め組の大吾(FIRE BOYS)のネタバレ解説・考察まとめ

『め組の大吾』は1995年から1999年までの約4年間、曽田正人が週刊少年サンデーで連載していた消防士の物語である。マンガの他、2004年にフジテレビでドラマ化された。主な内容は、不良に近かった朝比奈大吾が、消防士になり同僚や上司、先生や助けた人などに刺激を受けてレスキュー隊員へと破天荒ながら活躍の場を広げていく様子が描かれている。元不良らしい考え方と行動力の大吾とともに、優等生である甘粕のコンビが魅力を後押ししている。また、火災や事故現場の臨場感などが読み手を引き付ける。

『め組の大吾』の概要

『め組の大吾』とは、1995年から『週刊少年サンデー』で連載が開始され、1999年まで約4年続いた曽田正人の漫画である。単行本は全20巻。1999年には『め組の大吾 火事場のバカヤロー』としてアニメ映画化、2004年にはドラマ『FIRE BOYS~め組の大吾~』がフジテレビで放送された。2020年からは『月刊少年マガジン』にて続編『め組の大吾 救国のオレンジ』の連載が開始された。

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受賞歴として1996年には第42回小学館マンガ大賞、1998年に第2回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に選ばれている。また同年には主人公の朝比奈大吾が東京消防庁のイメージキャラクターに選ばれた。ドラマ人気も後押しして、消防官の採用倍率が跳ね上がった。
子供の頃からの夢を叶えて消防士の道を歩み始めた朝比奈大吾(あさひなだいご)は、通称「め組」と呼ばれるめだかヶ浜派出所に配属される。消防士たちから伝説と称される五味俊介(ごみしゅんすけ)所長を筆頭に精鋭揃いの仲間に刺激を受け、火災や災害の恐怖と戦いながら、大吾は消防士として成長していく。現場では常に人命救助を優先して動くせいで、幾度となく命令違反や規律違反を繰り返し問題児とみなされてしまう。しかし、驚異的な危機察知能力と要救助者を見つけ出す鋭い勘のおかげで奇跡的に、多くの命を救う。正反対のタイプの消防士でありながら、大吾のライバルである甘粕士郎(あまかすしろう)と切磋琢磨していく姿や相棒としての行動、自分の夢を思いださせてくれた恩師、落合静香(おちあいしずか)との恋愛の行方も、この作品の見どころの一つである。

『め組の大吾』のあらすじ・ストーリー

新米消防官・朝比奈大吾

子どもの頃に家が火事になり、自分を救助してくれた消防士に憧れていた朝比奈大吾。夢を忘れ荒れた高校生活を送っていたが、恩師・落合先生に会いかつての夢を思い出す。高校3年の夏からの猛追で無事消防試験に受かり、めだかヶ浜派出所に配属された。火のない現場で消防士がいかに危険と向き合う仕事かを感じて腰を抜かすが、派出所でのんびりしていた同僚が一変し、勇敢な姿を見せる仲間に助けられる。大吾も自分を奮い立たせ、立て続けに起きた母校の火事現場で要救助者を発見し「消防士」としての一歩を踏み出した。
その後も高速道路の事故やビル火災、慰安旅行での火事など様々な現場に立ち向かう。第6感を研ぎ澄まし、驚異的な危機回避能力と俊敏な判断力で多くの人を救助する。しかし、自分の危険を顧みないため、現場を重ねる度に怪我が増えていく。

大吾の成長

レスキュー試験

想像を超える救出内容は、何度も出場を繰り返すうちに大吾の英雄伝として消防士の間で話題になっていく。そんな折、タンクローリーの事故現場で頭上から降ってきたオイル数的に疑問を持ち、単身屋上に乗り込んだ大吾。そこで目にしたのは、支柱部分が壊れ真下のタンクローリーに落下しそうなクレーン車だった。メキメキと音を立て今にもバランスを崩す大型クレーン車に、大吾は近くにあったフォークリフトのケーブルを巻きつけて綱引きを試みる。上空をホバリングしていたレスキューに助けを求めるも一刻の猶予もなく、落ちかけたクレーン車の大惨事を止めるために大吾は巨大な穴に落下した。寸でで倒れる方角を変えることに成功し、他の誰も気付かぬうちに大吾の力ひとつで難を回避した。それを目撃したハイパーレスキューの神田がとても自分ではなしえない救助方法をとった大吾にブチ切れ、「てめえみてーな欠陥商品とても使えねえ」と文句を言った。その一言によって闘争心に火が付いた大吾は、レスキューへの道を歩む決意をした。
レスキュー試験は、徹夜で走り回った山火事の直後だった。第一試験の最初の二種目で最後は弱気になり、最下位になってしまう。しかし続く第三種目の「平衡感覚のテスト」から現場の間隔に陥り覚醒。圧倒的なタイムで1位になった。その後も高得点を叩き出し、最終種目の1500m走は「一番早く終わればいい」と考えて最初から全力疾走するという前代未聞の走り方をする。その姿は同期でライバルの甘粕に火をつけ、「おれ達もヤルしかないのか」と他の受験生たちも巻き込む壮絶なレースとなった。上官の評価は分かれたが、大吾に可能性を感じた上官には「お前のような奴こそオレンジを着るべきなのかもしれん」と言わせたのだった。

千国沖国際空港火災

銃の形をした消火システムの新兵器、インパルスが導入され大吾が扱うようになった。しかし使用の距離が近かったこともあり、出場した駐車場火災で爆発に巻き込まれ火だるまになってしまった。復帰後の千国沖国際空港建設の現場で「気持ちは前に行こうとしているのに、カラダがどうしても」と炎へ近づくことができず、火への恐怖心を感じてしまうようになっていた。消火活動で戦力にならなかった大吾だったが、無線から五味所長が要救助者とともに崩落に巻き込まれたと知ると、恐怖心と戦いながら「おれがいかなきゃ」とガスが充満している地下パイプに単独で突入していった。充満していたガスを酸素ボンベで中和するという機転で、閉じ込められていた場所からの脱出に成功する。しかし、ガスの警報が鳴るマンホールの中で酸素ボンベがつきかけ、意識が朦朧とする。その中で、昔体験した炎の中にいる子どもの自分の幻影を見る。ずっと「なんでメチャクチャな救助をするんだろう」と疑問に思っていた大吾は、自分が必死になって危険を顧みず救助しているのは、幼いころの自分だったことに気付く。さらに五味所長も自分のところに現われた大吾が「要救助者三名確保」と言ったことで自分を所長ではなく要救助者として、相手がだれであろうと即座に命をかけられる資質があることに気が付く。「得難い才能なのだ」「死なせてはならん」と五味所長も思うが二人とも上らなければならないマンホールの梯子の下で力尽きる。そこに現われたのが甘粕だった。大吾から引き上げるが、大吾はしっかりと五味所長を掴んでいた。三人が地上に出た瞬間、火の粉がマンホール内に入り大爆発を起こしたが、救助は成功、無事に生還し消防士たちは歓喜した。
重大な規則違反をした大吾は自ら忍足ミキ(おしたりみき)消防指令補に階級章を渡す。その後、運ばれる救急車の中で大吾は「要救助者も五味さんも助かった」「おれはやったぞ」と涙ながらに両手でガッツポーズをした。

大切な人を守るため

ハイパーレスキューへの選抜

千国沖国際空港火災で入院している大吾に、ハイパーレスキューの神田が階級章を持って会いに来た。辞表替わりかとの問いにうなずく大吾に対し、神田は消防という組織では現場で起こる予測不能な出来事への対応に無理があることや、消防官全員が大吾のようだったらどんなにいいだろうと個人的な本音を漏らした。一番認めたくない相手に、感情を押し殺してでもそのことを伝えようとする神田の気迫に大吾は驚いていた。さらに神田が「消防起動救助隊(ハイパーレスキュー)…甘粕と貴様を推薦しておいた」と階級章を大吾に投げつけていく。階級章を握りしめ「6歳のあの日から人命救助(レスキュー)はきっとおれの運命」と思いを馳せた。
2人とも、ハイパーレスキューの説明会に出席はしたが、甘粕はその後ハイパーレスキューを辞退した。甘粕の理由は「支える側になるんだという誇りがあった」しかし千国沖国際空港の現場で激昂した自分が「組織もルールもクソくらえと思ったことで、朝比奈大吾と同じ支えられる側」だと気付いてしまった。「自分で考えていた自分と違ってしまった」ことで理想の姿と本心の葛藤に悩んでいた。大吾に「お前のせいだ。これ以上伝染(うつ)さないでくれ」と言った事で2人は喧嘩別れすることになった。

スマトラ島での救助活動

大吾がハイパーレスキューの研修に参加している頃、落合先生は昆虫の研究者になるために大学生になり、調査隊の一員として教授に同行、スマトラ島へ発った。そこで山火事に巻き込まれ、現地の人を逃がすために行方不明になってしまう。大吾は大学に電話して一行と連絡が取れないことを知り、ニュースでもスマトラ島の森林火災と行方不明の一報が伝えられた。インドネシア政府の要請があれば日本の消防も出場するが、それは早くて10日後と聞いた大吾は、一人でも助けに行くため夜中にめだかヶ浜派出所からインパルスを盗み出し警察に捕まってしまう。それでも「俺なら10日もあれば落合先生を連れ帰ってみせるのに」と熱い思いをさらに燃やしていた。再度インパルスを盗み出そうとした時、退院したばかりの五味所長が現われ「持って行け」とインパルスを手渡された。それには、「おまえと同じことを考えるだろうからな」という五味さんの想いがあった。
空港で荷物検査を受ける大吾だったが、インパルスを危険物とされ空港警察を呼ばれる大騒ぎになった。「おれが助けに行かなきゃ」と怒鳴る大吾のもとに許可証を持って現れたのは甘粕だった。その場で帰るつもりが、空港の使用方法も現地への行き方も分からない大吾のそれでも行こうとする姿に「オレ破滅に向かってる」と不本意ながらも自ら案内役をかって出た。その後、千国市消防局での国際緊急救助隊会議で五味所長は、国際緊急救助隊の指揮官を引き受けると、自分の判断で朝比奈と甘粕を先に行かせたと告げて、二人の問題行動はお咎めなしになった。

スマトラ島に着いた大吾は、甘粕と現地の消防士バンジャルと行動を共にしていくが「この男にはフンイキがない。半人前じゃないか」と信用されなかった。しかし、ホット・スポットから煙があがり、言葉の違うバンジャルの言った事を理解するなど大吾の様子が変わってくる。2人を崖下に投げ落とした直後に崖崩れが発生、難を逃れた大吾はその才能を発揮していく。同じ崖崩れに落合先生も避難民と一緒に巻き込まれそうになったが、間一髪逃れていた。しかし、消火にきたヘリコプターの放水で起きた熱い蒸気に襲われてしまった。「落合先生なら、逃げているはず」と信じた通り、大吾は直後に避難民を発見するが、落合先生はみんなを助けるために行方不明となっていた。大吾は落合先生を助けに行こうとするが、甘粕とバンジャルだけでは全員の救助は難しく「身内は…一番後回しだ」と苦渋の決断をする。それは落合先生を助けにきた大吾の中でも消防士としての使命感であった。各々数人を担いだり背負ったりして救助する中で、大吾は背中の子供に日本語で「自分の大切な故郷は自分で守るんだ」と熱い思いで語る。それは常にある大吾の本音であり、異国の言葉でも子どもは決意した表情で頷いた。
一方、崖を滑り落ちた落合先生は疲労と怪我で一歩も動けず弱気になっていた。ぼんやりした意識の中で大吾に一目会いたかったと自分の気持ちに気付き、伝えたいと感じる。そこへ、崖の上から落合先生を発見した大吾が現われた。「好きな女が泣いてたら、どこだろうと飛んでくるもんだろ!」と二人は固く抱きしめあった。しかし、喜びと感動も束の間、落合先生は頭を怪我して意識朦朧となり、周辺の森は炎に包まれてしまっていた。それでも大吾は諦めず落合先生を4WDに乗せ、大吾が後ろから車体を押すことで山から下ろそうとする。積まれていた予備ガソリンを発見した大吾は、自分が乗ることを諦め、車を使って落合先生を救助することを選択する。
360度炎に囲まれ、ガソリンタンクとインパルスの水も尽き絶体絶命の中、それでも大吾は正面から炎と向き合うために立ち上がった。6歳の時から炎は敵だったが、燃やす側になってもいいだろ「ガンガン燃えろー」とガソリンタンクを炎の中に放り投げ、急激な爆発的燃焼を起こさせた。大吾だから思いついた消火法で助かったところを、甘粕がヘリコプターで救助する。2人の信頼関係があったからこそできたスマトラ島での最後の救助活動だった。

世界最高のレスキュー隊員

大吾のその後

数年後、落合先生と結婚し、子どもができた大吾は娘の萌(もえ)のため育児休暇をもらって学会の付き添いでアメリカにいた。その頃、アメリカでは地下鉄の地盤崩落事故が起きており、ハイパーレスキューの救助隊として神田と甘粕が参加していた。そこで伝説の救助隊員として有名になっていた「ダイゴ・アサヒナ」コールが起きる。大吾は迎えにきた甘粕と現場へ向かう中、危険な現場から離れてホッとしている反面、本当は必要とされたい気持ちもあることを認めて涙を流す。
現着後、大吾は斧をふるって何日も手を出せなかった救助の突破口を開く。そのアイディアはクレイジーとアメリカのレスキューを驚かせるものだった。世界各地で救助の奇跡を起こした大吾の活躍は、甘粕の信頼とサポートがあって実現されることで二人のA(エース)と認められ、その功績に喝采を浴びる中、2人は「オソロしかった」「おれもだ」と本音で語り合える仲になっていた。
消防士に祝福はない。本当は消滅することを望まれている才能。ハイパーレスキューを抜けようと思っていた大吾だったがそれでも「オレはやっぱりお前と仕事したい」と甘粕に望まれて、日本で千国ハイパーレスキューに復帰することを決意した。

新・千国市消防局

大吾が日本に戻るとめだかヶ浜派出所は取り壊され、新しい千国市消防局本部の建設予定地となっていた。忍足消防司令補は、自身が推進してきた「千国市災害対策プロジェクト」の功績によって消防司令長に抜擢。同僚が恐れる中、消防士になった近藤が負けじと忍足消防司令長の元で働き始める。
千国市消防局新局長就任式は、懐かしい顔ぶれがそろい、大吾もはしゃいだ。みんなの期待で溢れた眼差しの中、五味所長が現われた。凛々しい消防官としての姿から「たい焼きとか甘い物が好きです」「ミナサンの好きなものは何ですか?」と五味所長らしい演説で驚かせながらも「住む人間(ひと)が好きなことに情熱(エネルギー)の全てをかたむけられる。そんな千国市にしよう。めでたい街に!!」と熱い言葉で参列者を沸かせ、物語は幕を閉じた。

『め組の大吾』の登場人物・キャラクター

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彼らが本気で編むときは、(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『彼らが本気で編むときは、』とは、家族の在り方やLGBT差別の問題について扱った、萩上直子監督のオリジナル脚本によるハートフル映画である。物語は、小学生のトモの母親が家出をしてしまうところから始まる。トモは母が帰ってくるまで面倒を見てもらおうと、叔父であるマキオの元へ向かうが、マキオは恋人であるトランスジェンダーのリンコと一緒に住んでいた。トランスジェンダーであるリンコにとまどうトモだったが、リンコの優しさやリンコを取り巻く人々との触れ合いを通して、心を開いていくストーリーとなっている。

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新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。

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舞妓Haaaan!!!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

舞妓Haaaan!!!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『舞妓Haaaan!!!』とは、宮藤官九郎が脚本を手がけたコメディ映画である。主人公の鬼塚(おにつか)は舞妓の美しさに魅了され、お茶屋遊びにあこがれていた。しかし京都の茶屋はどこも「一見さんお断り」のため、鬼塚はツテを頼ってなんとか茶屋に入ろうとする。そして贔屓の舞妓・駒子(こまこ)やライバルの内藤(ないとう)、元カノの富士子(ふじこ)等、周りの人物を巻き込みドタバタ劇が繰り広げていく。この作品は鬼塚という舞妓へ異常な執着を持った強烈キャラが、日常を忘れて大笑いさせてくれる映画になっている。

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百万円と苦虫女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

百万円と苦虫女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『百万円と苦虫女』とは、ひょんなことから前科持ちとなってしまい、実家にも居づらくなったフリーター・鈴子が、百万円を貯めては場所を転々し、様々な経験や人との出会いを通して成長していく様子を描いた青春ロードムービーである。2008年7月19日に日本で公開され、興行収入は3億円、観客動員数は19.7万人を記録した。『百万円と苦虫女』の功績が認められ、監督のタナダユキは第49回日本映画監督協会新人賞を、主演の蒼井優は2009年に芸術選奨新人賞を受賞した。

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トリック(TRICK)のネタバレ解説・考察まとめ

トリック(TRICK)のネタバレ解説・考察まとめ

『TRICK』とは、テレビ朝日系列で放送されたミステリードラマ。2000年にシーズン1、2002年にシーズン2、2003年にシーズン3が制作・放送された。シーズン1と2は深夜帯の放送にも関わらず人気は絶大で、テレビドラマの放送が終わった後もスペシャルドラマや劇場版が制作され、実に14年も続いた。マジシャンと物理学者の男女バディが、インチキ霊能力者のトリックを暴き、事件を解決に導くストーリー。ゆるくコミカルな場面とシリアスな展開のギャップが魅力的なドラマである。

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東京男子図鑑(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

東京男子図鑑(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『東京男子図鑑』とは、月刊情報誌の東京カレンダーのサイト内で11回に渡り連載された小説。竹財輝之助を主演に日中共同制作のテレビドラマ化され、2019年には中国をはじめとするアジアで先行配信が行われた。日本では2020年に関西テレビ放送で放送された。慶應義塾大学へ入学することをきっかけに千葉から上京した佐東翔太(さとうしょうた)が、東京で生活しながら仕事、金、女性関係に奮闘しながら年齢を重ねていく半生を描いた物語。

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オレンジデイズ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

オレンジデイズ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『オレンジデイズ』とは、2004年にTBS系列で放送されていた日本のテレビドラマ。妻夫木聡演じる大学4年生の結城櫂(ゆうきかい)と、柴咲コウ演じる病気で聴覚を失った萩尾沙絵(はぎおさえ)のラブストーリーを軸にした若者たちの青春ドラマである。病気で心を閉ざしてしまった沙絵が、櫂の優しさに心を開いていくストーリーが感動を呼んだ。数々のヒット作を生み出してきた北川悦吏子が脚本を手掛けている。

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のぼうの城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

のぼうの城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『のぼうの城』とは、和田竜の日本の歴史小説を元にして2012年に公開された映画である。犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。主人公の長親(ながちか)は忍城(おしじょう)城代の息子である。関白秀吉の家臣である三成によって、忍城は開城を迫られていた。しかし長親は世の理不尽に真っ向から対抗するため、三成に相対する。長親は周りの力を借り、ついには三成軍を退けることになった。この作品は時にはしんみりしつつも、長親という「でくのぼう」の奇策によって観た人を気分爽快にさせる歴史映画となっている。

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50回目のファースト・キス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

50回目のファースト・キス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『50回目のファースト・キス(映画)』とは、本国アメリカのみならず世界中で大ヒットとなったロマンチック・ラブコメディである。記憶障害という難病をテーマに切なく涙かせるシーンもありながら、集結したコメディ俳優たちがハワイを舞台にナンセンスながらクセのあるギャグで始終笑わせてくれる。 二人が揃ってメディアに登場すると今だに大きな話題となるアダム・サンドラー×ドリュー・バリモアの最強コンビの抜群の信頼関係が、最高の映画製作に影響を与えヒット作へと導いている、今もなお根強いファンが多い傑作である。

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ネメシス(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ネメシス(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ネメシス』とは日本テレビ系列で2021年に放送された探偵事務所が舞台のミステリー・エンターテインメントドラマである。舞台は横浜にある小さな探偵事務所ネメシス。新たに看板探偵となった風真は、天才的な推理力を持つ助手アンナに助けられながら難事件を解決してゆく。2人の上司・栗田は行方不明になったアンナの父を探しながら、20年前の事件を追っていた。広瀬すず演じる”天才助手”美神アンナと、櫻井翔演じる”ポンコツ探偵”風真尚希の凸凹バディが、ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決してゆく。

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勇者ヨシヒコと魔王の城(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

勇者ヨシヒコと魔王の城(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『勇者ヨシヒコと魔王の城(ドラマ)』とは、テレビ東京系で放送されたコメディドラマである。シュールでコミカルなストーリーで、個性的なキャラクターが話題を呼んだ。毎話登場する豪華ゲストも話題である。ある村の青年ヨシヒコがひょんなことから勇者として薬草を探す旅に行くことになり、その旅の途中で仲間を増やしていく物語である。ゲーム『ドラゴンクエスト』をもじった作品でもあり効果音やアイテム等も登場しファンを沸かせた。その人気から後に続編も公開された。

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コンフィデンスマンJP(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

コンフィデンスマンJP(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『コンフィデンスマンJP』とは、2018年4月9日〜6月11日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21時から「月9」枠で放送された。主要キャストが全員詐欺師となっている。11年ぶりに「月9」の主演に抜擢された長澤まさみが、ダー子を演じる。他に、「月9」初出演の東出昌大はボクちゃん、ベテラン俳優の小日向文代はリチャードを演じる。古沢良太脚本としては、初の"コンゲーム"をテーマとした、痛快エンターテインメントコメディー作品。毎話豪華ゲストを相手に、奇想天外で壮大な騙しあいバトルが見どころである。

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