坂道のアポロン(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『坂道のアポロン』とは、2007年から2012年まで小玉ユキが『月刊フラワーズ』(小学館)にて連載していたジャズと青春をテーマにした少女漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画である。舞台は1966年の長崎県。主人公の薫が、横須賀から長崎の高校へ転入したところから始まる。父の仕事の都合で転校ばかりしていた薫にとって、学校は息苦しくストレスばかりの場所であった。しかし、そこで不良の千太郎と心優しい律子、そしてジャズに出会い薫の生活は一変する。美しい友情と交錯する恋心が魅力的に描かれている。

ある日千太郎は弟の康太から「父が出稼ぎから帰ってくる」という知らせを受けて、はしゃぐ弟たちとは対照的に心が沈み込む。
進路希望調査を提出する時期になった。薫は祖父の代から決まっている、東京の医大を希望している。帰り道、薫は律子に志望校は決まっているか聞いてみると、地元の大学の教育学部に決めていると言う。小学校の先生になりたいという律子に「薫さんは?」と聞かれた薫は、律子との関係が変わることを恐れて答えることができなかった。
薫が家への道を急いでいると、公園の遊具に千太郎の妹の幸子が1人でしゃがみこんでいた。どうかしたのか尋ねてみると、出稼ぎに行っていた父が帰ってくるのが怖いと言う。薫は千太郎がそんな大事なことを黙っていたことにショックを受けた。幸子を家に送った薫は千太郎に「俺が心配なのは、君の方だ」と言う。千太郎は「余計な心配すんな、俺は大丈夫ばい」と言い、明日の練習にも来るとは言ったが、一度も薫の顔を見なかった。
その日の夜、千太郎は何かを書いては捨てていた。そして結局、「こがんとは向いとらんな」と書くのをやめてしまう。子供たちが寝静まったあと、千太郎は書いては捨てた手紙の内容を思い返していた。別れの手紙だった。
早朝千太郎は家を出たが、千太郎の行動を予測していた薫に引き留められる。弱気に怯えている千太郎に薫はいらだつ。殴り合いに発展しそうになったが、すんでのところで止められた。

消えた千太郎

文化祭が近づいたある日、人だかりの中に薫の姿を見つけた千太郎が近づくと、そこには「オリンポスからの宣戦布告」と題された校内新聞が貼ってあった。完全に煽られた薫は、おやじさんにもベースで参加してもらえるよう学校の許可を取り、その日から、放課後は3人での練習になった。
ある日相手が40人ほどバックダンサーとして女の子を雇ったと知った薫は、これが最後の文化祭だから、絶対に後悔したくないと思い悩んでいた。そこへ鼻歌を歌いながら律子が通りかかる。薫たちは対抗手段として律子に歌ってもらうことを決め、その日から猛特訓が始まった。

文化祭前日、明日に響くといけないから、と練習を早めに切り上げる。薫が帰った後、千太郎は薫が1枚だけ楽譜を忘れているのを見つける。明日渡せばいいと思ったものの、薫が最後の文化祭だから絶対後悔したくないと言ったのを思い出し、届けることにした。バイト先の酒屋に寄ると、バイクを借り、薫のもとへと向かった。
文化祭当日の朝。律子と打ち合わせをしている薫だったが、千太郎はいつまで経っても現れない。律子に家から電話がかかっていると呼び出しが入り、律子は職員室へと向かう。走って戻ってきた律子は、昨日千太郎がバイクで事故に遭って病院に運ばれた、と言う電話だったと知らせた。安否不明とのことで、病院へ走った薫は千太郎の家族を見つけて千太郎の母に容態を聞く。すると頭を強く打ったらしく、意識が戻らないとのことだった。真っ青になる薫だったが病室にいるのは、千太郎ではなく幸子だった。幸子は昨日、なぜか千太郎のバイクの後ろに乗っていて、車にぶつかったときに幸子だけ飛ばされて頭を打ったという。「じゃあ、あいつは…」と薫が康太に聞くと、少し離れたところに座っていたと言うが、すでにいなくなっていた。
薫は千太郎がいるであろう屋上に向かうと、千太郎はベンチにシーツをかぶって寝ころんでいた。千太郎は「なぜ幸子にバイクに乗れと言ってしまったのか」と悔やむ。千太郎が薫を盗み見ると、薫は泣いていた。千太郎は起き上がると、「なんでお前が泣くとや」と薫の腕を揺らす。その腕を薫がつかみ、千太郎を抱き寄せた。「泣いていいんだ、千。よく、ひとりで耐えてきたな」そう薫が声をかけると、千太郎は静かに涙を流した。
薫はいつの間にか眠っていたらしく、すでに千太郎はいなかった。薫が幸子の病室に戻ってみると、幸子の意識が戻っていた。しかし、その場に千太郎の姿はなく、病室のドアノブにはいつも千太郎が首から下げていたロザリオがかかっていた。

薫は帰り道教会を見つけると、神父に「千太郎の友人だ」と声をかけた。千太郎の行方に心当たりはないかと尋ねるが、神父も知らないと言う。神父曰く、千太郎は川渕家に引き取られる3歳くらいまで、教会で育っていた。神父に千太郎がロザリオを置いていったことを伝えると「ロザリオを肌身離さず持っていたのは、手放してしまうと、自分が世界から切り離されてしまいそうで怖いからだ」と言っていたと教えてくれた。

律子との別れ

千太郎が消え、薫は勉強にのめりこんでいた。律子と一緒に帰ることもなくなり、律子は落ち込む。そんな様子に見ていられなかった同級生の時枝が律子を誘ってお茶を飲んでいると、カフェの前を通り過ぎようとしていた薫を見かけた。
「もっと積極的になれ」という時枝のアドバイスを受けて、律子は薫を引き留めて自宅での勉強を誘う。律子の部屋にはアルバムが広げてあり、そこには薫と千太郎のツーショット写真が置いてあった。
千太郎を忘れたい薫は勉強を勧めようとするが、距離の近さから二人は自然にキスしてしまう。衝動的に律子を押し倒した薫だが、律子は拒絶して逃げ出してしまった。しばらくして荷物をもった薫が部屋から出てくる。お茶を入れようと、お湯を沸かしている律子に、さっきのことを謝った。そして、「卒業したら東京の大学に行くんだ」とやっと進路のことを話す。帰っていく薫の後ろで律子はその場に座り込んだ。
東京に行くときに邪魔になるからと、いらない荷物を庭で燃やす薫。「モーニン」のレコードにまで火をつけた。律子とは、あれ以来話をしていなかった。
薫は大学に合格したことの報告に、久しぶりにムカエレコードを訪れる。
顔を見せない律子にあの時のことを謝ると、「律子に会えて人を好きになることの幸せさを初めて知った。君に会えてよかった」と伝えた。律子は窓越しに聞いていた。
上京する日、おやじさんと律子が走ってきた。律子は「おめでとう薫さん」と、笑顔で言ってくれた。律子の作ったお弁当とおやじさんからの餞別が入っている袋を受け取ると、発車のアナウンスが鳴る。列車が出てしまう寸前、おやじさんは薫に「あいつは東京に行ったんじゃないかと思うんだ」と耳打ちしてきた。

大学に入学した薫だが、ストライキの影響でまともに授業は行われていなかった。秋にストライキが解除されるとすぐに、薫はジャズ研の部室に向かった。誰もいないのを確認して、「バードランドの子守唄」を弾いてみる。物音がしたので、薫はジャズ研の部屋をあとにした。家に帰り、薫はあの日燃やしたはずの「モーニン」のレコードを棚の上に飾った。
薫はジャズ県に入部すると、放課後は脇目もふらず一目散に部室へ向かうようになる。しかし、盛り上がりたいところで、いまいち指が動かない。薫は、きっと1年も休んでいたせいだと考えた。
上京する日、おやじさんと律子が走ってきた。律子は「おめでとう薫さん」と、笑顔で言ってくれた。律子の作ったお弁当とおやじさんからの餞別が入っている袋を受け取ると、発車のアナウンスが鳴る。列車が出てしまう寸前、おやじさんは薫に「あいつは東京に行ったんじゃないかと思うんだ」と耳打ちしてきた。

薫と千太郎の再会

やがて研修医になった薫の元に百合香が現れる。百合香は「誰かに似ている」という写真を薫に渡すと、薫はすぐさまその人物がいる「島」へ渡る準備を始めた。
とある島で千太郎は神父になっていた。千太郎が子供たちを見守っていると、風に乗って聞こえる教会のオルガンの音が「モーニン」であることに気付く。
急いで教会へ駆けつけると、オルガンの前に座る薫と劇的な再会を果たした。

数年後薫は千太郎のいる島で開催される、幸子の結婚式に遅刻しそうなため、急いでいた。教会に着くと、式は始まっていた。大きくなった千太郎のきょうだい達も参列していた。久しぶりに律子とも再会すると後ろから現れた千太郎が、「お前らの式は俺が面倒見てやるけんな」と言い、先に行ってしまう。余興は、千太郎のドラムにおやじさんのコントラバス、薫のピアノに律子の歌で盛り上がった。
蝉のなく中、島の診療所の手伝いに来た薫。島の坂道を息を切らしながら登る薫は「忌々しい坂道だ」と言いながら笑っていた。

『坂道のアポロン』の登場人物・キャラクター

主要人物

西見 薫(にしみ かおる)

CV:木村良平(ピアノ演奏:松永貴志)
演:知念侑李(Hey!Say!JUMP)
本作の主人公。ピアノ奏者。高校1年の初夏に横須賀から千太郎たちのいる高校に転校してきた。母は薫が幼い頃家を出て行っている。父の仕事の都合で転校ばかりだった。親戚の家とは言え、居候の身であるため、家には居場所がないと感じている。父の実家は医者の家系で、薫は後継ぎとしてのプレッシャーをかけられていた。母とはのちに東京で再会を果たしている。
特定の仲のいい友人がいなかったが、律子や千太郎と出会ったことで、人生が一変する。父にあこがれてピアノをはじめ、クラシックで育った薫だったが、千太郎に出会いジャズにのめりこんでいく。千太郎失踪後、一度はジャズから離れてしまう。しかし、母が歌うジャズを聴いて再びジャズの世界に戻った。
高校の時同じクラスになった迎律子に恋をしている。眼鏡をかけた秀才で真面目。

川渕 千太郎(かわぶち せんたろう)

CV:細谷佳正(ドラム演奏:石若駿)
演:中川大志
ドラム奏者。ケンカが強く、先生たちの手にも負えない「札付きのワル」と呼ばれている。しかし一方で、面倒見がよく、明るい性格。毎日のようにケンカをしていたが、薫と出会い、ほとんどケンカをしなくなった。律子とは幼馴染で、律子の家とは長屋でつながっている。4人の弟妹がおり、慕われている。日本人の母とアメリカ人の父を持つが、実の両親は失踪している。そのため、母の弟である叔父と叔母に育てられたという話だったが、本当はクリスマスに教会に捨てられていた誰の子供か分からない子だった。育ての親である義父との間に確執がある。自分の出生について悩んでいた小学生時代に出会った、黒人男性にドラムを習い、ジャズドラマーになる。
淳一のことを「淳兄」と呼び、慕っている。深堀百合香に恋をする。クリスマス生まれ。左利き。クリスチャンで、首からロザリオを下げている。サラ・ボーンという鳩を飼っている。
ドラムセットは右利きのものを使用。

迎 律子(むかえ りつこ)

CV:南里侑香
演:小松菜奈
千太郎の幼馴染。1年の時は薫のクラスの学級委員。幼いころからずっと千太郎に恋をしていたが、薫の優しさに触れ少しずつ心惹かれていく。薫と両想いになるが、千太郎の失踪で薫との関係も疎遠になる。よくお弁当を作ってくれる。
家は「ムカエレコード」というレコード店を営んでいる。
そばかす顔の明るく、優しい真面目な女の子。クリスチャン。

桂木 淳一(かつらぎ じゅんいち)

CV:諏訪部順一(トランペット演奏:類家心平)
演:ディーン・フジオカ
トランペット奏者。律子の隣の家のお兄ちゃんで、千太郎たちからは“淳兄”と呼ばれ慕われている。ケンカも討論も強い。家は、ケーキ屋「しらゆり」を営んでいる。家を継いでほしいという両親の反対を押し切り、東京の大学へ進学。学生運動に関わったことで自主退学し、親から勘当される。酒浸りになり、髪もひげも伸ばしたままになっていたが、百合香の支えによってまともな生活を送るようになる。

深堀 百合香(ふかほり ゆりか)

CV:遠藤綾
演:真野恵里菜
海で出会った、薫たちの1つ上の先輩。裕福な家で育ち、美人で好奇心旺盛。芸術を好み、美術部所属。兄の影響からジャズに興味があり、千太郎と意気投合する。千太郎に招待されて行ったバーで出会った淳一に恋をする。千太郎からの好意に気付いていたが、淳一と恋人関係になり、駆け落ちする。フーテンのなりで帰ってきていた淳一を立ち直らせたのは百合香だった。「チェット」と言う名の猫を飼っている。

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どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

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『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

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ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』とは、2022年1月〜3月にフジテレビ系列で毎週木曜夜10時より放送していた連続ドラマである。大手出版会社であるクスノキ出版が運営するインターネットニュースサイト「カンフルNEWS」に閉鎖の危機が訪れる。そこに現れた黒木華演じる瀬古凛々子(せこりりこ)は、カンフルNEWS編集部員と共にサイト閉鎖の危機に立ち向かう。その中で巻き起こる“人と人とのつながり”を描く、社会派風完全オリジナルドラマである。

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元彼の遺言状(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

元彼の遺言状(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『元彼の遺言状』とは、新川帆立が書いたミステリー小説であり、2022年4月にフジテレビ系で月曜日の21時から放送されたテレビドラマである。小説は2021年に第19回『このミステリーがすごい!』の大賞を受賞している。主人公は綾瀬はるか演じる剣持麗子(けんもち れいこ)。敏腕弁護士でお金に人一倍敏感。ある日元彼が奇妙な遺言状を残して亡くなった連絡が入る。その遺言状と元彼の死因について、大泉洋が演じる篠田敬太郎(しのだけいたろう)と一緒に捜査していく物語であり、痛快リーガルミステリードラマである。

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青の帰り道(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

青の帰り道(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『青の帰り道』とは藤井道人が監督、おかもとまりが原案を務め、2018年に公開された青春群像映画。 歌手を夢見て上京するカナ。東京の大学へ進学しカナと暮らすキリ。浪人生活を送るタツオ。地元でアルバイトをするリョウ。できちゃった婚をするマリコとコウタ。東京で大学デビューを果たすユウキ。群馬県前橋市で高校卒業した仲良し7人グループの、2008年から2018年の10年間が描かれており、実際に起こった政権交代、東日本大震災などの、日本社会の大きな出来事と共に進んでいくリアルなストーリーが魅力。

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IQ246〜華麗なる事件簿〜(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

IQ246〜華麗なる事件簿〜(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『IQ246〜華麗なる事件簿〜』とは、織田裕二主演の本格ミステリードラマである。2016年10月から12月まで、日曜夜9時にTBSで放送された連続ドラマで、IQ246の法門寺沙羅駆が、マリアTが指示した完全犯罪を解決していくストーリー。織田裕二の他に、土屋太鳳、ディーン・フジオカ、中谷美紀など豪華キャストが出演している。脚本は泉澤陽子、栗本志津香、木村涼子、音楽は井筒昭雄が担当する。ドラマには個性的な登場人物が登場し、毎回、法門寺沙羅駆のIQ246の頭脳を使った事件解決の謎解きを楽しめる。

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天国と地獄 ~サイコな2人~(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

天国と地獄 ~サイコな2人~(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『天国と地獄 〜サイコな2人〜』とは2021年冬にTBS系日曜劇場枠で放送されたサスペンスドラマである。手柄を上げたい女性刑事の望月彩子と敏腕経営者でサイコパスな殺人鬼の日高陽斗が、ある伝説のように魂が入れ替わってしまう。そしてお互い全く違うタイプの人間として生活しなくてはいけなくなる。困惑するが、元の姿に戻れるように最善を尽くしながら、お互いの人生を理解し、本当の殺人犯を見つけていく過程は、今までに見たことのないスリリングな内容である。

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推しの王子様(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

推しの王子様(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『推しの王子様』とは2021年夏にフジテレビ系木曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は比嘉愛未である。主人公は乙女ゲームを作ったベンチャー企業の社長である日高泉美。自分の理想を詰め込んだ王子・ケント様と恋をするゲームを作ると、それが大ヒット。一躍時の人になる。そんな時、中身は全く違うものの見た目はケント様そっくりな五十嵐航に出会う。しかし中身はケント様とはまるで違いすぎて落胆。航を理想の王子様に近づくように育てていく泉美。お互いに刺激を受け生活するうちに、二人の間には恋が芽生えてゆく。

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ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラッシュアップライフ』とは、2023年1月に日本テレビで放送されたタイムリープ系ヒューマンコメディドラマである。脚本はバカリズム。主演は安藤サクラで、夏帆や木南晴夏などが出演する。市役所に勤務する近藤麻美は、ある時交通事故に遭って、33歳で亡くなってしまう。しかし死後の世界の受付で、来世でオオアリクイへの転生を告げられた麻美は徳を積んで再び人間に生まれ変わるために、赤ん坊から人生をやり直すこととなる。本作はザテレビジョンドラマアカデミー賞などで、多数の賞を受賞し高く評価された。

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恋なんて、本気でやってどうするの?(恋マジ)のネタバレ解説・考察まとめ

恋なんて、本気でやってどうするの?(恋マジ)のネタバレ解説・考察まとめ

『恋なんて、本気でやってどうするの?』とは2022年春にフジテレビ系の月曜日に放送されていたテレビドラマ。主演は広瀬アリスである。食器ブランドのデザイナーでチーフの桜沢純(さくらざわじゅん)。職場の人にはとても信頼されている。27歳で順調な人生にみえるが、恋愛経験は一切なく興味もない。そんな純と出会うイケメンの長峰柊磨(ながみねしゅうま)と本気で恋をするという楽しさや苦しさやもどかしさなどを経験していき、同世代の2人の親友と共に繰り広げるそれぞれの恋愛の物語である。

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