嘘喰い(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『嘘喰い』とは、2006年から2018年までに迫稔雄が『週刊ヤングジャンプ』にて連載していた漫画及びそれを題材としたアニメ、映画作品である。相手のイカサマ(嘘)を利用し勝利する様から「噓喰い」の2つ名を冠する天才ギャンブラー・斑目貘が、智力と暴力の入り乱れる命懸けのギャンブルに挑む姿を描く。ギャンブルシーンの高度な駆け引きと読み合いの最中に行われるキャラクター同士の激しい格闘も人気を博しており、ギャンブル漫画としてもアクション漫画としても読み応えのある非常に重厚な内容の漫画である。

『嘘喰い』の概要

『嘘喰い』とは2006年から2018年まで『週刊ヤングジャンプ』で連載されていた漫画、およびそれを原作としたアニメ、映画である。2022年の実写映画化を記念し、2021年にスピンオフ漫画『嘘喰い ー立会人 夜行妃古壱ー』が全8回連載された。
闇金に借金をしてまでギャンブルに明け暮れていた青年・梶隆臣(かじたかおみ)は、とあるパチンコ屋で操作に手間取る斑目貘(まだらめばく)に何気なく助言をする。直後その台は大当たりし、貘は恩返しとして梶の借金返済を手伝う事を約束し、行動を共にするようになる。後に梶は、貘が裏の世界で「噓喰い」と呼ばれる伝説のギャンブラーであり、裏社会のギャンブルを取り仕切る「倶楽部・賭郎(くらぶ・かけろう)」のボス・お屋形様(おやかたさま)の座を奪う目的がある事を知るのだった。

作中に登場するギャンブルは、ババ抜きやハンカチ落としといった有名な遊びを題材にしているものに加え、Mゲームや業の櫓(ごうのやぐら)などのオリジナルゲームも多く登場する。そのいずれもゲーム中に命を落とす危険が多く、相手プレイヤーの死によって決着する場合もある。そうした極限状態で描かれる心理戦と登場人物たちが繰り広げる格闘シーンが、本作最大の特徴である。

2022年公開の映画作品では、斑目貘役を横浜流星、梶隆臣役を佐野優斗が演じ、監督は1998年公開の『リング』が社会現象となった中田秀夫が務める。

『嘘喰い』のあらすじ・ストーリー

天才ギャンブラーとの出会い

天才ギャンブラー・班目。

消費者金融と闇金に追われている冴えない青年の梶隆臣(かじたかおみ)は、いつものようにパチスロに興じているところで負けて大騒ぎしている男、斑目貘と出会う。
梶は横から見ていて、その演出は勝ち演出だと諦めムードで落ち込んでいた獏にアドバイスをしたところ、梶の言葉通り獏はそのまま逆転大勝ちすることになる。
獏は機械仕掛けのギャンブルは苦手だと自分がギャンブラーであることを仄めかし、大勝ちさせてくれたお礼にと梶がギャンブル好きが祟って抱えてしまった借金を返済してやると裏カジノへと彼を連れて行く。

そこで貘は大金がかかったルーレットで、ディーラーが仕掛けたボールの落ちる位置を操作するというイカサマを逆手に取り、敢えて自身が大外れをする数字を作った。
その数字にディーラーがボールを向かわせたところで、横から梶が大金をその数字に賭けるというのが貘の作戦。作戦は見事的中し、二人は大金を稼ぐ。

借金返済をしてもらったこともさながら、目を離す事ができない魔力のような物を纏うギャンブラーとしての魅力を持った獏に梶は次第に惹かれ、彼と行動を共にするようになる。

廃ビル脱出編

斑目貘と梶隆臣は、とある闇カジノで九重大郎(ここのえたろう)という老人から「廃ビルから脱出すれば勝ち」という内容のギャンブル勝負を持ち掛けられる。
老人の正体は、どんなギャンブルであろうと必ず成立させ賭けた物は絶対に取り立てる闇の組織「倶楽部・賭郎」の会員であり、目的は梶と貘の死に様を目にする事であった。またこの戦いの中で、獏がかつて伝説のギャンブラー「嘘喰い」と呼ばれる男だと知ることとなる。

廃ビルには、挑んできたギャンブラーを惨殺する為に幾重ものトラップが張り巡らされている上、重火器で武装した九重の手下達と、異常な身体能力を持つ「廃ビルの悪魔」と呼ばれる殺人鬼・ロデムが居た。
貘の頭脳によりトラップを逆に利用し、手下たちは無力化する事が出来たが、奪った拳銃を使用しても貘と梶ではロデムには勝ち目がない。そこで貘は廃ビルから脱出するのではなく、ビル内に潜んでいた九重を見つけ出し、拳銃で脅迫。敗北を認めさせることで勝利した。その報酬として貘と梶は、賭郎から立会人を手配できる「会員権」を手に入れる。

その後獏の目的が賭郎の全ての権利を手に入れるため、賭郎の現在のトップの位置にいる「お屋形様」の座を奪い取るためのギャンブル「屋形越え」にもう一度挑み、勝利することだと知った。梶は命の危機があると知りながらも獏から譲り受けた賭郎の会員権を所持し、共に賭郎の頂点を目指すための裏ギャンブルの世界に巻き込まれていく。

またロデムという殺人鬼は、薬物使用により強制的に作られた人格である事が判明。貘は、二度と殺人はさせない事を約束し、ロデムの心優しき本来の人格「マルコ」を仲間にした。

廃坑のテロリスト編

屋形越えのためにはその舞台につくだけの資金や戦力、コネクションなど様々な力が必要だと学んだ獏は、賭郎会員とのギャンブル対決に更に挑んでいく中でテロリスト佐田国一輝との命賭けの勝負をすることとなる。無敗の記録をもつ佐田国に対し、「ハングマン」と言う首吊りの罰ゲームを賭けたババ抜き勝負に挑む貘。

序盤獏の読みやブラフでの揺さぶりは佐田国を全く揺るがせられず、尽く読みは外れて、逆に獏のカードを見ているかのように百発百中で的中させた佐田国は獏を追い詰めていく。
しかし獏は、佐田国がオーディエンスがゲームを見る事が出来るように設置されたカメラを通して、獏のカードを覗き見ていたという人工視覚を用いたイカサマをしていたことを見抜いた。死角が出来る時間を利用することで自分の引かせたいカードを引かせ、自分が引く時は堂々とカードを覗き込んで引くという荒業で勝利する。
その洞察力と行動力に周囲の立会人を圧倒した斑目貘は、自身の賭郎会員権を手にするのだった。その後、かつて貘が賭郎会員だった時に専属立会人を務めていた元立会人・伽羅(きゃら)を仲間にする。

Mゲーム編

巨大犯罪組織「アイデアル」が倶楽部・賭郎の乗っ取りを画策し行動を始めた頃、貘は警察の協力者「雪井出(ゆきいで)」との、マス目の記されたカードに線を描き迷路に見立て、相手の作った迷路を見ずに予想しながら交互にマスを進んで攻略するというギャンブルである「迷宮(ラビリンス)」ゲームに敗北した。
迷宮ゲームの賭ける対象は、自分の思い出。即ち、敗北すると賭郎によって、賭けたその日の出来事は何も無かったように隠蔽される事を意味する。警察はそれを利用して絶対に暴かれない冤罪事件を作り上げてきたのだが、貘はそれを反対に利用して自身がかつて「屋形越え」に敗北した過去を抹消させ、一生に一度という屋形越えの条件をリセットさせた。

その後貘はマルコと共に、警察がもみ消した事件の真犯人が証拠と共に記載されている「Lファイル」を手に入れる為、警視庁の地下にて「Mゲーム」に挑む。マス目上に隣り合った縦横6部屋ずつの、合計36部屋を使用した迷路を走破する事が目的だが、ルール上プレイヤー同士が遭遇した際に殺害されても敗北となる。それ故に虚弱体質の貘は圧倒的不利に加え、対戦相手の天真征一(あまこせいいち)の味覚と聴覚の共感覚を利用した戦術や警察の妨害に遭い、マルコ共々命を落としかける。

勝利した貘は、Lファイルを獲得。
その頃同じく迷宮ゲームに敗北し冤罪をかけられていた梶は、真犯人と共に、ストップウォッチが何秒でストップしたかを当てる時間当てゲーム「ファラリスの雄牛」に挑む。真犯人の仕掛けた1秒間隔で鳴るモスキート音を利用したイカサマを見抜き、そのタイミングを狂わせる事で勝利し、冤罪を晴らした。

マキャベリストゲーム編

Lファイルを使い、未解決事件の真犯人をテレビの生放送で告発させようと、報道番組のチーフプロデューサーと司会を脅迫する貘。
貘はファイルに記載されている人物をゲストコメンテーターとして呼び、「マキャベリストゲーム」と言う、6つのパネルの間をズドン指と呼ばれるカーソルが行き来し、止まったパネルの情報が公開されるというゲームを生放送にて強行。
ゲストコメンテーターたちが自分の事件が公開されない様に、貘から渡された「マキャベリカード」を用いてズドン指を押し付け合う過程で、貘は500億近い大金と、屋形越えの賭郎に優秀な人材を献上するという条件を満たせる人材を手にする。

梶はゲームを進行させるためにプレイヤー側として参加していたが、貘に反論する事で周囲を勘違いさせるというハッタリを仕掛け、勝利の決め手とした。
そのハッタリは貘すらも読めておらず、梶はギャンブラーとしての頭角を現し始める。

業の櫓(ごうのやぐら)編

マキャベリストゲームを放送させた貘の真の狙いは、電波塔を占拠し、Lファイルの存在を見せつける事で権力者を脅す事。
それにまんまと引っ掛かる形で、猫登(ねこのぼる)議員と共に、彼の代打ちである暴力団・鞍馬組(くらまぐみ)の構成員・捨隈悟(すてぐまさとる)が現れる。しかし捨隈の正体は、鞍馬組に潜入していたアイデアルの構成員であった。
貘は、マキャベリストゲームで得た全てを賭けたギャンブル「業の櫓」勝負を挑まれる。ルール自体は、両者が手にした珠(たま)の合計を探り合うというシンプルなゲーム。しかし貘をしても一切心の読めない捨隈との勝負に、かつてない苦戦を強いられる。
貘と捨隈の闘いの最中、現れた零號立会人・切間撻器(きるまたつき)。千載一遇の機会に、貘の現専属立会人・夜行妃古壱(やこうひこいち)は、勝てば相手の號を奪う事が出来る「號奪戦」を撻器に挑む。
夜行は左手を奪われるも、撻器を倒し、零號を奪う。それにより、屋形越えの条件の一つ、専属立会人が立会人の頂点である「零號(ぜろごう)」の称号を持っていなければならないという条件が達成され、貘はまた屋形越えに近付いた。
貘は、激高した捨隈に左目を針金で貫かれながらも、勝利。しかし屋形越えの挑戦資金である500億を、アイデアルに強奪されてしまう。

バトルシップ編

現お屋形様・切間創一(きるまそういち)には、定期的に記憶を喪失するという持病があった。貘が業の櫓で対戦している最中に、創一は記憶を喪失。勝負中の混乱に乗じて失踪してしまう。
内閣情報調査室職員・蜂名直器(はちななおき)という別の顔も持つ創一は、かつて蜂名として知り合った防衛省職員・大船額人(おおふながくひと)に同行し、大船の追う兵器密輸事件の捜査に協力する。
奪われた貘の金を追っていた梶を介して立会人を呼ばせた創一は、大船にギャンブル勝負を行わせ自身は暗躍。大船はアイデアルの手下である密輸船船長・レーシィとバトルシップというゲームで対決する事となった。

マス目上に戦艦や潜水艦に見立てた記号を記入し、相手プレイヤーと交互にマスを選択しながら、相手がどこに船を隠したかを探るゲームだった。レーシィの、別室で観戦していた者の脈を測って相手の船がどこにあるかを探るというイカサマの前に、大船は敗北。しかし創一によりレーシィの部下が無力化されていた為、ギャンブルに勝利したはずがレーシィは大船に取り押さえられてしまう。

そして大船は無事に事件を解決へと導いたが、創一は再び何処かへと姿を消す。

過去編

斑目貘と切間創一は、かつての友人だった。
数年前、とある絵本を通じて知り合ったのを切っ掛けに貘は、創一に「ハル」というあだ名をつけ、行動を共にするようになる。

やがて貘への憧れを募らせたハルは、貘の名を騙り代理人の振りをして、当時賭郎会員である梟(ふくろう)と対決し敗北。しかし秘密裏に行われた勝負故に敗北の事実も、それに際した創一の世話役・栄羽(えば)の死も、賭郎は認知出来ていない。

プロトポロス編

斑目貘と切間創一は、かつて二人が出会った絵本を売っていた本屋で再開する。
さらにその後、アイデアルのボス・「ビンセント・ラロ」が一堂に会し、三つ巴の屋形越え勝負が行われる事となった。
その舞台に選ばれたのが、MMORPG「プロトポロス」を現実に再現させた孤島。実際のゲームを「オンプロ(オンラインプロトポロス)と呼ぶのに対し、その島は「オフプロ(オフラインプロトポロス)」と呼ばれる。
そこで4人の協力者と共にプロトポロスの最高位である皇帝(カイザー)となった者が勝者という「卍(ばん)勝負」が決行される。
貘は協力者を梶、マルコ、伽羅、そしてハルとして対戦相手でもある切間創一を選択した。

ラロの戦略は、麻薬入りの食物を秘密裏に流通させた上、ルールを破って大量の部下を島に引き入れ暴動を起こさせる事で、オフプロはおろか、賭郎すら壊滅の危機を迎えさせるという非道なものだった。一般プレイヤーにも死者が出始め島が混乱を極める中、ラロの協力者であるジョンリョという名の殺し屋との対決で、辛くも勝利した伽羅が命を落とす。
その知らせを受け自棄になった貘は彷徨い歩いた後、皇帝に次ぐ地位である王(キング)の称号を持つプレイヤーにギャンブル勝負を挑む。
1本指から始めてお互いに指を叩き、叩いた指と叩かれた指の合計になる様に指を開いていき、先に両手の全ての指を開いた方が負け、というルールの、ハンドチョッパーというゲームにおいて貘は、シガーカッターで自らの指を切り落として相手の戦略を崩すという乱暴な戦術で勝利し、王の座を奪う。

その後、貘は伽羅の仇を討つ為、皇帝の座を賭けたギャンブル勝負をラロに挑む。

エア・ポーカー

チップ型の酸素ボンベを奪い合うポーカー勝負「エア・ポーカー」は、貘・創一ペア対ラロ・梟ペアの対決となった。屋形越えの権利がかかった大勝負でもあるエア・ポーカーは、数々の恐ろしいギャンブルを目にしてきた賭郎立会人をしても「地獄」と言わしめる程。貘かラロの溺死が勝敗条件というこのゲームに、ハルと梟もまた極限まで追い詰められていった。

途中、呼吸困難により再び命の危機に瀕する貘であったが、走馬灯の最中先立たれた伽羅の姿を見、覚醒する。また創一も、喪失した記憶の全てを取り戻し完璧へと至った。

溺死寸前まで追い詰められつつも勝利した貘は、切間創一に再びの屋形越えを挑む。

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@mamefuku689

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インシテミル(7日間のデス・ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

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『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』とは、米澤穂信のミステリー小説『インシテミル』の映画化作品。監督は中田秀夫で、2010年に劇場公開された。 高額な時給に釣られ、ある実験に参加するために「暗鬼館」に集まった男女10人。実験終了まで何事もなく過ごそうと取り決める参加者たちだったが、2日目に死者が出てしまったことから互いに疑心暗鬼になり、次第に混乱していく様子が描かれている。閉鎖的な空間で巻き起こる生き残りをかけたデス・ゲームが見所の作品である。

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麒麟がくる(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

麒麟がくる(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『麒麟がくる』とはNHK大河ドラマの59作目として、2020年1月19日から2021年2月7日まで放送された作品である。裏切り者や悪人として描かれてきたことの多い明智十兵衛光秀(あけちじゅうべえみつひで)を主人公にしている。平和な世の中になると現れる「麒麟(きりん)」を呼べる人物を探しつつ足利義昭(あしかがよしあき)や織田信長(おだのぶなが)に仕え、戦のない大きな国を作ろうとする十兵衛の一生が描かれている。定説とは全く正反対の側面から描かれた十兵衛や、戦国武将たちの姿が見どころの1つである。

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青の帰り道(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

青の帰り道(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『青の帰り道』とは藤井道人が監督、おかもとまりが原案を務め、2018年に公開された青春群像映画。 歌手を夢見て上京するカナ。東京の大学へ進学しカナと暮らすキリ。浪人生活を送るタツオ。地元でアルバイトをするリョウ。できちゃった婚をするマリコとコウタ。東京で大学デビューを果たすユウキ。群馬県前橋市で高校卒業した仲良し7人グループの、2008年から2018年の10年間が描かれており、実際に起こった政権交代、東日本大震災などの、日本社会の大きな出来事と共に進んでいくリアルなストーリーが魅力。

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真夏のシンデレラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

真夏のシンデレラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『真夏のシンデレラ』とは真夏の海が舞台の男女8人の恋愛模様を描いたラブストーリードラマで、2023年7月から放送された。主人公は蒼井夏海。家計が苦しいので、自分の時間を犠牲にして働いている女の子だ。真逆の環境でお金持ちの家に生まれた水島健人との恋の行方も目が離せない。異なる環境で育った8人が目には見えない格差を感じながら、自分が置かれている環境で奮闘していく。人の温もりやトキメキを感じ胸を焦がす展開に注目。

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るろうに剣心 最終章 The Beginning(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心 最終章 The Beginning(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の“追憶編”と呼ばれる中編エピソードを原作とする実写映画。剣心の人斬り時代の苦悩と絶望と喪失が描かれている。2012年から始まった「実写版るろうに剣心」の最後を飾る作品。 時は幕末。維新志士の剣心は幕府要人を次々と暗殺し、最強の人斬りと称されるも、「自分の行いは本当に正義なのか」と悩み続けていた。そんな折、剣心は雪代巴という少女と出会い、彼女との交流の中で本来の己を取り戻していく。

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キングダム(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

キングダム(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮などの主要な役者は以降の作品でも続投した。 奴隷の少年信は、「天下の大将軍になる」という夢を共有した親友の漂を殺され、その仇を追う中で秦国の若き王嬴政と出会う。嬴政は政敵に狙われており、漂が彼の身代わりとなって散ったことを知った信は、親友の想いを継いで秦国の闇に立ち向かう。

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DCU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

DCU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『DCU』とは2022年1月よりTBS日曜劇場で放送された水中捜査を行うスペシャリスト集団「DCU」を舞台にしたオリジナルドラマである。海上保安庁に新設されたDCU(潜水特殊捜査隊)の隊長、新名正義に影響され、個性豊かなメンバーが成長する姿を描く。ハリウッドで活躍されているクリエーターとのコラボ制作で映像にも迫力がある。海上保安庁の全面協力のもと、巡視船や基地での撮影、演技指導、プロである彼らの監修で緊迫感のなかにもリアリティと爽快感を感じさせるストーリーとなっている。

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きみの瞳が問いかけている(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

きみの瞳が問いかけている(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『きみの瞳が問いかけている』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画である。監督は三木孝浩で、2011年の韓国映画『ただ君だけ』のリメイク版として制作された。日雇いの仕事で食いつないでいた元ボクサーの篠崎塁は、ひょんなことから目が見えない柏木明香里と出会う。次第に惹かれ合い交際を開始する2人だったが、塁と明香里の過去にはある残酷な真実が秘められていた。この作品は、過酷な運命の中でも互いを想い合う気持ちを貫き通し、やがて奇跡を起こす男女の姿を描いた物語となっている。

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るろうに剣心 最終章 The Final(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心 最終章 The Final(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『るろうに剣心 最終章 The Final』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の長編エピソード「人誅編」を原作とする実写映画。伝説の人斬り緋村剣心と、姉の仇として彼を狙う復讐鬼の壮絶な戦いを描く。人気キャラクターの瀬田宗次郎がサプライズ出演したことで話題となった。 強敵との戦いを終えて、未来を見守り始めた剣心の前に、雪代縁という男が現れる。縁は剣心が誤って斬殺したかつての妻の弟で、姉の復讐のために東京を火の海に沈め、剣心を追い詰めていく。

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日日是好日(エッセイ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

日日是好日(エッセイ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『日日是好日』とは、森下典子の自伝エッセイを大森立嗣が監督した2018年公開の日本映画である。主演の典子役を黒木華、典子と一緒にお茶を習う従姉妹の美智子役を多部未華子、そして茶道の武田先生役を樹木希林が演じた。二十歳の典子は母の勧めで、従姉妹の美智子と近くの茶道教室に通う。茶室に掲げてある「日日是好日」の書の額。茶道を習いながら、就職に挫折、失恋、別れなどを経験をした典子は、二十四年経ってその書の本当の意味を感じる。茶道を通して語られる典子の成長物語でもあり、その体験は精神の大冒険でもある。

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蜜蜂と遠雷(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

蜜蜂と遠雷(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『蜜蜂と遠雷』とは、恩田陸による青春群像劇をテーマとした長編小説であり、またそれを原作とした皇なつきを作画とするコミカライズ作品、そして石川慶監督による実写映画作品である。劇場公開は2019年。 映画作品では、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士が才能のあるピアニストをそれぞれ演じ、ピアノの天才達が集う芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む。一次予選、二次予選を突破し、本選に出場しようと努力するコンテスタントたちの戦いが描かれている。彼らの音楽に対する想いや苦悩、葛藤が演奏を通して見えてくる。

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