーとなっている。

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紙の月(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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梅澤梨花は夫と二人で暮らす銀行の契約社員。平凡だが穏やかに暮らしている。不自由のない生活をしているものの、夫とは気持ちがすれ違い始めていた。年下の大学生と出会ったことをきっかけに、彼女の生活は歪み出し、巨額の横領事件を起こしてしまう。ベストセラーとなった角田光代の同名小説を映画化。監督は吉田大八。

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この恋あたためますか(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『この恋あたためますか』は、コンビニスイーツ開発を通し恋愛に発展していく甘い恋模様を描いた恋愛ドラマだ。コンビニチェーンの新社長である浅羽拓実と、夢に破れたコンビニアルバイト井上樹木が、スイーツ開発をしていくというストーリーになっている。井上樹木はコンビニスイーツが大好きで、あらゆるコンビニスイーツを食べSNSに評価を投稿していた。その的確な評価を浅羽社長が認め、スイーツ開発メンバーとして選んだのだ。はじめは意見が合わず対立するが、徐々に相手を必要とし恋へと発展していく。

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嫌われ松子の一生(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『嫌われ松子の一生』とは、2006年5月27日に公開された日本のコメディ映画である。山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作としている。川尻笙は、夢をあきらめ、堕落した生活を送っていた。突如故郷の父が来訪し、笙の叔母である松子が死んだことを伝える。松子の住んでいたアパートの片付けを父に頼まれた笙は、会ったことのない叔母の松子の死の真相に迫るとともに、その波乱万丈な人生をたどっていく。ストーリーはシリアスな内容だが、華やかなミュージカルシーンやコミカルな演出が見どころの作品である。

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罪の声(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『罪の声(映画)』とは塩田武士の同名小説を2020年に土井裕泰監督、小栗旬主演で映画化されたサスペンス映画である。1984年に実際に起こった「グリコ森永事件」を題材にした、フィクションでありながらも限りなく事実に近い作品としてサスペンスフルに仕上がっている。実際の事件でも犯人が使用した「子供の声」を中心に、自分の声が使われていたことを知ってしまった人物と過去の大事件の犯人を追うジャーナリストの2人の視点から犯人を追い詰めていく物語である。

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DESTINY 鎌倉ものがたり(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『DESTINY 鎌倉ものがたり』とは、2017年に公開された映画で、西岸良平の人気コミック『鎌倉ものがたり』を実写映画化したファンタジー作品である。監督は、日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した山崎貴。主演に堺雅人と高畑充希を迎え、ほかにも大物俳優が勢揃いしている。ストーリーは魔物や幽霊が一緒に生活するという鎌倉が舞台。夫婦の周りでは奇妙な出来事が起こり、自分たちの謎が解き明かされていく作品だ。夫婦の絆を感じることができる温かい映画作品である。

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『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。

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ゴジラVSモスラ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ゴジラVSモスラ』とは、1992年12月に公開された日本のパニック・アクション映画である。ゴジラシリーズ第19作品めになる作品で、キャッチコピーは「極彩色の大決戦」である。 巨大隕石の落下によって海底からゴジラが目覚めてしまう。一方インファント島では巨大なモスラの卵とコスモスと言う小さな生物が発見される。目覚めたゴジラを倒す為現れたモスラに似た破壊生物バトラと、羽化したモスラが協力しゴジラを倒す話である。見どころは互いに敵対関係であったバトラとモスラの心通わせるシーンである。

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小さな巨人(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『小さな巨人』とは、警察組織と戦いながら事件解決をしていく、エンターテインメントドラマである。優秀な刑事・香坂真一郎(こうさかしんいちろう)が所轄に異動になり、警察の上層部と戦いながら、所轄の刑事と共に事件解決をしていくストーリー。主演の長谷川博己の他に、岡田将生、安田顕、芳根京子、香川照之らがドラマ出演している。プロデューサーは伊與田英徳たち、脚本は丑尾健太郎たちが担当した。キャッチコピーは「敵は味方のフリをする」であり、警視庁と所轄の確執や警察内部の裏切者など、警察同士の戦いが描かれている。

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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子(猟奇犯罪捜査班)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子(猟奇犯罪捜査班)』とは、内藤了が執筆したミステリー小説『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズを原作に制作したフジテレビ系列のドラマで、2016年に火曜夜10時ドラマ枠で放送された。新米刑事の藤堂比奈子は異常犯罪者にとても興味をもっていた。どんな気持ちで殺人をしどこでそのスイッチが入るのか興味深いと捜査するが、そこには自分の生い立ちなど関わっており、物語が進むにつれて比奈子の過去や現在の謎にも迫っていくストーリーになっている。

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マイ☆ボス マイ☆ヒーロー(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』とは、2006年7月から日本テレビで放送されていたコメディドラマ。韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』のリメイク。脚本は大森美香。主演は長瀬智也で、共演は新垣結衣や手越祐也など。ヤクザの若頭である榊真喜男は、まともに学校に通ったことがなく、勉強が全くできなかった。そのため、ボスである父に組を継ぐために、高校を卒業するよう命じられる。初めは嫌々学校に通っていた真喜男だが、徐々に青春の楽しさを感じていく。本作は平均視聴率が19.1%と高視聴率を記録した。

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六本木クラス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『六本木クラス』とは2022年に日韓共同プロジェクトによって製作された日本のドラマ。2020年に韓国で放送された『梨泰院クラス』のリメイク作品で、主演を竹内涼真が務めた。主人公の宮部新は交通事故によって父親を亡くす。しかし事故は大手外食チェーンの長屋ホールディングスの息子・長屋龍河が起こしたもので、その不祥事が明るみに出ないよう、父・長屋茂によって真実は隠蔽された。新は復讐を誓い、長屋ホールディングスを潰してのし上がる計画を立てる。数年後、飲食店の経営者となった新は下剋上に挑む。

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『最愛』とは、2021年10月15日から12月17日まで放送された恋愛サスペンスドラマで、主演は吉高由里子。 2017年4月期に、同枠のTBSテレビ系「金曜ドラマ」枠で放送された『リバース』の制作陣が再集結して制作された。 連続殺人事件の重要参考人となった実業家の女性、彼女を取り調べる男性刑事、彼女を守ろうとする男性弁護士の3人を中心とした物語が展開し、謎が複雑に絡み合ったサスペンスドラマである。 数々のドラマ賞を受賞し、メディアなどでも高評価やランキング上位を獲得した。

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『風間公親−教場0−』とは長岡弘樹の小説『教場シリーズ』を原作としたサスペンスドラマであり、本作の放送以前にはスペシャルドラマとして『教場』『教場II』が放送されている。 本作の主人公である風間公親(かざまきみちか)が様々な事件を通して犯人と指導していく新人刑事たちの本質を見抜いていくものであり、風間が新人刑事たちとどう向き合うかが注目となっている。 適性のない人間を容赦なく切り捨てる最恐の教官はなぜ誕生したのか、風間公親の刑事時代と過去が描かれる。

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めがねのレビュー・評価・感想

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めがね
9

めがね

映画『めがね』を観て非常に感銘を受けました。人生の生き方や暮らし方、考え方を教えてくれる作品です。
離島の生活や旅を通して、そこに登場する人物が生き方を改めて考えていく内容となっています。人生のたそがれ時を感じたら、観ておくべき作品です。
映像は非常に美しい砂浜を舞台として繰り広げられており、そこに心の拠り所を見つけ、その場所に人が集っていく姿にたそがれ風景を感じることができます。

私はこの作品を通して、生き方のヒントを沢山得ました。人生の分岐点や節目というタイミングで、度々この映画を観ていました。脱消費社会や脱エコ活動、脱携帯電話といったメッセージ力のある内容が作品に描かれています。
その中で主人公の心の葛藤や移り行く気持ちを、ストーリーが展開する中でうまく描かれています。

ある人生の過程の中で起こりうる出来事として、消費やエコ、デジタル機器、人間関係、都会の雑踏に疑問や疑念を感じたり、別の道を模索しようとする方々にとっては、とても考えさせられる作品であると思います。人生の過程の中で、観ておくべき作品です。

人生に大きな影響を与えてくれる映画作品として、『めがね』は非常におススメです。とにかく映像がとても美しいです。映像だけでも癒されます。

めがね
8

「いつか、この島に行きたい」必ずそう感じる。

映画には、ストーリーの急展開や予想にしない結末を求めている人が多いのではないだろうか。
では、この映画には何がつまっているのかというと「何も無いこと」がつまっている。
さらに表現すると「何も必要ないこと」を伝えている。
まるで、ヒーリング音楽のBGMを流しているようなゆったりした映像。
画面いっぱいに映し出せれる青い海。こういった朝ごはんが食べたくなるような食事のシーンの音。
特に何も起きない日常が、この映画では起きている。
主人公のセリフにこんな言葉がある。
「携帯電話がつながらなさそうな場所に行きたかった」
これが、この映画のなかでは印象深い言葉である。きっと、現代に生きる全員が、そんな気持ちを一度は抱いたことがあるのではないか。
また、この映画は鹿児島県最南端の島「与論島」が舞台だが、とくに与論島がワードとして出てこないのも、また良い。
人間は言葉にして実態を把握したがるからこそ、島での日常の映画であるにも関わらず、ただ飛行機で来る「携帯電話のつながらない場所」として設定されているのも、映画の世界観としてはぴったりである。
日常生活に少し疲れた時、もうスマホを見たくない時、人間関係に疲れた時、人はきっとこの映画を思い出す。

めがね
8

自分を解放してみる

穏やかな内容の中に、クスッと笑いやジーンと胸打つ大人にオススメ映画です。現実から離れ、自由を求めて小さな島にやってくる主人公は小林聡美さん。そんな主人公に、やや土足で踏み込む人々はもたいまさこさんなど、待ってましたの方々も多いはず!市川美和子さん、加瀬亮さん、光石研さんと素敵な顔ぶれに、ナイスキャラで登場する薬師丸ひろ子さんにも注目です。
無理だと思って場所を変えてみたものの、自分が求めていたことに気がつき、受け入れていく主人公。不思議なメルシー体操を真剣に毎朝していたり、涎がでそうなかき氷で島の人々が繋がっていたり、黄昏を勧められ考え実践してみる姿など、副題にあるように、何が自由かを知っていく主人公。
真っ青な海を眺めながら、語らい黄昏れる。一人一人の思いや価値観はあるものの、人と繋がり同じ時間を過ごす。贅沢な大人ならではの時間の在り方ではないか。別の場所に居場所を見つけ、人を愛おしく待ち焦がれる季節。一年の中にそんな場所と時間があることは、人生の豊かさではないだろうか?と思わされる内容です。ただ、時間がゆっくり過ぎると思う方もいるかもです。
ちなみに撮影場所は与論島のようで、画面越しにも美しさが伝わってきます。視覚にも優しい。受け入れ、受け入れられ心の薬になる映画です。のんびりしたい時に是非!かき氷を片手に海を眺めてみたい。

めがね
5

ほっといてくれない感じ。

日常に疲れた女性が、癒しのために旅行に行き、そこで出会った人々とのふれあいで元気を取り戻すという話です。出てくる役者さんは、小林聡美さん、もたいまさこさん、光石研さんと個性派ぞろいで、おもしろいです。小林聡美さんはちょっと飄々としていておもしろいし、もたいまさこさんも顔からして個性的で、彼女が出ていると、ああ、荻上作品だなと思います。鹿児島県与論島でロケされており、景色は綺麗ですし、砂浜でみんなで体操とかとても楽しそうで一見いいなとも思います。ですが、誰もかれもが話しかけてほしいとか、一緒に何かをするとかが好きなわけでもないのに、映画の中の人はなんかすごいズケズケはなしかけてくるし、別に1人でやってもいいですよとかいいながら、1人で部屋に残れば、食べ物がなかったり、なんかひどいなと思います。私たちと一緒にいない人は用無しという感じで本当の優しさではないと思います。1日目は1人で食事をして、次の日、やっぱり一緒に食べようかなと行ったら、何も言わずに迎え入れるとかが本当の優しさなのではないでしょうか。そういうことを深く考えない人には、なんか楽しげでみんなハッピーで楽しいえいがなのではないでしょうか。

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