キングダム(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮などの主要な役者は以降の作品でも続投した。
奴隷の少年信は、「天下の大将軍になる」という夢を共有した親友の漂を殺され、その仇を追う中で秦国の若き王嬴政と出会う。嬴政は政敵に狙われており、漂が彼の身代わりとなって散ったことを知った信は、親友の想いを継いで秦国の闇に立ち向かう。

『キングダム』(実写映画)の概要

『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。実写映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。
キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、山﨑賢人や吉沢亮など主要人物に人気と実力のある役者をそろえたことで注目される。10億円を超える邦画としては類を見ない巨額の製作費でも話題となり、ファンからも業界人からも様々な意味で公開前から期待を集めた。

公開後は実写とCGを巧みに融合させた映像美、古代中国を舞台とした物語の壮大なスケール、そして邦画史上屈指の迫力あるアクションシーンで観客の度肝を抜く。第44回報知映画賞、第43回日本アカデミー賞優秀作品賞、第62回ブルーリボン賞、第10回ロケーションジャパン大賞など数々の映画賞を受賞する快挙を果たし、物語の本来の舞台となる中国の映画界からも「我が国の歴史の物語が日本でこれほどの傑作に仕上がるとは」と絶賛された。
興行収入は57.3億円を記録し、2019年の邦画では最大のヒット作となった。本作の成功を受けて、実写映画としての『キングダム』はさらにシリーズを重ねていった。

奴隷の少年信(しん)は、同じ境遇にして親友でもある漂(ひょう)と「天下の大将軍になる」という夢を共有し、仕事の合間を縫って剣術の修行に励んでいた。ある時、2人の様子を見ていた昌文君(しょうぶんくん)という秦国の重鎮が漂を買い取り、「お前にやってもらいたいことがある」と言って彼を王宮へと連れていく。残された信は、「漂に先を越されたが、自分も必ず出世して追いついてみせる」と1人で修行に打ち込んでいく。
ある晩、その漂が瀕死の状態で信の下に現れる。漂は「この地図の場所にいる人を守ってほしい」と信に託して息を引き取り、信は親友の最期の願いを叶えるため、彼の仇を取るために地図の示した場所へと急ぐ。そこに待っていたのは、漂と瓜二つの容姿を持つ少年だった。

彼こそは秦国の若き王嬴政(えいせい)。嬴政は政敵に狙われており、漂は彼の身代わりとなるために昌文君に雇われたのだった。「お前のせいで漂が死んだ」と激昂する信だったが、嬴政が並みならぬ覚悟で王の務めを果たそうとしていること、漂がその想いに共感して命懸けで彼に尽くしていたことを知ると、親友の想いを継ぐことを決意。嬴政と共に、彼を排除して王位を奪おうとする者たちに立ち向かう。

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『キングダム』(実写映画)のあらすじ・ストーリー

奴隷の少年の夢

春秋戦国時代の中国。奴隷の少年信(しん)は、「天下の大将軍になる」という夢を抱き、これを共有する奴隷仲間にして親友の漂(ひょう)と剣術修行に明け暮れていた。ある時、そんな2人を見掛けた昌文君(しょうぶんくん)という秦国の重鎮が漂を買い取り、「お前にやってもらいたいことがある」と王宮へと誘う。漂は「行くなら信も一緒に」といったんこれを断るが、その信に「こんな機会は2度とない、いつか必ず俺も追いつくから気にするな」と背を押されたことで昌文君の話を受け入れる。
その後信は1人で剣術修行を続けるが、ある晩深手を負った漂が彼の下にやってくる。漂は「ここにいる人を自分の代わりに守ってくれ」と言い残して息を引き取り、信は親友の最期の望みを叶えるため、「ここに行けば漂をこんな目に遭わせたヤツにも会えるのではないか、彼の仇を討てるのではないか」との淡い期待がため、手渡された地図の示す場所へと向かう。

途中野盗たちに絡まれ、その仲間らしい頭からすっぽり蓑笠を被ったような小柄な人物を振り切り、信は地図にあった隠れ家へと辿り着く。そこに待っていたのは、漂と瓜二つの容姿をした気品のある少年だった。彼は秦国の若き王嬴政(えいせい)で、信はここで初めて「漂は嬴政の身代わりになるために雇われた」ことを知る。
「コイツのせいで漂は死んだのか」と信が混乱し困惑する中、嬴政を狙う追っ手がその場に現れる。その口振りからこの男こそが漂に致命傷を負わせた張本人だと理解した信は、死に物狂いで彼に立ち向かい、これを斬り伏せる。

秦国の内乱

秦の王宮では、嬴政とその弟の成蟜(せいきょう)のどちらが新たな王となるかで政争が吹き荒れていた。昌文君が漂を嬴政の影武者にしようとしたのもこのためで、漂はその事情を全て理解した上で嬴政に尽くしていたのだった。「コイツらのどうでもいい事情に巻き込まれて漂は死んだ」と怒りを募らせる信だったが、「俺には王としてやらねばならないことがある。俺のために死んだ全ての者たちに報いるために、まずは王位を取り戻す」と力強く語る嬴政を見て、漂の代わりに彼の行く末を見てみようと考え始める。
王宮から逃亡した嬴政を追うのは漂を斬った男だけでなく、2人は早くも囲まれようとしていた。そこに先刻信が出会った蓑笠の人物が現れ、「秘密の抜け道を教える」と言い出す。蓑笠の中身は河了貂(かりょうてん)という異民族の少女で、もともとむりやり野盗に従わされていたこともあり、信たちの話を聞いて「コイツらについていった方が稼げそうだ」と鞍替えしようとしていたのだった。

河了貂の案内で包囲を突破した信と嬴政は、さらなる追っ手を撃退しつつ昌文君との合流地点を目指す。その中で嬴政もまた信の剣士としての実力と並みならぬ気迫を認め、共に覇道を歩む仲間として認めていく。同じ頃、かつて中華全土に名を馳せた秦国六大将軍の生き残りである王騎が王宮を訪れ、内乱による被害が拡大しないよう取り計らう。秦国内において王騎の影響力は大きく、今は中立を気取る彼を成蟜一派も無視できないでいた。
昌文君は自身の配下を王宮からなんとか脱出させていたが、勢力としては少数で、成蟜の一派と戦うには力不足だった。これをどう補うかという難題に直面した一行は、「山岳地帯に暮らす異民族“山の民”を味方につける」という嬴政の策を進めていく。

山の民との接触

山の民と秦国はかつて友好的な関係にあったが、どちらが悪いとも言い切れない諍いの末に戦となり、おびただしい流血の果てに決別したという歴史を持っていた。彼らを説得して味方につけるべくその領地へと向かった一行は全員が見つかってしまい、「戦いに来たのではない」との嬴政の命令に従いおとなしく捕まることとなる。
山の民の王楊端和(よう たんわ)の前に引き出された信たちは、「秦国の王位を取り戻すために力を貸してほしい」と訴える。楊端和はこれを一笑に付し、「かつて山の民を裏切った秦のために我らが血を流すことなどありえない」と告げる。

しかし嬴政は、「過去に悲劇があったのは事実だが、いつまでも憎しみを抱いたままでいいとは互いに思っていないはず。この中華から全ての争いを無くすために、秦と山の民の新しい歴史を今から作っていくことはできないか」と言葉を続ける。信も「1度はお前たちの先祖も夢見た“他民族と歩む世界”を、自分たちの手で受け継いでみようとは思わないのか」と懸命に語り掛け、“過去の軋轢を抱えて憎み合うのではなく、共に未来の平和を作ろう”という嬴政の理想に感銘を受けた楊端和は、彼と同盟することを決意する。
かくして嬴政一派は山の民の戦士たちを味方につけることに成功し、いよいよ王宮の奪還に乗り出す。様子見に徹している国内の大多数の勢力と、外遊に向かった別の政敵が密かに注目する中、秦国と中華の未来を決める戦いが始まろうとしていた。

王宮の決戦

信たちが立てた作戦は、嬴政と山の民が同盟を組んだことを成蟜がまだ知らない」ことを利用して、「同盟したい旨を伝えて山の民の戦士を王宮内に侵入させ、彼らとそこに混じった嬴政が囮となって暴れている内に、信を含む精鋭部隊が成蟜を捕らえる」というものだった。危険はあったが、数で上回る成蟜一派に勝つには他に手が無いのも事実だった。
城の前に現れた楊端和と山の民の戦士団を見て成蟜は驚くが、彼女たちから同盟を持ちかけられると「嬴政との戦いをさらに優位に進められる」と考えて城門を開く。首尾よく場内に進入した山の民の戦士たちは暴れ出し、その中に自ら剣を取る嬴政がいることに気付いた成蟜一派の兵士たちがこれに殺到。信は勝手についてきた河了貂や精鋭の戦士たちと共に、抜け道を通って成蟜の下へと向かう。

成蟜の用意した猛者たちが次々と立ちはだかり、仲間が1人また1人と倒れる中、信は怪物じみた巨漢や名の知れた人斬りをも倒して成蟜を追い詰める。嬴政たちも多勢に無勢で苦戦していたが、先に成蟜が捕らえられたことで間一髪の勝利を収める。
数を頼みとする成蟜一派はなお戦おうとするが、ここに王騎が現れ、「これ以上は他国を利することにしかならない」と内乱の終結を宣言。異論がある者は自分と自分の部下たちが相手をすると脅され、精魂尽きかけていた成蟜一派もついに敗北を受け入れる。

王騎は嬴政の奮闘を称賛する一方で、「そうまでして秦の王となり、いったい何をするつもりなのか」と彼に問いかける。嬴政は「国がいくつもあるから争いが無くならない。自分が中華の統一王となることで、この世から全ての争いを無くす。そのためにどれほどの血が流れようと、決して歩みを止めない」と言い切る。王騎が嬴政の果てしない夢に感嘆する中、信もまた“漂がなぜこの男に命懸けで尽くそうとしたのか”を理解し、憧れると共に「自分だって負けてはいられない」との想いを強くする。
かくして嬴政は秦の王位を取り戻し、再び覇道を歩み始める。昌文君はその後も嬴政に忠節を尽くし、王騎は若い世代の活躍を喜びつつ自身の領地へと戻る。王宮での戦いを生き延びた河了貂は、嬴政からたっぷり褒美をもらう一方で「バカ過ぎて放っておけない」と信と行動を共にするようになる。信は漂と共に抱いた「天下の大将軍になる」という夢を叶えるため、嬴政と共に中華統一の夢を追うため、兵士として戦に出ることを決意するのだった。

『キングダム』(実写映画)の登場人物・キャラクター

信(しん/演:山﨑賢人)

奴隷の少年。「天下の大将軍になる」という夢を抱き、同じ境遇で親友でもある漂と共に剣術修行に明け暮れていた。
嬴政と出会い、その果てしない理想と漂が彼に尽くした理由を知り、今度は自身が支えようと考える。奴隷出身なので学は無く考えることも苦手だが頭が悪いわけではなく、山の民の説得の場面では彼なりに噛み砕いた形で嬴政の目指す理想を語って聞かせている。

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嬴政(えいせい/演:吉沢亮)

秦国の若き王。腹違いの弟である成蟜との政争によって王宮を追いやられ、反撃の機をうかがう。
年齢は信と同程度だが、王としての覚悟と風格を備えた傑物。冷酷なようだが心の内には熱いものを秘めており、次第に信のことを友として仲間として認めていった。

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漂(ひょう/演:吉沢亮)

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向(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

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向(こう)とは『キングダム』に登場する宮女であり、秦国大王・嬴政(えいせい)の正妻である。貴族の家柄の出身では無いため、後宮で雑務を行い、同じ宮女である親友の陽(よう)と共に支えあいながら生活していた。向はある日、伽を任された事で嬴政と出会う。二人の関係が進展したのは、向が剣で重傷を負わされた事件の際に、嬴政が国内最高の医術を持って向の治療を行った時である。その後、向との間に誕生した娘には麗(れい)という名を付けた。向が麗を身篭った際には国を挙げて三日三晩祝いの宴が開催された。

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流星の絆(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

流星の絆(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『流星の絆』とは、東野圭吾の同名小説『流星の絆』が原作となったミステリードラマである。子どものころに両親を殺された三兄妹が復讐を誓い、真犯人にたどり着くまでを描く。2008年10月から12月に、TBS系22時からの金曜ドラマ枠で放送された。脚本は宮藤官九郎が手掛け、基本のストーリーは守りつつも青春ドラマ的な要素やコメディー的な要素が加わったことで、原作とは大きく異なる世界観となっている。主役の三兄妹を二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香が演じる。

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廉頗(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

廉頗(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

廉頗(れんぱ)とは『キングダム』に登場する武将で、趙国を象徴する大将軍「趙国三大天」の一人。「趙国三大天」は『キングダム』の話中で重要な存在でもある「秦国六大将軍」と肩を並べ、伝説的な存在。廉頗は自らを「戦が廉頗のすべてだ」と称する程、戦場に生きる将である。自身も最強を誇る力の持ち主だが、更に直属の配下に「廉頗四天王」と呼ばれる介子坊(かいしぼう)・輪虎(りんこ)・姜燕(きょうえん)・玄峰(げんぽう)といった将軍を従えている。廉頗は趙国から魏国へ亡命し秦国軍と激戦の後、楚国へ亡命している。

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李牧(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

李牧(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

李牧(りぼく)とは『キングダム』に登場する武将で、新趙国三大天の一人であり、主人公の信(しん)と敵対する武将の中でも最強最大の武将である。知略に優れた軍略家の側面が強いが、数え切れない程の戦場をくぐり抜けて来た武人でもある。秦国六大将軍である王騎を討ち取る策を立て成功せる等、趙国での功績は大きく、丞相も努める。周囲には常に敬語を使う柔らかい雰囲気を醸し出す。戦が嫌いと言い、戦で無駄な死者を出す事を嫌う。しかし、秦国を滅ぼすために各国と結託して合従軍を決起する等、武人としての厳しさも併せ持つ。

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呂不韋(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

呂不韋(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

呂不韋(りょふい)は『キングダム』の登場人物で、秦国で強大な力を持つ実力者。元々は一介の商人だったが、趙国の人質となっていた秦の皇太子をサポートしたことで秦国の相国まで登り詰めた。蓄えた財力で優秀な人材を自身の下に置き、秦国最大の勢力を有する。若き王・政と勢力争いを繰り広げており、王座転覆を狙っている。政の王としての素質に共鳴して腹心の昌平君(しょうへいくん)が裏切ったこともあり、呂不韋の思惑は失敗し、政が権力争いに勝利する。その後隠居していたが、影武者を立てて表向きは死亡し、逃亡した。

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録嗚未(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

録嗚未(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

録嗚未(ろくおみ)とは『キングダム』の登場人物で秦国の武将。元は王騎軍第1軍長を務めており、王騎の死後は、それを継いだ騰の配下として力を振るう。王騎、騰に次ぐ王騎軍ナンバー3の実力を持つ。馬陽編では王騎の訃報を聞いて激昂し、万極軍に大打撃を与えた。著雍の戦いで将軍に昇進しており、飛信隊・玉鳳隊と共に魏軍本陣を陥落させるための3主攻の1つを任された。性格は極めて短気で激昂しやすいが情に熱い一面も持つ。そのキャラクターもあってか、騰からイジられることが多い。

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コンフィデンスマンJP -ロマンス編-(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

コンフィデンスマンJP -ロマンス編-(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』とは2019年に公開された、詐欺師をテーマにした映画作品。東京ドラマアウォードなどの賞を受賞した、総合視聴率15.1%の人気テレビドラマを映画化した1作目。大ヒットした痛快エンターテインメント映画で、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)が、悪い奴から詐欺で大金を巻き上げるストーリー。今回のおさかな(ターゲット)はラン・リウ。恋愛詐欺師のジェシーと日本のゴットファザーの赤星も加わり、香港を舞台にコンゲームを繰り広げる。

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