リング0 バースデイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『リング0 バースデイ』とは、2000年に公開された日本のホラー映画。『リング』『らせん』『リング2』に続くリングシリーズ完結編である。原作者・鈴木光司原作の短編集『バースデイ』に収録されている『レモンハート』の映画化。生前の貞子の悲恋と悲惨な最期を描く。昭和43年、母・志津子が亡くなってから東京の劇団に所属していた18歳の山村貞子、彼女の身に起きた悲劇の数々。激しい呪いの秘密の全てが明かされる。仲間由紀恵が後のおぞましい姿から想像もできない生前の可憐な貞子を好演。

『リング0 バースデイ』の概要

『リング0 バースデイ』とは、2000年に公開された日本のホラー映画。『リング』、『らせん』、『リング2』に続くリングシリーズ完結編である。同時上映は『ISOLA 多重人格少女』。興行収入は16億円。監督はシリーズで初となる鶴田法男、脚本は『リング』、『リング2』と同じく高橋洋である。舞台は昭和43年。東京の劇団に所属していた18歳の山村貞子の悲恋と悲惨な最期を描いたストーリー。
原作・鈴木光司の短編集『バースデイ』に収録された『レモンハート』の映画化で『バースデイ』のタイトルの元は原作『リング』シリーズの完結編『ループ』の後日談を描いた短編『ハッピー・バースデイ』に由来している。本映画版では「忌まわしい怪物貞子の誕生編」という意味を込めて「ハッピー」は抜き、「バースデイ」のみとなった。
キャッチコピーは「ついに明かされる貞子出生の秘密」、「リングは今世紀最悪の0で終わる」。同時上映の『ISOLA 多重人格少女』と併せてのキャッチコピーは「世紀末に誕生する2つのミレニアムホラー」。
鶴田監督や脚本の高橋洋はインタビューで昭和43年の時代背景設定や制作スケジュール、予算の都合などで苦労したことを語っている。第3回三鷹コミュニティシネマ映画祭で伊熊平八郎役の伴大介が主役に抜擢された仲間由紀恵が鶴田監督に泣くほど怒られながら撮影したことを語っている。本作ではオーディションに見事合格し山村貞子役を獲得した仲間由紀恵だが、この作品での演技が堤幸彦監督の目にとまり『TRICK』シリーズの主役に選ばれることになる。のちに『TRICK劇場版2』で仲間由紀恵は貞子のセルフパロディーを披露している。
前作から30年前、山村貞子は18歳で上京し東京の劇団「飛翔」に所属した。その頃から劇団員たちは同じ「井戸の夢」を見る。次々に起こる劇団の悲劇と母・志津子から受け継がれる貞子の謎の力。壮絶な貞子出生の秘密が明かされる。

『リング0 バースデイ』のあらすじ・ストーリー

美しく儚い少女・山村貞子

都会の喧騒の中、女子高生が携帯電話で「呪いのビデオ」の噂について話していた。女子高生は昨日「井戸」の夢を見たという。「縁が1箇所かけていて、中を覗き込んでも真っ暗で何も見えないの。その家は誰も住んでないみたいで、私は中に入っていくの。そこはひどく荒れ果てていたの。階段があったから登ろうとするとなんだか絶対にここを上っちゃいけないって、そんな気がして動けないの」そして夢は続き女子高生は女の悲鳴を聞く、外を覗くと男が背後から白いワンピースの女を殴り女は井戸に落ちていく。
そこから30年前の昭和43年に遡る。中央日報の宮地彰子は取材のため伊豆大島にある大島町一ノ瀬小学校の女性経論・須藤を尋ねた。彰子は11年前須藤が担任した「山村貞子」について知りたいと言う。貞子の写真はほとんど残っておらず、母親の死後すぐに他へ引っ越したので情報は少なかった。須藤は貞子のことを「頭の良い子でした。とても綺麗で」と話した。彰子は山村家も尋ねたというが取り合ってもらえなかったそうだ。母親・志津子は前作で超能力があるとされ有名になったが大衆の面前で行われた公開実験で失敗しイカサマだと迫害された。そのことが原因で自殺に追いやられたのだ。彰子はその「力」が貞子にもあるのでは、と須藤に質問する。須藤はよくわからないが唯一気になることがあるという。貞子は海をひどく怖がっていた。当時貞子と同じクラスの子供が水泳の時間に訪れた海で14人も死んだのだ。その時貞子だけ「海に出たらみんな死ぬ」と海を怖がって入らなかった。
彰子の婚約者は志津子の公開超能力実験の取材記者で、その時関わった記者は全員死んでしまった。その恨みから貞子の真相を追っていた。

共通の夢と第一の悲劇が起こる

18歳の山村貞子は上京し、東京の劇団「飛翔」の研究生になっていた。隅っこで稽古を見学する貞子は、美しい容姿だが大人しく変わり者とされ周りからは疎まれていた。貞子は精神科に通っていた。貞子は病院のロビーの真ん中に立ちすくむ男を見る。通行人が気にせず男を通過した。他の誰にも見えていないその男はもうこの世の人間ではないことがわかる。貞子はたまらず目を背けた。「最近調子はどう?」と言う主治医の久野亘に対し貞子は「お芝居を始めて調子がいい」と言う。
舞台『仮面』の主役を演じる劇団の看板女優・葉月愛子はここ最近演出家の重森勇作とギクシャクし、苛立っていた。楽屋で同じ劇団員の有馬薫に貞子の後ろに何かがいると話す。貞子が来てから井戸の夢を見るとも。その夢について愛子は「縁が1箇所かけた井戸が出てくる。中を覗いても真っ暗で何も見えない。井戸のそばには古ぼけた家があるが誰も住んでいない。家には2階があるが直感で登ってはいけないと感じる。そして再び外に出ると井戸のそばに男女がおり、男は白い服の女を殴って井戸に落とす」と言った。薫も同じ夢を見たという。他の劇団員も見ていた。見始めた時期が貞子が入団してきた時期とかぶったこともあり劇団員たちはイラつき、貞子を不気味がった。
ある稽古の最中、待機していた愛子は白い服の少女を見た。その直後死亡しているのを薫に発見される。

貞子は普通じゃない

貞子の前にもう1人の貞子が出現。

愛子の死に動揺を隠せない劇団員たちに対し、公演を中止にできないと演出家の重森勇作は主役の代役にまだ研究生の貞子を抜擢する。劇団員たちはそれに対し不満を露わにしたが貞子が見事に芝居を演じたため誰も文句は言えなかった。音響担当の遠山博は唯一貞子に優しく接していた。
遠山に片想いしている衣装担当の立原悦子は楽屋で貞子の衣装を直している最中、白い服の少女を見る。ふと気づくと衣装がなくなっていた。悦子があたりを探すと稽古場で衣装を持ち立ちすくむ貞子を見つけた。悦子は「なんでこんなことするの!」と怒り貞子に詰め寄るが通りかかった遠山に制止される。悦子が去った後貞子は遠山に時々記憶がなくなると打ち明ける。昨日も重森が自宅に訪ねてきたが何があったか覚えていないという。貞子に不信感を持つ悦子は遠山に「貞子は普通じゃない」と訴える。
中央日報の彰子は劇団のリハーサルに取材に訪れる。重森の許可を得て貞子を取材しようとする。するとカメラマンの持っていたカメラのフラッシュが割れた。その写真には劇団員全員の顔が歪んでいるものがあった。
同じ頃、貞子の小学校の頃の担任須藤は自ら彰子を訪ねる。どうしても言えなかったことがあるという。一度だけ訪れた山村家で二階に続く階段を見つけた。這うような音がしたのでその先をよく見るとそこには確かに貞子のような姿があった。そして視線を戻すと目の前にはいつもの貞子の姿もあった。貞子は2人いると当時須藤は確信していたという。舞台取材時に撮られた貞子の写真には背後に髪の長い少女の姿が写っていた。
公演の前日、重森は貞子に「お前の母親が誰かようやく思い出したよ。あの騒ぎはよく覚えてる」と言った。当時報道された公開実験に関わった記者が全員亡くなった事実を知っている重森は母・志津子が超能力で人を殺したんだ、と貞子に詰め寄る。否定する貞子。重森は志津子はいらない人間を容赦無く力で殺せる女だと思い込み貞子にも同じ力があると信じていた。そのため主役を奪いたい貞子が力で愛子を殺し「女優のために愛子を殺した」とし、その卑劣な手段をとった貞子を気に入り「俺の理想の女優だ」と貞子を自分のものにしようとする。激しく拒否し続ける貞子に対し遠山との関係を知っている重森は「俺を殺すのか?そんなに遠山がいいか?」と言う。貞子の意思に反してガタガタと物が動き出す。重森は焦り貞子の首を絞めようとする。それを見ていた遠山が止めに入る。殴りかかってきた重森に鈍器で殴られる遠山、取っ組み合っていると転倒して重森は後頭部をぶつけ死亡する。
その頃、彰子は元婚約者の形見である銃を手にし神妙な面持ちで見つめる。そして劇団員の悦子の元へ「協力して欲しいことがあるの」と電話をかける。
貞子は殴られた遠山を久野のいる病院に連れて行く。久野は治療しようと傷口を抑えていた貞子の手を外す。すると患部は塞がりかけていた。そのことに驚く久野と貞子。ベッドに横たわる遠山は重森を殺したことを自首すると言った。貞子は遠山の傷を治した自分の力を試そうと病院の待合室にいた車椅子の老人の足を触る。すると老人はスッと立ち上がる。能力を見た遠山と近くにいた看護婦は驚愕する。もしかしたら重森もまだ助かるかもしれないと遠山は思った。遠山は何かを思いついたように「まだ終わったわけじゃない」と言った。そして二人は重森の遺体を舞台裏に隠した。公演は予定通りこなそうと決心し、遠山は「公演が終わったら二人で遠くへ行こう」と貞子に言った。

貞子に襲いかかる悲劇と苦痛

舞台初日、大勢の観客を迎えて幕が上がった。開幕早々大道具係が舞台裏から重森の遺体を発見する。そのことが知れ渡った劇団員の間に「貞子がやった」という雰囲気が流れ始める。悦子は口実をつけて遠山と音響係を交代し、ひとりで音響室に残る。彰子に渡されたテープをセットし貞子の出演シーンに合わせて流した。それは志津子の公開実験のテープであり、それを聞いた貞子は頭を抱えてうずくまる。舞台照明が点滅し始める。そしてステージ上に志津子の姿が現れ貞子は公開実験の幻覚を見る。舞台が揺れる中、貞子の主治医の久野が舞台に上がる。遠山の傷を治した貞子の力を目の当たりにし、看護婦から立ち上がった老人の報告を聞いていた久野は「君は素晴らしい力がある」と貞子に詰め寄った。貞子の意に反してガタガタと物が動き出す。錯乱した貞子の力で久野は心臓を止められ大量の蝋燭の上に倒れ込み、すぐさま落下してきた照明の下敷きになった。
驚いて逃げた貞子を劇団員たちは凶器を持って追い詰め、リンチ状態で殴り殺した。そこへ観客に混ざり一部始終見ていた彰子がやってきた。死んだ貞子を見て「まだ終わってない、貞子は二人いる」と劇団員たちに訴える。もう一人殺さない限り呪い殺されると。彰子と劇団員たちは貞子の死体を連れ貞子の父・伊熊平八郎のいる伊豆へ向かう。
ここが夢に出てきた家だと知る劇団員たち。伊熊は来客を迎えるなり「貞子を殺しに来たのか」と見透かしていた。貞子は元は一人だったが突然2人になったという。一人は母親に似て、もう一人は本当の父親に似ていた。2人になった貞子を見た志津子は精神に異常をきたしたため伊熊はもう一人の貞子を2階に監禁していた。彰子は婚約者の形見の銃をもち、2階へ上がる。南京錠のかかった扉を見つけ銃を放つ。

貞子覚醒・怨念はここから始まった

彰子は銃で南京錠を撃ち中に侵入したが、中はテレビだけで誰もいなかった。伊熊は「まさか貞子を連れてきたのか」と聞いた。
その頃悲しみに打ちひしがれる遠山の横で貞子が静かに息を吹き返した。遠山は貞子を連れ逃げようと森の中を進むが貞子は「私から離れて」と遠山から離れる。そばに少女の姿の貞子がいた。崖に立った貞子はもう一人の貞子と一体化し本格的に能力が覚醒してしまう。顔を髪で覆われ佇む姿はもう人間ではなかった。それでも遠山は「貞子、愛してる」と微笑んだ。森に遠山の叫び声がこだまする。他の劇団員たちも一人ずつ断末魔の叫びをあげ苦しみながら倒れていく。
彰子は錯乱している悦子を見つけ逃げるよう連れ出す。夢で見た廃屋を発見し中へ逃げ込んだ。すぐさま現れた貞子はもはや人間ではなく、骨を鳴らし恐ろしい姿で2人に迫る。彰子は悦子を庇いながら震える手で貞子に銃を向ける。しかし貞子の力で2人とも銃で頭を撃ち抜かれ死亡した。伊熊は部屋の隅で我に返り泣きじゃくる貞子に「うちに帰ろう」と宥める。伊熊は貞子は全員殺したのだと悟った。
家に帰り手当てを施す伊熊。しかし貞子は体に異変を感じ苦しみ出す。治療をしていたはずの伊熊は実は貞子に毒を仕込んでいた。伊熊は「もう終わりにしよう。父さんもすぐ後を追うよ」と言い苦痛に耐え外に逃げる貞子を追う。井戸の縁に追い詰められた貞子を鉈で殴り井戸の中に押し込んだ。
意識を失っている間貞子は遠山との幸せな夢を見た。彼に差し伸べた手が冷たい壁に触り我に返るとそこは井戸の底だった。頭上を仰ぐと無情にも蓋が閉められていく。貞子の叫びが響き渡った。

『リング0 バースデイ』の登場人物

主人公

山村貞子(やまむら さだこ)/演:仲間 由紀恵

本作の主人公。昭和43年当時18歳。伊豆大島から上京し、東京の劇団「飛翔」に所属している。須藤教員に「すごく美人で」と言われ、悦子には「嫉妬しちゃうくらい美人」と言われている。貞子が劇団に入ってから劇団員は不気味な夢をみたり団員同士がギクシャクし始めたりした。そのため疎まれ孤立していた。唯一優しく接していた遠山に恋心を抱く。母・志津子の因縁や劇団員の悲劇を貞子のせいと恐れられ遠山以外の劇団員にリンチにされ死亡する。その後息を吹き返すももう一人の貞子と融合し、抑えられない力が覚醒される。愛する遠山を含め全員を呪い殺し、父・伊熊の手により井戸に突き落とされ閉じ込められる。

もう一人の貞子(さだこ)/演:古谷 千波

左:愛子の前に現れたもう一人の貞子。

最初は一人だった貞子が二人になったもう一人の貞子。それ見た志津子の精神がおかしくなったため伊熊が2階の部屋に閉じ込めた。伊熊が薬漬けにして成長を止めたため子供のままの姿をしている。貞子は母親に似て、伊熊はもう一人の貞子は本当の父親に似てるという。成長している貞子とは異なり凶暴であり、悪の元凶はこちらだと思われる。

劇団「飛翔」

遠山 博(とおやま ひろし)/演:田辺 誠一

mimizuku11996
mimizuku11996
@mimizuku11996

Related Articles関連記事

リング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

リング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『リング』とは1998年より作家鈴木光司が出版した小説を映像化した映画作品。この作品はジャパニーズホラーのブームの火付け役となった。主演は松嶋菜々子、真田広之。主人公・浅川玲子が元夫の高山竜司と共に「一度見たら死ぬ」という呪いのビデオを見てしまう。二人は呪いから逃れるために呪いのビデオの謎に迫る。

Read Article

リング2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

リング2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『リング2』とは1992年に公開された日本のホラー映画。前の年の劇場版『リング』の続編であり、映画版オリジナルストーリー。『リング』の正規の続編として『らせん』があるが、本作はもう一つの続編として異なる展開を見せるパラレルワールドとして描かれている。前作『リング』のホラー感を継承し、より恐怖を感じさせる映像が増した。亡くなった恋人、高山竜司の死の謎を解く、高野舞。未だ続く「呪いのビデオ」の呪縛。犠牲者が増える一方で、浅川玲子の遺児・陽一を守り奮闘する。貞子の呪いから逃れることはできるのか。

Read Article

らせん(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

らせん(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『らせん』とは1998年に公開された日本のホラー映画。原作は鈴木光司の同名小説。前作にあたる『リング』の続編として同時上映された作品である。監督と脚本は1995年の単発ドラマ版『リング』の脚本を担当した飯田譲治。「呪いのビデオ」に科学的視点からその謎に迫る。前作のオカルトホラーから雰囲気を変え、原作を忠実に再現したSFサスペンス要素の強い作品になっている。解剖室に送られてきたかつての友人高山竜司の遺体。残された暗号。安藤は第一発見者高野舞とともにその謎に挑む。

Read Article

美しい隣人(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

美しい隣人(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『美しい隣人』とは、2011年1月から3月まで放送された、隣家に引っ越してきた異常な女性をテーマにしたサスペンスドラマ。主演は主人公の沙希を演じた仲間由紀恵。郊外の住宅地、美空野町に暮らす平凡な専業主婦矢野絵里子は、夫と息子の3人家族で平穏な日々を過ごしていた。ところがある日、絵里子の家の隣に引越して来た謎の美女・マイヤー沙希によって、彼女の平穏な生活は崩れ去っていくというストーリー。仲間由紀恵演じる沙希が、檀れい演じる絵里子の幸せな生活を崩壊させていく姿と、そこに潜んだ謎が見どころである。

Read Article

貞子 vs 伽椰子(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

貞子 vs 伽椰子(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『貞子 vs 伽耶子』とは2016年に公開された日本のホラー映画。共に一世を風靡したジャパニーズホラー映画『リング』シリーズの「山村貞子」と『呪怨』シリーズの「佐伯伽耶子」の最恐二大ヒロインが共演を果たした。監督は白石晃士。女子大生の倉橋有里の親友・夏美は偶然手に入れた「呪いのビデオ」を見てしまう。一刻も早く「見たら二日後に死ぬ」呪いを解かなければならない。一方「呪いの家」が気になって仕方ない女子高生・高木鈴花。蔓延してゆく強力な呪いを解くためにはバケモンとバケモンをぶつけるしかないのだった。

Read Article

MIU404(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

MIU404(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『MIU404』とは、性格が全く違う二人の刑事が日本の社会問題に立ち向かいながら事件解決を目指す、警視庁機動捜査隊を舞台としたテレビドラマである。臨時部隊として新設された第4機捜に召集された刑事が志摩一未と伊吹藍だ。二人は相反する性格ながら、様々な事件に相棒として立ち向かうことになる。斬新なストーリーと共に、二人の刑事がバディとして絆を深めていく姿も目が離せない作品だ。

Read Article

3年A組 ―今から皆さんは、人質です―(3A)のネタバレ解説・考察まとめ

3年A組 ―今から皆さんは、人質です―(3A)のネタバレ解説・考察まとめ

『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』とは、日本テレビ系で2019年に放送された日本のテレビドラマ。半年前に起きた女子生徒・景山澪奈の自殺の真相を明らかにするため、美術教師の柊一颯が生徒たちを人質に取った立てこもり事件を起こす、異色の学園ドラマである。主演は菅田将暉。生徒役には永野芽郁や今田美桜、森七菜などが出演している。『電車男』や『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』などのヒットドラマを生み出した武藤将吾が脚本を手掛ける。

Read Article

新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。

Read Article

紙の月(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

紙の月(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

梅澤梨花は夫と二人で暮らす銀行の契約社員。平凡だが穏やかに暮らしている。不自由のない生活をしているものの、夫とは気持ちがすれ違い始めていた。年下の大学生と出会ったことをきっかけに、彼女の生活は歪み出し、巨額の横領事件を起こしてしまう。ベストセラーとなった角田光代の同名小説を映画化。監督は吉田大八。

Read Article

トリック(TRICK)のネタバレ解説・考察まとめ

トリック(TRICK)のネタバレ解説・考察まとめ

『TRICK』とは、テレビ朝日系列で放送されたミステリードラマ。2000年にシーズン1、2002年にシーズン2、2003年にシーズン3が制作・放送された。シーズン1と2は深夜帯の放送にも関わらず人気は絶大で、テレビドラマの放送が終わった後もスペシャルドラマや劇場版が制作され、実に14年も続いた。マジシャンと物理学者の男女バディが、インチキ霊能力者のトリックを暴き、事件を解決に導くストーリー。ゆるくコミカルな場面とシリアスな展開のギャップが魅力的なドラマである。

Read Article

翔んで埼玉(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

翔んで埼玉(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『翔んで埼玉』とは、魔夜峰央によるギャグ漫画作品、およびそれを原作としたコメディ映画作品である。。二階堂ふみやGACKTを始め、豪華なキャスト陣が本気でふざけた内容が大きな話題となる。埼玉県民が東京都民に虐げられてきた架空の世界が舞台となり、埼玉解放を求めて他の県を巻き込みながら全面戦争へと発展していく。

Read Article

青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。

Read Article

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

Read Article

dele(ディーリー)のネタバレ解説・考察まとめ

dele(ディーリー)のネタバレ解説・考察まとめ

『dele』とは、小説家・本多孝好による小説とテレビドラマのメディアミックス作品。小説版は『小説野性時代』に連作短編『dele』が連載され、テレビドラマ版はテレビ朝日で放送された。依頼人の死後、パソコンやスマホに残された不都合なデジタル記録を抹消する会社dele.LIFEを経営する坂上圭司と、それを手伝う真柴祐太郎が、依頼人にまつわる謎や事件を解決するというストーリー。ギャラクシー賞2018年9月度月間賞や第56回テレビ部門優秀賞などを受賞した。

Read Article

【仲間由紀恵】達筆な人も!?芸能人の書く文字まとめ【堺雅人】

【仲間由紀恵】達筆な人も!?芸能人の書く文字まとめ【堺雅人】

文字はその人自身を表すといった諺が示すように、書く人の個性が強く出ます。丸々したものだったり、筆圧が強めだったり、ものすごく達筆でもはや読むことすらできないものもありますよね。この記事では、芸能人の書く文字についてまとめました。まるで芸術作品のような美文字には、惚れ惚れしますよね…。

Read Article

今スグ欲しくなる!?芸能人愛用のメガネ・サングラスのブランドまとめ

今スグ欲しくなる!?芸能人愛用のメガネ・サングラスのブランドまとめ

芸能人の中には、メガネやサングラスがトレードマークという方もいますよね。彼ら/彼女らがカッコ良く身に付けている姿を見たら、思わず欲しくなってしまいます。この記事では、そんな芸能人たちの愛用メガネ、サングラスのブランドをまとめました。これであなたも憧れのあの人になれる!?

Read Article

【舟を編む】麻生久美子の「大人のお姉さん」の魅力が光る出演映画まとめ【宇宙兄弟】

【舟を編む】麻生久美子の「大人のお姉さん」の魅力が光る出演映画まとめ【宇宙兄弟】

麻生久美子といえば、数多くの作品に出演を果たしている実力派俳優!彼女からは「大人のお姉さん」のような雰囲気が醸し出されており、特に男性の間で高い人気を誇っています。この記事では、そんな麻生久美子が出演している映画についてまとめました。『舟を編む』、『宇宙兄弟』など、どの作品でも彼女の魅力が光っていますよ。

Read Article

TOKIOの長瀬くんの魅力が光ったドラマ「泣くな、はらちゃん」をもう一度観てみよう!

TOKIOの長瀬くんの魅力が光ったドラマ「泣くな、はらちゃん」をもう一度観てみよう!

2013年1月から放送されたTOKIOの長瀬くん主演のドラマ「泣くな、はらちゃん」。漫画の中の登場人物だった「はらちゃん」がひょんな事から現実世界にやってきて、自分達の世界を良くしてもらうために神様(=漫画の作者)に会いに行く!そして!神様は「越前さん」という女性で、はらちゃんは初めての「恋」を知るのでした。TOKIOファン必見なら必見です!

Read Article

2020年4月から放送されたTVドラマまとめ!国外のドラマも一覧で紹介!

2020年4月から放送されたTVドラマまとめ!国外のドラマも一覧で紹介!

2020年4月スタートの各放送局のドラマを一覧で紹介。各ドラマの放送日時や放送局、キャストや原作者などを、画像とともに記載している。 日本のドラマに関しては2020年以前のものから曜日別や放送時間別で記載しており、アメリカや韓国のドラマに関しても同様に一覧にしてキャスト等とともにまとめている。

Read Article

日本のオカルト・ホラー映画10選【リング・呪怨・女優霊・仄暗い水の底から他】

日本のオカルト・ホラー映画10選【リング・呪怨・女優霊・仄暗い水の底から他】

日本のオカルト・ホラー映画は日常のシーンに力を入れたり、扉が開閉する音などの効果音を多用したり、あえて決定的な惨殺シーンを省いたりすることで、間接的・婉曲的な恐怖を生み出している。西洋の映画にはない恐怖を与えてくれるジャパニーズ・ホラーは世界中で人気である。 そんな日本のオカルト・ホラー映画を10本まとめた。

Read Article

ジャニーズファンが提唱するワード「○○出は永遠の新規」の意味と使用例を解説!「関ジャニ∞」「嵐」「Kis-My-Ft2」などパターン豊富

ジャニーズファンが提唱するワード「○○出は永遠の新規」の意味と使用例を解説!「関ジャニ∞」「嵐」「Kis-My-Ft2」などパターン豊富

本記事ではジャニーズファンの間で広く浸透している「○○出は永遠の新規」という言葉の意味と使用例について、まとめて紹介している。これは2005年のドラマ『ごくせん』からジャニーズタレントのファンになった新規ファンを長年のファンが揶揄した言葉で、「ごく(せん)出は永遠の新規」という言葉が広まったものとされているのだ。記事中では「嵐」「関ジャニ∞」「Kis-My-Ft2」などグループ別の使用例や、ジャニーズ以外での表現例などを掲載した。

Read Article

目次 - Contents