呪怨2(ビデオ版)のネタバレ解説・考察まとめ
『呪怨2』(ビデオ版)とは2000年に発売されたホラービデオ作品であり、『呪怨』(ビデオ版)の続編にあたる。監督・脚本は清水崇。前作では佐伯家の殺人事件を中心に映像化されているが、今作では事故物件を扱った不動産屋の鈴木達也を中心に起こった悲劇が映像化されている。佐伯伽椰子の殺害現場だけでなく、小林真奈美の殺害現場にまで関与してしまった末に鈴木家の人間が恐ろしい心霊現象に襲われ死に絶えていく。最後まで生き延びていた鈴木信之は多数の伽椰子に襲われるという末路が描かれている。
『呪怨2』(ビデオ版)の概要
『呪怨2』(ビデオ版)とは、2000年に東映ビデオから販売されたホラービデオ作品であり、『呪怨』(ビデオ版)の続編にあたる。正式名称は『呪怨2 ビデオオリジナル版』。監督・脚本は清水崇。口コミでその怖さが評判となり、後に劇場版も制作された。この作品は『劇場版 呪怨』の前日譚にあたる。
『呪怨』(ビデオ版)では全ての発端である佐伯剛雄が起こした殺人事件を中心に話が進んだが、今作では事故物件を扱った不動産屋である鈴木達也を中心に話が進んでいる。達也は佐伯伽椰子が殺された現場である家を北田夫妻に売っただけでなく、自身が息子と共に引っ越した家が小林真奈美が殺害された現場だったため、二重に佐伯剛雄が事件を起こした家と関与している。必然的に、達也に事故物件をみてもらうよう頼まれた妹の響子も両方の家と関わってしまう。元佐伯家においては危険性を瞬時に察知して兄に忠告できた響子だが、兄の自宅もまた事故物件であったために狂死してしまう程の恐怖に襲われることになる。達也の息子の信之は、家族が次々と伽椰子の呪いで死んでいく中で1人生き延びるが、最後には多数の伽椰子に追われるという恐怖を味わうことになる。
伽椰子や俊雄の霊は元佐伯家に足を踏み入れた人間だけでなく、その家の存在すら知らなかった鈴木達也の両親の元にも現れ、彼らの命も奪っている。伽椰子がもたらす恐怖の伝播は止まることを知らず広がっていく。
『呪怨2』(ビデオ版)のあらすじ・ストーリー
佐伯剛雄の殺人
小学校教諭の小林俊介(こばやししゅんすけ)は、受け持つ児童の中で佐伯俊雄(さえきとしお)の家庭訪問だけが終わらないことに困っていた。結局、保護者との連絡がつかないままに訪問した佐伯家で、家に1人で居た俊雄と親の帰りを待つことにする。家の中は荒れ果てており、俊雄の体には痣や生傷があることを小林は不審に思う。
風呂場では両手が血塗れになる幻覚を見、誰かと会話をしている俊雄の声を聞いて彼の様子を見に行っても、俊雄は1人で絵を描いていたりと不気味な現象に襲われる。
俊雄の母である佐伯伽椰子(さえきかやこ)の声に「小林君」と呼ばれ導かれるように入った部屋で、小林は伽椰子の日記を見つける。それは伽椰子が小林をストーキングしていたことを詳細に書き綴った異様な日記だった。更には伽椰子の他殺死体も発見してしまう。
俊雄を連れて家から出ようとする小林の携帯に電話がかかってくる。それは俊雄の父である佐伯剛雄(さえきたけお)からであり、小林の妻子を殺したことを告げる内容だった。へたりこむ小林の横で俊雄が携帯で母親と会話をし始める。俊雄が見上げる先に居たのは、階段を這いおりてくる伽椰子の姿だった。
小林に電話をした後、外をふらふらと歩く剛雄に道端に積まれたゴミ袋から伸びてきた伽椰子の腕が襲い掛かる。
もう1つの呪われた家
霊感が強い鈴木響子(すずききょうこ)は、不動産屋を営む兄の達也(たつや)に事故物件を見てもらえないかと頼まれる。その家は住んでいた人間が全員、死んだり、行方不明になったりしていた。ただでさえ変な噂が立っているのに、御祓いなどをすれば余計に噂がひどくなるので、響子に見てほしいのだという。
その家に住んでいた村上家の人間は母親と娘が死亡し息子は行方不明、父親は入院していると説明されるが、響子は「ここで死んでるの、その2人だけじゃない」と察知する。
2階で目の前を通り過ぎる伽椰子の霊を見た響子は「ここ、私なんかじゃどうにもできない」と達也に告げ、この物件を斡旋する際には客に清酒を飲ませること、その味に異変を感じた客には絶対仲介してはいけないことと忠告する。そして逃げるように家を飛び出していった。
後日、達也から電話で家が売れたという話を聞き「客にきちんと清酒を飲ませてみたのか」と確認したら、達也は「大丈夫。飲ませてみたから」と答えたのだった。
その後、響子は信之(のぶゆき)の様子がおかしいから様子を見てくれないかと達也に頼まれる。達也は最近離婚をし、息子の信之と団地に引っ越したばかりだった。
その頃信之は部屋でテレビを見ていたが、次第に画面が荒れていき、思わず後ずさる彼の肩を誰かが掴んだ。
家の事が気になった響子は様子を見に行くが、窓辺に立つ北田良美(きただよしみ)の様子に恐怖を感じる。知人の佐藤(さとう)に家のことについての調査を頼んだところ、彼から「その事件はやばいよ」と言われ「鈴木さんは死なないでね」と資料を渡されたのだった。
資料を読んだ響子は、あの家で村上家の人間以外にも小林という教師が死んでいることと佐伯家の事件を知る。不動産屋に行き事務員に資料を託した響子は信之の元へ向かう。彼らの引っ越した部屋は、かつて小林夫妻が住んでいた部屋であり、小林真奈美(こばやしまなみ)が殺害された現場でもあった。
響子はテレビの前に倒れている信之の元に駆け寄るが、その時、隣人の橋本が女の悲鳴と赤ん坊の泣き声が聞こえたと言って訪ねてくる。
橋本を追い返した響子と達也は、佐伯剛雄(さえきたけお)が小林真奈美を殺害し、お腹から赤ん坊を取り出す場面を目撃する。振り返り自分達に近寄ってくる剛雄の姿を見て響子は気絶してしまった。
達也も響子が届けた資料を見て、自分の引っ越した家が事故物件だったと知る。
伽椰子に襲われる鈴木家
小包を受け取った北田良美(きただよしみ)は、中に入っていた伽椰子の日記と俊雄の描いた絵を目にした途端に表情が変貌する。そのまま朝食を摂っている洋(ひろし)のところへ行くと、メニューに文句を言う彼をフライパンで撲殺した。そして1人で何事もなかったかのように朝食を食べるのだった。
信之は祖父母の家で、人形を抱いて体を激しく揺らし続ける響子をぼんやりと眺め続けていた。信之と共に佐伯剛雄の犯行を目撃した響子は、気絶から目覚めた時には発狂していたのだ。祖母のふみは響子を医者に診せるべきと言うが、祖父の泰二(たいじ)は「医者に診せて治るようなもんじゃねえ」と告げる。実は泰二も今まで誰にも言わなかったが、響子と同じく霊感があったのだ。
達也から引っ越し先が事故物件だったことを聞いた泰二は「響子だけの問題じゃねえ。今直ぐ帰ってその家をなんとかしろ」と告げて達也を家に帰す。
その矢先、達也の携帯に鈴木不動産で働いている事務員から「響子さんが店に来ている」という連絡が来る。ありえない事態に動揺する達也だが、そのまま北田家へ向かう。そして事務員が再び応接スペースを覗いたとき、そこには誰も居なかった。
北田家を訪ねた達也を良美がにこやかに出迎える。俊雄の描いた絵が置いてあることに驚く達也だが、良美は普通に世間話を続けていて変な様子は全くない。しかし達也が俊雄の絵について尋ねようとした時から良美の様子が急変する。俊雄の絵を「うちの子が描いたんです」という良美は深く俯いていて表情が窺い知れない。
その頃達也の実家では、ふみが高笑いを上げながら倒れ、泰二は床下から顔を出す不気味な白い少年を目撃していた。
絵に続き、日記を見つけた達也に良美が俯いたまま近づいてくる。部屋には何時の間にか猫の鳴き声をあげる真っ白な少年が居た。へたりこむ達也に寄せられた良美の顔はすっかり変貌してしまっていた。
揺れ続ける響子を見ていた信之だったが、祖父母の遺体に微塵も興味を示すことなく玄関へと向かう。
警察にも向かう伽椰子の呪い
村上柑菜が変死した事件を担当していた刑事の神尾(かみお)と飯塚(いいづか)は、急に退職した吉川(よしかわ)の家を訪問するも、吉川の妻に追い返されてしまう。帰りがけに縁側にいる吉川の姿を目にするが、彼はすっかり精神を病んで変わり果てた姿になっていた。
神尾は飯塚に、佐伯剛雄が殺人を行った家の関係者は鈴木信之以外全員が死亡、もしくは行方不明になっていると告げる。それは事件後に入居した村上家と北田家の人間だけに限らず、不動産屋の鈴木とその家族、中学や高校の教師や学生にまで至っていた。飯塚は行方不明者の中に犯人がいるのではないかと意見を述べるが、そんな飯塚に神尾は「それを調べていた吉川さんはあのとおりだ」と告げる。そして吉川が持っていたという写真を見せる。それはあの家に入居する前と後の北田良美を撮った物であり、あの家に入居してからの彼女は佐伯伽椰子に似てきていた。
神尾はこの一連の事件から降りると言い、飯塚にも手を引くように忠告する。
しかし時既に遅く、飯塚を呼びに来た婦警は彼の手にある写真の女性・伽椰子が訪ねてきていると言い、急に錯乱した神尾が座り込んだ椅子の下からは伽椰子が顔をのぞかせていた。
そして吉川の妻も天井に浮かび上があがる伽椰子の顔を見て悲鳴を上げたのだった。
雨の中現れた大量の伽椰子
クラスメイトが賑やかに教室の掃除をしている中で、信之はぼんやりと雨が降る校庭を眺めていた。その時、校庭に伽椰子の霊が現れ、窓を開けて教室へ入ってくる。気付けばクラスメイト達は全員姿を消していた。校内を逃げ惑う信之だが、階段の下からも伽椰子が現れる。教室の隅にうずくまる信之を間近から見つめる伽椰子の他にも、外には窓にへばりつく伽椰子たちや不気味な呻き声をあげる伽椰子たちがいた。
エピローグ
あの家には空き物件であることを示す不動産会社の幟が立っていた。しかし中からは複数の女子高生たちの声が聞こえてくる。どうやら肝試しをしているらしい彼女たちは家に残されていた清酒を見つけ、興味本位で口にしてしまう。あまりの不味さに辟易する彼女たちだったが、そこに猫の鳴き声が響き渡る。
『呪怨2』(ビデオ版)の登場人物・キャラクター
主要登場人物
鈴木響子(すずききょうこ/演:大家由祐子)
霊感が強い女性。不動産屋を経営する兄・達也の頼みで事故物件の様子を見に行くが、自分ではどうにもできないと対処法だけを兄に伝える。
最近様子がおかしいらしい甥の信之に会いに行くが、達也・信之親子が住んでいる家は小林真奈美殺害事件が起こった事故物件だった。そこで佐伯剛雄が小林真奈美を殺害する現場を目撃した末に発狂し、信之とともに実家に引き取られる。実家でも様々な心霊現象が起こり、両親と共に死亡する。
鈴木達也(すずきたつや/演:芦川誠)
鈴木不動産の経営者。管理している事故物件に変な噂が立ったため、霊感が強い妹の響子にその物件を見てもらった。妹から警告されていたにも関わらず、安易に北田夫妻に売却してしまう。離婚したために息子の信之と2人で引っ越した先は、元は小林夫妻が住んでいた団地の部屋である。小林真奈美の殺害現場である事故物件なため、二重に佐伯家の事件と関わっている。
様子のおかしい信之の様子を見てくれるよう響子に頼んだが、心霊現象に巻き込まれた響子は発狂し、響子と信之は達也の両親の元に引き取られる。
訪問した北田家で伽椰子そっくりに変貌した北田良美に襲われる。
北田良美(きただよしみ/演:藤井かほり)
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【朝ドラ】NHK連続テレビ小説あまちゃんのキャスト情報まとめ【のん、小泉今日子ほか】
2013年に放送されていたNHK連続テレビ小説の『あまちゃん』。岩手県出身の海女・天野アキを中心にして巻き起こる様々な騒動を描いた、ヒューマンドラマだ。この作品ではアキを演じた能年玲奈(のん)や、母親役の小泉今日子、また母親の若いころを演じた有村架純など豪華キャストの出演でも話題となった。本記事では『あまちゃん』に出演していたキャストの情報をまとめて紹介する。
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目次 - Contents
- 『呪怨2』(ビデオ版)の概要
- 『呪怨2』(ビデオ版)のあらすじ・ストーリー
- 佐伯剛雄の殺人
- もう1つの呪われた家
- 伽椰子に襲われる鈴木家
- 警察にも向かう伽椰子の呪い
- 雨の中現れた大量の伽椰子
- エピローグ
- 『呪怨2』(ビデオ版)の登場人物・キャラクター
- 主要登場人物
- 鈴木響子(すずききょうこ/演:大家由祐子)
- 鈴木達也(すずきたつや/演:芦川誠)
- 北田良美(きただよしみ/演:藤井かほり)
- 小林俊介(こばやししゅんすけ/演:柳ユーレイ)
- 佐伯家の人間
- 佐伯俊雄(さえきとしお/演:小山僚太)
- 佐伯伽椰子(さえきかやこ/演:藤貴子)
- 佐伯剛雄(さえきたけお/演:松山タカシ)
- 鈴木家の人間
- 鈴木信之(すずきのぶゆき/演:郭智博)
- 鈴木泰二(すずきたいじ/演:水村泰三)
- 鈴木ふみ(すずきふみ/演:松風はる美)
- その他の登場人物
- 北田洋(きただひろし/演:翁華栄)
- 小林真奈美(こばやしまなみ/演:優恵)
- 吉川(よしかわ/演:でんでん)
- 神尾(かみお/演:諏訪太朗)
- 飯塚(いいづか/演:芹澤礼多)
- 佐藤(さとう/演:石川健太)
- 橋本(はしもと/演:冬雁子)
- 直輝(なおき/演:市原隼人)
- トシ(とし/豊留章裕)
- 薫(かおる/演:米澤史織)
- 絵美(えみ/演:宮崎真汐)
- 吉川の妻(演:しみず霧子)
- 配達員(演:ダンカン)
- 事務員(演:斎藤繭子)
- 『呪怨2』(ビデオ版)の用語
- 呪怨
- 伽椰子の日記
- 『呪怨2』(ビデオ版)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 数々の心霊現象に巻き込まれた末に発狂する響子
- 鈴木泰二「早くしないと自分ももってかれるぞ」
- 関与した人たちを全て襲う伽椰子
- 増殖する伽椰子
- 『呪怨2』(ビデオ版)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『劇場版 呪怨』への繋がりを示唆するエンディング
- 俊雄を殺害した真犯人は伽椰子