超高速!参勤交代(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『超高速!参勤交代』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2014年に映画化された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)は、長い参勤交代を終えて国元に帰ってきていた。しかしすぐにまた参勤するようにと江戸から知らせが届く。湯長谷藩の面々は老中松平信祝(のぶとき)の無理難題を攻略するため、何度も窮地に陥りながらも知恵をめぐらせ江戸に向かう。この物語は個性豊かなキャラクターが織りなすコミカルな様子の中に、男たちの熱い思いを垣間見ることが出来る作品となっている。
『超高速!参勤交代』の概要
『超高速!参勤交代』とは、江戸時代の参勤交代を題材にした2011年の土橋章宏の脚本をもとに、本木克英が監督をつとめ2014年に公開された時代劇映画である。2013年には、土橋自身により小説化もされている。主演は佐々木蔵之介で、さらにその脇を深田恭子や西村雅彦など、多くの豪華俳優陣が固める。撮影は兵庫、福井、山形などでされ、湯長谷城は篠山城跡が使用されている。第38回アカデミー賞最優秀脚本賞や第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞した他、数々の賞にノミネートされた。時代劇ではあるものの親子連れや若い女性からも支持を得て、2016年には続編映画の『超高速!参勤交代リターンズ』が公開されている。本作が公開された際のPRの一環として、湯長谷藩があったいわき市の観光課スタッフ等が5日間かけて東京まで歩き、舞台あいさつに登場した。
湯長谷藩藩主の内藤政醇(ないとうまさあつ)は、長い参勤交代を終えてようやく国元に帰ってきていた。家臣らも国元に戻れたことを喜ぶ中、江戸から再び参勤するようにと知らせが届く。しかも期限は5日のうちにという超ハードスケジュールである。湯長谷藩の面々は老中松平信祝(まつだいらのぶとき)の理不尽な命令に憤りながらも、信祝のたくらみを阻止しようと江戸に出発する。道中、言うことを聞かない中間や信祝からの刺客など、次々とトラブルが降りかかる。それでも旅の中で忍びの雲隠段蔵(くもがくれだんぞう)や飯盛女のお咲と出会い、協力してもらいながら江戸に向かう。この作品は個性豊かな登場人物による江戸時代の人々のコミカルな様子の中に、互いに協力し合い一生懸命生きる男たちの姿が描かれた物語となっている。
『超高速!参勤交代』のあらすじ・ストーリー
殿の帰り
8代将軍徳川吉宗の時代。全国の大名にとって、大行列を組み江戸に出仕する参勤交代は大変な苦行だった。移動に莫大な費用がかかり、妻子は人質として江戸に住まわせることになっていた。
享保20年。磐城湯長谷藩(いわきゆながやはん)1万5千石も、江戸での長い勤めを終え、10日かけて国元に帰ってきていた。湯長谷藩藩主の内藤政醇(ないとうまさあつ)はそばにいる家老、相馬兼嗣(そうまかねつぐ)をねぎらう。一方家臣らは、城に帰ってからのことに思いを馳せていた。
一大事
そこに江戸家老である瀬川安右衛門(せがわやすえもん)が駆け込んできて「殿、今日より5日のうちに参勤交代せよと上様からのお達しです」と早口で言う。瀬川が「ご老中松平信祝(まつだいらのぶとき)様のご詮議で我が藩の金山の届け出に偽りありとの疑いがかかり、そのような沙汰になったと思われまする」と言うと相馬は憤慨する。
江戸城の松の間では、将軍徳川吉宗と信祝、老中首座の松平輝貞(まつだいらてるさだ)が集まっていた。吉宗は信祝に湯長谷のことの真偽を問う。信祝は「参勤で金を使わせたうえ、仕置きするのが一番でございましょう」と不敵な笑みを浮かべる。
一方湯長谷藩では再びの参勤交代の命を受け集まった家臣らから、こんなバカな話があるかという声があがっていた。信祝は老中首座の座を狙っており、そのための手柄を求めている。家来衆のリーダーである荒木源八郎(あらきげんぱちろう)が憤り議論がヒートアップしてくる中、祐筆である秋山平吾(あきやまへいご)は「ご公儀に逆らうなどもってのほか。きっと謀反とみなされ下手をしたら命すらあやうい!」と声をあげる。秋山は有り金を全ておくり、自ら閉門して降参することを提案する。
参勤交代再び
湯長谷城では、政醇が参勤交代について頭を悩ませていた。相馬は今回の参勤交代で山の中を抜けるという方法をしっかり考えていた。さらにすでに瀬川を先発させて手配をさせているという。しかし相馬は心配そうである。すると、政醇はいきなり立ち上がり、備えられていた槍を庭に向かって突き出すと、潜んでいた男が出てくる。その男はいきなり草むらに手裏剣を投げる。潜んでいた男は「隠密どもの話を耳に挟み、腕を貸そうかと思いましてな」と言う。政醇が「お主が案内すれば、間に合うのか」と聞くと山で食事もとれると自信満々である。こうして道案内に雲隠段蔵(くもがくれだんぞう)を雇うことが決定した。
山を進む一行
段蔵は「各々方、ここから山でござる。覚悟はよろしいかな?」と政醇らに声をかける。その一行の周りには、何やら忍びのような人影がちらついていた。
政醇らは、山の道中でたき火をかこんでイノシシを食べていた。しかしそのすぐ近くの茂みでは、3人の忍びが今にも政醇らに襲い掛かろうとしていた。それに気付いた段蔵が忍びに近づく。忍びが「なに奴」と問いかけると、段蔵は「狙う獲物は同じじゃ。儂は牛久宿(うしくしゅく)まで行けばよい。そこで金をもらうことになっている」と言い、さらに忍びに政醇らのことを売ってしまう。「儂は雲隠段蔵」それを聞いた忍びらは驚く。段蔵は「儂が消えるまで手出しせずに、ついてまいれ」と言った。
湯長谷藩の一行は、政醇と秋山以外酔っ払ってしまった。相馬が「殿、ここから先は馬でお進みください。あの者が山を抜けるまで案内いたします。待ち合わせるのは、牛久宿の鶴屋(つるや)」と言う。政醇は自分だけラクをするのかと言うが、実は山を抜ける途中で政醇は足を負傷していた。そこに段蔵も「あたりを見回りに行ってまいりました」と戻ってくる。政醇は段蔵に小刀を手渡す。
襲撃
荒木たちが寝静まる廃寺の井戸で、相馬が水を汲んで井戸のふちに座りながら飲んでいた。そこに大きな雷の音が鳴り響き、相馬はバランスを崩して井戸の中に落ちてしまった。一方廃寺のなかには、忍び達が浸入してきていた。忍びの一人が振り下ろした刀を荒木が間一髪で避け、声をあげる。膳番(ぜんばん)の今村清右衛門(いまむらせいえもん)と馬廻(うままわり)の増田弘忠(ますだひろただ)が威勢よく刀を抜いたが、家臣らは速く走る必要があるために、その身に付けている刀は偽物ばかりであった。偽物の刀では戦えないので、家臣らは殴ったり物を投げたりして応戦する。しかし相手は忍びで武器ももっており、たまらず皆外に逃げ出す。今村が段蔵がいないことに気付くが、荒木に走るよう促され荒木たちは崖から川の中に飛び込む。そこでようやく忍び達は追うのをあきらめた。
荒木たちが川に飛び込んでいる頃、相馬はなんとか自力で井戸から這い出して急いで仲間を探しにいった。
四日目
湯長谷を出発してから四日目の朝、河原で荒木が仲間たちを起こす。側用人である鈴木吉之丞(すずきよしのすけ)が相馬がいないことに気付くが、井戸に落ちていたことには気づいていない。荒木と今村は相馬をすでにない者として扱っている。そうして荒木らは川の上流に向かって手を合わせるのだった。
荒木たちは近くの道の通行人に、ここがどこなのかを確認すると政醇と待ち合わせしている牛久宿を過ぎて、藤代宿(ふじしろしゅく)にいることがわかった。秋山は「皆落ち着け。まず、牛久の殿に飛脚を送れ。引き返すと行列の準備が間に合わねえ。我らは先で殿を待つのだ。今後中間との交渉は鈴木がせよ。今村は食料の調達。荒木と増田は道を聞いてこい。拙者は地図を手に入れる」と指示し、自らも動き出す。そうして、それぞれの役割のために走り出すのだった。
荒木らは江戸への道を突き進んでいた。すると「とんでもねえとこに出たではねが」と今村が言う。目の前にはぼろぼろで今にも落ちそうな吊り橋が見えている。皆なんとか吊り橋を渡り終えるが、最後に残った鈴木だけは、恐怖から吊り橋の真ん中で足がすくんでしまった。そんな時、鈴木の背後から、落ち武者のような男が近づいてきたのだ。実はそれは井戸から生還した相馬なのだが、荒木らは相馬が死んだと思い込んでいるため大慌てになる。しかし相馬は前にいるのが仲間だと気付き、嬉しそうに近づいてくる。そこでやっと相馬が生きていることに気付く荒木たちだった。
五日目
政醇と、鶴屋の飯盛女であるお咲(おさき)が馬で先を急いでいると、信祝の手先の虎之助(とらのすけ)と小太郎(こたろう)たちが立ちはだかった。政醇はすかさず「隠密は切り捨て御免」と、襲ってきたうちの一人を抜刀術で仕留める。それを皮切りに忍びが次々と襲い掛かり、政醇は4、5人の忍びを相手にする。そこで虎之助はお咲を人質にとる。「我ら忍びは勝つことが全て。女郎ごときにうつつを抜かすとは愚かなものよ。それでも大名か」と虎之助は言う。そこでようやく、お咲は政醇が大名であることを知る。そして政醇は「儂はその女を好いておる」ときっぱりと言う。そんな政醇に虎之助は、刀を捨てればこの女は助けてやる、藩と女どっちを取るかと言うので、政醇は刀を置いて胡坐をかいて地面に座った。
虎之助が小太郎に指示を出し、今にも政醇に刀が振り下ろされようという時、笠をかぶった一人の男が馬でやってきた。男は「信祝様よりご命令である。内藤は活かして江戸まで連れてまいれ。自らの手でとどめを刺したいとのことじゃ」と告げる。それを聞いた虎之助は、悔しそうに政醇を縛り上げる指示を出す。小太郎が政醇を縛り上げると、男は急に小太郎を斬りつけ絶命させた。実はこの男は段蔵であり、政醇たちを助けに来たのだった。虎之助は卑怯だと言うが、「忍びは勝つことが全て。卑怯も汚いもないわ。良いのか、後ろがあやういぞ」と段蔵は言う。虎之助と段蔵が話すうちに、政醇が虎之助の背後にまわっていたのだ。そしてそのまま虎之助は政醇に斬られてしまう。敵を退け、政醇は段蔵に礼を言って先を急いだ。
飢饉の時の恩返し
取手宿(とりでしゅく)の手前では、相馬らが政醇の到着を待っていた。相馬は政醇が到着しないことに焦っている。そこに鈴木が声をかける。しかし中間たちは相馬たちが遅れてきたため、延長料金を払うようにとごねている。中間の代表の男は「待たされてた分は払ってもらう」と言う。相馬は再度お願いするが、取りつく島もない。「我らは時に百姓、時には侍。うつりゆく世を楽しく生きるものよ。前払いで足りぬ分は、物でもらってゆくぞ」と、立ち止まらないばかりか相馬たちが借り受けた大名行列の道具まで持ち去ってしまう。相馬は膝をつき、切腹の体制に入って刀を抜くが、泣き崩れてしまう。持っているのが偽物の刀だったからである。
そこに、立派な大名行列がやってくる。相馬らが道をあけると大名行列が止まり相馬らの前に駕籠が止まる。駕籠の中の人物が顔を出すと、相馬は驚き、声をあげる。荒木も「磐城平藩(いわきたいらはん)の内藤政樹(ないとうまさき)様!」と驚く。5日で参勤しなければならないことを話すと、内藤は「お主の目は節穴か」としたり顔で相馬に言う。なんと、磐城平の大名行列を貸してくれるというのだ。内藤は大飢饉の際の恩返しだと言うのだ。以前このことで政醇をとがめた相馬は政醇と内藤に感謝する。
取手宿(とりでじゅく)
取手宿の通りを、湯長谷藩の立派な大名行列が過ぎて行く。無事に取手宿を過ぎ、相馬は内藤に感謝の意を伝える。内藤は磐城平に帰っていった。
鈴木が「ご家老、殿はいかがします」と聞くと、相馬は江戸で殿を待つと言う。そこに瀬川が馬にのってやってきて、この先に大名行列がくると知らせる。その大名行列は仙台藩の伊達家のものだった。通常大名行列の前を横切ったり、流れを止めることは許されないためこのままだと刻限に間に合わない。荒木らはどうすれば良いか策が思い浮かばず、相馬に詰め寄り催促をする。その拍子に鈴木が転んでしまい、ふんどしが丸見えになってしまう。この頃飛脚と産婆は行列の前を横切っても良いという定めになっており、相馬は鈴木のふんどしを見て飛脚に扮して行くという案を思いついたのだ。
江戸
江戸の湯長谷藩邸に、相馬らが飛脚の恰好のまま到着した。政醇の妹である琴姫(ことひめ)が邸の中から姿を現し相馬らを歓迎する。「それで殿は、兄上はいずこにおわす」と琴姫が聞き、相馬が「途中ではぐれてしまいました」と言う。すると「愚か者!なぜお守りしてこぬのじゃ。期限は暮れ六つ(午後6時頃)じゃぞ。間に合わぬではないか。知恵を出せ」と琴姫は相馬に詰め寄る。相馬は懸命に知恵を出し、「こうなれば江戸屋敷のもの総出で行列を組み、殿抜きで時をかせぐしかありませぬ」と決め、一行はさっそく準備に取り掛かるのだった。
政醇、段蔵、お咲は江戸城への道を急いでいた。段蔵らは町に入ったところで忍び達に囲まれた。段蔵らは爆弾や忍びの道具を使い、相手を倒していく。そこに、大名行列が通りかかった。それは江戸の藩邸から江戸城に向かっていた湯長谷藩の行列で、政醇はその中に相馬の姿を見つける。相馬も政醇に気付き声をあげる。政醇と相馬は無事に再会し、相馬は政醇の無事を喜ぶ。その間に段蔵がお咲を安全な場所に避難させると、相馬がその女は誰だと怪訝な顔をする。すると段蔵が「殿の女にござる」と言い、相馬にお咲を託していくので、相馬はびっくりしてしまう。それでも相馬はなんとかお咲を駕籠に押し込むのだった。その横では荒木らも敵を倒していく。段蔵は、信祝に仕える隠密の頭である夜叉丸(やしゃまる)と対峙しており戦い始める。激しい応酬の中、夜叉丸の手裏剣が段蔵の足に刺さってしまう。手裏剣にはしびれ薬が仕込まれており、夜叉丸はしゃがみこむ段蔵に近づいてとどめを刺そうとする。すると段蔵が急に立ち上がり、夜叉丸に反撃する。段蔵は「儂に毒はきかぬ。きくのは酒だけよ」と、余裕の表情を見せるのだった。
町の奥では忍び達が、奥に進めないよう通りにバリケードを作っていた。そこに秋山が突っ込み、忍びを斬りつけながら徐々に柵の縄を切っていく。そうして少しずつ柵は壊されていったが、政醇は心配する。しかし秋山は奮闘する。すると、背後から近寄っていた忍びに秋山は斬られてしまう。政醇が声をあげる。秋山は次々と斬られ、ついに地面にへたりこんでしまう。それを見た段蔵が、政醇が秋山の元に駆けつけられるようにする。声をかけると秋山は息も絶え絶えに道の先を指す。政醇や他の家臣らが悔しそうにしながらも柵を越えると、段蔵が柵に火を放って忍びたちが政醇らを追えないようにした。段蔵も火の中に残って、「早く行けえ!」と言うのだった。
一方江戸城の大手門の内側では、信祝と輝貞が湯長谷藩の到着を待っていた。信祝は「輝貞様、何も大手門までお出かけにならずとも」と言った。暮れ六つが近づき、大手門は閉じられようとする。しかしそこに相馬ら湯長谷藩の家臣が駆け込んでくる。暮れ六つの鐘の音が鳴り響いている時だった。相馬が「湯長谷藩、ただいま参上しました!」と言うと、信祝は「参勤に遅れるなど、言語道断!」とまくしたてる。しかしその時、もう一度鐘が鳴り響いた。その鐘の音を聞いた輝貞は無事湯長谷藩が参勤したと判断し称賛する。暮れ六つの鐘が鳴り終わるのを数えていた信祝は輝貞に抗議する。実は最後の鐘の音は、鈴木が矢を射って鐘にあてていたのだった。駕籠から出てきて輝貞の前で膝をついた政醇に、輝貞はその姿を確認すると「疑いとなった金山、届け出を偽っておったというのはまことか」と問う。政醇は「金山から出ましたのは、これにございます」と、小さな包みをあける。「これは金ではございません。色は似ておりますが、くろがねの類にございます。よって、金の算出なしとはまことの届け出。功を焦った隠密が見間違え、欲に目のくらんだ誰かが鵜呑みにしたのでございましょう」と、信祝を睨みながら言うのであった。それを見ていた輝貞は「信祝、此度の参勤はその方が申し立てたのじゃ。湯長谷藩に咎がなかった以上、責めを負わねばならん」と信祝に説く。信祝は「私はただご公儀のためを思い勤めを果たしたまでのこと。わかっておられるでしょう」と言ってのける。しかし輝貞の「これまでそなたは隠密を勝手に使い、諸藩の弱みを握って私腹を肥やしていた。沙汰するまで謹慎を申し付ける。下がれ」という言葉に、「このようなことで儂に勝ったと思うなよ」と言い捨て去っていった。
あとの始末
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『坂道のアポロン』とは、2007年から2012年まで小玉ユキが『月刊フラワーズ』(小学館)にて連載していたジャズと青春をテーマにした少女漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画である。舞台は1966年の長崎県。主人公の薫が、横須賀から長崎の高校へ転入したところから始まる。父の仕事の都合で転校ばかりしていた薫にとって、学校は息苦しくストレスばかりの場所であった。しかし、そこで不良の千太郎と心優しい律子、そしてジャズに出会い薫の生活は一変する。美しい友情と交錯する恋心が魅力的に描かれている。
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1リットルの涙(書籍・映画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『1リットルの涙』とは、2005年10月からフジテレビ系で放送されていたテレビドラマで、2005年2月に映画化もされた。原作は木藤亜也のノンフィクション書籍。主演は沢尻エリカ。その他、薬師丸ひろ子や錦戸亮などが出演する。中学3年生の池内亜也は難病の脊髄小脳変性症を発症して様々な困難に見舞われ苦悩するが、家族や友人らの支えにより、懸命に生き抜いていく。短くもひたむきに生きた亜也と、彼女を支え続けた家族や周囲の人々の愛が描かれている感動のストーリー。本作は平均視聴率15.4%と高視聴率を記録した。
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マイ☆ボス マイ☆ヒーロー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』とは、2006年7月から日本テレビで放送されていたコメディドラマ。韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』のリメイク。脚本は大森美香。主演は長瀬智也で、共演は新垣結衣や手越祐也など。ヤクザの若頭である榊真喜男は、まともに学校に通ったことがなく、勉強が全くできなかった。そのため、ボスである父に組を継ぐために、高校を卒業するよう命じられる。初めは嫌々学校に通っていた真喜男だが、徐々に青春の楽しさを感じていく。本作は平均視聴率が19.1%と高視聴率を記録した。
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エルピス —希望、あるいは災い—(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『エルピス —希望、あるいは災い—』とは、主人公である女子アナウンサーの浅川恵那とディレクターの岸本拓朗が、冤罪の証拠を探すドラマである。経済界の大物の策略で死刑囚となった男の冤罪を希望を見出しながら立証していくのだ。圧力に屈したくない拓郎と、自分の地位を守りたい恵那の葛藤も描いていて、災いや希望が渦巻く中で懸命に生きていくヒューマンストーリー。平均視聴率は6.3%で、最終回は5.5%である。
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残穢-住んではいけない部屋-(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『残穢-住んではいけない部屋-』とは、小野不由美のホラー小説『残穢』を原作とした、中村義洋監督による映画作品。竹内結子が主人公であるホラー小説作家の私(小松由美子)を演じ、橋本愛がストーリーのきっかけとなる女子大生の久保亜紗美を演じる。ある日、私の元に久保亜紗美から、「今住んでいる部屋で、奇妙な音がする」という内容の手紙が届く。そのマンションを調べていく内に、過去の住人が引き起こした数々の事件について暴かれていく。暗闇の底から這い出てくるような不気味な世界観が特徴。
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何曜日に生まれたの(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『何曜日に生まれたの』とは野島伸司の脚本のオリジナルドラマである。2023年8月から10月まで放送された。主人公のすいは、学生時代にバイク事故に遭い人生が大きく変わってしまう事になる。その後部屋に閉じこもってしまう、こもりびととして10年間過ごし、父親の仕事がきっかけで、第2の人生を歩みだす。高校時代の仲間や恋愛模様が描かれたヒューマン物語で、すいがこもりびとを卒業できるきっかけになる。またバイク事件の真相や、こもりびとになった経緯などが徐々に明かされる為、早く続きが見たくなると話題になった。
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わたし、定時で帰ります。(わた定)のネタバレ解説・考察まとめ
『わたし、定時で帰ります。』とは、2019年4月よりTBS系の「火曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ作品。原作は朱野帰子の小説『わたし、定時で帰ります。』と、その続編である『わたし、定時で帰ります。ハイパー』。過去のトラウマから定時退社を貫く主人公・東山結衣を吉高由里子が、結衣の元婚約者でワーカホリックな副部長・種田晃太郎を向井理が演じている。曲者だらけの社内で起こる様々な問題に立ち向かう結衣と、そんな結衣を支え続ける種田が仕事を通して過去と向き合い、本当の幸せを見つけ出すヒューマンストーリー。
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硫黄島からの手紙(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『硫黄島からの手紙』とは、アメリカ合衆国で製作された戦争映画。太平洋戦争末期の日本軍司令官、栗林忠道が家族に送った『「玉砕総指揮官」の絵手紙』に基づいており、クリント・イーストウッドが監督を、アイリス・ヤマシタが脚本を務めた。前作のアメリカ側からみた硫黄島での戦闘を描く、『父親たちの星条旗』と対をなす『硫黄島2部作』の日本側作品。2006年に発見された兵士たちの手紙から始まり、1944年当時の硫黄島守備隊の玉砕までの日々を陸軍一等兵西郷や守備隊指揮官栗林中将の目線から描いている。
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ひとつ屋根の下(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ひとつ屋根の下』とは、1993年にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマである。「月9」枠で全12回放送された。脚本は野島伸司、主演は江口洋介が務めた。7年前の両親の事故死以来離ればなれになっていた兄弟が、長男の達也が中心となり再び一つ屋根の下で生活を始めるが、兄弟たちは悲劇的、絶望的な境遇や状況に遭遇する。様々な困難を乗り越えながら明るさを絶やさず成長し、より深い絆が育っていく様を描く。
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キングダム(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮などの主要な役者は以降の作品でも続投した。 奴隷の少年信は、「天下の大将軍になる」という夢を共有した親友の漂を殺され、その仇を追う中で秦国の若き王嬴政と出会う。嬴政は政敵に狙われており、漂が彼の身代わりとなって散ったことを知った信は、親友の想いを継いで秦国の闇に立ち向かう。
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僕の歩く道(僕アル・僕歩)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕の歩く道』とは、2006年10月からフジテレビで放送されていたドラマである。脚本は橋部敦子。主演は草彅剛で、香里奈や佐々木蔵之介などが出演する。先天的な障害により、10歳程度の知能までしか発達しなかった31歳の自閉症の青年、大竹輝明は幼馴染の勧めで動物園で働くことになる。輝明と周囲の人々の交流や、輝明の真っすぐに生きる姿が描かれており、淡々と心に響く作品となっている。本作は「僕シリーズ3部作」の完結作で、平均視聴率18.3%を記録し、最終回は20.5%の最高視聴率を獲得した。
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屍人荘の殺人(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『屍人荘の殺人』とは2017年に今村昌弘が執筆したミステリー小説、小説を原作としたミヨカワ将による漫画、および2019年公開の実写映画作品である。ミステリー小説好きの大学生・葉村譲(はむらゆずる)と明智恭介(あけちきょうすけ)は、探偵少女の剣崎比留子(けんざきひるこ)にロックフェス研究会の夏合宿に誘われる。しかしその先で衝撃の出来事に遭遇し、ペンションでも殺人事件に巻き込まれる。事件解決に奮闘する研究会のメンバーと葉村たちの様子が描かれている。剣崎と葉村のコミカルなやりとりが見所の作品。
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Hey! Say! JUMP(HSJ・ヘイジャン)の徹底解説まとめ
Hey! Say! JUMP(ヘイ セイ ジャンプ)とはジャニーズ事務所に所属するアイドルグループであり、8人で活動している。所属レコード会社はジェイ・ストームである。2007年9月21日に結成し、2007年11月14日にデビュー曲である『Ultra Music Power』をリリースしており、その後も定期的にCDをリリースしている。個人では俳優、MC、YouTubeと活動しており、趣味や特技を仕事に繋げている。
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【相棒】歴代相棒まとめ
『相棒』とは、2000年からテレビ朝日・東映によって制作・放送されている刑事ドラマシリーズである。 警視庁特命係は、警視庁内部の左遷先として扱われている“人材の墓場”である。そこに所属する刑事杉下右京は、どのような難事件も解決する切れ者だが、事件と見ればそれが権力の闇に隠されていようと暴き立て、捜査のためなら強引な手法も辞さない厄介な人物としても知られていた。様々な事情からそこに異動させられる刑事たちは、時に右京に反発し、時に彼の推理力に圧倒されながら、次第に息の合った“相棒”となっていく。
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兄弟俳優、柄本祐と柄本時生の見分け方まとめ
ここでは俳優の柄本佑(えもとたすく)と柄本時生(えもとときお)の概要や見分け方をまとめた。ふたりは実の兄弟で、同一人物に見える程よく似ている。ここではふたりの特徴などの見分け方を紹介する。
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目次 - Contents
- 『超高速!参勤交代』の概要
- 『超高速!参勤交代』のあらすじ・ストーリー
- 殿の帰り
- 一大事
- 参勤交代再び
- 山を進む一行
- 襲撃
- 四日目
- 五日目
- 飢饉の時の恩返し
- 取手宿(とりでじゅく)
- 江戸
- あとの始末
- 『超高速!参勤交代』の登場人物・キャラクター
- 湯長谷藩の人物
- 内藤 政醇(ないとう まさあつ/演:佐々木 蔵之介)
- 相馬 兼嗣(そうま かねつぐ/演:西村 雅彦)
- 荒木 源八郎(あらき げんぱちろう/演:寺脇 康文)
- 秋山 平吾(あきやま へいご/演:上地 雄輔)
- 鈴木 吉之丞(すずき よしのすけ/演 :知念 侑李)
- 増田 弘忠(ますだ ひろただ/演:柄本 時生)
- 今村 清右衛門(いまむら せいえもん/演 :六角 精児)
- 瀬川 安右衛門(せがわ やすえもん/演:近藤 公園)
- 江戸の人物
- 琴姫(ことひめ/演:舞羽 美海)
- 松平 信祝(まつだいら のぶとき/演:陣内 孝則)
- 松平 輝貞(まつだいら てるさだ/演:石橋 蓮司)
- 徳川 吉宗(とくがわ よしむね/演:市川 猿之助)
- その他の人物
- お咲(おさき/演:深田 恭子)
- 雲隠 段蔵(くもがくれ だんぞう/演:伊原 剛志)
- 夜叉丸(やしゃまる/演:忍成 修吾)
- 高坂 小太郎(たかさか こたろう/演:冨浦 智嗣)
- 虎之助(とらのすけ/演:和田 聰宏)
- 内藤 政樹(ないとう まさき/演:甲本 雅裕)
- 徳川 宗翰(とくがわ むねもと/演:前田 旺志郎)
- 『超高速!参勤交代』の用語
- 参勤交代
- 飢饉
- 老中
- お取り潰し
- 蟄居(ちっきょ)
- 戸隠流(とがくしりゅう/とがくれりゅう)
- 甲賀流(こうかりゅう)
- 服部半蔵
- 国替え
- 『超高速!参勤交代』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 内藤政醇「強いだけでは役に立たぬ。お主のような冷静な者もまた必要なのじゃ」
- お咲の手に軟膏を塗る政醇
- 内藤政醇「この不始末、ご老中がどのようにケリをつけられるか、田舎者にもはっきりわかるようお教えくださいませ」
- 『超高速!参勤交代』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- コミカルな中にも本気の戦闘シーン
- 福島県から生まれた「閉所恐怖症の殿様」のアイデア
- 作中に登場する、実在の人物
- 『超高速!参勤交代』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:塩ノ谷早耶香「Like a flower」