きみの瞳が問いかけている(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『きみの瞳が問いかけている』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画である。監督は三木孝浩で、2011年の韓国映画『ただ君だけ』のリメイク版として制作された。日雇いの仕事で食いつないでいた元ボクサーの篠崎塁は、ひょんなことから目が見えない柏木明香里と出会う。次第に惹かれ合い交際を開始する2人だったが、塁と明香里の過去にはある残酷な真実が秘められていた。この作品は、過酷な運命の中でも互いを想い合う気持ちを貫き通し、やがて奇跡を起こす男女の姿を描いた物語となっている。
『きみの瞳が問いかけている』の概要
『きみの瞳が問いかけている』とは、2020年10月23日に日本で公開された恋愛映画である。監督は『ソラニン』『坂道のアポロン』などで登場人物・キャラクターの心情を丁寧に描いてきた三木孝浩。また、『蛇にピアス』『東京タラレバ娘』の吉高由里子と『私たちはどうかしている』『いなくなれ、群青』の横浜流星がW主演を務め、その脇を『闇金ウシジマくん』シリーズのやべきょうすけなど豪華俳優陣が固めた。キャッチコピーは「輝く未来を見てほしい そこに 俺はいなくても」。観客からは「何回観ても泣ける」「今すぐ恋がしたくなる映画」と評判で、最終的な興行収入は約9億円となっている。
映画『きみの瞳が問いかけている』は、チャールズ・チャップリンの『街の灯り』をもとに制作され2011年に韓国で公開された『ただ君だけ』のリメイク版である。公開初日には第25回釜山国際映画祭に特別上映作品として出品されている。また、『ただ君だけ』と同様、ボクシングや地下格闘技の試合シーンが多く登場する。日本版で主演を務めた横浜は撮影前にプロから指導を受け、筋トレで約10キロも体重を増量して撮影に臨んだ。また、劇中での横浜の対戦相手としてキックボクサーの小笠原裕典や小笠原瑛作らが出演している。2020年11月からは副音声での上映も開始されており、視覚障がい者などへの配慮もされている。さらに2021年4月2日にはBlu-rayとDVDがリリースされており、映画本編の台本や出演者の自撮りインタビューなどが収録される豪華な内容となった。
刑務所で服役していた経験を持つ元ボクサーの篠崎塁(しのざき るい)は、ひょんなことから目が見えない柏木明香里(かしわぎ あかり)と出会う。視力を失ったのにもかかわらず笑顔を絶やさない明香里と、その明るさに惹かれていった塁は交際をはじめる。順調に仲を深めていく2人だったが、塁は過去に明香里を不幸のどん底におとしいれた事故の原因が自分にあるということに気づいてしまう。また、このままだと事故の後遺症で明香里の視力が完全に失われてしまうこともわかり、塁はその手術費用を残して姿を消すことを決める。
この作品は、互いに愛し合いながらも過酷で皮肉な運命によって一度は引き裂かれた男女が、再び強い想いによって引き寄せられる様子を描いた物語となっている。
『きみの瞳が問いかけている』のあらすじ・ストーリー
塁と明香里の出会い
暗い目をした若い男、篠崎塁(しのざき るい)は酒屋の配達などの仕事で日々を食いつないでいた。新しく住み込みで始めたビルの管理人のアルバイトは、管理人室で暇を持て余すだけの簡単な仕事だ。ある日塁が管理人室で居眠りをしていると、突然同じ年の頃の女が「まだ始まってない?」と入ってくる。その女は柏木明香里(かしわぎ あかり)といい、視覚障がい者だった。塁が知らない相手だと気づいた明香里は、塁の前に管理人をしていた「おじさん」と毎週『LAST LOVE』というドラマを観ていたと話す。目は見えなくとも塁がおじさんと違うニオイだったことから、管理人が変わったことに気づいたとのことだった。突然の出会いにはじめは気まずい思いをした塁だったが、明香里の屈託のない性格にほだされていく。そしてその週のドラマを観終わった明香里は、管理人室にある金木犀(キンモクセイ)の植木鉢を指し「ちゃんと水をやってくださいね。枯らしちゃダメですよ」と言い残し、帰っていく。
明香里は視覚障がい者でありながら一人暮らしをし、彼女なりに工夫をこらして家事もこなしていた。彼女はコールセンターで働き、主にクレーマーへの対応をしていた。職場の上司は尾崎隆文(おざき たかふみ)という眼鏡をかけた小柄な男で、明香里の目が見えないことをいいことにセクハラまがいの行為を繰り返す男だった。
一方塁は、あるボクシングジムで深く頭を下げていた。かつて塁のトレーナーをしていた原田陣(はらだ じん)と、ジムのオーナーである大内(おおうち)が頭を下げる塁に戸惑いを隠せないでいる。塁は以前このジムでチャンピオンを目指しトレーニングを積んでいたが、半グレ集団にかかわり詐欺事件で逮捕されたことを機に行方知れずになっていたのだ。この日塁は2人に謝罪に来たが、大内に「リングに上がる気がないなら帰れ」と追い返されてしまう。
ドラマ『LAST LOVE』の放送日、再び明香里がビルの管理人室にやってくる。塁と明香里はドラマの回を重ねるごとに親しくなっていくが、明香里は塁のことをかなりの年上だと勘違いし「おじさん」と呼ぶ。しかも「かっこいい?おじさん」という明香里の質問に口ごもった塁に対し、「そんなにハンサムじゃないってことね。でも大丈夫、男は顔じゃないから」と言う始末である。そんな明香里に、塁は何とも言えない表情で無言を貫くのだった。
ある日、管理人室から出た明香里が車に轢かれそうになって足をくじいてしまい、塁が家まで送り届けることになった。しかしこの時「おじさんの名前は?」と明香里に聞かれても、塁は過去の事件のせいで自分の名前を伝えることができなかった。家まで送ってもらった明香里は、お礼に職場の人からもらったというコンサートのチケットを差し出す。なかなかチケットを受け取らない塁に、明香里は半ば無理やり一緒に行く約束を取り付けるのだった。明香里の家からの帰り道、塁はどこかウキウキした様子である。明香里も美容院で身なりを整え、コンサートの日を心待ちにするのだった。
交差する過去
ジャズバーで開催されたコンサートを緊張しつつも楽しんだ塁と明香里は、「ずっと来たかったの」という明香里のリクエストで焼肉屋に入った。明香里1人では肉の焼き加減がわからないため、しばらく来ていなかったのだという。そこで塁は、明香里が大学時代に彫刻を専攻していたことや視力を失ったのがその後だということを知る。さらに明香里は、視力を失ったのと同時に亡くなった両親との幸せな思い出を話す。塁は管理人になる以前は何をしていたのかと聞く明香里に、「昔のこと聞いてどうすんの」とつっけんどんに返してしまう。
ぎくしゃくした様子のまま明香里を家まで送った塁は、意を決して「…名前はアントニオ篠崎塁。それが俺の本名でボクシングやってた。歳は24で…昔はけっこう悪いこともしてて」と打ち明ける。さらに「…でも、今はそうじゃない」と続ける塁に、明香里は「言いたくない話、聞こうとしてごめんなさい。というか、おじさんじゃなかったのね。送ってくれてありがとう」と嬉しそうに返し、部屋に入るのだった。
塁は明香里と親しくなっていく中で、過去の自分と向き合おうとする。塁は陣や大内の前から姿を消していた間、「ウロボロス」という半グレ集団の一員として地下格闘技に出場しつつ、オレオレ詐欺に関わって刑務所で服役していた。幼い頃からの知り合いでウロボロスの幹部である久慈充(くじ みつる)に引き入れられた塁は、ウロボロスの用心棒として雇われていたのだ。そして詐欺の実行メンバーには坂本晋(さかもと しん)という男がおり、自分の借金が家族に影響しないよう無理やり働かされていた。しかし坂本は逃走をはかり、塁がそれを追う。「裏切者には徹底的に制裁を」というウロボロスの合言葉で坂本を追い詰めた塁だったが、そこで警察に捕まってしまったのだった。
また、塁は生まれて間もない頃から世話になっていた孤児院を訪れ、シスターで母のように慕う大浦美恵子(おおうら みえこ)と相対していた。「アントニオ、元気そうでうれしいわ」と笑顔を見せるシスターに、塁はどこか甘えるように笑顔を見せるのだった。
ある日明香里が帰宅すると、後ろからひそかにあとを付けてきていた尾崎に無理やり部屋に入られてしまう。何が起こっているのか把握できずおびえる明香里をよそに、尾崎は「座って」と穏やかだが強い口調で明香里をソファに促す。すると尾崎は抵抗できず座ってしまった明香里に襲い掛かり、明香里は思わず手にしていた防犯ブザーを鳴らす。その時そばを通りかかっていた塁がその音に気付き、明香里のもとに駆け付け尾崎を追い払う。しかし明香里は塁に「クビになったら責任取ってくれる!?仕事を見つけるのがどんなに大変かあなたにわかる?だから明日も何事もなかったかのように会社に行って、笑って仕事するの。生きていくためなの!」とまくしたてるのだった。それに対し塁は「責任は俺がとる。俺が明香里さんを助けるから」と言うが、明香里は「もう帰って」と塁を追い返してしまう。
結局、明香里は職場に退職届を提出した。「どこかに連れてって」とねだる明香里を、塁はある浜辺に連れていく。実はここは、塁の母親が彼と無理心中をしようとした海だった。それを聞いた明香里は明るく「ねぇ、シーグラス探して」と塁に言う。長い年月をかけてガラスの角がとれた赤いカケラを手にした明香里は「ガラスもここまで削れたら誰も傷つけない。傷ついたことがある人は人に優しくなれるんだよ」と言い、2人は手をつないで浜辺を歩き始めるのだった。
海から戻った塁は再びジムに通い始め、2人は明香里の部屋で一緒に暮らし始めた。そして塁はボディーガードとしてゴールデンレトリバーの「スク」を明香里に贈り、明香里がより暮らしやすいよう部屋を改装したのだった。改装を終えた部屋で塁は、明香里のノートパソコンに打ってある点字が何と書いてあるのかをたずねる。明香里はそれに「『ロミオとジュリエット』のセリフ。『彼女の眼が問いかけている。僕は答えなければ』と書いてある」と答えた。そして明香里は塁の顔に両手をすべらせ、「顔を見たいの」と愛おしそうな表情でつぶやくのだった。
塁はチャンピオンを目指して順調に試合に勝ち続け、明香里は大学時代の彫刻の知識を活かして陶芸で収入を得るようになっていた。部屋のベッドでくつろぐ2人は、明香里が塁のために学び始めたマッサージをしたり、「陶芸の工房を持とう」といった夢を語り合う。しかしある日、塁の試合に久慈がウロボロスの幹部である佐久間恭介(さくま きょうすけ)とともにやって来た。試合後、佐久間は塁に「刑務所から出てきたなら連絡しろよ」と親しげに声をかける。それに対し塁は「2度と戻らないって決めましたから」と返し、その場を離れるのだった。
次の日、塁は明香里とともに彼女の両親の墓に来ていた。そこで塁は、明香里が視力と両親を同時に失うことになったという事故の詳細を聞く。それは明香里が両親を後部座席に乗せて車を運転している時に起こったもので、ビルから火だるまになって落ちていく男に気を取られたことが原因だった。塁はその話を聞き、愕然とする。実はその男は坂本で、塁に制裁を加えられている最中に自らガソリンをかぶって火をつけ、ビルから転落したのだ。明香里の視力を奪って両親を死に追いやった原因が自分にあると知った塁は、ただ呆然とするしかなかった。
塁の償い
ある日、塁のもとに佐久間がやってきて敵対する半グレ集団「極東連合」との地下格闘技の試合があると告げる。その試合に出るよう言う佐久間に、塁は反発する。しかしその頃、明香里の目が事故の後遺症で網膜剥離をおこし、手術をしなければ完全に視力を失ってしまうということがわかる。
塁はシスターの元を訪れ、「過去の罪はどうやったら許されますか」と問う。その質問から塁に大切な人がいることを悟ったシスターは、塁を励ましつつも「忘れないでアントニオ、あなたを許していないのはあなただけなのよ」と諭すのだった。
お金がないことと何をしても両親は帰ってこないことを理由に手術を拒否する明香里に、塁は「金ならなんとかする」と手術を受けるよう勧める。それでもしぶる明香里に、塁は「将来、自分の子どもの顔見たくない?結婚式挙げて、新しい家に引っ越して…自分の幸せをちゃんと自分の目で見てほしい」と諭す。その言葉を聞いた明香里はついに、塁との未来のために手術に踏み切ることを決意する。しかしこの時すでに、塁は明香里と離れることを決めていたのだった。
塁は佐久間と交渉し、次の地下格闘技の試合に勝ったらファイトマネーを受け取り、縁を切ることを約束させた。明香里と住んでいた部屋から自分の痕跡をすべて消した塁は、地下格闘技の試合に向かう。そこで待ち受けていたのは屈強な肉体を持った黒人で、とても塁が太刀打ちできるような相手ではなかった。実は佐久間は逃げた塁を許しておらず、さらに極東連合の幹部・金井(かない)への賄賂として塁の負けをプレゼントしようとしていたのだ。案の定、相手からの猛攻に塁は手も足も出ない。しかしわずかな勝機を見逃さず、何とか勝つことができたのだった。
海での再会
明香里が無事に手術を終えて視力を取り戻した頃、塁はウロボロスから逃げるため行方をくらましていた。しかし唯一陣とは連絡を取り合っており、明香里と坂本の妻の口座にファイトマネーを振り込むよう依頼していた。明香里の視力が戻ったことを聞いた塁は「良かった、本当に良かった」と涙を流す。しかし夜道を歩いている時、背後からひそかに近寄っていた久慈と佐久間にナイフで刺され、意識を失ってしまった。
一方明香里はシスターのもとを訪れ、そこで塁がずっと自分を責めていたことを聞く。それに気づかず、塁が用意したお金で視力を失う前と同じような生活を送ることができるようになった明香里は、塁を想って涙する。しかし次第に立ち直り、塁との夢だった「インテリアショップ アントニオ」という店を開くまでになる。さらに、ボランティアで病院に入院している患者のマッサージも始めた。ある日明香里は、2週間前に転院してきてからひと言も話さないという若い男のマッサージを担当する。実はこの男は佐久間たちに刺されて治療中の塁なのだが、明香里は塁の顔を見たことが無いため気づかない。マッサージの際になんとなく「知っている感覚なのでは」と違和感を覚える明香里だったが、結局そのまま帰ってしまった。当然塁は明香里だと気づいており、以前2人で拾ったシーグラスを手に握りしめ涙する。
季節は巡り、塁は明香里の店を訪れていた。店内に明香里の面影を感じて涙する塁を、店員の津ノ森恵子(つのもり けいこ)は怪訝な表情で見つめる。金木犀の鉢植えを購入した塁は店を出て行き、入れ違いに明香里が店にやってくる。明香里は金木犀の鉢植えが売れたことに気づき、さらにそれを購入した男が泣いていたことを聞くと慌てて店を出るのだった。
明香里の店を出た塁は、母が死んだ海に来ていた。そのまま海の中に足を進める塁だったが、どこからか自分の名前を呼ぶ声がする。塁が振り返ると、そこには塁を追ってきた明香里が息を切らして立っていた。走り寄る明香里は「ここじゃないよ、塁が帰る場所。一緒に帰ろ」と言い、塁の顔に手を添える。さらに泣きながら「おかえり」と言う明香里に、塁はかすれた声で「ただいま」と返すのだった。
『きみの瞳が問いかけている』の登場人物・キャラクター
主要人物
柏木 明香里(かしわぎ あかり/演:吉高 由里子)
交通事故が原因で視力のほとんどを失った、視覚障がい者の女性。大学時代は彫刻を専攻していた。塁と出会った頃は、障がい者を多く採用するコールセンターで働いていた。網膜剥離を起こし視力を完全に失う恐れがあったが、塁が地下格闘技の試合で稼いだファイトマネーで手術を受けて視力が改善し、車の運転もできるようになる。物語終盤では「インテリアショップ アントニオ」という雑貨店を営む。自分が運転していた車の事故で視力と両親をいっぺんに失ったことにもめげず、持ち前の明るい性格で前を向いて進んでいくことのできる女性。
篠崎 塁(しのざき るい/演:横浜 流星)
チャンピオンを目指しトレーニングを積んでいた、元ボクサー。幼い頃に母親が無理心中をはかり、1人だけ生き残った。孤児院に引き取られてからはシスターに愛情深く育てられるが、次第に半グレ集団「ウロボロス」に関わるようになってしまう。坂本を死なせて明香里の幸せを奪った自分を許すことができず、地下格闘技のファイトマネーでその償いをしようとする。生い立ちや過去の経験から、なかなか他人に心を許すことのできない性格。しかしひとたび心を開くと、その相手に対して非常に愛情深く接するようになる。
明香里の周辺人物
津ノ森 恵子(つのもり けいこ/演:坂ノ上 茜)
明香里が経営する「インテリアショップ アントニオ」の従業員。塁が店内で静かに泣き続けるのを目撃し、驚いて明香里に報告する。歯に衣着せぬ物言いの女性で、上司である明香里もその発言にたじたじになることがある。
尾崎 隆文(おざき たかふみ/演:野間口 徹)
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『陽だまりの彼女』とは、越谷オサムによる日本の恋愛小説を原作として2013年に映画化された恋愛映画である。交通広告代理店の営業マンである奥田浩介(おくだこうすけ)が中学時代の同級生の渡来真緒(わたらいまお)に再会することからはじまり、ふたりは恋愛し結婚する。幸せな毎日を過ごしていたふたりだが、真緒に異変が現れる。そして浩介は真緒の驚くべき秘密を知るのだ。恋愛ストーリーの中にファンタジー要素が加わり、可愛らしく心温まる映画となっている。
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行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号のネタバレ解説・考察まとめ
『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』とは、スーパー戦隊Vシネマの帰ってきたシリーズの5作目に制作された映像作品である。シャドーラインとの最終決戦から10年後の2025年。大人になったトッキュウジャー5人の前に、倒したはずのシャドーラインが現れる。しかし大人になりイマジネーションを失い、戦うことができない5人は逃げる事しかできなかった。さらに突然2017年へタイムスリップしてしまう。子どもの自分達との交流の中でイマジネーションが何かを思い出し、取り戻していく。
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青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。
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SUPER RICH(スーパーリッチ)のネタバレ解説・考察まとめ
『SUPER RICH』とは2021年秋にフジテレビ系の木曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は江口のりこである。主人公はベンチャー企業の破天荒な女性社長である氷河衛(ひょうがまもる)。お金には困ったことがないが家族の愛情をうけてこなかった衛。反対に愛情であふれた家庭で育ったがお金がない春野優(はるのゆう)とともに会社を経営していくなかで、山あり谷ありの経験をしていく。孤独だったキャリアウーマンが信頼している社員たちと共に、いばらの道を次々に乗り越えていく人生を描いた作品である。
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0.5の男(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『0.5の男』とは、衛星放送であるWOWOWで2023年に放送されたドラマである。主演を俳優の松田龍平が務め、監督は沖田修一によるオリジナル脚本ドラマである。40歳にして引きこもりの主人公は、オンラインゲームをする生活を送り、ゲームの世界ではカリスマとして崇められていた。しかし彼は両親以外との交流がなく、外出も深夜にコンビニに行くだけだった。妹夫婦との同居をきっかけに環境が一変し戸惑うが、次第に周囲との交流が芽生えやがて自立を果たす様子が描かれた作品となっている。
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ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』とは、2022年1月〜3月にフジテレビ系列で毎週木曜夜10時より放送していた連続ドラマである。大手出版会社であるクスノキ出版が運営するインターネットニュースサイト「カンフルNEWS」に閉鎖の危機が訪れる。そこに現れた黒木華演じる瀬古凛々子(せこりりこ)は、カンフルNEWS編集部員と共にサイト閉鎖の危機に立ち向かう。その中で巻き起こる“人と人とのつながり”を描く、社会派風完全オリジナルドラマである。
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青の帰り道(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『青の帰り道』とは藤井道人が監督、おかもとまりが原案を務め、2018年に公開された青春群像映画。 歌手を夢見て上京するカナ。東京の大学へ進学しカナと暮らすキリ。浪人生活を送るタツオ。地元でアルバイトをするリョウ。できちゃった婚をするマリコとコウタ。東京で大学デビューを果たすユウキ。群馬県前橋市で高校卒業した仲良し7人グループの、2008年から2018年の10年間が描かれており、実際に起こった政権交代、東日本大震災などの、日本社会の大きな出来事と共に進んでいくリアルなストーリーが魅力。
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天国と地獄 ~サイコな2人~(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『天国と地獄 〜サイコな2人〜』とは2021年冬にTBS系日曜劇場枠で放送されたサスペンスドラマである。手柄を上げたい女性刑事の望月彩子と敏腕経営者でサイコパスな殺人鬼の日高陽斗が、ある伝説のように魂が入れ替わってしまう。そしてお互い全く違うタイプの人間として生活しなくてはいけなくなる。困惑するが、元の姿に戻れるように最善を尽くしながら、お互いの人生を理解し、本当の殺人犯を見つけていく過程は、今までに見たことのないスリリングな内容である。
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ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブラッシュアップライフ』とは、2023年1月に日本テレビで放送されたタイムリープ系ヒューマンコメディドラマである。脚本はバカリズム。主演は安藤サクラで、夏帆や木南晴夏などが出演する。市役所に勤務する近藤麻美は、ある時交通事故に遭って、33歳で亡くなってしまう。しかし死後の世界の受付で、来世でオオアリクイへの転生を告げられた麻美は徳を積んで再び人間に生まれ変わるために、赤ん坊から人生をやり直すこととなる。本作はザテレビジョンドラマアカデミー賞などで、多数の賞を受賞し高く評価された。
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わたし、定時で帰ります。(わた定)のネタバレ解説・考察まとめ
『わたし、定時で帰ります。』とは、2019年4月よりTBS系の「火曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ作品。原作は朱野帰子の小説『わたし、定時で帰ります。』と、その続編である『わたし、定時で帰ります。ハイパー』。過去のトラウマから定時退社を貫く主人公・東山結衣を吉高由里子が、結衣の元婚約者でワーカホリックな副部長・種田晃太郎を向井理が演じている。曲者だらけの社内で起こる様々な問題に立ち向かう結衣と、そんな結衣を支え続ける種田が仕事を通して過去と向き合い、本当の幸せを見つけ出すヒューマンストーリー。
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CRISIS 公安機動捜査隊特捜班(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』とは2017年にフジテレビ系列で放送された、刑事ドラマである。脚本は金城一紀、主演は小栗旬。主人公の警視庁公安部巡査部長・稲見朗は、自衛官時代に携わった特殊任務で心に深い傷を負っている。そんな彼の使命は、首都・東京をあらゆる脅威から守ることだ。だがテロリスト・政治家・軍事スパイ・新興宗教など想像をはるかに超える敵が次々に襲いかかる。稲見は仲間の捜査員らとともに、抜群の身体能力を活かして危険な任務に挑んでゆく。骨太なアクションエンターテインメントだ。
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ナイルパーチの女子会(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ナイルパーチの女子会』とは、柚木麻子が2015年文藝春秋より発表した小説を原作として制作されたテレビドラマである。 ドラマ版は水川あさみを主演とし、BSテレビ東京「土曜ドラマ9」枠で2021年1〜3月に全8話が放送された。正反対の女性2人が「女友達がいない」という共通点から親しくなるも、友人同士の適切な距離感を見失ったことで、思いもかけない関係性に発展していく過程を描く。生態系を食い尽くす凶暴な魚・ナイルパーチと重ね合わせて描かれる、人間関係を崩壊させる女性の心の闇が魅力のドラマである。
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目次 - Contents
- 『きみの瞳が問いかけている』の概要
- 『きみの瞳が問いかけている』のあらすじ・ストーリー
- 塁と明香里の出会い
- 交差する過去
- 塁の償い
- 海での再会
- 『きみの瞳が問いかけている』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 柏木 明香里(かしわぎ あかり/演:吉高 由里子)
- 篠崎 塁(しのざき るい/演:横浜 流星)
- 明香里の周辺人物
- 津ノ森 恵子(つのもり けいこ/演:坂ノ上 茜)
- 尾崎 隆文(おざき たかふみ/演:野間口 徹)
- 塁の周辺人物
- 原田 陣(はらだ じん/演:やべきょうすけ)
- 大内(おおうち/演:田山 涼成)
- 坂本 晋(さかもと しん/演:岡田 義徳)
- 久慈 充(くじ みつる/演:奥野 瑛太)
- 佐久間 恭介(さくま きょうすけ/演:町田 啓太)
- 金井(かない/演:般若)
- 大浦 美恵子(おおうら みえこ/演:風吹 ジュン)
- その他の人物
- 麻衣子(まいこ/演:森矢 カンナ)
- 『きみの瞳が問いかけている』の用語
- 金木犀(キンモクセイ)
- 半グレ集団
- 地下格闘技/ファイトマネー
- オレオレ詐欺/かけ子/受け子
- シーグラス
- 網膜剥離
- 『きみの瞳が問いかけている』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 柏木明香里「だから明日も何事もなかったかのように会社に行って、笑って仕事するの。生きていくためなの!」
- 篠崎塁「自分の幸せをちゃんと自分の目で見てほしい」
- 塁と明香里の再会
- 『きみの瞳が問いかけている』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本版タイトルに込められた三木監督の思い
- 演者に寄り添う三木監督の演出方法
- 韓国の人気イラストレーターとのコラボ
- 『きみの瞳が問いかけている』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:BTS「Your eyes tell」