B'z(ビーズ)の徹底解説まとめ
B'z(ビーズ)とは、ギタリストの松本孝弘とボーカリストの稲葉浩志からなる日本の音楽ロックバンドである。1988年に結成後、数多くのヒット曲を生み出し、CD総売り上げ枚数やミリオン獲得数も記録的な数字を誇る。常に日本音楽界をリードしている重鎮的バンドである。
B'zの概要
ギタリスト松本は、TM NETWORKなどのサポートミュージシャンとして活動していたが、自分自身のバンド結成を目指していた頃ボーカル稲葉と出会い、1988年9月にシングル『だからその手を離して』、アルバム『B'z』を同時リリースし、「B'z」として念願の本格デビューを果たした。
デビュー以来シングルは毎年のようにリリースし、CD総売り上げ8000万枚以上というとてつもない日本記録を持つバンドである。その活動範囲は国内だけには留まらず国外にも広げ、2007年にはロックンロール・音楽界に貢献したアーティストだけに贈られる『ハリウッド・ロックウォーク』に、日本・アジア圏のミュージシャンとして、初めて殿堂入りをした日本を代表する世界的ロックバンドである。
「B’z」というバンド名の由来は諸説あるが、最初はアルファベットのAからZのすべてをカバーするという意味を込めて 『A’z(アズ)』が候補にあがったが、“エイズ”と読み間違えられそうであったため、Aの次のBで「B’z」と決めたとインタビューなどでも答えている。
また「B'z」の発音に関しては、音楽番組などのMCはアクセントをつけずに一本調子で「ビーズ」と紹介すること多いが、正式には『ビール』と同じように、最初の頭文字“ビ”にアクセントをつけて読むのが正解と話している。
「B’z」は音楽活動をはじめて20年以上も経つが、年齢、性別に関わらず高い人気を誇り、常にトップセールスを記録するその理由には、彼らの音楽性にある。「B'z」といえばハードロックのイメージが強いがハードなサウンドの中に、どこかしら懐かしさを感じる歌謡曲的要素もあり、そうかと思いきやアコースティック調、ジャズ調にブルース調など彼らが作り出す幅広い曲風が結果的に洋楽ファン、邦楽ファンなど多方面のファン層から厚い支持を得られることとなったのである。
来歴
デビュー前
ギタリストである松本孝弘は、もともとは小室哲也率いる人気ロックバンド“TM NETWORK”などのツアーサポートやスタジオ・ミュージシャンとして活動していた。しかし「自らの音楽を表現できるバンドを創る」という夢に向かって、ボーカリストも探し始めていた。そんな時、1本のデモテープを聞かされる。それが稲葉浩志の声との運命の出会いとなった。松本は、この時すでに稲葉とのバンド結成を心に誓ったのである。
そして2人は念願の『B'z』を結成。1988年9月21日にシングル「だからその手を離して」、アルバム「B'z」の同時リリースでメジャーデビューを果たした。
デビュー後
晴れてメジャーデビューを果たした『B'z』だったが、デビューシングル「だからその手を離して」はオリコン集計でもカウントされるほどの売り上げもなく、デビューアルバム「B'z」もオリコンチャート初登場48位、続く2枚目のアルバム「OFF THE LOCK」も初登場35位と振るわず、順風満帆なスタートとはいかなかった。
そんないばらの道を歩き出した『B'z』が、ようやくブレイクのきっかけとなったのが、1989年にリリースしたミニアルバム『BAD COMMUNICATION』であった。1992年3月までにオリコン累計100万枚突破を達成し、初めてミリオンヒットを記録したのである。
ここから『B'z』の快進撃が始まった。90年代に入り、リリースする楽曲は次から次へとミリオンセラーを連発、1993年に発売された12枚目のシングル「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」は、なんと202万枚とダブルミリオンの快挙を成し遂げた。
こうして『B'z』は実力、人気ともに不動の位置を築き上げたのである。
B'zのメンバー紹介
稲葉浩志(ボーカル)
1964年9月23日生まれ。岡山県津山市出身。
ボーカル担当であり、B’zの楽曲の作詞も担当している。ボーカル稲葉の個性的な歌声とライブパフォーマンスに魅了されるファンは多い。その“声”を守るために人一倍気を遣い、暑い夏でも空気の乾燥を防ぐためにエアコンはほぼ使わなかったり、冷たいドリンクも飲まないなど徹底している。テレビでは物静かな稲葉もライブでは熱狂的な激しいパフォーマンスをみせ、このギャップが稲葉の魅力でもある。ソロ活動や多くのアーティストの音楽プロデュースも積極的に行っている。男性からも支持される、男前なアーティストである。
松本孝弘(ギター)
1961年3月27日生まれ、大阪府豊中市出身。
ギタリストの松本は、B'zの楽曲の作曲も担当している。高校生の頃からギターを始め、卒業後は音楽専門学校に進学するも、ギタリストとしての才能を高く評価され中退、プロのギタリストとなる。稲葉と出会い、B'z結成後もソロ活動にも力を入れ、稲葉同様多くのアーティストに楽曲提供するほか、ギタリストを中心とした弦楽器奏者のためのレコードレーベル『House Of Strings』を設立するなど活動の幅は広い。2010年にはラリー・カールトンと共作したアルバム『TAKE YOUR PICK』が“第53回グラミー賞最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム”という名誉ある賞を受賞し、名実ともに世界的ギタリスト・松本孝弘となった。
B'zの代表曲
だからその手を離して
『だからその手を離して』は1988年9月に発売された、B'zのデビューシングルである。1980年代のポップスらしい、ノリのいい曲だが、ライブではロック風にアレンジして歌うこともある。
Easy Come, Easy Go!
『Easy Come,Easy Go!』は1990年10月に発売された6枚目のシングルであり、初めてオリコンチャート・2週連続以上で1位を獲得したシングルでもある。三貴“カメリアダイヤモンド”CMソングとして起用され、B'zがブレイクした曲ともいえる。
歌詞の“逆境に挫けるな”というパワーと勇気がもらえる曲として、今も人気ランキングの上位に必ず挙げられる、長く愛されている1曲である。
Related Articles関連記事
嘘喰い(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『嘘喰い』とは、2006年から2018年までに迫稔雄が『週刊ヤングジャンプ』にて連載していた漫画及びそれを題材としたアニメ、映画作品である。相手のイカサマ(嘘)を利用し勝利する様から「噓喰い」の2つ名を冠する天才ギャンブラー・斑目貘が、智力と暴力の入り乱れる命懸けのギャンブルに挑む姿を描く。ギャンブルシーンの高度な駆け引きと読み合いの最中に行われるキャラクター同士の激しい格闘も人気を博しており、ギャンブル漫画としてもアクション漫画としても読み応えのある非常に重厚な内容の漫画である。
Read Article
Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜(ビューティフルライフ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』とは、2000年1月にTBS系列で毎週日曜に放送された日本のテレビドラマ。腕はあるが人気のない美容師・沖島柊二と、病に侵され車椅子で生活する図書館司書・町田杏子の出会いと別れを描いた、切ないラブストーリー。平均視聴率32.3%、最高視聴率41.3%を記録。第26回放送文化基金賞本賞受賞し、主演の木村拓哉と常盤貴子の演技が高く評価された、平成中期の最大のヒット作である。
Read Article
嘘喰いの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『嘘喰い(うそぐい)』とは、『週刊ヤングジャンプ』連載の迫稔雄による漫画作品。主人公の天才ギャンブラー斑目貘と、あらゆる勝負事を取り仕切る裏の組織である倶楽部「賭郎」を中心に繰り広げられるギャンブル漫画。作中オリジナルのギャンブル・ゲーム、その中で展開される心理戦・格闘シーンが特徴。独特な世界観の中で個性的なキャラクターが発するセリフには名言も多い。
Read Article
B'z稲葉浩志の画像まとめ!幼少期からデビュー後まで貴重なショットを紹介!
B'zの稲葉浩志の幼少期からの写真を集めました。デビュー後の写真はもちろん、かわいい少年だったことが分かる貴重なショットや、イケメンっぷりに見惚れてしまう学生時代の姿などを網羅!ファン必見のお宝画像が満載です!
Read Article
1位はB'z!平成30年間のオリコンランキングまとめ
音楽CDの売上ランキングを発表しているオリコンが、平成30年間の売上ランキングを発表した。総合1位はB'z、2位はAKB48、3位はMr.Childrenと、平成を代表するアーティスト、グループの名前が並んだ。
Read Article
【ATSUSHI】タトゥー・刺青がある男性芸能人まとめ【稲葉浩志他】
タトゥー・刺青の文化は海外だと広く普及しているが、日本ではあまり浸透しておらず、「刺青=怖い人」だと思われがちだ。しかしアーティストやスポーツ選手にはタトゥー・刺青を入れている人も少なくない。 ここではタトゥー・刺青がある男性芸能人をまとめた。
Read Article
B'z稲葉浩志と蓬田美奈子夫婦のエピソードまとめ
ここでは超人気バンドB'zのボーカル稲葉浩志と、妻の蓬田美奈子とのエピソードをまとめている。蓬田美奈子とは再婚同士で、場所は不明ながら豪邸で生活しているという。蓬田美奈子は松崎しげるの元妻でもある。
Read Article
【高学歴】B'z稲葉浩志の最強エピソード・迷言まとめ!ギャップがスゴい!【人見知り】
イケメン、高学歴、パフォーマンスもカッコいい、バイリンガル、そして教員免許を持っているという超ハイスペックな男・稲葉浩志。一見すると非の打ち所のない彼ですが、実は人見知りしたりプレッシャーに弱いという意外な一面もあります。この記事では、そんな稲葉浩志のかわいいエピソードや迷言についてまとめました。カッコいい彼からは想像もつかない姿は、ただもう愛しくなりますよね。
Read Article
【福山雅治】芸能人・有名人の薄毛にまつわる都市伝説まとめ!気になる噂が盛りだくさん【タモリ】
芸能人・有名人の薄毛にまつわる都市伝説をまとめました。ここで紹介するのは、薄毛疑惑が囁かれている福山雅治や稲葉浩志などのイケメンアーティストや、タモリや美川憲一といった薄毛やカツラの使用を隠していない人物たち。気になる疑惑や噂について、徹底的に紹介していきます。
Read Article
子どもの卒業式に愛犬の散歩、サーフィンまで!B'z稲葉浩志の充実プライベートまとめ
日本のロックシーンを率いるバンド『B'z』のボーカル、稲葉浩志は50歳を超えているが、エネルギッシュで充実したプライベートを送っていることで知られている。ここでは稲葉浩志の充実したプライベートの一部を紹介する。
Read Article
薄毛・カツラ疑惑が囁かれている芸能人まとめ!稲葉浩志など
ここでは薄毛の噂やカツラの疑惑が囁かれている芸能人をまとめた。「RIP SLYME」のILUMARI、「B'z」の稲葉浩志、俳優の妻夫木聡、山本耕史、金城武などを掲載している。
Read Article
ギャンブラー漫画7選
「この漫画で麻雀覚えた」とか 「ギャンブルの世界の奥深さを垣間見る事が出来た」など ギャンブルを始めるバイブルになりそうな漫画をまとめてみました
Read Article
B'z稲葉浩志が50歳に!木村拓哉一家を誕生日会ゲストに招待してた件
B'zの稲葉浩志といえば、独特の歌声で多くの人を魅了していますよね。そんな彼の50回目の誕生日を家族とともに祝うにあたり、意外な人物がゲストとして呼ばれていたそう。その人物とは、なんと木村拓哉!しかも一家揃っての招待だったようで、娘と手を繋いで歩くキムタクの姿が目撃されています。この記事では、その様子やネット民の反応についてまとめました。稲葉さんとキムタクが知り合いだったことにビックリ!
Read Article
【稲葉浩志】有名人・芸能人の経年ビフォーアフター画像まとめ【高橋みなみ】
テレビなどで活躍する有名人・芸能人の経年ビフォーアフター画像を集めました。稲葉浩志や高橋みなみをはじめ、様々な芸能人の比較画像を掲載。変貌っぷりに驚かされる人や、子供の頃の面影が感じられる人など、様々な画像を紹介していきます。
Read Article
木村拓哉・工藤静香・B'z稲葉浩志の豪華過ぎるランチ
永遠のアイドル「キムタク」こと木村拓哉、歌手の工藤静香、そして大人気バンド「B'z」のヴォーカル稲葉浩志は家族ぐるみの付き合いがあることで知られている。ときどき家族同士でランチの席を囲んでいるところを目撃され、その豪華すぎる光景を目撃した人がSNSで感動のため息をついている。
Read Article
レスポールを使っているギタリストを画像と共にまとめて紹介!
1952年にギブソン社が製造・販売開始以来、多くのギタリストが愛用している「レスポール」。スタンダード、カスタム、スペシャル、ジュニア、デラックス、スタジオ、クラシックなど様々なモデルが発売された。記事中ではジミー・ペイジ、斉藤和義、松本孝弘、奥田民生、SUGIZOなどレスポールを使用しているギタリストを画像と共に紹介している。
Read Article
イヤイヤ期を乗り越えろ!「心の中の稲葉浩志」に爆笑
Twitterで育児エッセイ漫画を投稿しているブブ(@bopiyopiyo)さんの投稿が話題になった。我が子のイヤイヤ期に立ち向かう母の心境を「B'z」の稲葉浩志のシャウトに乗せる漫画だ。ブブさんの心境に同意する多くのママたちが次々と心の中のアーティストをあげた。
Read Article
目次 - Contents
- B'zの概要
- 来歴
- デビュー前
- デビュー後
- B'zのメンバー紹介
- 稲葉浩志(ボーカル)
- 松本孝弘(ギター)
- B'zの代表曲
- だからその手を離して
- Easy Come, Easy Go!
- LADY NAVIGATION
- ALONE
- BLOWIN'
- ZERO
- 愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない
- Don't Leave Me
- ねがい
- LOVE PHANTOM
- ミエナイチカラ
- Calling
- ギリギリchop
- 今夜月の見える丘
- ultra soul
- 熱き鼓動の果て
- 野生のENERGY
- OCEAN
- 永遠の翼
- イチブトゼンブ
- 有頂天
- RED
- オリジナルアルバム
- RISKY
- IN THE LIFE
- RUN
- LOOSE
- SURVIVE
- ELEVEN
- GREEN
- MAGIC
- EPIC DAY