嘘喰いの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『嘘喰い(うそぐい)』とは、『週刊ヤングジャンプ』連載の迫稔雄による漫画作品。主人公の天才ギャンブラー斑目貘と、あらゆる勝負事を取り仕切る裏の組織である倶楽部「賭郎」を中心に繰り広げられるギャンブル漫画。作中オリジナルのギャンブル・ゲーム、その中で展開される心理戦・格闘シーンが特徴。独特な世界観の中で個性的なキャラクターが発するセリフには名言も多い。
『嘘喰い』の概要
『嘘喰い』とは、「集英社」発行の『週刊ヤングジャンプ』で2006年24号から連載開始された迫稔雄による漫画作品。主人公の天才ギャンブラー斑目貘と、ありとあらゆる勝負事を取り仕切る裏の組織である倶楽部「賭郎」を中心に繰り広げられるギャンブル漫画。
作中では「セブンポーカー」等の実在するギャンブルはもちろん「廃ビル脱出ゲーム」「首吊り遊戯ハングマン」など作中オリジナルのギャンブル・ゲームによる命懸けの戦い、その中で主人公斑目貘やその仲間たちが繰り広げる高度な駆け引き・心理戦、要所で展開される格闘シーン、「賭郎」立会人夜行妃古壱などの個性的かつ魅力的なキャラクターなど様々な要素の魅力がある。そのためギャンブル漫画でありながらファンの間では「嘘喰い最強(格闘)キャラ論争」が展開されており、作中で新しい立会人が登場するたびにそのキャラクターにファンの注目が集まっている。独特な世界観の中で個性的なキャラクターが発するセリフには名言も多い。
「ジョジョの奇妙な冒険」の作者荒木飛呂彦も本作を高く評価しており単行本3巻の帯コメントでは「まさに奇妙なサスペンスの最高峰とはこのマンガのことだ!!!」と賛辞を送っている。2013年の単行本30巻突破記念企画、2016年の連載10周年記念企画では荒木が嘘喰いを描いている。またヤングジャンプ2016年24号誌上で実写版映画の企画が進行中と発表された。
『嘘喰い』のあらすじ・ストーリー
闇金に手を出して追い回される日々を送っていたお人好しで気弱な青年・梶隆臣(かじ たかおみ)は、パチンコ店でスロットに苦戦していた自称ギャンブラーの斑目貘(まだらめ ばく)にアドバイスをしたことがきっかけで借金返済を貘に手伝ってもらうことになる。
パチンコのような機械仕掛けのギャンブルはからっきしという貘だったが、闇カジノでディーラーの心理・行動を巧みに操りルーレットで梶に大勝ちさせる。更には梶に違法な金利で金を貸していた闇金業者を欺き借金をチャラにした上に金を巻き上げる。
貘の正体は人対人の騙し合いでは相手の嘘を見抜き喰らい尽くす天才ギャンブラー「嘘喰い」(うそぐい)だった。そして彼には、ありとあらゆる勝負(ギャンブル)を取り仕切りその賭けの代償がたとえ命であろうとも確実に取り立てる裏の組織「賭郎」(かけろう)との深い因縁があった。
一度は失敗に終わった、命を含めた己の全てと賭郎の全実権とを賭けた勝負「屋形越え」(やかたごえ)に再び挑むため「嘘喰い」の新たな戦いが始まる。
斑目貘の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「あんた、嘘つきだね」
主人公、斑目貘の決め台詞。相手との戦いで相手の嘘を見抜き、喰らい、勝利が決まった時にこの台詞が出る(まだ勝敗が決していない時点で言う場合もある)。
他の漫画で主人公が「嘘つき」という言葉を使うのは敵の卑怯な手口に騙され窮地に追い込まれた時や信頼していた仲間に裏切られた時等が多いが、この漫画では「あんたの嘘は全て喰った(見破った)よ」という完全勝利宣言であるところが痛快でありこの漫画の真骨頂でもある。
「金に魔力を感じるな! 金は…金だ! ライターの火で燃える紙切れ 血…肉通う命より薄っぺらいんだ」
廃ビル脱出勝負に勝利し3千万という大金を手にして平静を保つことができない梶に貘がかけた言葉。
貘と行動を共にすることになってからそれまでは想像もできなかった額の現金を手にすることになった梶だが、貘は金に心を乱されるなと諭す。命懸けの戦いで莫大な金額の金を手に入れ続ける貘だがそれはあくまで「屋形越え」という己の目的を果たす為の手段、過程に過ぎないのである。
こののち、梶は大金はもとより命をも賭けた大勝負を貘の助けなしで随所で繰り広げ、ギャンブラーとしても人間としても成長していく。
「強さが常に最良とは限らないんだよ」
少年時代の斑目貘が賭郎立会人の伽羅(きゃら)と初めて出会った日に伽羅に向けて放ったセリフ。
貘と政治家のギャンブル勝負に立会人として呼ばれた伽羅は、当初圧倒的に勝っていた(おそらく億単位)貘が最終的には一千万程度の勝ちで終わったことで運に嫌われたなと同情の言葉をかける。だが貘は財力も権力もない今の自分が大勝ちのままで終われば政治家に殺されることを察知し、一千万の勝ちで終わるように意図的に負けていたのだった。
命懸けの勝負ではただ強さを誇示するだけでは生き残れないという生粋のギャンブラー貘ならではの持論だが、賭郎立会人屈指の武闘派である伽羅にとっては己の強さこそが全てであり、自分には当てはまらないと考えていたと思われる。
その後賭郎を抜け貘とも袂を分かつことになった伽羅は貘のボディーガード・戦闘要員であるマルコと戦うことになり、圧倒的な強さでマルコを追い詰める。だが窮地に追い込まれたマルコが覚醒し、その力の前にKOされる。朦朧とする意識の中で伽羅は貘の言葉を思い出す。自分の強さがマルコの新たな力を呼び覚ますことになり結果として自分が敗者となったことで「強さが最良とは限らないとはこういうことだったのかと」貘の言葉の意味を理解したのではないかと思われる。
夜行妃古壱の名言・名セリフ/名シーン・名場面
愚かな…ギャンブルとはカジノや競馬などと言ったことではない 生物にとって「生」とは勝利… 生きる事自体が勝利であるならば人生とは勝負の連続… すなわち すべてがギャンブル
「廃ビル脱出勝負」で勝負の立会人を務める賭郎立会人・夜行妃古壱(やこうひこいち)が心の中で呟いたセリフ。
貘と梶の2人が廃ビルから脱出すれば貘たちの勝利、脱出を阻止すれば廃ビルのオーナー九重太郎(ここのえたろう、通称Q太郎)の勝利というルールでの戦いに丸腰で挑む貘と梶に対してQ太郎は銃やナイフで武装させた部下を多数潜ませている事を2人には隠しており、名うてのギャンブラー(カジノや競馬の手練れ)であろうと丸腰の2人が武装した集団に勝てるはずがないとQ太郎は自らの勝利を疑わなかった。
だが貘の正体を知る夜行はそんな狭い領域のギャンブルではなく生きるか死ぬかの勝負(ギャンブル)でも天才である貘を相手に、勝負に勝つことよりも相手をじっくりとなぶり殺しにする欲望を満たすことを優先しているQ太郎では勝ち目はないと確信した。
そしてQ太郎は夜行の確信通り貘の知略の前に次々と部下を倒され勝負に敗北し失意の最中に、突如現れたQ太郎を敵対視する暴力団鞍馬組の女組長・鞍馬蘭子(くらま らんこ)に殺害され最後を遂げるのである。
この惑星(ほし)は暴力を中心に廻っている 暴力こそ生(せい)
こちらも「廃ビル脱出勝負」で勝負の立会人を務める夜行妃古壱が心の中で呟いたセリフ。
貘の知略の前に次々と部下を倒され追い込まれたQ太郎は切り札として自らの息子「マルコ」(実の子ではなく傭兵時代に襲撃した集落から略奪した少年)を殺人鬼「ロデム」として差し向けその恐るべき「暴力」で逆に貘たちを追い詰める。
殺人鬼「ロデム」はQ太郎が伝授した殺人術と過剰な投薬実験によって偶然生まれたマルコの別人格だった。血のつながりがないとはいえ息子であるマルコにどんな副作用があるかもわからぬ実験を繰り返したQ太郎を夜行はただの外道と蔑む。一方で、ロデムの強固な「暴力」によって「ただの外道」であるQ太郎が街で絶大な権力を保持しているという事実は認めざるを得ないのであった。
作中を通してもギャンブル(ここではカジノや競馬等の狭義のギャンブルを指す)にたとえ勝っても、不正への抑止力としての暴力を有しなければ「力なき勝者」として消される(命を奪われる)として、心理戦が戦いのメインでありながらも暴力にも重点が置かれている。廃ビル脱出勝負ののちに貘の仲間となるマルコを中心とした格闘シーンが要所で繰り広げられておりファンの間でも「嘘喰い最強キャラ論争」が展開されている。
能輪美年の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「おたくもついでに鑑定じゃ おっ? おーおー スゴイよー おたくはスゴイ 100円なり!」
Related Articles関連記事
嘘喰い(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『嘘喰い』とは、2006年から2018年までに迫稔雄が『週刊ヤングジャンプ』にて連載していた漫画及びそれを題材としたアニメ、映画作品である。相手のイカサマ(嘘)を利用し勝利する様から「噓喰い」の2つ名を冠する天才ギャンブラー・斑目貘が、智力と暴力の入り乱れる命懸けのギャンブルに挑む姿を描く。ギャンブルシーンの高度な駆け引きと読み合いの最中に行われるキャラクター同士の激しい格闘も人気を博しており、ギャンブル漫画としてもアクション漫画としても読み応えのある非常に重厚な内容の漫画である。
Read Article
B'z(ビーズ)の徹底解説まとめ
B'z(ビーズ)とは、ギタリストの松本孝弘とボーカリストの稲葉浩志からなる日本の音楽ロックバンドである。1988年に結成後、数多くのヒット曲を生み出し、CD総売り上げ枚数やミリオン獲得数も記録的な数字を誇る。常に日本音楽界をリードしている重鎮的バンドである。
Read Article
白石麻衣(乃木坂46)の名言・迷言・発言まとめ
白石麻衣は日本のアイドルグループ「乃木坂46」の第1期メンバー。デビュー・シングル『ぐるぐるカーテン』から卒業シングルである25枚目『しあわせの保護色』まで全て選抜入り、そして選抜フォーメーションの1、2列目から成る福神から落ちることが一度もなかった。2017年2月7日に出版された2ndソロ写真集『パスポート』は記録的な売上を記録し、社会現象にまでなった。まさに乃木坂46の顔的存在のメンバーだった。2020年10月28日、乃木坂46を卒業。卒業後は女優として活躍している。
Read Article
君と世界が終わる日に(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『君と世界が終わる日に』とは、2021年1月から3月まで日本テレビでドラマ放送された、竹内涼真主演のゾンビサバイバルドラマである。物語は主人公の間宮響が恋人の小笠原来美を探しながら、生存者たちと一緒にウイルスに感染した人間のゴーレムと戦い、ゴーレムのいない安全な場所を目指して旅するストーリーである。人間を襲うゴーレムを倒しながら、生存者たちの仲間の絆が深まっていき、みんなで助かろうと一生懸命に生きる姿を見られるドラマ。主人公の間宮響の諦めの悪い性格や襲ってくるゴーレムとの闘いも見どころのひとつ。
Read Article
TOKYO MER(走る緊急救命室)のネタバレ解説・考察まとめ
『TOKYO MER(走る緊急救命室)』とは、2021年7月から9月まで放送された本格救命医療ドラマ。都知事の号令で東京海浜病院内に設置された、試験運用中の救命救急プロフェッショナルチームTOKYO MER。最新の医療機器とオペ室を搭載したERカーで、危険な重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者に救命処置を施すチームの活躍を描く。一人も死者を出さないことが、彼らに課されたミッションである。コロナ禍で新型コロナウイルスとの闘いを続ける医療従事者に感謝の意を込めたドラマとして放送された。
Read Article
あなたの番です(あな番)のネタバレ解説・考察まとめ
『あなたの番です』とは、日本テレビ系にて2019年4月から9月まで放送された全20話のミステリードラマである。キウンクエ蔵前というマンションに引っ越してきた新婚夫婦が「交換殺人ゲーム」に巻き込まれる姿を描いたミステリードラマで、企画・原案は秋元康。第1章、第2章で構成された2クール半年間に渡って放送され、テレビ放送と連動して、『扉の向こう』というスピンオフがHuluにて独占配信されている。
Read Article
リング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『リング』とは1998年より作家鈴木光司が出版した小説を映像化した映画作品。この作品はジャパニーズホラーのブームの火付け役となった。主演は松嶋菜々子、真田広之。主人公・浅川玲子が元夫の高山竜司と共に「一度見たら死ぬ」という呪いのビデオを見てしまう。二人は呪いから逃れるために呪いのビデオの謎に迫る。
Read Article
リング2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『リング2』とは1992年に公開された日本のホラー映画。前の年の劇場版『リング』の続編であり、映画版オリジナルストーリー。『リング』の正規の続編として『らせん』があるが、本作はもう一つの続編として異なる展開を見せるパラレルワールドとして描かれている。前作『リング』のホラー感を継承し、より恐怖を感じさせる映像が増した。亡くなった恋人、高山竜司の死の謎を解く、高野舞。未だ続く「呪いのビデオ」の呪縛。犠牲者が増える一方で、浅川玲子の遺児・陽一を守り奮闘する。貞子の呪いから逃れることはできるのか。
Read Article
ダメな私に恋してください(ダメ恋)のネタバレ解説・考察まとめ
「ダメな私に恋してください」とは、中原アヤによる日本の漫画作品。集英社「YOU」にて掲載された。単行本全10巻。29歳独身、無職で貢ぎ体質の柴田ミチコが大嫌いだった元上司・黒沢歩の力を借りて人生をリセットする物語。 2016年1月に日本テレビにて、深田恭子主演でテレビドラマ化された。
Read Article
マスカレード・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マスカレード・ホテル』とは、東野圭吾が書いた人気小説『マスカレード・ホテル』を原作とした大ヒット映画である。木村拓哉主演の映画で、長澤まさみや小日向文世、渡部篤郎など豪華キャストがそろっている。物語は予告連続殺人事件の捜査のために、警視庁の刑事たちがホテル・コルテシア東京に潜入捜査をする。エリート刑事の新田はフロントクラークとして同じホテルの仕事をする山岸と共に、次々とホテルに来る怪しい宿泊客の対応をしていく。誰が殺人事件を起こそうとしている犯人なのかを突き止めていくミステリー映画。
Read Article
WATER BOYS 2(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『WATER BOYS 2』とは、2004年7月にフジテレビ系で放送されていた青春ドラマで、2003年に放送されたドラマ『WATER BOYS』の続編である。脚本は橋本裕志と中谷まゆみが手掛ける。主演は市原隼人。その他、中尾明慶や斎藤慶太などが出演している。3年前に共学になったばかりの元女子高に転校してきた元水泳部員の水嶋泳吉が、山本洋介と共にシンクロ部を設立する。彼らは様々な問題に直面するも、夢に向かって奮闘していく。本作の平均視聴率は16.8%を超え、大きな反響を呼んだ。
Read Article
烈車戦隊トッキュウジャー(TQG)のネタバレ解説・考察まとめ
『烈車戦隊トッキュウジャー』とは、東映制作のスーパー戦隊シリーズ第38作品目の特撮ドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーロー名である。2014年2月から2015年2月に放送された。モチーフは列車や鉄道で、「勝利のイマジネーション」がキャッチコピー。闇の皇帝の復活と世界を闇で支配することを目論むシャドーラインと、夢見る力であるイマジネーションを原動力としたレインボーラインの戦士達が平和のために戦う物語である。
Read Article
ひるなかの流星(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ひるなかの流星』とは「やまもり美香」による漫画作品。 2017年には、永野芽郁・三浦翔平・白濱亜嵐らによって実写映画化された。 主人公の与謝野すずめは、転校先の担任である獅子尾五月と関わっていくうちに、獅子尾に惹かれるようになる。 一方で、転校先のクラスメイトであり、すずめの初めての友達である馬村大輝はすずめに惹かれるようになる。 かわいいイラストで甘酸っぱい三角関係が描かれている。
Read Article
仮面ライダーフォーゼ(Fourze)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーフォーゼ(Fourze)』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で2011年9月4日から2012年8月26日まで全48話放送された。平成仮面ライダーシリーズ第13作目にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品である。天ノ川学園高校に転校してきた如月弦太朗(きさらぎげんたろう)は、学校を荒らす怪人「ゾディアーツ」から生徒を守るために「仮面ライダーフォーゼ」に変身し、宇宙のパワーで戦う、近未来を舞台に繰り広げられる青春学園物語である。
Read Article
ATARU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ATARU』とは、2012年にTBSで日曜21時に放送された、櫻井武晴が脚本を手掛けたドラマ。主演は中居正広。その他、北村一輝や栗山千明などが出演している。サヴァン症候群で特殊な能力を持った謎の青年・アタルが、警察と一緒に難事件を解決していく推理ミステリードラマである。2013年に公開された映画では、アタルと同じサヴァン症候群の女性が現れ、アタルが彼女の起こした事件に巻き込まれていく。
Read Article
カムカムエヴリバディ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。
Read Article
Night Doctor(ナイト・ドクター)のネタバレ解説・考察まとめ
『Night Doctor(ナイト・ドクター)』とは、2021年6月から9月にフジテレビ系”月9”枠で放送された、若き医師達の葛藤と成長を描いた医療系テレビドラマである。主演は本作が月9初出演・初主演の波瑠が務めた。医師の働き方改革に伴い、柏桜会あさひ海浜病院では試験的に夜間勤務専門の救急医”ナイト・ドクター”制度を始めた。ナイト・ドクターとしてそこに集まったのは年齢も性格も価値観も異なる5人の医師だった。夜は医師として命に、昼はそれぞれの人生に向き合う医師達を描いた青春群像医療ドラマ。
Read Article
行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号のネタバレ解説・考察まとめ
『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』とは、スーパー戦隊Vシネマの帰ってきたシリーズの5作目に制作された映像作品である。シャドーラインとの最終決戦から10年後の2025年。大人になったトッキュウジャー5人の前に、倒したはずのシャドーラインが現れる。しかし大人になりイマジネーションを失い、戦うことができない5人は逃げる事しかできなかった。さらに突然2017年へタイムスリップしてしまう。子どもの自分達との交流の中でイマジネーションが何かを思い出し、取り戻していく。
Read Article
キセキ -あの日のソビト-(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キセキーあの日のソビトー』とは、大ヒット曲を数々生み出したGReeeeNの結成と「キセキ」という楽曲の誕生秘話を描いた映画である。 音楽に挫折した兄のジンは、歯科医師を目指す弟のヒデの音楽の才能に気づき、ヒデの音楽活動を支えることにした。 父親である誠一のような医者を目指していたヒデは、歯科大学の仲間と共に顔を出さない音楽グループGReeeeNを結成する。 そんな2人の主人公と音楽を認めない誠一との葛藤を実話を元にしたストーリー。
Read Article
VIVANT(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『VIVANT』とは、は2023年7月から同年9月までにTBS系「日曜劇場」枠で放送されたアドベンチャードラマ作品。サラリーマンの乃木憂助は、自身にかけられた誤送金の疑いを晴らすためバルカ共和国に向かう。バルカの地で乃木を巻き込んだ自爆テロ事件は、やがて暗躍する国際テロ組織、そして乃木の正体へと繋がっていく。国内外から集結した豪華俳優陣やモンゴルで撮影された大スケールの映像、そして、予想を超える展開が連続するストーリーが見どころとなっている。
Read Article
トドメの接吻(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『トドメの接物』とは、日本テレビ系で2018年に放送されたテレビドラマ。主人公の堂本旺太郎が、謎の女とキスをする度にタイムリープをする現代ファンタジーである。主演は山崎賢人、共演は門脇麦や新田真剣佑、新木優子、菅田将暉など、人気俳優が名を連ねた。タイムリープのためだけだったキスが、愛のあるものに変化していくところが見どころである。
Read Article
風間公親−教場0−(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『風間公親−教場0−』とは長岡弘樹の小説『教場シリーズ』を原作としたサスペンスドラマであり、本作の放送以前にはスペシャルドラマとして『教場』『教場II』が放送されている。 本作の主人公である風間公親(かざまきみちか)が様々な事件を通して犯人と指導していく新人刑事たちの本質を見抜いていくものであり、風間が新人刑事たちとどう向き合うかが注目となっている。 適性のない人間を容赦なく切り捨てる最恐の教官はなぜ誕生したのか、風間公親の刑事時代と過去が描かれる。
Read Article
花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜(2007年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』とは、2007年7月から放送されたフジテレビのドラマである。中条比紗也の漫画作品『花ざかりの君たちへ』が原作。主演は堀北真希である。帰国子女の芦屋瑞稀は、中学時代に高跳びの選手である佐野泉のファンになるが、彼はある事件をきっかけに跳ぶことをやめていた。瑞稀は佐野をもう1度跳ばせるために男子に成りすまし、彼の通う全寮制男子校への編入を決意する。主人公とイケメンたちの甘酸っぱい青春物語が見どころ。本作は最高視聴率21%を記録し、大ヒットした。
Read Article
インシテミル(7日間のデス・ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』とは、米澤穂信のミステリー小説『インシテミル』の映画化作品。監督は中田秀夫で、2010年に劇場公開された。 高額な時給に釣られ、ある実験に参加するために「暗鬼館」に集まった男女10人。実験終了まで何事もなく過ごそうと取り決める参加者たちだったが、2日目に死者が出てしまったことから互いに疑心暗鬼になり、次第に混乱していく様子が描かれている。閉鎖的な空間で巻き起こる生き残りをかけたデス・ゲームが見所の作品である。
Read Article
どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である
Read Article
スマホを落としただけなのに(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『スマホを落としただけなのに』とは、志駕晃(しがあきら)のミステリー小説および、中田秀夫が監督を務めたミステリー映画である。原作は第15回『このミステリーがすごい!』大賞で最終候補に残った人気シリーズだ。賞には落選したが、編集部推薦の「隠し玉」としてシリーズ化され、全3巻が刊行された。 主人公の麻美の彼氏である富田がスマホを落とした日から、麻美の周囲で不可解な出来事が起こり始める。やがて事態はネットに留まらず連続殺人事件、そして麻美の秘密をも暴いていくことになる。
Read Article
青の帰り道(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『青の帰り道』とは藤井道人が監督、おかもとまりが原案を務め、2018年に公開された青春群像映画。 歌手を夢見て上京するカナ。東京の大学へ進学しカナと暮らすキリ。浪人生活を送るタツオ。地元でアルバイトをするリョウ。できちゃった婚をするマリコとコウタ。東京で大学デビューを果たすユウキ。群馬県前橋市で高校卒業した仲良し7人グループの、2008年から2018年の10年間が描かれており、実際に起こった政権交代、東日本大震災などの、日本社会の大きな出来事と共に進んでいくリアルなストーリーが魅力。
Read Article
麒麟がくる(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『麒麟がくる』とはNHK大河ドラマの59作目として、2020年1月19日から2021年2月7日まで放送された作品である。裏切り者や悪人として描かれてきたことの多い明智十兵衛光秀(あけちじゅうべえみつひで)を主人公にしている。平和な世の中になると現れる「麒麟(きりん)」を呼べる人物を探しつつ足利義昭(あしかがよしあき)や織田信長(おだのぶなが)に仕え、戦のない大きな国を作ろうとする十兵衛の一生が描かれている。定説とは全く正反対の側面から描かれた十兵衛や、戦国武将たちの姿が見どころの1つである。
Read Article
真夏のシンデレラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『真夏のシンデレラ』とは真夏の海が舞台の男女8人の恋愛模様を描いたラブストーリードラマで、2023年7月から放送された。主人公は蒼井夏海。家計が苦しいので、自分の時間を犠牲にして働いている女の子だ。真逆の環境でお金持ちの家に生まれた水島健人との恋の行方も目が離せない。異なる環境で育った8人が目には見えない格差を感じながら、自分が置かれている環境で奮闘していく。人の温もりやトキメキを感じ胸を焦がす展開に注目。
Read Article
るろうに剣心 最終章 The Beginning(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の“追憶編”と呼ばれる中編エピソードを原作とする実写映画。剣心の人斬り時代の苦悩と絶望と喪失が描かれている。2012年から始まった「実写版るろうに剣心」の最後を飾る作品。 時は幕末。維新志士の剣心は幕府要人を次々と暗殺し、最強の人斬りと称されるも、「自分の行いは本当に正義なのか」と悩み続けていた。そんな折、剣心は雪代巴という少女と出会い、彼女との交流の中で本来の己を取り戻していく。
Read Article
キングダム(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮などの主要な役者は以降の作品でも続投した。 奴隷の少年信は、「天下の大将軍になる」という夢を共有した親友の漂を殺され、その仇を追う中で秦国の若き王嬴政と出会う。嬴政は政敵に狙われており、漂が彼の身代わりとなって散ったことを知った信は、親友の想いを継いで秦国の闇に立ち向かう。
Read Article
DCU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『DCU』とは2022年1月よりTBS日曜劇場で放送された水中捜査を行うスペシャリスト集団「DCU」を舞台にしたオリジナルドラマである。海上保安庁に新設されたDCU(潜水特殊捜査隊)の隊長、新名正義に影響され、個性豊かなメンバーが成長する姿を描く。ハリウッドで活躍されているクリエーターとのコラボ制作で映像にも迫力がある。海上保安庁の全面協力のもと、巡視船や基地での撮影、演技指導、プロである彼らの監修で緊迫感のなかにもリアリティと爽快感を感じさせるストーリーとなっている。
Read Article
きみの瞳が問いかけている(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『きみの瞳が問いかけている』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画である。監督は三木孝浩で、2011年の韓国映画『ただ君だけ』のリメイク版として制作された。日雇いの仕事で食いつないでいた元ボクサーの篠崎塁は、ひょんなことから目が見えない柏木明香里と出会う。次第に惹かれ合い交際を開始する2人だったが、塁と明香里の過去にはある残酷な真実が秘められていた。この作品は、過酷な運命の中でも互いを想い合う気持ちを貫き通し、やがて奇跡を起こす男女の姿を描いた物語となっている。
Read Article
るろうに剣心 最終章 The Final(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『るろうに剣心 最終章 The Final』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の長編エピソード「人誅編」を原作とする実写映画。伝説の人斬り緋村剣心と、姉の仇として彼を狙う復讐鬼の壮絶な戦いを描く。人気キャラクターの瀬田宗次郎がサプライズ出演したことで話題となった。 強敵との戦いを終えて、未来を見守り始めた剣心の前に、雪代縁という男が現れる。縁は剣心が誤って斬殺したかつての妻の弟で、姉の復讐のために東京を火の海に沈め、剣心を追い詰めていく。
Read Article
日日是好日(エッセイ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『日日是好日』とは、森下典子の自伝エッセイを大森立嗣が監督した2018年公開の日本映画である。主演の典子役を黒木華、典子と一緒にお茶を習う従姉妹の美智子役を多部未華子、そして茶道の武田先生役を樹木希林が演じた。二十歳の典子は母の勧めで、従姉妹の美智子と近くの茶道教室に通う。茶室に掲げてある「日日是好日」の書の額。茶道を習いながら、就職に挫折、失恋、別れなどを経験をした典子は、二十四年経ってその書の本当の意味を感じる。茶道を通して語られる典子の成長物語でもあり、その体験は精神の大冒険でもある。
Read Article
蜜蜂と遠雷(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『蜜蜂と遠雷』とは、恩田陸による青春群像劇をテーマとした長編小説であり、またそれを原作とした皇なつきを作画とするコミカライズ作品、そして石川慶監督による実写映画作品である。劇場公開は2019年。 映画作品では、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士が才能のあるピアニストをそれぞれ演じ、ピアノの天才達が集う芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む。一次予選、二次予選を突破し、本選に出場しようと努力するコンテスタントたちの戦いが描かれている。彼らの音楽に対する想いや苦悩、葛藤が演奏を通して見えてくる。
Read Article
目次 - Contents
- 『嘘喰い』の概要
- 『嘘喰い』のあらすじ・ストーリー
- 斑目貘の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「あんた、嘘つきだね」
- 「金に魔力を感じるな! 金は…金だ! ライターの火で燃える紙切れ 血…肉通う命より薄っぺらいんだ」
- 「強さが常に最良とは限らないんだよ」
- 夜行妃古壱の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 愚かな…ギャンブルとはカジノや競馬などと言ったことではない 生物にとって「生」とは勝利… 生きる事自体が勝利であるならば人生とは勝負の連続… すなわち すべてがギャンブル
- この惑星(ほし)は暴力を中心に廻っている 暴力こそ生(せい)
- 能輪美年の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「おたくもついでに鑑定じゃ おっ? おーおー スゴイよー おたくはスゴイ 100円なり!」
- これは僕の賭け…賭けるのは僕でなければいけない… 喰らいつくんだ!!
- 梶隆臣の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 金を捨てる…金に操られるのではなく… 金を…操るんだ!!
- 伽羅の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 強い事…それは常に…最良とは限らない…か…「だがそれは 中途半端に強い奴の場合だ 真に強ければ それが最良だ!!」
- 「お前はそのコーヒーで 賭郎を潰すつもりかぁ!? なるほど考えてみればいい手口だ!! 俺にも教えろっ その殺人コーヒーの淹れ方を」