超高速!参勤交代(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『超高速!参勤交代』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2014年に映画化された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)は、長い参勤交代を終えて国元に帰ってきていた。しかしすぐにまた参勤するようにと江戸から知らせが届く。湯長谷藩の面々は老中松平信祝(のぶとき)の無理難題を攻略するため、何度も窮地に陥りながらも知恵をめぐらせ江戸に向かう。この物語は個性豊かなキャラクターが織りなすコミカルな様子の中に、男たちの熱い思いを垣間見ることが出来る作品となっている。

『超高速!参勤交代』の概要

『超高速!参勤交代』とは、江戸時代の参勤交代を題材にした2011年の土橋章宏の脚本をもとに、本木克英が監督をつとめ2014年に公開された時代劇映画である。2013年には、土橋自身により小説化もされている。主演は佐々木蔵之介で、さらにその脇を深田恭子や西村雅彦など、多くの豪華俳優陣が固める。撮影は兵庫、福井、山形などでされ、湯長谷城は篠山城跡が使用されている。第38回アカデミー賞最優秀脚本賞や第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞した他、数々の賞にノミネートされた。時代劇ではあるものの親子連れや若い女性からも支持を得て、2016年には続編映画の『超高速!参勤交代リターンズ』が公開されている。本作が公開された際のPRの一環として、湯長谷藩があったいわき市の観光課スタッフ等が5日間かけて東京まで歩き、舞台あいさつに登場した。
湯長谷藩藩主の内藤政醇(ないとうまさあつ)は、長い参勤交代を終えてようやく国元に帰ってきていた。家臣らも国元に戻れたことを喜ぶ中、江戸から再び参勤するようにと知らせが届く。しかも期限は5日のうちにという超ハードスケジュールである。湯長谷藩の面々は老中松平信祝(まつだいらのぶとき)の理不尽な命令に憤りながらも、信祝のたくらみを阻止しようと江戸に出発する。道中、言うことを聞かない中間や信祝からの刺客など、次々とトラブルが降りかかる。それでも旅の中で忍びの雲隠段蔵(くもがくれだんぞう)や飯盛女のお咲と出会い、協力してもらいながら江戸に向かう。この作品は個性豊かな登場人物による江戸時代の人々のコミカルな様子の中に、互いに協力し合い一生懸命生きる男たちの姿が描かれた物語となっている。

『超高速!参勤交代』のあらすじ・ストーリー

殿の帰り

8代将軍徳川吉宗の時代。全国の大名にとって、大行列を組み江戸に出仕する参勤交代は大変な苦行だった。移動に莫大な費用がかかり、妻子は人質として江戸に住まわせることになっていた。

享保20年。磐城湯長谷藩(いわきゆながやはん)1万5千石も、江戸での長い勤めを終え、10日かけて国元に帰ってきていた。湯長谷藩藩主の内藤政醇(ないとうまさあつ)はそばにいる家老、相馬兼嗣(そうまかねつぐ)をねぎらう。一方家臣らは、城に帰ってからのことに思いを馳せていた。

一大事

そこに江戸家老である瀬川安右衛門(せがわやすえもん)が駆け込んできて「殿、今日より5日のうちに参勤交代せよと上様からのお達しです」と早口で言う。瀬川が「ご老中松平信祝(まつだいらのぶとき)様のご詮議で我が藩の金山の届け出に偽りありとの疑いがかかり、そのような沙汰になったと思われまする」と言うと相馬は憤慨する。

江戸城の松の間では、将軍徳川吉宗と信祝、老中首座の松平輝貞(まつだいらてるさだ)が集まっていた。吉宗は信祝に湯長谷のことの真偽を問う。信祝は「参勤で金を使わせたうえ、仕置きするのが一番でございましょう」と不敵な笑みを浮かべる。
一方湯長谷藩では再びの参勤交代の命を受け集まった家臣らから、こんなバカな話があるかという声があがっていた。信祝は老中首座の座を狙っており、そのための手柄を求めている。家来衆のリーダーである荒木源八郎(あらきげんぱちろう)が憤り議論がヒートアップしてくる中、祐筆である秋山平吾(あきやまへいご)は「ご公儀に逆らうなどもってのほか。きっと謀反とみなされ下手をしたら命すらあやうい!」と声をあげる。秋山は有り金を全ておくり、自ら閉門して降参することを提案する。

参勤交代再び

湯長谷城では、政醇が参勤交代について頭を悩ませていた。相馬は今回の参勤交代で山の中を抜けるという方法をしっかり考えていた。さらにすでに瀬川を先発させて手配をさせているという。しかし相馬は心配そうである。すると、政醇はいきなり立ち上がり、備えられていた槍を庭に向かって突き出すと、潜んでいた男が出てくる。その男はいきなり草むらに手裏剣を投げる。潜んでいた男は「隠密どもの話を耳に挟み、腕を貸そうかと思いましてな」と言う。政醇が「お主が案内すれば、間に合うのか」と聞くと山で食事もとれると自信満々である。こうして道案内に雲隠段蔵(くもがくれだんぞう)を雇うことが決定した。

山を進む一行

段蔵は「各々方、ここから山でござる。覚悟はよろしいかな?」と政醇らに声をかける。その一行の周りには、何やら忍びのような人影がちらついていた。
政醇らは、山の道中でたき火をかこんでイノシシを食べていた。しかしそのすぐ近くの茂みでは、3人の忍びが今にも政醇らに襲い掛かろうとしていた。それに気付いた段蔵が忍びに近づく。忍びが「なに奴」と問いかけると、段蔵は「狙う獲物は同じじゃ。儂は牛久宿(うしくしゅく)まで行けばよい。そこで金をもらうことになっている」と言い、さらに忍びに政醇らのことを売ってしまう。「儂は雲隠段蔵」それを聞いた忍びらは驚く。段蔵は「儂が消えるまで手出しせずに、ついてまいれ」と言った。

湯長谷藩の一行は、政醇と秋山以外酔っ払ってしまった。相馬が「殿、ここから先は馬でお進みください。あの者が山を抜けるまで案内いたします。待ち合わせるのは、牛久宿の鶴屋(つるや)」と言う。政醇は自分だけラクをするのかと言うが、実は山を抜ける途中で政醇は足を負傷していた。そこに段蔵も「あたりを見回りに行ってまいりました」と戻ってくる。政醇は段蔵に小刀を手渡す。

襲撃

荒木たちが寝静まる廃寺の井戸で、相馬が水を汲んで井戸のふちに座りながら飲んでいた。そこに大きな雷の音が鳴り響き、相馬はバランスを崩して井戸の中に落ちてしまった。一方廃寺のなかには、忍び達が浸入してきていた。忍びの一人が振り下ろした刀を荒木が間一髪で避け、声をあげる。膳番(ぜんばん)の今村清右衛門(いまむらせいえもん)と馬廻(うままわり)の増田弘忠(ますだひろただ)が威勢よく刀を抜いたが、家臣らは速く走る必要があるために、その身に付けている刀は偽物ばかりであった。偽物の刀では戦えないので、家臣らは殴ったり物を投げたりして応戦する。しかし相手は忍びで武器ももっており、たまらず皆外に逃げ出す。今村が段蔵がいないことに気付くが、荒木に走るよう促され荒木たちは崖から川の中に飛び込む。そこでようやく忍び達は追うのをあきらめた。
荒木たちが川に飛び込んでいる頃、相馬はなんとか自力で井戸から這い出して急いで仲間を探しにいった。

四日目

湯長谷を出発してから四日目の朝、河原で荒木が仲間たちを起こす。側用人である鈴木吉之丞(すずきよしのすけ)が相馬がいないことに気付くが、井戸に落ちていたことには気づいていない。荒木と今村は相馬をすでにない者として扱っている。そうして荒木らは川の上流に向かって手を合わせるのだった。

荒木たちは近くの道の通行人に、ここがどこなのかを確認すると政醇と待ち合わせしている牛久宿を過ぎて、藤代宿(ふじしろしゅく)にいることがわかった。秋山は「皆落ち着け。まず、牛久の殿に飛脚を送れ。引き返すと行列の準備が間に合わねえ。我らは先で殿を待つのだ。今後中間との交渉は鈴木がせよ。今村は食料の調達。荒木と増田は道を聞いてこい。拙者は地図を手に入れる」と指示し、自らも動き出す。そうして、それぞれの役割のために走り出すのだった。

荒木らは江戸への道を突き進んでいた。すると「とんでもねえとこに出たではねが」と今村が言う。目の前にはぼろぼろで今にも落ちそうな吊り橋が見えている。皆なんとか吊り橋を渡り終えるが、最後に残った鈴木だけは、恐怖から吊り橋の真ん中で足がすくんでしまった。そんな時、鈴木の背後から、落ち武者のような男が近づいてきたのだ。実はそれは井戸から生還した相馬なのだが、荒木らは相馬が死んだと思い込んでいるため大慌てになる。しかし相馬は前にいるのが仲間だと気付き、嬉しそうに近づいてくる。そこでやっと相馬が生きていることに気付く荒木たちだった。

五日目

政醇と、鶴屋の飯盛女であるお咲(おさき)が馬で先を急いでいると、信祝の手先の虎之助(とらのすけ)と小太郎(こたろう)たちが立ちはだかった。政醇はすかさず「隠密は切り捨て御免」と、襲ってきたうちの一人を抜刀術で仕留める。それを皮切りに忍びが次々と襲い掛かり、政醇は4、5人の忍びを相手にする。そこで虎之助はお咲を人質にとる。「我ら忍びは勝つことが全て。女郎ごときにうつつを抜かすとは愚かなものよ。それでも大名か」と虎之助は言う。そこでようやく、お咲は政醇が大名であることを知る。そして政醇は「儂はその女を好いておる」ときっぱりと言う。そんな政醇に虎之助は、刀を捨てればこの女は助けてやる、藩と女どっちを取るかと言うので、政醇は刀を置いて胡坐をかいて地面に座った。

虎之助が小太郎に指示を出し、今にも政醇に刀が振り下ろされようという時、笠をかぶった一人の男が馬でやってきた。男は「信祝様よりご命令である。内藤は活かして江戸まで連れてまいれ。自らの手でとどめを刺したいとのことじゃ」と告げる。それを聞いた虎之助は、悔しそうに政醇を縛り上げる指示を出す。小太郎が政醇を縛り上げると、男は急に小太郎を斬りつけ絶命させた。実はこの男は段蔵であり、政醇たちを助けに来たのだった。虎之助は卑怯だと言うが、「忍びは勝つことが全て。卑怯も汚いもないわ。良いのか、後ろがあやういぞ」と段蔵は言う。虎之助と段蔵が話すうちに、政醇が虎之助の背後にまわっていたのだ。そしてそのまま虎之助は政醇に斬られてしまう。敵を退け、政醇は段蔵に礼を言って先を急いだ。

飢饉の時の恩返し

取手宿(とりでしゅく)の手前では、相馬らが政醇の到着を待っていた。相馬は政醇が到着しないことに焦っている。そこに鈴木が声をかける。しかし中間たちは相馬たちが遅れてきたため、延長料金を払うようにとごねている。中間の代表の男は「待たされてた分は払ってもらう」と言う。相馬は再度お願いするが、取りつく島もない。「我らは時に百姓、時には侍。うつりゆく世を楽しく生きるものよ。前払いで足りぬ分は、物でもらってゆくぞ」と、立ち止まらないばかりか相馬たちが借り受けた大名行列の道具まで持ち去ってしまう。相馬は膝をつき、切腹の体制に入って刀を抜くが、泣き崩れてしまう。持っているのが偽物の刀だったからである。

そこに、立派な大名行列がやってくる。相馬らが道をあけると大名行列が止まり相馬らの前に駕籠が止まる。駕籠の中の人物が顔を出すと、相馬は驚き、声をあげる。荒木も「磐城平藩(いわきたいらはん)の内藤政樹(ないとうまさき)様!」と驚く。5日で参勤しなければならないことを話すと、内藤は「お主の目は節穴か」としたり顔で相馬に言う。なんと、磐城平の大名行列を貸してくれるというのだ。内藤は大飢饉の際の恩返しだと言うのだ。以前このことで政醇をとがめた相馬は政醇と内藤に感謝する。

取手宿(とりでじゅく)

取手宿の通りを、湯長谷藩の立派な大名行列が過ぎて行く。無事に取手宿を過ぎ、相馬は内藤に感謝の意を伝える。内藤は磐城平に帰っていった。

鈴木が「ご家老、殿はいかがします」と聞くと、相馬は江戸で殿を待つと言う。そこに瀬川が馬にのってやってきて、この先に大名行列がくると知らせる。その大名行列は仙台藩の伊達家のものだった。通常大名行列の前を横切ったり、流れを止めることは許されないためこのままだと刻限に間に合わない。荒木らはどうすれば良いか策が思い浮かばず、相馬に詰め寄り催促をする。その拍子に鈴木が転んでしまい、ふんどしが丸見えになってしまう。この頃飛脚と産婆は行列の前を横切っても良いという定めになっており、相馬は鈴木のふんどしを見て飛脚に扮して行くという案を思いついたのだ。

江戸

江戸の湯長谷藩邸に、相馬らが飛脚の恰好のまま到着した。政醇の妹である琴姫(ことひめ)が邸の中から姿を現し相馬らを歓迎する。「それで殿は、兄上はいずこにおわす」と琴姫が聞き、相馬が「途中ではぐれてしまいました」と言う。すると「愚か者!なぜお守りしてこぬのじゃ。期限は暮れ六つ(午後6時頃)じゃぞ。間に合わぬではないか。知恵を出せ」と琴姫は相馬に詰め寄る。相馬は懸命に知恵を出し、「こうなれば江戸屋敷のもの総出で行列を組み、殿抜きで時をかせぐしかありませぬ」と決め、一行はさっそく準備に取り掛かるのだった。

政醇、段蔵、お咲は江戸城への道を急いでいた。段蔵らは町に入ったところで忍び達に囲まれた。段蔵らは爆弾や忍びの道具を使い、相手を倒していく。そこに、大名行列が通りかかった。それは江戸の藩邸から江戸城に向かっていた湯長谷藩の行列で、政醇はその中に相馬の姿を見つける。相馬も政醇に気付き声をあげる。政醇と相馬は無事に再会し、相馬は政醇の無事を喜ぶ。その間に段蔵がお咲を安全な場所に避難させると、相馬がその女は誰だと怪訝な顔をする。すると段蔵が「殿の女にござる」と言い、相馬にお咲を託していくので、相馬はびっくりしてしまう。それでも相馬はなんとかお咲を駕籠に押し込むのだった。その横では荒木らも敵を倒していく。段蔵は、信祝に仕える隠密の頭である夜叉丸(やしゃまる)と対峙しており戦い始める。激しい応酬の中、夜叉丸の手裏剣が段蔵の足に刺さってしまう。手裏剣にはしびれ薬が仕込まれており、夜叉丸はしゃがみこむ段蔵に近づいてとどめを刺そうとする。すると段蔵が急に立ち上がり、夜叉丸に反撃する。段蔵は「儂に毒はきかぬ。きくのは酒だけよ」と、余裕の表情を見せるのだった。

町の奥では忍び達が、奥に進めないよう通りにバリケードを作っていた。そこに秋山が突っ込み、忍びを斬りつけながら徐々に柵の縄を切っていく。そうして少しずつ柵は壊されていったが、政醇は心配する。しかし秋山は奮闘する。すると、背後から近寄っていた忍びに秋山は斬られてしまう。政醇が声をあげる。秋山は次々と斬られ、ついに地面にへたりこんでしまう。それを見た段蔵が、政醇が秋山の元に駆けつけられるようにする。声をかけると秋山は息も絶え絶えに道の先を指す。政醇や他の家臣らが悔しそうにしながらも柵を越えると、段蔵が柵に火を放って忍びたちが政醇らを追えないようにした。段蔵も火の中に残って、「早く行けえ!」と言うのだった。

一方江戸城の大手門の内側では、信祝と輝貞が湯長谷藩の到着を待っていた。信祝は「輝貞様、何も大手門までお出かけにならずとも」と言った。暮れ六つが近づき、大手門は閉じられようとする。しかしそこに相馬ら湯長谷藩の家臣が駆け込んでくる。暮れ六つの鐘の音が鳴り響いている時だった。相馬が「湯長谷藩、ただいま参上しました!」と言うと、信祝は「参勤に遅れるなど、言語道断!」とまくしたてる。しかしその時、もう一度鐘が鳴り響いた。その鐘の音を聞いた輝貞は無事湯長谷藩が参勤したと判断し称賛する。暮れ六つの鐘が鳴り終わるのを数えていた信祝は輝貞に抗議する。実は最後の鐘の音は、鈴木が矢を射って鐘にあてていたのだった。駕籠から出てきて輝貞の前で膝をついた政醇に、輝貞はその姿を確認すると「疑いとなった金山、届け出を偽っておったというのはまことか」と問う。政醇は「金山から出ましたのは、これにございます」と、小さな包みをあける。「これは金ではございません。色は似ておりますが、くろがねの類にございます。よって、金の算出なしとはまことの届け出。功を焦った隠密が見間違え、欲に目のくらんだ誰かが鵜呑みにしたのでございましょう」と、信祝を睨みながら言うのであった。それを見ていた輝貞は「信祝、此度の参勤はその方が申し立てたのじゃ。湯長谷藩に咎がなかった以上、責めを負わねばならん」と信祝に説く。信祝は「私はただご公儀のためを思い勤めを果たしたまでのこと。わかっておられるでしょう」と言ってのける。しかし輝貞の「これまでそなたは隠密を勝手に使い、諸藩の弱みを握って私腹を肥やしていた。沙汰するまで謹慎を申し付ける。下がれ」という言葉に、「このようなことで儂に勝ったと思うなよ」と言い捨て去っていった。

あとの始末

kohei_imaiy2
kohei_imaiy2
@kohei_imaiy2

Related Articles関連記事

超高速!参勤交代 リターンズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

超高速!参勤交代 リターンズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『超高速!参勤交代 リターンズ』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2016年に公開された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)をはじめとする一行は、元遊女のお咲を側室に迎え湯長谷への帰途についていた。しかし再び老中松平信祝(のぶとき)の陰謀にまきこまれ、城を乗っ取られてしまう。民を傷つけられた政醇は信祝に対抗することを決める。この物語は個性豊かなキャラクターが見せるコミカルな様子の中に、理不尽に強く立ち向かう男たちの姿を見ることが出来る作品となっている。

Read Article

麒麟がくる(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

麒麟がくる(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『麒麟がくる』とはNHK大河ドラマの59作目として、2020年1月19日から2021年2月7日まで放送された作品である。裏切り者や悪人として描かれてきたことの多い明智十兵衛光秀(あけちじゅうべえみつひで)を主人公にしている。平和な世の中になると現れる「麒麟(きりん)」を呼べる人物を探しつつ足利義昭(あしかがよしあき)や織田信長(おだのぶなが)に仕え、戦のない大きな国を作ろうとする十兵衛の一生が描かれている。定説とは全く正反対の側面から描かれた十兵衛や、戦国武将たちの姿が見どころの1つである。

Read Article

20世紀少年(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

20世紀少年(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。

Read Article

のぼうの城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

のぼうの城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『のぼうの城』とは、和田竜の日本の歴史小説を元にして2012年に公開された映画である。犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。主人公の長親(ながちか)は忍城(おしじょう)城代の息子である。関白秀吉の家臣である三成によって、忍城は開城を迫られていた。しかし長親は世の理不尽に真っ向から対抗するため、三成に相対する。長親は周りの力を借り、ついには三成軍を退けることになった。この作品は時にはしんみりしつつも、長親という「でくのぼう」の奇策によって観た人を気分爽快にさせる歴史映画となっている。

Read Article

引っ越し大名!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

引っ越し大名!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『引っ越し大名!』とは、土橋章宏原作小説の『引っ越し大名三千里』をもとにした、2019年に公開された時代劇映画である。監督は犬童一心。姫路藩の書庫番・片桐春之介は、藩の国替えに伴い「引っ越し奉行」に任命されてしまう。しかし春之介には国替えの経験が全く、幼馴染の鷹村源右衛門や前引っ越し奉行の娘・於蘭の力を借りて引っ越しの成功へ向けて奔走する。この作品は、引っ込み思案な春之介が国替えという一大事に直面し、成長していく姿がコメディ調に描かれている。

Read Article

古畑任三郎(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

古畑任三郎(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『古畑任三郎』とは、1994年から2008年までフジテレビで放送されたドラマ。主演は田村正和、脚本は三谷幸喜。スペシャル版、スピンオフを含め42回のエピソードがある。ストーリー展開は、物語の出だしで犯人や犯行の様子を明かす倒叙ものと言われる形式である。見所としては、犯人とのスリリングなやり取りや、巧みな話術で自白に追い込む場面である。また、犯人や部下とのコミカルなやり取りも魅力となっている。どんな相手にも敬語で、落ち着いた言動を崩さない。黒のスーツに、ノーネクタイがトレードマーク。

Read Article

リング2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

リング2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『リング2』とは1992年に公開された日本のホラー映画。前の年の劇場版『リング』の続編であり、映画版オリジナルストーリー。『リング』の正規の続編として『らせん』があるが、本作はもう一つの続編として異なる展開を見せるパラレルワールドとして描かれている。前作『リング』のホラー感を継承し、より恐怖を感じさせる映像が増した。亡くなった恋人、高山竜司の死の謎を解く、高野舞。未だ続く「呪いのビデオ」の呪縛。犠牲者が増える一方で、浅川玲子の遺児・陽一を守り奮闘する。貞子の呪いから逃れることはできるのか。

Read Article

ダメな私に恋してください(ダメ恋)のネタバレ解説・考察まとめ

ダメな私に恋してください(ダメ恋)のネタバレ解説・考察まとめ

「ダメな私に恋してください」とは、中原アヤによる日本の漫画作品。集英社「YOU」にて掲載された。単行本全10巻。29歳独身、無職で貢ぎ体質の柴田ミチコが大嫌いだった元上司・黒沢歩の力を借りて人生をリセットする物語。 2016年1月に日本テレビにて、深田恭子主演でテレビドラマ化された。

Read Article

相棒 season20(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

相棒 season20(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『相棒 season20』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、しかし優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京と、その杉下への好奇心からキャリア官僚の道を捨てて刑事となった冠城亘がいた。その推理力と、上司の叱責を物ともしない行動力で、2人は難事件に挑んでいく。

Read Article

僕のヤバイ妻(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

僕のヤバイ妻(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕のヤバイ妻』とは、2016年にフジテレビで放送されていた、脚本・黒岩勉、主演・伊藤英明のサスペンスドラマだ。その他、木村佳乃や相武紗季などが出演している。カフェを経営する望月幸平は、妻の望月真理亜との結婚生活に嫌気がさしていたが、別れられない事情があった。そんなある日、幸平は愛人の北里杏南に妻の殺害を持ち掛けられる。そこで幸平は真理亜の飲むワインに毒を仕込んで殺そうとするが、突然彼女が誘拐されてしまった。しかしその誘拐事件には、真理亜の思惑が潜んでいた。

Read Article

人にやさしく(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

人にやさしく(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『人にやさしく』とは、2002年にフジテレビ系で放送されていたドラマ。主演は香取慎吾。その他、松岡充や加藤浩次などが出演している。脚本は鈴木おさむといずみ吉絋。原宿のボロい一軒家に住む男三人が、ひょんなことから小学生の男の子の面倒を見ることになるという物語。男たちが子供に大切なことを教えながら、自分を見つめ直す青春ヒューマンドラマである。

Read Article

相棒シリーズ(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

相棒シリーズ(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『相棒』は、テレビ朝日・東映制作の刑事ドラマシリーズ。 水谷豊演じる主人公『杉下右京』は、人材の墓場と呼ばれた「警視庁特命係」に属する警部である。 その右京が自身の下についた「相棒」と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく。 亀山薫(演:寺脇康文)、神戸尊(演:及川光博)、甲斐享(演:成宮寛貴)、冠城亘(演:反町隆史)と相棒は代替わりしている。

Read Article

王様のレストラン(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

王様のレストラン(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『王様のレストラン』とは、三谷幸喜脚本、松本幸四郎(現:松本白鸚)主演のテレビドラマである。1995年にフジテレビ系列で放送された。オーナーシェフの死によって経営難に陥り、スタッフもやる気がない、料理も不味い散々な状態の三流フレンチレストラン「ベル・エキップ」。新しくオーナーになった原田禄郎(演:筒井道隆)に頼まれて、かつて伝説のギャルソンとして活躍していた千石(演:松本幸四郎)が「ベル・エキップ」で復活し、スタッフや客を巻き込みながら一流レストランへの再建を目指すドラマである。

Read Article

相棒 season21(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

相棒 season21(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『相棒 season21』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。ある時東南アジアの小国サルウィンに関する国際テロが発生し、杉下はかつてこの国へと旅立っていった元特命係の亀山薫と共に捜査に乗り出していく。

Read Article

やまとなでしこ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

やまとなでしこ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『やまとなでしこ』とは、2000年にフジテレビの月9枠で放送されていたドラマ。脚本は『ハケンの品格』や『花子とアン』を担当した中園ミホなどが手掛ける。主演は松嶋菜々子。その他、堤真一や矢田亜希子などが出演している。玉の輿に乗ることを夢見る客室乗務員の神野桜子と、小さな魚屋を営む中原欧介の恋愛模様を描く、ロマンスコメディである。本作は平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%を記録。2000年以降に放送されたフジテレビのドラマでは、歴代2位の視聴率を獲得した。

Read Article

新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。

Read Article

鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。

Read Article

クローズZERO II(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

クローズZERO II(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『クローズZERO II』とは、漫画家の高橋ヒロシの作品『クローズ』を原作とした映画。前作『クローズZERO』で鈴蘭高校の覇権争いを制した滝谷源治たちと、ライバル校・鳳仙学園との間で抗争が発生。鈴蘭をまとめるために苦心する源治、彼に敗れて以降沈黙を貫く芹沢、2年前の仇を討つため虎視眈々と鈴蘭を狙う鳳仙の頭・鳴海の3人を軸にストーリーが展開される。葛藤を抱えながら喧嘩に臨む高校生達を描く。小栗旬や山田孝之、桐谷健太など人気俳優が多数出演したことでも話題となった。監督は三池嵩史。

Read Article

ラヂオの時間(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ

ラヂオの時間(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラヂオの時間』とは三谷幸喜が脚本を手掛けたコメディ映画である。この映画は三谷幸喜の映画監督初作品で、1997年11月に映画公開されている。第21回日本アカデミー賞を受賞した作品で、三谷幸喜は脚本賞を受賞している。ストーリーはラジオ局の収録スタジオに集まったスタッフや出演者たちが、生放送のラジオドラマで二転三転するシナリオに対応していくドタバタコメディである。ラジオ局のディレクターの工藤学役に唐沢寿明、自分で書いたシナリオがラジオドラマ化された主婦の鈴木みや子役を鈴木京香が演じている。

Read Article

相棒 season22(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

相棒 season22(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『相棒 season22』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。十数年の時を経て特命係に出戻った亀山薫とのコンビを復活させた杉下は、次々に起こる難事件の調査に乗り出していく。

Read Article

最上の明医〜ザ・キング・オブ・ニート〜(最上の命医)のネタバレ解説・考察まとめ

最上の明医〜ザ・キング・オブ・ニート〜(最上の命医)のネタバレ解説・考察まとめ

『最上の明医~ザ・キング・オブ・ニート~』とは橋口たかしにより2008年1号~2010年13号の期間、週刊少年サンデーにて連載していた医療漫画作品。主人公、最上義明(もがみよしあき)は高校時代に交通事故で瀕死状態に追い込まれた同級生、伊達正宗(だてまさむね)の命を救い医者を志すようになる。最上たちは人命救助を通して立ちふさがる医者の世界に蔓延るしがらみを乗り越えるための葛藤、仲間たちとの熱い思いともに人として、医者として成長していくストーリーが展開していく。

Read Article

坂道のアポロン(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

坂道のアポロン(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『坂道のアポロン』とは、2007年から2012年まで小玉ユキが『月刊フラワーズ』(小学館)にて連載していたジャズと青春をテーマにした少女漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画である。舞台は1966年の長崎県。主人公の薫が、横須賀から長崎の高校へ転入したところから始まる。父の仕事の都合で転校ばかりしていた薫にとって、学校は息苦しくストレスばかりの場所であった。しかし、そこで不良の千太郎と心優しい律子、そしてジャズに出会い薫の生活は一変する。美しい友情と交錯する恋心が魅力的に描かれている。

Read Article

1リットルの涙(書籍・映画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

1リットルの涙(書籍・映画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『1リットルの涙』とは、2005年10月からフジテレビ系で放送されていたテレビドラマで、2005年2月に映画化もされた。原作は木藤亜也のノンフィクション書籍。主演は沢尻エリカ。その他、薬師丸ひろ子や錦戸亮などが出演する。中学3年生の池内亜也は難病の脊髄小脳変性症を発症して様々な困難に見舞われ苦悩するが、家族や友人らの支えにより、懸命に生き抜いていく。短くもひたむきに生きた亜也と、彼女を支え続けた家族や周囲の人々の愛が描かれている感動のストーリー。本作は平均視聴率15.4%と高視聴率を記録した。

Read Article

マイ☆ボス マイ☆ヒーロー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

マイ☆ボス マイ☆ヒーロー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』とは、2006年7月から日本テレビで放送されていたコメディドラマ。韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』のリメイク。脚本は大森美香。主演は長瀬智也で、共演は新垣結衣や手越祐也など。ヤクザの若頭である榊真喜男は、まともに学校に通ったことがなく、勉強が全くできなかった。そのため、ボスである父に組を継ぐために、高校を卒業するよう命じられる。初めは嫌々学校に通っていた真喜男だが、徐々に青春の楽しさを感じていく。本作は平均視聴率が19.1%と高視聴率を記録した。

Read Article

エルピス —希望、あるいは災い—(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

エルピス —希望、あるいは災い—(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『エルピス —希望、あるいは災い—』とは、主人公である女子アナウンサーの浅川恵那とディレクターの岸本拓朗が、冤罪の証拠を探すドラマである。経済界の大物の策略で死刑囚となった男の冤罪を希望を見出しながら立証していくのだ。圧力に屈したくない拓郎と、自分の地位を守りたい恵那の葛藤も描いていて、災いや希望が渦巻く中で懸命に生きていくヒューマンストーリー。平均視聴率は6.3%で、最終回は5.5%である。

Read Article

残穢-住んではいけない部屋-(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

残穢-住んではいけない部屋-(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『残穢-住んではいけない部屋-』とは、小野不由美のホラー小説『残穢』を原作とした、中村義洋監督による映画作品。竹内結子が主人公であるホラー小説作家の私(小松由美子)を演じ、橋本愛がストーリーのきっかけとなる女子大生の久保亜紗美を演じる。ある日、私の元に久保亜紗美から、「今住んでいる部屋で、奇妙な音がする」という内容の手紙が届く。そのマンションを調べていく内に、過去の住人が引き起こした数々の事件について暴かれていく。暗闇の底から這い出てくるような不気味な世界観が特徴。

Read Article

何曜日に生まれたの(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

何曜日に生まれたの(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『何曜日に生まれたの』とは野島伸司の脚本のオリジナルドラマである。2023年8月から10月まで放送された。主人公のすいは、学生時代にバイク事故に遭い人生が大きく変わってしまう事になる。その後部屋に閉じこもってしまう、こもりびととして10年間過ごし、父親の仕事がきっかけで、第2の人生を歩みだす。高校時代の仲間や恋愛模様が描かれたヒューマン物語で、すいがこもりびとを卒業できるきっかけになる。またバイク事件の真相や、こもりびとになった経緯などが徐々に明かされる為、早く続きが見たくなると話題になった。

Read Article

わたし、定時で帰ります。(わた定)のネタバレ解説・考察まとめ

わたし、定時で帰ります。(わた定)のネタバレ解説・考察まとめ

『わたし、定時で帰ります。』とは、2019年4月よりTBS系の「火曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ作品。原作は朱野帰子の小説『わたし、定時で帰ります。』と、その続編である『わたし、定時で帰ります。ハイパー』。過去のトラウマから定時退社を貫く主人公・東山結衣を吉高由里子が、結衣の元婚約者でワーカホリックな副部長・種田晃太郎を向井理が演じている。曲者だらけの社内で起こる様々な問題に立ち向かう結衣と、そんな結衣を支え続ける種田が仕事を通して過去と向き合い、本当の幸せを見つけ出すヒューマンストーリー。

Read Article

キングダム(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

キングダム(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮などの主要な役者は以降の作品でも続投した。 奴隷の少年信は、「天下の大将軍になる」という夢を共有した親友の漂を殺され、その仇を追う中で秦国の若き王嬴政と出会う。嬴政は政敵に狙われており、漂が彼の身代わりとなって散ったことを知った信は、親友の想いを継いで秦国の闇に立ち向かう。

Read Article

硫黄島からの手紙(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

硫黄島からの手紙(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『硫黄島からの手紙』とは、アメリカ合衆国で製作された戦争映画。太平洋戦争末期の日本軍司令官、栗林忠道が家族に送った『「玉砕総指揮官」の絵手紙』に基づいており、クリント・イーストウッドが監督を、アイリス・ヤマシタが脚本を務めた。前作のアメリカ側からみた硫黄島での戦闘を描く、『父親たちの星条旗』と対をなす『硫黄島2部作』の日本側作品。2006年に発見された兵士たちの手紙から始まり、1944年当時の硫黄島守備隊の玉砕までの日々を陸軍一等兵西郷や守備隊指揮官栗林中将の目線から描いている。

Read Article

僕の歩く道(僕アル・僕歩)のネタバレ解説・考察まとめ

僕の歩く道(僕アル・僕歩)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕の歩く道』とは、2006年10月からフジテレビで放送されていたドラマである。脚本は橋部敦子。主演は草彅剛で、香里奈や佐々木蔵之介などが出演する。先天的な障害により、10歳程度の知能までしか発達しなかった31歳の自閉症の青年、大竹輝明は幼馴染の勧めで動物園で働くことになる。輝明と周囲の人々の交流や、輝明の真っすぐに生きる姿が描かれており、淡々と心に響く作品となっている。本作は「僕シリーズ3部作」の完結作で、平均視聴率18.3%を記録し、最終回は20.5%の最高視聴率を獲得した。

Read Article

ひとつ屋根の下(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ひとつ屋根の下(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ひとつ屋根の下』とは、1993年にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマである。「月9」枠で全12回放送された。脚本は野島伸司、主演は江口洋介が務めた。7年前の両親の事故死以来離ればなれになっていた兄弟が、長男の達也が中心となり再び一つ屋根の下で生活を始めるが、兄弟たちは悲劇的、絶望的な境遇や状況に遭遇する。様々な困難を乗り越えながら明るさを絶やさず成長し、より深い絆が育っていく様を描く。

Read Article

屍人荘の殺人(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

屍人荘の殺人(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『屍人荘の殺人』とは2017年に今村昌弘が執筆したミステリー小説、小説を原作としたミヨカワ将による漫画、および2019年公開の実写映画作品である。ミステリー小説好きの大学生・葉村譲(はむらゆずる)と明智恭介(あけちきょうすけ)は、探偵少女の剣崎比留子(けんざきひるこ)にロックフェス研究会の夏合宿に誘われる。しかしその先で衝撃の出来事に遭遇し、ペンションでも殺人事件に巻き込まれる。事件解決に奮闘する研究会のメンバーと葉村たちの様子が描かれている。剣崎と葉村のコミカルなやりとりが見所の作品。

Read Article

Hey! Say! JUMP(HSJ・ヘイジャン)の徹底解説まとめ

Hey! Say! JUMP(HSJ・ヘイジャン)の徹底解説まとめ

Hey! Say! JUMP(ヘイ セイ ジャンプ)とはジャニーズ事務所に所属するアイドルグループであり、8人で活動している。所属レコード会社はジェイ・ストームである。2007年9月21日に結成し、2007年11月14日にデビュー曲である『Ultra Music Power』をリリースしており、その後も定期的にCDをリリースしている。個人では俳優、MC、YouTubeと活動しており、趣味や特技を仕事に繋げている。

Read Article

【相棒】歴代相棒まとめ

【相棒】歴代相棒まとめ

『相棒』とは、2000年からテレビ朝日・東映によって制作・放送されている刑事ドラマシリーズである。 警視庁特命係は、警視庁内部の左遷先として扱われている“人材の墓場”である。そこに所属する刑事杉下右京は、どのような難事件も解決する切れ者だが、事件と見ればそれが権力の闇に隠されていようと暴き立て、捜査のためなら強引な手法も辞さない厄介な人物としても知られていた。様々な事情からそこに異動させられる刑事たちは、時に右京に反発し、時に彼の推理力に圧倒されながら、次第に息の合った“相棒”となっていく。

Read Article

目次 - Contents